「勝利のために」!爽快な打球感とコントロール力!エボリューション!

その名は進化!

 TIBHAR(ティバー)のラバーといえばこれ、やはりEvolution(エヴォリューション)シリーズですね!ベラルーシの生きる伝説、Vladimir Samsonov(ヴラディミル・サムソノフ)選手Tリーグ岡山リベッツ所属の田添響選手ルーマニアの妖精Bernadette Szocs(スッチ)選手日本人キラーのイングランドのPaul Drinkhall(ドリンコール)東京オリンピック2020で、知名度を一気に上げたスロベニアのDarko Jorgic(ヨルジッチ)選手とそうそうたる選手もティバーと契約し、エヴォリューションシリーズを使用していますね。また日本人You Tuberの池田亘通選手櫻井勇治選手もエヴォリューションシリーズを使用していますね。

 エヴォリューションシリーズは、Red Power Sponge(レッドパワースポンジ)という象徴的な赤いスポンジが使用されています。トップ選手に必要な威力と、打球フィーリング、ボールの精度を高めてくれるそうです。守備的な技術のブロック、そこから反撃するカウンタードライブにも最適な性能を持つスポンジと説明されています。また最新でティバーで最も性能の高いスピン系テンションラバー、Evolution MX-D(エヴォリューションMX-D)にはレッドパワースポンジを進化させた、Red Energy Sponge(レッドエナジースポンジ)が使用されています。レッドエナジースポンジは、スポンジ硬度が硬くてもくい込みが良く、今まで以上のエネルギー伝達を実現し、トップ選手が求める打ち合いの強さを持つスポンジだそうです。

 エヴォリューションシリーズはスポンジ硬度で3種類、シートの種類で2種類で、スポンジ硬度3種×シート2種で6種類が存在します。 スポンジ硬度が最も柔らかいFlexible(フレキシブル、FX)、中間高度のElastic(エラスティック、EL)、ハードなMaximum(マキシマム、MX)と、パワー系のシート(P)およびスピン系の微粘着シート(S)ですね。 そして、最もトップ選手の使用率の高かったEvolution MX-P(エヴォリューションMX-P)のスポンジ硬度をさらに硬くした、Evolution MX-P 50°(エヴォリューションMX-P50°)と、最新のエヴォリューションMX-Dでプラス2種類、合計8種類のラバーが存在します。それぞれのラバーを見ていきたいと思います。

エヴォリューションの公表性能値と硬度比較からわかる特徴

公表性能値&公表スポンジ硬度

・Evolution MX-D(エヴォリューションMX-D)
 Spin:125、 Speed:135、 Control:80、 硬度:51.5°
 ラバー重量:53 g
・Evolution MX-P 50°(エヴォリューションMX-P 50°)
 Spin:120、 Speed:128、 Control:75、 硬度:50°
 ラバー重量:50 g
・Evolution MX-P(エヴォリューションMX-P)
 Spin:120、 Speed:125、 Control:80、 硬度:45.7~47.7°
 ラバー重量:47 g
・Evolution MX-S(エヴォリューションMX-S)
 Spin:120、 Speed:125、 Control:80、 硬度:45.7~47.7°
 ラバー重量:50 g
・Evolution EL-P(エヴォリューションEL-P)
 Spin:120、 Speed:120、 Control:85、 硬度:42.4~44.4°
・Evolution EL-S(エヴォリューションEL-S)
 Spin:122、 Speed:123、 Control:85、 硬度:43.8~45.8°
 ラバー重量:49 g
・Evolution FX-P(エヴォリューションFX-P)
 Spin:120、 Speed:115、 Control:90、 硬度:39.1~41.4°
・Evolution FX-S(エヴォリューションFX-S)
 Spin:122、 Speed:118、 Control:88、 硬度:41.0~43.0°
・Tenergy 05(テナジー05)
 Spin:11.50、 Speed:13.00、 スポンジ硬度:36(Butterfly基準)、ラバー重量:47 g

 エヴォリューションシリーズは、硬度とスピード性能に相関が強いといえそうですね。最新のラバーMX-Dは、重量がやや重いラバーではありますが、その分スピード性能やスピン性能が高く、現状最高峰のエヴォリューションということがわかりますね。また中間硬度や軟硬度のエラスティック(EL)とフレキシブル(FX)シリーズも高い性能を持つことがわかります。実際、心地よい打球感と高いグリップ力は威力はやや低いかもしれませんが、その分安定感とラリー力で勝負できるようなラバーが多いと思います。

硬度計比較

・Evolution MX-D(エヴォリューションMX-D)
 硬度計評価 shore a (sheet):28.4、 shore a (sponge):25.3
       shore c (sheet):42.3、 shore c (sponge):40.8
       shore a (sheet) – shore a (sponge) = 3.1
・Evolution MX-P 50°(エヴォリューションMX-P 50°)
 硬度計評価 shore a (sheet):31.5、 shore a (sponge):30.4
       shore c (sheet):45.8、 shore c (sponge):44.3
       shore a (sheet) – shore a (sponge) = 1.1
・Evolution MX-P(エヴォリューションMX-P)
 硬度計評価 shore a (sheet):30.8、 shore a (sponge):23.9
       shore c (sheet):42.4、 shore c (sponge):38.7
       shore a (sheet) – shore a (sponge) = 6.9
・Evolution MX-S(エヴォリューションMX-S)
 硬度計評価 shore a (sheet):31.3、 shore a (sponge):27.1
       shore c (sheet):44.7、 shore c (sponge):40.4
       shore a (sheet) – shore a (sponge) = 4.2
・Evolution EL-S(エヴォリューションEL-S)
 硬度計評価 shore a (sheet):28.8、 shore a (sponge):22.2
       shore c (sheet):40.3、 shore c (sponge):36.2
       shore a (sheet) – shore a (sponge) = 6.6
・Tenergy 05(テナジー05)
 硬度計評価 shore a (sheet):32.2、 shore a (sponge):26.8
       shore c (shhet):44.6、 shore c (sponge):43.3
       shore a (sheet) – shore a (sponge) = 5.4

全体の硬度という点では、実はMX-DよりもMX-P50°やMX-Sの方が硬く、扱いにくいといえるでしょう。重いラバーではありますが、MX-Dの扱いやすさは注目ですね。そして、非常に人気の高いMX-Pはなんとテナジー05よりも、シート側とスポンジ側の硬度差の大きいラバーになるんですね。これは扱いやすいと言えると思います。その数値はEL-Sと同等レベルなので、もちろん威力は落ちると思いますが、扱いやすさはピカ1です。実際自分はMX-Pならバックで明日試合になってもボチボチ頑張れる気がします。トップ選手も扱う硬めのラバーにしては扱いやすく非常に良いラバーだと思います。

エヴォリューションとテナジーの違い

 実際にエヴォリューションとテナジーを比較試打した場合に以下のことが言えると思います。

エヴォリューションシリーズ
 メリット
 ・テナジーに近い打球感と球持ち感で非常に扱いやすい。
 ・どちらかといえば、回転よりスピードに重きを置いている。
 ・Sシリーズは、テナジーよりもディグニクスにやや似ている。
  Sシートはテナジーシリーズよりも相手の回転の影響を受けにくいラバー。
 ・テナジーよりもシートの寿命が長い。
 ・ラリー勝負で力を発揮するラバー。

 デメリット
 ・扱いやすい分、回転性能が低い。
 ・回転量が低いため、威力もやや低く、打ち合いに弱い選手には向かない。

 上述がkatsuo000の考えるエヴォリューションシリーズのメリットとデメリットになります。バタフライユーザーの多い日本人は、身体が小さく細い選手が多いです。バタフライの用具は軽くて性能が高く、回転量とスピードで勝負しますが、エヴォリューションシリーズは相手の回転量の影響を受けにくいラバーが多いのだと思います。相手の攻撃をしのぎやすく、ラリーでの打ち合い勝負に持っていった際に、体格とパワーにめぐまれるヨーロッパ選手が勝ちやすくなる図式を成立させることに、エヴォリューションシリーズは一役買っているといえるでしょう。ラリー勝負をしたい、と考えるのであれば、派手なラバーはありませんが、非常に堅実で信頼のおけるラバーシリーズであるといえるでしょう。

Evolution MX-D(エヴォリューションMX-D)
 https://katsuo000.com/review_evolution_mx_d/
【MX-PとMX-Sの融合】
 世界で絶大な人気を誇るエボリューションの新作がいよいよ登場。威力と安定感を兼ね備えたMX-Pの使いやすさをそのままに、MX-Sの回転力が融合。トッププロも絶賛の超ハイブリッドラバーが2021年春にデビューです。

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・Evolution MX-P 50°(エヴォリューションMX-P 50°)
 https://katsuo000.com/review_evolution_mx-p_50/
MX-Pのトップシートに、50度のハードスポンジを合わせました。スイングスピードが早く、強いインパクトを実現できる上級者向けの処方になっています。

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・Evolution MX-P(エヴォリューションMX-P)
 https://katsuo000.com/review_evolution_mx-p/
『TIBHARプレイヤー達が選んだパーフェクトバランス』
滑らない高性能トップシート / 弾性を高めるハードスポンジ / 確かな弧線と飛距離&スピードを実現
 MX-Pは中~上級の選手がラバーに求めるニーズを全て備えています。グリップに富んだシートは、強く回転をかけられる掴む打球感。気泡の大きいハードスポンジは、打ち合いに負けないコシの強さ。台上から中・後陣まで、隙のないプレーを可能にします。そのポテンシャルの高さは、TIBHAR契約のトップ選手の多くが使用していることで証明されています。

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・Evolution MX-S(エヴォリューションMX-S)
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『シリーズ最高、驚異のグリップ力と回転量!』
 プラスチックボールによって減少すると言われた回転量。ですがMX-Sを選べば心配はいりません。4作目のエボリューションは、シリーズ中最高の回転量を実現しました。シート、スポンジ共に硬く、前陣でのプレーに最適です。特筆すべきは、薄く擦っても厚く捉えても、長い球持ちで力強く伸びるドライブを可能にしている事。硬いラバーでのドライブは擦って持っていくという固定観念を変えてくれるでしょう。また、台上技術においても非常に高い回転能力を発揮します。

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・Evolution EL-P(エヴォリューションEL-P)
Evolution EL-Pは、シリーズで中硬度のスポンジを採用したモデルです。スポンジを軟らかくしただけでなく、トップシートの処方も微調整されています。ミディアムスポンジとの相性を考慮したシートは、強打に対しても打ち負けず、シリーズ最大の特徴である回転量も維持しています。MX-Pの性能を維持しつつ、硬度を下げて使い易さとトップクラスの威力、双方を追及しています。

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・Evolution EL-S(エヴォリューションEL-S)
●最新世代のノンスリップシート / ●再度搭載!弾性アップに繋がる気泡の粗いミディアムスポンジ
 長い球持ち、回転量、耐久性に富んだMX-S系のシートに、MX-Sでは搭載されなかった、シリーズ最大の特徴である気泡の粗いスポンジを中間硬度で採用しています。その結果、「ボールが重くなる」というノンスリップラバーの本領をいかんなく発揮してくれます。前中陣において幅広くプレーの質を上げられるラバーが出来ました。EL-Sで “エボリューション” を体感してください。

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・Evolution FX-P(エヴォリューションFX-P)
 Evolution FX-Pは、シリーズで最も軟らかいスポンジを採用したコントロールに優れたモデルです。
エボリューション本来のコンセプトを活かす為に、シートの弾性を上げて、弱~中インパクト時の打球に、回転+速度=重さを表現できるようにしました。過去指摘されてきた、「ボールが軽くなる」という、ソフトスポンジラバーの弱点を補う特徴を持っています。

・Evolution MX-S(エヴォリューションMX-S)
●最新世代のノンスリップシート / ●再度搭載!弾性アップに繋がる気泡の粗いソフトスポンジ
 最も軟らかいスポンジを採用した回転とコントロールに注力したモデルです。MX-S系のシートは硬度も備えている為、強打時のエネルギーロスがFX-Pより少なくなっています。ノンスリップラバーの特徴を活かしたプレーをしたいが総重量を少しでも軽くしたい。そんなニーズにお応えできるラバーです。

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