オメガVIIチャイナ影を試合で使用して
試合で使ってみました。練習試合ベースでもかなりサービスエースが増えていたので、サービスについては期待通りの成果を得ることができました。一方で、フォアドライブがかなり荒れました苦笑。これは完全に慣れだとは思います。いい球が入るときもありましたが、それ以上に角度がわからない、と思うくらいにミスを連発してしまいましたね。このラバーの面白さは何といっても癖球とスピードボールが打てる部分なのですが、癖球を出すにはどちらかというと打球点を落とした方が出しやすく、逆に打球点を高くとらえることが出来た際はスピードドライブでも安定しそうなラバーという点が難しさとして感じました。それくらい弾むんですね汗。弾むのでミスの大半はオーバーミスです。この硬さで全てオーバーするというのが本当に面白いラバーです。安定感を求めるならチョリチョリした方が良く、そのために打球点を落とした方がいい、が、そこまで待ちきれない自分がおりました。凡ミスを結構してしまいましたね。
良かった点は冒頭でも挙げたサービスに加え、台上、とくにストップはビタどまりのストップがいくつか入って良かったですし、弾むのでツッツキの角度のままプッシュ気味にツッツキすることで、回転の差を生むことも出来て覚醒したときには凄いラバーになると感じました。カウンターも決定率は低いなりに入っていたのが印象的で、とにかく負けないですね。
残念というか難しいのが、本当にシートだけで打とうとすると、滑るようなときがあることで、この当たりはドイツ製らしさを感じました。普段からスポンジまでくい込ませて打球する人は問題ないかと思いますが。
ドイツ製の超ハード粘着テンションラバーの考察
試打のために、いっきにラバーを貼りました。貼ったのはBlue Grip C1(ブルーグリップC1)、Rakza Z Extra Hard(ラクザZエキストラハード)、DNA Dragon Grip(DNAドラゴングリップ)、などですが、やはり全体的に良く弾むなーと感じました。硬度のわりにかなり弾むので、自分はこれらのラバーをアウターカーボンに貼ると扱いきれないと感じると思います。これら最近のドイツ製の超ハード粘着テンションラバーはインナーカーボンでこそ、本領を発揮する印象ですね。オメガVIIチャイナですら、癖球を腕と練習量がないと出づらいと感じているので、中国製粘着ラバーとは方向性が違うと感じます。
一方で、Dignics 09C(ディグニクス09C)と中国製粘着ラバーはやはり弾みが弱いのでどうしてもアウターカーボンくらいの弾むがラケットで欲しくなりますね。このあたりはWRMさんの銀河のラバーでも感じることができつつあるように感じます。