『ビスカリア SUPER ALC』は、アリレートカーボンのしなやかさを維持しながら、より高い弾みを実現した「スーパーアリレートカーボン」を搭載したラケットです。合板構成などの基本設計は名作『ビスカリア』を踏襲しつつも、振動特性はほぼ変えずに反発特性を高めることに成功しました。 トップ選手のみならず、中~上級者にとってもふさわしい性能を持つこのラケットは、従来のアリレートカーボンがもたらす特徴に加え、さらなる打球の威力を求めたい選手にお勧めです。
この特殊素材を『ビスカリア』と同じ合板構成に組み込むことで、スーパー アリレートカーボンの第1号モデルである『ビスカリア SUPER ALC』が誕生したのです。試打した選手からも「打球感はビスカリアと変わらないが、より威力のある打球が可能」という声が寄せられており、当初の要望に応えるラケットに仕上がりました。
反発特性: 12.1 振動特性: 10.1 ブレードサイズ: 157×150 mm ブレード厚: 5.7 mm 価格: 25,000円 + 税
https://www.butterfly.co.jp/catalog/2022ss/8/
ビスカリアの人気もあり売れそうなラケットです。個人的にはこのスーパーALCをインナーに入れたHarimoto Tomokazu Inner Force Super ALC(張本智和インナーフォースSuper ALC)が発売されたら購入しようと思っているんですよね。ビスカリアと比較してビスカリアSuper ALCとなって0.1 mm薄くなっているので、張本智和インナーフォースSuper ALCのブレード厚さは5.9 mmかな?非常に使ってみたいところです。ちなみに愛工大名電中学の吉山和希選手は特注のインナーSuper ALCつかっているんですよね。いいなー。
Falcima(ファルシーマ)
新商品2つ目は、初~中級者用の5枚合板になりますね。バタフライさんは5枚合板のラケットはラインナップが結構充実しています。 ・Falcima(ファルシーマ)New 反発特性: 10.9 振動特性: 9.7 ブレード厚: 6.0 mm ブレード面積: 157×150 mm ・Maze Advance(メイスアドバンス) 反発特性: 10.6 振動特性: 10.2 ブレード厚: 6.7 mm ブレード面積: 157×150 mm ・Petr Korbel(コルベル) 反発特性: 10.6 振動特性: 8.2 ブレード厚: 5.9 mm ブレード面積: 158×152 mm ・Timo Boll J(ティモボルJ) 反発特性: 10.4 振動特性: 10.6 ブレード厚: 6.1 mm ブレード面積: 152×144 mm ・TB5α(TB5アルファ) 反発特性: 11.0 振動特性: 9.5 ブレード厚: 6.4 mm ブレード面積: 158×152 mm ・Xstar V(エクスターV) 反発特性: 10.0 振動特性: 8.2 ブレード厚: 5.6 mm ブレード面積: 158×152 mm
中国製粘着ラバーということで、初めはフォア側で使ってみました。普段使っているOmega VII China Ying(オメガVIIチャイナ影)と比べるとかなり柔らかく感じました。そこで、バック側でどう感じるか試してみたら抜群に扱いやすくて驚きました。ボールをしっかりグリップするし中陣からでもドライブもしやすく非常に好感触でした。球持ちが非常に良いのでループっぽく入れに行くのもやりやすかったです!
「I’ll Never Drop Down It./落としてたまるか。」ニッタクの渾身の新作ラバー、ハモンドZ2。2022年6月発売。ニッタクを象徴する“赤”をまとった「バルクヘッドスポンジ」は、隔壁が強く、エネルギーロスを軽減し、反発力を強化。天然ゴム比率が高く、ゴムシート密度が大きい「ナチュラルリッチシート」は、薄くとらえても“落ちない”のが魅力。相手の回転を利用したカウンター、台から離れても相手のコートに深く突き刺さるドライブを武器に打ち合いを制す!ベストセラー「ハモンドシリーズ」の爽快感のある打球の良さを継承しながら、トップ仕様のラバーに仕上げました。 https://www.nittaku.com/products/rubbers/post-62
Rakza Z Extra Hard(ラクザZエキストラハード)をレビューします。このラバーはYASAKA(ヤサカ)の久々のハイエンドラバーであり、粘着テンションラバーになりますね!2020年Butterfly(バタフライ)が最新粘着テンションラバー、Dignics 09C(ディグニクス09C)を発売したタイミングで、ヤサカも追いかけるように発売したのがこのラクザZになります。ラクザZには硬度が2種類あり、約50°くらいのラクザZと、ヤサカのラバーの中でも一、二に硬い55°くらいのラクザZエキストラハードになります。本ページではラクザZエキストラハードをレビューします。このラバーのユーザーは早稲田大学卒業後、TT彩たまに入団した五十嵐 史弥選手、最近ではヤサカの看板選手でTT彩たまの神巧也選手になります。またYou Tuber、ごぶりんずのヤンマさんも使用中のようですね。
ヤサカの契約選手といえば、2014年に全日本選手権準優勝した神巧也選手、2019年世界選手権準優勝のMattias Falck(マティアス ファルク、Sweden)選手、アドバイザーでワールドカップ優勝4回、アテネオリンピック優勝の馬琳(マリン、中国)選手が有名ですね。また関東学生選手権優勝の五十嵐史弥選手、全日本選手権大会ジュニアの部優勝の笹尾明日香選手、関東学生選手権準優勝の加藤結有子選手と早稲田大学の契約選手も多いです。また異質の裏裏カットマンでTT彩たまで活躍中の英田理志選手と多数の尖がった契約選手が多いです。神選手は学生時代含めるとRakza 7 (ラクザ7)、Rakza X (ラクザX)、Rising Dragon (翔龍)、ラクザZエキストラハードとまさにヤサカのハイエンドラバーを順番に使い続ける選手ですね。トップ選手だけでなく、アマチュア選手でも多数の選手がラクザ7、ラクザX、翔龍は使用されており、非常に有名なラバーだと思います。ラクザZもあっという間に広がりそうです。
細かくラクザシリーズを説明していくと、4種類のラクザラバーが存在し、それぞれ細かく異なります。ラクザZには、ラクザZとRakza Z Extra Hard(ラクザZエキストラハード)の2種類が存在します。ラクザXは、Non Slip Sheet(ノンスリップシート、NSS)技術が採用されていて、他のラクザと一線を画す、高いグリップ力を持つそうです。性能値で見た場合には回転量はラクザZの次にラクザ7の方が高い値になっていますね。そしてシリーズ最速となるのがラクザ9になります。またスポンジが柔らかいソフトはラクザXとラクザ7の2種で販売されています。このように細かい部分で異なる部分を有しながらも非常に人気の高いラバーシリーズがラクザシリーズということになりますね。 今回レビューするラクザZ EHは、バタフライのラバーの中ではディグニクス09C系のラバーということで、ラクザZ EHの粘着テンションラバーとしての性能を確認していきたいと思います。
ラクザZエキストラハードは重さはかなり重い一方で硬さはテナジー05なみの硬さという結果になりました(shore c sheetの結果より。)。ただしYASAKAのラバーは硬度の割にくい込みが良い、ということもないので、感覚的にはディグニクス09Cと同程度には硬いと感じるのがラクザZエキストラハードになります。 また特徴的なのが、shore aのシート側とスポンジ側の差で、要はシート側の方が柔らかく、スポンジ側の方が硬いのがラクザZということがわかります。ディグニクス09Cやスピン系テンションラバーと言われるラバーは、シート側が硬く、スポンジ側が柔らかいというのがセオリーのようですが、ラクザZや中国製のキョウヒョウはスポンジが硬くシートが柔らかいというのが粘着ラバーの特徴といえるのかもしれません。シートが柔らかいことでループドライブの質を高くしやすい印象がありますので、ラクザZエキストラハードには、ループドライブの良さを期待できそうですね!
ラクザZエキストラハードの貼りと重量
ちょっとわかりにくいのですが、ラクザZエキストラハードのスポンジは気泡がかなり入ったスポンジです。この気泡の多さはまるでスピン系テンションラバーのようですね。(黒いスポンジはOmega VII China Ying(オメガVIIチャイナ影)になります。)ディグニクス09Cも気泡は確認できますが、かなり気泡が細かいです。またキョウヒョウはほとんど気泡が確認されないようなスポンジですね。このあたりがラバーの違いとして現れそうだと感じました。
貼ったラケットはキョウヒョウ301になります。インナーラケットですね。やはりドイツ製粘着テンションンは全体的に弾むので味を出すならインナーカーボンが最適だと思います。またはラクザZエキストラハードであれば、ヤサカの契約選手のように木材合板でしょうか。7枚合板のMa Lin Extra Special(馬林エキストラスペシャル)などはかなりオススメになりますね。 また粘着感は、ディグニクス09Cやドイツ製粘着テンションラバーと比べると、強いです。翔龍と比べると同等か、少しラクザZエキストラハードの方が弱いかな、って感じました。ディグニクス09Cや最近のドイツ製粘着テンションのシートが全然粘着らしさがない中で、ラクザZエキストラハードは強い粘着を感じるのは粘着ユーザーとしては嬉しかったです。