伝説的なレアラケット!?

もう廃盤になってなかなか手に入らないラケットたち

 ラケットは廃盤になっても日本国内の試合においては、J.T.T.Aの刻印があれば、自由に使用可能です。卓球の歴史も長くなってきて、なかなか手に入らない激レアラケットというものが世の中に存在しています。katsuo000も所有していないものが多いのですが、有名なものほど、例えばラケット交換時に、「うわ、懐かしい!」など言われてニヤついてしまうかもしれません。過去の遺産的なラケットから今の卓球にもマッチするようなラケットまで様々ありますので、紹介していきたいと思います。もし親の卓球用具の中に眠っていたりしたら、メルカリなどで出品してもいいかもしれないですし、有名になったそのラケット性能を感じてみてもいいかもしれません!

Timo Boll Spirit (ティモボルスピリット)

 一本目に紹介するのは、ティモボルスピリットです。現在のTimo Boll ALC (ティモボルALC)の前身となるラケットですね。当ブログでも紹介させていただいてます。katsuo000も学生時代に使用していました。このラケットで試合に出ると、「うわ、ティモスピだ!」と一般層で言われてニヤついてしまうかもしれません。
 katsuo000のレビュー: https//katsuo000.com/review_timoboll_spirit/

 ラケットとしては、前述のとおり、ティモボルALCの前身のラケットですので、今でも現役として十分使えるラケットです。自分が所有するティモスピはかなり汗を吸っているので、打球感が柔らかくなっていますね。Lin Gaoyuan ALC (林高遠ALC)、Zhang Jike ALC (張継科ALC)と並べてアウターALCシリーズとして所有しています。もちろん手放したくない1本ですね。

Sardius (サーディウス)

 続いてご紹介するラケットはSardius (サーディウス)ですね。アウターT5000系カーボン+ヒノキ系のラケットで超攻撃的なラケットになります。ブレード厚さは7 mm越えで、圧倒的な主張を感じるラケットですね。katsuo000はWRMさんにレビューを投稿しています。そのうち本ブログでもレビュー記事を記載したいなーと思ってますが、いつになるやら。
 katsuo000のレビュー: https://rubber.blog.jp/archives/51943460.html

 このラケットにはキョウヒョウは絶対にあわないなーと感じるラケットでしたね。キョウヒョウを貼っても全然回転かからなくて、キョウヒョウらしいループドライブができないのに、キョウヒョウを扱いきれない、みたいな状態に陥りやすかったです。中国粘着は、スピードをラケットで補いたいですが、やはりアウターALCでブレード厚さ6.0 mm未満くらいまでがせいぜいで、それ以上に攻撃的なラケットはあまりオススメされない組み合わせになりますね。この手のヒノキ系ラケットは、1枚単板のペンを使っていた世代にささるラケットだと思います。実際、自分が所有しているサーディウスも父が購入したものです。現在では、後継のGaraydia (ガレイディア)シリーズも廃盤となってしまいました。持っている方は是非大切にしてください。

COFFERLAIT (コファレイト)

 続いてご紹介するラケットはCofferlait (コファレイト)です。こちらもアウターALC+ヒノキ系のラケットで攻撃的なラケットになります。父が所有していて、「返せ」ということで、なくなくテナジーを貼って返したラケットですね。ゆくゆくは自分の手元に帰ってくると信じて待っているラケットになります。このラケットも弾むラケットになりますね。

 残念なことに、ヒノキ系のラケットはヒノキそのものがなかなか手に入らないということで、材料そのものが高く、どんどん卓球界ではマイノリティーへと追いやられてしまっています。バタフライは70周年記念モデルとして「努力 Effort」というラケットを限定発売もしていましたが、基本的にはヒノキ系のラケットは、扱わないスタンスですね。最近ヒノキ系のラケットを探すとなると、XIOM (エクシオン)のFEEL (フィール)系のラケットが挙げられると思います。

Risoud Carbon (リズーカーボン)

 最も高いラケットで有名になったのが、このリズーカーボンですね。2020年にNittaku (ニッタク)が100周年記念で発売したラケットになります。ニッタクの売れ筋ラケットシリーズ、伊藤美誠選手が使用したAcoustic Carbon (アコースティックカーボン)に代表される弦楽器シリーズのラケットの最高ランク品として、発売されたのが、リズーカーボンです。自分もよく知らないのですが、スイスとフランスにまたがる森林リズーの森でとれるスプールスは最高品質と言われていて、今でも高額で取引されて弦楽器に使用されるのだそうです。そのリズーでとれるスプールスを使って卓球のラケットを作ると、これくらいの値段になるということのようです。

 個人的には、ストラディバリウスという億越えのヴァイオリンの音色と、他の世界的に有名で素晴らしいヴィアオリンの音色というのは、プロの音楽家たちの間でも、聞き分けられないという情報を見たことがあります。もちろん中には、類稀なものも存在するのでしょうが、木材のすばらしさがどこまで卓球の強さに関係するか、は個人的には疑問ですね。どちらかというと嗜好品として飾られるべきなのかもしれませんが、katsuo000は飾るなら水谷隼選手の金メダルスペシャルエディションのような記念的なラケットを飾りたいと思ってしまいますね。ただ、試打できるなら試打してみたい。。。

BISIDE (バイサイド)

 VISCARIA (ビスカリア)がALC搭載の初ラケットであったように、Arylate (アリレート)にも初採用されたラケットが存在します。それが、Keyshot (キーショット)というラケットになりますね。こちらは、ブレード厚さ6 mm後半とかなり厚ラケでした。自分が学生時代に使っていたのが、その後継のBISIDE (バイサイド)になります。ブレード厚さは5.6 mm前後で、板薄になります。打球感はとても柔らかくて、このラケットになってからバックハンドに自信が持てるようになったことを覚えておりますね。このバイサイドを使っていた頃は、有機溶剤の使用が可能だったので良かったですが、今使おうと思うと少しスピード性能に心配を感じるラケット設計になっていると思います。後継、というわけではないですが、限りなく近いラケットとしては、Fortius FT ver. D RE (フォルティウスFT ver. D RE)などが挙げられるでしょう。アリレート系の素材の球持ちの良さは卓球感を変えると思いますね。個人的にはver. D REやZX Gear Fiber (ゼクスギアファイバー)などのラケットも興味津々なのですが、結局インナーカーボンに落ち着いた今日この頃ですね。

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