トップ選手の用具は高い!
言わずもがなですが、高いですよね。本日は、トップ選手たちが愛用するラケットで最も多いと言われるAryrate Carbon(アリレートカーボン、ALC)に着目して、提案させていただきます。
トップ選手の用具に近い、安い用具を探せ! ③
Timo Boll(ティモ・ボル)選手
ティモボル選手の使用用具 ラケット: Timo Boll ALC(ティモボル ALC) フォア: Dignics 09C(ディグニクス09C) バック: Dignics 09C(ディグニクス09C)
ティモボル選手の使用用具、ディグニクス09Cに近いラバーは正直2020年7月時点でないと感じているので、ティモボルALCと近いラケットを挙げさせていただきます。
Timo Boll ALCに近いラケット
ティモボルALCは次のようなスペックになります。
Timo Boll ALC(ティモボルALC) / Butterfly(バタフライ) ・ブレード面積: 157× 150 mm ・板厚: 5.8 mm ・ラケットタイプ: アウターALC、ALC+5枚合板 ・価格: 18,000円 + 税
名作と言われる、アウターにALCを配した板薄系のラケットになりますね。類似のバタフライのラケットをまずは挙げさせていただきますね。決して安くはないです。
Zhang Jike ALC(張継科ALC) / Butterfly(バタフライ) ・ブレード面積: 157× 150 mm ・板厚: 5.8 mm ・ラケットタイプ: アウターALC、ALC+5枚合板 ・価格: 18,000円 + 税
見比べるとわかるように、板厚やラケットタイプ、価格までティモボルALCと張継科ALCは同じになります。何が違うのか、一発でわかるのはデザインですね。また選手にとって大きく差が出る違いはグリップにあります。後述します。
Lin Gaoyuan ALC(林高遠ALC) / Butterfly(バタフライ) ・ブレード面積: 157× 150 mm ・板厚: 5.8 mm ・ラケットタイプ: アウターALC、ALC+5枚合板 ・価格: 18,000円 + 税
林高遠ALCもほぼ同じですね。2020年ベストギアオブザイヤーのシェークハンド部門グランプリになります。おそらく、林高遠ALCは張継科ALCに相当近いと思うのですが違いは調査中になります。
Viscaria(ビスカリア) / Butterfly(バタフライ) ・ブレード面積: 157× 150 mm ・板厚: 5.8 mm ・ラケットタイプ: アウターALC、ALC+5枚合板 ・価格: 25,000円 + 税
あまりの人気のために、廃盤となっていたのに再販となったのがビスカリアになります。過去の販売価格は10,000円+税なのになぜ、2.5倍も高騰したのか汗。非常に名作でトップ選手が未だに愛用しているため、これからも人気が続くと思われます。
基本的には、ほぼどのラケットもラケットブレードの構成は同じと言えるでしょう。異なるのはおそらく、グリップ部分のデザインや形、そして内部構造だと思われます。下記に代表的なシリーズの特徴を挙げさせていただきます。
ティモボルシリーズの特徴
・グリップが空洞で先端重心 → 威力が出しやすい!
・角ばったグリップ
張継科シリーズの特徴
・グリップが詰まっていてグリップ側重心 → ブロックや切り返しがやりやすい!
・丸いグリップ
上記のように、非常に細かい感覚的な部分なのですが、違いが生じるので、トップ選手たちはメーカー側に変更をお願いしていると言えますね。我々のような一般ユーザーは、アウターALC系のラケットを購入すると決めたのであれば、デザインで決めて良いと考えます。自分は張継科モデルを使っているので、張継科ALCがスムーズに移行しやすいと思いますが、ビスカリアと林高遠ALCも少し気になりますね。ティモボルALCは持っていませんが、Timo Boll Spirit(ティモボルスピリット、現在は廃盤。ほぼティモボルALCと同じ。)は持っていて、だいたいどのようなラケットかわかっているので、ティモボルALCはそこまで欲しいラケットではありません。でもバタフライさんで買うとハズレはないですが、高いです汗。これだけ人気のラケットブレードですので、もちろん各メーカー、同じようなブレードタイプのラケットを販売しております。
Tornado King Speed(トルネードキングスピード) / Nittaku(ニッタク) ・ブレード面積: 157× 150 mm ・板厚: 5.7 mm ・ラケットタイプ: アウターケブラーカーボン、+5枚合板 ・価格: 18,000円 + 税
ニッタクさんのトルネードキングシリーズは、Double Happiness Shanghai(DHS)のラケット、キョウヒョウ王シリーズを意識したモデルと聞いたことがあります。Tornado King Power(トルネードキングパワー)は同じような名前ですが、インナーになりますし、Tornado Kinng(トルネードキング)は5枚合板になりますので、お間違えのないようにしてください。トルネードキングスピードは板厚5.7 mmと少し板薄でフォアに粘着ラバーを使うことを考えるのであれば、バタフライのラケットよりも相性が良いと思います。高いですけど欲しいですね。
Flyatt Carbon Pro(フライアットカーボンプロ) / Nittaku(ニッタク) ・ブレード面積: 157× 150 mm ・板厚: 5.8 mm ・ラケットタイプ: アウターケブラーカーボン、+5枚合板 ・価格: 8,800円 + 税
いきなり本命のコスパラケットが登場しました。フライアットカーボンプロはまさにティモボルALCと類似のラケットで値段が半額以下のラケットになりますね。ALCに似た特殊素材としてニッタクではケブラーカーボンを使用しています。ALCではないから使わない、と考えずに手に取ってみても良いと思います。
Alnade(アルネイド) / Yasaka(ヤサカ) ・ブレード面積: 157× 150 mm ・板厚: 5.8 mm ・ラケットタイプ: アウターアラミドカーボン、+5枚合板 ・価格: 12,000円 + 税
ヤサカさんの本名はアルネイドになります。1万円を超えますが、完全にティモボルALCを意識したラケットになります。他のメーカーでもALCではなくアラミドカーボンを採用したラケットは多いですが、アラミドカーボンはALCとほぼ同じと考えても良いと思います。
Stradivarius(ストラディバリウス) / XIOM(エクシオン) ・ブレード面積: 157× 150 mm ・板厚: 5.7 mm ・ラケットタイプ: アウターアラミドカーボン、+5枚合板 ・価格: 9,000円 + 税
こちらもかなり本名のコスパラケットになりますね。認知度が増えてきたエクシオンですが、ラケットはあまり使用者がいない印象です。名前からわかるように、未だに人気の素材構成であるティモボルALCやビスカリアのようなラケットを完成したものとみなして、バイオリンのストラディバリウスから名前を冠したと思われます。正直katsuo000は欲しいし買うことを考えておりますね苦笑。ティモボルALCよりも板厚が5.7 mmと0.1 mm薄いのが非常に好印象です。欲しいですね。
Esprit(エスプリ) / DONIC(ドニック) ・ブレード面積: 160× 152 mm ・板厚: 6.0 mm ・ラケットタイプ: アウターアラミドカーボン、+5枚合板 ・価格: 6,800円 + 税
Baum Esprit(バウムエスプリ)という名前でしたが、2020年ではバウムが取れたようです。ドイツのバウム選手のモデルになりますね。板厚は6.0 mmでラケットも縦長になっているのが特徴です。こちらも安いですね!
Original True Carbon(オリジナルトゥルーカーボン) / DONIC(ドニック) ・ブレード面積: 157× 152 mm ・板厚: 5.5mm ・ラケットタイプ: アウターアラミドカーボン、+5枚合板 ・価格: 15,000円 + 税
こちらはOvtcharov True Carbon(オフチャロフトゥルーカーボン)でした。オフチャロフ選手がバタフライと契約になりましたので名前が変更しました。まだショップでは旧名の方が多いと思います。5.5 mmとかなり板薄で値段は少し高いですが、気になって欲しい一本になります汗。
最後に
いかがでしたでしょうか。コスパだけを求めるならおすすめはストラディバリウスですね。少し余裕があるなら、トルネードキングスピードかオフチャロフトゥルーカーボンをオススメしたいです。今後katsuo000も遠い未来ですがストラディバリウスは購入してみて試打したいと考えています。是非みなさんも検討してみてはいかがでしょうか。