卓球王国 2021年11月号 -その3-

ベストギア・オブ・ザ・イヤー2021

 前回はラケットでした。今回はラバーです。こちらも選ぶことが難しいですね~。結果が楽しみです!

裏ソフトラバー

・Rasanter R45(ラザンターR45) / andro(アンドロ)
  Spin:123、 Speed:117、 Control:91  6,500円 + 税

 まだ試打できていませんが、相変わらず評判はいいみたいですね。シートが硬めということは拝聴しているのですが、実際に試して確認したいです。ディグ05がオメガVIIチャイナのせいでまだ硬くなったので、試してみるかもですね。

・Triple Double Extra(トリプルダブルエキストラ) / VICTAS(ヴィクタス)
  弧線の高さ:9.4、 Speed:6.2、 スポンジ硬度:57.5±3(ドイツ基準)  5,200円 + 税

 こちらは丹羽選手が使用していましたが、オリンピックでは戻したようですね。話題も評判も良かったですがトップ選手が変えて結果が出てこない、というのが少し目立っている印象があります。それでも一般層では使用者をよくみかける良いラバーのようですね。

・Omega VII Tour i 50(オメガVIIツアーi50) / XIOM(エクシオン)
  Spin:16.0、 Speed:16.5、 Sponge硬度:50.0  10,600円 + 税
・Omega VII Tour i 48(オメガVIIツアーi48) / XIOM(エクシオン)
  Spin:16.0、 Speed:16.0、 Sponge硬度:48.0  10,600円 + 税
 卓球王国ゆうさんの紹介動画(その価格、11,660円!オメガ7ツアーiを打ってみる)↓
  :   https://www.youtube.com/watch?v=xUf7PKIW0LE

 こちらも話題になっていますね。ラリー重視で期待値に対する満足度は小さいようにも聞きます。まずは重さが気になりますね。軽くなって性能は変わらないならありといえばありだと思いますが。。。

・DNA Platinum XH(DNAプラチナXH) / STIGA(スティガ)
  Spin:140、 Speed:168、 Control:72、 Sponge硬度:52.5°  8,000円 + 税
   ラバー重量:53 g
   shore a (sheet):33.3、 shore a (sponge):28.3
   shore c (sheet):45.4、 shore c (sponge):44.6
   https://katsuo000.com/review_dna_platinum_xh/
 卓球王国ゆうさんの紹介動画 ↓
  :   https://www.youtube.com/watch?v=QUYzcj40W34

 このラバーは非常に良かったですね!最近もテナジー05を使っている方に薦めてしまいました。ちょっと重たくなったテナジー05だと思います。くい込みが良いのである意味テナジー05以上に扱いやすいかも。ごぶりんずのヤンマさんも絶賛されていましたね。自分もドイツの進化型ポストテナジーラバー群の中で安定を求めて使うならこのラバーです。R53と迷いどころで、バックにプラチナのXHかHで、フォアにR53とかかなり好みですね!

・DNA DRAGON GRIP(DNAドラゴングリップ) / STIGA(スティガ)
  Spin:146、 Speed:132、 Control:80、 Sponge硬度:55.0°  6,600円 + 税

 こちらも評判ですね!今年の粘着も横並び比較したいです。DNAプラチナXHが非常に良かったので、結構期待値高いです。ライゼンZGRに近いイメージなのですがね。年内には試打したいな~。

・Blue Grip C1(ブルーグリップC1) / DONIC(ドニック)
  Spin:11++、 Speed:11、 Control:5、 Sponge硬度:60°  Open(5,000円前後)

 こちらは多分次くらいには試打すると思います。ザーシーさんのレビューを拝見するかぎり、オメガVIIチャイナ影よりは使いやすい、ということなので気になりますね~。ドニックさんは尖っているというよりは、扱いやすさの中に特徴とコスパを出してきてくれるので素敵なブランドです。あと愛工大名電の鈴木颯選手がドニック用具ユーザーです。今後全日本ランカーに入ってくれば注目度が上がるかもしれませんね。

・Fastarc G-1 Max (ファスタークG-1 Max) / Nittaku(ニッタク)
  Spin:12.50、 Speed:15.00、 スポンジ硬度:37.5(ドイツ基準47.5)  6,000円 + 税
・Hurricane III National Blue (キョウヒョウIII国狂ブルー) / Nittaku(ニッタク)
  Spin:15.00、 Speed:14.75、 スポンジ硬度:42.5  15,000円 + 税

 ニッタクは上位にくい込んできそうですね!というのは日本一売れているラバー、G-1のマックスと国狂ブルーですもん。国狂ブルーはついに正規ルートで購入できる中国トップ選手が使用するラバーになります。やっと出た。でもこの値段、ということで、購入していない人でも票を入れそうです。笑

・Tenergy 19(テナジー19) / Butterfly(バタフライ)
  Spin:11.70、 Speed:13.20、 スポンジ硬度:36(Butterfly基準)  8,900円 + 税
   ラバー重量:47 g
   shore a (sheet):32.1、 shore a (sponge):25.8
   shore c (shhet):41.6、 shore c (sponge):40.9
   https://katsuo000.com/review_tenergy_19/

 例年、話題を生みまくるバタフライさん。今年のテナジー19はやや話題性は乏しかったかもしれません。運よくいち早く試打できて、レビューも書かせていただきました。どちらかというと中学生やジュニア選手に向いていると思いますね。ぶつけるよりもくい込ませて打球する選手に向いていると思います。くい込ませて打てた時の弾道は、テナジー05以上に伸びやかになりやすい印象がありますね。(トップ選手は05でもくい込ませて扱えるから、19じゃ物足りないのかもしれませんが。)

・Rhyzen ZGR(ライゼンZGR) / Joola(ヨーラ)
  Spin:11.0、 Speed:8.5、 Accuracy:8.5  6,300円 + 税
   ラバー重量:53 g
   shore a (sheet):32.3、 shore a (sponge):28.4
   shore c (shhet):47.3、 shore c (sponge):45.6
   https://katsuo000.com/review_rhyzen_zgr/

 ヨーラさんのライゼンZGR、かなり良かったです。少し硬くて重いですが、テナジー05なみの回転量と何より扱いやすさがありました。ボールもしっかり粘着らしさがあると言われました。ハイブリッドK3に近いのではないかと想像してます。

 ぶっちゃけ、テナジー05なみに、使えて、スピードも回転もかかって、値段も安いラバーがドイツから大量に発売されている状況ですね。技術の進歩は凄いですね。テナジー05の良さは理解しますが、値段がどうしても高いので、契約選手以外は手を出しづらい。DNAプラチナシリーズはあきらかに、テナジー05を意識したラバーというか似せてきたラバーだと思われます。しかも硬度は4種類から選べるので、一般層は選択肢が広がって嬉しいと思いますね。試打したラバーへ投票したくなるのですが、katsuo000が選ぶとしたら、DNAプラチナXHが一番です!次点でライゼンZGRでしょうか。

 最後にベストギアオブザイヤーは、車のカーオブザイヤーなどと似ていて、各ブランドのその年の頑張りを讃える部分もあると思います。ベストギアオブザイヤーで一番を取ったから、性能が高い、は成立しません!このランキング上位に入る用具は、一般層含め使用者が多い=マジョリティーと考えた方が良いでしょう。

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