卓球王国 2022年3月号 -その1-

Pick Up Product(ピックアッププロダクト)

・Mark Carbon / YASAKA(ヤサカ)
 Mark V(マークV)のヤサカさんがついにラケットも「マーク」を冠してプロデュースです。マークカーボンのスペックは以下になります。
 Inner Carbon / 5.7mm
 平均重量 86 g
 7,200 円 + 税
 グリップ FLのみ
5.7 mmのブレード厚さは、おそらくヤサカのRein Force AC(リーンフォースAC)などのインナーカーボンよりもさらに飛びが抑えてあって、思い切り回転をかけにいけるラケットといえるでしょう。自分が持っているラケットでインナーラケットかつブレード厚さの薄いラケットは以下になりますね。
 ・Expert Carbon(エキスパートカーボン)
  Inner Carbon / 5.4 mm
 ・Virtuoso AC(ヴィルトーソAC)
  Inner Carbon / 5.6 mm
 ・970XX-KLC
  inner Carbon / 5.7 mm
 ・Alnade Inner(アルネイドインナー)
  Inner Carbon / 5.8 mm
 ・Tornado King Power(トルネードキングパワー)
  Inner Carbon / 5.8 mm
おそらくマークカーボンは同じメーカーのアルネイドインナーなどよりも弾みを抑えた仕様ではないかと想像します。今後ブレード厚さの薄いラケットが続々発売されそうな気がしますね。ちなみに、次のピックアップブロダクツもブレード厚さの薄いラケットになります。

・Original True Carbon Inner(オリジナルトゥルーカーボンインナー)/ DONIC(ドニック)
 マークカーボンに続き、インナーカーボンですね。もともとはオフチャロフトゥルーカーボンというビスカリア系のラケットで、ブレード厚さ5.5 mmのラケットが存在したのですが、オフチャロフ選手がDONIC(ドニック)との契約からButterfly(バタフライ)との契約へ移り、「オフチャロフ」が「オリジナル」に変わりました。ここまでブレード厚さの薄いインナーラケットはエキスパートカーボンくらいしか知りません。ただし、エキスパートカーボンは上板にブラックリンバを使用しているのに対し、このオリジナルトゥルーカーボンインナーはコトを使用ということで、エキスパートカーボンはもちろん、マークカーボンなどよりも弾むのではないかと想像しますね。上板にコトを使用しているラケットはトルネードキングパワーが代表的だと思います。ブレード厚さが薄いので飛距離はおさまりますが、やはりぶつけるように打った時のスピードと直線性は上板コトの特徴が出る印象ですね。その分、こするとベラボーに回転はかかります。しなると回転が弱くなる部分もあるので、人は選ぶと思いますが5.5 mmの特徴的なブレード薄さは面白いと思います。

・Hybrid K3(ハイブリッドK3) / TIBHAR(ティバー)
 ついに満を持して登場した張本選手に勝利して名前をとどろかせたヨルジッチ選手のフォアラバー、ハイブリッドK3ですね!その値段は驚きの7,700円 +税で税込み8,470円なり!かなり強気の値段設定で、おそらくBlue Storm Pro(ブルーストームプロ)やDNA Platinum(DNAプラチナ)、これから発売されるV>22 Double Extra(V>22ダブルエキストア)などと同じような技術が採用されているのではないかと想像しますね。katsuo000も既に購入済みで、速く試打したいですね。

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