雑感 2020/12/20

発注~

 Zhang Jike ALC(張継科ALC)を発注しちゃいました。初めはYASAKA(ヤサカ)のALNADO(アルネイド) とか、Nittaku(ニッタク)のFlyatto Carbon Pro(フライアットカーボンプロ)などなど、Stradivarius(ストラディヴァリウス)と同じく、安価なアウターAramid Carbon(アラミドカーボン)タイプを考えていたのですが、やはり王道を通ってからかな、と思い、発注しました。
 季節的に2020年のベストギアオブザイヤーが発表される時期で、今年はシェークハンドラケット部門で、Lin Gaoyuan ALC(林高遠ALC)がグランプリを獲得しました。もちろん裏ソフトラバーではDignics 09C(ディグニクス09C)がグランプリでした。実際、Lin Gaoyuan(林高遠、中国)選手も、バックにディグニクス09Cを使用していますので、現在注目の高い用具ですよね。Butterfly(バタフライ)のArylate Carbon(アリレートカーボン、ALC)系ラケットは、張継科ALC以外に、VISCARIA(ビスカリア)、Timo Boll ALC(ティモボルALC)、Matsudaira Kenta ALC(松平健太ALC)と多いですよね。自分が欲しいと思えるのは、林高遠ALCとビスカリアと張継科ALCの3本ですかね。使っていませんので確かなことはいえませんが、ティモボルALCやティモボルスピリットよりも、粘着ラバーとの相性が良さそうと想像するのが、欲しい3本ですね。なんだかんだ、そこは通らないといけないのかなと思いつつ。。。それよりも、他メーカーの類似ラケットを試したいとは思いますが、悩みますね~。

 ちなみにストラディヴァリウスはかなりいいですね!最近カーテン打ちは専らストラディヴァリウスで行っていますが、Zhang Jike ZLC(張継科ZLC)と比べても非常にボールを持つのを感じますね。過去にALC系ラケットを使ったイメージからは想像できないくらい球を持って弧線を描いてくれると感じますね。早く使いたいです。

レビュー Timo Boll Spirit(ティモボルスピリット)(廃盤)

説明

 ドイツの皇帝、Timo Boll(ティモ・ボル)選手は、現在39歳でいまだに現役としてドイツ代表であり、ヨーロッパの代表であり、日本トップ選手のライバルとして君臨するスーパー選手です。2019年時でも、日本の森園選手や水谷選手が惜敗することからも、その高い実力は明らかでしょう。本ページでレビューするラケットは、katsuo000が学生の時に購入したメインラケットであり、皇帝ボル様が愛用したTimo Boll Spirit(ティモボルスピリット)になりますね!現在では、ティモボルスピリットの継承ラケット、Timo Boll ALC(ティモボルALC)が極めて有名だと思います。ボル選手も現在はティモボルALCを使用しており、数本のティモボルALC使い回しているそうですね。
 ティモボルスピリットは、古くはVISCARIA(ビスカリア)というラケットをベースにボル選手用にチューンしたラケットがティモボルスピリットだそうです。このビスカリアはkatsuo000が述べなくてもご存知の方も多いと思いますが、下記にまとめさせていただきます。

VISCARIA(ビスカリア)
 ○初のArylate Carbon(アリレートカーボン、ALC)採用ラケット。
 ○Timo Boll(ティモ・ボル)選手が使用。
  その後、張継科(Zhang Jike、中国)選手を中心に多くのトップ中国選手が使用。
  世界中のバタフライ契約するトップ選手が多数使用。
 ○バタフライのスピン系テンションラバーとも、中国製の粘着ラバーともあわせられるハイバランス。
 ○あまりの高い人気のために、廃盤後2019年に価格倍以上になって再販。
 ・5+2 Outer ALC
 ・ブレード厚:5.8 mm
 ・平均重量:86 g
 ・反発特性:11.8
 ・振動特性:10.3
 ・定価:27,500円 + 税(2019年4月再販価格、1993年販売時10,000円 + 税)

 当時は有機溶剤が当たり前の時代であり、またヒノキ+アウターカーボン系の厚ラケットも多くのトップ選手が使用し活躍した時代です。ボル選手もビスカリアに、さらなる攻撃的な威力を求めたようですね。グリップ部分を空洞化して先端重心設計のラケットとして販売されたラケットが、本ページでレビューするTimo Boll Spirit(ティモボルスピリット)になります。ティモボルスピリットは今では廃盤ですが、その後継ラケット、ティモボルALC(ティモボルALC)が神ヒットラケットとして販売されています。卓球王国6月号別冊「卓球グッズ2017」において、ティモボルALCについて特集されていましたので、ティモボルALCに関して、いくつか引用させていただきます。

『ティモボルALC』の特徴
  「アリレート カーボン」は振動減衰性(打球時のラケットの振動数を減らす効果)の高い「アリレート」と高反発な「カーボン」を編み込んだもので、反発特性と振動特性のバランスに優れたバタフライ独自の素材。この「アリレート カーボン」が『ティモボルALC』の弾みと回転性能のバランスの良さを生み出している。攻撃力と守備力を両立し、前陣から中陣での安定感のあるプレーを目指す選手向きのラケット。

ボル自身が語る『ティモボルALC』
 「自分の感覚どおりのプレーができるラケット」『ティモボルALC』は期待したとおりの打球が出せ、自分の感覚どおりのプレーができるラケットです。もっとドライブのスピードが出るラケットもありますが、そうしたラケットではコントロールが難しかったり、やりやすい技術が偏ったりしてしまううえ、使う選手には高いレベルが求められます。その点、『ティモボルALC』は私にとって最もバランスのとれた性能で、どんな技術でも高いレベルでプレーできますね。

『ティモボルALC』から見える黄金レシピ
衝撃吸収性素材×カーボン
 衝撃吸収性に優れる”柔”の特殊素材 弾みは弱め
  ×
 弾みを向上させる”剛”の「カーボン」 球離れが早く、回転がかけにくい
  ↓
 ”柔”×”剛”のバランス型特殊素材 双方の長所が融合し弱点を解消!



6 mm以下に収まる、やや薄めの板厚設計
 バランス型特殊素材とはいえ、木材ラケットやインナー特殊素材に比べれば、反発力が強く回転はかけにくい。特殊素材の性能を最大限に保ちつつ、扱いやすくするために板厚を薄く設計し、ラケットにしなりを持たせている。しなりがあるぶん、ボールをつかむ感覚があり、回転がかけやすくなる。『ティモボルALC』も5.8 mmと薄めに設計されており、回転のかけやすさが特長だ。


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現代のアウター特殊素材ラケットの黄金レシピ!

 このようにティモボルALCは大ヒットラケットだということがわかりますね。もちろん個体差はありますが、概ねティモボルALC≒ティモボルスピリットと思って良いと思います。

性能表

 現在、日本のButterfly(バタフライ)公式サイトでは、ティモボルスピリットは廃盤となってしまっています。そこで、ヨーロッパの卓球ネット販売ショップ、Megaspin.netさんより、ラケット性能表を引用させていただきました。

 類似のラケットと一緒に性能表を載せています。ご存じの方も多いと思いますが、Lin Gaoyuan ALC(林高遠ALC)、Matsudaira Kenta ALC(松平健太ALC)、Timo Boll ALC(ティモボルALC)、Timo Boll Spirit(ティモボルスピリット)、VISCARIA(ビスカリア)、Zhang Jike ALC(張継科ALC)はブレード構成はほぼ同じラケットになります。そして、平均重量、グリップサイズ、グリップ形状(角型、丸型など)、グリップ内部空洞か否か、などの点がおそらく異なると思います。ネット上ではButterfly(バタフライ)さんのラケットは金太郎あめ商法と揶揄されるのを散見しますが、重心位置やグリップ形状が異なると、やりやすい技術が異なってくることをkatsuo000は感じます。このやりやすい技術は個人差があって定量化も難しく、トップ選手モデルとしてブランド化しつつ、差別化しているのではないかと想像します。そのあたりの詳細情報も是非開示してほしいと感じます。ティモボルスピリットはグリップ部分が半空洞、ティモボルALCはグリップ部分が空洞、という情報を聞いたことがあります。実際に確かめていませんが、平均重量で最も軽いラケットがティモボルALCであることからも、その通りなのではないかと思います。

 ティモボルスピルット、省略すると「ティモボスピ」は一世を風靡しました。「ティモスピ」が人気を博した時代に、katsuo000も高校生となり、調子に乗って「ティモスピ」を使うことにしました(苦笑)。ちなみに「ティモスピ」を使用する前は、BISIDE(バイサイド)という、Butterfly(バタフライ)のArylate(アリレート)をアウターに配したブレード厚の薄いラケットを使っていました。高校生になって、力も付くと勝手に思い込み、さらなるパワードライブが打ちたかったのだと思いますね(苦笑)。当時、自分はティモボルスピリットを完全に使いこなすことができていませんでした汗。コト材とカーボンの打球感がどうしても硬いと感じていました。特に10代のkatsuo000はバックハンド技術がかなり低く、難しいと感じていました。30代に入って、Zhang Jike ZLC(張継科ZLC)と比較した性能をレビューさせていただきます。

ティモボルスピリットの3つの特徴

先端重心の高い攻撃力!

 先端重心にする設計は、ブレード面積を広くするかグリップを軽くするか、の2通りがあると思います。ティモボルスピリットは、説明のところでも触れましたが、後者のグリップを半空洞化して軽量化しているために先端重心を感じやすいラケットになりますね。そのため遠心力を活かした攻撃的なボールが出しやすいラケットになっています。

アウターALC+コト材の球持ちと弧線!

 張継科ZLCや水谷隼ZLCと比べると明らかに球持ちを感じるラケットでした!学生時代の先入観からALCは硬いものだと思っていましたが、久々に使ってみると明らかに柔らかいと感じました。また、板厚 5.8 mmという厚さは非常にバランスが良く、フォアの強打やスピードドライブが打ちやすいと感じました。飛距離が出しやすいんですよね。ただ技術力がまだまだ未熟なバックハンドではややオーバーミスが多く、回転量でボールを下降させることができていないんだなーと感じましたね。
 もちろん、アウターZylon Carbon(ザイロンカーボン、ZLC)系ラケットと比較すると弧線を強く感じました。ZLC系ラケットはやはり非常に直線的ですね。ティモボルスピリットも弧線を強く感じました。

半空洞によって軽くて振りぬきやすい!

 ラケット内部が空洞ですので、軽く非常に振りぬきやすいラケットになっています。スピン系テンションを使いこなそうと思ったときにこの軽さは一つのメリットだと思います。現行のティモボルALCも軽いラケットですので、軽さも一つの特徴と言えるでしょう。

おすすめのラバー組み合わせ

 グリップ内部が空洞ということで、中国製の粘着ラバーよりは、スピン系テンションラバーの方があわせやすいラケットだと思います。粘着ラバーは重いのでグリップ空洞化による先端重心だとさらにラケットが重く感じやすくコントロールが難しくなると思いますね。スピン系テンション、Tenergy(テナジー)やDignics(ディグニクス)といったラバーと相性が良いでしょう。

フォアラバー

Tenergy 05 Hard(テナジー05ハード) / Tenergy 05(テナジー05)

 

Dignics 05(ディグニクス05)

バックラバー

Tenergy 05 FX(テナジー05FX)

Rozena(ロゼナ)

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打
 

ロングボールやラリーでのドライブ
 

面を開いたドライブ
 

対下回転に対するループドライブ
 

対下回転に対するスピードドライブ
 

スマッシュ
 

カーブ/シュートドライブ
 

ブロック
 

カウンタードライブ
 

ストップ
 

ツッツキ

フォアフリック
 

サーブ
 

バックハンド系

軽打
 

ロングボールやラリーでのドライブ
 

対下回転に対するループドライブ 

対下回転に対するスピードドライブ

ミート(スマッシュ)

ブロック

ツッツキ

チキータ

他ラケットとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Fortius FT > Timo Boll Spirit > 水谷隼ZLC

スピード
 Zhang Jike ZLC(張継科ZLC) > Timo Boll Spirit > Fortius FT

飛距離
 水谷隼ZLC > Timo Boll Spirit > 張継科ZLC

雑感 2020/12/17

久々に娘と卓球

 最近、卓球は嫌だとも言っていたのですが、寝たくないことも相まって久々にラケットを持ってくれました!楽しそうにしてくれてうれしい次第でしたね。ほっこり。癒されますね。5分もできませんでしたが、この積み重ねを頑張りたいです。

ラケット変えてみようかな

 カーテン打ちをして比べてみると、Zhang Jike ZLC(張継科ZLC)よりもStradivarius(ストラディヴァリウス)の方が回転がかかっている気がしているように感じつつあります。バック面のラバーもはっきりしてきたので、改めて今の用具からラケットを変更していこうと感じていますね。やはり王道といわれるVISCARIA(ビスカリア)タイプのラケットを打ち比べていきたいですね。発注だ~!

レビュー Rhyzer Pro 45(ライザープロ45)

説明

 Rhyzer Pro 45(ライザープロ45)はJoola(ヨーラ)のラバーで、既にレビューしたRhyzer Pro 50(ライザープロ50)の硬度を柔らかくしたラバーのようですね。どちらもJoola(ヨーラ)のハイエンドラバーに位置します。日本ではJoolaはラージボール卓球の方が有名なメーカーかもしれません。しかしながら、Joolaの用具は卓球王国を拝読していると度々取り上げられます。良い製品が多いことを反映しているのでしょう。Rhyzer Pro 50(ライザープロ50)のキャッチコピーは「鋭く尖った」ラバーでしたが、名前のとおり50°のハードなスポンジを採用していて、ヘビー級ラバーでした。打球感としては、Tenergy 05 Hard(テナジー05ハード)に近く、若干ミートがしやすく、回転性能が劣りはするものの、非常に高性能なラバーでした。Rhyzer(ライザー)シリーズには、Rhyzer 48(ライザー48)、Rhyzer 43(ライザー43)と柔らかいラバーと、今回試打したRhyzer Pro 45(ライザープロ45)が販売されています。Rhyzer Pro 50(ライザープロ50)が非常に好感触でしたので、Rhyzer Pro45(ライザープロ45)もとても期待感をもって試打しました。

 なお、ライザープロ50の試打は下記になります。↓
https://katsuo000.com/review_rhyzer_pro_50/

性能値

 公表性能値を比較してみましょう。

 Rhyzer Pro 45は、スピードはRhyzer Pro 50よりもスピードは劣るものの、スピン性能は同値で非常に高いラバーになりますね。価格は6,800円 + 税とやや高めです。

Rhyzer Pro 45の貼りと重量

 いつものようにZhang Jike ZLC(張継科ZLC)に貼りました。

 ずしりとくる重さを感じました。個人的には好きな類のラバーになりますね。

Rhyzer Pro 48(ライザープロ48)
 スピン重視テンション
 Made in Germany
・Sponge Thickness: 2.0 mm、Max
・Speed:8.5
・Spin:9
・Category:Professional
・Sponge硬度:Midium Hard
・6,800円 + 税
・68 g(切断前) → 48 g(張継科ZLCに貼って)

 打球感が想像以上に柔らかく、正直扱いきれなかったです汗。

Rhyzer Pro 45の3つの特徴

スポンジが柔らかく、シートが硬い!

 個体差もあるのかもしれませんが、かなり柔らかいラバーでした。スポンジが柔らかいのですが、シートは硬めで、確かにトップ仕様ということを感じましたね。カーテン打ちの段階でわかりましたが、かなりラバーとスポンジにくい込ませるようにしないと回転がかからないと感じました。うまくくい込ませることができるとかなり好感触に回転がかかりました!

ブロックやカウンターがかなりやりやすい!

 シートが硬いため、かなりブロックやカウンターが非常にやりやすかったです。カウンターは、回転系ではなくミート系のカウンターがしやすいですね!かなり好感触で、驚きました!あまり回転の影響を考えずに持っていけるんですね。柔らかくてシートが硬いラバーならではの特徴だと思います。

ヨーロッパタイプ軟テンション系の高性能ラバー

 あまり軟テンションを比較したことがないのですが、回転性能や相手のボールに負けない強さなどを考慮すると非常に高性能なラバーだと感じました。軟テンション系ラバー、例えばVega Euro(ヴェガヨーロ)やOmega VII Euro(オメガ7ヨーロ)、Tenergy 05 FX(テナジー05FX)などが挙げられると思います。Rhyzer Pro 45はその中でもシートが硬く、他の軟テンション系ラバーとは一線を画すと感じましたね。

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打
 特に違和感を感じませんでした。柔らかいので球持ちも感じられました。

ロングボールやラリーでのドライブ
 あまり回転がかかっていないように感じました。しっかりくい込ませないと回転がかかりませんね!ただし非常にコントロールしやすかったです。特にフォアハンドで使った場合にはとても制御が良かったですね。

面を開いたドライブ
 シートが強いので、どんなに強くラバーにくい込ませても、ブレードの硬さで弾くことはなかったです。非常に強いラバーですね。

対下回転に対するループドライブ
 難しかったです。スポンジが柔らかいために、薄くとらえようとするとスリップしたり、厚く当てすぎてオーバーしたり、と難しかったです。

対下回転に対するスピードドライブ
 これは慣れもあると思いますが、非常に良かったです。スピードドライブは打ちやすいですね!

カーブ/シュートドライブ
 回転をかけるには相当くいこませる必要がありますので、下がったときなどにカーブドライブやシュートドライブは好印象でしたね。

ブロック
 非常にやりやすかったですね。スポンジは柔らかくシートが硬いので、ネットミスも思ったより少なかったです。

カウンタードライブ

ストップ
 止めやすいのですが、シートで打とうとして、スポンジが柔らかすぎて滑らしてしまうことが何度かありました。

ツッツキ
 切れなくはないですが、切ろうとするととばしてしまいやすいと感じました。

フォアフリック

サーブ
 思ったより回転がかかっていないと感じました。

バックハンド系

軽打
 球持ちを感じました。

ロングボールやラリーでのドライブ
 悪くなかったです。非常にコントロールしやすかったですが、ボールが沈まないと感じました。

対下回転に対するループドライブ
 難しかったです。自分には扱いきれなかったですね。 

対下回転に対するスピードドライブ
 打ちやすいと思いますが、慣れが必要だと思います。

カーブ/シュートドライブ

ブロック
 やりやすかったです。シートが硬いのも非常に好印象でした。ブロックのためにもバックで使うことをお勧めします。

カウンタードライブ
 バックでのミート系カウンターが良かったです。ブロックするとむしろ回転の影響をうけやすいので、ミートなりドライブなり、何かしら自分からボールに力を加えたほうが良いと感じました。

ストップ
 やりやすかったですが、よく滑らしてしまいました。慣れが必要です。

ツッツキ
 滑らせてしまいました。

チキータ
 思ったよりも難しかったです。柔らかすぎて逆に回転がかからず弧線を描きづらいと感じました。

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Rhyzer Pro 50 ≧ Rhyzer Pro 45 > Bryce Highspeed

スピード
 Dignics 05 > Rhyzer Pro 45 > Tenergy 05

雑感 2020/12/14

Rhyzer Pro45(ライザープロ45)、Quantum X Pro(クァンタムXプロ)を次は試打予定

 Rhyzer Pro45ですが、柔らかいラバーですね。しかもかなり食い込ませないと回転がかからない気がします。使ってみて扱いやすさ、ツッツキやサーブがどんな感じとなるか、ポテンシャルは高そうで楽しみです。でも、扱い切れるか少し不安を感じています。Quantum X Proも触ってみました。やはりテナジーっぽい気がします汗。先入観かもしれませんが。Thibar(ティバー)さんは既にテナジーっぽい、Evolution MX-Pがありますからね。今ここでQuantum X Proを販売するのは、中級者向けというのが強いのかもしれません。テナジーよりも気持ちスポンジは硬い気もしましたが、この辺は季節の影響な気もしました。Quantum X Proの後はThibarラバーをもう少し試打するつもりです。
 柔らかいラバーのレビューって、結構難しいなって最近感じています。尖った部分を見つけるのが難しいという表現が正しいというか。一方で様々な試打を経て、ラバーの知識と感覚を掴めるようになったと信じたいですね。今年も後わずかですが、これからもよろしくお願い申し上げます。

Review Rasanter R48

Explanation

katsuo000 feels high spin performance in andro rubbers made in Germany, especially Rasanter series. The latest Rasanter rubber is Rasanter R48, which was started to sell in Japan on May 2020. Rasanter R48 is Crimson Rasanter, and is applied sponge with Energy Cell Technology, which is made a difference from other Green Rasanters. The same category with Ranter R48 is Rasanter R53. katsuo000 is now acclaiming Rasanter R53 with amazing spin performance and raging power drive as exceeding rubber than a World Standard Tenergy 05! Therefore, katsuo000 was expecting to buy Rasanter R48. Rasanter R47, which is one of Green Rasanters, has already been sold before 2020. Somebody feels “Why now Rasanter R48“? Actually, a friend of mine, who has used Rasanter R47 before, was not interested in Rasanter R48. And there’s information (from Table Tennis Kingdom, Japanese magazin) that someone feels Rasant series (now end of sale) were better than Rasanter series. However, Rasanter R48 is recommended more than Rasanter R53 as “R48 will be symbolized Rasanter series!” Anyway, emphasizing, Rasanter R48 is not just the minor changed rubber from Rasanter R47 at least.
Akifumi Hamakawa (Best 16 in All Japan Championship in 2019), who is contract player with andro Japan for promotion and public relation activities, is now using Rasanter R48 for both fore and back sides. By the way, Simon Gauzy, who is fantasista from France and a top world player, is now using Rasanter R53 for both fore and back sides. It’s very effective promotion which the fact top players uses the latest rubbers.
Promotion words with Rasanter R48 by andro is “Evolution of Rotational and Acceleration Powers. Super Monster Gear equipper with Energy Cell.katsuo000 assumed ‘Monster Gear’ means maybe Tenergy 05, thus, imaging that andro wants Rasanter R48 to be said as ‘Super’ with meaning to overcome the Tenergy 05.

Public Properties of Rasanter R48

In fact, Rasanter V47 is the fastest speed property in all Rasanter series. One of Currently trends is high spin performance, which is required because of spin down by stiffer plastic ball (ABS resin). Therefore, Crimson Rasanters possess high spin performance. katsuo000 felt Rasanter R53 with high spin performance and raging drive with strong arc, (not so linearity). Comparing to Rasanter R53, Rasanter V47 is faster because drive by V47 is linearity and time to grip ball by V47 is shorter than time of R53. Rasanter R48 is a rubber to be easy to control from Rasanter R53, but R48 possesses higher spin property than R53.

Paste and Weight of Rasanter R48

Rasanter R48
    UM Tension (Tensor Bios UM)
    Energy Cell
    for 40+ Plastic Ball
・Sponge Thickness:1.7 mm、2.0 mm、ULTRAMAX(UM)
・Speed:119
・Spin:124
・Control:80
・Sponge stiffness:48°
・6,500 yes + tax
・70 g (before cut) → 48 g (after cut paste to Zhang Jike ZLC)

Three Points of Rasanter R48

katsuo000 felt R48 was easy to control! One of pro coaches, who was participant to All Japan Championship, now uses R48 on his back side. He also said it’s very easy to control. Before using R48, he used Rasanter R42. katsuo000 also felt about about 45 as sponge stiffness.

Higher Spin Performance than Tenergy 05!

R48 Feeling touch and grip a ball was similar to Tenergy 80. katsuo000 felt time of R48 to grip ball is shorter than time of Tenergy 05. This depended on the sheet shape. Sheet of R48 is maybe narrower pimple and wider distance between pimples than sheet of Tenergy 05. However, spin performance of R48 was amazingly high! R48 is very easy to control, controllability of R48 is similar to Rasanter R42. But, the spin performance of R48 is similar to Tenergy 05! katsuo000 felt the Tenergy 05 era can be end!

Easy to Control as Back Side Rubber!

R48 is easy to control, thus, capable to use in back side rubber! Back hand drive is very good to control even hitting unreasonable posture. Back hand drives are very stable because of high spin performance. Using R48 in fore side, katsuo000 felt high spin performance in drives and services. katsuo000 didn’t feel dissatisfied with fore hand. R48 is easy to control and high spin performance, which is cheat in a sense! R48 possesses contradictory performance!

Rasanter R48 is faster than R53

If you feel to be dissatisfied with speed of R53, katsuo000 recommended R48. katsuo000 felt good speed drive with high sound.

Review of Every Technique

Fore Hand Series

Light hitting
katsuo000 felt soft. Honestly speaking, too soft.

Drive during Rally
katsuo000 felt good to hit a drive. Sponge of R48 is softer than R53, thus easy to control drive. Ballistic of drive by R48 is similar to R53. But the power drive by R48 is not so raging such as R53.

Top Spin Slow Drive against back spin ball
katsuo000 felt time to grip of R48 is short, thus, little a bit difficult.

Speed Drive against back spin ball
Very good! It may be cheat! katsuo000 felt very easy to hit enough for speed drive!

Curve- / Reverse Curve- Driveドライブ
Curve- drive is also good and katsuo000 felt stable. Drive by R48 is no raging and similar to drive by Tenergy 05.

Block
Receivable to spin. Thus, over mistakes against top spin drive may increase. However, very easy to control against smash and knuckled ball (no spin ball).

Counter Drive
Counter drive with Rewriting spin is good.

Stop
Better to stop than Rasanter V47. But, making spin amount higher is difficult.

Push
Good to control low. But spin amount is not so high.

Service
Very good spin amount! No dissatisfied.

Back Hand Series

Light hitting
Very good to control.

Drive during Rally
Both drives with hitting only sheet and through sheet and sponge is good!

Top Spin Slow Drive against back spin ball

Speed Drive against back spin ball
Very good! katsuo000 felt very easy to hit enough for speed drive!

Curve- / Reverse Curve- Driveドライブ

Block

Counter Drive
Receivable to spin.
Stop

Push

Chiquita
Chiquita with R48 is stable to control. But, sponge thickness is UM, katsuo000 felt mistakes increase.

Comparing to other rubbers (Personal Impressions)

Spin Performance
 Dignics 05 > Tenergy 05 Hard > R53 > R48 ≧ Tenergy 05

Speed
 DIgnics 05 > R48 > R53 > Tenergy 05 > Tenergy 05 Hard

Enabling to make Arc
 R53 ≧ R48 > Tenergy 05 > Dignics 05

https://amzn.to/34jy438

雑感 2020/12/12

早速届きました〜

 発注したものが続々届きました。いいですね、テンションが上がります。

 いや〜半額は熱いですね!また友人より、古いラケットをお借りできました!こちらです。

 なかなか厳ついラケットたちが仲間入りしました。来年試打していこうと思います!

レビュー Evolution MX-S

説明

 Evolution(エヴォリューション)シリーズはドイツの卓球用具メーカー、TIBHAR(ティバー)のトップ選手用のラバーシリーズになります。スポンジ硬度で3種類、シートの種類で2種類で、スポンジ硬度3種×シート2種で6種類のEvolutionシリーズが存在します。スポンジ硬度が最も柔らかいFlexible(フレキシブル、FX)、中間高度のElastic(エラスティック、EL)、ハードなMaximum(マキシマム、MX)と、パワー系のシート(P)およびスピン系の硬めのシート(S)ですね。今回レビューするEvolution MX-S(エヴォリューション マキシマムスピン)はベラルーシの生きる伝説Vladimir Samsonov(ブラディミル サムソノフ)選手も使用するラバーになりますね。ベラルーシのサムソノフ選手といえば、現在44歳で、なお現役で活躍するヨーロッパの「巨人」ですね。40代で今なお現役で非常に安定感のあるバックハンドと長身の強烈なフォアハンドドライブが特徴で、プレースタイルはブロックとカウンターを軸にしたスタイルになります。過去に世界ランキング1位を何度も経験していて、ヨーロッパ大会では未だに上位入賞する実力を有します。TIBHARはドイツのメーカーで、日本では少し知名度は低いですが、ヨーロッパにおいては選手を支える確かな存在感のあるメーカーと言えるでしょう。最近では、岡山リベッツ所属の田添響選手がフォア面でEvolution MX-Sを使用されているようです。MX-Pよりもシートが硬く、名前からスピン性能の高いラバーのようなので非常に期待感をもってレビューしました!

性能値

 公表性能値を比較してみましょう。

 *非常にわかりにくくて申し訳ありません。Evolution MX-P(エヴォリューションMX-P)とEvolution MX-S(エヴォリューションMX-S)のスピード、スピン性能が同値であるため、同じ場所にプロットされています。

 サイトによっては「10+」のような表現を使っているものもありますが、三桁の数値で評価されているものを採用しました。実際のスピン性能は柔らかいラバーの方が高いとしているようですね。このあたり、実際に試打して確認していきたいと思います。

MX-Sの貼りと重量

 いつものようにZhang Jike ZLC(張継科ZLC)に貼りました。

Evolution MX-S(エヴォリューションMX-S)
 回転系テンション OFF+
・Sponge Thickness:1.7/1.9/2.1 mm
・Speed:125
・Spin:120
・Control:80
・Sponge硬度:45.7-47.7°
・6,000円 + 税
・74 g(切断前) → 50 g(張継科ZLCに貼って)

 そこまで重たいといった感じは受けませんでしたが、重量としては重いようです。性能値はMX-Pと同等になりますね。

Evolution MX-Sの3つの特徴

Dignicsっぽい!

 このラバー、カーテン打ちの時点で感じてましたがかなりButterfly(バタフライ)さんのDignics(ディグニクス)に似ていると感じました!これは大きな発見ではないかと感じました。結論から申し上げると、ツッツキのしやすくなったDignics 80(ディグニクス80)、というのが一番しっくりきました!Dignics 05(ディグニクス05)と比較すると圧倒的に扱いやすく、ディグニクス80っぽいのですが、ディグニクス80は少々ツッツキが吹っ飛びやすい印象があります。MX-Sはツッツキに関しても極めて好印象でかなり卒のないまとまりを感じるラバーでした。シートは硬いですが、スポンジはMX-Pと同じタイプのスポンジのようなので、スポンジの食い込みの良さを感じましたね。食い込みの良さはTenergy(テナジー)らしさも感じました。

ツッツキがしやすい!

 1つ目でも触れましたが、ツッツキが非常に好印象でした。弾道が非常に低く相手に打ち込ませないツッツキがしやすいですね!この理由だけでも使ってみる価値は高いと思います!MX-Pでも感じましたが回転はかけやすいですが、回転性能は見劣りするとも感じました。ここがほしい部分だと感じましたね。ワールドラバーマーケット(WRM)さんでも、MX-Sはカットマンにオススメといったレビューがあったように思いますが、ツッツキのしやすさはかなり好印象でした。

シートが硬く、ブロックやカウンターがしやすい!

 シートが硬かったので想定してましたが、やはりブロックやカウンターはかなりやりやすかったです。前陣でも中陣でもカウンターやブロックができると思います。2つめと3つめの特徴からやはりサムソノフ選手のバックハンドのツッツキとブロックを支えているといえそうなラバーでした!シートの硬さのわりには食い込みが良いラバーのおかげでツナギもしやすくブロックに徹することのできるラバーでもあると感じましたね。

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打
 特に違和感なかったです。この段階ではディグニクスらしさもあまり感じませんでした。

ロングボールやラリーでのドライブ
 フォアでの感想は正直、攻撃力不足を感じました。ボールが浅くなりやすく、回転量も少し弱いようで、カウンターもくらいました。その分、ディグニクス05と比べて非常に扱いやすいのは良かったです。どちらかというと、相手のドライブに対してくらいついていくときに良さが出ると思います!

面を開いたドライブ
 これは良かったです。ラケットが張継科ZLCではなく、Timo Boll ALC(ティモボルALC)などのもう少し板厚のあるラケットであればさらに打ちやすいのではないかと感じました。このあたりはどちらかというとMX-PやTenergy(テナジー)らしさを感じる打球感でした。

対下回転に対するループドライブ
 悪くはないですが、良くもないと感じてしまいました。回転量が少し弱いかもしれません。多分自分が使いこなせていなくて、もっとしっかりラバー全体でくい込ませたら良いのかもしれません。シートでもとらえやすいですが、少しスポンジが柔らかくて回転をしっかり伝えるにはコツが必要と感じました。

対下回転に対するスピードドライブ
 これも良かったんですよね。回転で飛ばすというよりは弾き気味で打って入る感じでした。ディグニクス05では絶対に入らない打ち方な気がします。ディグニクスは回転をかけて飛ばさないとネットに直行するイメージです汗。

カーブ/シュートドライブ
 回転量の低さを感じました。

ブロック
 これは比較的やりやすかったです。スピードドライブに対するブロックはかなりやりやすかったですね!

カウンタードライブ
 やりやすかったです。

ストップ
 グリップするので、非常に止めやすかったです。良いですね!

ツッツキ
 こちらもグリップするので良かったです。しかし、気を抜くと軽くなりそうでしたね。

フォアフリック

フォアサーブ
 しっかり切ることができて良かったです。好感触でした!

バックハンド系

軽打
 ディグニクスらしさは、バックで使ったときに顕在化しました。シートが硬いためだと思います。

ロングボールやラリーでのドライブ
 やりやすかったです!ミートもドライブもやりやすくて非常に好印象でした。少しグリップ感が弱いのでそこは練習量が必要だと感じました。バックハンド用のラバーとしては非常に優秀なラバーだと思います!将来的にディグニクスなどの硬いラバーを使おうと思うなら、現在の本職ラバーにしても良いかなって思ったほどです。

対下回転に対するループドライブ
 少し球離れの速さを感じました。シートが硬いためでしょう。できなくはないです。

対下回転に対するスピードドライブ
 フォアで良かったのですが、バックでは難しく感じました。腕の問題だと思います。

カーブ/シュートドライブ

ブロック
 非常にやりやすかったです。回転に負けない硬さを感じました。

カウンタードライブ
 やりやすいと感じました。シートが強いからかなと感じます。

ストップ
 これも良かったです!止まりますね!

ツッツキ
 切れますね!良いです!しっかりグリップするので弾いて浮くこともなくて好きな打球感でした!今今はあつかいやすさと回転量の差を生かしたいのでRakza X(ラクザX)をバック本職としていますが、Rakza Xの課題はツッツキで、あまり質の高いツッツキにはなりにくいので、こちらから積極的に回転をかけてあげる必要性を感じました。MX-Sは若干オートに質の高いツッツキができて良かったですね!

チキータ
 やりやすいですね!素晴らしかったです!

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Tenergy 05 > Evolution MX-S ≧ Evolution MX-P

回転のかけやすさ
 Tenergy 05 > Evolution MX-S > Fastarc G-1 > V>15 Extra

スピード
 Evolution MX-P > Evolution MX-S > Tenergy 05

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雑感 2020/12/10

ポチりました〜

 今回は粘着ラバーを少々と、次の張替え用のメインラバー、Dignics 05(ディグニクス05)とRakza X(ラクザX)ですね〜。あと、少し気になっていたEvolution EL-S(エヴォリューションEL-S)もポチってしまいましたよ〜。いや〜楽しみです。
 来年はラケットおよび粘着ラバーの試打をたくさんしたいですね〜!ラケットは主にはアウターカーボンラケットかアウター特殊繊維ラケットを試したいと思ってます。

Review Dignics 09C

Explanation

Dignics 09C is one of the latest Top Gear sold by Butterfly / Tamasu on April 2020. Main rubbers of Butterfly are totally 12 rubbers of Tenergy series and Dignics series as ”World Standards”. Top Professional Players in the world are currently use these Tenergy and Dignics series’s. These 12 rubbers are categorized in spin type tension rubbers, compatibly equipping spin and speed without tacky sheet. On 2020, Butterfly adopted tacky sheet into Dignics 09C as tacky type tension rubber!
Butterfly sells tacky rubbers such as Tackiness series and Spin Art in the past. Not categorized in the tention, thus, Tackiness is omitted here. Spin Art is used by Ai Fukuhara (Japan) on her fore side rubber. I also used Spin Art on my back side rubber for high spin push and chiquita. Sponge of Spin Art is applied spring sponge, the same sponge with Tenergy series, thus Spin Art is nice rubber, however, on December 2019, Butterfly announced Spin Art will be out of sale (maybe, for production of Dignics 09C). Dignics 09C is categorized “Tacky-type High-Tension Rubber” (Spin Art was also categorized the same) with the State-of-the art Properties.
Promotion of Dignics 09C was held with Timo Boll, currently top player even 39 years old from Germany! Timo Boll is Legend with competing Top Chinese players, thus he is sometimes called Emperor in Japan! In the first place, development of Dignics 09C was involved deeply with Timo Boll for very long span as 7 years. Timo Boll said “I would like to play with rubbers such like Dignics 09C for several years”! His comment makes every player get interested in Dignics 09C. From end of March on 2020, sale of Dignics 09C was started, then lots of reviews were outgoing through the world.
Moreover, Dimitrij Ovtcharov, a top player from Germany, also started to use Dignics 09C on his fore side rubber after surprising contract with Butterfly in January on 2020. Immediately after change into Dignics 09C, He won Fan Zhendong, Chinese top young player in the world tour! Then, Butterfly also delivered on You Tube to promote that ‘His victory was thanks to Dignics 09C!’ This promotion was maybe succeeded in.
Key phrase of Dignics 09C is “Rubber that overcomes contradictions is strong”. What is contradictions? Probably, Dignics 09C shows obtaining speed and bounce such as spin type tension rubber, however, obtaining high operability and make stop on near net and table such as tacky type rubber!

Public Properties of Dignics 09C

Butterfly publicly shows spin and speed properties of every rubbers. In this properties, Dignics 09C possesses the same level of speed to Tenergy 05, and the highest level of spin property transcending more than Dignics 05. Dignics 09C shows the highest spin property overcoming than Dignics 05, thus naturally expecting to use, I guess!
Butterfly also makes to promote Dignics 09C shows good affinity with outer special fiber and/or carbon type blades. katsuo000 mainly uses Zhang Jike ZLC, a outer zylon carbon blade, therefore, expecting Dignics 09C. For the first time, katsuo000 reserved to purchase Dignics 09C!

Paste and Weight of Dignics 09C

Weight of Dignics 09C (extra thick) was about 50 g. This weight was similar to Tenergy 05 Hard. One of characteristics of Butterfly’s rubbers is that overall rubbers shows high performance and light. Thus, Dignics 09C is heavy type rubber in the Butterfly.

Dignics 09C(ディグニクス09C)
 Tacky High Tension Rubber
・Sponge thickness: Thick (1.9 mm), Extra thick (2.1 mm)
・Spin: 13.0
・Speed: 13.0
・Sponge stifness: 44
・Price: open price (9,800 yen + tax)
・78 g (before cut) → 50 g (after cut paste to Zhang Jike ZLC)

Three Points of Dignics 09C

Tacky Tension Type Infinitely close to Spin Tension Type

katsuo000 felt Dignics 09C was finely soft and Tacky Tension Type Rubber which infinitely close to Spin Tension Type rubber. katsuo000 also felt Dignics 09C designed as almost Spin Tension rubber with minimal tacky property. Genuine Players using with Chinese Tacky rubbers such as Hurricane (Double Happiness Shanghai, DHS) maybe feel pros and cons.

Personal impression, katsuo000 felt Tenergy 05 Hard was more Tacky type rubber than Dignics 09C. Therefore, I recommend to use Dignics 09C as not Tacky Tension Type rubber but High Spec Spin Tension Type rubber. Of course, Dignics 09C possesses ease to stop near net and bench, and to screw speed drive in the table with strong arc line even hitting under the table and/or after vertex.

Ballistic of Drive by Dignics 09C is the most Soaring Up and Down in Dignics series!

Certainly, possessing 13 point, the highest spin property in the Butterfly rubbers, drive by Dignics 09C is amazing awesome! During drive-drive rally, a top spin drive with Dignics 09C catching deeply to hit can be letting ballistic soaring up and down amazingly! I also infrequently feel ballistic of a top spin drive soaring up and down with Tenergy 05. But, the soaring ballistic of a top spin drive with Dignics 05 is more remarkable, and the ballistic with Dignics 09C is more amazing and splendid! This soaring ballistic of a top spin drive is one of big characteristics with Dignics and Tenergy series! On the other hand, Hurricane, the most famous Chinese rubber, shows ballistic of a top spin drive sinking down. Dignics 09C showed a similar type with Tenergy and Dignics series, the top of spin tension type rubbers. Therefore, katsuo000 felt Dignics 09C is just spin tension type rubber!

Easier to control than Dignics 05!

Pimples of Dignics 09C‘s sheet are separated far, thus, during hitting a ball, Dignics 09C seems soft rubber. Therefore, Dignics 09C is easier to control than Dignics 05! katsuo000 felt Dignics 80 is easy to control, similarly, Dignics 09C is also evaluated good by lots of players. katsuo000 recommend to use Dignics 09C a player who wants to convert a spin tension type rubber into a tacky tension type rubber. Dignics 09C shows enough both high bounce/speed and highest level spin with keeping easy to control near net and table. katsuo000 think Dignics 09C is more appropriate rally type players avoiding miss than aggressive players with punching out. If feeling the weight of Dinigcs 09C is not heavy, katsuo000 also recommend to use Dignics 09C your back side rubber.

Review of Every Technique

Fore Hand Series

Light hitting
Comparing to Hurricane NEO III Blue Sponge for Ministry term (Double Happiness Shanghai, DHS), Dignics 09C showed higher bounce and longer flying distance. Hurricane NEO III Blue Sponge is clearly softer than Hurricane NEO III for general use (DHS), but the Hurricane NEO III Blue Sponge shows low bounce shorter distance. Similarly, Spin Art is also showed low bounce and short flying distance. katsuo000 was surprised the high bounce of Dignics 09C! katsuo000 felt that Dignics 09C is infinitely close to Spin Tension Type rubbers. katsuo000 expected Dignics 09C to obtain the same level drive speed to Dignics 05.

Drive during Rally
Drive by Dignics 09C with hitting lightly showed short flying distance and shallow of tables. katsuo000 felt drive of Dignics 09C was the shallowest than drive of Dignics 80, which was shallower than drive of Dignics 05. Speed drive of Dignics 09C was not so fast and not so spin. katsuo000 felt enabling to control spin amount of drive by Dignics 09C. Of course, top spin drive of Dignics 09C with hitting deeply into sponge to draw an arc was amazing soaring up and down. This amazing soaring drive by Dignics 09C was more remarkable than the drive by Dignics 05! Drive of Dignics 09C with hitting deeply showed clearer arc and more stable to bound into table than drive by Dignics 05. Top spin drive by Dignics 09C was amazing spin to make block over mistake. Moreover, low spin drive by Dignics 09C is much effective because of the change of spin amount. katsuo000 felt this change of spin amount was difficult by using Hurricane, because Hurricane is not bounce highly. Honestly talking, speed of the drive by Dignics 09C was not so fast, slower than drive by Tenergy 05. Therefore, katsuo000 felt a better affinity between outer carbon blades with Dignics 09C.

Top Spin Slow Drive against back spin ball
katsuo000 felt easy and stable to hit a top spin drive by Dignics 09C. However, katsuo000 felt Diginics 09C is softer than Dignics 05. Thus, hitting image by Dignics 09C let to feel not so high amount of spin. Probably, the top spin slow drive by Dignics 09C should possess amazing spin amount in fact. Ballistic of top spin slow drive by Dignics 09C tends to high similarly to Dignics 05 and not so sinking.

Speed Drive against back spin ball
katsuo000 also felt easy and stable to hit a speed drive by Dignics 09C. Especially, katsuo000 felt better to hit rising drive by Diginics 09C. Of course, katsuo000 felt good and ease to control a speed drive with hitting after vertex and dropping down under table because Dignics 09C let to draw an arc strongly. This was maybe advantage of Dignics 09C. Moreover, katsuo000 felt hitting points being in front of body. katsuo000 felt swinging to hit not bottom to top, but from back to front!

Block
not so bad

Counter-Drive
katsuo000 felt good controlling. katsuo000 felt Dignics 05 let to enable speed counter-drive, on the other hand, Dignics 09C let to enable counter-drive with overwriting spin.

Stop
katsuo000 felt good controlling to stop! However, katsuo000 felt this good feeling was not by tacky sheet but the stiffness of rubber. Hard rubbers such as Tenergy 05 Hard, Omega VII Tour (XIOM), Omega VII Hyper (XIOM), and Rasanter R53 (andro) also showed controllability of stop. katsuo000 felt similar to the hard rubbers. katsuo000 felt difficulty to stop against short up rotation ball. In fact, up rotation short serve is more effective against Dignics 09C user.

Push
katsuo000 felt good controlling to push with side courses! Trying more spin amount is not so easy because Dignics 09C let to feel soft.

Flick
katsuo000 felt good controlling to flick with up rotation! Even with soft touch, drive spin could be obtained automatically.

Serves
Strong spin amount! Especially latsuo000 felt more spin with reverse side back spin by hook type than that of Dignics 05.

Back Hand Series

Light hitting
katsuo000 felt stronger arc with Dignics 09C than other rubbers such as Spin Art and Dignics 05. Moreover, katsuo000 felt Dignics 09C is infinitely close to spin tension type rubber.

Drive during Rally
Comparing to Tenrgy 05 Hard, a drive by Dignics 09C is deeper landing on the table.

Top Spin Slow Drive against back spin ball
katsuo000 felt lots of over mistake. Thus katsuo000 recommended to hit top of ball with swinging horizontally.

Speed Drive against back spin ball
katsuo000 also felt easy and stable to hit a speed drive by Dignics 09C. Especially, katsuo000 felt illusion that back hand technique is suddenly growing up by Dignics 09C!

Block
Very good. katsuo000 didn’t felt such as drop down when using tacky rubber. Moreover, katsuo000 felt good gripping. I loved it.

Counter-Drive
By back hand, counter-drive with dropping down vertex is difficult. Thus, katsuo000 felt no good and the similar level to Dignics 05. Counter-drive with Dignics 05 was more liner than that of Dignics 09C.

Stop
not so good. katsuo000 felt difficult with soft rubbers.

Push
Good. However, katsuo000 felt no characteristic with Dignics 09C.

Chiquita
katsuo000 felt over mistakes. katsuo000 felt Dignics 09C soft, thus feeling not so good.

Comparing to other rubbers (Personal Impressions)

Spin Performance
Dignics 09CDignics 05 > Dignics 80 > Tenergy 05

Speed
Dignics 05 > Dignics 09C > Spin Art (end of sale)

Enabling to make Arc
Dignics 09C > Dignics 05 > Tenergy 05

Control of Forehand Counter-Drive
Dignics 09C > Dignics 05

Control of Backhand Counter-Drive
Dignics 05 = Diginics 09C

Heaviness of Drive
Hurricane NEO III Blue Sponge for Ministry Term > Dignics 09CDignics 05

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