2022年 XIOM卓球用具カタログ

カルデラノのXIOM!

 XIOMといえば、世界のトッププレイヤーで最速の両ハンドドライブとオールラウンダー、カルデラノ選手が契約するメーカーになりますね。ラバーの種類が豊富で1枚は好みだったり使いたいと感じるラバーがあるのではないでしょうか。初-中級者層向けのVega(ヴェガ)シリーズから、トップ選手向けのOmega(オメガ)シリーズまで、硬度含めてかなり選択の幅は広いです。
 XIOMの2022年新作ラバーは、JEKYLL&HYDE(ジキルとハイド)になりますね!

2022年の新商品!

Jekyll & Hyde(ジキルとハイド)シリーズ

2 in 1 氷と炎の融合!

XIOM2022年カタログより

 XIOMのホームページには、あまり情報はないのですが、パンフレットには合計6種類のジキルとハイドシリーズのラバーが新発売されることが書いてあります。コンセプトはDignics 09C(ディグニクス09C)のキーフレーズ「粘着と弾みの両立」と似ていて、台上は止まるのに弾む、ということをコンセプトにしたラバーのようです。

Jekyll & Hyde H52.5

中国式粘着トップシート搭載の二面性

 ボールをキャッチする感覚と圧力のある攻撃という、相反する二面性を同居させることに成功したハイブリッドラバー。中国ラバーに近い最新型の粘着性トップシートが確実で強烈なスピンを生み出し、エネルギーに満ちた高硬度スポンジがうねるような弾道でド迫力のドライブを発射させる。一度体感したら、病みつきだ。

スピード: 13.5    
スピン: 15.5

Made in Germany
硬度: 52.5
価格: 6,500円 + 税

XIOM2022年カタログより

 自分が気になるのは、このH52.5でしょうか。粘着シートを組み合わせたということで、Omega VII China Ying(オメガVIIチャイナ影)とどのように異なるのか気になります。チャイナ影と比較すると硬度は柔らかく、回転性能もチャイナ影の方が上となる公表性能値になりますね。

https://amzn.to/3tZnyKI

Jekyll & Hyde X47.5

ミート力とスピン力の双方をMAX強化

 ボールをたたくミート系打法による垂直方向への飛び出しの速さと、ボールをこするスピン系打法による水平方向への牽引力と回転量ーその相反する双方向の要素を極限レベルにまで強化したモンスターラバー。スマッシュとドライブを使い分けて戦いたいプレーヤーにとって最高の相棒となる。

スピード: 14.5    
スピン: 14.0

Made in Germany
硬度: 47.5
価格: 7,000円 + 税

XIOM2022年カタログより

Jekyll & Hyde X50.0

 「ミート力とスピン力の双方をMAX強化」のXシリーズを硬くしたのが、X50のようです。フレーズからスピード系のラバーのようです。

Jekyll & Hyde V47.5

超特急の引っかかりの中に潜む高反発力

 ボールを最高のパワーで引っかけて猛烈な回転を作りたいーそんなプレーヤーの願いをいとも簡単に実現してくれるスピンモンスター。ボールとの接触時間が長いから、どんな状況でも確実な回転をかけることが可能。しかも、スピードを出したい時には自在に出せる。超回転と不意打ちの速球。

スピード: 13.5    
スピン: 14.0

カラーラバー: マゼンタ
Made in Germany
硬度: 52.5
価格: 6,500円 + 税

XIOM2022年カタログより
https://amzn.to/3DwVhy6

Jekyll & Hyde V52.5

Jekyll & Hyde Z52.5

世界代表クラスラバーの一般普及モデル

 世界トップレベルで活躍すいる選手が使っている用具を、一般レベルの自分も使えないだろうかーそうした市民プレーヤーの願いをかなえた夢のラバー。元々は少数生産しかできなかったアイテムだが、技術革新が問題を解決。最上級のスピンとスピードが、より多くの人の手に届くようになった。

スピード: 16.5    
スピン: 16.0

Made in Germany
硬度: 52.5
価格: 9,800円 + 税

XIOM2022年カタログより

 Omega VII Tour iシリーズと同様にプロモデルという立ち位置のラバーも発売されるようですね。値段は強気の9,800円+税。公表性能値も抜群に高いですが、値段がやや高すぎるのは覆せないように思います。

An Jaehyun TMXi(アン・ジェヒョンTMXi)

 安宰賢(アン・ジェヒョン)選手は世界選手権2019で、張本選手に土をつけた選手ですね。フォアに粘着ラバーをバックにエクシオンのオメガなどを使用しているようです。韓国の最近のトップ選手は中国選手を応用にフォアに粘着ラバーを使用する選手が増えましたが、このアンジェヒュン選手もフォアハンドのカウンタードライブが強烈な選手です。フットワーク能力が高くかなりオールフォアで動き回る選手ですね。もちろん、バックハンドもふれば強烈です。そんなアンジェヒュン選手が使用するモデルとして、TMX(トライメトリックス)というアクシリウムとセフィリウムとカーボンの3つを編み込んだ特殊素材カーボンをインナーに配したラケットの発売です。ブレード厚さは5.7 mmとInner Force Layer ZLC(インナーフォースレイヤーZLC)と同じ厚さで、近い打球感ではないかと想像しています。値段も同じくらいの価格ですね。

36.5 ALXi(36.5 ALXi)

 既に発売されている、36.5 ALXのインナーバージョンのラケットが、こちらの36.5 ALXiになりますね。ブレード厚さが5.7 mmということで、薄いです。アン・ジェヒョンTMXiとどう異なるのか、不明でこのあたり、是非メーカーさんから説明が戴きたいラケットです。

ラバー比較表

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