祝! 水谷&伊藤!混合ダブルス金メダル!!! 2021/7/26

オリンピック新競技混合ダブルスで金!

 きた〜〜〜〜〜!!!!やりましたね!水谷隼選手と伊藤美誠選手がやってくれましたよ!倉嶋監督も泣いちゃったよ〜。この2人だから取れた金メダルではないかと思いました!2人ともあのエグい許昕選手のドライブをこれでもかと打ち返してくれてました!見ていて気持ちの良い卓球でしたね!感情的になっている水谷選手がまた良かったですね!リアルタイムで見れて本当に良かったです!水谷選手、伊藤選手、どうもありがと〜!
 7/25(日)のお昼には、「競泳の大橋さんの金メダルが見たかったんだけど!?」と妻に怒られながら、ドイツのフランチスカ&Pソルヤペアに追い込まれました。セットオール3-3で、2-9から逆転しましたからね。「メダル候補じゃないの?」とまで妻に言われはしましたが、最後の最後はちゃんと金メダルですよ!これがキング水谷と美誠ちゃんですよ!良かった〜!!!1988年ソウルオリンピックから、33年、悲願の日本卓球界、オリンピック初金メダルでした!感動をありがとう〜!

表彰式、そして君が代

 やばいっすね。思わず涙腺が緩みそうになりました。

 もう言葉はいらないですね。本当におめでとうございます!感動をありがとう!そして、伊藤美誠選手は、明日からのシングルス、頑張ってください!!!

各メーカーのハイエンドラバーの比較 硬度編 shore c

横並びで比較!

 今回はラバー硬度になります。卓球専門店では、ラバー硬度を硬度計で計測して販売していることもあるそうです。硬度計で比較したデータを、今回ドンと比較できるように並べてみましたので、ご参考いただければと思います。
 shore c(シート側)での比較になります。これがほぼほぼ、ラバー単体の硬度として扱って問題ないと思いますね。この値で確認することでラバーは硬いのか、柔らかいのか、他社メーカーとも比較になるでしょう。もちろん、個体差があるでしょうが、1つの指標としてご参考いただければ幸いです。m (_ _)m

 どんと、今手元にあるデータを硬い順に並べました。ご確認ください!

テナジー05よりも硬いラバー

テナジー05よりも柔らかいラバー

2022年よりも前のデータ↓

棒グラフ

 ブランドごとに、棒グラフにしてみました。そして、ワールドスタンダード、Tenergy 05を比較としています。イメージしやすいのではないでしょうか。

 shore cは上述のとおり、ラバー全体の硬さに対応していると思っています。この値は扱いやすさに対応しやすいとkatsuo000は考えておりますので、硬いラバーほど扱いにくく、柔らかいラバーほど扱いやすい、という理解で間違いないと考えてます。また扱いにくいラバー≒回転性能のMax値の高いラバーともいえるのではないかと思いますので、最大限使いこなせた時の性能は高いと想像します。

 Butterfly(バタフライ)さんのラバーを比較すると、ディグニクスシリーズは全てテナジー05を上回る硬さであることがわかりますね。これはテナジー05ハードを加えても硬いんですね。またロゼナよりもテナジー05FXが柔らかいのもわかりやすいですね。テナジー19はロゼナと同じくらいの硬さになっているということは、それだけシートがくい込みやすい、扱いやすいラバーと言えるのでしょう。

 Butterfly(バタフライ)さんのラバーを比較すると、ディグニクスシリーズは全てテナジー05を上回る硬さであることがわかりますね。これはテナジー05ハードを加えても硬いんですね。またロゼナよりもテナジー05FXが柔らかいのもわかりやすいですね。テナジー19はロゼナと同じくらいの硬さになっているということは、それだけシートがくい込みやすい、扱いやすいラバーと言えるのでしょう。

 テナジー05と比較すると、各社のラバーは柔らかいことが今回わかりました。その分、扱いやすくて試合では勝ちやすいラバーなのかもしれませんね。

 テナジー05と比較して、ラザンターR53やラザンターR50は硬いですので、その回転性能は扱い切れれば非常に高い性能ではないかと思います。これは、R53のレビューでも触れていましたが、客観的な数値からもこれを示唆してくれたように思いました。逆に、R48やR47はかなり柔らかい部類にもなります。それでも回転性能は高いと感じやすかったので、このR48とR47は回転性能の高さの点で優秀と考えた方が良さそうですね。特にR48はR47よりも柔らかい値になっているところが面白いですね。シートの厚さやシートの粒形状によるものと思われます。最大の回転量はもしかしたらR47やR50の方がすごいのかもしれません。

 DONICのブルー系のラバーおよびヨーラのラバーは非常に扱いやすさを感じました。硬さの比較で、テナジー05よりも柔らかい結果は合点がいきましたね。性能は低いわけではないので、テナジー05があわないと感じるのであれば、上記のようなラバーへ変更するのもありなのかもしれません。

 juicのラバーの最新作、Target Pro XDシリーズは入れることができていませんが、やや古いターゲットプロシリーズは扱いやすい分、思ったより回転性能が低いと感じていましたので、今回の結果も納得でした。

 TIBHARさんのEvolutionシリーズは、MX-Dをいれることができていませんが、やはりMX-P50°とMX-Sが硬いのは想像通りでした。

2020東京オリンピック 出場選手用具

男子シングルス

第1~4シード

第1シード / オリンピックランキング1位 Fan Zhendong(樊振東)選手、China(中国)
 Blade: Viscaria(ビスカリア)(Grip: Infinity VPS V)
 F: Hurricane NEO III National Term Blue Sponge
   (キョウヒョウNEO3国チーム用ブルースポンジ)、2.1 mm、41.5°
 B: Dignics 05(ディグニクス05)

第2シード / オリンピックランキング3位 Ma Long(馬龍)選手、China(中国)
 Blade: Hurricane Long V W968(キョウヒョウ龍5 W968)
 F: Hurricane NEO III National Term Blue Sponge
   (キョウヒョウNEO3国チーム用ブルースポンジ)、2.1 mm、42.0°
 B:  Hurricane NEO III National Term Blue Sponge
   (キョウヒョウNEO3国チーム用ブルースポンジ)、2.1 mm、37.0°

第3シード / オリンピックランキング4位 Harimoto Tomokazu(張本智和)選手、Japan(日本)
 Blade: Harimoto Tomokazu Inner Force ALC(張本智和インナーフォースALC)
 F:  Dignics 05(ディグニクス05)
 B:  Dignics 05(ディグニクス05)

第4シード / オリンピックランキング6位 Hugo Calderano(ウーゴ・カルデラノ)選手、Brazil(ブラジル)
 Blade: HUGO HYPER AXYLIUM(ウーゴハイパーアクシリウム)
 F: Omega VII Tour i(オメガツアーi)
 B: Omega VII Tour i(オメガツアーi)

第5~8シード

第5シード / オリンピックランキング7位 Lin Yun-Ju(林昀儒)選手、Taiwan(台湾 / 中華台北)
 Blade: Lin Yun-Ju Super ZLC(林昀儒SZLC)
 F: Tenergy 05 Hard(テナジー05ハード)
 B: Dignics 05(ディグニクス05)

第6シード / オリンピックランキング8位 Mattias Falck(マティア・スファルク)選手、Sweden(スウェーデン)
 Blade: Ma Lin Soft Carbon(馬琳ソフトカーボン)
 F: Rakza PO(ラクザPO)
 B: Rakza X(ラクザX)

第7シード / オリンピックランキング10位 Ovtcharov Dimitrij(オフチャロフ)選手、Germany(ドイツ)
 Blade: Dimitrij Ovtchrov Inner Force ALC(オフチャロフインナーフォースALC)
 F: Dignics 09C(ディグニクス09C)
 B: Dignics 05(ディグニクス05)

第8シード / オリンピックランキング11位 Timo Boll(ティモ・ボル)選手、Germany(ドイツ)
 Blade: Primorac Carbon(プリモラッツカーボン)
 F: Dignics 09C(ディグニクス09C)
 B: Dignics 09C(ディグニクス09C)

第9~16シード

第9シード / オリンピックランキング12位 Jang Woo Jin(張禹珍)選手、Koria(韓国)
 Blade: Hurricane Long V(キョウヒョウ龍V)
 F: Hurricane III Blue Sponge(キョウヒョウ3ブルースポンジ)
 B: V>15 Extra(V>15エキストラ)

第10シード / オリンピックランキング13位 Jeoung Young-sik(鄭栄植)選手、 Koria(韓国)
 Blade: Ice Cream AZXi(アイスクリームAZXi)
 F: Hurricane III Blue Sponge(キョウヒョウ3ブルースポンジ)
 B: Omega VII Tour i(オメガ7ツアーi)

第11シード / オリンピックランキング15位 Liam Pitchford(リアム・ピッチフォード)選手、England(イングランド)
 Blade: Liam Pitchford(リアムピッチフォード)
 F: V>15 Extra(V>15エキストラ)
 B: V>15 Extra(V>15エキストラ)

第12シード / オリンピックランキング16位 Koki Niwa(丹羽孝希)選手、Japan(日本)
 Blade: Koki Niwa Wood(丹羽孝希ウッド)
 F: V>15 Extra(V>15エキストラ)
 B: V>15 Extra(V>15エキストラ)

第13シード / オリンピックランキング19位 Wong Chun Ting(黄鎮廷)選手、Hong Kong(香港)
 Blade: Zhang Jike ALC(張継科ALC)(中国式グリップ)
 F: Dignics 09C(ディグニクス09C)
 B: Tenergy 05 Hard(テナジー05ハード)

第14シード / オリンピックランキング20位 Simon Gauzy(シモン・ゴーズィ)選手、 France(フランス)
 Blade: Gauzy SL OFF(ゴーズィーエスエルオフ)
 F: Rasanter R53(ラザンターR53)
 B: Rasanter R53(ラザンターR53)

第15シード / オリンピックランキング20位 Quadri Aruna(クアドリ・アルナ)選手、Federal Republic of Nigeria(ナイジェリア)
 Blade: Aruna Hinoki Carbon OFF(アルナヒノキカーボンオフ)
 F: NEXXUS EL PRO53(ネクサスELプロ53)
 B: NEXXUS EL PRO53(ネクサスELプロ53)

第16シード / オリンピックランキング24位 Marcos Freitas(フレイタス)選手、Portugal(ポルトガル)
 Blade:  Marcos Freitas ALC(フレイタスALC)
 F: Dignics 09C(ディグニクス09C)
 B: Dignics 05(ディグニクス05)

女子シングルス

第1~4シード

第1シード / オリンピックランキング1位 Chen Meng(陳夢)選手、China(中国)
 Blade: Carbonado 45(カーボネード45)
 F: Hurricane NEO III National Term Blue Sponge
   (キョウヒョウNEO3国チーム用ブルースポンジ)、2.1 mm、39.5°
 B: Hurricane 8 National Term Orange Sponge
   (キョウヒョウ8国チーム用オレンジスポンジ)、2.1 mm、37.0°

第2シード / オリンピックランキング2位 Sun Yingsha(孫穎莎)選手、China(中国)
 Blade:  Carbonado 45(カーボネード45)
 F: Hurricane NEO III National Term Blue Sponge
   (キョウヒョウNEO3国チーム用ブルースポンジ)
 B: Hurricane NEO III National Term
   (キョウヒョウNEO3国チーム用)

第3シード / オリンピックランキング3位 Mima Ito(伊藤美誠)選手、Japan(日本)
 Blade: Mima Ito Carbon(伊藤美誠カーボン)
 F:  Fastarc G-1(ファスタークG-1)、特注50°
 B:  Moristo SP(モリストSP) 、厚

第4シード / オリンピックランキング8位 Cheng I-Ching(鄭怡静)選手、 Taiwan(台湾 / 中華台北)
 Blade: Arylate Carbon(アリレートカーボン特注)
 F: Dignics 05(ディグニクス05)
 B: Tenergy 05 Hard(テナジー5ハード)

第5~8シード

第5シード / オリンピックランキング9位 Kasumi Ishikawa(石川佳純)選手、Japan(日本)
 Blade: 張継科ALC(非公開ということからただのALCではない?)
 F: Hurricane III National Rubber Blue Sponge(キョウヒョウ3国狂ブルー)
 B: Tenergy 05(テナジー05)

第6シード / オリンピックランキング11位 Feng Tianwei(馮天薇)選手、Singapore(シンガポール)
 Blade: Hurricane Long V(キョウヒョウ龍V)
 F:  Hurricane NEO III Blue Sponge
   (キョウヒョウNEO3ブルースポンジ)
 B:  Hurricane III(キョウヒョウ3)

第7シード / オリンピックランキング14位 Jeon Jihee(田志希)選手、Koria(韓国)
 Blade: Viscaria(ビスカリア)
 F:  Hurricane NEO III Blue Sponge
   (キョウヒョウNEO3ブルースポンジ)
 B: Tenergy 05(テナジー05)

第8シード / オリンピックランキング15位 Doo Hoi Kem(杜凱琹)選手、Hong Kong(香港)
 Blade: Infinity VPS V(インフィニティVPS V)
 F: Hurricane III(キョウヒョウ3)
 B: Hurricane III(キョウヒョウ3)

第9~16シード

第9シード / オリンピックランキング16位 Adriana DIAZ(ディアス)選手、Estado Libre Asociado de Puerto Rico(プエルトルコ)
 Blade: Zhang Jike Super ZLC(張継科SZLC)
 F: Dignics 09C(ディグニクス09C)
 B: Digincis 80(ディグニクス80)

第10シード / オリンピックランキング17位 Sofia Polcanova(ポルカノバ)選手、Austria(オーストリア)
 Blade: Inner Force Layer ZLC(インナーフォースレイヤーZLC)
 F: Dignics 05(ディグニクス05)
 B: Tenergy 64(テナジー64)

第11シード / オリンピックランキング19位 Petrissa Solja(P.ゾルヤ)選手、Germany(ドイツ)
 Blade: NOBILIS(ノビリス)
 F: Dynaryz ACC(ダイナライズACC)?
 B: Dynaryz ACC(ダイナライズACC)?

第12シード / オリンピックランキング21位 Han Ying(ハン・イン)選手、Germany(ドイツ)
 Blade: Koji Matsushita(松下浩二)
 F: Hurricane(キョウヒョウ)
 B: Spectol Blue(スペクトルブルー)

第13シード / オリンピックランキング26位 Chen Szu-Yu(陳思羽)選手、 Taiwan(台湾 / 中華台北)
 Blade: Super ZLC Inner(SZLCインナー特注)
 F: Tenergy 05 Hard(テナジー05ハード)
 B: Tenergy 05 Hard(テナジー05ハード)

第14シード / オリンピックランキング27位 Bernadette Szocs(スッチ)選手、Romania(ルーマニア)
 Blade: Szocs Signature(スッチシグネチャー)
 F: Evolution MX-P 50°(エヴォリューションMX-P50°)
 B: Evolution EL-P(エヴォリューションEL-P)

第15シード / オリンピックランキング28位 Samara Elizabeta(サマラ)選手、 Romania(ルーマニア)
 Blade: Mizutani Jun Super ZLC(水谷隼SZLC)
 F: Tenergy 05(テナジー05)
 B: Tenergy 05(テナジー05)

第16シード / オリンピックランキング29位 Britt Eerland(エーラント)選手、Dutch(オランダ)
 Blade: Inner Force Layer ALC.S(インナーフォースレイヤーALC.S)
 F: Dignics 05(ディグニクス05)
 B: Dignics 05(ディグニクス05)

混合ダブルス

第1~4シード

第1シード / オリンピックランキング1位
Xu Xin(許昕)選手、China(中国)
 Blade: Dynasty Carbon Xu Xin Edition(ダイナスティカーボン許昕モデル)
 F: Sky Line II National Term Blue Sponge
   (天極2国チーム用ブルースポンジ)
 B: Hurricane III National Term
   (キョウヒョウ3国チーム用)
Liu Shiwen(劉詩雯)選手、China(中国)
 Blade: Inner Force Layer ZLC(インナーフォースレイヤーZLC)
 F: Hurricane III National Term Blue Sponge
   (キョウヒョウ3国チーム用ブルースポンジ)
 B: Dignics 05(ディグニクス05)

第2シード / オリンピックランキング2位
Mizutani Jun(水谷隼)選手、Japan(日本)
 Blade:  Mizutani Jun ZLC(水谷隼ZLC)
 F: Dignics 80(ディグニクス80)
 B: Dignics 80(ディグニクス80)
Ito Mima(伊藤美誠)選手、Japan(日本)
 Blade:  Ito Mima Carbon(伊藤美誠カーボン)
 F:  Fastarc G-1(ファスタークG-1)、特注50°
 B:  Moristo SP(モリストSP) 、厚

第3シード / オリンピックランキング3位
Lin Yun-Ju(林昀儒)選手、Taiwan(台湾 / 中華台北)
 Blade: Lin Yun-Ju Super ZLC(林昀儒SZLC)
 F: Tenergy 05 Hard(テナジー05ハード)
 B: Dignics 05(ディグニクス05)
Cheng I-Ching(鄭怡静)選手、 Taiwan(台湾 / 中華台北)
 Blade: Arylate Carbon(アリレートカーボン特注)
 F: Dignics 05(ディグニクス05)
 B: Tenergy 05 Hard(テナジー5ハード)

第4シード / オリンピックランキング4位
Wong Chun Ting(黄鎮廷)選手、Hong Kong(香港)
 Blade: Zhang Jike ALC(張継科ALC)(中国式グリップ)
 F: Dignics 09C(ディグニクス09C)
 B: Tenergy 05 Hard(テナジー05ハード)
Doo Hoi Kem(杜凱琹)選手、Hong Kong(香港)
 Blade: Infinity VPS V(インフィニティVPS V)
 F: Hurricane III(キョウヒョウ3)
 B: Hurricane III(キョウヒョウ3)

第5~8シード

第5シード / オリンピックランキング5位
Lubomir Pistej(ルボミール・ピシュティ)選手、Slovakia(スロバキア)
 Blade: 
 F: 
 B: 
選手、Slovakia(スロバキア)
 Blade: 
 F: 
 B: 

第6シード / オリンピックランキング6位
Lee Sangsu(イサンス)選手、Korea(韓国)
 Blade: Arylate Carbon Inner(ALCインナー特注)
 F: Dignics 09C(ディグニクス09C)
 B: Dignics 05(ディグニクス05)
Jeon Jihee(田志希)選手、Koria(韓国)
 Blade: Viscaria(ビスカリア)
 F:  Hurricane NEO III Blue Sponge
   (キョウヒョウNEO3ブルースポンジ)
 B: Tenergy 05(テナジー05)

第7シード / オリンピックランキング7位
Patrick Franziska(フランチスカ)選手、Germany(ドイツ)
 Blade: Franziska Inner Force ZLC(フランチスカインナーフォースZLC)
 F: Tenergy 05(テナジー05)
 B: Dignics 05(ディグニクス05)
Petrissa Solja(P.ゾルヤ)選手、Germany(ドイツ)
 Blade: NOBILIS(ノビリス)
 F: Dynaryz ACC(ダイナライズACC)?
 B: Dynaryz ACC(ダイナライズACC)?

第8シード / オリンピックランキング9位
Emmanuel Lebesson(ルベッソン)選手、France(フランス)
 Blade: E. Lebesson(E.ルベッソン) 
 F: Evolution FX-P?
 B: 
Yuan Jia Nan(ユアンジャナン)選手、France(フランス)
 Blade: Viscaria(ビスカリア)
 F: 
 B: 

雑感 2021/7/23 7月もノミネート!!

WRMさんのレビューに7月もノミネートしていただきました!

 2021年も半分が終わり、折り返し地点になりました。そして今日はオリンピック開会式です!

 7月もWRM(ワールドラバーマーケット)さんのレビューでノミネートしていただきました!katsuo000はコロナ禍と第二子の出産後ということで、卓球は全くできない2カ月でしたが、徐々に卓球が戻ってきたような気がします汗。そして、久々に試打レビューを書かせていただきました。また職域接種が遅れたこともあって会社の体育館も2回ほど使用できそうで、これは試打のチャンス!と考えてます。貼ったのに試打できていないEvolution EL-S(エヴォリューションEL-S)、Tornado King Speed(トルネードキングスピード)あたりから試打の予定ですね。また試打できたらレビューしますのでどうぞよろしくお願いします。その後は、Evolutionつながりで、MX-D、DNA Platinum、Target Pro XD52.5、とハイエンドラバーを比較していきたいなーと思ってます。あと、最も大きな変化として、インナーカーボンが好きになりました。レボルディアも良くて、もうこれで決まり!とか思いましたが、色々と比較して、インナーカーボンに落ち着きそうですね。ヴィルトーソACとの出会いも大きいです。ということで、インナーカーボンラケット、仕入れよ~。用具沼ですがね。

 今年は、7か月連続、WRMさんにレビューノミネートいただきました。地味にこれが、モチベーションを与えてくれています。卓球ができること、卓球で色々と一喜一憂できること、用具沼についても、とにかく感謝ですね、どうもありがとうございます!
 → https://rubber.ocnk.net/news#whatnew_data1664

 7月のレビューはVirtuoso AC(ヴィルトーソAC)になります。
katsuo000のVirtuoso AC(ヴィルトーソAC)のレビュー
 WRMさんのヴィルトーソAC:https://rubber.blog.jp/archives/51997964.html
 このブログにおけるヴィルトーソAC:https://katsuo000.com/review_virtuoso_ac/

 もしよろしければ是非投票の方もよろしくお願い申し上げます!もちろん、投票はkatsuo000+のレビューに関係なく良いと感じたレビュー(およびレビュワー)へ投票してください!やはり注目は、「ザーシー」さんのオフチャロフインナーフォースALCや「Pまん」さんのDNAドラゴングリップですかね。

投票は→ https://rubber.ocnk.net/form/124 

 締め切り〆は2021年7月31日(土)までと短いですのでお早目にお願いします!

 またこのブログをお読みの方は是非、レビューも投稿してみてはいかがでしょうか。色々な刺激になりますし、言葉にすることで人は認識し理解する、ようですので、卓球IQのようなものが刺激を受けるような気がします。少なくとも自分は刺激を受けています。そして自分がアウトプットし言語化したものが評価されるのは、一つの自己肯定感を与えてくれます。もちろん、利用されているような気にもなるかもですが、卓球の1つの楽しみ方の1つだとも思いますね。是非皆さんも一緒にレビューを書きましょう!

 さて、8月くらいをメドにインナーカーボンを仕入れるぞー

雑感 2021/7/21

インナーカーボンにはまりそう

 久々に卓球をして感じましたが、インナーカーボンいいですね。練習量が少なくても回転もかけやすいから安定しますね。Virtuoso AC(ヴィルトーソAC)がかなり良いのもありますが、楽しいしまた早く卓球がしたいです。試打のラケットを何にするのか、悩んだりしてます。ヤサカのリーンフォースACも手元にあるので、まずはこっちで試打になるのかな。年内にこれらラバーは試打したい。

裏ラバーのトップシート

シート形状が与える影響

 近年、ラバーのシート形状は非常に重要なチェックポイントとなりました。卓人がシート形状について、意識するようになった大きなきっかけを作ったのは、モンスターラバーTenergy 05(テナジー05)の登場でしょう。モンスターラバー、テナジー05およびテナジーシリーズは、同じスポンジに対し、異なるシート形状をあわせることで、全く異なる特徴が現れます。本ページでは、抽象的ではありますがトップシートの粒形状について説明していきます。それでは、どのような因子が影響するか、概略させていただきます。

トップシートの厚さ

 トップシートの厚さは、回転量、硬さ、重量に大きく影響します。

薄いシート: 柔らかく感じ、重量が軽くなる
厚いシート: 硬く感じ、重量が重くなり、強度が高くなり、回転性能が高くなる

 モンスターラバー、テナジー05と同じ回転量を得るために、他メーカーのラバーではシートを厚くすることで補っていることが多いのではないかと思います。その結果、回転量は同等でも重量が重くなったり、くい込みにくかったりするのでしょう。また粘着ラバーは、全体的にトップシートが厚く、重いものが多い印象です。逆にヨーロッパのラバーラインナップの中には、相当くい込みの良いラバーも必ず数枚は存在し、シートを薄くするなどで設計していると思います。

粒の太さ

 粒の太さは、硬いと感じるか扱いやすさに影響します。

太い粒: 粒が倒れにくいので、押され負けない。太すぎると倒すのにパワーが必要。
細い粒: 粒が倒れやすく、エネルギーロスが多くなる。

粒と粒の間隔

 粒と粒の感覚は、粒の倒れやすさに関係します。

広い間隔: 粒は倒れやすくなる。
狭い間隔: 粒は倒れにくく、硬く感じる。

粒の高さとスポンジの厚さは合計4.0 mm以下

 これは国際ルールに則ったものです。ラバー全体の厚さは4.0 mm以下にしないといけません。だいたいどのラバーも3.7〜3.8 mmに収まるように設計されているそうです。昨今の水溶性接着剤でも、厚ぬりをすると4.0 mmを超えることがありますので、気をつけましょう。

シート形状

 まずは世界標準、テナジー05に注目してみましょう。

Tenergy 05(テナジー05)
 シートの厚さ: 中
 粒間隔:    やや狭い
 粒の高さ:   中
 粒の太さ:   中(1.7 mm)

Tenergy 19(テナジー19)
 シートの厚さ: 中
 粒間隔:    やや狭い
 粒の高さ:   中
 粒の太さ:   細い

Dignics 09C(ディグニクス09C)
 シートの厚さ: 特厚
 粒間隔:    やや広い
 粒の高さ:   低い
 粒の太さ:   やや細い

V>15 Extra(V>15エキストラ)
 シートの厚さ: 厚
 粒間隔:    狭い
 粒の高さ:   中
 粒の太さ:   中

Triple Double Extra(トリプルダブルエキストラ)
 シートの厚さ: 中
 粒間隔:    やや広い
 粒の高さ:   やや低い
 粒の太さ:   やや細い

Ventus Extra(旧Super Ventus、ヴェンタスエキストラ、旧スーパーヴェンタス)
 シートの厚さ: 厚
 粒間隔:    やや狭い
 粒の高さ:   やや高い
 粒の太さ:   やや太い

Rakza X(ラクザX)
 シートの厚さ: 厚い
 粒間隔:    やや狭い
 粒の高さ:   やや高い
 粒の太さ:   中

Rakza 7(ラクザ7)
 シートの厚さ: 厚い
 粒間隔:    やや狭い
 粒の高さ:   中
 粒の太さ:   中(1.7 mm)

Rasanter R48(ラザンターR48)
 シートの厚さ: 中
 粒間隔:    やや狭い
 粒の高さ:   中
 粒の太さ:   中

Fastarc G-1(ファスタークG-1)
 シートの厚さ: 厚い
 粒間隔:    やや狭い
 粒の高さ:   中
 粒の太さ:   中

Omega VII Tour i 50(オメガ7ツアーi50)
 シートの厚さ: 中
 粒間隔:    中
 粒の高さ:   中
 粒の太さ:   やや細い

DNA Platinum XH(DNAプラチナXH)
 シートの厚さ: 中
 粒間隔:    中
 粒の高さ:   やや低い
 粒の太さ:   やや細い

Evolution MX-D(エヴォリューションMX-D)
 シートの厚さ: 厚い
 粒間隔:    中
 粒の高さ:   中
 粒の太さ:   やや細い

テンションラバーの分類

 テンションラバーの分類をしてみました。テンションラバーの分類はかなり重複しているものが多いです。それだけ、それぞれのラバーの特徴が多用にあると言えると思います。

テナジー系テンション

 テナジーおよびテナジー類似系のテンションラバー

05系テンション

Tenergy 05(テナジー05)

Rakza X(ラクザX)

Fastarc G-1(ファスタークG-1)

Ventus Extra 旧Super Ventus(ヴェンタスエキストラ 旧スーパーヴェンタス)

Evolution MX-P(エヴォリューションMX-P)

Vega X(ヴェガX)

Blue Fire JP01 Turbo(ブルーファイヤJP01ターボ)

64系テンション

Tenergy 64(テナジー64)

Rakza 9(ラクザ9)

Blue Storm Z1 Turbo(ブルーストームZ1ターボ)

80系テンション

Tenergy 80(テナジー80)

Rakza 7(ラクザ7)

V>15 Extra(V>15エキストラ)

Rasanter R48(ラザンターR48)

進化型テナジー系テンション

 ディグニクスおよび昨今のトップ選手が使うラバー

Dignics 05(ディグニクス05)

Rasanter R53(ラザンターR53)

Q5(キューファイブ)

OmegaVII Hyper(オメガ7ハイパー)

コスパ系テンション

 スピードやスピンでテナジーに劣るもののコスパや扱いやすさがウリのラバー

Rozena(ロゼナ)

Rakza(ラクザ)シリーズ

Vega(ヴェガ)シリーズ

Blue Fire(ブルーファイヤ)シリーズ

ソフト系テンション

 中級者、ラバーによっては初級者~中級者向けのラバー

Tenergy 05 FX(テナジー05FX)

Rakza X Soft(ラクザXソフト)

Vega Tour(ヴェガツアー)

ハード系テンション

 47.5°よりも硬いテンション系ラバー

Tenergy 05 Hard(テナジー05ハード)

Omega VII Tour(オメガ7ツアー)

OmegaVII Hyper(オメガ7ハイパー)

Rasanter R53(ラザンターR53)

粘着ラバーの分類

粘着ラバーの分類しました。分類の仕方は卓球王国さんが実施しているものを参考にしております。

中国製粘着ラバー

 元祖粘着ラバーとして、中国の粘着ラバー(通称チャイラバ)および中国の粘着ラバーを模倣して設計されたラバー群が中国製粘着ラバーになります。使いこなしやすいという意味では木材合板系ラケットがあいますが、スピードを補うためにインナーカーボンまたはアウターカーボンとあわせると良いと言われてます。以下に代表的なラバーを挙げます。

Hurricane(キョウヒョウ)シリーズ

 中国製粘着ラバーの王道といえば、キョウヒョウですね。中国のシェイクハンドのトップ選手は男女問わずこのキョウヒョウを使っています。製造メーカーはDouble Happiness Shanghai(DHS、紅双喜)になります。日本ではNittaku(ニッタク)がDHSと契約して販売していますが、ニッタク製のキョウヒョウは、扱いやすいようにややチューニングされているようです。現在、DHS製のキョウヒョウを使用するためには、輸入品をネットオーダーする、中国で購入する、ニッタクのキョウヒョウ3国狂ブルーを使用する、などが挙げられます。katsuo000はWRMやその他のネットショップで購入したDHS製のキョウヒョウを使っていた時期があります。

オススメのラケット

 キョウヒョウと相性が良いと言われるラケットは、アウター or インナーのALC系ラケットになります。張継科選手がアウターALCラケット、Viscaria(ビスカリア)を使用して一時代を作り上げました。現在ではFan Zhendong(樊振東)選手がブレードはビスカリアで、グリップはSTIGA(スティガ)のInfinity VPS V(インフィニティVPS V)を使用していますね。またMa Long(馬龍)選手はインナーALC系ラケット、Hurricane Long V(キョウヒョウ龍5)を使用しています。このように中国製粘着ラバーにはALC系(またはアラミドカーボン系)ラケットがあいます。
 なお、インナーZLCは良いものの、アウターZLCとキョウヒョウはかなり賛否がわかれる組み合わせになると思います。従ってアウターSZLCやPBO-C、7 mmオーバーのアウターカーボン+上板ヒノキ系のぶっ飛びブレードなどはオススメしづらい組み合わせといえるでしょう。(使用している人がいたらすみません。)

Sky Line(天極)シリーズ

その他、中国メーカーのラバー

Nittaku(ニッタク)製キョウヒョウ

扱いやすい粘着テンションラバー

 新カテゴリーとして、近年徐々に存在感を増やしているのが扱いやすい粘着テンションラバーになります。中国製粘着ラバーと比較すると、中国製粘着ラバーに特徴的な癖球や嫌らしさはほとんどないものの、テンションラバーに近いスピード性能を有しつつ粘着ラバーに類似の台上のやりやすさとテンションラバー以上の回転性能が特徴のラバーになります。以下に代表的なラバーを挙げます。

Dignics 09C(ディグニクス09C)

 最も印象的であり、台風の目となっているラバーが、バタフライの粘着テンションラバー、ディグニクス09Cになりますね。このラバーは今までのテンションラバーを使用していた日本のトップ選手やヨーロッパの皇帝ドイツのTimo Boll(ティボ・ボル)選手などが使用するなど、高い性能とスピン系テンションラバーを使用していた選手がスムーズに移行できていることが特徴であり、高く評価されています。おそらく、現状の粘着テンションラバーの中でもトップクラスのスピン性能、スピード性能、台上のやりやすさ、軽さと、「超」がつく高性能さがウリのラバーと言えると思います。トップ選手の使用がさらに人気に火をつけており、ドイツ皇帝ティモボル選手を筆頭に、ドイツDimitrij Ovtcharov(オフチャロフ)選手、中国の若手エースFan Zhendong(樊振東)選手、最近ではチキータで有名になった中華台北のLin Yun-Ju(林昀儒)選手が両面に使用しているようですね。

オススメのラケット

 ディグニクス09Cと相性が良いと言われるラケットは、特殊素材ありのインナー / アウターのALC系ラケットになります。バタフライはアウターカーボンとの相性をススメていますね。ティモボル選手はアウターALCのTimo Boll ALC(ティモボルALC)とあわせています。また最近では松平健太選手も同じようにアウターALCにあわせていますね。インナーカーボンでは、ドイツのDimitrij Ovtcharov(オフチャロフ)選手がインナーALCのOvtcharov Inner Force ALC(オフチャロフインナーフォースALC)に、また松島空輝選手はHarimoto Tomokazu Inner Force ALC(張本智和インナーフォースALC)にあわせていますね。このようにインナー / アウターのラケットと組み合わせることが多いようです。
 また今話題のセルロースナノファイバーをもちいた、Revoldia CNF(レボルディアCNF)とも相性が良いと公表されています。

Omega VII China Guang(オメガ7チャイナ光)

Blue Grip C2(ブルーグリップC2)

Rakza Z Extra Hard(ラクザZエキストラハード)

Triple Extra(トリプルエキストラ)

Hybrid K1J(ハイブリッドK1J)

Blue Grip R1(ブルーグリップR1)

Rakza Z(ラクザZ)

Flying Dragon(翔龍)

Shining Dragon(輝龍)

ポストキョウヒョウを目指した硬い粘着テンションラバー

 卓球帝国中国の最強ギア、キョウヒョウを超えることを目指して開発された粘着テンションラバー群になります。非常に意欲的で挑戦的なラバーが多く、とんがったラバーの多い印象で、使いこなせれば素晴らしいけど、使いこなせるかが問題、となるようなラバーといえるでしょう。テンションラバーのカテゴリーでも、ポストテナジーを目指したラバー群があるように、ポストキョウヒョウを目指した分類になります。これらのラバーはキョウヒョウと同じような癖球や嫌らしさのあるボールが打てますが、どれもとても硬くて扱いにくいラバーが多いです。以下に代表的なラバーを挙げます。

Omega VII China Ying(オメガVIIチャイナ影)

Blue Grip C1(ブルーグリップC1)

Triple Double Extra(トリプルダブルエキストラ)

VS>401(VS>401)

Vega China(ヴェガチャイナ)

Blue Grip V1(ブルーグリップV1)

VS>402 Double Extra(VS>402ダブルエキストラ)

昔ながらの粘着ラバー

 このカテゴリーの粘着ラバーは、コントロールに特化していて非常に回転量の得られる粘着ラバーです。現在はどちらかといえば、初級者や中級者用のラバーであり、コントロール系ラバーに近い分類のようです。以下に代表的なラバーを挙げます。

AIBISS(アイビス)

Tackiness Chop II(タキネスチョップ2)

Tackifire Drive(タキファイヤドライブ)

Tackiness Drive(タキネスドライブ)

Triple Regular(タキネスレギュラー)

テンションラバー vs 粘着ラバー

テンションラバーとは?

 テンションラバーとは日本卓球、特に男子で主流のラバータイプになります。テンションラバーもいくつかの分類がありますが、現在主流で最もテンションラバーはスピン系テンションラバーになります。

テンションラバーの名前の由来

 テンションラバーの名前の由来は、まさに「テンション」にあります。Tensionというのは、直訳すると緊張という意味になります。これはラバー=ゴムが引っ張られている状態を形容しており、たるんだ状態ではなく、一定の張力を受けた状態のラバーであることを表現しています。なお、テンションラバーが登場する前は、「高弾性」ラバーというものが、卓球界の主流でした。

 テンションラバーの歴史:

テンションラバーの特徴

 テンションラバーの特徴として高いスピン性能とスピード性能が特徴になると思います。特にラバー全体にテンションがかけられているので、強く食い込ませた時にボールの回転量やスピードが非常に優れたものになります。もちろんテンションがかかっているために、スピードが出やすい分、飛距離が出やすくコントロールも難しくなる傾向があります。テンションラバーは2021年現在、日本卓球において最も主流となるカテゴリーのラバーであり、多様な種類があるためラバーごとに特徴が異なりますが、粘着ラバーと比較した際の特徴は、スピードと飛距離と言えるでしょう。テンションラバー間で比較する際は、テンションラバーの細分化もkatsuo000検討しております(現在作成中)ので、ご参考ください。

 テンションラバーの分類:

 代表的なテンションラバー:
   Tenergy 05(テナジー05)
   Dignics 05(ディグニクス05)
   V>15 Extra(V>15エキストラ)
   Rakza X(ラクザX)
   Fastarc G-1(ファスタークG-1)
   Evolution MX-P(エヴォリューションMX-P)
   Rasanter R48(ラザンターR48)
   Blue Storm Z1 Turbo(ブルーストームZ1ターボ)
   Dynaryz AGR(ダイナライズAGR)
   Vega X(ヴェガX)
   Omega VII Tour(オメガ7ツアー)
  など

粘着ラバーとは?

 粘着ラバーとは中国卓球で主流のラバータイプになります。シート表面が手で触るとネバネバしていて、ボールを強く押し当てると引っ付くようなラバーのことです。粘着の強さもさまざまで、強粘着と言われるラバーでは、ラバーにボールを引っ付けて逆さまにしても重力に逆らってボールがラバーに引っ付けることも可能です。微粘着や微々粘着など、ほとんど粘着を感じないような粘着ラバーも存在します。粘着ラバーも分類が増えてきているとともに、卓球帝国中国を代表する特徴であるため一部の熱狂的なユーザーがいるラバーカテゴリーでもあります。粘着ラバーシートのネバネバしたものの正体は可塑剤といわれるゴムと比べると分子量が小さい材料によるものだそうです。

粘着ラバーの特徴

 粘着ラバーの特徴は打法にもよりますが、テンションラバーよりも打球点を落としてもスピードドライブが打てたり、台上が浮きにくいなどの特徴が挙げられる一方で、スピード性能はテンションラバーに劣るという点は共通です。卓球王国さんがまとめられている粘着ラバーの分類を、katsuo000も採用させていただいております。

 粘着ラバーの分類:

 代表的な粘着ラバー:
   Hurricane(キョウヒョウ)シリーズ
   Dignics 09C(ディグニクス09C)
   AIBIS(アイビス)
   Triple Double Extra(トリプルダブルエキストラ)
   Rakza Z(ラクザZ)
   Hurricane Pro III Turbo Blue(キョウヒョウプロIIIターボブルー)
   Hybrid K1J(ハイブリッドK1J)
   Blue Grip C1(ブルーグリップC1)
   Omega VII China Ying(オメガ7チャイナ影)
  など

テンションラバーが得意

スピードドライブ
 テンションラバーの特徴としてスピード性能が挙げられます。もちろん、スピン系テンションの中にもスピードが出しやすいラバー、逆にスピードドライブが難しいラバーは存在しますが、粘着ラバーと比較するとボールのスピードは圧倒的に出しやすいでしょう。スピードドライブが打ちやすいラバーは比較的やわらかいラバー、または同じスポンジ硬度でもシートの粒が倒れやすい設計になっているラバーがスピードドライブが打ちやすいラバーになります。

 スピードドライブが容易なラバー例
  Dignics 64(ディグニクス64)
  Tenergy 05 FX(テナジー05FX)
  Brice Highspeed(ブライスハイスピード)
  Blue Storm Z1 Turbo(ブルーストームZ1ターボ)
  Rasanter R42(ラザンターR42)

スマッシュ
 テンションラバーはスピードが出しやすい点と重複してスマッシュがやりやすいことがあげられます。この特徴が反映しているものとして、中国トップのFan Zhendong(樊振東)選手がロビングに対し、ラケットを反転してスマッシュすることが挙げられます。中国トップ選手はフォア側にHurricane(キョウヒョウ)シリーズのラバーを使用することが多いのですが、キョウヒョウはドライブは得意な一方で、スマッシュは少々難しかったりします。使用者はわかると思うのですが、スマッシュのようにハードにボールをラケットに当てる技術では、ラバーにくい込みが生じるため意図せずボールの起動が変化したり回転がかかったりすることがあるのです。そこで、樊振東選手はロビングがあげられると、バックサイドに貼ってあるスピン系テンションラバー(最近はディグニクス05を使用しているようです。)でスマッシュをします。

 スマッシュが容易なラバー例
  Tenergy 80(テナジー80)
  Fastarc G-1(ファスタークG-1)
  Rasanter R50(ラザンターR50)  

5球以上のラリー
 ラリーが続けば続くほど、テンションラバーの方が有利と言われています。これは、粘着ラバーと比較してスピードボールが打ちやすいことに起因していると思われます。粘着ラバーを使っている場合にスピードボールを打つために身体全身を使って出す必要があり、ラリーが続けば続くほど、体力を消耗するとも言えるでしょう。またラリーが長びくことに伴い、台から下がってしまった場合でも、ボールのスピードや飛距離が出しやすいテンションラバーの方が有利といえることも自明と考えられるでしょう。このようにラリーが長くなればなるほど、テンションラバーが有利であり、テンションラバーであればラリーが長びくほど逆転の可能性もあると思います。

中陣・後陣からのロビングやフィッシュ、カウンター
 ラリーと同じような理由になりますが、飛距離とスピードが出しやすいテンションラバーは中陣や後陣からの守備的といわれる技術も有利と言えるでしょう。テンションラバーであれば、ロビングやフィッシュといわれる技術もやりやすいのは、スピードや飛距離の点からも自明です。

粘着ラバーが得意

台上、ツッツキ・ストップ
 粘着ラバーが得意な技術として、台上が挙げられます。粘着ラバーは回転の上書きがしやすく、強い回転がかけることができれば、多少角度を間違えても相手のコートへ入れることが容易となります。これは飛距離が出にくいことも一役かっていると思います。また、ツッツキやストップが非常にやりやすいのも粘着ラバーの特徴になります。対照的にテンションラバー、特に柔らかいテンションラバーは食い込みが良い分、回転の影響を受けやすかったり飛距離が出やすかったりするため、ストップや低くツッツくことがやや難しくなる傾向にあります。つまり、サーブ、レシーブ、三球目までであれば粘着ラバーの方がミスをしづらいと言えると思います。

対下回転に対するドライブ
 下回転のかかっているボールをドライブする際、回転に敏感な硬いテンションラバーでは、スイングスピードが遅いと回転の影響の方が勝ってしまい、ボールが落ちてしまいます。一方で、柔らかいテンションラバーの場合は球持ちはよくなりますが、回転の影響は受けやすいので、やはり回転にあわせて角度や飛距離をコントロールする必要があります。粘着ラバーのメリットとして、どのような下回転のボールに対して、どのような角度で捉えたとしても、粘着によって一定の球持ちと回転の上書きが可能であるため、同じようなスイングでふっても高い安定感をもってドライブ返球することが容易になる点が挙げられます。サーブ3球目から5球目までを考慮すれば粘着ラバーが有利と言えるでしょう。

雑感 2021/7/12

久々に卓球をして感じたこと

 まず、卓球を許してくれた妻に感謝ですね。2人目がまだ生後1か月半。コロナ禍でデルタ株で東京はまたまた緊急事態宣言発令といわれている昨今で、許してくれて本当にありがとうございました。

 次に、卓球をした日の夜は眠れない汗。これは多分興奮しているからかなって思います。いい意味でアドレナリンが出てるのかなと。非常に心地よい部分もありますね。やはり自分にはスポーツジムに行くくらいの感覚でほぼ毎日卓球ができる環境が欲しいです。それは仕事にも絶対にいい影響を与えてくれる。それを確信できる卓球になりました。

 筋肉通がひどい。これは卓球をした次の日から生じるもので、かなりひどかったです。それだけ動けたという意味ではプラスですね。ごはんも美味しく感じました。汗をかくには最高ですね。

 プラスアルファでやはり、ちゃんとした試合したいなと思いました。同じくらいの競技レベルの人と試合をしないと、刺激がやや弱いですね。気持ちのいいスポーツから刺激的な勝負事、にかわるのがやはり試合の有無だと思いました。試合したいです。

 卓球人気まだまだ続く?練習させていただいた卓球場ではジュニアコースがあるのですが、既に土曜日のジュニアコースが定員でキャンセル待ち状態だそうです汗。娘を連れていきたかったのに。。。連れていくなら平日のみだそうで、出遅れた感を感じました。コロナ禍だし、我慢はしなければですが。。。悔しい。平日だとしたらいつ連れていってあげられるのか、考えてみたいと思います。