各メーカーのハイエンドラバーの比較 重量&硬度編

横並びで比較!

 今回はラバー重量になります。随分見ていただいているようで、当ブログの人気のページの1つになります。ラバーはゴム製品で同じ厚さ色のラバーでも個体差が生じると言われています。平均値や標準偏差をとっているわけではありません。katsuo000が購入したラバーの重量をメモしているにすぎないのであしからず。個体差が生じたとしても、一定の指標にはなると思いますのでご参考いただければ幸いです。m (_ _)m

  • 2022年5月 久々の更新を実施しました。もう硬度も一緒に掲載します。よろしくお願いします。

ブランド別

重量順(重→軽)

 各メーカーの標準的なハイエンドラバーは基本的には48 g前後におさまりますね。表ソフトラバーは別ですが裏ソフトラバーで48 gよりも軽いとなると、回転性能だったり、エネルギーロスだったり、を感じやすくなります。重いラバーほど硬くてマッドな打球感になりやすいです!重ければ良いというものではありませんが、重量からある程度どのようなラバーかイメージできると思います。
 個人的には、これらのデータと硬度のデータからだいたいどのようなラバーか、数字から予想できるようになってきました。やはり科学の力は素晴らしくて、重量、硬度など客観的な数値はあまり嘘をつきません。
 各重量範囲で注目のラバー、重量の割に扱いやすい、性能が高いラバーについてコメントさせていただきますね!

65 ~ 54 g

Omega VII China Ying(オメガ7チャイナ影)

 XIOM(エクシオン)のオメガVIIチャイナ影。ポイントは3つです。
 ① 重いのに弾む!回転をかける意識をしないとボールが軽くなってしまうくらい弾む!
 ② ツッツキがブチ切れる!スピードロングサーブもブチ切れる!
 ③ ループドライブの回転量がエグイ!これぞまさに粘着テンションラバー!圧倒的癖球はキョウヒョウに近い!

 極めて扱いにくいラバーですが、そのポテンシャルは非常に高いと感じたのが、オメガVIIチャイナ影になります。慣れてしまえば良いのでしょうが、慣れるまでに相当時間と練習量が必要になるかもしれません。扱い切れればまさに唯一無二!

Omega VII Hyper(オメガ7ハイパー)

 XIOM(エクシオン)のオメガ7ハイパーです。ポイントは3つですね。
 ① オメガ7シリーズのラバーは基本的には非常に硬くて粘着ラバーのようなマッドな打球感なのですが、シリーズの立ち位置はスピードに特徴を持つシリーズになります。こちらのオメガ7ハイパーも非常に硬いラバーではあるのですが、硬い打球感の割にはスピード性能が高く、しかも硬いラバーでもあるので回転性能も高いラバーになっています。従って結構扱いやすいラバーになると思います!海外のレビューサイトではオメガ7シリーズは高評価されていることを見たことがあります。オメガ7シリーズのラバーは「ドライブはこう打つもの!」というわけではなく「ドライブは様々な打ち方ができてしまう!」と感じるラバーシリーズだと思いますね。
 ② 実はDignics 09C(ディグニクス09C)のように、台上ではストップはしっかり止まって、思い切りチキータを打ってもオーバーしない一方で、下がってもスピードの出せるラバーの1つだと思いますね。
 ③ 粘着テンションラバーが増え、テンションに極めて近い粘着テンションラバーや、いいとこ取りの粘着テンションなど選択肢が増えましたが、逆のラバーはほとんどなかったと思います。このオメガ7ハイパーは極めて粘着ラバーに近いスピン系テンションラバーだと思いますね。無二の特徴で面白いラバーだと思います。

 以上3点からオメガ7ハイパーについて言及させてもらいました。ご参考まで!

DNA Platinum Extra Hard(DNAプラチナXH)

 STIGA(スティガ)のDNAプラチナXHです。ポイントは3つですね。
 ① テナジー05!グリップ感覚が非常に良い!ついにここまで来た!ポストテナジー!
 ② R53やMX-Dと比較しても球持ちを感じやすい粒形状!最も05っぽいラバー!
 ③ 硬さを感じにくい扱いやすさ!

 このラバーは衝撃でした。もうテナジー05じゃなくていいじゃんと思います。しかもテナジー05は確かにハード、普通、FXと硬度を3段階選べますが、DNAプラチナは4段階選べます。その分テナジー05と比べるとちょっと重たいかもしれません。かなりオススメなラバーになります!

Target Pro XD-52.5(ターゲットプロXD-52.5)

 cornilleau(コニヨール)のターゲットプロXD-52.5です。ポイントは3つです。
 ① 球が走るのに、おさまるし回転もかかる!チート感!
 ② めちゃめちゃ扱いやすい!ドイツ製ラバーのイメージが変わる!
 ③ テナジー80っぽいラバー!

 ターゲットプロXD-52.5もかなり良かったですね。ドイツ製ラバーはそこまできたって感じのラバーです。R53よりも球持ちを感じやすく硬さも感じにくいと思います。その分、荒々しさはR53の方が上かもしれません。多少重たいのですが、その分性能は高く、あとは使い手次第と感じさせるラバーですね!

52 ~ 51 g

Rasanter R53(ラザンターR53)

 andro(アンドロ)さんのRasanter R53です。52 ~ 51 gはまだまだ重たい重量だと思いますが、その中でも取り上げたいと思うラバーはR53になりますね!このラバーのポイントは次の3つになりますね。
 ① えげつない回転性能!Tenergy 05(テナジー05)やTenergy 05 Hard(テナジー05ハード)顔負けのえげつない回転性能を持っています!値段も割引がつけば5,000円くらいなのでテナジーからの乗り換えはありだと思います!
 ② 52 gの重さの割には柔らかい!食い込みが良い!バックでは難しさを感じましたが、フォアではむしろ柔らかさを感じましたね。食い込みが良いので、軽い力でえげつない回転量のドライブが打てているようでした!
 ③ 他のラバーにはないR53らしいドライブ!非常に生き生きとしたドライブが打ちやすいラバーだと思いますね。

 以上になりますね。52 gと重いと言えば重いののですが、それに見合う性能や特徴を持っていると断言できると感じました。非常に良いラバーで本職使用はしていないもののお気に入りのラバーになりますね。

50 g

Dynaryze AGR(ダイナライズAGR)

 Joola(ヨーラ)さんの新作ハイエンドラバー、ダイナライズAGRですね。50 gでしたが非常に扱いやすく50 gを感じさせないラバーでした!扱いやすいのに威力は50 g並にあったと感じています。テナジー05ハードを柔らかくしたようなラバーだと思います!

49 ~ 47 g

Tenergy 05(テナジー05)

 モンスターラバーを挙げさせていただきました!テナジー05は非常に扱いやすいラバーですよね。少し硬いのであればFXもあります。初級者で使うのは変な癖がつくかもしれませんが、中級者以上であればどんなタイプの選手でも質の高いボールを打つことができます。それでいて47 gは驚きの軽さだと思いますね。トップ選手も使用者が多いラバーであるのは納得だと思います。

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