雑感2020/07/28

Evolituion MX-PとTenergy 05の違い

 THIBAR(ティバー)さんのEvolution MX-P(エヴォリューションMX-P)を試打してました。非常に球持ちを感じるラバーで使いやすかったです。まさにTenergy 05(テナジー05)っぽいな〜!と感じました。何が似ていて何が異なるのか、使った感想を書かせていただきます。(あくまでkatsuo000の感想の範囲で客観的な事実ベースではありません。)

Evolution MX-PのTenergy 05に似ている点

・球持ちを感じる!
・回転量の多い重いドライブが打てる!
・スポンジ硬度を選べる!(詳細は下記参照)

 この3つについては、Evolution MX-Pとテナジー05でかなり似ていると思います。特に球持ちを感じるというのは、現代卓球において重要なポイントになりつつあると思います。これもkatsuo000の個人の所感ですが、Butterfly(バタフライ)さんの2020年のラケット新商品(張本智和インナーフォースシリーズの拡充およびレボルディアCNFなど)は、Super ZLC(スーパーザイロンカーボン)などを初めて販売した時のように、有機溶剤や後加工禁止というルールの中で如何に弾みやスピードを追究できるのか、という方向から、球持ちを持たせた上で如何にスピードを追求できるか、という方向へ移行したと感じました。今後も球持ちは重要な要素といえるでしょう。世界標準であるテナジー05と類似の球持ちを感じられるEvolution MX-Pがティバーの看板的ラバーであることも納得ですね。
 またテナジー05ではFXとHardと3段階でスポンジ硬度を選ぶことが可能です。Evolutionも同様に、EL-PとMX-P 50°の3段階でスポンジ硬度を選ぶことが可能な点も非常に似ていると思います。

Evolution MX-PのTenergy 05に異なる点

・テナジーのようなオートマドライブ性能はEvolutionにはない
・Tenergy 05よりもEvolutionの方が弾きやミートがやりやすい
・Evolutionにはドイツラバーらしい弾みがある
・Tenergy 05の方が面を開いた打法でボールが走る
・MX-Pの方が寿命が長い(らしい)

 あくまでもkatsuo000が感じる異なる点になります。テナジーのようなフラットにボールを打っても勝手にドライブ回転がかかるようなオートマドライブ性能は、テナジー以外にはないですし、試合でこの性能が重要と考えている人も多くはないと思うので、オートマドライブ性能がEvolutionにないのは特に気にならないと思います。ポイントは弾きやすさにあると思います。

 katsuo000の試打の感想としては、Evolution MX-Pの方が板の弾きを出しやすいと感じました。これは例えばバックハンドには欲しい特徴でもあると思うので、悪いという部分ではないと考えます。またドイツラバーらしい弾みがあるので多少雑に打ってインパクトが不足していても入ってしまう扱いやすさも感じました。

 ここからはかなり細かい感想なのですが、Evolution MX-Pの方が弾きやすい分、フォアドライブなどで面を開いてドライブをかけた時に勝手に飛び出してしまうと感じました。この部分は、トップ層になる程重要なのではないかと想像する部分ですね。katsuo000程度では想像しかできませんが、トップ選手はスピードドライブに回転量も欲しいと想像します。スピードドライブ時の回転量が少し出しにくいと感じました。勝手な想像ですが。。。

最後に

 Evolution MX-Pは中級者層であれば十分テナジー05以上に費用対効果の高いラバーだと思いますね。未だに人気の高いラバーだと思います。個人的には特にバック面にはテナジー05よりも最適だと感じました。継続使用も検討中です。ご参考ください。

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