Martin AC(マーティンAC) アラミドカーボンアウター仕様のラケットです。最新のラインアップで、まだWRMで取り扱いはありませんが、今後WRMで取り扱い販売されるのでしょうか?。アウターカーボン、板厚5.8 mm、上板リンバのラケットになります。非常にスタンダードなブレードの厚さですが上板Limba(リンバ)なので、張継科ALCや林高遠ALCよりも柔らかくて球持ちを感じるはずです。打球感が近そうなラケットはフレイタスALCになりますが、フレイタスALCはブレード厚さが6.0 mで、マーティンACの方が薄いので飛距離も抑えられておさまりが良いと思います。水谷隼ZLCシリーズも上板がリンバなので、打球感は似ているかもしれません。
Martin Pro(マーティンプロ) 7枚合板なのに珍しい板厚6.0 mm、上板リンバのラケットです。上板リンバは、例えばミズノのフォルティウスFTが挙げられるますが、板厚6.0 mmはフォルティウスFT Reの6.1 mmよりも薄いですね。7枚合板の力強さと、飛距離が抑えられたラケットではないかと想像します。
Vario AC+(ヴァリオAC+) 最新のOSPラケットで、片面は上板コト材にアラミドカーボンアウター、もう片面は上板リンバにインナーアラミドカーボンという、男心をくすぐる一本ですね。片方は攻撃的に、もう片方は球持ちを重視するという構成になっています。合板構成も芯材から非対称となるラケットはあまり一般的ではなく中途半端になりやすいと言われますが、一般層でフォアもバックも同じレベルでスイングできるレベルの人は少ないわけで、こういったラケットの需要は少なからずあるのではないかと想像します。自分が持っているラケットではPro-13Sという中国製のラケットが近いと思いますが染色剤を上板に使用していてやや硬めのイメージです。OSP製のVario AC+の方が球持ちを抜群に感じられるのではないかと想像します。
唐橋卓球別注のラティカになるそうです。ラティカといえば、Nittaku(ニッタク)の定番5枚合板ラケットで、佳純ベーシックをベースに、ブレードを少し大きくすることで、ブロックと攻撃の安定性を強化したモデルです。特に卓球王国さんでは、中国式ペンをおしていました。Latika(ラティカ)そのものはブレード面積が広いようですが、中国式のLatika NK Cはコンパクトで丸みのあるブレード形状で重心がグリップ側によることで振り抜きやすくなっているそうです。
正直、アルネイドのインナーバージョンということで、試打するまでは上板にコト材を使っているのではないかと思って購入しました。実際の試打では、全くコト材の硬さを感じなかったので、おそらく上板はリンバではないかと思います。上板にコト材を使っているラケットはニッタクさんのTornado King Power(トルネードキングパワー)になります。このトルネードキングパワーと比較するとアルネイドインナーは明らかに打球感が柔らかく安心感があったのでリンバだと確信してしまいました。 トルネードキングパワーはインナーラケットであるにもかかわらず、アウターカーボンラケットのようなキレと威力のボールが打てる非常に優秀なラケットですね。上板にコトをもちいていて、打球感もかなり硬く、回転性能の高いラバーや粘着ラバーと相性がバツグンです。一方で最近のスピン系テンションラバーを使いこなすのはやや難しいとも感じました。廃盤ですが、まだ手に入るかもしれませんので、気になる方は是非検討してみてください。
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各技術レビュー
試打時の組合せは、フォアにOmega VII China Ying(オメガVIIチャイナ影)、バックにDignics (ディグニクス05)になります。