2023/6/7 雑感 Blade (ラケット)考

Outer (アウター) か Inner (インナー)か

 近年の流行りは明らかにInner (インナー)ですよね。自分自身も安定感、球持ちを考慮するとスピードのOuter Carbon (アウターカーボン)よりもInner Carbon (インナーカーボン)志向になりました。自分なりに感じるInner Carbon (インナーカーボン)ラケットのメリット、デメリットは以下になります。

Inner Carbon (インナーカーボン)のメリット
・要は木材系ラケットとカーボン系ラケットのいいところどり!
・ボールが持てる!もっと具体的に言うと、インパクトが弱くてもボールを持って回転をかけることができる!
・ハードにぶつけた時にカーボンらしい威力を出せる!
・木材系ラケットよりもボールは押されにくい!カーボンが入っている分、手への響きが弱い!
・木材系ラケットのように止めるブロックが出る!相手がラリータイプの時は、下がりっぱなしではなく前にも動かすことが出来る!

Inner Carbon (インナーカーボン)のデメリット
・中陣よりも後ろに下がると、アウターカーボンよりも威力を出しにくい。アウターカーボンと比べるとやはりスピードは劣る。
・木材系ラケットと比較するとやはり弾むので、繊細なプレイは難しい。
・木材系ラケット特有の球のばらつきは小さい。カーボンによってボールが揃いやすい。
・中陣からだとバックハンドのミート打ちにはパワーが必要。
・ボールを持つ分、伸ばすブロックをしないとボールが止まるのでチャンスボールになりやすい。

ラバーの弾みと体幹を使った打ち方をすることでスピードと威力は補えると考えると、Inner Carbon (インナーカーボン)ラケットの方がバランスが取れていると考えて、現在はメインで使用しています。ただし、Inner Carbon (インナーカーボン)の中でも上板が硬めのTornado King Power (トルネードキングパワー)なのでややアウターカーボンよりだとは思いますね。上板が硬いのが好みで、なんだかんだこのラケットをメインに使用していますね。このラケットはいいですよ~!Nittaku (ニッタク)さん、なぜ廃盤にしたの~!?

ブレード面積について

 最近流行りは、Inner Carbon (インナーカーボン)ラケットで、ブレード面積、152 × 158 mmと広くした仕様が流行りですよね。Harimoto Tomokazu Innerforce (張本智和インナーフォース)シリーズはすべて、ブレード面積が広い152 × 158 mmになっています。このブレード面積、巷ではさらなる球持ちと威力が出せるということで非常に好評のようですが、自分はこのブレード面積はかなり苦手だと感じており、トライしましたが現在は諦めました。152 × 158 mmのInner Carbon (インナーカーボン)ラケットとしてkatsuo000が使用したのは、Virtuoso AC (ヴィルトーソAC)Hurricane Long V (キョウヒョウ龍5)になります。何度使っても小回りの悪さが目立って試合では入ると思ったボールが入らなかったり、オーバーミスしたり、思ったより棒球だったり、と使いこなせないなーと感じました。特によくないのがバックハンドで、重さを感じてしまいます。もちろんいいところもあって、ラケット全体が重くなるので、相手のボールに対し押されにくくなってよりブロックが良く泊まるようになった気がしました。一方で自分から打ちに行くと安定しなくてイライラしましたね。ブレード面積150 × 157 mmのメリット・デメリットは次のようになるのではないかと思います。

150 × 157 mmのメリット
・小回りが利く!切り返しや台上などやりやすいし、面が出やすい!
・スイングが振りぬきやすい!特にバックハンド主戦型はやはり150 × 157 mmが好みだと思う!
・ラケットが軽くなりやすい (152 × 158 mmと比較して面積がせまいのでラバーの面積も少なくなる)

150 × 157 mmのデメリット
・152 × 158 mmのラケットよりも響くので、相手のボールの影響を受けやすい。
・ブレード面積が狭い分、152 × 158 mmよりもやや相手のボールに押されやすくてブロックが難しい。
・下がった時、遠心力が弱い分、威力不足を感じやすい。152 × 158 mmの方が遠心力を利用した威力を出しやすい!

 最近は流行りの152 × 158 mm仕様は注目だったのですが、個人的にはダメでしたね。そこで注目していて購入もかなり本格的に考えていた2023年の新商品をいったん取りやめることにしました。
 ・Synteliac VCI (シンテリアックVCI) (andro)
 ・Libra (リブラ) (TIBHAR)
 ・SOTEN (蒼天) (Nittaku)
 (・Hina Hayata H2 (早田ひなH2) (Nittaku) 2023年春発売ではないが。)
この3本はマジでほしいと思っておりました。でも今は自分にはあわないだろうと結論づけてしまっております。でもTornado King Power (トルネードキングパワー)は廃盤で、ガチで試打するときには貼り換えを要し面倒だったりします。上板硬めのInner Carbon (インナーカーボン)ラケットで、ブレード面積は広くないものはないかなーと思っていたら、候補が出てきました。それはYasaka (ヤサカ)さんのMa Lin Carbon (馬林カーボン)とMa Lin Hard Carbon (馬林ハードカーボン)になりますね!まずは一番硬いであろう、Ma Lin Hard Carbon (馬林ハードカーボン)を試してみようと思っています。Tornado King Power (トルネードキングパワー)と比較すると、板厚は0.1 mm厚い5.8 mm、ブレード横幅が1 mm長い151 mmですが、良い感じであれば、そのままMa Lin Hard Carbon (馬林ハードカーボン)をメインにしていこうかなーなんて考えたりしていますね。上板にウエンジ材という高級家具にも使われるかなり硬そうな木材を仕様しているということなので、使いこなせるかどうか、不安な部分もありますが楽しみですねー。ダメならもう少しマイルドになりそうなMa Lin Carbon (馬林カーボン)を試してみようかなーと思ってます。

気になっているラケットたちの仕様比較
 ・Tornado King Power (トルネードキングパワー): 5.7 mm、150 mm × 157 mm、ACカーボン
 ・Ma Lin Hard Carbon (馬林ハードカーボン): 5.8 mm、151 mm × 157 mm、カーボン
 ・Ma Lin Carbon (馬林カーボン): 5.7 mm、151 mm × 157 mm、カーボン
 ・Sweden EK Carbon (スウェーデンEKカーボン): 5.5 mm、151 mm × 157 mm、カーボン

Tornado King Power (トルネードキングパワー)は実はハードだけど、板薄なのでしなるんですよね。このしなりが得手不得手を作るとは思うのですが、個人的には好きです。Ma Lin Hard Carbon (馬林ハードカーボン)を試して硬いなら、続けてMa Lin Carbon (馬林カーボン)を試していこうと思ってます。どれも10,000円以下で購入できるのでなかなかいい候補だなーと感じているところですね。

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