2022/6/20~6/26 Feeder Otocec

WTTフィーダーオトーチェッツ!

 JTTAでは発表はまだありませんでしたが、WTTのサイトでは既にエントリーしているみたいです。やはりポイントを取らないといけないみたいですね。頑張って日本選手!

JTTA: https://jtta.or.jp/tour/6666
WTT: https://worldtabletennis.com/eventInfo?eventId=2540

日本の出場選手

男子

 ・戸上 隼輔選手(明治大学) WR43
  ブレード: Zhang Jike ALC(張継科ALC)
  フォア: Tenergy 05 Hard(テナジー05ハード)
  バック: Tenergy 05(テナジー05)

 ・篠塚 大登選手(愛工大名電高) WR59
  ブレード: Zhang Jike ALC(張継科ALC)
  フォア: Dignics 05(ディグニクス05)
  バック: Dignics 05(ディグニクス05)

 ・及川 瑞基選手(木下グループ) WR115
  ブレード: Viscaria Super ALC(ビスカリアスーパーALC)
  フォア: Dignics 09C(ディグニクス09C)
  バック: Dignics 05(ディグニクス05)

 ・横谷 晟選手(愛知工業大) WR191
  ブレード: コルベル?
  フォア: ディグニクス05
  バック: ?

 ・吉村 真晴選手(愛知ダイハツ) WR-
  ブレード: 特注(Revoldia CNFにTimo Boll系のグリップ)
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05

 ・松島 輝空選手(木下アカデミー)  WR284
  ブレード: 張本智和インナーフォースALC
  フォア: テナジー05ハード
  バック: ディグニクス05

女子

 ・早田 ひな選手(日本生命) WR5
  ブレード: Hina Hina H2?
  フォア: キョウヒョウ(特注)
  バック: テナジー05

 ・平野 美宇選手(木下グループ) WR45
  ブレード: ビスカリア
  フォア: テナジー05ハード
  バック: テナジー05

 ・小塩 遥菜選手(JOCエリートアカデミー/星槎) WR61
  ブレード: 松下浩二
  フォア: V>15エキストラ
  バック: カールP1V

 ・佐藤 瞳選手(ミキハウス) WR62
  ブレード: 剛力男子
  フォア: キョウヒョウIII国狂ブルー
  バック: 粒高(薄)

 ・張本 美和選手(木下アカデミー) WR71
  ブレード: 張本智和インナーフォースALC
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05

 ・長﨑 美柚選手(個人) WR99
  ブレード: Innner Force Layer ALC(インナーフォースレイヤーALC)
  フォア: Tenergy 05(テナジー05)
  バック: Dignics 05(ディグニクス05)

卓球王国 2022年7月号 -その3-

吉村真晴選手とチームマハル

 今月の卓球王国では、吉村真晴選手のインタビューが掲載されていました。

 やはりトップ選手ですので、マッサーやコーチと一緒に世界と戦うんですよね。最近ではアジア競技大会選考会で優勝と、結果を残している吉村選手です。その彼のコーチに時吉佑一コーチがつくことになったことは意外でした。

 時吉コーチは、自分と同い年で早稲田大学出身で色々と親近感のわく存在ですね。そんな彼がコーチとしてトップ選手を指導するというのは、意外でしたが、是非とも応援したくなる関係でした。実績ベースでは吉村選手は全日本選手権を優勝していて、この実績ってめちゃめちゃ大きいんですよね。一方で時吉選手は全日本選手権に継続して出場はされているものの、もう30代後半で、上位にくい込むことは難しいのかもしれません。そんな時吉さんがコート業としてトップ選手をサポートするのは嬉しいですね。インタビューでは、時吉コーチの言葉も掲載されていて、「ぼくは負けたらはずされるという危機感を持っています。」と書かれていて、緊張感がとても伝わってきました。やはりプロで戦っていくというのは、一緒にサポートする人もプレッシャーがあるのだと思いますね。

 吉村選手とチームマハルの活躍が楽しみです!

レビュー Fastarc G-1 Max(ファスタークG-1 マックス)

説明

 日本で最も売れているラバー。それはButterfly(バタフライ)さんのモンスターラバー、Tenergy(テナジー)シリーズでもなく、モンスターラバーを超えるDignics(ディグニクス)でもありません。日本一売れているラバー、それはNittaku(ニッタク)のFastarc G-1(ファスタークG-1)になります!

 2021年に、このファスタークG-1のスポンジ厚がMaxのラバーが販売されました。今回はその、MaxのG-1のレビューになります。既に有名関西YouTuber、ごぶりんずさんでも、MAXについては好評という動画を投稿されています。特に比較試打は注目ですね。

ごぶりんずTV 特厚と比較: https://m.youtube.com/watch?v=xgE1J5pYHFY

ごぶりんずTV MAX試打: https://m.youtube.com/watch?v=3gaRzUszFng

 katsuo000の言葉で、G-1の特厚とMAXがどのように違うのか触れていきたいと思います!

何故Fastarc G-1は日本一売れているのか!?

 MAXと特厚の違いに入る前に、このG-1というラバーがなぜ日本一売れているのか、改めて書いていきたいと思います。理由は主に3つある、というのが、卓球王国などの評価になりますね。3つの理由は以下になります。
   1. プラボールの導入
   2. テナジーシリーズの値上げ(オープン価格化)
   3. トップ選手の使用

1. プラボールの導入
 プラボールの導入となり、ボールが硬くなりました。ボールが38 mmから40 mmへ変更した際も回転が、かかりにくくなりましたが、さらに回転がかからなくなりましたね。このセルボールからプラボールへの変更を受けて硬くて回転のかかるラバーの評価が上がりました。ファスタークG-1は硬くて回転のかかるラバーですので、まさにプラボールにフィットしたラバーと言えるでしょう。プラボール導入によってファスタークG-1の評価が上がったと言えるでしょう。

2. テナジーシリーズの値上げ(オープン価格化)
 モンスターラバー、テナジーシリーズがオープン価格となりました。これは実質の値上げに相当します。オープン価格化の前までは、卓球ショップでは定価の2〜3割の割引という恩恵を受けることができて、5,000円前後でした。しかしながらバタフライさんはオープン価格化し、現在ではテナジーは7,000円以上する高価なラバーとなってしまいました。改めて使用者を選ぶラバーとなってしまっています。この影響を受けて、ポストテナジーを探訪する選手が増えたようですね。確かにラバー1枚に10,000円もかかるとなると、流石に多くの卓人のお財布には厳しいと感じられたようですね。ファスタークG-1は定価6,000円+税と価格設定もこれまた丁度良い価格設定だったのかもしれません。この価格から、卓球ショップでは店舗割引を受けられるので、実質5,000円を切る値段で購入できるでしょう!ただし、2022年に入り、円安の影響をもろに受けて、ドイツ製ラバーであるG-1も300円値上がりして、6,300円+税になってしまいました。この影響がどのように出るのか楽しみですね。実際値上がりに対し不満の声も聴きますからね。

3. トップ選手の使用
 そして、最後にトップ選手の使用実績ですね。なんといっても日本女子代表の石川佳純選手、伊藤美誠選手でしょう。また、男子でも森園政祟選手も、チキータのためにバックにファスタークG-1を使用しています。このように男女どちらのトップ選手も使用実績があることは非常に大きな宣伝効果があると言えるでしょう。現在は石川佳純選手は使用していない模様ですが、伊藤美誠選手はフォア側に使用しています!(SNSなどの噂では、伊藤美誠選手は現在50°のファスタークG-1を使っているという話もありますが、何にせよファスタークG-1を使用されています)。伊藤美誠選手が使用しているという事実が非常に大きな宣伝効果と信頼となって、多くの卓人が使用したい、使用しよう、と考えるに至っているのは事実でしょう。

Fastarc(ファスターク)シリーズ

 ファスタークG-1およびそれ以外のFastarc(ファスターク)シリーズの由来などについて触れさせていただきます。ニッタクさんによると、ファスタークの名前は、英語のFast(速さ)とArc(弧線)をくっつけた造語ということです!なかなかのネーミングだと思います。さらにファスタークG-1のGはGrip(グリップ)のGということらしく、「シートでグリップして弧を描く」ラバーだそうです。

 ファスタークシリーズの中でも最も回転性能の高いラバーがファスタークG-1になります。なぜ回転性能が高いのかというと、シートの粒形状が太くて狭いからになりますね。粒形状は打球感にも強く影響するので重要です。モンスターラバーのテナジー05も粒形状は太くて狭いため、G-1とテナジー05で、打球感に類似点があると言えるでしょう。(もちろん、かなり別物のラバーではありますが。)
 他のファスタークシリーズを確認してみましょう。スポンジ硬度がG-1と同じでスピードタイプのシートの粒形状であるFastarc P-1(ファスタークP-1)、スポンジ硬度は柔らかくて、G-1と同タイプのシートの粒形状であるFastarc C-1(ファスタークC-1)、スポンジ硬度が柔らかくて、スピードタイプのシートの粒形状であるFastarc S-1(ファスタークS-1)が販売されています。テナジーシリーズほど種類は多くありませんが、パンフレット上はイメージしやすい説明になっていることからもポストテナジーとして手に取りやすいものになっていると言えるでしょう。またテナジーシリーズと異なり、ファスタークシリーズは種類によって値段も異なり、G-1とP-1が最も高く、スポンジ硬度の柔らかいC-1とS-1は安い値段設定になっていることも嬉しいですね。G-1が硬すぎると感じたのであれば、C-1へ変更するのもありと言えるでしょう。

  以下ホームページより引用

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スピンドライブ重視!
シートでグリップして弧を描く、強烈なスピン!
どんな位置からでも打ち抜ける威力、強いドライブに打ち負けない強靭さが魅力!
その実力は世界のトップが証明し続ける!
2021年7月1日にスポンジ厚「MAX」が新登場!
ファスタークとは?
Fast(速さ)とArc(弧)を描くボール軌道を開発コンセプトとした、トップ選手が勝つために選ぶギアです。

テンションスピンシート
 グリップ感覚に優れたゴム成分と粒形状で、抜群の威力を実現した「テンションスピンシート」。硬く粒が詰まったシートは打ち合いで押し負けず、ボールにパワーが伝わります。

ストロングスポンジ
 ハードな打球感でありながらボールをしっかり捉えて押し出し、ボールに更なる威力を生み出すスポンジです。

◆ファスタークシリーズ 性能比較
 G-1・・・シートでグリップして弧を描く!強いドライブに打ち負けない強靭さが魅力!
 P-1・・・スピードドライブ重視!ボールを薄く捉えても、ノンスリップ感は抜群!
 C-1・・・バランスラリー重視!安定した台上プレーからのカウンターや両ハンドドライブ!
 S-1・・・スピードスマッシュ重視!前中陣でのミート打ちやブロックからのスピードドライブ!

《卓球王国》異例のロングセラー「ファスタークG-1」の秘密に迫る!
《vol.1》第1回目「ファスタークの基本性能」
《vol.2》第2回目「異色のロングセラー」
《vol.3》第3回目「偶然?必然?」
《vol.4》第4回目ロングセラーを記録している「ファスタークG-1」の秘密に迫る!

【動画配信中】
「伊藤美誠選手【すべては勝利のために】」
「森薗政崇選手【ファスタークG-1への想い】」
「【厚さ選びに迷わない】田添健汰が打つファスタークG-1! 【特厚とMAX】」
「ファスタークG-1ブラインド試打in神奈川大学卓球部」

【選手のコメント】
◆伊藤美誠(スターツ)
 回転がかかる時とかからない時があります。いい意味でイレギュラーするのです。世界で戦う時もそうですが、私のカウンターに対してネットに落とすことが多く、クセ球が出るのだと感じています。そこがいいですね。

◆石川佳純(全農)
 私は発売当初(2010年11月)から、ファスタークG-1を使っています。ファスタークG-1は、スピードが出るし、しっかりとボールを持ってくれるシートなので、コントロールしやすいと思います。また回転がかけやすく、台上処理がすごくやりやすく非常に満足しています。ファスタークG-1が一番満足できるラバーだと思います。

◆森薗政崇(BOBSON)
 僕の打ち方にもよると思うのですが、スピードが出て弧線を描きながらもやや直線的な弾道になり、相手のコートに突き刺さるボールを受けた相手からもやりづらいとよく言われます。ファスタークG-1は、前陣でプレーする僕のスタイルに合っているラバーだと思います。(2021年全日本選手権シングルス準優勝)僕はバック面にファスタークG-1を中学から使い続けている。このラバーはとてもグリップ力が強く、僕の武器であるチキータのやりやすさと威力において、勝るラバーはほかにないと感じている。チキータが強みであると思い込んでいたため、それに固執しすぎていた。全日本前にバックのブロックとカウンターミートを強化したが、安定性と威力が出せることに驚いた。G-1がぼくのリクエストにしっかり応えてくれた。もっともっと強くなりたい。何度かほかのラバーを試したこともあるが、そのたびにG-1の良さを再確認する。僕はこれからもG-1と共に戦い続けます。

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https://www.nittaku.com/products/rubbers/post-3

性能値

 まず、Nittakuさんの2022年の一覧表になります。

 ニッタクさんは、中国製のシートを採用したHurricane(キョウヒョウ)シリーズも販売しており、近年話題となっているHurricane Pro III Turbo(キョウヒョウプロ3ターボ)シリーズの2枚やその他のキョウヒョウシリーズの回転性能は際立って高いものになっています。ファスタークG-1よりも、今年新発売のハモンドZ2、スピード性能の点だけであればFastarc P-1(ファスタークP-1)や2020年のパンフレットからは消えてしまったAlhelg(アルヘルグ)といったラバーの方が高いです。バランスと信頼のあるラバーが、ファスタークG−1のニッタクのラバーの中での立ち位置と言えるでしょう。あるいはスピン系テンションラバーの中で最も回転性能の高いラバーといえば良いでしょうか。

硬度比較

G-1 Max 49 g
 shore cシート側: 42.3°  shore cスポンジ側: 39.8°

G-1 特厚 48 g
 shore cシート側: 43.3°  shore cスポンジ側: 41.0°

テナジー05 47 g
 shore cシート側: 44.6°  shore cスポンジ側: 43.3°

ディグニクス05 48 g
 shore cシート側: 50.0°  shore cスポンジ側: 48.2°

 特厚と比較すると、Maxの方がスポンジが厚くなってシートが薄くなったのか、かなりくい込みやすくなった印象ですね。ややG-1そのものは、やや古いラバーでもあるので、ディグニクスよりもテナジーに近い数値になっていると思います。

ファスタークG-1マックスの貼りと重量

 Rein Force AC(リーンフォースAC)に貼りました。

Fastarc G-1(ファスタークG−1)Max(マックス)
 Tension Spin Sheet(テンションスピンシート)
 Strong Sponge(ストロングスポンジ)
・Speed:15.00
・Spin:12.50
・Sponge Thickness: 中(1.7 mm)、厚(1.9 mm)、特厚(2.1mm)、Max(マックス)
・Sponge硬度:37.5(ドイツ基準47.5)
・6,000円 + 税
・69 g(切断前) → 49 g(張継科ZLCに貼って)

Fastarc G-1マックスの3つの特徴

特厚よりも扱いやすくなった!とりあえずグリップして回転かけたいならコレ!

 このG-1 Maxは特厚と比べると抜群に扱いやすいと感じました。くい込みが良いのと、ラケット芯に至りにくいのが良かったです。特厚は思い切りくい込ませようとすると、容易に芯の硬い部分に当たってしまい、回転量と重さを出しにくい感じがありました。まさに、スポンジ厚さを薄くしたときあるあるな感じでした。この感じがなくなっただけ、といえばそれまでですが、そういった部分がなくなったのは非常にストレスがなくなった気がしました。飛距離も出しやすくなり、ドライブもかなりのびのび打てると感じました。ただ特厚の時と比較して、感覚的には、ボールの揃いやすさが、Maxは増えた気がしました。それでもシートの硬いラバーと同じように、回転がかかるときはしっかりかかるし、スピードドライブを打つと、重くて、回転量は減ったりと、回転の幅が出やすいと感じました。シートがやはり硬いためでしょう。この癖球とも呼べるボールのばらつきは、試合で相手がG-1を使用してきた際には注意しないといけない部分だと改めて感じましたね。

シートが硬いので、ブロックがとても安定する!

  またシートが硬いラバーなので、ブロックやカウンターがめちゃめちゃやりやすいですね。中級者以上の方へ、迷ったらこのラバーをススめることのできるラバーだと思います。盾として使いやすいラバーだと思います。ディグニクスはシートが硬いですが弾むし弧線が非常識に上へ上がるラバーです。威力は物足りないかもしれませんが、その分、ブロックのおさまりや制御がしやすいG-1は改めていいラバーだと感じました。

バックドライブもチキータもど安定!

 今回久々に使いましたがバックドライブやチキータはめちゃめちゃ入れやすいと感じました。ボールをグリップしている時間をしっかり感じられて、ボールを上書きするように打てるのは、安心した返球に繋がるのでいいと思います。森園選手が使う理由も納得しました!

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打
 特に違和感なかったです。Maxになって、かなりくい込みが良くなって扱いやすくなった印象です。

ロングボールやラリーでのドライブ
 特厚のときは、下がれば下がるほど、ボールの伸びが少ないと感じました。下がるとどうしても弾き気味にドライブになり、飛距離も出づらく使いにくいと感じました。Maxでは、そういったストレスがなくなった印象です。下がってもスポンジが厚いので、エネルギーロスを感じず相手のコートの深いところにしっかり届く感じがありました。早くこれを使いたかった。また特厚はスポンジが薄いので球離れもまずまず早いと感じましたが、Maxはスポンジが厚くなって非常に球持ちを感じやすくなりました。G-1はテナジー05っぽさ、粘着ラバーぽさ、グリップ感があるラバーなので、シートだけで捉えて回転だけを思い切りかけるドライブでも良いドライブがしやすいと感じました。

面を開いたドライブ
 これも打ちやすいですね!非常に好感触でした。スピードドライブで回転量も乗せるのが結構難しかったですが、安定しやすかったので非常に好感触でしたね!

対下回転に対するループドライブ
 テナジー05よりも売れている一つの理由が対下回転ドライブだと思います。やりやすいですね。非常に強烈な回転のドライブができると感じましたね。良いラバーだと思います。回転量でいうとテナジー05やディグニクス05に匹敵するレベルだと思います。Maxになってシートの硬さも相まってテナジー05よりもG-1の方が回転量の最大値は上かもしれません。

対下回転に対するスピードドライブ
  回転量は落ちると思いますが、非常に打ちやすかったです。これは不思議な感じでしたね。テナジーの方がスイングスピードとか角度がシビアなイメージです。自分はスピードドライブで回転をかけることが下手くそなためだと思いますね。

カーブ/シュートドライブ
 これは思ったより曲がらなかったですね。回転量の幅を感じました。横回転はアンドロのラバーの方が好印象ですね。

ブロック
  ボールをグリップできるしシートは硬いし、ということで非常にやりやすかったです。特にスピードドライブに対するブロックはかなりやりやすかったですね!このやりやすさは最高です。

カウンタードライブ
 シートが硬いのでカウンターもしやすいですね。MX-PやR53の方がくい込む分、カウンタードライブがやりにくいと感じましたが、G-1は回転量がやや落ちる分、やりやすかったです。

ストップ / ツッツキ
 グリップするので、非常に止めやすかったです。良いですね!ただ、気を抜くと軽くなりそうでしたね。

フォアサーブ
 しっかり切ることができて良かったです。かなり好感触でした!

バックハンド系

軽打
 こちらも違和感なくて良かったですね!特厚よりもMaxになって球持ちがさらに良くなったのもあると思います。もっと早く出してほしかったというのも感じました。R53は良いラバーでしたがシートの粒形状の違いでどうしても球離れを感じやすく、慣れが必要と感じました。しかしながらG-1は、粒は太く粒と粒の間も狭い粒形状ですので、打球時ボールをしっかりグリップしてから離すようなイメージで打てるので安定感もあって好きですね。良いです!この感じはDNAプラチナXHに似ていると思いますが、DNAプラチナはややシートのくい込みが良かったのと、重量が重いという点があります。G-1は軽くて安いのでその点は明らかにDNAプラチナよりも良いと思います。

ロングボールやラリーでのドライブ
  こちらも非常にやりやすかったです。特厚では弾いてしまいやすかったですが、スポンジの厚いMaxでは、そういったことはなかったですね。返球自体が非常にやりやすいと感じました。ただ特厚の時の方が癖球が出やすかった気がバックハンドでも感じました

対下回転に対するループドライブ
 ボールをグリップするので、イメージ通りのボールが打ちやすかったです。やりやすくて楽しかったです。回転量は並かもしれません。この当たりは古いラバーなので仕方ないかもしれませんね。

対下回転に対するスピードドライブ
 弾きやすいラバーでもあるので、こちらもテナジー05よりもやりやすかったですね!ディグニクス05もスピードが出しやすく最近はかなり入るようになりましたが、多分ディグニクス05よりも扱いやすいぶん、G-1の方がスイングスピードが遅くても入る気がしますね!

カーブ/シュートドライブ

ブロック
 ドイツ製ラバーのボールはブロックしやすいのですが、ディグニクス09Cなどのループドライブは回転をモロに受けて、オーバーミスが多かったです。この辺りは慣れも必要かなと感じましたね。シートが負けている感じではないので、慣れたらいけると思います。

カウンタードライブ
 自分はテナジー05よりもやりやすいと感じました。シートが強いからかなと感じます。

ストップ / ツッツキ
 これも良かったです!止まりますね!切れますね!良いです!しっかりグリップするので弾いて浮くこともなくて好きな打球感でした!

チキータ
  ボールを持つのでやりやすかったです。

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 ディグニクス05 > Q5 ≧ DNAプラチナXH ≧ ターゲットプロXD-52.5 ≧ ラザンターR53 >G-1 max > ラザンターR48 ≧ エボリューションMX-D > テナジー05

スピード
 ディグニクス05 ≧ エボリューションMX-D > ラザンターR53 ≧ Q5 ≧ ラザンターR48 > ターゲットプロXD-52.5 > DNAプラチナXH > G-1 Max

https://amzn.to/3GSpqJP

卓球王国 2022年7月号 -その2-

YouTube卓球動画

 今月の卓球王国では、あの有名な卓球YouTuber、卓キチさん監修、卓球動画についての概説特集が掲載されました。現代的な企画ですね!

卓球動画のジャンル

・試合系 (自分や他人の試合)
 卓キチちゃんねる: https://www.youtube.com/channel/UCb-slPqk-FYuoIUJbRBABRw
 ユージくんの卓球部屋: https://www.youtube.com/channel/UCZINYoRjKI2Y1HsS-ImW6zA
 わった: https://www.youtube.com/channel/UCS_pCnGzpj4qLsjB2cqAsCw
 さてぃお: https://www.youtube.com/channel/UCWIuyI2tf6Ibj5jee0M7MPQ
 めしだ会長: https://www.youtube.com/channel/UCXQkQ9ZcPZ2lWYPZ-ggqnaA
 卓人ちゃんねる: https://www.youtube.com/channel/UC-BeKSI6mZ9xQ6rucoapr-g

・エンタメ系 (検証、あるある、企画試合)
 ユージくんの卓球部屋: https://www.youtube.com/channel/UCZINYoRjKI2Y1HsS-ImW6zA
 さてぃお: https://www.youtube.com/channel/UCWIuyI2tf6Ibj5jee0M7MPQ
 卓キチちゃんねる: https://www.youtube.com/channel/UCb-slPqk-FYuoIUJbRBABRw
 からぶりボンバーズ: https://www.youtube.com/channel/UCJEGESCTI8miiPQPUakte8g
 あおちゃんねる: https://www.youtube.com/channel/UCANyMr_4QDf7RBhqiTbwnBw

・技術系 (技術紹介や技術指導)
 WRM-TV: https://www.youtube.com/channel/UC0ML1BOQVPYv6GLOz854S7w
 マハルチャンネル: https://www.youtube.com/channel/UCg38Z5u-zqUKYMtnats6dew
 BUTTERFLY: https://www.youtube.com/channel/UCNS54eBDG2Tvq2IpG-jAn7g
 LINK Channel: https://www.youtube.com/channel/UCq_iWan0C0oiWjZ_Q5j_3sg

・用具系 (用具試打や用具紹介)
 ごぶりんず: https://www.youtube.com/channel/UCQSx7YOitxLhj8h91gPt1bQ
 唐橋卓球 代々木店: https://www.youtube.com/channel/UC8cfSIryuEI6DXKbF7dgv9w
 WRM-TV: https://www.youtube.com/channel/UC0ML1BOQVPYv6GLOz854S7w

・トーク系 (対談、インタビュー、ひとり喋り)
 岩城禎の卓球ストーカーch: https://www.youtube.com/channel/UCvQ7okIil9AXyfQUVY-oAnw?app=desktop
 Lili TV: https://www.youtube.com/channel/UCO5l5_dN1yk72fkUs-l6THw
 松平健太TV: https://www.youtube.com/channel/UCLWoh8_0k2bru7udJAEGRTg

登録者数ランキング / 2022年6月現在

78.2万人 takkyuu geinin
 : https://www.youtube.com/channel/UCgJT29ypj-ZGNX5y8GHapKA

28.6万人 テレビ東京 卓球チャンネル
 : https://www.youtube.com/channel/UCVG4KpQRpA99jZk2hHZT9-Q

19.1万人 卓キチちゃんねる
 : https://www.youtube.com/channel/UCb-slPqk-FYuoIUJbRBABRw

19万人 WRM-TV
 : https://www.youtube.com/channel/UC0ML1BOQVPYv6GLOz854S7w

6.18万人 BUTTERFLY
 : https://www.youtube.com/channel/UCNS54eBDG2Tvq2IpG-jAn7g

5.93万人 あおちゃんねる
 : https://www.youtube.com/channel/UCANyMr_4QDf7RBhqiTbwnBw

4.62万人 ユージくんの卓球部屋
 : https://www.youtube.com/channel/UCZINYoRjKI2Y1HsS-ImW6zA

4.22万人 Lili TV
 : https://www.youtube.com/channel/UCO5l5_dN1yk72fkUs-l6THw

4.02万人 わった
 : https://www.youtube.com/channel/UCS_pCnGzpj4qLsjB2cqAsCw

2.75万人 マハルチャンネル
 : https://www.youtube.com/channel/UCg38Z5u-zqUKYMtnats6dew

2.41万人 さてぃお
 : https://www.youtube.com/channel/UCWIuyI2tf6Ibj5jee0M7MPQ

2.31万人 LINK Channel
 : https://www.youtube.com/channel/UCq_iWan0C0oiWjZ_Q5j_3sg

2.22万人 松平健太TV
 : https://www.youtube.com/channel/UCLWoh8_0k2bru7udJAEGRTg

1.84万人 Goblins TV
 : https://www.youtube.com/channel/UCQSx7YOitxLhj8h91gPt1bQ

1.36万人 めしだ会長
 : https://www.youtube.com/channel/UCXQkQ9ZcPZ2lWYPZ-ggqnaA

9190人 からぶりボンバーズ
 : https://www.youtube.com/channel/UCJEGESCTI8miiPQPUakte8g

3670人 卓人チャンネル
 : https://www.youtube.com/channel/UC-BeKSI6mZ9xQ6rucoapr-g

2760人 唐橋卓球代々木店
 : https://www.youtube.com/channel/UC8cfSIryuEI6DXKbF7dgv9w

2590人 岩城禎の卓球ストーカーch
 : https://www.youtube.com/channel/UCvQ7okIil9AXyfQUVY-oAnw?app=desktop

収益はどのくらい?

 2022年6月現在で、月収 概算 = チャンネル登録者数 × 10円らしいですね。takkyuu geininさんの概算月収は、780万円くらいになるみたいです!夢がある金額ですね~!海外のチャンネルでは、Pongfinityは登録者数300万人ともの凄い数になっているみたいです。世の中の変化が激しいですね~。個人的には、唐橋卓球さんの用具レビューは大好きなのですが、3000人も及ばない、という数字を見ると、用具関係の発信よりもエンタメって大事なんだなーって感じますね。同じジャンルでいうと、
アナトミックエッジ(: https://www.youtube.com/channel/UCqWoXAZhixqZ3hBNNu_qkgQ)、
ひら卓ちゃんねる(: https://www.youtube.com/channel/UCDAhx272fwWjdHekpRjSIlw)、
台隅をつつけ!ゆうの卓球試打チャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UC8rWVsWkDGl2R2V_uiis44w)、
はとても面白くて大好きです。
あと技術動画でいうと、
瀬野卓球チャンネル(: https://www.youtube.com/channel/UCrCtwTGq_ivitvkZQT4jjBg)、
フェニックス卓球チャンネル(: https://www.youtube.com/user/keichanttc2
はとても良質な動画を配信していると思います。
試合動画でいうと神戸TCチャンネル(: https://www.youtube.com/channel/UCrO74CXKHsyNNPKdINZ5Qbg)、
サンクスプロジェクト(: https://www.youtube.com/channel/UClTUlCjAtjC9kGCt9tTwXJQ
もかなり大好きです。たくさんチャンネルがあるので、暇なときに改めてまとめてみようかと思います。そして是非是非頑張ってほしいのは、ケニアで卓球場を作ったからぶりボンバーズさんですね!ワールドワイドに活躍してほしいです。どうやら、ケニアから陸路でドイツに行こうとしているそうです!その破天荒さ、応援してます!

 自分自身がブログ発信するのは、用具試打情報はやはり動画よりも文章の方が伝わるのではないかと思ったからに他なりません。これからも試打ブログを続けたいと思ってますし、動画投稿はまずしないかと思います。また今回のジャンルでは該当するものはありませんでしたが、試合や技術を解説する動画というのもありではないかと思ってます。その場合は著作権とかを考えないといけないんですかね。そういった解説動画、見たいですね~。

2022/6/13~6/19 Contender Lima

WTTコンテンダーリマ!

 ザグレブと同じタイミングで開催です。ペルー開催で自主参加選手が多く、大変ではないかと想像します。日本から遠いペルーでしっかり実力以上を発揮して、悔いを残さないでほしいですね。頑張ってください!

JTTA: https://jtta.or.jp/tour/6672
WTT: https://worldtabletennis.com/eventInfo?eventId=2574

 日本以外の参加予定選手も豪華です!

日本の出場選手

男子

 ・丹羽 孝希選手(スヴェンソンホールディングス) WR68 
  ブレード:ZX-GEAR OUT(ゼクスギアアウト)
  フォア:V>15 Extra(V>15エキストラ)
  バック:V>15 Extra(V>15エキストラ)

 ・鈴木 颯選手(愛工大名電高校) WR321
  ブレード: Original True Carbon(オリジナルトゥルーカーボン)
  フォア: Blue Storm Z1 Turbo(ブルーストームZ1ターボ)
  バック: Blue Storm Z1 Turbo(ブルーストームZ1ターボ)

 ・吉山 僚一選手(愛工大名電高校) WR651
  ブレード: Ma Lin Extra Special(馬林エキストラスペシャル)
  フォア: Rakza X(ラクザX)
  バック: Rakza 7(ラクザ7)

 ・英田 理志選手(愛媛県競技力向上対策本部) WR-
  ブレード: Masamune(正宗)
  フォア: Rakza 7(ラクザ7)
  バック: Rising Dragon(翔龍)

女子

 ・長﨑 美柚選手(個人) WR99
  ブレード: Innner Force Layer ALC(インナーフォースレイヤーALC)
  フォア: Tenergy 05(テナジー05)
  バック: Dignics 05(ディグニクス05)

 ・森 さくら選手(日本生命) WR90
  ブレード: Innner Force Layer ALC(インナーフォースレイヤーALC)
  フォア: Tenergy 05 Hard(テナジー05ハード)
  バック: Tenergy 05(テナジー05)

 ・笹尾 明日香選手(日本生命)

卓球王国 2022年7月号 -その1-

Pick Up Product(ピックアッププロダクト)

・Viscaria Super ALC(ビスカリアSuper ALC)
 今年の目玉新商品ですね!及川瑞基選手が使用しているラケットで、注目の集まるラケットです。アウターで打球感はアウターALCだけど弾みはアウターALC以上の弾み、というラケットだそうです。ブレード厚さはビスカリアの5.8 mmから0.1 mm薄くなって、しなりも感じられそうなところは気になるのですが、最近はインナーラケットを本職にしているので、気になりますが本職にはならない気がしますね汗。

https://amzn.to/3wSWNZN

・Hammond Z2(ハモンドZ2)
 こちらも待望のNittakuの新作ラバーです!日本一売れているラバーFastarc G-1(ファスタークG-1)よりも性能が高いという公表性能値のラバーだけに注目は集まります。試打のために発注予定ですが、さまざまなレビューが既に出ている状況なので、急いで試打しようとは思っておりません。でも最後には試打を予定しますので、レビューお待ちください。

・Q1(キューワン)
 ミズノさんのラバーといえば、このQシリーズですね。大島祐哉選手の使用で一躍トップブランド化しつつあるミズノさんです。Qラバーは、3、4、5と出て、QQが出て、Q1が出ました。あとはQ2を待つのみですね笑。やはりオススメはQ5なのですが、Q1はもう少し扱いやすくて初・中級者をターゲットにしたラバーだそうですね。試打予定は今のところないのですが、やはりピックアップ用具に登場するということは良いのでしょうね!

https://amzn.to/3lNRKU8

初期レビュー Tachyon Outer(タキオン)

説明

 今回はなんとWizard株式会社殿から、ご連絡いただきまして、Tachyon Outer(タキオン)の試打をさせていただきました。katsuo000として、ブログを運営してきてこのような機会をいただけるとは夢にも思っておらず、幸せなことに感激した次第です。私情はおいておいて、さっそくタキオンについて、説明させていただきます!!!

 Tachyon(タキオン)をググりますと、ウィキペデイアではタキオン粒子という言葉がヒットします。このタキオン粒子とは光よりも速いという仮想的な粒子だそうですね。つまりタキオンとは物理学用語になりますね。物理学の世界では、光よりも速い存在は現状見つかっておらず、想像上の存在がタキオンになります。このタキオンという名前をつけたラケットということで、気になるのはやはり弾みですよね!まずはWizardさんのホームページで、タキオンの説明について確認してみましょう。

 Wizardさんのホームページ: https://wizard-tt.co.jp/tt_racket/#tachyon

 合板構成は次のようになります。
Tachyon(タキオン)
・表板  ロイヤルウッド(0.6 mm)
・添え板 SIGRACET(0.35 mm)
・添え板 アユース(0.6 mm)
・芯材  アユース(3.0 mm)
 0.6 + 0.35 + 0.6 + 3.0 + 0.6 + 0.35 + 0.6 =6.1 mm

 TachyonはWizard初のカーボンラケットです。不織布状のGDL用カーボンSIGRACETは空隙率が高く接着剤が良く浸透するためアウターラケットの中でも特に弾むラケットに仕上がりました。

 その他にも接着剤を使い分けることで弾みをコントロールしたり、ラケット外周の振動を抑制することでスイートスポットを広げたり、高耐久の塗装が施されていたり、とにかく全部詰め込んだ夢のモダンラケットです。

 バックが苦手でフォアハンドの一発撃ち抜きに命を懸けてる方、とにかく下がってのラリーが多い方、ショートでコースをついてフォアハンドの引き合いに持って行きたいペンユーザーにおすすめできます。

開発者からの一言

 欲しい性能はかつてないほど速いラケットでした。名前にTachyonという光よりも速い仮想粒子の名前を付けたのは、その速さと未だかつて見たことがないという両方を上手く表現する名前だったからです。材料選定終了後、まず開発の障壁となったのは、GDLカーボンが接着剤を吸いすぎて表板に接着剤が染み出ることでした。それ以外にもかつてないほど速いを実現するためにした新技術が3つあります。語るよりもぜひ打って実感していただきたいラケットです。

https://wizard-tt.co.jp/tt_racket/#tachyon

公表のラケット性能上では、最も硬くて速いラケット位置にいるのがTachyonになりますね。

 実はあの卓球You tuberで株式会社Lili代表の村田雄平さんも既にこのTachyonを試打したレビュー動画を配信されています。

村田さんの動画: https://www.youtube.com/watch?v=e9T8gv9UoBA
元明大の菅沼さんが打つ: https://twitter.com/yuhei25lili/status/1527257792372875264

 村田さんや伴さんが試打した後に自分が試打してもあまり参考にならないかもしれませんが、なんちゃって中級者が打つとこんな感じか、というのが伝わったらいいなと思って書かせていただきます。どうぞよろしくお願いします。

 こちらがラケットの写真になります!ラケット重量はやや重い92 gとヘビー級な値でしたが、ブレード面積はレギュラーサイズの157 × 150 mmだったので思ったより軽く感じさせていただきました。開発中ということもあり、届いたTachyonのブレード厚さは6.5 mmと公表値よりも厚いものになっていました。これは弾みそうですね!

Tachyon Outerの特徴

これは爽快感のあるスピード!ヒノキ系ラケットに近い心地よさ!

 まず一番強く感じたのが爽快感のあるスピードでした。試打の際、準備できませんでしたが、近いのではないかと感じたのが、Sardius(サーディウス)というヒノキ系のアウターカーボンですね!サーディウスは7 mm越えのブレード厚さのラケットで、Tachyonは、サーディウスほどには弾みはありませんでしたが、かなり気持ち良いスピードが出ると感じました!打球点を多少落としても乗せ打ちのような打ち方で飛距離がでて入るようなイメージです。これは速いぞ!Tachyon!

打球感が柔らかい!感覚的にはアウターALCよりも柔らかいかも!?

 これだけスピードがでると、さすがに打球感が硬くなりそうなんですが、サーディウスはおろか、おそらくアウターALC(Zhang Jike ALC(張継科ALC)やLin Gaoyuan ALC(林高遠ALC))よりも打球感がある意味柔らかいという印象がありました。弾みとスピードはアウターALCよりも上で、打球感はアウターALCよりも柔らかいって、ものすごいラケットです!

比較するなら、張継科SZLCや水谷隼SZLC、話題のビスカリアSALC!

 巷で有名で弾みラケットとして、スーパーザイロンカーボン(SZLC)をアウターにはさんだぶっ飛びラケットか、今年の春の新作スーパーALC(SALC)搭載のビスカリアSALCではないかと思いました。打球感の柔らかさだけでいうと、おそらく、レボルディア以上に柔らかく、それでいてアウターSZLC系ラケットなみにスピードが出ると表現できるものだと思いました。この打球感の柔らかさは驚きですね!

 ただし、弾みのあるラケットということもあり、回転性能はやや落ちてボール自体は軽くなったと感じました。このあたりは戦型にも依存するし、かなり回転はかけやすいと感じるソフトな打球感でもあるので、必ずしもダメというわけではないでしょう。回転性能を上げようとして、ブレード厚さの薄いラケットを使うと相手の回転の影響も強く受けやすくなって返球が難しくなるということはよくあると思います。レシーブを除く、ラリーで相手の回転の影響をあまり意識する必要はないことは良い特徴だと思います。

他ラケットとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Zhang Jike ALC > Tachyon Outer > Sardius

スピード
 Sardius ≧ Tachyon Outer > Zhnag jike ALC

 今回試打の時間が短く、そこまで試打できなかったのですが改めてじっくり使わせていただけるといううことになっています。推奨のラバーもあるそうなので、近いラバーをはって試してみたいと思っているところです。以上、読んでいただいてどうもありがとうございました。

2022/6/13~6/19 Contender Zagreb

WTTコンテンダーザグレブ!

 日本からは全種目出場です!張本選手も、張本/早田Mixも出場です!中国トップ選手が出場しないので、絶対に優勝したい試合ですね!楽しみです!

JTTA: https://jtta.or.jp/tour/6665
WTT: https://worldtabletennis.com/eventInfo?eventId=2539

日本の出場選手

男子

 ・張本 智和選手(早稲田大学) WR7 
  ブレード:Harimoto Tomokazu Inner Force ALC(張本智和インナーフォースALC)
  フォア:Dignics 05(ディグニクス05)
  バック:Dignics 05(ディグニクス05)

 ・宇田 幸矢選手(明治大学) WR31 → WR26
  ブレード: 特注(ZLカーボンインナー)
  フォア: Dignics 05(ディグニクス05)
  バック: Dignics 80(ディグニクス80)

 ・戸上 隼輔選手(明治大学) WR66 → WR43
  ブレード: Zhang Jike ALC(張継科ALC)
  フォア: Tenergy 05 Hard(テナジー05ハード)
  バック: Tenergy 05(テナジー05)

 ・篠塚 大登選手(愛工大名電高) WR205 → WR59
  ブレード: Zhang Jike ALC(張継科ALC)
  フォア: Dignics 05(ディグニクス05)
  バック: Dignics 05(ディグニクス05)

 ・及川 瑞基選手(木下グループ) WR115
  ブレード: Viscaria Super ALC(ビスカリアスーパーALC)
  フォア: Dignics 09C(ディグニクス09C)
  バック: Dignics 05(ディグニクス05)

女子

・早田 ひな 選手 WR5
 ブレード:ニッタク特注
 フォア:Hurricane III Blue Sponge(キョウヒョウ3ブルースポンジ特注)
 バック:Tenergy 05(テナジー05)

・伊藤 美誠 選手(スターツ) WR6
 ブレード:Mima Ito Carbon(伊藤美誠カーボン)
 フォア:Fastarc G-1(ファスタークG-1)
 バック:Moristo SP(モリストSP)

・平野 美宇 選手 WR45
 ブレード:Viscaria(ビスカリア)
 フォア:Tenergy 05 Hard(テナジー05ハード)
 バック:Tenergy 05(テナジー05)

・佐藤 瞳選手(ミキハウス) WR62
 ブレード: Goriki Danshi(剛力男子)
 フォア: Hurricane III Blue(キョウヒョウ3国狂ブルー)
 バック: Do Knuckle(ドナックル)

2022/5/24~5/30 Youth Contender Platja D’Aro

WTTユースコンテンダープラヤデアロ!

 ベルリンの次は、スペインですね!今回も期待大です。自分はヨーロッパのドイツやスペインには行ったことがないので行ってみたいです汗。

JTTA: https://jtta.or.jp/tour/5864
WTT: https://worldtabletennis.com/eventInfo?eventId=2548

日本の出場選手

男子

 ・松島 輝空選手(木下アカデミー) 
  ブレード: 張本智和インナーフォースALC
  フォア: テナジー05ハード
  バック: ディグニクス05

 ・吉山 和希選手(愛工大名電中学校) 
  ブレード: 特注(スーパーALCインナー)
  フォア: ディグニクス05
  バック: テナジー05

 ・渡部 民人選手(星槎中学校) 
  ブレード: 張本智和インナーフォーススーパーZLC
  フォア: ディグニクス09C
  バック: ディグニクス80

 ・川上 流星選手(星槎中学校) 
  ブレード: レボルディアCNF
  フォア: ディグニクス09C
  バック: ディグニクス80

女子

 ・張本 美和選手(木下アカデミー)
  ブレード: 張本智和インナーフォースALC
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05

 ・面手 凛選手(山陽学園中学)

 ・青木 咲智選手(ミキハウスJSC)

 ・小塩 悠菜選手(星槎中学校)

 ・香取 悠珠子選手(星槎中学校)

 ・高森 愛央選手(ミキハウスJSC)

2022/5月 ラバーレビューのPVランキング

ブログの醍醐味!PV数でラバーを評価!

1位: Dignics 09C(ディグニクス09C)

2位: DNA Platinum XH(DNAプラチナXH)

3位: Hurricane NEO III Blue Sponge(省チーム用キョウヒョウNEO3ブルースポンジ)

4位: Vega X(ヴェガX)

5位: Fastarc G-1(ファスタークG-1)

6位: Tenergy 19(テナジー19)

7位: Q5(キューファイブ)

8位: Rasanter R48(ラザンターR48)

9位: Dignics 80(ディグニクス80)

10位: Evolution MX-P(エボリューションMX-P)

11位: Rakza X(ラクザX)

12位: Evolution MX-D(エボリューションMX-D)

となっています。この順位、気づくと結構変化しているので、驚きます。記録を兼ねて記載させていただきました。MX-Dが12位ですが、今年一年で伸びそうな気がしています。一方で09Cと省チーム用のキョウヒョウの人気は高いという印象ですね。今後どのように変化するのか、楽しみです。