2022年 andro卓球用具カタログ

androは春の新製品はカラーラバー!

 パンフレットでは新たなラバー発売をほのめかす見開きもありますが、春先の新製品はカラーラバーのみのようですね。ついにエナジーセル搭載のラザンター全てにカラーラバーがそろい、トップ選手から一般層まで、カラーラバーを選べるようになりました。カラーラバーまだ使ったことがないのですが、そのうち使ってみたいところです。

androさんの電子カタログ: https://www.andro.de/ja/online-cataloguejp

2022年の新商品!

Rasanter R53(ラザンターR53)グリーン
Rasanter R45(ラザンターR45)グリーン

 R48に加え、エナジーセル仕様のラザンターR53とR45にもカラーラバーが登場となりました。R53は特に緑で使ってみたいですね!androを象徴する緑は、他のメーカーでは使いにくいと思います。カラーラバー緑は遠くから見ても「androユーザー」を宣伝できることでしょー!

ラバーステップアップマップ

 ラバーの硬度と特徴がわかりやすいですね。こういう図を用意してくれるのは嬉しいし読むのが楽しいですね。

ブレードマップ

 オススメのラケットラバーの組合せに加え、ラケットの関係も分かりやすくまとめられていると思います。このような図は他のメーカーでも是非容易してほしいですね。ファイバー系のトレイバーFOとトレイバーFIが最もハードで、スピードが出る設計というのは知りませんでした。ファイバーでも6.8 mmのブレード厚さはスピードが出しやすいのでしょう。やはり気になるのは、トレイバーCIやゴーズィSLなどの最新ラケットですかね。

2022年 Butterfly卓球用具カタログ

2022年のButterfly(バタフライ)

 今年のバタフライさんのパンフレットはなかなか挑戦的だと感じました。というのは、一般的に卓球メーカーのパンフレットは最も売れてほしい用具から掲載するそうです。YASAKA(ヤサカ)さんでいうと、一番初め3p目にMark V(マークV)が掲載されます。しかも見開きで!バタフライの場合、昨年一番初めに掲載されたのはもちろん新発売したTenergy 19(テナジー19)、その次はDignics 09C(ディグニクス09C)でした。2022年のバタフライは、なんとラケットから掲載しています!

 もちろん1番初めに掲載されているのは、新商品のViscaria Super ALC(ビスカリアスーパALC)です!その後もトップ選手モデルのラケットを掲載していくあたり、バタフライらしさを感じました。今年のバタフライは、ラケット推しのようですね!

Butterflyさんの電子カタログ: https://www.butterfly.co.jp/catalog/

2022年の新商品!

Viscaria Super ALC(ビスカリアスーパーALC)

スーパーアリレートカーボン搭載第1号モデル

 『ビスカリア SUPER ALC』は、アリレートカーボンのしなやかさを維持しながら、より高い弾みを実現した「スーパーアリレートカーボン」を搭載したラケットです。合板構成などの基本設計は名作『ビスカリア』を踏襲しつつも、振動特性はほぼ変えずに反発特性を高めることに成功しました。
 トップ選手のみならず、中~上級者にとってもふさわしい性能を持つこのラケットは、従来のアリレートカーボンがもたらす特徴に加え、さらなる打球の威力を求めたい選手にお勧めです。

アリレートカーボンを進化させる

 『ビスカリア』などアリレートカーボンを搭載したラケットは数多く、そのしなやかさと使いやすさ、そして弾みの良さゆえに幅広い人気を誇っています。一方で、トップ選手からは「アリレートカーボン搭載ラケットの打球感はそのままに、より威力が出るものを」という要望もありました。これに応えるために、アリレートカーボンを進化させた特殊素材を開発するという構想が生まれたのです。

 「打球感はそのままに、より威力が出る」ラケットを実現するためには、ラケットの振動特性を高くすることなく、反発特性のみを高くする必要がありました。一般的に、反発特性を高くすると振動特性も高くなるため、この課題をクリアすることは容易ではありません。目標とするラケットの性能を導き出す特殊素材を開発するために、バタフライの研究開発部はこれまでに蓄積された知見を最大限に生かし、編み込む繊維の量や製造方法の研究を重ねました。

 そうした長年にわたる研究開発の末に完成したのが、特殊素材「スーパーアリレートカーボン」です。従来のアリレートカーボンよりも多くの繊維量を編み込むことで、より高い弾みを獲得。また、ラケットに搭載した際のしなやかさと使いやすさも維持できるよう、アリレートとカーボンの素材比率の調整を入念に繰り返しました。

 この特殊素材を『ビスカリア』と同じ合板構成に組み込むことで、スーパー アリレートカーボンの第1号モデルである『ビスカリア SUPER ALC』が誕生したのです。試打した選手からも「打球感はビスカリアと変わらないが、より威力のある打球が可能」という声が寄せられており、当初の要望に応えるラケットに仕上がりました。

反発特性: 12.1
振動特性: 10.1
ブレードサイズ: 157×150 mm
ブレード厚: 5.7 mm
価格: 25,000円 + 税

https://www.butterfly.co.jp/catalog/2022ss/8/

 ビスカリアの人気もあり売れそうなラケットです。個人的にはこのスーパーALCをインナーに入れたHarimoto Tomokazu Inner Force Super ALC(張本智和インナーフォースSuper ALC)が発売されたら購入しようと思っているんですよね。ビスカリアと比較してビスカリアSuper ALCとなって0.1 mm薄くなっているので、張本智和インナーフォースSuper ALCのブレード厚さは5.9 mmかな?非常に使ってみたいところです。ちなみに愛工大名電中学の吉山和希選手は特注のインナーSuper ALCつかっているんですよね。いいなー。

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Falcima(ファルシーマ)

 新商品2つ目は、初~中級者用の5枚合板になりますね。バタフライさんは5枚合板のラケットはラインナップが結構充実しています。
 ・Falcima(ファルシーマ)New
  反発特性: 10.9 振動特性: 9.7 ブレード厚: 6.0 mm ブレード面積: 157×150 mm
 ・Maze Advance(メイスアドバンス)
  反発特性: 10.6 振動特性: 10.2 ブレード厚: 6.7 mm ブレード面積: 157×150 mm
 ・Petr Korbel(コルベル)
  反発特性: 10.6 振動特性: 8.2 ブレード厚: 5.9 mm ブレード面積: 158×152 mm
 ・Timo Boll J(ティモボルJ)
  反発特性: 10.4 振動特性: 10.6 ブレード厚: 6.1 mm ブレード面積: 152×144 mm
 ・TB5α(TB5アルファ)
  反発特性: 11.0 振動特性: 9.5 ブレード厚: 6.4 mm ブレード面積: 158×152 mm
 ・Xstar V(エクスターV)
  反発特性: 10.0 振動特性: 8.2 ブレード厚: 5.6 mm ブレード面積: 158×152 mm

やはりコルベルの存在感が強いですね。反発特性や振動特性を木材やブレード厚さなどで制御していると想像しますが、情報があまりないので、どのようなラケットか少々わかりにくいです。ブレード厚さはメイスアドバンスよりも薄いのに反発特性はメイスアドバンスよりも高いので、おそらく硬いと感じる木材が使用されていることが予想されますね。6.7 mmはかなり厚いので、やはり6 mm前後のブレード厚さが最近の流行の厚さではないかと思います。そういう意味でファルシーマは今時のラケットとして発売されたのではないでしょうか。

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レビュー Moon Blue(月ブルー)

説明

 今回のレビューは、少しマイナーではありますが、中国メーカーの粘着ラバーのレビューになります。中国というと、紅双喜(Double Happiness Shanghai、DHS)が有名ですが、今回レビューするのは、銀河(YINHEMiky WayGalaxy)のMoon Blue Sponge(月ブルースポンジ)になります!みんなご存知WRMさんで購入しました。メーカー銀河の情報は、軽くググってみましたがあまり得られなかったので割愛させていただきます。銀河は、ラバーの名前に天体の名前を付けるメーカーで他にもアポロや木星、金星、太陽などがありますね。今後月ブルー以外の粘着ラバーも試打していきたいと思っています。

 今回の月ブルーは、なんと中国製の粘着テンションラバーになるそうです。正直いって大きな期待とかなく使ってみたのが本音ですね。触ってみると結構シートが柔らかくて、それでいて粘着力の強いシートでした。

性能値

 調べてみましたが性能表を見つけることができませんでした。今回は硬度比較のみとさせていただきます。

 バタフライのラバーと比較するとやや重たく中国ラバーらしいように感じました。月ブルーは木星IIブルースポンジと同様にシートよりもスポンジの方が硬いラバーでした。やはり、ディグニクス09Cなどと比較しても同等の硬さになりますね。触った感じに大きな差は感じませんでしたが、木星IIブルースポンジと比較すると、打球感は木星IIブルスポよりもさらに柔らかいと感じました。硬度計の測定結果通りでしたね。

月ブルーの貼りと重量

 今回は中国ラバーということでTimo Boll Spirit(ティモボルスピリット)に貼りました。また試打したのはサンプル品の低価格のものになります。金パッケージのものも欲しかったりしますね。

Moon Blue Sponge(月ブルースポンジ)
・Sponge Thickness:2.2 mm
・Sponge硬度:39°
・2,480円 + 税 (サンプル品) / 通常版は2,700円 + 税
・70 g(切断前) → 51 g(ティモボルスピリットに貼って)

 柔らかさは感じましたが中国ラバーあるあるの臭さはありませんでした。また粘着シートの感じは最近のドイツ製粘着テンションと比べるとしっかりとした粘着を感じさせるシートでした。

Moon Blue Spongeの3つの特徴

バックで使える扱いやすさ!

 中国製粘着ラバーということで、初めはフォア側で使ってみました。普段使っているOmega VII China Ying(オメガVIIチャイナ影)と比べるとかなり柔らかく感じました。そこで、バック側でどう感じるか試してみたら抜群に扱いやすくて驚きました。ボールをしっかりグリップするし中陣からでもドライブもしやすく非常に好感触でした。球持ちが非常に良いのでループっぽく入れに行くのもやりやすかったです!

ツッツキがぶち切れ!チキータもど安定!

 この月ブルー、ツッツキが非常に好印象でした。ぶちっと切りにいけてレシーブから上書きツッツキができると感じました。アウターカーボンにはってこのやりやすさは凄いと思います。かなりありではないでしょうか。一発で好きになりましたね。チキータも抜群に安定しましたし、少しでも相手のサーブが台から出ればバックなのにチョリれると感じました。しかもこのやりやすさで価格は3,000円を切るとなると衝撃的でした!

しっかりくい込ませればフォアでも威力抜群!

 オメガVIIチャイナ影やキョウヒョウなどと比べると、やや威力や回転量、癖の少なさを感じはしますが十分フォアでも使える抜群の粘着ラバーでした。もちろんインパクトの強さは必要ですが、与えたエネルギーに比例して重いボールが出せていると感じました。コスパの良い高性能ラバーだと思います!

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打
 特に違和感なかったです。柔らかい分、簡単に飛ばすこともできると感じました。

ロングボールやラリーでのドライブ
 強粘着ということもあって粘着ラバーらしさが結構出ると思いました。ボールがやや浅く入るとともにボールも1球1球変化が出ているように感じました。

面を開いたドライブ
 面を開いた方がスピードドライブはうちやすいですね。良いボールが打てました。

対下回転に対するループドライブ
 キョウヒョウと比べるとやや回転量は劣るようにも感じましたが、浅くて低い質の高いループドライブがやりやすかったです。

対下回転に対するスピードドライブ
 くい込みがいいので打ちやすかったです。

カーブ/シュートドライブ
 あまり曲がる印象はありませんでした。

ブロック
 スマッシュなどはとりやすいと感じましたが、ややシートが柔らかい分相手のドライブの回転量の影響は受けやすいと感じました。

カウンタードライブ
 普段アウターカーボンを使っていないということもあってか、オーバーミスがおおくておさまっていませんでした。

ストップ
 グリップするので、非常に止めやすかったです。良いですね!

ツッツキ
 こちらもグリップするので良かったです。

フォアサーブ
 飛び出しにくいので思い切り切ることができました。

バックハンド系

軽打
 軽打はやわらかい分、違和感なく打てると思います。

ロングボールやラリーでのドライブ
 やりやすかったです!もちろん、スピン系テンションラバーと比べればボールは遅くて浅くなりやすいですが、抜群の安定感でした。

対下回転に対するループドライブ
 シートが柔らかいのでボールをよく掴んでくれるので、安定よループドライブができると思いました!

対下回転に対するスピードドライブ
 バックハンドではやや、やりにくかったです。パワー不足なのだ思います。

ブロック
 相手の回転量の影響は大きいと感じました。

ストップ
 これも良かったです!止まりますね!

ツッツキ
 切れますね!良いです!しっかりグリップするので弾いて浮くこともなくて好きな打球感でした!これだけ切ることができるのは面白いですね!

チキータ
 やりやすいですね!素晴らしかったです!

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Hurricane > Moon Blue Sponge ≧ Tenergy 05

スピード
 Tenergy 05 > Moon Blue Sponge > Hurricane

卓球王国 2022年4月号 -その1-

Pick Up Product(ピックアッププロダクト)

・Altius COMBO(アルティウスコンボ)
 アルティウスシリーズの中でも一押しラケットのアルティウスコンボがピックアップされていました。このラケット、随分評判がいいみたいで、かなり気になりますね。インナーの球持ちにアウターの威力が出せるのは理想的なラケットだと思います。逆に他のカーボンの入ったアルティウスシリーズはよくあるラケットのようですね。個人的にはフォルティウスコンボとか出してほしいところです。ぜひミズノさんよろしくお願いします!

新商品広告

Hammond Z2(ハモンドZ2)

 「I’ll Never Drop Down It./落としてたまるか。」ニッタクの渾身の新作ラバー、ハモンドZ2。2022年6月発売。ニッタクを象徴する“赤”をまとった「バルクヘッドスポンジ」は、隔壁が強く、エネルギーロスを軽減し、反発力を強化。天然ゴム比率が高く、ゴムシート密度が大きい「ナチュラルリッチシート」は、薄くとらえても“落ちない”のが魅力。相手の回転を利用したカウンター、台から離れても相手のコートに深く突き刺さるドライブを武器に打ち合いを制す!ベストセラー「ハモンドシリーズ」の爽快感のある打球の良さを継承しながら、トップ仕様のラバーに仕上げました。
  https://www.nittaku.com/products/rubbers/post-62

JEKYLL&HYDE(ジキル&ハイド)シリーズ

・Jekyll &Hyde H52.5(ジキル&ハイド H52.5)
中国式粘着トップシート搭載の二面性ギア
 ボールをキャッチする感覚と圧力のある攻撃という、相反する二面性を同居させることに成功したハイブリッドラバー。中国ラバーに近い最新型の粘着性トップシートが確実で強烈なスピンを生み出し、エネルギーに満ちた高硬度スポンジがうねるような弾道でド迫力のドライブを発射させる。一度体感したら病みつきだ。
 https://xiom.jp/?pid=166442882

・Jekyll &Hyde V47.5(ジキル&ハイド V47.5)
超特級の引っかかりの中に潜む高反発力
 ボールを最高のパワーで引っかけて猛烈な回転を作りたい――そんなプレーヤーの願いをいとも簡単に実現してくれるスピンモンスター。ボールとの接触時間が長いから、どんな状況でも確実な回転をかけることが可能。しかも、スピードを出したい時には自在に出せる。超回転と不意打ちの速球。
 https://xiom.jp/?pid=166443136

2022/3/13~3/17 WTT Feeder Doha

WTTフィーダードーハ

JTTA: https://jtta.or.jp/tour/5443

WTT: https://worldtabletennis.com/eventInfo?eventId=2534

男子出場予定選手

・渡部 民人選手(星槎中学校)
 ブレード: 張本智和インナーフォースSuper ZLC
 フォア: ディグニクス09C
 バック: ディグニクス80 

・神 巧也選手(T.T彩たま)
 ブレード: 馬琳エキストラスペシャル
 フォア: ラクザZエキストラハード
 バック: ラクザZエキストラハード

・及川 瑞基選手(木下グループ)
 ブレード: 特注 (Super ALCアウター)
 フォア: ディグニクス09C
 バック: ディグニクス05

女子出場予定選手

・木原 美悠選手(JOCエリートアカデミー/星槎)
 ブレード: ファイヤーフォールVC
 フォア: V>15エキストラ
 バック: VO>102 

・小塩 悠菜選手(星槎中学校)
 ブレード: カルテットVFC
 フォア: VO>102
 バック: VS>402リンバ―

・長﨑 美柚選手(日本生命)
 ブレード: インナーフォースレイヤーALC
 フォア: テナジー05
 バック: ディグニクス05

・森 さくら選手(日本生命)
 ブレード: インナーフォースレイヤーALC
 フォア: テナジー05ハード
 バック: テナジー05

・張本 美和選手(木下卓球アカデミー) 
 ブレード: 張本智和インナーフォースALC
 フォア: ディグニクス05
 バック: ディグニクス05

結果

男子優勝

・Zhao Zihao選手(中国)

女子優勝

・Qian Tianyi選手(中国)

男子ダブルス

・Huang Yan-Cheng選手(中華台北)
・Feng Yi-Hsin選手(中華台北

女子ダブルス

・Liu Weishan選手(中国)
・Qi Fei選手(中国)

ミックスダブルス

・Xu Yingbin選手(中国)
・Qian Tianyi(中国)

2022年 VICTAS卓球用具カタログ

丹羽選手のVICTAS

 VICTASといえば、日本の卓球用具の中でもButterfly(バタフライ)の次に大きい勢力ではないでしょうか。契約選手も丹羽選手を筆頭に、村松選手、吉村和弘選手、松平賢二選手、曽根翔選手、木原美悠選手、Jang Woojin(張禹珍)選手、Liam Pitchford(リアムピッチフォード)選手、岸川聖也コーチと有名選手が多数契約していますね。
 そんなVICTASは前身はTSPでしたが完全にVICTASへ移行しましたね。2022年は新作のハイエンドラバーもリリースが発表され注目のVICTASになります!

VICTASさんの電子カタログ: https://www.victas.com/webcatalog/ja_jp/victas/index.html

2022年の新商品!

V>22 Doube Extra(V>22ダブルエキストラ)

『V>15 Extra』の登場から7年の時を経て、2022年に生まれたモンスターラバー

 スピードと回転量は世界のトップ選手の試打で実証済み。ボールを食い込ませると同時にトップシートで強烈な「ひきつれ」を作り、特殊気泡を含んだスポンジが威力あるボールを弾き出す。さらにはその威力あるボールが、相手コートの深い位置で収まる安定性も兼ね備える。

弧線の高さ: 6.7   (V>15 Extra: 7.4)
スピード: 9.0    (V>15 Extra: 8.4)
ドライブの精度: 7.3 (V>15 Extra: 7.1)
シートの強さ: 9.0  (V>15 Extra: 9.2)
反発: 8.3      (V>15 Extra: 8.8)

カラー: 赤、黒、青
硬度: 50.0±3°   (V>15 Extra: 47.5±3°)
価格: 7,500円 + 税 (V>15 Extra: 6,200円 + 税)

https://www.victas.com/webcatalog/ja_jp/victas/index.html

 デザインが統一され、かっこよさがあるパッケージに、今までのハイエンドラバーV>15エキストラを超えると予想させるV>22の登場になります。発売時期は現時点で、2022年9月と秋口予定になりますね。このV>22ダブルエキストラは、スポンジ硬度は50°で、もう一つの新商品V>20ダブルエキストラよりも硬度は柔らかいようなんですよね。ただしシートの強さがV>20ダブルエキストラよりも強いようなので、こちらのV>22ダブルエキストラの方がV>15エキストラらしさを継承しているのではないかと想像しているところです。V>15エキストラでさえ硬さと重さで使用選手が限られるようなラバーでしたので、女子選手のフォアや男子選手が使用するのではないかと想像しますね。
 数値性能だけを見ると、V>15エキストラよりもシートの強さと反発は落ちているものの、スピードとドライブの精度が上がり、弧線の高さも低い値になっています。V>15エキストラ以上に弧線が低くてスピードが出せるラバーということは、V>15エキストラの特徴を特化させた、スピン系テンションラバーではないかと想像しますね。V>15エキストラのドライブもボールの低さや伸び方は、特徴的でドイツ製ラバーらしさとか、V>15エキストラらしさとして表現されると思います。そのV>15エキストラよりも弧線が低くてスピードが出るとなると、その特徴がいかんなく発揮できれば、かなり攻撃的で特徴的なドライブになると想像されますね。気になるラバーになりますが値段も高くなっているのがネックです。

V>20 Double Extra(V>20ダブルエキストラ)

VICTASから新感覚ラバーが登場、威力だけでなく台に収まるラバー

 キーワードはインパクトの瞬間の『許容』『遊び』。スポンジ硬度は52.5度だが、硬さを感じない。むしろその弾力が心地よく、その打球感に誰もが驚く。打った時のボールは威力十分、あらゆる攻撃で相手コートに収まる安心感。「競い合いで信頼できるラバー」が生まれた。

弧線の高さ: 7.0   (V>15 Extra: 7.4)
スピード: 9.1    (V>15 Extra: 8.4)
ドライブの精度: 8.2 (V>15 Extra: 7.1)
シートの強さ: 7.2  (V>15 Extra: 9.2)
反発: 8.5      (V>15 Extra: 8.8)

カラー: 赤、黒、ピンク
硬度: 52.5±3°   (V>15 Extra: 47.5±3°)
価格: 6,200円 + 税 (V>15 Extra: 6,200円 + 税)

https://www.victas.com/webcatalog/ja_jp/victas/index.html

 岸川聖也コート監修ラバー第一弾として発売されるのがV>20ダブルエキストラになりますね。キーワードの寛容はどこかでみたことありますが、予想ではTenergy 05(テナジー05)に近いラバーではないかと想像します。

Ventus Regular α(ヴェンタスレギュラーあるふぁ)

 ヴェンタスレギュラーよりもスピン性能に特化した高弾性裏ソフトラバーということです。おそらく、ヤサカのライガンスピンを意識したラバーではないかと想像します。

ラバー比較表

 今年のパンフレットからラバー比較図が追加されました。どうやらVICTASのラバーは「シートの強さ」≒スピン性能のようですね。シートの強さ、という点では、トリプルダブルエキストラは柔らかめのシートを使っている分、やや低い値になっている印象です。その分、扱いやすい印象でもありますね。

レビュー Rakza Z Extra Hard(ラクザZエキストラハード)

説明

 Rakza Z Extra Hard(ラクザZエキストラハード)をレビューします。このラバーはYASAKA(ヤサカ)の久々のハイエンドラバーであり、粘着テンションラバーになりますね!2020年Butterfly(バタフライ)が最新粘着テンションラバー、Dignics 09C(ディグニクス09C)を発売したタイミングで、ヤサカも追いかけるように発売したのがこのラクザZになります。ラクザZには硬度が2種類あり、約50°くらいのラクザZと、ヤサカのラバーの中でも一、二に硬い55°くらいのラクザZエキストラハードになります。本ページではラクザZエキストラハードをレビューします。このラバーのユーザーは早稲田大学卒業後、TT彩たまに入団した五十嵐 史弥選手、最近ではヤサカの看板選手でTT彩たまの神巧也選手になります。またYou Tuber、ごぶりんずのヤンマさんも使用中のようですね。

 ヤサカの契約選手といえば、2014年に全日本選手権準優勝した神巧也選手、2019年世界選手権準優勝のMattias Falck(マティアス ファルク、Sweden)選手、アドバイザーでワールドカップ優勝4回、アテネオリンピック優勝の馬琳(マリン、中国)選手が有名ですね。また関東学生選手権優勝の五十嵐史弥選手全日本選手権大会ジュニアの部優勝の笹尾明日香選手関東学生選手権準優勝の加藤結有子選手早稲田大学の契約選手も多いです。また異質の裏裏カットマンでTT彩たまで活躍中の英田理志選手と多数の尖がった契約選手が多いです。神選手は学生時代含めるとRakza 7 (ラクザ7)、Rakza X (ラクザX)、Rising Dragon (翔龍)、ラクザZエキストラハードとまさにヤサカのハイエンドラバーを順番に使い続ける選手ですね。トップ選手だけでなく、アマチュア選手でも多数の選手がラクザ7、ラクザX、翔龍は使用されており、非常に有名なラバーだと思います。ラクザZもあっという間に広がりそうです。

 Rakza(ラクザ)シリーズは非常に実績のあるシリーズで、古くは先ほど挙げました神選手が、全日本学生選手権優勝時にラクザ7を、全日本選手権準優勝時にラクザXを、使用されていますね。また、近年ではスマッシュを多用する異質なプレイヤーで明治大学の手塚崚馬選手が全中優勝時にラクザXを、愛工大名電の吉山僚一選手が2022年全日本ジュニア優勝時にラクザXとラクザ7を使用しています。決してマイナーなラバーではなく、トップ選手でも十分に結果が残せるラバーシリーズです!

Rakza(ラクザ)シリーズ

 Rakza(ラクザ)シリーズはYASAKAの看板テンション系ラバーシリーズになります。全てのラクザラバーがHybrid Energy(ハイブリッドエナジー)型ラバーであり、「高弾性高摩擦ラバーの高いグリップ力とスピン性能、テンション系ラバーの高い反発力と爽快な打球感を兼ね備えた」ラバーになりますね。
 Butterfly(バタフライ)のTenergy(テナジー)やDignics(ティグニクス)シリーズと同じように、打球軌道イメージがYASAKAのホームページやパンフレットに掲載されています。最も弧線の高いラバーが、2020年春に販売されたRakza Z(ラクザZ)になりますね。続いてRakza X(ラクザX)、Rakza 7(ラクザ7)、Rakza 9(ラクザ9)となります。ディグニクスシリーズに対応させると次のように考えて良いのだと思います。
 Rakza Z(ラクザZ) ⇄ Dignics 09C(ディグニクス09C)
 Rakza X(ラクザX) ⇄ Dignics 05(ディグニクス05)
 Rakza 7(ラクザ7) ⇄ Dignics 80(ディグニクス80)
 Rakza 9(ラクザ9) ⇄ Dignics 64(ディグニクス64)
2020年春新発売のラクザZは粘着ラバーであり、ちょうど同じタイミング発売のディグニクス09Cと類似の分類になりますね。これは偶然なのでしょうか、凄いですね。

 細かくラクザシリーズを説明していくと、4種類のラクザラバーが存在し、それぞれ細かく異なります。ラクザZには、ラクザZとRakza Z Extra Hard(ラクザZエキストラハード)の2種類が存在します。ラクザXは、Non Slip Sheet(ノンスリップシート、NSS)技術が採用されていて、他のラクザと一線を画す、高いグリップ力を持つそうです。性能値で見た場合には回転量はラクザZの次にラクザ7の方が高い値になっていますね。そしてシリーズ最速となるのがラクザ9になります。またスポンジが柔らかいソフトはラクザXとラクザ7の2種で販売されています。このように細かい部分で異なる部分を有しながらも非常に人気の高いラバーシリーズがラクザシリーズということになりますね。
 今回レビューするラクザZ EHは、バタフライのラバーの中ではディグニクス09C系のラバーということで、ラクザZ EHの粘着テンションラバーとしての性能を確認していきたいと思います。

ラクザZエキストラハードの性能

 偶然でしょうが、性能値を数値化して比較するとラクザZ EHはラクザ7ソフトと同等の位置になりました。硬度も反映するともちろん、ラクザZ EHが最もスピン値が出るラバーといえるでしょう。一方で翔龍よりもスピードはでますが、ラクザZ EHはラクザ7やラクザXの方がスピードが出ることがわかります。このあたりはやはり粘着ラバーの特徴といえるでしょう。

 続いて硬度計比較です。

 ラクザZエキストラハードは重さはかなり重い一方で硬さはテナジー05なみの硬さという結果になりました(shore c sheetの結果より。)。ただしYASAKAのラバーは硬度の割にくい込みが良い、ということもないので、感覚的にはディグニクス09Cと同程度には硬いと感じるのがラクザZエキストラハードになります。
 また特徴的なのが、shore aのシート側とスポンジ側の差で、要はシート側の方が柔らかく、スポンジ側の方が硬いのがラクザZということがわかります。ディグニクス09Cやスピン系テンションラバーと言われるラバーは、シート側が硬く、スポンジ側が柔らかいというのがセオリーのようですが、ラクザZや中国製のキョウヒョウはスポンジが硬くシートが柔らかいというのが粘着ラバーの特徴といえるのかもしれません。シートが柔らかいことでループドライブの質を高くしやすい印象がありますので、ラクザZエキストラハードには、ループドライブの良さを期待できそうですね!

ラクザZエキストラハードの貼りと重量

 ちょっとわかりにくいのですが、ラクザZエキストラハードのスポンジは気泡がかなり入ったスポンジです。この気泡の多さはまるでスピン系テンションラバーのようですね。(黒いスポンジはOmega VII China Ying(オメガVIIチャイナ影)になります。)ディグニクス09Cも気泡は確認できますが、かなり気泡が細かいです。またキョウヒョウはほとんど気泡が確認されないようなスポンジですね。このあたりがラバーの違いとして現れそうだと感じました。

 貼ったラケットはキョウヒョウ301になります。インナーラケットですね。やはりドイツ製粘着テンションンは全体的に弾むので味を出すならインナーカーボンが最適だと思います。またはラクザZエキストラハードであれば、ヤサカの契約選手のように木材合板でしょうか。7枚合板のMa Lin Extra Special(馬林エキストラスペシャル)などはかなりオススメになりますね。
 また粘着感は、ディグニクス09Cやドイツ製粘着テンションラバーと比べると、強いです。翔龍と比べると同等か、少しラクザZエキストラハードの方が弱いかな、って感じました。ディグニクス09Cや最近のドイツ製粘着テンションのシートが全然粘着らしさがない中で、ラクザZエキストラハードは強い粘着を感じるのは粘着ユーザーとしては嬉しかったです。

Rakza Z Extra Hard(ラクザZエキストラハード)
 「ハードスポンジ搭載でよりパワフルな攻撃が可能に」
 ラクザZの回転力に優れる粘着性トップシートにさらにハードなスポンジを組み合わせる事で、より高い威力を生み出すことを可能にしました。強いインパクトで打球した時でもエネルギーをロスする事なく正確にボールへ伝えます。トップ選手も満足するパワープレーが可能なハードヒッター向けのラバーです。
 Hybrid Energy(ハイブリッドエナジー)
・Speed:11-
・Spin:14+
・Sponge Thickness: 特厚
・Sponge硬度:52〜57°
・5,500 円 + 税
・77 g(切断前) → 55 g(キョウヒョウ301に貼って)

ラクザZエキストラハードの3つの特徴

粘着の良いところとテンションの良いところどり!そしてラクザZエキストラハードは扱いやすい!

 ラクザZエキストラハードは、重量は重いものの、粘着ラバーの良いところとスピン系テンションラバーの良いところを足したようなラバーで、扱いやすいと感じました!粘着ラバーらしく、前陣はしっかり回転をかけたり上書きがしやすいと感じました。上書きツッツキやストップは簡単に質高くできると感じましたしループドライブは回転量というよりは低くしやすくて、こちらも質が高いと感じました。一方で中陣からのドライブの疾走感がかなり強く、粘着ラバーにあるような減速は感じませんでした。まさに粘着とスピン系テンションラバーの良いところを1つにまとめたような粘着テンションラバーでした。
 また特徴として、スポンジに気泡が多く、55°前後の硬度ということで、昨今の60°級の粘着テンションラバー(Blue Grip C1(ブルーグリップC1)やオメガVIIチャイナ影など)と比較すると扱いやすさがバツグンに際立っていました。このラバーの指針はキョウヒョウなどの中国製粘着ラバーに対抗する、というよりもあくまで粘着ラバーとテンションラバーの良いところどりをしようとしたラバーだと感じました。その中でスポンジ硬度を硬くし、粘着ラバーの良さがより前へ出やすくしたラバーだと思います。非常に良い意味で差別化されたラバーだと思います。

スポンジが硬く、カウンタードライブがしやすい!

 シートの方が柔らかいラバーではありますが、そもそもスポンジ硬度が硬いのでそもそも相手の回転量の影響は受けにくいと感じました。またくい込みが良いのに飛距離はそこまで出やすいわけでもないので非常にカウンタードライブがしやすいと感じました。このラバーの良い点だと思います。自分の技量にもよるのかもしれませんが、同じくらいの硬度で同じようにカウンタードライブのおさまりが良いと感じたのはRhyzen ZGR(ライゼンZGR)ですね。ライゼンZGRの方が粘着の嫌らしさが小さくスピン系テンションに近いイメージで打てると感じるところはありましたがどちらもカウンタードライブはかなりやりやすいラバーでした。個人的にフォアに使うならラクザZエキストラハード、バックに使うならライゼンZGRの方があうと感じました。翔龍でも同じようになれればカウンタードライブのおさまりは良いと思いますが、自分が購入した翔龍はかなり軽い個体で使いやすいですが、ラバーそのものが硬いプラボールに対し負けやすそうな印象を受けました。ラクザZエキストラハードの方が今のプラボールにあっていると思います。

しっかりくい込ませると粘着ラバーらしい重いドライブが打てる!

 ライゼンZGRとの比較になってしまいますが、ラクザZエキストラハードは思い切りくい込ませてドライブを打った時に非常に粘着らしいボールが出ていると実感ができるラバーでした。この部分は非常に良いと感じました。一方でライゼンZGRは粘着ラバーらしいボールは出せているようでしたが、打球感はスピン系テンションラバーに近い打球感でしたので、打球感とボールのイメージのギャップが強いと感じました。このあたりは好みが分かれそうな気がします。どちらにしてもかなり強くくい込ませて初めて粘着ラバーらしい重いドライブが打てる感じがありましたので、ラクザZエキストラハードはフォアで使用することがオススメになります。

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打
 違和感なしです。

ロングボールやラリーでのドライブ
 弾みますね。スピン系テンションラバーから移行しても違和感ないと思います。ただし重いラバーでもあるので、そのあたりは注意をした方がいいかもしれません。キョウヒョウ301も重いラケットなのですが、そのわりには扱いやすいと感じたので、ラクザZエキストラハードの扱いやすさを感じました。

面を開いたドライブ
 ラクザZエキストラハードやその他の粘着テンションラバーでもそうですが、面を開いてぶつけてから回転をかけた方がいいボールが行きますね。面をそこまで開かなくても、ラクザZはスピン系テンションラバーのように使ってもいいボールが行くところも特徴として良いところだと思います。

対下回転に対するループドライブ
 これよかったです。くい込みが良いのでかなり打球点をおとしたり引き付けてもコントロールしやすいと感じました。回転量はその分低いかもしれません。

対下回転に対するスピードドライブ
 やりやすかったです。多分他の粘着テンションラバーよりも明らかにスピードが出しやすいし疾走感があると感じました。

カーブ/シュートドライブ
 スピードがある分、少し曲がり方が弱いと感じました。

ブロック
 やりやすかったです。ラバー全体でくい込みが良いのでボールを持てると感じました。

カウンタードライブ
 カウンターもしやすいラバーでした。何よりおさまりがいいのが気に入りました。

ストップ
 しっかり止まると感じました。

ツッツキ
 止めるつもりがなければ、しっかり切ることが出来て良かったです。

フォアサーブ
 しっかり回転をかけることができて好印象でした。切れますね!少し弾みやすいのでそこだけ気になりましたが、慣れればしっかり切れたサーブが出せると感じました。

バックハンド系

軽打
 やや硬いです。

ロングボールやラリーでのドライブ
 ダメではないのですが、やや難しいです。自分の技量ではラバーのポテンシャルを出し切ることが難しいと感じました。もちろん球持ちのあるラバーですので扱えないこともないのでしょうが、自分には技量不足を強く感じました。

ストップ
 止めやすかったです。

ツッツキ
 切りやすかったです。シートが粘着性のため、ライゼンZGRよりも切りやすいと感じました。

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Dignics 05 ≧ Rakza Z Extra Hrd > Tenergy 05

スピード
 Dignics 05 > Rakza Z Extra Hard > DNA Dragon Grip

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全日本選手権ランカーの使用用具 2022年 女子

位 選手 年齢
 Blade(ラケット)
  ブランド ラケット グリップ
 フォア Rubber(ラバー)
 バック ラバー
 シューズ

優勝~ベスト4

優勝 伊藤美誠選手 当時21歳
 ラケット: Nittaku(ニッタク) Mima Ito Caron(伊藤美誠カーボン)、ST
 フォア: Fastarc G-1(ファスタークG-1)、特厚
 バック: Moristo SP(モリストSP)、厚
 シューズ: mizuno(ミズノ) Wave Medal SP4(ウエーブメダルSP4)
準優勝 早田ひな選手 当時21歳
 ラケット: ニッタク 特注、FL
 フォア: Hurricane III National Rubber Blue Sponge(キョウヒョウ3国狂ブルー)、特厚
 バック: 裏ソフト
 シューズ: ミズノ Wave Medal RISE(ウエーブメダルライズ) 
3位 加藤美優選手 当時22歳
 ラケット: Butterfly(バタフライ) Inner Force Layer ZLC(インナーフォースレイヤーZLC)、FL
 フォア: Tenergy 80(テナジー80)、特厚
 バック: テナジー80、特厚
 シューズ: バタフライ Rezoline Gigu(レゾラインギグ)
4位 原美悠選手 当時17歳
 ラケット: Victas(ヴィクタス) Fire Fall VC(ファイヤーフォールVC)、FL
 フォア: V>15 Extra(V>15エキストラ)、 MAX
 バック: VO>102、 2.0 mm
 シューズ: Asics(アシックス) Attack Bladelyte 4(アタックブレードライト4)

5位~8位

5位 佐藤瞳選手 当時24歳
 ラケット: ニッタク Goriki Danshi(剛力男子)、FL
 フォア: キョウヒョウ3国狂ブルー、特厚
 バック: DO Knuckle(ドナックル)、特注
 シューズ: ミズノ Wave Medal SP(ウエーブメダルSP)
6位 大藤沙月選手 当時17歳
 ラケット: バタフライ Harimoto Tomokazu Inner Force ALC(張本智和インナーフォースALC)、FL
 フォア: キョウヒョウ3国狂ブルー、特厚
 バック: Dignics 05(ディグニクス05)、特厚
 シューズ: ミズノ Wave Medal 6(ウエーブメダル6)
7位 木村光歩選手 当時21歳
 ラケット: ニッタク Acoustic(アコースティック)、ST
 フォア: Hammond Z2(ハモンドZ2)、特厚
 バック: モリストSP、中
 シューズ: ミズノ Wave Drive NEO2(ウエーブドライブNEO2)
8位 長﨑美柚選手 当時19歳
 ラケット: バタフライ Inner Force Layer ALC(インナーフォースレイヤーALC)、FL
 フォア: Tenergy 05(テナジー05)、特厚
 バック: ディグニクス05、特厚
 シューズ: ミズノ ウエーブメダル6

9位~16位

9位 南波侑里香選手 当時26歳
 ラケット: ミズノ Fortius FT(フォルティウスFT)、FL
 フォア: Q5(キューファイブ)、特厚
 バック: Booster SA(ブースターSA)、中
 シューズ: ミズノ ウエーブメダル6
10位 平野美宇選手 当時21歳
 ラケット: バタフライ Viscaria(ビスカリア)、FL
 フォア: Tenergy 05 Hard(テナジー05ハード)、特厚
 バック: テナジー05、特厚
 シューズ: ミズノ ウエーブメダル6
11位 石川佳純選手 当時28歳
 ラケット: 特殊素材シェーク
 フォア: キョウヒョウ3国狂ブルー、特厚
 バック: 裏ソフト
 シューズ: Asics(アシックス) 特注
12位 森さくら選手 当時25歳
 ラケット: バタフライ インナーフォースレイヤーALC
 フォア: テナジー05ハード、特厚
 バック: テナジー05、特厚
 シューズ: バタフライ Rezoline Mach(レゾラインマッハ)
13位 橋本帆乃香選手 当時23歳
 ラケット: ニッタク Goriki Danshi(剛力男子)、FL
 フォア: Hurricane III National Rubber Blue Sponge(キョウヒョウ3国狂ブルー)、特厚
 バック: 粒高、薄
 シューズ: ミズノ ウエーブメダル6
14位 安藤みなみ選手 当時24歳
 ラケット: ヴィクタス ZX-GEAR IN(ゼクスギアイン)、FL
 フォア: Tenergy 05(テナジー05)、特厚
 バック: Attack 8 L粒、中
 シューズ: ミズノ ウエーブメダル6
15位 芝田沙季選手 当時24歳
 ラケット: DHS Hurricane Long V(キョウヒョウ龍V)、FL
 フォア: キョウヒョウ3国狂ブルー、特厚
 バック: キョウヒョウ特注、特厚
 シューズ: ミズノ Wave Drive 8(ウエーブドライブ8)
16位 野村萌選手 当時20歳
 ラケット: XIOM(エクシオン) FEEL ZX III(フィールZX III)、ST
 フォア: Omega VII Pro(オメガVIIプロ)、MAX
 バック: VO>101、2.0 mm
 シューズ: ミズノ ウエーブメダルSP

2022年の傾向についてのkatsuo000の考察

 16名のうち16名がシェークハンド、挙げられているラケットは16本、ラバーは32枚になります。ただし、用具非公開者が3名います。早田選手、石川選手、橋本選手で、それぞれ、公開しているのは早田選手と石川選手はフォア側のみ、橋本選手はラケットとフォア側のみになりますので、ラケットの分母は14、ラバーの分母は29になります。

 アウターカーボン率: 3/14 = 21.43%
  カーボン:1、ALC:1、ゼフィリウムカーボン:1
 インナーカーボン率: 7/14 = 50%
  ZLC系:1、ALC系:4、Vカーボン:1、Zカーボン:1
 木材系率: 4/14 = 28.57%
  5枚合板:1、7枚合板系:3

 テナジー率: 8/29 = 27.59%
  05率: 4/29 = 13.79%
  80率: 2/29 = 6.90%
  05ハード率: 2/29 = 6.90%
 ディグニクス05率: 2/29 = 6.90%
 Q5率: 1/29 = 3.45%
 ドイツ製ラバー: 4/29 = 13.79%
  V>15エキストラ: 1/29 = 3.45%
  ファスタークG-1: 1/29 = 3.45%
  ハモンドZ2: 1/29 = 3.45%
  オメガVIIプロ: 1/29 = 3.45%
 中国製粘着ラバー: 7/29 = 24.14%
 表や粒高: 7/29 = 24.14%
 

katsuo000のレビュー

・テナジー05ハード: https://katsuo000.com/review_tenergy_05_hard/
・テナジー05: https://katsuo000.com/review_tenergy_05/
・ディグニクス05: https://katsuo000.com/review_dignics_05/
・V>15エキストラ: https://katsuo000.com/review_v15_extra/
・Q5: https://katsuo000.com/review_q_5/
・ファスタークG-1: https://katsuo000.com/review_fastarc_g-1/
・オメガVIIプロ: https://katsuo000.com/review_omega_vii_pro/

2022/3/7~3/20 WTT Singapore Smash

WTTシンガポールスマッシュ開催!

 ライオンカップが3/5-3/6で開催予定です。出場選手はその後すぐにシンガポールスマッシュへ行くことになりそうです。タイトな日程、本当に大変だと思いますがオリンピックへ向けて頑張ってほしいです!特に日程がタイトになる選手は、おそらく予選から出場予定の選手ですね。主要参加メンバーが発表されていました!本大会はかなりポイントがつくみたいですね、主要選手はほぼ参加してくる模様です。確認してきましょう!

JTTA: https://jtta.or.jp/tour/5432

WTT: https://worldtabletennis.com/eventInfo?eventId=2536

日本の男子出場選手

 ・張本 智和選手(木下グループ) WR4
  ブレード: 張本智和インナーフォースALC
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05

 ・宇田 幸矢選手(明治大学) WR48
  ブレード: 特注(ZLカーボンインナー)
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス80

 ・森園 政崇選手(BOBSON) WR56
  ブレード: 張本智和インナーフォースALC
  フォア: テナジー05
  バック: ファスタークG-1

 ・戸上 隼輔選手(明治大学) WR73(おそらく予選から)
  ブレード: 張継科ALC
  フォア: テナジー05ハード
  バック: テナジー05

 ・神 巧也選手(T.T彩たま) WR60(おそらく予選から)
  ブレード: 馬琳エキストラスペシャル
  フォア: ラクザZエキストラハード
  バック: ラクザZエキストラハード

 ・吉村 和弘選手(岡山リベッツ) WR62(おそらく予選から)
  ブレード: リアム・ピッチフォード
  フォア: V>15エキストラ
  バック: V>15エキストラ

日本の女子出場選手

 ・伊藤 美誠選手(スターツ) WR3
  ブレード: 伊藤美誠カーボン
  フォア: ファスタークG-1
  バック: モリストSP

 ・石川 佳純選手(全農) WR8
  ブレード: 特殊素材シェーク(ビスカリア?)
  フォア: キョウヒョウIII国狂ブルー
  バック: 裏ソフト(テナジー05?)

 ・平野 美宇選手(日本生命) WR15
  ブレード: ビスカリア
  フォア: テナジー05ハード
  バック: テナジー05

 ・早田 ひな選手(日本生命) WR6
  ブレード: 特注(特殊素材系?)
  フォア: キョウヒョウIII国狂ブルー
  バック: 裏ソフト(テナジー05?)

 ・佐藤 瞳選手(ミキハウス) WR22
  ブレード: 剛力男子
  フォア: キョウヒョウIII国狂ブルー
  バック: 粒高(薄)

 ・加藤 美優選手(日本ペイントマレッツ) WR40
  ブレード: インナーフォースレイヤーZLC
  フォア: テナジー80
  バック: テナジー80

男子出場選手(ランキング上位)

 ・Fan Zhendong(樊振東)選手 WR1
  ブレード: ALC特注
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: ディグニクス09C

 ・Ma Long(馬龍)選手 WR2
  ブレード: キョウヒョウ龍5
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: キョウヒョウNEOIII

 ・Hugo Calderano(ウーゴカルデラノ)選手 WR3
  ブレード: ウーゴハイパーアクリシウム(HAL)
  フォア: オメガVIIツアーi
  バック: オメガVIIツアーi

 ・Liang Jingkun(梁靖崑)選手 WR5
  ブレード: ALC系アウター?
  フォア: キョウヒョウNEOIII?
  バック: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ?

 ・Lin Yun-Ju(林昀儒)選手 WR7
  ブレード: 林昀儒SZLC
  フォア: ディグニクス09C
  バック: ディグニクス09C

 ・Timo Boll(ティモボル)選手 WR8
  ブレード: プリモラッツカーボン
  フォア: ディグニクス09C
  バック: ディグニクス09C

 ・Xu Xin(許 昕)選手 WR9
  ブレード: ダイナスティカーボン
  フォア: 天極ブルースポンジ
  バック: キョウヒョウ?

さらに、林高遠選手、アルナ選手、ダルコヨルジッチ選手、モーレゴート選手、ピッチフォード選手、フランチスカ選手などなど素晴らしいメンバーが参加予定のようですね。是非日本の選手は彼らに勝って上位へくい込んでほしいです!

女子出場選手(ランキング上位8名)

 ・Sun Yingsha(孫穎莎)選手 WR1
  ブレード: キョウヒョウ龍5?
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: キョウヒョウ?

 ・Chen Meng(陳夢)選手 WR2
  ブレード: カーボネード45
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: キョウヒョウNEOIII

 ・Wang Manyu(王曼昱)選手 WR4
  ブレード: 林高遠ALC?
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: ディグニクス05?

 ・Wang Yidi(王芸迪)選手 WR5
  ブレード: キョウヒョウ龍5
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: テナジー05ハード?

 ・Doo Hoi Kem(杜凱琹)選手 WR7
  ブレード: ダイナスティカーボン?
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: ディグニクス09C?

男子ダブルス

 日本からは若手の宇田選手と戸上選手が出場予定です!

 ・宇田 幸矢選手(明治大学) WR48
  ブレード: 特注(ZLカーボンインナー)
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス80
 ・戸上 隼輔選手(明治大学) WR73
  ブレード: 張継科ALC
  フォア: テナジー05ハード
  バック: テナジー05

女子ダブルス

 女子も全日本クィーンの伊藤選手と早田選手が出場予定です!

 ・伊藤 美誠選手(スターツ) WR3
  ブレード: 伊藤美誠カーボン
  フォア: ファスタークG-1
  バック: モリストSP
 ・早田 ひな選手(日本生命) WR6
  ブレード: 特注(特殊素材系?)
  フォア: キョウヒョウIII国狂ブルー
  バック: 裏ソフト(テナジー05?)

ミックスダブルス

 もちろんミックスも全日本トップペアです!

 ・張本 智和選手(木下グループ) WR4
  ブレード: 張本智和インナーフォースALC
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05
 ・早田 ひな選手(日本生命) WR6
  ブレード: 特注(特殊素材系?)
  フォア: キョウヒョウIII国狂ブルー
  バック: 裏ソフト(テナジー05?)

結果

男子優勝

 ・Fan Zhendong(樊振東)選手 WR1
  ブレード: ALC特注
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: ディグニクス09C

女子優勝

 ・Chen Meng(陳夢)選手 WR2
  ブレード: カーボネード45
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: キョウヒョウNEOIII

男子ダブルス

・Fan Zhendong(樊振東)選手 WR1
  ブレード: ALC特注
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: ディグニクス09C
・Wang Chuqin(王楚欽)選手
  ブレード: Viscaria(ビスカリア)
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: キョウヒョウNEOIII

女子ダブルス

 ・Sun Yingsha(孫穎莎)選手 WR1
  ブレード: キョウヒョウ龍5?
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: キョウヒョウ?
 ・Wang Manyu(王曼昱)選手 WR4
  ブレード: 林高遠ALC?
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: ディグニクス05?

ミックスダブルス

Wang Chuqin(王楚欽)選手
  ブレード: Viscaria(ビスカリア)
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: キョウヒョウNEOIII
 ・Sun Yingsha(孫穎莎)選手 WR1
  ブレード: キョウヒョウ龍5?
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: キョウヒョウ?

2022年 MIZUNO卓球用具カタログ

存在感が強くなってきたMIZUNO!

 自分が卓球をはじめたときはMIZUNOというブランドの存在感は卓球用具の中では皆無でした。そんな過去からは想像できないくらいMIZUNOの存在感が卓球界で強くなってきたと思います。総合スポーツメーカー、MIZUNOが卓球へ参入してきたことは、他の卓球メーカーからはシェアを取られるというマイナスの影響があると思いますが、卓人側からすると卓球が現代的に変化する1つの起爆剤の働きがあったのではないかと想像しています。その現代化を促す起爆剤効果は卓球をテレビやメディアなどでより配信しやすくし、卓人を増やす効果を少なからず示したと想像しています。

 MIZUNOの存在感はまずなんといってもシューズです。MIZUNOのシューズは機能性、デザイン性、コスパと3つが揃っていて、若い世代を中心に圧倒的なシェアを得ている状況であり、その状況は盤石だと思われます。特にシェア率が高いのが女子で2022年ベスト16に入った選手のうち12人がミズノのシューズを履いている状況は、まさに日本におけるシューズの「標準」としての地位を獲得しているといえるでしょう。逆に男子は、Butterfly(バタフライ)との契約をしている選手が多いためにシューズもバタフライというケースが多いだけのように見え、一般層はMIZUNOユーザーが多いと感じます。

 MIZUNOの存在感がシューズ以外で顕在化してきたのは、日本代表として、そしてTリーガーとして活躍し、全日本選手権でも上位にくい込む実力を持つ大島祐哉選手がラケットラバーを全てMIZUNO製にしたことが影響していると思います。そして大島選手に引き続き多くのトップ選手がMIZUNOと契約してMIZUNOの用具で結果を残し、シューズ以外でも存在感を放ち始めましたね。こういった市場の取り方、というのは会社員をしている自分も参考になるなーなどと感心してしまうほどです。性能はもちろん、スタイリッシュでかっこいいMIZUNO用具は今後さらに増えていくと想像します。

MIZUNOさんの電子カタログ:
  https://www.mizuno.jp/mizuno_catalog/flashbook/2022_tabletennis/book/

2022年の新商品!

 すでにMIZUNOの新製品は発売され既に好評ですね。一応確認していきましょう。

Q Quality(キュークオリティー)

 Q5よりも回転性能が高くかつコスパ、耐久性が良く、スポンジ硬度も柔らかくした、まさに万人受けを目指した大本命ラバーがQQになりますね。元卓球王国のゆうさんもさっそくレビューされていました。ドイツ製ラバーの方向ではなく、バタフライ製ラバーの方向に似ていてい、テナジーとディグニクスの間と表現されるラバーのようです。テナジー以上で価格が5,300円 + 税というのは非常にコスパが良いと言えるでしょう。自分も既に購入はしているのですが、試打は少々先の予定です。

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Q1(キューワン)

 キューの名前を冠していますが、Q1はGFシリーズの上位互換的なラバーのようで、GFシリーズの中で最も硬度の硬いGF Pro(GFプロ)と比べるとスピン性能は劣る位置づけのようです。キューシリーズへのエントリーモデルのようですね。バタフライでいうところのRozena(ロゼナ)を意識したラバーといえるでしょうか。ロゼナはスピン性能も抜群に高いので性能面で受けるかというと厳しいかもしれませんが、MIZUNO用具で揃えたいと思うと良い選択肢になるかもしれません。

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アルティウスシリーズ

Altius Inner(アルティウスインナー)

 アラミドカーボンはバタフライさんでいうところの、ALC系のカーボンになりますね。それをインナー位置にはさみ、ブレード厚さ5.6 mm、表面材からアラミドカーボンまで1.4 mmというのがアルティウスインナーですね。5.6 mmはかなり薄いインナーカーボンになります。バタフライさんのHarimoto Tomokazu InnerForce ALC(張本智和インナーフォースALC)はブレード厚さ6.0 mmでInner Force Layer ALC(インナーフォースレイヤーALC)と同じブレード厚さになります。6.0 mmと比べるとかなり薄いのがアルティウスインナーとなりますね。これだけ薄いとかなりしなるので、スピン系テンションラバーを貼っていてもかなり扱いやすいと感じるラケットだと思います。

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Altius Combo(アルティウスコンボ)

 インナーカーボンになりますが、表面材からアラミドカーボンまでの距離が1.2 mmでブレード厚さも5.8 mmと厚く、アルティウスインナーよりもアルティウスコンボの方が芯材が厚くなったラケットがアルティウスコンボになります。アウターの弾みとインナーのつかみ、といういいところどりをさらに顕在化したラケットのようで、他のブランドと差別化されるラケットのようですね。個人的にも購入するならこのアルティウスコンボが気になりますね。5.8 mmという絶妙なブレード厚さのALC系インナーラケットはバタフライにはないので気になる一本ですね。

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Altius Outer(アルティウスアウター)

 アウターにアラミドカーボンを搭載した、要はバタフライのViscaria(ビスカリア)を意識したラケットですね。ブレード厚さは5.8 mmであり、まさに王道レシピのラケットになりますね。価格はビスカリアよりも安いので個体差は激しいかもしれませんんがコスパは良いといえるでしょう。

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