ポストTenergy 05 / 05 Hard(テナジー05/05ハード)を探せ!

はじめに

 色々なラバーを使って来ました。レビューをまとめていく中で、ラバーとラバーの比較というものを行っていくのが当然です。過去Livedoor Blogでも記載させていただきましたが、改めまして、ポストテナジー05/05ハードに関する記事を書こうと思います。個人の感覚によるところもありますが、お付き合いいただければ幸いです。

なぜテナジー05/テナジー05ハードに変わるラバーを探すのか

 katsuo000も「安かろう、悪かろう」という思いがあり、高いラバーを選んでしまい、Butterfly(バタフライ)さんのTenergy 05(テナジー)を使い続ける時期がありました。もちろん、ワールドスタンダード(世界標準)であるテナジー05の価値の高さは疑うものではありません。バタフライ製ラバーに今後も高いお金を払う生活は続くでしょう。(悲)

 今まで散々何度も1万円近くするラバーを買ってきて断言できる点はバタフライさんのラバーは「高性能なのに軽い!」というのが一番目立つ点だということは、自分自身が確信を持って言えることだと思っております。テナジー05は高性能なスピン系テンションなのに軽い。逆のラバー(高性能だが重いラバー)はおそらく技術ハードルが低いのではないかと思われますね。つまり、高性能なスピン系テンションで重いラバーというやつですね。技術ハードルなんてユーザー側はどうでもいい話ではありますが、軽くて高性能なラバーは確実に売れるはずです。なぜなら軽い方が様々な選手が使用できると思いますし、広い層に合うといえるからです。多少重くしたいならラケットやサイドバランサーで調整できるためですね。

Tenergy 05(テナジー05)
・2008年4月発売
・ハイテンションラバー
・High Tension(ハイテンション)
・Spring SPonge(スプリングスポンジ)
・Spin:11.5
・Speed:13.0
・Sponge硬度:36(バタフライ基準)
・スポンジ厚さ:特厚(2.1 mm)、厚(1.9 mm)、中(1.7 mm)
・原産国:日本
・8,600円 + 税
・カット前 72 g → カット後 約47~48 g

katsuo000のレビュー:https://katsuo000.com/review_tenergy_05/

Tenergy 05 Hard(テナジー05ハード)
・2018年11月発売
・ハイテンションラバー
・High Tension(ハイテンション)
・Spring SPonge(スプリングスポンジ)
・Spin:11.5
・Speed:13.0
・Sponge硬度:43(バタフライ基準)
・スポンジ厚さ:特厚(2.1 mm)、厚(1.9 mm)
・原産国:日本
・8,600円 + 税
・カット前 76 g → カット後 約50~52 g

katsuo000のレビュー:https://katsuo000.com/review_tenergy_05_hard/

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 この事実を鑑みて考えるとまずTenergy 05 Hard(テナジー05ハード)はバタフライの中では重たいラバーです。05ハードの性能は確かに高いが重たいなら、他のメーカーのポストテナジーと称されるラバーでも良いのではないか、と考えてもおかしくないですよね。要は05ハードと同等以上の回転とスピードで、同じ重さくらいで価格は安いラバーを探していこうと考えたわけです。また単純な寿命を比較することは難しいですが、巷にあふれる情報において、「テナジーは寿命が短い」というものがあると思います。実際、短いと感じます。TSPの粘着シートを貼ってしっかり管理していてもシートのへたりを感じるラバーがテナジーだと思いますね。寿命が短いのに高いラバーを買うことの苦しさ、テナジーユーザーの悩ませるポイントだと思います。Dignics(ディグニクス)の登場により、若干テナジーの販売価格が下がったようにも感じますが、いまだにバタフライさんは強気のオープン価格です。これは本当に悩ましいですよね。

Tenergy 05 / Tenergy 05 Hard(テナジー05/テナジー05ハード)
・誰もが認める高性能なラバー!
・高い回転性能!
・ワールドスタンダード(世界標準)

× 寿命が短い
× 価格が高い

 そこで、テナジー05/テナジー05ハードの次のラバーを探そう!というテーマになります!

katsuo000が感じるポストTenergy 05 / 05 Hard

 2020年12月現在、だいぶ試打が進みましたので、kastuo000的な目線でポストテナジー05/05ハードをあげさせていただきます!ある程度試打できたメーカーは以下になります。

 andro(アンドロ)
 DONIC(ドニック)
 Joola(ヨーラ)
 cornilleau(コニヨール)

の4社になります。

1. Rasanter R53(ラザンターR53)

Rasanter R53(ラザンターR53)
・UMテンションラバー(テンゾーバイオスUM)
・Energy Cell(エナジーセル)
・Spin:125
・Speed:118
・Sponge硬度:53(ドイツ基準)
・スポンジ厚さ:ULTRAMAX(2.3 mm)、2.0 mm、1.7 mm
・原産国:ドイツ
・6,500円 + 税
・カット前 72 g → カット後 約52 g

katsuo000のレビュー:https://katsuo000.com/review_rasanter_r53/

 katsuo000としては、かなり本気で推しているラバーがRasanter R53(ラザンターR53)になります。katsuo000が種々の技術に点数をつけて比較した時にテナジー05/05ハードよりも高い点数がつくラバーで一番のラバーがR53ですね。なんと言ってもドライブの荒々しさがたまりません!このラバーは無二なラバーの1つだと感じますので、なんとなくテナジー05ハードを使っているのであれば是非試してみて欲しいラバーになりますね。レビューも作成していますので是非ご覧ください。

Rasanter R53(ラザンターR53) の比較
・Spin: R53 ≧ 05 Hard > 05
・Speed: 05 > R53 ≧ 05 Hard
・球持ち打球感: 持つ 05 > 05 Hard > R53
https://amzn.to/33ChZ85

2. Rasanter R48(ラザンターR48)

Rasanter R48(ラザンターR48)
・UMテンションラバー(テンゾーバイオスUM)
・Energy Cell(エナジーセル)
・Spin:125
・Speed:118
・Sponge硬度:53(ドイツ基準)
・スポンジ厚さ:ULTRAMAX(2.3 mm)、2.0 mm、1.7 mm
・原産国:ドイツ
・6,500円 + 税
・カット後 約47~48 g

katsuo000のレビュー:https://katsuo000.com/review_rasanter_r48/

 R53に続き、Rasanter R48(ラザンターR48)になります。Rasanter R47(ラザンターR47)も使ったことがありますが、名前からは想像できないくらい異なるラバーがR48とR47になります。圧倒的に使いやすくて、回転もかけやすくかつ回転性能が高いラバーがR48になります。硬度からは想像できないほど、打球感がハードでマッドなラバーがR47になると思います。テナジー05のような扱いやすさ、軽量さ、そして圧倒的な回転性能を有するのがR48だと思いますね。

Rasanter R48(ラザンターR48) の比較
・Spin: 05 Hard > R48 ≧ 05
・Speed: 05 ≧ R48 > 05 Hard
・球持ち打球感: 持つ 05 > R48 ≧ 05 Hard
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3. Blue Fire M1 Turbo(ブルーファイヤM1ターボ)

Blue Fire M1 Turbo(ブルーファイヤM1ターボ)
・FD3 Tension(FD3テンション)
・Spin:10+++
・Speed:10++
・Sponge硬度:50(ドイツ基準)
・スポンジ厚さ:MAX(2.2 mm)、2.0 mm、1.8 mm
・原産国:ドイツ
・5,660円 + 税
・カット後 約52 g

katsuo000のレビュー:https://katsuo000.com/review_bluefire_m1_turbo/

 DONIC(ドニック)さんのブルーラバーになります。ブルーラバーはAcuda Blue(アクーダブルー)やBlue Grip(ブルーグリップ)を含めると20種類存在しますね汗。自分も試打するまでどのようなラバーなのか分かりませんでしたが、明らかに回転性能が高いシリーズはBlue Fire(ブルーファイヤ)シリーズになります!ブルーファイヤM1ターボは重量級のラバーですので、どちらかと言えば05ハードに近いラバーになると思います。

Blue Fire M1 Turbo(ブルーファイヤM1ターボ) の比較
・Spin: 05 Hard > M1 Turbo ≧ 05
・Speed: 05 > M1 Turbo> 05 Hard
・球持ち打球感: 持つ 05 > M1 Turbo ≧ 05 Hard
https://amzn.to/3inBpBT

4. Blue Fire JP01 Turbo(ブルーファイヤJP01ターボ)

Blue Fire JP01 Turbo(ブルーファイヤJP01ターボ)
・FD3 Tension(FD3テンション)
・Spin:10+++
・Speed:10+
・Sponge硬度:47.5(ドイツ基準)
・スポンジ厚さ:MAX(2.2 mm)、2.0 mm、1.8 mm
・原産国:ドイツ
・5,849円 + 税
・カット後 約48 g

katsuo000のレビュー:https://katsuo000.com/review_bluefire_jp01_turbo/

 ブルーファイヤやブルーストームはなかなか高性能なラバーですが弧線がやや低い傾向を感じました。その中でもブルーファイヤJP01ターボは軽量でで、非常に弧線の高いラバーでした。弧線が非常に高いので対下回転ドライブは、かなりやりやすいラバーになりますね!ターボと名前がついていますが、硬度もそこまで硬くないので、ポスト05をお探しであれば試してみてはいかがでしょうか。

Blue Fire JP01 Turbo(ブルーファイヤJP01ターボ) の比較
・Spin: 05 Hard > 05 > JP01 Turbo
・Speed: 05 > JP01 Turbo> 05 Hard
・球持ち打球感: 持つ JP01 Turbo > 05 > 05 Hard
https://amzn.to/33EGQrQ

5. Rhyzer Pro 50(ライザープロ50)

Rhyzer Pro 50(ライザープロ50)
・Spin:9
・Speed:9.5
・Sponge硬度:ハード(Joola基準)
・スポンジ厚さ:MAX(2.2 mm)、2.0 mm
・6,800円 + 税
・カット後 約50 g

katsuo000のレビュー:https://katsuo000.com/review_rhyzer_pro_50/

 Joola(ヨーラ)のライザープロになります。グリップするのでかなり好みなラバーでした。どちらかと言えばカーボンありラケットにあうと言われるラバーになります。打球感はまさにテナジー05ハード、という感じで、非常に類似のラバーだと感じました。ループドライブやサーブはマッドな打球感から非常に重くて回転量のあるボールを出すことができます!お試しあれ〜。

6. Dynaryz AGR(ダイナライズAGR)

Dynaryz AGR(ダイナライズAGR)
・Hyper Bounce Sponge(ハイパーバウンススポンジ)
・Advanced Surface Traction(アドバンストサーフェイストラクション)
・Spin:10
・Speed:11
・Sponge硬度:ハード(Joola基準)
・スポンジ厚さ:MAX(2.2 mm)、2.0 mm
・7,600円 + 税
・カット後 約50 g

katsuo00のレビュー:https://katsuo000.com/review_dynaryze_agr/

 Joola(ヨーラ)のダイナライズは2020年3月日本発売の新作ラバーになりますね。同じスポンジがハードに分類されるライザープロ50と比較しても圧倒的に食い込んで扱いやすく、katsuo000にはバック用のラバーと感じたほどです。打球感はまさにテナジー05だと感じました。ボールの伸びや回転量は打球感以上に高く、扱いやすいラバーであるのにボールの重さや回転量は高いものがありました。ラリーでドライブを連打するような攻撃がやりやすいラバーだと思います!

Dynaryz AGR(ダイナライズAGR) の比較
・Spin: 05 Hard > 05 ≧ ダイナライズ
・Speed: ダイナライズ ≧ 05 > 05 Hard
・球持ち打球感: 持つ 05 ≧ ダイナライズ > 05 Hard

7. Target Pro GT-X51(ターゲットプロGT-X51)

Target Pro GT-X51(ターゲットプロGT-X51)
 Made in Germany
・Sponge Thickness:2.0 mm、MAX
・スピード:16.0
・スピン:17.0
・Sponge硬度:H(51)
・6,800円 + 税 ・72 g(切断前) → 49 g(張継科ZLCに貼って) 

katsuo00のレビュー:https://katsuo000.com/review_targetpro_gt_x51/

 cornilleau(コニヨール)のターゲットプロは少し古いラバーになりますね。katsuo000には非常に高品質なラバーと感じましたが、少し回転量の弱さも感じたラバーでした。打球感はまさにテナジー05だと感じました。どちらかというと扱いやすいラバーで、回転量はまずまずのものがありました。ラリーでドライブを連打するような攻撃がやりやすいラバーだと思います!

Target Pro GT-X51(ターゲットプロGT-X51) の比較
・Spin: 05 Hard > 05 > ターゲットプロGT-X51
・Speed: ターゲットプロGT-X51 ≧ 05 > 05 Hard
・球持ち打球感: 持つ ターゲットプロGT-X51  > 05

8. Target Pro GT-H47(ターゲットプロGT-H47)

Target Pro GT-H47(ターゲットプロGT-H47)
 Made in Germany
・Sponge Thickness:2.0 mm、MAX
・スピード:15.5
・スピン:17.0
・Sponge硬度:MH(47)
・6,800円 + 税
・70 g(切断前) → 47 g(張継科ZLCに貼って)

katsuo00のレビュー:https://katsuo000.com/review_targetpro_gt_h47/

 cornilleau(コニヨール)のターゲットプロは少し古いラバーになりますね。katsuo000には非常に高品質なラバーと感じましたが、少し回転量の弱さも感じたラバーでした。GT-X51よりもさらに扱いやすさを求めるのであれば、こちらのGT-H47がオススメです。やはり打球感はまさにテナジー05だと感じました。扱いやすいラバーで、回転量はまずまずのものがありました。ラリーでドライブを連打するような攻撃がやりやすいラバーだと思います!

Target Pro GT-H47(ターゲットプロGT-H47) の比較
・Spin: 05 Hard > 05 > ターゲットプロGT-X51 >GT-H47
・Speed: ターゲットプロGT-X51  > GT-H47 ≧ 05 > 05 Hard
・球持ち打球感: 持つ ターゲットプロGT-H47 > GT-X51  > 05

まとめ

 いかがでしたか?各社テナジー05、テナジー05ハードのようなラバーが出てきました。テナジー05やテナジー05ハードに無二の特性を感じないのであれば、移行検討はすべきだと思いますね。ドイツのラバー製造技術は、明らかにテナジー05と同じ域の技術力まで至りつつあるように思います。ご参考いただければ幸いです。

レビュー Omega VII Tour(オメガ7ツアー)

説明

 XIOM(エクシオン)のフラグシップラバー、Omega VII Tour(オメガ7ツアー)のレビューになります。エクシオンは韓国メーカーですが、日本でも確かな存在感があります。特に一般ユーザーにとって、一度は見たことのあるラバーとしてVega(ヴェガ)シリーズのラバーは馴染みがあるのではないでしょうか。Vega Euro(ヴェガヨーロ)、Vega Japan(ヴェガジャパン)、Vega Asia(ヴェガアジア)あたりは初中級者にとってのスピン系テンションへの導入ラバーとして愛用されている印象ですね。近年はプラボール対応であるVega Euro DF(ヴェガヨーロDF)やVega Asia DF(ヴェガアジアDF)などのDynamic Friction(ダイナミックフリクション、滑りが起こりにくいシート)を採用したラバーも人気ですね。ヴェガシリーズは初中級者向けのラバーですが、上位モデルとされるラバーがOmega(オメガ)シリーズになります。オメガシリーズは2020年現在では主に、Omega V(オメガ5)シリーズとOmega VII(オメガ7)シリーズが手に入れやすいと思います。今回レビューするOmega VII Tour(オメガ7ツアー)はエクシオンのラバーの中で、スピード性能、回転性能、ともにトップの数値を持つラバーとなっていますね。トップ選手も使用しており、世界ランキング一桁のHugo Calderano(ウーゴ・カルデラノ、ブラジル)選手やJeoung Young-sik(鄭栄植、チェンヨンシク、韓国)選手が使用しているようです。

Omegaシリーズの性能比較

 オメガシリーズの公表性能値をまとめました。

 オメガ7ツアーが販売後、さらにOmega VII Hyper(オメガ7ハイパー)、そして2020年に一躍注目を集めたOmega VII China(オメガ7チャイナ)の光(Guang)と影(Ying)もあわせて載せています。オメガ7ハイパーとオメガ7チャイナを除けば、オメガ7ツアーが回転性能もスピード性能も高いことが分かりますね。少なくともスピード性能はオメガシリーズ最速となります。また、オメガ7ハイパーはシートは粘着性ではありませんが、粘着ラバーを意識していますし、オメガ7チャイナは完全に粘着性ラバーになります。つまりオメガ7ツアーはオメガシリーズの中でもスピン系テンションラバーの最高峰と捉えることができると思います。

 エクシオンの説明では、スポンジ硬度55°ととてもハードなスポンジと、オメガ7シリーズの中でも特別仕様のシートをあわせた怪物(モンスター)ラバーで、強烈に切れるサービス、意のままに止まるストップ、変化するループドライブやチキータ、攻撃的なパワードライブ、と誰にも負けないラバーだそうです。カウンタードライブはスリップせず、倍返しできるカタパルト効果があるそうです。

Omega VII Tourの重量と貼り

 いつものようにZhang Jike ZLC(張継科ZLC)に貼りました。

Omega  VII Tour(オメガ7ツアー)
 Dynamic Friction(ダイナミックフリクション)
 Cycloid(サイクロイド)
 Carbo Sponge(カーボスポンジ)
・Sponge厚:2.0 mm、MAX
・Spin:13.0
・Speed:13.0
・Control:10.0
・Balance:11.7
・Sponge硬度:55
・7,000円 + 税
・77 g(切断前) → 52 g(張継科ZLCに貼って)

 かなり重たいですね。数字上の重さ以上に打球感がマッドでヘビーであると感じると思います。この辺りは好みが分かれそうな部分だと思います。

Omega VII Tourの3つの特徴

1. 硬い割には回転をかけやすい!それなのにポテンシャルは高い!

 驚きなのですが、思ったより回転はかけやすいと思います。自分のバックの技量でも十分にバックハンドドライブが打つことができました。オメガ7シリーズ全般に硬度の割には食い込みやすく回転をかけやすいと思います!またスポンジが非常に硬いので、ラバーの性能を最大限に引き出した時の回転の最大性能も高いと感じます!パワードライブはもちろん、ループドライブやカウンタードライブも、最低限の安定感で、相手コートへ入れられるレベルの技術ハードルが低いと感じました。非常に使いやすいんですね。それでいて、使いこなせれば使いこなせるほどに威力のある素晴らしいボールが打てるようになる感じです。使いやすさとポテンシャルの高さを兼ね備えた希有なラバーだと感じました。

2. とにかくボールが速い!

 オメガ7シリーズの特徴として、スピード性能が高いことが挙げられると思います。オメガ7シリーズの中でもオメガ7ツアーはかなり硬いスポンジとラバー重量なので、インパクトがしっかりできた時のボールの回転量やボールの重さはとても高いものがあります。ボールの回転量や重さを兼ね備えながら、スピード性能も高いことに特徴があると感じます。これはTenergy 64(テナジー64)のようなスピード系のラバーでボールスピードは速いけどボールの回転量が落ちるので威力や回転量不足を感じる、といった類ではなく、Tenergy 05(テナジー05)のような回転量を生み出しながら、高いスピード性能も出しやすいラバーとなっているということです。

3. ラリー志向×威力!

 回転をかけやすいので、安定しやすくラリーに持ち込みやすいラバーだと思います!テナジーを使った時では、回転がかかった時のボールの回転量の平均値はかなり高くて性能の高さを感じますが、その回転をかけるための技術やインパクトが求められると感じます。一方、オメガ7ツアーは、回転がかけやすい分、回転量の平均値は低いと感じています。ただし相手にとってとりやすいボールになるかもしれませんが回転がかけやすいため試合でもミスが少なくなり、とにかく安定します。そしてポテンシャルも高いので、回転量の幅も広く、非常に良いインパクトで打てた時の回転量はテナジーに並ぶか上回るものがあります!またスピード性能は高いので、相手の時間を奪いやすく、ラリーでも主導権がにぎりやすいと思います。ラリー志向の中でチャンスのときに、一発の威力のあるボールを生み出せるラバーだと言えるでしょう。

各技術レビュー

フォアハンド

軽打
 スポンジの硬さを感じますね。打球音も硬いラバーらしい高い音です。

ロングボールやラリーでのドライブ
 ボールが上に上がると感じます。スポンジは硬いですが、落ちるとは感じづらいと思いますね。

面を開いたドライブ
 ポテンシャルの高いラバーですので、面を開いて回転とスピードを出そうとした時も非常に好感触で、回転とスピードの両立ができそうでした。

対下回転に対するループドライブ
 非常にハードなスポンジなので、ループドライブの回転量は高く非常にしつも高いループドライブがしやすいと思います。

対下回転に対するスピードドライブ
 スポンジが硬い分、インパクトで打つスピードドライブは結構難しいかもしれません。相当のインパクトで打つ必要ありです。

カーブ/シュートドライブ

ブロック

カウンタードライブ
 やりやすいと思います。

ストップ

ツッツキ

フォアフリック

サービス
 よく回転がかかります!しっかりグリップするので、強い回転がかかっていることを感じやすいと思います。

バックハンド系

軽打
 相変わらず硬いです。また重いので結構疲れます。

ロングボールやラリーでのドライブ
 意外や意外結構、打てます。非常に好感触でした。強いボールも打ちやすい方だと思いますが、それ以上に安定して入れやすいです。

対下回転に対するループドライブ 
 打ちやすかったです。結構安定していました。とっさにラケットの真ん中でボールを捉えられなくても入りやすいと感じました。

対下回転に対するスピードドライブ
 難しかったです。圧倒的にインパクト不足だと思います。

カーブ/シュートドライブ
 曲がるのですが、R53ほどの伸びはないように感じました。

ブロック
 やりにくはないのですが、シートが引っかかりがいいので、意外と回転を喰らった印象です。

カウンタードライブ
 やりやすかったです。ボールの上を捉えることができれば安定しやすいと思います。

ストップ

ツッツキ

チキータ

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Tenergy 05 Hard > Tenergy 05 ≧ Omega VII Tour > Blue Storm Z1 Turbo

スピード
 Dignics 05 > Omega VII Tour > Tenergy 05

食い込ませたときの弧線の出しやすさ(ボールの沈み込みやすさ)
 Tenergy 05 Hard > Omega VII Tour > Dignics 05

https://amzn.to/3r6ul0J

雑感2020/08/07

ブルーファイヤー!!

 DONIC(ドニック)さんのBlue Storm Z1 Turbo(ブルーストームZ1ターボ)を使ってみました。スピードの速さと安定感のあるラバーで回転系のフォアと組み合わせることでラリー時のボールの質の変化で勝負できそうならばーでした。
 そして、その後すぐにBlue Fire(ブルーファイヤー)シリーズを試打しました。正直な感想はめちゃめちゃいいです!回転のブルーファイヤーの名前の通りの性能でした。フォアでもバックでもいけそうで好感触だったのが、Blue Fire M1 Turbo(ブルーファイヤM1ターボ)でした。重い回転がかけることができて、Tenergy 05Hard(テナジー05ハード)のような部分が散見されました。シートが強いためか、カウンタードライブも打ちやすいと感じ、埋もれていると感じたラバーです。
 またバックで使いやすいと感じたのが、Blue Fire JP01 Turbo(ブルーファイヤJP01ターボ)です。非常に弧線が高く出やすいラバーでかなりテナジーを意識したラバーなのだと感じました。ブルーシリーズ中、対下回転ドライブが最もやりやすいと感じたラバーがJP01ターボですね。少し弧線が大きすぎてオーバーミスも増えたのが少し気になりましたが、このラバーもかなり良かったです。

 ということで、ブルーファイヤの率直な感想でした。katsuo000としてはブルーストームよりも圧倒的にブルーファイヤの方が好みでした。これは明確でしたね。

雑感2020/08/06

本職ラバーとして残りそうなラバーは…

 バックにDignics 05(ディグニクス05)を本気で考えてます。かなり難しいラバーですが使いこなせれば、そのポテンシャルは最も高いと感じるラバーがディグニクス05ですね。次の候補がV>15 ExtraとRasanter R53(ラザンターR53)になります。安定感を求めるとRasanter R48(ラザンターR48)ですが、少しでも攻撃性をバックでも求めるとR53かな。。。

 意外に難しいのがフォアです。現在の候補は、フォアもディグニクス05か、R53か粘着ラバーですね。粘着ラバーはどうしても下がった時の威力不足と失速を感じて、失速があるのでディグニクス05にしていました。R53も面白いですがフォアで使うとなると、回転量は申し分ないですが、もう少し攻撃的な性能か、ディグニクス球のカウンタードライブ性能が欲しくなってしまいます。それがありそうなのが、結局粘着ラバーになりますね。Dignics 09C(ディグニクス09C)は使ってみましたが、台上で食い込みすぎて弾むと感じたのは残念でした。粘着ラバーを一通り試してみようと思ってます。Omega VII China Ying(オメガ7チャイナ影)あたりが結構期待なのですが。。。
 結局両面ディグニクス05に落ち着きそうです。ディグニクスも回転をかけに行くと回転が、スピードを出しに行くと、スピードが、とはっきり差が出てしまって困っています。回転とスピードの両立が難しいと感じるラバーですね。ただ、全てのやりたいこと(相手がミスするほどのトップスピンのループドライブ、後陣からでも盛り返せるラバーの反発力、前陣ややミート気味のカウンタードライブ、相手の回転に影響されにくいシートの硬さ、切れて止まるストップやツッツキのできる台上の操作性、などなど)に対してある程度以上の合格点、または満点を出してくるのがディグニクス05ですね。このラバーは本当に凄いですね。ということでメイン用具に関する雑感でした。

雑感2020/08/05

ドイツ製ラバー、テナジーっぽいラバーが多い!

 Dynaryz AGR(ダイナライズAGR)、Blue Storm Z1 Turbo(ブルーストームZ1ターボ)、Rasanter R48(ラザンターR48)、Evolution MX-P(エヴォリューションMX-P)と、ここら辺のラバーはどこかテナジーらしさを感じるラバーだと感じました。もちろんテナジーとは明らかに別物のラバーですが。。。
 自分が使うならR48かな。やはりテナジー以外でテナジーらしさを求めるならコスパも求めたいので。ここら辺は好みだと思います。あとドイツ製のテナジーっぽいラバーはことごとく、テナジー80っぽいですね。スピードと飛距離が出やすい分、回転をかけたり、ループドライブ時に少し球持ちを感じづらい。でもシートがしっかりしているので、回転がかからないわけではない。こういう感じのラバーが多いと感じてます。ガツっと回転がかけやすくてかかるラバーは意外とないかもしれませんね。
 ドイツラバーの次はメイドインジャパンのミズノのQシリーズを打つつもりです。こちらもテナジーを意識したラバーだと思うので楽しみですね。

katsuo000的トップ選手の用具を低価格のもので代替してみた!④

トップ選手の用具は高い!

 言わずもがなですが、高いですよね。本日は、一部のトップ選手たちが使うアウター特殊素材カーボンに着目して、提案させていただきます。

トップ選手の用具に近い、安い用具を探せ! ④

水谷隼選手

水谷隼選手の使用用具
ラケット: Mizutani Jun ZLC(水谷隼 ZLC)
フォア: Dignics 80(ディグニクス80)
バック: Dignics 80(ディグニクス80)

 水谷隼選手の使用用具、ディグニクス80に近いラバーは以前、Dignics 05(ディグニクス05)に近い打球感のラバーとして紹介させてもらったTIBHAR(ティバー)のEvolution MX-S(エヴォリューションMX-S)になりますね。

Evolution MX-S(エヴォリューションMX-S) / TIBHAR(ティバー)
 回転系テンション OFF+
・Sponge Thickness:1.7/1.9/2.1 mm
・Speed:125
・Spin:120
・Control:80
・Sponge硬度:45.7-47.7°
・6,000円 + 税
・74 g(切断前) → 50 g(張継科ZLCに貼って)

katsuo000のレビュー:https://katsuo000.com/review_evolution_mx_s/

https://amzn.to/3n1BnCp

 やはり回転性能は、見劣りするかもしれませんが、打球感は近いと思います。

Mizutani Jun ZLCに近いラケット

 水谷隼ZLCは次のようなスペックになります。

Mizutani Jun ZLC(水谷隼ZLC) / Butterfly(バタフライ)
・ブレード面積: 157× 150 mm
・板厚: 5.7 mm
・ラケットタイプ: アウターZLC、ZLC+5枚合板
・価格: 25,000円 + 税

katsuo000のレビュー:https://katsuo000.com/review_mizutanijun_zlc/

https://amzn.to/33nHQjV

 水谷隼選手のラケットはアウターにZLCを配したラケットになります。アウターにZLCを配したラケットはTimo Boll ZLC(ティモボルZLC)やZhang Jike ZLC(張継科ZLC)がバタフライから同じく販売されていますが、ティモボルZLCや張継科ZLCと、水谷隼ZLCは少し異なります。異なる点は大きくは2点で板厚が5.7 mmと水谷隼ZLCの方が厚く、また上板にはKoto(コト)材ではなくLimba(リンバ)材がもちいられているのが水谷隼ZLCとなります。

Timo Boll ZLC/Zhang Jike ZLCとMizutani Jun ZLCの違い
・板厚 5.5 mm → 5.7 mm
・上板Koto → Limba

 過去に水谷隼ZLCをメインで使っていたのでkatsuo000の感じる違いに少し触れておきますね。水谷隼ZLCの方が、板厚が0.2 mm厚い分飛距離とスピードが出やすいと感じました。また、上板にリンバをもちいている分、球持ちを感じやすく柔らかいと感じる打球感です。特にバックハンドで球持ちを強く感じやすいのが水谷隼ZLCだと思います。

 実は、アウターALC系ラケットにおいても類似の関係が存在します。そのラケットがFreitas ALC(フレイタスALC)になります。フレイタスALCはTimo Boll ALC/Zhang Jike ALC(ティモボルALC/張継科ALC)の5.8 mmと比べて0.2 mm厚い6.0 mmで、使ったことはありませんが上板にリンバをもちいたラケットだそうです。引退後、再度現役にカムバックしたロビングとバックハンドに定評のあるデンマークのMaze Michael(メイス)選手の名前を冠したラケット、Maze(メイス)というラケットもアウターにALCを配してほぼ同じような構成だったそうです。ちなみに水谷隼選手が学生時代に使用していたラケットはメイスになりますね。類似で安いラケットは、まずは先ほど挙がった、フレイタスALCですね。

Freitas ALC(フレイタスALC) / Butterfly(バタフライ)
・ブレード面積: 157× 150 mm
・板厚: 6.0 mm
・ラケットタイプ: アウターALC、ALC+5枚合板
・価格: 18,000円 + 税

 上板が柔らかく、より球を持ちやすいラケットになっていると思います。また板厚もビスカリアや張継科ALCなどよりも0.2 mm厚いので、飛距離が出やすくスピードドライブが出しやすいと思いますね。近年ではトップ選手でこのタイプのラケットの使用者は多くはないですが、選択できることは嬉しいことなので是非廃盤にはならないでほしいですね。

ZeleBRO PBO-C(ゼレブロPBO-C) / Joola(ヨーラ)
・ブレード面積: 157× 151 mm
・板厚: 5.7 mm
・ラケットタイプ: アウターPBO-C、+5枚合板
・価格: 24,000円 + 税

 マイナーなラケットで、自分も触ったことないのですが、Joola(ヨーラ)のラケットになりますね。バタフライのZLCとほぼ同じとされる素材として、PBO-Cをアウターに配したラケットになります。上板にもちいている木材は調査中になりますが、卓球王国さんでも試打紹介されるラケットですので、悪いラケットではないと思いますね。

最後に

 今回はアウターZLCにフォーカスしました。そこまで数は多くないのですが個人的には名作のラケットの1つだと思います。プレイに個性を求めるのであれば、アウターALCよりもアウターZLC系ラケットだと思います。ご参考ください。

雑感2020/08/03

ブルーシリーズの感想

 DONIC(ドニック)さんのBlueラバーをある程度触りました。完全に試打できたわけではないですが、katsu000が好きなのはBlue Fire M1 Turbo(ブルーファイヤM1ターボ)ですね。他のターボと冠したBlue Fire JP01 Turbo(ブルーファイヤJP01ターボ)やBlue Storm Z1 Turbo(ブルーファイヤZ1ターボ)と比較しても明らかにハードで回転系のラバーでした。自分はもう社会人で、湯水が如くラバーを試打しているので、コスパのことはあまり気にしないのですが、コスパを気にするなら、全てありのラバーだと思います。Tenergy 05(テナジー05)かTenegy 05 Hard(テナジー05ハード)からコスパで変更するなら、katsuo000としてはM1ターボを推しますね。バックにはZ1ターボかJP01ターボを推します。より安定感が欲しいならJP01ターボで、スピードが欲しいならZ1ターボというイメージです。
 片面のペンドラの方には正直オススメはできないと感じました。ギリギリM1ターボが良いと思いますが、Z1ターボ、JP01ターボ、ともに少し回転量に不満を感じると思います。回転は卓球において重要な要素なので、ラリータイプでないと正直捨てられないと想像するので、片面の方にはオススメは少し難しいと感じた次第です。
 あと、個性的な性能もあまり感じませんでした。そういう意味で個性的な性能が際立っていて安いと感じたコスパが良いラバーはやはりR53ですね。あのラバーは本当にいいですね。あの性能を引き出せるだけのバックハンドの技術があれば、バックにR53を貼りたい。ブルーシリーズのラバーはブルーシリーズを比較していくと個性を感じますが、無二でこのラバーでないとダメ!と言えるような確かな性能は感じづらいと感じました。あえていうならラリー志向が強いと感じました。威力よりもラリーが少しでも長く続いて卓球を楽しめる用具だと思います。考え方としてはありだと思いますね!というかそういう視点での用具選びを今後検討したいと考えているところです。

 ということでブルーシリーズの雑感でした。

katsuo000的トップ選手の用具を低価格のもので代替してみた!③

トップ選手の用具は高い!

 言わずもがなですが、高いですよね。本日は、トップ選手たちが愛用するラケットで最も多いと言われるAryrate Carbon(アリレートカーボン、ALC)に着目して、提案させていただきます。

トップ選手の用具に近い、安い用具を探せ! ③

Timo Boll(ティモ・ボル)選手

ティモボル選手の使用用具
ラケット: Timo Boll ALC(ティモボル ALC)
フォア: Dignics 09C(ディグニクス09C)
バック: Dignics 09C(ディグニクス09C)

 ティモボル選手の使用用具、ディグニクス09Cに近いラバーは正直2020年7月時点でないと感じているので、ティモボルALCと近いラケットを挙げさせていただきます。

Timo Boll ALCに近いラケット

 ティモボルALCは次のようなスペックになります。

Timo Boll ALC(ティモボルALC) / Butterfly(バタフライ)
・ブレード面積: 157× 150 mm
・板厚: 5.8 mm
・ラケットタイプ: アウターALC、ALC+5枚合板
・価格: 18,000円 + 税
https://amzn.to/2D83kXm

 名作と言われる、アウターにALCを配した板薄系のラケットになりますね。類似のバタフライのラケットをまずは挙げさせていただきますね。決して安くはないです。

Zhang Jike ALC(張継科ALC) / Butterfly(バタフライ)
・ブレード面積: 157× 150 mm
・板厚: 5.8 mm
・ラケットタイプ: アウターALC、ALC+5枚合板
・価格: 18,000円 + 税
https://amzn.to/2Exjytt

 見比べるとわかるように、板厚やラケットタイプ、価格までティモボルALCと張継科ALCは同じになります。何が違うのか、一発でわかるのはデザインですね。また選手にとって大きく差が出る違いはグリップにあります。後述します。

Lin Gaoyuan ALC(林高遠ALC) / Butterfly(バタフライ)
・ブレード面積: 157× 150 mm
・板厚: 5.8 mm
・ラケットタイプ: アウターALC、ALC+5枚合板
・価格: 18,000円 + 税
https://amzn.to/3k3V23F

 林高遠ALCもほぼ同じですね。2020年ベストギアオブザイヤーのシェークハンド部門グランプリになります。おそらく、林高遠ALCは張継科ALCに相当近いと思うのですが違いは調査中になります。

Viscaria(ビスカリア) / Butterfly(バタフライ)
・ブレード面積: 157× 150 mm
・板厚: 5.8 mm
・ラケットタイプ: アウターALC、ALC+5枚合板
・価格: 25,000円 + 税
https://amzn.to/2D9DKBp

 あまりの人気のために、廃盤となっていたのに再販となったのがビスカリアになります。過去の販売価格は10,000円+税なのになぜ、2.5倍も高騰したのか汗。非常に名作でトップ選手が未だに愛用しているため、これからも人気が続くと思われます。

 基本的には、ほぼどのラケットもラケットブレードの構成は同じと言えるでしょう。異なるのはおそらく、グリップ部分のデザインや形、そして内部構造だと思われます。下記に代表的なシリーズの特徴を挙げさせていただきます。

ティモボルシリーズの特徴
・グリップが空洞で先端重心 → 威力が出しやすい!
・角ばったグリップ

張継科シリーズの特徴
・グリップが詰まっていてグリップ側重心 → ブロックや切り返しがやりやすい!
・丸いグリップ

 上記のように、非常に細かい感覚的な部分なのですが、違いが生じるので、トップ選手たちはメーカー側に変更をお願いしていると言えますね。我々のような一般ユーザーは、アウターALC系のラケットを購入すると決めたのであれば、デザインで決めて良いと考えます。自分は張継科モデルを使っているので、張継科ALCがスムーズに移行しやすいと思いますが、ビスカリアと林高遠ALCも少し気になりますね。ティモボルALCは持っていませんが、Timo Boll Spirit(ティモボルスピリット、現在は廃盤。ほぼティモボルALCと同じ。)は持っていて、だいたいどのようなラケットかわかっているので、ティモボルALCはそこまで欲しいラケットではありません。でもバタフライさんで買うとハズレはないですが、高いです汗。これだけ人気のラケットブレードですので、もちろん各メーカー、同じようなブレードタイプのラケットを販売しております。

Tornado King Speed(トルネードキングスピード) / Nittaku(ニッタク)
・ブレード面積: 157× 150 mm
・板厚: 5.7 mm
・ラケットタイプ: アウターケブラーカーボン、+5枚合板
・価格: 18,000円 + 税
https://amzn.to/2PsQQwl

 ニッタクさんのトルネードキングシリーズは、Double Happiness Shanghai(DHS)のラケット、キョウヒョウ王シリーズを意識したモデルと聞いたことがあります。Tornado King Power(トルネードキングパワー)は同じような名前ですが、インナーになりますし、Tornado Kinng(トルネードキング)は5枚合板になりますので、お間違えのないようにしてください。トルネードキングスピードは板厚5.7 mmと少し板薄でフォアに粘着ラバーを使うことを考えるのであれば、バタフライのラケットよりも相性が良いと思います。高いですけど欲しいですね。

 Flyatt Carbon Pro(フライアットカーボンプロ) / Nittaku(ニッタク)
・ブレード面積: 157× 150 mm
・板厚: 5.8 mm
・ラケットタイプ: アウターケブラーカーボン、+5枚合板
・価格: 8,800円 + 税
https://amzn.to/2DdeLgq

 いきなり本命のコスパラケットが登場しました。フライアットカーボンプロはまさにティモボルALCと類似のラケットで値段が半額以下のラケットになりますね。ALCに似た特殊素材としてニッタクではケブラーカーボンを使用しています。ALCではないから使わない、と考えずに手に取ってみても良いと思います。

 Alnade(アルネイド) / Yasaka(ヤサカ)
・ブレード面積: 157× 150 mm
・板厚: 5.8 mm
・ラケットタイプ: アウターアラミドカーボン、+5枚合板
・価格: 12,000円 + 税
https://amzn.to/3k67HmK

 ヤサカさんの本名はアルネイドになります。1万円を超えますが、完全にティモボルALCを意識したラケットになります。他のメーカーでもALCではなくアラミドカーボンを採用したラケットは多いですが、アラミドカーボンはALCとほぼ同じと考えても良いと思います。

 Stradivarius(ストラディバリウス) / XIOM(エクシオン)
・ブレード面積: 157× 150 mm
・板厚: 5.7 mm
・ラケットタイプ: アウターアラミドカーボン、+5枚合板
・価格: 9,000円 + 税
https://amzn.to/2DtT4c4

 こちらもかなり本名のコスパラケットになりますね。認知度が増えてきたエクシオンですが、ラケットはあまり使用者がいない印象です。名前からわかるように、未だに人気の素材構成であるティモボルALCやビスカリアのようなラケットを完成したものとみなして、バイオリンのストラディバリウスから名前を冠したと思われます。正直katsuo000は欲しいし買うことを考えておりますね苦笑。ティモボルALCよりも板厚が5.7 mmと0.1 mm薄いのが非常に好印象です。欲しいですね。

 Esprit(エスプリ) / DONIC(ドニック)
・ブレード面積: 160× 152 mm
・板厚: 6.0 mm
・ラケットタイプ: アウターアラミドカーボン、+5枚合板
・価格: 6,800円 + 税

 Baum Esprit(バウムエスプリ)という名前でしたが、2020年ではバウムが取れたようです。ドイツのバウム選手のモデルになりますね。板厚は6.0 mmでラケットも縦長になっているのが特徴です。こちらも安いですね!

 Original True Carbon(オリジナルトゥルーカーボン) / DONIC(ドニック)
・ブレード面積: 157× 152 mm
・板厚: 5.5mm
・ラケットタイプ: アウターアラミドカーボン、+5枚合板
・価格: 15,000円 + 税

 こちらはOvtcharov True Carbon(オフチャロフトゥルーカーボン)でした。オフチャロフ選手がバタフライと契約になりましたので名前が変更しました。まだショップでは旧名の方が多いと思います。5.5 mmとかなり板薄で値段は少し高いですが、気になって欲しい一本になります汗。

最後に

 いかがでしたでしょうか。コスパだけを求めるならおすすめはストラディバリウスですね。少し余裕があるなら、トルネードキングスピードかオフチャロフトゥルーカーボンをオススメしたいです。今後katsuo000も遠い未来ですがストラディバリウスは購入してみて試打したいと考えています。是非みなさんも検討してみてはいかがでしょうか。

レビュー Tenergy 05(テナジー05)

説明

 今や全てのラバーの世界標準:World Standardである、Tenegy 05(テナジー05)。テナジー05を超えるラバーとしてButterfly(バタフライ)からDignics(ディグニクス)シリーズが販売された現在でも、テナジー05の存在感は確かなものがあります。それはトップ選手やバタフライと契約する選手が未だにこのラバーを使用していることが1つの理由と言えるでしょう。それではディグニクスシリーズのラバーが登場した今、テナジーシリーズ、そしてテナジーシリーズの中における代表的なラバー、テナジー05はどのようなラバーなのか、考察しながらレビューをしていきたいと思います。
 テナジー05の発売はなんと10年以上前の2008年になります。当時スピードグルーの全面禁止という大きなルール変更は、強烈な衝撃を与えました。その激震の中で世界標準への高みを駆け上がり、モンスターラバーとなったのがテナジー05です。スピードグルーが使えなくなって、後加工による高弾性ラバーのスピード性能もスピン性能も引き出せなくなったルールの中で、テナジー05と「スピン系テンション」ラバーが台頭しました。今なお、スピードグルーの禁止と一部の選手の補助剤使用問題(ルール上は禁止であるラバーの後加工)は解決していないのが実情ですが、スピードグルーが使えなくても、高いスピード性能とスピン性能を有するテナジー05は、卓球界の救世主のような存在と言えたでしょう。このような時代の後押しも相まってモンスターラバーは誕生しました。

性能値

 テナジー05の公表性能値について、確認してみましょう。バタフライさん公表の性能を表と図にしてみました。

 この性能図から分かることは、回転性能とスピード性能をどちらも高い性能を有しているラバーの1つがテナジー05であることがわかります。テナジー05に回転性能もスピード性能も勝るラバーはDignics 05(ディグニクス05)とDignics 80(ディグニクス80)の2枚しか存在しないこともわかります。どちらのラバーもスポンジ硬度がテナジー05よりも硬いラバーですので、テナジー05よりも扱いが難しいと言えるでしょう。このハイバランスな性能がテナジー05の特徴と言えると思います。

 スポンジ硬度を反映させた図からも分かるように、回転とスポンジ硬度の和が50以下で最も高いスピン性能を有するラバーがテナジー05ですね。スポンジ硬度が低い中で、回転性能に長けるラバーであると言えますね。

 続いて、テナジー05と他のテナジーについて、比較していきます。バタフライさん公表の6つの技術のやりやすさについて数値化したものになります。
 スピードドライブ × ループドライブ
 スマッシュ × カウンタードライブ
 ブロック × 台上

 回転系の技術に少し寄っていますが、すべての技術が非常にやりやすいことが分かると思います。トップ選手が求めるラバーの条件に、どの技術もアナなく行える、という観点があると聞いたことがあります。トップ選手はあらゆる選択肢を持つので1つでも欠点や課題を持つ用具、というのは選びたくないわけですね。また現代卓球において重要な回転量も補える、という点は見逃せませんね。まとめると、どのような技術でも平均点以上を確実に取れる、回転性能の高いラバーがテナジー05といえるでしょう。

テナジー05を使用するトップ選手

 2020年7月時点でテナジー05を使用する選手を下記に挙げさせていただきました。

・張本智和選手 / バック
・松平健太選手 / フォア・バック
・吉田雅己選手 / フォア
・戸上隼輔選手 / バック

 張本選手や戸上選手は、チキータで有名な選手になります。2人の攻撃的なレシーブチキータはテナジー05の性能によって得られている部分もあると言えるでしょう。
 また松平健太選手は長くテナジー05を使用・愛用してきた選手で、得意な技術は多彩なブロック技術ですね。吉田選手の得意な技術はカウンターパワードライブが挙げられると思います。
 このように各選手を象徴する得意技は異なると感じます。これは異なる特徴的な技術でもテナジー05なら出来てしまう万能性、扱いやすさを象徴していると言っても過言ではないと思います。

なぜDignics 05ではなくTenergy 05

 性能表・図からわかるようにテナジー05は非常にバランスの取れたスピード性能とスピン性能を持つことがわかります。テナジー05よりも高いスピード性能、スピン性能のラバーも確かに存在しますが、それらは基本的にはテナジー05よりもスポンジ硬度が硬かったり、扱いやすさが変わるラバーでもあると言えます。つまり10年以上前に発売されてもなお、テナジー05がトップ選手に愛用されるのは、高いスピード性能、高いスピン性能に加え、高いコントロール性能、扱いやすさ、など総合的なバランスで選ばれていると言えるでしょう。
 またディグニクスシリーズは非常に癖の強いラバーでもあり、テナジー05にあった打ち方が必ずしもディグニクスシリーズのラバーにあうと言い切れません。逆に、テナジー05はどのようなスイングでも、そのスイングの特徴を活かすことのできてしまう順応性を感じる部分もあります。katsuo000のカーテン試打の印象として、粘着ラバーにあう面を開いて弾きながら回転をかける打法においてもテナジー05は一定の回転量とスピードを感じることができました。これはスプリングスポンジによるところが大きいように感じます。打球感が似ていると言われる他社メーカーのラバーと比較しても、このテナジー05のどのような打法でも回転がかかってスピードも出せる特徴は驚異的だと感じますね。一部の中国トップ選手が使用していたのも納得です。
 また選手のプレイを引き出すラバーは、ディグニクスよりもテナジーだったということもあり得るようです。1つ参考になると思われる事実を紹介させていただきます。バタフライの契約選手で、2020年1月の全日本選手権3位に入った吉田雅己選手です。彼の用具遍歴は次のようになります。

フォア: テナジー05
バック: テナジー80
 ↓
フォア: Dignics 05(ディグニクス05)
バック: Dignics 80(ディグニクス80)
 ↓
2020年1月全日本選手権大会のラバー
フォア: テナジー05
バック: テナジー80

 上記からわかるようにディグニクスを使っていて、そこからまたテナジーに戻っているわけですね。彼は2020年1月の全日本選手権において町飛鳥選手に勝利しています。町選手は現代的なラバーを選択されていて、フォアにTenergy 05 Hard(テナジー05ハード)、バックにディグニクス05を選んで出場されていたようです。選手の技術や戦術など卓球の勝敗を分ける要因は様々にありますが、吉田選手が勝利できた理由としてテナジー05とテナジー80の存在は0ではないと想像します。このように、性能だけで選べばディグニクスシリーズの方が良いように感じますが、実際の試合では、性能だけが勝敗を決めるわけではないことがわかります。このような理由から、ディグニクスを選ぶ選手、テナジーを選ぶ選手、とわかれるのだと想像します。

Tenergy 05の貼り合わせと重量

 それではいつものようにZhang Jike ZLC(張継科ZLC)に貼ってみました。

貼り終えた写真は後日掲載させてください。(申し訳ありません。)

Tenergy 05(テナジー05)
 High Tension(ハイテンション)裏ラバー
・スポンジ厚:中(1.7 mm)、厚(1.9 mm)、特厚(2.1 mm)
・スピン:11.5
・スピード:13
・Sponge硬度:36
・オープン価格(8,900円 + 税)
・72 g(切断前) → 約47 g(張継科ZLCに貼って)

 テナジー05はバタフライのラバーの中では重い方だとは思いますが、それでも40 g後半におさまる軽量なラバーになりますね。

Tenergy 05の3つの特徴

1. 勝手にドライブ回転がかかる!オートマ性能!

 モンスターラバー、テナジーのテナジーらしい点として、勝手にドライブ回転がかかるオートマ性能があると言われています。実際、自分のラケットすら持っていなくてフォア打ちもできない方にテナジーを貼ったラケットをお貸しして打っていただきました。ドライブのかけ方も感覚もわかっていない方が、ただボールの後ろを押しているだけなのに、ボールが異様に伸びてきたことを覚えています。「これがオートマ性能か!?」と感じました。プラボールも硬くなり回転がかかりにくいので、この恩恵はあまり感じなくなりましたが、「オートマ性能」という言葉は、回転をかけやすいラバーであることが分かる言葉だと思います。

2. 回転性能が高い!

 粘着ラバーでドライブしたかのように、ループドライブで相手のブロックのオーバーミスを誘うことができます!テナジー05のループドライブはブロックしづらいので試合前のラケット交換時にしっかり確認が必要だと思います。結構嫌なボールが飛んできますね。グリップ力の高さで、低くて浅い質の高いループドライブが打ちやすく、打たれたループドライブに対するカウンターも取りづらくて苦労します。自分がテナジー05を使っていたら、積極的にループドライブを多用して相手のミスを誘ったり、ループドライブの後もスピードドライブなどを連打して、その後のラリーを有利に展開したいと考えますね。
 もちろんTenergy 05 Hard(テナジー05ハード)と比較すると、少し飛んでいってしまう感じがあるので少しループドライブの質が下がると感じますが、テナジー05でも十分な回転量が得られます。

3. 軽くて扱いやすくて高性能!

 やはり特筆すべきは、この回転性能で50 gを切る軽量さだと思います。回転量と重いボールの出せるラバーは他にも多数あると思いますが扱いやすさ、50 gを切る軽さ、などトータルバランスの優れたラバー、テナジー05はやはり、無二のラバーであり世界標準のラバーだと言えるでしょう。軽いラバーはどうしても回転量不足を感じたり、ボールが軽くなりがちな印象ですが、そう言ったボールの軽さをテナジー05では感じることは稀だと思います。この軽いのに回転がかかるテナジー05の性能は、日本のバタフライ工場でなければなかなか製造できないようですね。

各技術レビュー

フォアハンド

軽打
 軽打からボールがイキイキしている感じがありますね。特に貼りたての時はイキイキしたボールが出やすい印象です。軽打でも若干のボールの弧線が出ていると感じやすいと思います。

ロングボールやラリーでのドライブ
 ドライブは非常に打ちやすいですね。強く打つほどボールが上に上がりやすいので、ラケットを寝かして強烈なスピードドライブが打ちたくなります。ラケット面を寝かしてラバー面が下を向いているくらいでちょうどいいドライブが打てますね。テナジー05と比較するとテナジー80の方が、グリップ力が弱く球離れが早く、ボールが上に上がらないので、同じスイングだと80ではネットミスしやすい印象です。05を使うのであれば、ラケット面を開いて、ラバーは下を向いてスピードドライブを打った方がいいと思いますね。

面を開いたドライブ
 既に少し触れていますが、面を開いたドライブも非常に打ちやすかったです。これはテナジー05の隠れた特徴だと思います。一部のテナジー05に打球感が似ていると言われるドイツ製のラバーでは、面を開いたドライブだと落ちると感じましたね。グリップせずにどうしても弾いてしまう感じがしました。その分、バックハンドでは使いやすいと思いますが、フォアにはやはりテナジー05がいいですね!

対下回転に対するループドライブ
 非常に強烈なループドライブが打ちやすいです。05の特徴でもある高いスピン性能が発揮できる技術だと思います!非常にグリップ力に富むラバーですので、スイングスピードが遅くても打球点を落としてしっかりスポンジに食い込ませながら上へスイングすることで、低くて回転量の多い、質の高いループドライブが打てると思います!テナジー05はグリップ力が高く、球持ちを感じるラバーですので、あまり巻き込んでしまうと逆に横回転を利用してカウンタードライブを狙いやすくなるので、フラット気味に縦回転をしっかりかけにいけるのもテナジー05の嬉しいところだと思います。

対下回転に対するスピードドライブ
 スピードドライブは、面を開いた方が打ちやすかったです。ぶつけながら回転をかけるようなイメージで打つと安定しますね。この打ち方で強烈で強い回転をかけられるのがテナジー05の特徴とも言えるかもしれませんね。

カーブ/シュートドライブ
 カーブドライブでは巻き込むように打つと思いますがそうするとボールは少し走りにくいですね。シュートドライブの方が、スピードものせやすい印象でした。

ブロック
 個人的にはブロックは少しやりにくかったですね。ラバーが柔らかいので、スマッシュなどのボールは取りやすいですが、ループドライブなどの回転の乗ったボールは回転の影響を受けやすくてオーバーミスしやすかったです。回転性能の高いラバーでは、よくあることだと思います。従ってアクティブブロックのように自分で積極的に回転をかけるブロックにすることで安定すると思います。サイドスピンブロックやドライブ回転をかけるアクティブブロックを積極的に行った方が安定すると思います。

カウンタードライブ
 ラバー全体としては柔らかいので、前陣でのカウンタードライブは個人的には難しいと感じました。少しステップバックして頂点前後にしっかり回転を上書きするようにカウンタードライブすると安定したカウンタードライブを打てると思います。

ストップ
 結構柔らかいので、意外と弾みます。また回転の影響も受けやすいので気を使う印象でした。

ツッツキ
 意外と食い込むので切るとオーバーミスが増える印象でした。

フォアフリック
 柔らかいので、乗せ打ち系のフリックがやりやすかったです。

バックハンド系

軽打
 球持ちを感じます。ただ弾みもあるので、自分のスイングだとオーバーミスが多くなりやすかったですね。

ロングボールやラリーでのドライブ
 安定感のあるドライブは打ちやすいですね。スピードドライブ系を打つには安定したインパクトが必要だと感じました。

対下回転に対するループドライブ
 非常に打ちやすいですね。球持ちがあるので、多少スイングが遅くなっても入れることは容易だと思います。威力不足になりがちなので、そこは注意した方が良いと感じました。

対下回転に対するスピードドライブ
 フラット気味にぶつけるように打って、驚くようなスピードドライブが入ってしまうこともありました。どちらにしても安定したドライブを打つにはある程度のしっかりしたインパクトが必要だと感じました。自分にはバックハンドで使いこなるほどの技量はなかったと思ってます。

カーブ/シュートドライブ
 バックハンドカーブドライブは結構嫌がる人がいて得点力になりました。それでも1試合で数回入る程度でしたが。

ブロック
 フォアのブロックと同様、回転の影響を受けやすいと感じました。ドライブ系のボールには必ずボールの上をとらえるようにするとボールの威力を抑えてブロックしやすかったです。本当はアクティブブロックができると得点率が上がると思うのですが、自分にはその技量がなかったです。

カウンタードライブ
 自分には技量が足りず、カウンタードライブをしようとするとオーバーミスが多かったです。もう少し硬いラバーの方がやりやすいと感じました。

ストップ
 バックの方が感覚はあるので、やりやすかったです。自分にはテナジー系のラバーで切るストップやツッツキは安定感よくできなかったです。この辺りも技量が足りませんね。

ツッツキ
 一定以上の低さでツッツクことは容易でした。張本選手のようにしっかり切るのは自分には難しかったです。技量だと思いますね。Zhang Jike ZLC(張継科ZLC)は板厚が5.5 mmと薄いので台上は思いの外、弾まないんですよね。打球感は硬いので、球離れは速いのですが、シートで捉えるようなイメージで最小限の食い込みでツッツクと切れるかもしれません。

チキータ
 球持ちがあるので、思ったよりオーバーミスしやすいんですよね。自分が思うよりも下を狙った方が良いと思います。また調子こいて、スピードを出そうとすると今度はネットミスするので、気をつけてください。しっかり回転をかけるか、スピード系のチキータをするときは、かなりのスイングスピードで回転をがっつりかけないと落ちるので気をつけてください。

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Dignics 05 > Tenergy 05 Hard ≧ Tenergy 05 > Omega VII Tour

スピード
 Dignics 05 > Omega VII Tour > Tenergy 05

食い込ませたときの弧線の出しやすさ(ボールの沈み込みやすさ)
 Tenergy 05 ≧ Tenergy 05 Hard > Dignics 05

https://amzn.to/39Nh9q8

雑感2020/07/31

Livedoorブログで月1万PVアクセス達成!

 現在Livedoorブログからこちらへ引っ越し中ではありますが、なんと月10,000 PVしていただきました。読んでくださる方がいること、本当に嬉しく感じます。これからも全力で書かせていただきますので、どうぞよろしくお願いします。

DONICのBlue!

 次の次のラバーはBlue Storm Z1 Turbo(ブルーストームZ1ターボ)の予定です。ブルーストームよりブルーファイヤの方が、重そうでした。ごぶりんずTVで一気に注目を浴びたブルーストーム楽しみですね!

TToTTが当たりました!

 Twitterなどで話題の卓球カードゲーム、TToTT、私ももれなく当たりました笑笑。嬉しい!!ルールが良くわかっていないのですが、カードゲームは結構好きなので、楽しみたいと思いつつ、まだ遊べてもいません。