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染色材は何?
キョウヒョウ301や最近購入した銀河のPro-13S、970XX-KLCなど、上板に染色材をもちいたラケットがあります。インナーカーボンなのですが、この染色材の上板はやや硬いんですよね。インナーカーボンだからといって球をつかむ感覚もないわけではないのですが、リンバのように安心感があるほど柔らかいわけではないんですよね。おそらく、
コト材+アウターカーボン > 染色材+インナーカーボン > リンバ+インナーカーボン
の順番で硬いのかなと感じます。つまりインナーカーボンらしさと、コト材+アウターカーボンのような硬さをあわせたようなラケットなんですよね。
ラバーにもよりますが、この染色材+インナーカーボン系のラケットはキョウヒョウなどの中国製粘着ラバーとあうイメージが強いです。どうしても上板リンバとキョウヒョウとあわないイメージが強いんですよね。ダメじゃないんでしょうが、水谷隼ZLCとキョウヒョウの組み合わせは、ABS製の硬いプラボールになってから、ボールが軽くなってしまったイメージがあります。このあたりが粘着ラバーの難しさではないかと思いますね。
今回のOmega VII China Ying(オメガVIIチャイナ影)もなのですが、アウターカーボンはやはり弾み過ぎてダメでした。非常にこのあたり繊細なのですが、水谷隼ZLCとキョウヒョウをあわせたときと同様に弾みが強く、回転がかかる前に飛び出してしまってボールが軽くなりやすいのだと思います。もしオメガVIIチャイナ影とアウターカーボンをあわせたいなら、例えばXIOM(エクシオン)さんのIce Cream AZX(アイスクリームAZX)のZ面やSTIGA(スティガ)のDynasty Carbon(ダイナスティーカーボン)ではないかと思われます。自分はちょうどインナーカーボンにはまってきていたのでちょうど良かったかもしれません。
現状めちゃめちゃ打球感の良いVirtuoso AC(ヴィルトーソAC)と、廃盤になったので購入したTornado King Power(トルネードキングパワー)があいそうですね。ヴィルトーソACはブレード面積がやや広いので、重さを感じやすいなーとも思っていたので、かなり近いブレード厚さのトルネードキングパワーはかなり良いタイミングでの購入になりました。2つのラケットのフォア面にはオメガVIIチャイナ影をテンションをかけて貼って使いこなせるかどうか検討していきたいなーと思っています。テンションをかけたので、さらに弾むようになり、回転をかけにくくなっているような気もしますし、重量が減ってスイングスピードが上がって扱いやすくなっているようにも感じている状態です。今後はバック面のラバーもグリップエンドから数mm離して貼って重量を減らす必要があるかなー。
↓ テンションかけた貼り方(吉田はり?)前
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↓ テンションかけて貼った(吉田はり)後
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このラバーは面白いですね。同じように重たいHurricane Pro III Turbo Blue(キョウヒョウPro3ターボブルー)なども同じように貼った方が扱いやすいかもしれませんね。あのラバーは60 gオーバーでしたからね汗。