オミクロンコロナに感染して

感染してしまいました!

 ブログの更新が滞ってしまい申し訳ありませんでした。というのは、今回タイトルにあるとおり、オミクロン株のコロナ感染症にかかってしまっておりました。現在では家族含めて熱も平熱に戻り、普段通りの生活へ戻ろうとしているところになります。実際感染症で熱が出ているとき、コロナ感染症について情報をググりましたが、確かな情報が少なくなかなか決めてにかけると感じました。まん延防止もあけ、また急激に感染者が増えているコロナ感染症について、一個人の実経験についての書記ですが、参考になる人もいるのではないかと思い、執筆することにしました。

コロナ感染症との接点 家族が感染してしまいました

 詳しい内容はふせさせていただきますが、私のコロナ感染症との接点は、自分が外出していて、うつされたのではなく、家族がコロナ感染症になったことから接点が生まれました。この時自分自身は何の症状もありませんでした。
 家族の1人が発熱してしまいました。この時点では、まだコロナ感染症であるかどうかわかりませんでした。発熱したのが週末ということもありましたが、土日でも診察可能な病院へ行き、解熱剤と咳止めをいただきました。土日でも診察可能な病院では、残念ながらPCR検査などは実施していませんでした。この時はまだ、コロナかどうかもわかりませんでしたし、仕事のことの方が頭にありました。またブログの更新も行えておりました。家族の中に発熱した人が出た、ということで上司にも連絡をとり会社のパソコンを持ち帰るために出社しても良いか確認をとりました。

在宅勤務へ移行

 実際は自分でやろうと思っていた業務を同僚にお願いして変わってもらいました。引継ぎを無理やり行い、在宅勤務へ移行しました。と同時に発熱した家族の抗原検査を実施しました。結果は陽性、ということで、一週間出社ができなくなりました。実際にならないとわからないことだらけで、会社の規定などを丁寧に確認し上司へ連絡して出社できなくなったことを伝えました。
 抗原検査を実施した病院は非常に親切で、診察代は後日自宅待機が解除になった後に来院してお支払いくださいという、神対応でした。1週間後にさらに感謝することになるのですが、この段階でも素晴らしい、と感じました。
 この段階、まだまだ身体は快調でまさかこの後自分がコロナになるなんて思ってもいませんでした。

在宅勤務へ移行して、そのまま週末に突入

 会社の規定に従い、家族の1人が陽性=自分は濃厚接触者、ということで1週間出社はできず在宅勤務を1週間続けました。次の出社予定は翌週月曜日でした。月曜から迷惑をかけた分働く気マンマンでおりました。
 もちろん身体には何の問題もありませんでしたが、なんとなく身体に違和感はあったかもしれません。また、鼻水が出始めるようになったことに気づきました。ただし自分は花粉症持ちでもあり、花粉症の季節でもあったので、その影響ではないか、とさえ思っていた次第です。

家族2人目の発熱 これが家庭内クラスター

 自分以外の詳細はとにかくふせさせていただきますが、週末に入った段階で2人目の家族の発熱がありました。これはいけない、ということと発熱がまたタイミングが悪いことに週末だったので、1人目のコロナ感染した家族が診察していただいた土日診察可能な病院へ行くことにしました。しかし、これは間違っておりました。電話確認せずに病院へ訪問し、1人目に家族が陽性であったことを伝えたところで、「濃厚接触者は診察できない。帰って保健所へ連絡しなさい。」と門前払いを食らいました。自分も良く調べずに動いたのがいけなかったと大変反省しました。正直、同じように診察が可能だと思っておりました。門前払いを食らいましたが、門前払いをした方も非常に気の毒そうにこちらを見ていて、本当に申し訳ないことをしたなーと心が痛くなりました。「すみませんでした。」と一言あやまって、病院を後にしました。

 家に帰って保健所へ連絡すると、土日に診察できる病院はなし、と言われてしまいました。そして、コロナ対応できる病院は基本的には平日になる旨を伝えられてしまいました。緊急の場合はどうすれば良いのか、と電話で相談もしましたが、最悪119するしかない、あとは自己治癒能力で、という情報のみでした。正直これがコロナになったときの現実だと思います。もう自己治癒能力でなんとかするしかない。この事実には絶望しかありませんでした。これがコロナの怖さか、と感じたところです。

オミクロン株コロナ感染症 発症 初期 ~36℃ 

 2人目の発熱の後すぐに、自分自身にも徐々に症状が出始めました。症状は風邪よりは、花粉症に近いもののでした。花粉症の時期でもあったので、正直あまり気にならなかったです。自覚している症状は、鼻水が出やすくなるのみでした。鼻水は、みずばなでたれやすかったです。この状況が2日ほど続きました。
 正直申し上げると自分はワクチンを2回接種していたので、なっても軽症じゃないかと、非常に楽観視しておりました。風邪程度で終わると想像していたし、週末があければ仕事もしなくては、という風に考えていたくらいです。

オミクロン株コロナ感染症 発症 中期 36℃→37℃

 やっと週末があけ、2人目の発熱した家族と病院を訪れました。ただこの日、自分は朝起きた段階で、少し寒気を感じ、微熱があるのではないかと感じました。自分自身はアラフォーのおっさんなので、何度か発熱を経験していて、これ微熱ある感じだよね、と起きてすぐにわかりました。熱を測ると案の定、微熱ありでした。もうこの段階で、残りの家族全員、抗原検査を実施したいと考え、これを理由に会社には朝電話を入れて休暇を取得しました。正直、仕方ないし休んでしまおうという気持ちもあったくらいです。
 会社へ連絡後、病院へ連絡がつき、残りの家族の抗原検査可能と教えていただきました。1人目の家族が陽性であったため、続く家族も抗原検査をしてくれるのか、不安でしたが、同じ個人でやられている病院が診察可能であることを連絡してくれました。こんな近くに神対応してくれる病院があって本当に安堵しました。正直、午前中にいくつも病院へ連絡して、遠くの病院まで車でいくのではないか、くらいの不安があったのですが、すぐに見つかったこと、本当に感謝しました。抗原検査をしてくれる病院が徒歩でいけるところにあったのですが、こんな近くにある、という事実は、今になっても本当にありがたいことだと思いました。
 抗原検査を受けたのは1人目の家族が抗原検査をした病院で、1週間後、今度は自分が抗原検査を受けに来ることになるなどとは夢にも思っておらず、愕然と感じました。正直この段階では、おそらく全員陽性ではないかと想像しておりました。ただしまだ元気だったので自転車で病院まで行ったくらい動けたことを覚えております。多少けだるさがありましたが、抗原検査だけでも行ってくれる、という病院の対応、親切さ、にとにかく感激し、嬉々として病院へ赴いたことを覚えております。

 抗原検査はすぐに結果が出るそうですが、結果を待たずに大事を考えて帰宅しました。帰宅後、なかなか連絡がありませんでしたが、予想通り全員陽性でした。また発熱の症状があることを伝えると、近くの調剤薬局へ連絡してくれて、調剤薬局がわざわざお薬を配達してくれるというありがたい対応でした。また調剤薬局への支払いも後日自宅待機解除後に支払いに来てください、という神対応でした。こんな世の中ですが、医療関係者は善意で仕事してくれていることを強く感じた次第です。

 陽性が出てしまい、今週1週間また出社できないことが確定しました。休暇を取っていたので翌日在宅勤務の中で、さらなる引継ぎのお願いをしようと、安易に考えておりました。

オミクロン株コロナ感染症 発症 後期 37℃→38℃→39℃→40℃

 その夜、ここが1つ目のピークでした。見出しにもあるように発熱がひどくて眠れませんでした。まず初めに体が震えました。布団をかぶっているのに異常な寒さです。発熱で腰が痛く、案の定熱を測ると38℃後半でした。これは、いよいよ自分にもコロナの症状が顕在化した、と恐怖しました。ワクチン接種2回目の辛さを倍くらいにしたような辛さでした。辛過ぎて眠れないほどでした。昼間にもらった解熱を飲んだり、お茶を飲んだり、トイレにいったり、夜中に何度も何度も起きました。何度か起きた時に発熱で吐き気を感じました。熱を測るとついに39℃を超えてきました。熱で吐き気まで催すのは、かれこれ10年以上なかったことです。結局吐くことはありませんでしたが、自分はどうにかなってしまうのではないかと、恐怖しました。つばを飲むと喉が痛く、また咳も激しくなっていました。咳がつらくて、お茶を飲んだりトイレに行ったりすることを繰り返しました。寝ることができればまだ良かったのですが、高熱過ぎて眠れない、という経験は正直人生初でした。とにかく寝れなくて何度も何度も起きました。妻と夜話をしていて熱を測ったとき、ついに40℃を超えました。オデコに貼る冷えピタを新調して寝るくらいしかできずまさに死線をさ迷っていたと思います。こんな状況では仕事ができないことは想像できたので、次の日も会社を休もうとこの時決心していました。

オミクロン株コロナ感染症 発症 緩和期 38℃→37℃

 真夜中、40℃というマンガのような体温を見た次の朝、自分の体温は38℃まで低下していました。この時、真夜中の苦しさと比べると38℃も熱があるにもかかわらず相当楽と感じました。正直「コロナの山はさったかな。よく頑張った。」と思ったくらいです。朝方やはり会社へ連絡し、上司へ連絡して今の状況を伝えて出社が難しいこと、発熱があることを伝えました。

 楽になったとはいえ、38℃です。腰は痛かったし、徐々に頭痛があることを感じました。でももう自分は発熱のピークは過ぎたようだし、明日には在宅勤務へ移行できるだろう、とにかく仕事をしなくては、と思っておりました。

オミクロン株コロナ感染症 セカンドピーク 38℃→36℃だが急激な倦怠感

 発熱はあったものの、前日の夜とは打って変わってしっかり寝ることができた夜でした。きっと在宅勤務くらいはできるだろう、と思って朝起きました。熱は下がっているだろうか、と体温を測るとまだ38℃超。これには驚きました。40℃の熱が出た後から、徐々に身体の感覚が鈍くなっていることに気づきました。それまでは、自分の発熱の状況、微熱があるのか、もっと高い体温38℃超なのか、もなんとなくわかっていたと思うのですが、40℃の熱が出た夜の後から、身体の感覚が全体的に鈍くなり、鼻はつまって匂いに鈍感になっており、喉はタンが多く絡むため、味覚も少し鈍くなっていると感じました。そして何よりこの日感じたのが、どうしようもない倦怠感です。やる気がでないのです。
 昼頃には熱は下がり37℃を経由して36℃に低下したのですが、継続的な頭痛と倦怠感が、その日一日自分の身体をむしばみました。特に頭痛がひどく、目の痛みと共に生じるもので極めてタチの悪いものでした。この日、初めて「コロナ 後遺症」という言葉をググるようになりました。食欲もあまり回復せず、身体の中に食事を入れるだけ、というような食事で全然美味しいと感じませんでした。むしろ、油っこいものは吐き気を催しそうなので無理であることを家族に伝えておりました。
 一日中、強い倦怠感に苛まれ、自分はコロナによって変わってしまったと感じました。また、1人目の家族も発熱はおさまっていましたが、腹痛があることを教えてくれました。自分自身も腹痛があることに気づきました。この腹痛は、刺すような痛みでゲリの弱いもののようでした。家族全員1度は緩い便が出たようです。自分自身は現在でも、時たま腹痛を感じる事があり、やはりゲリではないものの緩い便が出ます。完全にコロナウイルスが身体の中から出て行ってくれていないということを思い知らされる状況でした。

翌日 36℃でなんとか仕事にも復帰 ただし、、、

 翌日穴を随分あけてしまったので、仕事にとりかかりました。といっても在宅勤務です。頭痛はやや残り、身体の血の巡りの悪さ、肩こりを感じながらの在宅勤務になりました。

 頭痛は、寝不足で肩こりがひどい冬場に現れるようなものに近いかもしれません。血の巡りが悪くなっていると感じ、その日から家族とともに簡単なストレッチや屈伸をするようにしました。身体の血液の巡りが悪いのであれば、足を動かして巡りをよくしよう、という意図です。実際効果が多少はあったように思っております。ただし、そんなことをしなくても問題なかったはずなのに、今はそのような身体を動かす行為をしないと、辛いと感じる身体になってしまったことに改めて愕然としました。もう、コロナ前には戻らないのではないか、というのが正直な不安です。
 この日、久々に体重を計ったところ、減量していました。風邪をひくと自分はむしろ太る方であったのに、増加していることに、コロナ感染症は風邪やインフルエンザとは明らかに異なる病気であると感じました。

コロナから立ち直ってみて

 今回コロナ感染症が発症して、色々と考えさせられました。特にコロナ発症後の身体の変化は、風邪やインフルエンザとはレベルが違います。後遺症という話も、やる気が足らないとか仮病とかいう類ではなく、明らかに存在すると感じました。また、医療関係者の方には本当に改めて感謝したいと心から感じました。
 家族の中でコロナが落ち着きつつあるとき、テレビで家族と同じくらいの年の方がコロナで亡くなったというニュースが流れてくることもありました。我が家もその可能性、大いにあったと思います。家族全員無事で本当に良かったです。身体は確かにコロナによって変わってしまったかもしれませんが、家族全員、今現在は笑えるところまで元気になったこと、これ以上に大切なことはないでしょう。

 これからもコロナと共に生活していかなければならない、それが今の人類だと思います。コロナは本当に多くのものを奪っていく、そう感じています。それでも、家族全員笑えることは不幸中の幸いだったと今は強く感じます。

 今後、後遺症というものがどの程度あり、どの程度続き、なくなるのか、など自分自身の感じていることを記述できたらと思っております。

2022年 XIOM卓球用具カタログ

カルデラノのXIOM!

 XIOMといえば、世界のトッププレイヤーで最速の両ハンドドライブとオールラウンダー、カルデラノ選手が契約するメーカーになりますね。ラバーの種類が豊富で1枚は好みだったり使いたいと感じるラバーがあるのではないでしょうか。初-中級者層向けのVega(ヴェガ)シリーズから、トップ選手向けのOmega(オメガ)シリーズまで、硬度含めてかなり選択の幅は広いです。
 XIOMの2022年新作ラバーは、JEKYLL&HYDE(ジキルとハイド)になりますね!

2022年の新商品!

Jekyll & Hyde(ジキルとハイド)シリーズ

2 in 1 氷と炎の融合!

XIOM2022年カタログより

 XIOMのホームページには、あまり情報はないのですが、パンフレットには合計6種類のジキルとハイドシリーズのラバーが新発売されることが書いてあります。コンセプトはDignics 09C(ディグニクス09C)のキーフレーズ「粘着と弾みの両立」と似ていて、台上は止まるのに弾む、ということをコンセプトにしたラバーのようです。

Jekyll & Hyde H52.5

中国式粘着トップシート搭載の二面性

 ボールをキャッチする感覚と圧力のある攻撃という、相反する二面性を同居させることに成功したハイブリッドラバー。中国ラバーに近い最新型の粘着性トップシートが確実で強烈なスピンを生み出し、エネルギーに満ちた高硬度スポンジがうねるような弾道でド迫力のドライブを発射させる。一度体感したら、病みつきだ。

スピード: 13.5    
スピン: 15.5

Made in Germany
硬度: 52.5
価格: 6,500円 + 税

XIOM2022年カタログより

 自分が気になるのは、このH52.5でしょうか。粘着シートを組み合わせたということで、Omega VII China Ying(オメガVIIチャイナ影)とどのように異なるのか気になります。チャイナ影と比較すると硬度は柔らかく、回転性能もチャイナ影の方が上となる公表性能値になりますね。

https://amzn.to/3tZnyKI

Jekyll & Hyde X47.5

ミート力とスピン力の双方をMAX強化

 ボールをたたくミート系打法による垂直方向への飛び出しの速さと、ボールをこするスピン系打法による水平方向への牽引力と回転量ーその相反する双方向の要素を極限レベルにまで強化したモンスターラバー。スマッシュとドライブを使い分けて戦いたいプレーヤーにとって最高の相棒となる。

スピード: 14.5    
スピン: 14.0

Made in Germany
硬度: 47.5
価格: 7,000円 + 税

XIOM2022年カタログより

Jekyll & Hyde X50.0

 「ミート力とスピン力の双方をMAX強化」のXシリーズを硬くしたのが、X50のようです。フレーズからスピード系のラバーのようです。

Jekyll & Hyde V47.5

超特急の引っかかりの中に潜む高反発力

 ボールを最高のパワーで引っかけて猛烈な回転を作りたいーそんなプレーヤーの願いをいとも簡単に実現してくれるスピンモンスター。ボールとの接触時間が長いから、どんな状況でも確実な回転をかけることが可能。しかも、スピードを出したい時には自在に出せる。超回転と不意打ちの速球。

スピード: 13.5    
スピン: 14.0

カラーラバー: マゼンタ
Made in Germany
硬度: 52.5
価格: 6,500円 + 税

XIOM2022年カタログより
https://amzn.to/3DwVhy6

Jekyll & Hyde V52.5

Jekyll & Hyde Z52.5

世界代表クラスラバーの一般普及モデル

 世界トップレベルで活躍すいる選手が使っている用具を、一般レベルの自分も使えないだろうかーそうした市民プレーヤーの願いをかなえた夢のラバー。元々は少数生産しかできなかったアイテムだが、技術革新が問題を解決。最上級のスピンとスピードが、より多くの人の手に届くようになった。

スピード: 16.5    
スピン: 16.0

Made in Germany
硬度: 52.5
価格: 9,800円 + 税

XIOM2022年カタログより

 Omega VII Tour iシリーズと同様にプロモデルという立ち位置のラバーも発売されるようですね。値段は強気の9,800円+税。公表性能値も抜群に高いですが、値段がやや高すぎるのは覆せないように思います。

An Jaehyun TMXi(アン・ジェヒョンTMXi)

 安宰賢(アン・ジェヒョン)選手は世界選手権2019で、張本選手に土をつけた選手ですね。フォアに粘着ラバーをバックにエクシオンのオメガなどを使用しているようです。韓国の最近のトップ選手は中国選手を応用にフォアに粘着ラバーを使用する選手が増えましたが、このアンジェヒュン選手もフォアハンドのカウンタードライブが強烈な選手です。フットワーク能力が高くかなりオールフォアで動き回る選手ですね。もちろん、バックハンドもふれば強烈です。そんなアンジェヒュン選手が使用するモデルとして、TMX(トライメトリックス)というアクシリウムとセフィリウムとカーボンの3つを編み込んだ特殊素材カーボンをインナーに配したラケットの発売です。ブレード厚さは5.7 mmとInner Force Layer ZLC(インナーフォースレイヤーZLC)と同じ厚さで、近い打球感ではないかと想像しています。値段も同じくらいの価格ですね。

36.5 ALXi(36.5 ALXi)

 既に発売されている、36.5 ALXのインナーバージョンのラケットが、こちらの36.5 ALXiになりますね。ブレード厚さが5.7 mmということで、薄いです。アン・ジェヒョンTMXiとどう異なるのか、不明でこのあたり、是非メーカーさんから説明が戴きたいラケットです。

ラバー比較表

レビュー Target Pro XD-47.5(ターゲットプロXD-47.5)

説明

  本ページでレビューするラバーはフランスの卓球メーカーcornilleau(コニヨール)のラバーで、2020年秋に販売の、ターゲットプロのシリーズの最新ラバーになります。日本ではjuic(ジュウイック)が販売代理店をしていますね。日本ではあまり存在感のあるメーカーではないですが、コニヨールのラケットラバーは決して悪いわけではありません。

 コニヨールは1946年に会社設立と歴史のあるメーカーで、2009年から元世界チャンピオン、Jean-Philippe Gatien(ジャン-フィリップ ガシアン、フランス)のもとで競技用のラバーとラケット開発を開始しました。現在では違うメーカーと契約していますが、世界ランキング上位のファンタジスタSimon Gauzy(シモン・ゴーズィー、フランス)選手や最速の両ハンドHugo Calderano(ユーゴ・カルデラノ、ブラジル)選手は過去にコニヨールの用具を使用していたそうです。そして代表的な用具は、例えば、コニヨールの9枚合板Gatien Conquest(ガシアンコンクエスト、板厚6.0 mm、97 ± 5 g)や今回レビューするTarget Pro(ターゲットプロ) シリーズのラバーなどがあげられます。また過去に日本リーグ所属の実業団チームがコニヨールのラケットやラバーに好感触を得たという記事を卓球王国で見た記憶があります。卓球ナビにおいてもモンスターラバーTenergy(テナジー)と比較、超えたというレビューも散見され、非常に期待の高いラバーだと思います。
 なお、このTarget Proシリーズは、レストランの格付けで有名なタイヤメーカー、Michelin(ミシュラン)の技術で製造されているそうです。

 なお2020年時点では、まだミシュランとの契約だったようなのですが、その後、契約がなくなりミシュランのマークは入っていないものが2022年現在、販売されていそうです。

 ターゲットプロシリーズは、過去にTarget Pro GT-X51(ターゲットプロGT-X51)とTarget Pro GT-H47(ターゲットプロGT-H47)をレビューさせていただきました。この2枚は非常に打球感が良くて、硬度の割にくい込みが良さと扱いやすさを感じたラバーになります。ただし回転量がやや不足気味で、ターゲットプロGT-H47ではテナジー05より劣る、ターゲットプロGT-X51では回転量は高いが扱いにくいと感じた次第です。扱いやすさと打球感の良さは抜群に良いのと、スポンジの色が硬度で異なるのが触っていて楽しいラバーでした。

 ここからkatsuo000の考察になってきます。ターゲットプロのGT-X51やGT-H47などは、やはり初期の頃のポストテナジーラバーであり、回転量を高くするためにテナジーよりもシートが厚くすることで、回転量を得るか、逆に回転量を諦めて打球感を追求するか、という設計になっているように思います。GT-H47は打球感を優先して、シートを薄くしているのではないかと想像します。そのかわりテナジーなみの非常に気持ちの良い打球感で扱いやすいラバーに仕上がっていました。一方、GT-X51はややシートが硬く、回転量を確保するためにシートを厚くしていて、Fastarc G-1(ファスタークG-1)に近いラバーに仕上がっていると感じました。

 一方、近年の進化型ポストテナジーラバーは、シートを薄くできる技術(おそらくくい込みの良い新スポンジ)を組み合わせることで、回転量と打球感を損なうことなく高性能なラバーとなってきており、ターゲットプロXDシリーズも、高くなっている分、かなり性能の高さを感じるラバーに仕上がっていると想像して購入しました。逆にドイツ製ラバーに見られた癖球(ボールの回転量が揃いにくい)といったことが減ってきているようにも思います。
 今回のTarget Pro XD-47.5(ターゲットプロXD-47.5)は、既にレビューしているTarget Pro XD-52.5(ターゲットプロXD-52.5)をより扱いやすくしたようなラバーだと思って購入しました。今までは同じラケットで試打してきたのですが、XD52.5はインナーカーボンラケットでも十分に扱いやすかったので、今回のXD-47.5はアウターカーボンで試打することにしました。どこまで扱いやすくなっているのか、楽しみです。

公表性能値

 cornilleau(コニヨール)さんの公表性能値を示します。

 Target Pro XD-52.5(ターゲットプロXD-52.5)はcornilleauのラバーの中で最もスピン性能もスピード性能も高いスピン系テンションラバーということがよく分かります。また性能や使いやすさとある程度の相関を示す、硬度計による硬度比較を下記に示します。

 硬度としては、47.5°なので、全然硬めのラバーと思い気や明らかにテナジーよりも柔らかいですね。驚きなのがGT-X51とほぼ同じような値だったということです。同じメーカーだからでしょうか。やはり進化型ポストテナジーラバーはテナジーよりも重いものの、テナジーに近いような硬度になっていて、ターゲットプロXD52.5は重さは重いもののかなりテナジーに近い値となっていることが興味深いですね。スポンジ口語は52.5とかなり硬いですが、その硬さを感じさせない食い込みの良さがテナジーや類似ラバーの特徴だと思います。

ターゲットプロXD-47.5の重量と貼り

スポンジの色はターゲットプロGT-H47と同じ黄色でした。この当たり意識しているのでしょうね。

 ターゲットプロXD-47.5は49 gでした。ラバー全体で70 gということで、一般的な重さですね。今回はアウターカーボンのXIOM製Stradivarius(ストラディヴァリウス)で試打しました。このラケットはラミドカーボンをアウターに配したラケットで要はビスカリアっぽいラケットです。反対面には中国粘着ラバーを貼りました。

Target Pro XD-47.5(ターゲットプロXD-47.5)
 Spin Tension 裏ラバー
・スポンジ厚:厚(2.0 mm)、極厚(Max)
・スピン:17.5
・スピード:16.0
・Sponge硬度:H(47.5)
・8,100円 + 税
・70 g(切断前) → 49 g(ストラディヴァリウスに貼って)

Target Pro XD-47.5の3つの特徴

 今回は久々アウターカーボンです。このアウターカーボンストラディなんですが、やはり自分にはあわないと感じるラケットでした。合板構成のせいか、安いためなのか、よくわからないのですが、かなり弾きやすいラケットに仕上がっていると感じた次第です。中国製粘着ラバーでミートをする、という人にはかなり良いと思うのですが、回転をしっかりかけてボールを沈めたい、と思うと少し回転量不足を感じやすいラバーがこのストラディだと思います。レビューでもオーバーミスが多いことを書いていたと思いますが、やはり似て非なるラケットで、ビスカリアとかティモボルALC系のラケットを購入しようと思うなら、ストラディはあまりオススメしません。

扱いやすい!

 予想通りの扱いやすさでした!かなり好感触でした。やりにくい技術はないくらいやりやすいラバーでした。くい込みが良いのでブロックもしやすく、入れるだけであれば非常にやりやすいラバーでした。球持ちもある程度感じるスポンジのくい込みやすさなので、慣れてくるとフリックや乗せ打ちも簡単にできる感じがありました。

シートが強く、回転性能が非常に高い!

 特に回転をかけやすくて好感触だったのが、ツッツキ、ストップ、チキータなどの台上になります。特にツッツキはかなり切ることができたので好感触でした。ここまで切ることができるならメインで使ってもいいかもしれません。シートがボールをしっかりグリップして滑りにくいようなものになっているのだと思います。そのため回転性能が高くて、ツッツキもかなり切れました。GT-H47と比べるとかなり回転性能は高くなっていると思います。ループドライブも非常に良く回転がかかり相手が良くオーバーミスしていました。

中間硬度に近いラバーなのにカウンタードライブがやりやすい!

 カウンタードライブは非常におさまりが良くて好感触でした。シートがタフでひっかかりが良くて粒も太めのものを採用しているのだと思います。回転性能が高いラバーであると、相手の回転を受けてカウンタードライブは難しいことがあるのですが、このXD47.5はカウンタードライブがかなり安定して打つことができました。シートが強く、相手のボールに負けないのだと思います。ディグニクスにも似たような部分があると感じたラバーで、こんないいラバーがあまり話題になっていないのはもったいないと感じたほどです。

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打

ラリーでのドライブ
 対上回転のドライブは非常に好感触で、弾みもあるラバーなので非常にやりやすかったです。硬いラケットに会うと感じました。

対下回転に対するループドライブ
 思ったよりも弧線が出ないのでネットミスが多かったです。バタフライのラバーや粘着ラバーと比べると弧線がやや弱い印象です。その分しっかり持ちあげないと入りません。そのかわり強めに持ち上げると回転性能の高いラバーなので、硬度や扱いやすさの割に相手が抑えきれなかったりするラバーで面白かったです。

対下回転に対するスピードドライブ
 下回転打ちは少し慣れが必要で思ったより回転がかけにくかったです。しっかり打つ癖をつける必要があると思います。

ブロック
 やりやすかったです。スポンジはくい込むのですが、シートはしっかりしているのでそこまで相手の回転の影響は受けなかったです。

カウンタードライブ
 抜群に良かったのがこのカウンタードライブですね。ディグニクスだと弧線が上がりすぎるのと弾みもあるので、オーバーすることもあるのですが、このXD47.5は非常におさまりが良いかったです。弧線が出にくいのだと思いますね。

ストップ/ツッツキ
 非常に好感触でした。ただしスポンジはくい込みが良いので浮くときもあります。しっかりシートで回転をかけた方が安定して低くて質の高い返球ができると思います。

フリック
 ボールを持ちやすいのでやりやすかったです。

サービス
 思ったより回転がかかって好感触でした。やや柔らかいのでエネルギーロスは感じますが、テナジー並みにかかるイメージでした。

バックハンド系

軽打
 特に違和感なかったです。

ラリーでのドライブ
 弧線が弱いので少しネットミスが多かったです。普段ディグニクスを使っていることと、あまり弧線を作るようなバックハンドではないためだと思います。慣れればできると思います。

対下回転に対するループドライブ
 フォアでも触れましたがネットミスが多かったです。思った以上に上にあげないとボールが弧線を描かず直線的にボールが飛びやすいです。

対下回転に対するスピードドライブ
 フォアに同じです。

ブロック
 やりやすかったです。弾みもちょうど良くておさまり抜群でした。

カウンタードライブ
 やりやすかったです。

ストップ/ツッツキ
 
結構切れて好感触でした。

チキータ
 落ちる気がしませんでした。かなりやりやすかったです。スポンジは柔らかいのでしっかりボールをもって打つことができてやりやすかったです。

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
  Dignics 05 ≧ Q5 > Target Pro XD-47.5 > Rasanter R48 ≧ Tenerrgy 05

スピード
  Dignics 05 > Target Pro XD-47.5 > Tenergy 05

レビュー Rasanter R45(ラザンターR45)

説明

 ドイツ製ラバーの中でも抜群の回転性能を感じるスピン系テンションラバーがandro(アンドロ)のRasanter(ラザンター)シリーズになります。初期のラザンターシリーズから非常に回転性能が高くて素晴らしいラバーが多かったと感じていて、Rasanter R47(ラザンターR47)や硬度を落としたRasanter R42(ラザンターR42)は非常に回転性能の高さを感じるラバーでした。R47やRasanter R50(ラザンターR50)は、しっかりくい込ませて打ってあげるとサイドスピンが強く入ってボールが荒々しく相手のコートに入る感じがあるラバーでした。チキータなどはかなりボールが曲げやすいと思います。そして衝撃的だったのが、2019年9月に発売されたRasanter R53(ラザンターR53)です!このR53は率直に、「あ、テナジー05を超えてる!」と感じさせる回転性能、そしてR50を簡単に超える荒々しさ、と個性の強いラバーでした。R47やR50ももちろんいいラバーでしたが、旧ラザンターがかすんでしまうくらい、R53の高い性能には驚きと興奮があったことを覚えています!このR53にはEnergy Cell(エナジーセル)技術という、新しいスポンジ技術が採用されています。その後、同じエナジーセル搭載のラバーが2020年5月にRasanter R48(ラザンターR48)として発売されました。R47よりも硬度が硬いはずなのに、R47よりも抜群に扱いやすくて、「廉価版テナジー」と呼んでも良い高い性能を感じました。この、エナジーセルを搭載した第3の紅(あか)のラザンターRasanter R45(ラザンターR45)を本ページでレビューします。

 R45は、昨年の2021年5月発売のラバーになります。昨年の夏ごろには購入していたのですが、コロナ禍が長びきなかなか試打できず1年以上たってからの試打レビュー記事になってしまいました。タイムリーにレビューを挙げられないのが、katsuo000の弱いところです。

 さてこのR45について、kastuo000はなんとなくですが、R48で相当シートもスポンジも柔らかいものになっていたので、R45ではスポンジ硬度は45°しかないので、シートを硬くするのではないか、となんとく想像しておりました。要はシートの硬い軟テンション系ラバーということですね。シートの硬い軟テンションラバーは、実は既に人気を博している(おそらくヨーロッパで特に人気の)売れセンのカテゴリーのラバーだと思います。katsuo000が確認しているシートの硬い軟テンション系ラバーは、TIBHAR(ティバー)さんのEvolution EL-S(エヴォリューションEL-S)、Joola(ヨーラ)さんのRhyzer Pro 45(ライザープロ45)、XIOM(エクシオン)さんのVega X(ヴェガX)などになります。どのラバーもシートが硬く、上手に扱えば高い回転性能を発揮してくれるラバーですね。それでいてスポンジは柔らかいのでくい込ませやすく初-中級者層向けの非常に扱いやすいラバーといえるでしょう。ただ上級者層になってくると、シートだけでボールをこすったり捉えたりしようとしたときにスリップすることがあるので、好みがわかれるラバーでもあると思います。今回のR45も、硬度計で硬度を計ると明らかにシートが硬く要はシートの硬い軟テンション系のラザンター、というのがR45の立ち位置と言えると思いました。このR45について、androのパンフレットでは次のように紹介しています。

Made For You!

「高次元の回転力と抜群の安定性を兼備。エナジーセル搭載のハイスペックコンフォートラバー」

 エナジーセル搭載ラバー第三弾!扱いやすさと威力のバランスの良さから多くのユーザーに好まれる45度のスポンジ硬度を採用。威力や回転量はそのままにさらなる安定性を実現。驚異のグリップ力と高次元の回転力が様々な技術をサポートし、次のレベルへ導く。エナジーセルの可能性を体感せよ。

https://www.andro.de/ja/rasanter-r45jp

 それでは、R45のスペックについて確認していきましょう。

性能値

 公表性能値を比較してみましょう。

 スピン性能は、R50を超えるというのが、R45の公表性能値です。これは期待が持てますね。続いて硬度計での硬度測定結果になります。

ということで、冒頭でも触れたとおり、R45はシートがめちゃめちゃ硬くて、R48よりも硬い値になりました。(もしかしたら、R48は古いR48を計ったので値が小さくなったのかもしれません。)そして、スポンジ側から図るとかなり柔らかいこともわかります。shore c硬度計におけるシート側とスポンジ側からの硬度差はなんと6と比較したラバーの中で一番大きい値になりました。それくらいシートが硬く、スポンジが柔らかいのがR45だということがわかると思います。

R45の貼りと重量

 赤のR45をTimo Boll Spirit(ティモボルスピリット)にはりました。R53、R48、そしてR45と全ての紅のラザンターに緑色のカラーラバーが発売されました。そちらも気になりますね。反対は銀河の月ブルーになります。

Rasanter R45(ラザンターR45)
 UMテンション(テンゾーバイオスUM)
 Energy Cell(エナジーセル)
 40+ Plastic Ball対応
・Sponge Thickness:1.7 mm、2.0 mm、ULTRAMAX(UM)
・Speed:117
・Spin:123
・Control:91
・Sponge硬度:45°
・6,500円 + 税
・69 g(切断前) → 48 g(ティモボルスピリットに貼って)

 YASAKAののり助さんを使って貼りました。やはりコントロール重視のラバーですので、アウターカーボンにあわせてみたほうが良いと思い、ティボボルスピリットを選んでおります。

Rasanter R45の特徴

R48と同等以上にボールを掴む

 予想どおり、かなり扱いやすいラバーでした。バックハンドメインで使用しましたが、ミスする気がしないくらい容易にドライブをかけやすかったです。またUMということで反発性能も高く、スピードをだしやすかったです。ドライブの最大回転量はやや落ちると感じましたがバツグンの安定感を感じました。このあたりは予想通りでした。

ツッツキやストップが浮きにくい!

 R42でも感じたことですが、ツッツキやストップが浮きにくいと感じやすいのがラザンターのRシリーズの良いところだと思います。回転をかけてボールをコントロールしたわけではないのに、しっかり低くおさまる感じがあってRシリーズは良いと思います。

スピードドライブが打ちやすい!

 くい込みが良いのでカウンター気味に、スピードドライブを狙いにいけるくらい、スピードドライブが打ちやすかったです!この特徴は、EL-Sやライザープロ45にもある特徴で、相手のボールの回転を多少ムシしてミート系スマッシュに近いカウンターがやりやすかったです!
 EL-Sやライザープロ45と比べると、特徴があると感じたのはスピード性能です。これはシートが硬く、スポンジは柔らかくて球持ちはいいものの、シートの粒形状は他のラザンターシリーズと同様に粒はそこまで太くないのだと思います。その結果、スピード性能に特徴を感じたのではないかと思います。球持ちの点で最も球を持てると感じたのは、EL-Sになります。シートがしっかり硬く、スポンジも適度に硬くてミート系が最もやりやすいと感じたのがライザープロ45になります。総じて争うのはEL-Sやライザープロ45、日本ではRozena(ロゼナ)やFastarc C-1(ファスタークC-1)やV>15 Limber(V>15リンバー)などでしょうか。ボリュームゾーンと呼ばれるカテゴリーで戦国時代のゾーンですね。それぞれ扱いやすい、とうたいつつも、特徴があることを感じられました。やはり扱いやすくて日本人好みのラバーはロゼナになると思いますが、スプリングスポンジによる寿命が気になるのであれば、EL-SやR45、ライザープロ45などがオススメになりそうです。

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打
 違和感なし。柔らかいです。

ロングボールやラリーでのドライブ
 柔らかすぎて、ついつい自分の打ち方だとくい込ませすぎてしまいますね。こすろうとすると、あまりに手ごたえがなさ過ぎて、気持ち悪かったです。回転量も小さかったです。普段の硬いラバーで打つドライブでないために、相手は虚を突かれて飛んでこなくてタイミングをずらしてミスしてくれたりしてました。

面を開いたドライブ

対下回転に対するループドライブ
 フォアであれば気にならなかったです。

対下回転に対するスピードドライブ
 打ちやすかったです。くい込みが非常に良いので雑に打っても入ってしまう感じがありました。

カーブ/シュートドライブ

ブロック
 シートが硬いのですが、スポンジが柔らかいので思ったより相手の回転を食らうと感じました。ブロックは捨ててカウンターでも良いと思います。

カウンタードライブ
 カウンターはやりやすかったです。ただ、角度勝負なところもあるので、結構ネットを狙って打つことになると思います。

ストップ/ツッツキ
 止めやすかったです。

フォアフリック

フォアサーブ
 サーブの回転量には少々不安を感じました。

バックハンド系

軽打
 やりやすいです。でも威力も少なそうと感じました。

ロングボールやラリーでのドライブ
 ミート気味のドライブの方が安定すると感じました。R47とかR50にあるようなボールの荒れはほぼないと感じました。なれればラリー戦にはかなり強いラバーだと思います。

対下回転に対するループドライブ
 自分の腕にもよると思いますが、バックは難しかったです。くい込ませつつ、回転をかけて弧線を作ることをイメージして、ボールを落としてあげる必要があると感じました。

対下回転に対するスピードドライブ
 ループドライブ同様、難しかったです。

カーブ/シュートドライブ

ブロック

カウンタードライブ

ストップ/ツッツキ
 良く止まりました。

チキータ
 やりやすかったです。

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Tenergy 05 FX > R45 ≧ Evolution EL-S

スピード
 Tenergy 05 FX > Rhyzer Pro 45 ≧ R45 > Evolution EL-S

https://amzn.to/3IN3Aa6

2022年 DONIC卓球用具カタログ

天才ワルドナーと、メイデン鈴木颯選手のDONIC!

 DONIC(ドニック)といえば、自分の世代はやはり天才ヤン-オベワルドナー(Jan-Ove Waldner)選手のイメージが強いです。中国選手、2度以上大きな大会で勝利した選手だと思います。そんなDONICですが、あえてオシタイのは2022年インターハイが期待される愛工大名電の鈴木颯選手になります。

 かなり小さいときからDONICの用具を使いつづけているようで、ラバーも最新のBlue Storm PRO(ブルーストームPRO)やBlue Grip C1(ブルーグリップC1)などを経て、現在はBlue Storm Z1 Turbo(ブルーストームZ1ターボ)を使用しているようです。インターハイ3冠を狙っていると思いますので、インターハイの活躍次第ではDONICのラバーが売れ筋を伸ばすことがありそうな気がします。

DONICさんの電子カタログ: https://www.donic.jp/images/DownLoad/2022_DONIC_Catalog.pdf

2022年の新商品!

Blue Storm PRO(ブルーストームPRO)

プロフェッショナル仕様のセレクトバージョン
 トップシートを新たにし、ボールのタッチ感覚とレスポンス、そしてスピンを大幅に向上しました。ボールの飛び出しも並外れた、ダイナミックラバー。

スピード: 11+    (Blue Storm Z1 Turbo: 11)
スピン: 11     (Blue Storm Z1 Turbo: 10+++)
コントロール: 5+  (Blue Storm Z1 Turbo: 6-)

カラー: 赤、黒

硬度: 50°   (Blue Storm Z1 Turbo: 50°)
価格: 7,800円 + 税 (Blue Storm Z1 Turbo: 6,200円 + 税)

https://www.donic.jp/images/DownLoad/2022_DONIC_Catalog.pdf

 卓球王国さんでも取り上げられていたラバーです。気になっていて、既に購入済みで、試打したいと思ってます。DONICさんのラバーで好みはBlue Fire M1 Turbo(ブルーファイヤM1ターボ)でした。それらと簡単に比較してみたいと考えてます。

Blue Storm PRO AM(ブルーストームPRO AM)

最適なプロ仕様ラバー
 選び抜かれたトップ仕様のソフトバージョン。カタパルト効果に優れたミッドスポンジを採用。新開発のトップシートと、最大限のスピンを生みだします。ダイナミックさとコントロール、そしてスピンのパーフェクトバランス。

スピード: 11-    (Blue Storm Z1 Turbo: 11)
スピン: 11     (Blue Storm Z1 Turbo: 10+++)
コントロール: 6  (Blue Storm Z1 Turbo: 6-)

カラー: 赤、黒

硬度: 47.5°   (Blue Storm Z1 Turbo: 50°)
価格: 7,800円 + 税 (Blue Storm Z1 Turbo: 6,200円 + 税)

https://www.donic.jp/images/DownLoad/2022_DONIC_Catalog.pdf

 書かれていることなどから想像するに、やはりイメージはテナジーっぽいラバーではないかと想像しております。テナジーぽいラバーであるなら、ドイツ製らしい癖球が出にくくなりそうと想像します。そのあたり確認したいですね。

https://amzn.to/3IxRPnI

Blue Grip S2(ブルーグリップS2)

粘着を。
 大人気ラバー、柔らかく繊細な『アクーダS2』のスポンジと粘着性トップシートを融合したハイブリッドバージョン。素晴らしいコントロールと回転力を全てのプレイヤーへ。

スピード: 9+    (Blue Storm Z1 Turbo: 11)
スピン: 11     (Blue Storm Z1 Turbo: 10+++)
コントロール: 7  (Blue Storm Z1 Turbo: 6-)

カラー: 赤、黒

硬度: 42.5°   (Blue Storm Z1 Turbo: 50°)
価格: 5,800円 + 税 (Blue Storm Z1 Turbo: 6,200円 + 税)

https://www.donic.jp/images/DownLoad/2022_DONIC_Catalog.pdf

 書かれていることなどから想像するに、やはりイメージはテナジーっぽいラバーではないかと想像しております。テナジーぽいラバーであるなら、ドイツ製らしい癖球が出にくくなりそうと想像します。そのあたり確認したいですね。

https://amzn.to/3wtdivR

Original True Carbon Inner(オリジナルトゥルーカーボンインナー)

鋭さにバランスをプラス。
 弾みとコントロールのハイバランスが特徴のオリジナルトゥルーカーボンに、回転の力強さと台上の安定感を重視したインナー仕様のカーボンラケットです。前陣、中陣で攻守に安定感を発揮し、バランスのとれたプレーをするドライブ主戦型の選手にフィットします。

スピード: 10-
コントロール: 8
打球感: MID+
ブレード厚さ: 5.5 mm

価格: 15,000円

https://www.donic.jp/images/DownLoad/2022_DONIC_Catalog.pdf

2022年 STIGA卓球用具カタログ

中国も認めるラケットのSTIGA

 STIGA(スティガ)といえば、木材系ラケットのラインナップでは一番と言ってもいいメーカーだと思います。中国の国家隊が契約し、多くの中国のトップ選手が契約して使用するのが、STIGAのラケットです。もちろんトップ選手モデルのラケットは値がはりますが、名作といわれるオールラウンドエボリューション(Allround Evolution)は10,000円を切る値段で初心者から中級者、上級者まで使えるラケットだと思います。また最近では形が話題のサイバーシェイプカーボン(Cybershape Carbon)と、ラケットで卓球界を牽引するSTIGAの2022年のパンフレット紹介になります。

STIGAさんの電子カタログ: http://stigasports.jp/%e3%82%b9%e3%83%86%e3%82%a3%e3%82%ac%e8%a3%bd%e5%93%81%e3%82%ab%e3%82%bf%e3%83%ad%e3%82%b0/

2022年の新商品!

Cybershape Carbon(サイバーシェイプカーボン)

こだわり抜いた形状

 100種類以上の形状を研究したが、それぞれにわずかな違いがあった。ボールの衝撃による振動をより良く感じながら、スイートスポットをより大きくするのに最適な形状を見つけ出した。

・木材5枚 + カーボン2枚 (インナー)
・板厚: 6.3 mm
・平均重量: 85 ± 5 g
・Made in SWEDEN
・Speed: 145
・Control: 45

卓球台に近い、より大きく最適化された打撃エリア
 台上により近づけられるラケット部分が、楕円形ラケットでは約2.5 cmであるのに対して、サイバーシェイプは約6.5 cm。

独特の形
 従来の楕円形ラケットよりも大きく、最適化された打撃エリアを提供する新しい形状。

より大きなスイートスポット
 最適なストロークとコントロールのために、ラケットの中心から先端に伸びるより大きなスイートスポット。

より大きく、最適化された打撃エリア
 ラケットの中sンから先端側にある、より大きな打撃エリア。我々の調査では、大多数のプレイヤーにとって、好ましい打撃エリアはラケットの先端側にある。サイバーシェイプの打撃エリアは、楕円形のラケットと比較して、シェークハンドで約11%、ペンホルダー(中国式)で約9%大きくなっている。

独特なレンズ
 角度によって紫と青が交互に変わる変色レンズ。

http://stigasports.jp/wp-content/uploads/2022/02/2022STIGA%E8%A3%BD%E5%93%81%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%AD%E3%82%B0.pdf

 2021年世界選手権ヒューストン大会での大活躍したトルルス・モーレゴート(Truls Moregardh)選手が使用していて、いっきに話題になったラケットですね。既に発売され、話題沸騰中だと思います。STIGAさんは近年インナーカーボンが多く発売されており、セントリックカーボン(Centric Carbon)やインスピーラCCF(Inspira CCF)、バンダカーボン(BANDA Carbon)に次ぐインナーカーボンラケットがサイバーシェイプカーボンになります。セントリックカーボン(どうやら在庫限りで生産終了)はブレード厚さが5.6 mmと薄いですが、基本的にSTIGAのインナーカーボンはブレード厚さが厚い傾向にあります。6.0 mmを超えるブレード厚さになってくると思ったより飛距離が出るので、ヨーロッパ的な中陣からパワフルにスイングする卓球ならあうでしょうが、日本で流行の前陣で速い展開を意識した卓球では、弾み過ぎるような気もしてしまいます。もちろん好みもあるかと思いますので、気になるのであればドンドン試してみると良いと思いますね。やや高いので、もっと安かったら自分も1本欲しいラケットです。粘着ラバーが最近好きなので、サイバーシェイプよりは、やはりダイナスティーカーボン(Dynasty Carbon)の方が気になるkatsuo000になりますね汗。

https://amzn.to/3IJ8ogV

2022/3/18~3/24 WTT Contender Doha

WTTコンテンダードーハ!

 WTTコンテンダードーハになります。現在シンガポールスマッシュが開催中で、主要選手はそちらに出場する一方で、若手選手や世界ランキングを少しでも上げたい選手が出場のようですね!特に期待は女子の木原選手、長﨑選手でしょうか!上位にくい込んでほしいです!楽しみですね!

JTTA: https://jtta.or.jp/tour/5444
WTT: https://worldtabletennis.com/eventInfo?eventId=2532

日本の男子出場選手

 ・神 巧也選手(T.T彩たま) WR60
  ブレード: 馬琳エキストラスペシャル
  フォア: ラクザZエキストラハード
  バック: ラクザZエキストラハード

 ・及川 瑞基選手(木下グループ) WR83
  ブレード: ビスカリアスーパーALC
  フォア: ディグニクス09C
  バック: ディグニクス05

日本の女子出場選手

 ・木原 美悠選手(JOCエリートアカデミー/星槎)
  ブレード: ファイヤーフォールVC
  フォア: V>15エキストラ
  バック: VO>102(2.0 mm)

 ・加藤 美優選手(日本ペイントマレッツ) WR40
  ブレード: インナーフォースレイヤーZLC
  フォア: テナジー80
  バック: テナジー80

 ・長﨑 美柚選手(日本生命) WR65
  ブレード: インナーフォースレイヤーALC
  フォア: テナジー05
  バック: ディグニクス05

 ・森 さくら選手(日本生命) WR76
  ブレード: インナーフォースレイヤーALC
  フォア: テナジー05ハード
  バック: テナジー05

 ・張本 美和選手(木下アカデミー)
  ブレード: 張本智和インナーフォースALC
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05

結果

 日本は女子ダブルスで、若手の木原選手長﨑選手ペアが優勝しました。おめでとうございます!

男子優勝

・Yuan Licen選手(中国)

女子優勝

・Fan Siqi選手(中国)

男子ダブルス

・Kristian Karlsson選手(スウェーデン)
  ブレード: Korbel SK 7(コルベルSK7)
  フォア: Dignics 09C(ディグニクス09C)
  バック: Tenergy 05 Hard(テナジー05ハード)
・Mattias Falck選手(スウェーデン)
  ブレード: Falck Carbon(ファルクカーボン)
  フォア: Rakza PO(ラクザPO)
  バック: Rakza X(ラクザX)

女子ダブルス

・木原 美悠選手(日本 JOCエリートアカデミー/星槎)
  ブレード: ファイヤーフォールVC
  フォア: V>15エキストラ
  バック: VO>102(2.0 mm)
・長﨑 美柚選手(日本生命)
  ブレード: インナーフォースレイヤーALC
  フォア: テナジー05
  バック: ディグニクス05

ミックスダブルス

・Lin Yun-Ju(林昀儒選手(中華台北)
  ブレード: 林昀儒Super ZLC
  フォア: ディグニクス09C
  バック: ディグニクス09C
・Cheng I-Ching(鄭怡静)(中華台北)
  ブレード: アリレートカーボンアウター
  フォア: ディグニクス05
  バック: テナジー05ハード

2022/3/25~3/31 WTT Star Contender Doha

WTTスターコンテンダードーハ!

 WTTスターコンテンダードーハになります。こちらの大会には、自主参加選手多数ですね。自主参加は肉体的にも精神的にも費用的にも、大変さがあると思いますが、その分是非とも結果を出してほしいと感じてしまいますね。頑張れ!

JTTA: https://jtta.or.jp/tour/5445
WTT: https://worldtabletennis.com/eventInfo?eventId=2533

日本の男子出場選手

 ・神 巧也選手(T.T彩たま) WR60
  ブレード: 馬琳エキストラスペシャル
  フォア: ラクザZエキストラハード
  バック: ラクザZエキストラハード

 ・及川 瑞基選手(木下グループ) WR83
  ブレード: ビスカリアスーパーALC
  フォア: ディグニクス09C
  バック: ディグニクス05

 ・田中 佑汰選手(愛知工業大)
  ブレード: インナーフォースレイヤーALC
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05

 ・木造 勇人選手(愛知工業大)
  ブレード: ビスカリア
  フォア: キョウヒョウIIIブルースポンジ
  バック: テナジー05

 ・曽根 翔選手(愛知工業大)
  ブレード: ZX-GEAR OUT
  フォア: V>15エキストラ
  バック: V>15エキストラ

日本の女子出場選手

 ・木原 美悠選手(JOCエリートアカデミー/星槎)
  ブレード: ファイヤーフォールVC
  フォア: V>15エキストラ
  バック: VO>102(2.0 mm)

 ・加藤 美優選手(日本ペイントマレッツ) WR40
  ブレード: インナーフォースレイヤーZLC
  フォア: テナジー80
  バック: テナジー80

 ・長﨑 美柚選手(日本生命)
  ブレード: インナーフォースレイヤーALC
  フォア: テナジー05
  バック: ディグニクス05

 ・森 さくら選手(日本生命)
  ブレード: インナーフォースレイヤーALC
  フォア: テナジー05ハード
  バック: テナジー05

 ・張本 美和選手(木下アカデミー)
  ブレード: 張本智和インナーフォースALC
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05

結果

 日本は女子シングルスで木原選手が優勝、女子ダブルスで木原選手、長﨑選手ペアが優勝しました。おめでとうございます!

男子優勝

・Andrej GACINA選手(クロアチア)
 ブレード: Viscaria(ビスカリア)
 フォア: Dignics 09C(ディグニクス09C)
 バック: Dignics 05(ディグニクス05)
 

女子優勝

・木原 美悠選手(日本 JOCエリートアカデミー/星槎)
  ブレード: ファイヤーフォールVC
  フォア: V>15エキストラ
  バック: VO>102(2.0 mm)

男子ダブルス

・Benedikt Duda選手(ドイツ)
・Dang Qiu選手(ドイツ)
  ブレード: アリレートカーボンペン
  フォア: Dignics 09C(ディグニクス09C)
  バック: Dignics 09C(ディグニクス09C)

女子ダブルス

・木原 美悠選手(日本 JOCエリートアカデミー/星槎)
  ブレード: ファイヤーフォールVC
  フォア: V>15エキストラ
  バック: VO>102(2.0 mm)
・長﨑 美柚選手(日本生命)
  ブレード: インナーフォースレイヤーALC
  フォア: テナジー05
  バック: ディグニクス05

ミックスダブルス

・Emmanuel Lebesson選手(フランス)
  ブレード:Lebesson(ルベッソン / TIBHAR)
  フォア: Evolution FX-P(エヴォリューションFX-P)
  バック: Evolution FX-P(エヴォリューションFX-P)
・Jia Nan Yuan(フランス)

Review Rozena

Explanation

We would like to review Rosena, one of Butterfly (Tamasu)’s signature products. To talk about Rosena, I think it starts with Tenergy. The release of the world standard Tenergy 05 dates back to now, about 13 years ago, in April 2008. Tenergy 05, which still wants the name of the world standard even after more than 10 years have passed due to the prohibition of post-processing with organic solvents, has become an existence that can not be talked about without it when thinking about table tennis. Considering the features of this Tenergy series as katsuo000 as of 2021, I think it will be as follows.

Features of Tenergy series
・High spin performance
・High speed performance
・Weight light

I think that the characteristics of the Tenergy series as described above are largely due to Butterfly’s unique sponge. The sponge used in the Tenergy series is an orange sponge called Spring Sponge, and the bubbles in the sponge have a closed cell structure, and it seems that they are able to show high performance. This spring sponge is a technology that differentiates it from other competing table tennis makers with only Butterfly technology. While other competing table tennis makers basically outsource rubber manufacturing, Butterfly, despite being a table tennis maker, owns a sponge manufacturing factory and is trying to differentiate itself. Because of this spring sponge, Tenergy can produce high performance, but due to the fact that it costs research and development in addition to resale and counterfeiting, it has become an open price and it is almost double the price compared to other rubbers. It can be said that it is also a (bad) feature. However, there is no doubt that the usage rate of top players is high and it is the world standard.
In addition to Tenergy 05, which has the highest usage rate of the top players and high rotation performance, Tenergy 64, which has high speed performance due to the difference in the top seat, Tenegy 80, which has a good balance of spin and speed, There are 5 types of seats, including the Tenergy 25, which is strong against counters and front teams, and the Power Tenergy 19, which was released the other day. The explanation of each sheet is as follows.

No. 05: 1.7 mm grain spacing is narrow. High rotation performance.
No. 25: The height of the 2.65 mm grain is low. Easy to play on the table and counter.
No. 64: 1.7 mm wide grain spacing. High speed performance.
No. 180: The grain spacing of 1.7 mm is in the middle. The rotation and speed are well balanced.
No. 219: 1.5 mm grain spacing is narrow. It is easy to grab the ball well and put out power.
As mentioned above, the characteristics of each top sheet are reflected, and there are key phrases such as “Rotation 05”, “Balance 80”, “Speed 64”, “Front 25”, and “Power 19”. It is crowned.

About 13 years ago, after launching Tenergy 05 in April 2008, Butterfly launched Tenergy 25 in November 2008, Tenergy 64 in April 2009, and Tenergy in July 2010. 05 FX (Tenergy 05 FX), Tenergy 25 FX in November 2010, Tenergy 64 FX in November 2011, Tenergy 80 in January 2013, 2014 Tenergy 80 FX in April 2017, Rozena in April 2017, Tenergy 05 Hard, which is a harder version of Tenergy 05 in November 2018, in April 2019. Dignics 05 has been released as a rubber that exceeds tenergy. And in March 2021, when the transition from Tenergy to Dignics was beginning to appear, Tenergy 19 was put on the market. To date, there are 10 types of Tenergy. Each has been sold as a new product, and the fact that Tenergy 05 is still popular is a sign of completion and trust.

Rosena, reviewed on this page, is, so to speak, a cheaper version of Tenergy. Combined with a soft spring sponge, it becomes an easy-to-use tenergy-like rubber. I think it is a popular rubber as a back rubber for intermediate users or as a rubber with a spring sponge for the first time for beginners. In terms of price range, it is cheaper than the signboard rubber of other manufacturers and cheaper than the best-selling rubber, Fastarc G-1 of Nittaku, and the real selling price is fiercely competitive 4,000 It will be a rubber dropped on the circle! For cheaper and better performance than this price, Yasaka’s Rakza series and Rigan, and XIOM’s Vega X and Vega Tour 3,000. Will it be a round rubber? I would like to make a comparison with this area in the future.
Recently, a review of Rosena was posted on YouTuber, Goblin’s, but it was quite badly criticized. I think she has some likes and dislikes that don’t meet. I think she feels uncomfortable using hard rubber.

Published performance value

Shows the published performance values of Butterfly.

It may be no exaggeration to say that Rosena is Tenergy 05, which has inferior spin performance in a sense. Actually, I tried it again this time, but I have used thick Rosena in the past. In that impression, I had a strong impression that it was a rubber with low rotational performance. On the other hand, I remember that the shot feeling was certainly the shot feeling of the spring sponge, and the feel was not bad.

Rozena weight and paste

Rosena weighed 48 g. Butterfly’s rubber seems to have a correlation with sponge hardness basically, and the Tenergy FX series has softer sponge hardness and lighter weight. The sponge hardness is 35, which is a little softer than Tenergy, so 48 g is a heavy weight.

Rozena
 High Tension rubber
・Sponge thickness: thick (1.9 mm)、extra thick (2.1 mm)
・Spin: 10.80
・Speed: 13.00
・Sponge stiffness: 35
・5,000 yen + tax
・69 g (before cut) → 48 g (after cut)

Three features of Rozena

Recently, I mainly use Tenergy rubber for the back, so I could use it with a good feeling rather than a very strange feeling. To be honest, I could not deny the lack of power, but I still felt that the ease of handling was higher than the Tenergy series and Tenergy FX series! It was a level that I was wondering whether to use it in the main. I think it’s a shield-like rubber for sticking rather than using it as a weapon. If you want to attack, it’s like playing a little at the counter or block using the opponent’s ball to meet.
The current candidates for back rubber were Tenergy 05 and Rakza X. Compared to Rakza X, Rakza X tends to be heavier due to individual differences, so it costs around 500 yen, but I felt that I liked Rosena better. Of course, the quality of loop drive and push is higher than that of Rakza X and Tenergy 05, but I think Rosena is better in terms of total balance and ease of handling.

Anyway, various techniques are easy to do!

To be honest, I didn’t expect it so far, but I didn’t have any difficult technology. I felt like I was holding the ball a little too much, but it was very easy to do loop drive, speed drive, block, counter, stop. I personally found it easy to do with blocks, which was pretty easy to do! I felt the flexibility to enter if I hit it. There was a feeling that the entire rubber absorbed the power of the opponent’s ball. The only thing I felt was that when I tried to take the ball with just the seat, it felt like a slip, and I felt that this part was difficult to handle. I felt that it was a rubber that was firmly bitten into the sponge and hit.

The rally of the upper spin gives you a feeling of spring sponge!

At the time of the rally of the upper rotation, by playing while driving and biting while biting in, it was possible to reapply the upper rotation and it felt like it would fit on the opponent’s court, so it was a good impression. With Tenergy 05, I feel like I’m going over or going to the net if I don’t drive more. It is Tenergy 05 that makes it easy to feel the hardness, and if you just hit it, it will be difficult to exert power and you can only get a good ball by flying while rotating firmly. On the other hand, Rosena fits well just by playing, and it may be said that there is a part that seems to be Tenergy 64 or Tenergy 80. I don’t have any definite information about the grain shape of the sheet, but I think it’s a sheet that is closer to 64 or 80. Therefore, it was easy to hit a ball that accelerates while drawing an arc with less energy in the upper rotation rally. I think this arc and acceleration are like spring sponges. I think that being able to put out such a ball is a characteristic of Rosena and a good point.

Bring the ball with good bite!

I think the grain shape of the sheet is close to 64 or 80, but the sponge is a little soft and grips the ball very well. I felt that it was close to Tenergy 05. Therefore, it was easy to hit the loop drive. However, I felt the need to hit while considering the flight distance to some extent because it does not sink completely by rotation, not the feeling that anything can be entered by rotating and flying. This area seems to have different tastes, but I am convinced that it is a spring sponge rubber suitable for beginners and intermediates. I think that the good points of Tenergy 05 and Tenergy 80 (because katsuo000 has never used Tenergy 64) and the desired parts coexist in a well-balanced manner. From this Rosena, I felt that it was a rubber that could be changed to each Tenergy in order to use my own characteristics and frequently used techniques as weapons. On the other hand, I certainly felt disappointed when I wanted the features of Tenergy 05 and the features of Tenergy 64 as they were. Since it is a balanced type, Tenergy 80 may be the closest. I think it is difficult to obtain sharp performance. It’s a very well-balanced rubber, and I thought it could be recommended for Penholder who have to do anything.

Each technics review

Forehand

Light hit
You have a ball. I felt that it had a lot of spheres compared to Dignics 05.

Rally drive
It’s not particularly difficult to do, but I felt like I was going too far to the foreside because I had a ball. Is this used to it? Since the amount of rotation is the first time when it is bitten in, I felt that it was easy to apply rotation in the upper rotation rally and it could be dropped by rotation. Is this a place like a spring sponge?

Backhand

Light hit
It was very easy to do. It was a good impression to have a ball and the rubber absorbs it even if you push it unreasonably, so even if you push it forcibly, it will enter quite a bit. I think this is the one you can count on in the game.

Rally drive
Since the backhand is not good at my arm and footwork, the hitting point is easy to move back and forth and it is unstable, but Rosena was very nice with the rubber that absorbs the front and back of the hitting point. The quality may be low, but I was happy that I could get it if I tried to put it in anyway. Also, he was very easy to drive in front of the top of the front team and did not feel bad.

Loop (top spin) drive against back spin
Since it has the same ball as Tenergy 05 and Tenergy 05 FX, the ball quality is low, but it feels easy to control. I think that it is a rubber that is easy to make a loop drive of such a connection that connects firmly and attacks the next ball.

Speed drive against back spin
It was easy to drive speed because it was good to bite to some extent. Although I can’t expect the ball to sink as much as the Tenergy 05FX, it was a rubber that made me feel like I was hitting it.

Block
It was the block that I felt was the best compared to Tenergy 05 and Tenergy 05 FX. It was very easy to do and I was impressed. I think that the sponge is hard and the sheet is insensitive to the rotation of the other party in a good way.

Counter drive
I was impressed by the feeling that the counter was stable enough even if I caught the front of the top a little like meat. I think that it is a rubber that is a little difficult to drop by rotation, so on the contrary, I think that it is a rubber that has a meat-like way of hitting. I don’t think that the back is counter-driven by taking the plunge, so I felt that it was a rubber that fits the back in that sense as well.

Stop
The only thing I found difficult was the stop. It’s easy to play, so if you don’t touch the ball in a short time, I feel that it’s easy to receive the rotation of the opponent directly.

Push
Like the stop, it was difficult to rotate. It was a little difficult to bite in too well and overshoot, or slip on the contrary and make a net mistake.

Chiquita
It was easy to give and easy to do. However, I felt that it was not very powerful. If you are looking for power, it will be the Tenergy series.

Comparison with other rubbers (personal impressions)

Spin amount
 Tenergy 80 FX > Rozena > Evolution MX-P

Speed
 Tenergy 80 > Rozena > Tenergy 05

Ease of handling
 Rasanter R48 > Rozena> Rakza X

https://amzn.to/3w3JiEi

2022年 Nittaku卓球用具カタログ

日本一売れているラバーG-1のNittaku!

 未だに日本一売れているラバー、G-1です。昨年G-1にスポンジ厚さがMaxとなるラバーが発売され、拡充されました。伊藤美誠選手、森園政崇選手、など有名選手が使用するラバーというのも特徴ですね。

Nittakuさんの電子カタログ: https://www.nittaku.com/products/catalog/

2022年の新商品!

Hammond Z2(ハモンドZ2)

 今年の大注目は、Nittakuの新作ラバー、ハモンドZ2ですね!なんといっても日本一売れているラバーFastarc G-1(ファスタークG-1)の次となるようなラバー(少なくとも性能値的な話)を発売するからですね。発売後、レビューも多く挙がることが予想されます。G-1層がハモンドへ移行するのかG-1にとどまるのか、楽しみですね。まず気になるのが、伊藤美誠選手、森園政崇選手が移行するのか、G-1を使い続けるのか。6月以降楽しみに待ちましょう。