説明
元卓球王国のゆうさんと粘着ラバー第一人者の岩崎栄光コーチ監修の粘着専用ラケットC-Hack (Cハック)をレビューします。製作は卓球ラケットメーカーとして玄人受けの良いダーカーさんになりますね。このラケットはアウターにイザナスカーボンをもちいたアウターラケットで、粘着ラバーを活かすためのアウターカーボンをコンセプトにデザインされたラケットということです。卓球ナビさん販売のラケットになっていますね。
粘着ラバープレイヤーの第一人者の岩崎栄光さんが性能を監修! 卓球用具アナリストのゆうさんが合板を構成! そしてダーカーが制作した粘着ラバー専用ラケットがついに発売!お待たせしました。告知から3カ月、ついに完成しました。粘着ラバーの性能を高める究極のラケット「C-Hack」引退して間もない岩崎栄光氏が、いや、引退した今だからこそ試打に全精力を注ぐ時間が確保できて、完成することができたと言えます。
板厚:5.8 mm
サイズ:FL・ST全長257×150mm
グリップ:100×24mm(STは23mm)
中国式のサイズは全長240×150mm
グリップ:83×22mm
重量:80 g前半
C-Hackの合板構成は5枚合板+イザナスカーボン2枚のアウター系のラケットです。衝撃です。打ってみればわかります。
粘着ラバーを貼る時を考慮した重量
前〜中陣でのスピード感とコントロール性能
振り抜きやすいグリップ
粘着のクセをなくさない回転量どれをとっても皆さんが求めている一級品になっています。そして今までの卓球界になかったデザインを見てください。唯一無二がそこにはあります。※C-Hackは卓球ナビでしか買えないショップ専用ラケットです。
ダーカー C-Hackのレビュー評価・口コミ評判 – 卓球ナビ (takkyu-navi.jp)
非常に期待させる説明がそえられたラケットですね。katsuo000は速攻で予約してしまいました。
C-Hack (Cハック)
届いたC-Hack (Cハック)の重量は84 gでした。軽いですね~!ゆうさん監修ポイントですね。重たいラバー、例えばOmega VII China Ying (オメガVIIチャイナ影)やHurricane Pro III Turbo Blue (キョウヒョウプロ3ターボブルー)を使いこなそうとしたときに、これらのラバーは従来ラバーよりも7~10 g前後重く、ラケット重量の大きな増加が障害となっていました。そこでラバーを中心に考えた際にラケットを軽くして使いやすさを上げる効果を狙った、ラケット設計になっています。84 gはそこそこ軽いので、これなら重たいラバーを貼っても、重量を抑えられるといえるでしょう。実際、Omega VII China Ying (オメガVIIチャイナ影)は、57~58 gくらいありますが、それでも190 gにおさまりました。
Cハックの3つの特徴
球持ちを強く感じるLimba系の上板!これは粘着ラバーやスピン系テンションを活かす粘り強いブレード!
おそらく、上板はリンバまたはそれに準ずる非常に球持ちを感じやすい上板を使用していると感じました。従って球持ちをしっかり感じられると思います。アウターで上板にリンバ系となると結構限られますね。katsuo000が知っている範囲では、Butterfly (バタフライ)さんのMarcos Freitas ALC (フレイタスALC)やMizutani Jun ZLC (水谷隼ZLC)などが挙げられるでしょう。他にも廃盤ですがTornado King Speed (トルネードキングスピード)も上板がリンバで非常に球持ちを感じました。アウターなのに柔らかすぎて、まるでインナーラケットのような打球感でした。確かに上板に球持ちの良いリンバ系上板で、さらにアウターカーボンという組み合わせは種類が少なく、特徴となっているでしょう。この打球感としなりは、使い込むほどにボールを掴んでくれるラケットだと感じました。粘着ラバーはもちろんスピン系テンションでもしっかりボールを掴んでくれる、そんなラケットだと思いました!まさに粘り強いブレードというのがぴったりだと思いました。
バタフライではまずない板厚5.8 mm
先述の話にもかぶるのですが、バタフライさんは上板に球持ちの良いリンバ系の上板をもちいた場合、上板にやや硬いコト材を使った時と比較して、板厚を0.2 mm厚くするラケットが多いです。先ほどのMarcos Freitas ALC (フレイタスALC)は板厚6.0 mmで、上板をコト材にしたTimo Boll ALC (ティモボルALC)やFan Zhendong ALC (樊振東ALC)、Viscaria (ビスカリア)の5.8 mmより0.2 mm厚いんですね。柔らかめの上板を使っている分、弾みを補うために厚くしているのではないかと思います。同じ理論で、Fan Zhendong ZLC (樊振東ZLC)の板厚5.5 mmに対し、Mizutani Jun ZLC (水谷隼ZLC)は板厚5.7 mmとなっているんですね。従って上板に柔らかめの木材を使っていて、かつアウターカーボンで5 mm台の板厚を探すことは、バタフライでは難しいんですよね。板厚が厚くなると中陣や後陣から打ち抜きやすくなる一方で、台上やレシーブが難しくなります。卓球において、後陣からの打球機会よりもサーブレシーブの機会の方が圧倒的に多いので、板厚は薄いラケットをkatsuo000は推しています。威力を求めるならバタフライのラケットですが、レシーブなどを用具でカバーする考え方として薄いラケットを使うというのはありだと思います。
ブレード面積157 × 150 mmとバランスのよい重量84 g!
自分が好み、というのもありますが、ブレード面積はオーソドックスな157 × 150 mmで、バタフライではレギュラーサイズのブレード面積サイズになります。アウターラケットなので、ラケット面積を広げる、ということはあまり聞きませんので、当然といえば当然のブレード面積ですが、そのレギュラーなブレード面積がしっくりくるなーと感じました。
そして特徴的な重量です。軽すぎず重すぎず、丁度よい重さです。70 g台になると軽すぎてドライブも軽くなると思いますし、88 gや90 gに届くとそれは重すぎるでしょう。粘着ラバーのことを意識した非常にバランスのとれた84 gという重量だと感じました。
他ラケットとの比較(あくまでも個人の感想)
回転量
Zhang Jike ALC > Tornado King Speed ≧ C-Hack ≧ Mizutani Jun ZLC
スピード
Zhang Jike ZLC > C-Hack > Tornado King Speed