気になるラケット 現在は木材+ファイバー系
気になるラバー 現在はオールマイティーなラバー
トップ選手はどのように、用具を決められるのか教えてほしいと思う今日この頃です。用具を種々ころころと社会人の経済力を武器に変更していて、強く感じることが、バックハンドとフォアハンドで欲しいラケット硬度が異なることですね。具体的に要点を書かせていただきます。
ラケットだけで考えるバックの技量不足の問題
・フォアハンドは硬いラケットの方が威力・回転量のあるボールが打てる。
・バックハンドは柔らかいラケットでないとボールが安定しない。
・フォアハンドにあわせて、バックハンドもうまくなるか、というとならない。
・バックハンドにあわせて柔らかいラケット、例えば5枚合板や7枚合板、ファイバー系ラケットを
使うとスピード・回転量・威力不足を感じる。
上記のような問題は誰でも起こるので、一般的にはバック側に柔らかめのラバーを使用することで、調整するのが一般的だと思います。では次に苦手なバックハンドでよく使う技術はなんだろうか、と考えてみます。
バックハンドで使う技術
・ツッツキ
・ブロック
・ショート
・ドライブ
この中で、結局バランスをとって中途半端になりやすいのが、ツッツキとブロック・ドライブのバランスだと思います。ツッツキの回転量を求めると、どうしてもドライブやブロックが難しいラバーになりやすいし、ドライブやブロックがしやすいラバーはたいてい、ツッツキが切りにくかったり浮きやすいと感じます。このバランスが非常に難しくて、最後は練習量で補うしかないとは思うのですが、、、難しいですね汗。
また重要なのが、シートが硬いのか、スポンジが硬いのか、です。シートが硬い方が、個人的には相手の回転の影響を受けにくく、その分こちらから攻撃するときも難しい印象です。ブロックのことを考えるとシートは硬め、ドライブやブロックのことを考えると全体として柔らかいラバーが良い、ということになります。また自分でドライブするときには球持ちも感じたいのでどうしても粒が太目、粒間隔は狭めの方が好みですね。
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トップ選手からの考察
・張本智和選手
ツッツキ、ストップの質が高い。質の高いツッツキ、ストップで相手のドライブの威力を落としてブロックやカウンタードライブで後の先を取る。
・丹羽孝希選手
チキータからラリーを組み立てる or 相手のドライブを読んでカウンター。
ツッツキ、ストップ、チキータと的を絞らせない。
カウンターが有名だけで、ブロック力、ラリー力も抜群に高い。
・水谷隼選手
ツッツキの回転量が少なかったり、浮いても、ブロック力でカバーできる。
上記トップ選手は、技術力や才能や身体能力で補っているので、自分には全く参考にならない。では、自分はどうしたら良いのか。
1. アウターカーボンに限りなく近い木材系ラケットを探す。
→ セルロースナノファイバー(CNF)の登場でありえるかも。
2. 硬いラバーで慣れてブロックもできるようにする。
→ 練習量があればありかも。
3. 中間硬度くらいの良さげなラバーを探す。
→ ラバーが決まれば良いかも。
この3つになると思われるわけです。で、最近話題のCNFラケット、Revoldia CNF(レボルディアCNF)に着目しました。今年の卓球王国別冊「卓球グッズ2021」でもCNFの特集は組まれていました。CNFはDARKERさんも取り扱い、しかも安価で種類も豊富になるようで注目です。しかしながら、レボルディアが現状最もブレード厚さが薄いので、個人的にはまずレボルディアかな、と感じています。確かにかなり弧線を描きますが、木材よりは確実にスピードもでるラケットですので、厚さは薄い方がいいと判断しています。そして抜群のDignics 05(ディグニクス05)との相性なのでね。
ちなみに、2の場合、今現在考えているラバーはバックにDignics 09C(ディグニクス09C)かな、なんて勝手に思ったりしています。ディグニクス09Cはかなり硬いラバーですが、弾みも十分にあるラバーで、しかもかなり弧線を描くので、バックもありかななんて思ったり。レボルディアにはあわない印象なんですけど、カーボンとあわせるとディグニクス系のラバーはパーンとぶつけないとくい込まないので、ぶつけると上に飛ぶ、という感じで使えるかも、と思ったり。ただ最近バックハンドをスイングすることが増えてきているので、2は一番ない気がしている今日この頃です。2年前くらいはそこまでドライブをかけなかったので、硬くても当てるだけだったんですが、今はドライブもかけたいので硬すぎると難しくなってミスも増えてしまう印象です。
3の場合、今一番しっくり来ているのが、Rozena(ロゼナ)ですね。ロゼナはブロック、ドライブがやりやすく、それでいてテナジーFX系ほど柔らかくなく、まずまずの硬さなので、非常に好感触です。粒形状は80よりと言われていますが、個人的には球持ちも感じやすく、球持ちの感じる、回転量は80のテナジー05、というイメージがありますね。多分、総合力では、Tenergy 05 FX(テナジー05FX)よりもロゼナの方が自分には合うと思うし、価値がある気がしています。ツッツキが回転量が劣る気もしますがその分ブロック力でカバーできる感じがありますね。ただし、決めてもないのがロゼナです。このロゼナの対抗馬は、むしろテナジーシリーズではなく、Vega X(ヴェガX)やVega Tour(ヴェガツアー)、Rasanter R48(ラザンターR48)、Rigan Spin(ライガンスピン)、Blue Fire JP01 Turbo(ブルーファイヤJP01ターボ)、Blue Storm Z1 Turbo(ブルーストームZ1ターボ)とかになってくると思います。ここらへんは非常に似ていて、次のようになると思います。
・Vega X(ヴェガX)
少しシートが硬い。ドライブは難しいし弧線も低め。
その分、シートが適度に硬いのでブロックが安定するし、ツッツキも低くて切ることもしやすい。
・Vega Tour(ヴェガツアー)
ヴェガXより明らかに柔らかいので、ドライブがしやすい。
ツッツキは浮かないけど切りにくい。ブロックも少し回転を食らう。
・Omega V Tour(オメガVツアー)
オメガ7シリーズと比べるとマッドさがなくて、バック向き。
Maxの回転量はヴェガXと同じくらいだと思う。
ただし、ヴェガXの方が柔らかさを感じる分、質の低いボールも出やすい。
・Omega VII Pro(オメガVIIプロ)
オメガ7シリーズの中ではちょうどよいラバーで、ドライブもしやすい。
でも打球感がマッドで、その割に回転も食らうので中途半端な感じ。
・Rasanter R48(ラザンターR48)
シートが柔らかく、抜群の使いやすさで、ドライブがしやすいしミートもいける。
その分、やはりブロックが少し回転をくらいやすい。
球持ちを感じにくい粒形状なので、そこが好きになれるか否か。
・Blue Fire JP01 Turbo(ブルーファイヤJP01ターボ)
シートはまずまず硬い。でも回転量は弱め。
DONICのブルーラバーの中でもかなり弧線が高い。その分、技術が安定する。
・Blue Storm Z1 Turbo(ブルーストームZ1ターボ)
非常にスピードが出しやすい、スピン系テンション。
シートは中間くらいで硬くも柔らかくもないけど、シートの粒形状的には食い込みを感じやすい。
スピン系テンションということで、回転はかけやすいけど、回転量は低い。
64系に近く、Rasanter V47とかに近い。
・Rasanter V47(ラザンターV47)
このラバーもV(スピードのV)で少し売れていない印象。しっかりとしたスピン系テンション。
どちらが秀でているかというと確かにスピードだが、しっかり回転もかけやすいラバー。
ツッツキが浮きやすいのが難点。
・Rakza X(ラクザX)
スピードは出なくてTenergy 05(テナジー05)に近い。ツッツキもきりやすい。
テナジー05に近いけど、スピードも回転も劣る印象。
でもいいラバー。個体差が大きく、重いラバーほど、硬いので重量を計って買う方が良い。
・Rakza 7(ラクザ7)
ラクザXよりもブロックはやりやすいし、スピードドライブも打ちやすい。
つまり、ラクザXよりも柔らかくて扱いやすい。でもその分、回転量不足でオーバーミスも多い。
・Rigan Spin(ライガンスピン)
ラクザXよりも軽くてライトな感じ。めちゃめちゃテナジー05に似ている打感。
廉価版のラクザXというイメージ。回転量、スピードに満足できるかどうかがカギ。
・Evolution MX-P(エヴォリューションMX-P)
テナジー05に近い打球感。でも回転量は劣る。
ドライブもしやすくて、非常に好印象。でも質も低いか。
・Quantum X Pro(クァンタムXプロ)
テナジー05にこれまた近い。フォアで使うと少しパワーロスを感じた。
MX-PにこだわりがないならQuantum X Proでもいいかも。
つなぎとか入れるだけになったボールの質は少し低い気がする。
MX-Pよりシートは硬め。
・Q4(キューフォー)
ツッツキは切れないけど浮かない。
柔らかくて非常にドライブがしやすかった。
と、候補は多いですね。でも現状、ロゼナはかなりいいです。ロゼナにない部分を求めると、シートの硬さなので、ヴェガX、Quantum X Pro、かまだ使うことができていませんが、Rakza X soft(ラクザXソフト)あたりが良さそうかなって思っています。
このように考察していくと、絞られてきますね。はやく用具を固定してその用具で練習したら良いだけだとは思いますが。。。なかなか決められない優柔不断な自分です。特にバックハンドは、個性を求められないので本当に難しいですね。まさにバランスだと思います。