mizunoさんのラケットREシリーズを拝見しました
katsuo000も使用したことのある7枚合板シリーズ、mizuno(ミズノ)さんのFortius(フォルティウス)シリーズに新しいラインナップが加わることをパンフレットで知りました。REシリーズとして、今までのFortius FT ver. D(フォルティウスFT ver. D)とFortius FT(フォルティウスFT)それぞれに対応してラケットがラインナップするようです。
・Fortius FT ver. D(フォルティウスFT ver. D)7+2 (Dual Web)play woods
ブレード厚さ:6.4 mm、質量目安:90 g、ブレード面積:158×150 mm
・Fortius FT(フォルティウスFT)7 play woods
ブレード厚さ:6.4 mm、質量目安:92 g、ブレード面積:158×150 mm
・Fortius FT ver. D RE(フォルティウスFT ver. D RE)7+2 (Dual Web)play woods
ブレード厚さ:6.1 mm、質量目安:90 g、ブレード面積:157×149 mm
・Fortius FT RE(フォルティウスFT RE)7 play woods
ブレード厚さ:6.1 mm、質量目安:89 g、ブレード面積:157×149 mm
変更点はなんと、ブレード厚さ、ブレード面積、ということです。パンフレット上では、
・振り抜きやすい設計を追求 ブレードを少し小さくすることで手元に重心を感じやすい設計に。 ・従来品より設計重量で約3 g軽量化 より幅広い層のニーズに対応。 ・ユーザーの声に寄り添ったレンズ 小さくしたに配置することによって、より握りやすいグリップに。
というポイントだそうです。個人的な印象としては、もう別物ラケットだと思ってしまった次第です。合板構成はおそらく
リンバ(1,9) / Dual Web(2,8) / アユース(3,7) / ヒノキ(4,6) / アユース (5)
リンバ(1,7) / アユース(2,6) / ヒノキ(3,5) / アユース (4)
だと思います。で、上板リンバは球持ちがあって詰まった素材なので打球感良く、威力のあるボールが出せると想像します。しかしながら、ブレード面積が若干狭くなるだけでなく、ブレード厚さが薄くなるので、扱いやすいと思いますが飛距離や威力が、元祖フォルティウスFTおよびver. Dと比較して、出なくなりそうな印象ですね。6.1 mm設計の7枚合板系ラケットはkatsuo000はあまり知りません。ブレード面積を見てかなり驚いた次第ですね。近いブレード厚さは黒檀ラケット、STIGA(スティガ)のEbenholz NCT VII(エバンホルツNCT VII)とandro(アンドロ)のGauzy SL OFF(ゴーズィエスエルオフ)の6.2 mmが浮かびました。その6.2 mmよりも0.1 mm薄いですね。フォルティウスFTおよびver. Dの立ち位置としては、ブレード厚6.8 mmのSWAT Power(スワットパワー)とSK7 Classic(SK7クラシック)そしてブレード厚6.5 mmのKoki Niwa Wood(丹羽孝希ウッド)とClipper Wood(クリッパーウッド)の次に飛距離とパワーをもった7枚合板および、7枚合板+アウター特殊繊維ラケットでした。つまり、フォルティウスFTおよびver. Dの特徴の一つとして、パワフルな7枚合板ラケットでありながら、回転もかけやすく、飛距離も出すぎないちょうど良い扱いやすさ、が1つの特徴だったと思います。REシリーズはブレード厚さが薄くなったので、より5枚合板に近づいて立ち位置としてはブレード厚6.0 mmのSWAT(スワット)に近づいたように感じました。問題は価格でしょう。SWAT(スワット)は衝撃の5,200円+税であるのに対し、REシリーズは元祖と同じ値段です。これを高いと感じるのか、普通と感じるかは、使用者によるところですね。個人的には試打したいけど、ほぼ確実に自分のメインラケットになることはないことが容易に想像つくので、購入は見送り確定です汗。
一方で既にフォルティウスFTにはFortius FT light(フォルティウスFTライト)やFortiusu FT5(フォルティウスFT5)のように軽量タイプ、5枚合板タイプも存在し、今回のREシリーズでさらに選択肢が広がったのはミズノ契約選手に憧れる層としては嬉しいことだと思います。確かに、既にFTライトやFT5がある中で、差別化を図ろうとすると、板厚を薄くすることになるのでしょうね。ただ、卓球界でも初・中級者層へ販売力の一番のポイントは価格のようですので、価格的には厳しのではないかと想像してしまいました。前出選手のような若手がこれらのラケットを使用して、アウターALC系ラケットを使用する選手と同じくらい大活躍すると変わるかもしれませんね。