硬度測定開始!
デジタル硬度計でラバーの硬さを計り始めました。これ、結構時間がかかりそうです。というのは、当て方や力のかけ方で数値が結構かわるからですね。本日記載したいことは、下記のことがわかったということです。
・shore aとshore cは明らかに結果が異なる。
・shore aのデジタル硬度計の先端部は細い。
・shore aの場合、先端が細いのでシート側から測定した際に粒に当たるか否かで値が大きくずれる。
・shore cの方が数値のブレは少ない。
・卓球グッズ2021で掲載されていた、硬度はshore cよりの値。
また感覚的なバイアスがあるようにも感じました。というのは、手始めにディグニクスの05、80、64を測定したのですが、感覚どおり05が最も硬く64が最も柔らかくなる傾向ではありましたが、結果の取り方(n数や平均値、標準偏差など)によっては80の方が硬くなる場合もありましたね。n数を増やし、平均値と標準偏差で議論する必要がありそうです。卓球グッズ2021でもテナジー05とテナジー80で比較すると、0.1°ですが、テナジー80の方が硬いんですよね。このような結果になる要因として、硬さの定義の難しさがあるのだと思います。力は定義されていますが、硬さは物理学用語では定義されていない、定義が難しいのと似ているのかもしれません。いやー硬度って難しいですね。
今回のデジタル硬度計の導入で、楽しみなのが、シート側からの測定とスポンジ側からの測定です。試しに測定した感触としては、シート側からの方が数値は大きくなる傾向があります。それはテナジー05でもディグニクス05でも同じでした。ただし、その程度は、ディグニクス05の方が大きかったですね。katsuo000の期待として、シートの強さを評価する一つの指標として、シート側からの硬度とスポンジ側からの硬度の差、あるいは相対値によってシートの強さを評価できるのではないかと期待しています。場合によってはシートをカッターなどで切り離したりして評価しても良いかもしれませんね~。そういったトライができるのは楽しみではあります!予想ではG-1などのドイツ製ラバーはシート強めの傾向が、昨今のRasanter R48やテナジー05などはシート柔らかめの結果になるんじゃないかと思っています。カタログ値もいいですが、硬度の実測は非常に科学者の心をくすぐりますね~。