全日本選手権ランカーの使用用具 2022年 女子

位 選手 年齢
 Blade(ラケット)
  ブランド ラケット グリップ
 フォア Rubber(ラバー)
 バック ラバー
 シューズ

優勝~ベスト4

優勝 伊藤美誠選手 当時21歳
 ラケット: Nittaku(ニッタク) Mima Ito Caron(伊藤美誠カーボン)、ST
 フォア: Fastarc G-1(ファスタークG-1)、特厚
 バック: Moristo SP(モリストSP)、厚
 シューズ: mizuno(ミズノ) Wave Medal SP4(ウエーブメダルSP4)
準優勝 早田ひな選手 当時21歳
 ラケット: ニッタク 特注、FL
 フォア: Hurricane III National Rubber Blue Sponge(キョウヒョウ3国狂ブルー)、特厚
 バック: 裏ソフト
 シューズ: ミズノ Wave Medal RISE(ウエーブメダルライズ) 
3位 加藤美優選手 当時22歳
 ラケット: Butterfly(バタフライ) Inner Force Layer ZLC(インナーフォースレイヤーZLC)、FL
 フォア: Tenergy 80(テナジー80)、特厚
 バック: テナジー80、特厚
 シューズ: バタフライ Rezoline Gigu(レゾラインギグ)
4位 原美悠選手 当時17歳
 ラケット: Victas(ヴィクタス) Fire Fall VC(ファイヤーフォールVC)、FL
 フォア: V>15 Extra(V>15エキストラ)、 MAX
 バック: VO>102、 2.0 mm
 シューズ: Asics(アシックス) Attack Bladelyte 4(アタックブレードライト4)

5位~8位

5位 佐藤瞳選手 当時24歳
 ラケット: ニッタク Goriki Danshi(剛力男子)、FL
 フォア: キョウヒョウ3国狂ブルー、特厚
 バック: DO Knuckle(ドナックル)、特注
 シューズ: ミズノ Wave Medal SP(ウエーブメダルSP)
6位 大藤沙月選手 当時17歳
 ラケット: バタフライ Harimoto Tomokazu Inner Force ALC(張本智和インナーフォースALC)、FL
 フォア: キョウヒョウ3国狂ブルー、特厚
 バック: Dignics 05(ディグニクス05)、特厚
 シューズ: ミズノ Wave Medal 6(ウエーブメダル6)
7位 木村光歩選手 当時21歳
 ラケット: ニッタク Acoustic(アコースティック)、ST
 フォア: Hammond Z2(ハモンドZ2)、特厚
 バック: モリストSP、中
 シューズ: ミズノ Wave Drive NEO2(ウエーブドライブNEO2)
8位 長﨑美柚選手 当時19歳
 ラケット: バタフライ Inner Force Layer ALC(インナーフォースレイヤーALC)、FL
 フォア: Tenergy 05(テナジー05)、特厚
 バック: ディグニクス05、特厚
 シューズ: ミズノ ウエーブメダル6

9位~16位

9位 南波侑里香選手 当時26歳
 ラケット: ミズノ Fortius FT(フォルティウスFT)、FL
 フォア: Q5(キューファイブ)、特厚
 バック: Booster SA(ブースターSA)、中
 シューズ: ミズノ ウエーブメダル6
10位 平野美宇選手 当時21歳
 ラケット: バタフライ Viscaria(ビスカリア)、FL
 フォア: Tenergy 05 Hard(テナジー05ハード)、特厚
 バック: テナジー05、特厚
 シューズ: ミズノ ウエーブメダル6
11位 石川佳純選手 当時28歳
 ラケット: 特殊素材シェーク
 フォア: キョウヒョウ3国狂ブルー、特厚
 バック: 裏ソフト
 シューズ: Asics(アシックス) 特注
12位 森さくら選手 当時25歳
 ラケット: バタフライ インナーフォースレイヤーALC
 フォア: テナジー05ハード、特厚
 バック: テナジー05、特厚
 シューズ: バタフライ Rezoline Mach(レゾラインマッハ)
13位 橋本帆乃香選手 当時23歳
 ラケット: ニッタク Goriki Danshi(剛力男子)、FL
 フォア: Hurricane III National Rubber Blue Sponge(キョウヒョウ3国狂ブルー)、特厚
 バック: 粒高、薄
 シューズ: ミズノ ウエーブメダル6
14位 安藤みなみ選手 当時24歳
 ラケット: ヴィクタス ZX-GEAR IN(ゼクスギアイン)、FL
 フォア: Tenergy 05(テナジー05)、特厚
 バック: Attack 8 L粒、中
 シューズ: ミズノ ウエーブメダル6
15位 芝田沙季選手 当時24歳
 ラケット: DHS Hurricane Long V(キョウヒョウ龍V)、FL
 フォア: キョウヒョウ3国狂ブルー、特厚
 バック: キョウヒョウ特注、特厚
 シューズ: ミズノ Wave Drive 8(ウエーブドライブ8)
16位 野村萌選手 当時20歳
 ラケット: XIOM(エクシオン) FEEL ZX III(フィールZX III)、ST
 フォア: Omega VII Pro(オメガVIIプロ)、MAX
 バック: VO>101、2.0 mm
 シューズ: ミズノ ウエーブメダルSP

2022年の傾向についてのkatsuo000の考察

 16名のうち16名がシェークハンド、挙げられているラケットは16本、ラバーは32枚になります。ただし、用具非公開者が3名います。早田選手、石川選手、橋本選手で、それぞれ、公開しているのは早田選手と石川選手はフォア側のみ、橋本選手はラケットとフォア側のみになりますので、ラケットの分母は14、ラバーの分母は29になります。

 アウターカーボン率: 3/14 = 21.43%
  カーボン:1、ALC:1、ゼフィリウムカーボン:1
 インナーカーボン率: 7/14 = 50%
  ZLC系:1、ALC系:4、Vカーボン:1、Zカーボン:1
 木材系率: 4/14 = 28.57%
  5枚合板:1、7枚合板系:3

 テナジー率: 8/29 = 27.59%
  05率: 4/29 = 13.79%
  80率: 2/29 = 6.90%
  05ハード率: 2/29 = 6.90%
 ディグニクス05率: 2/29 = 6.90%
 Q5率: 1/29 = 3.45%
 ドイツ製ラバー: 4/29 = 13.79%
  V>15エキストラ: 1/29 = 3.45%
  ファスタークG-1: 1/29 = 3.45%
  ハモンドZ2: 1/29 = 3.45%
  オメガVIIプロ: 1/29 = 3.45%
 中国製粘着ラバー: 7/29 = 24.14%
 表や粒高: 7/29 = 24.14%
 

katsuo000のレビュー

・テナジー05ハード: https://katsuo000.com/review_tenergy_05_hard/
・テナジー05: https://katsuo000.com/review_tenergy_05/
・ディグニクス05: https://katsuo000.com/review_dignics_05/
・V>15エキストラ: https://katsuo000.com/review_v15_extra/
・Q5: https://katsuo000.com/review_q_5/
・ファスタークG-1: https://katsuo000.com/review_fastarc_g-1/
・オメガVIIプロ: https://katsuo000.com/review_omega_vii_pro/

2022/3/7~3/20 WTT Singapore Smash

WTTシンガポールスマッシュ開催!

 ライオンカップが3/5-3/6で開催予定です。出場選手はその後すぐにシンガポールスマッシュへ行くことになりそうです。タイトな日程、本当に大変だと思いますがオリンピックへ向けて頑張ってほしいです!特に日程がタイトになる選手は、おそらく予選から出場予定の選手ですね。主要参加メンバーが発表されていました!本大会はかなりポイントがつくみたいですね、主要選手はほぼ参加してくる模様です。確認してきましょう!

JTTA: https://jtta.or.jp/tour/5432

WTT: https://worldtabletennis.com/eventInfo?eventId=2536

日本の男子出場選手

 ・張本 智和選手(木下グループ) WR4
  ブレード: 張本智和インナーフォースALC
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05

 ・宇田 幸矢選手(明治大学) WR48
  ブレード: 特注(ZLカーボンインナー)
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス80

 ・森園 政崇選手(BOBSON) WR56
  ブレード: 張本智和インナーフォースALC
  フォア: テナジー05
  バック: ファスタークG-1

 ・戸上 隼輔選手(明治大学) WR73(おそらく予選から)
  ブレード: 張継科ALC
  フォア: テナジー05ハード
  バック: テナジー05

 ・神 巧也選手(T.T彩たま) WR60(おそらく予選から)
  ブレード: 馬琳エキストラスペシャル
  フォア: ラクザZエキストラハード
  バック: ラクザZエキストラハード

 ・吉村 和弘選手(岡山リベッツ) WR62(おそらく予選から)
  ブレード: リアム・ピッチフォード
  フォア: V>15エキストラ
  バック: V>15エキストラ

日本の女子出場選手

 ・伊藤 美誠選手(スターツ) WR3
  ブレード: 伊藤美誠カーボン
  フォア: ファスタークG-1
  バック: モリストSP

 ・石川 佳純選手(全農) WR8
  ブレード: 特殊素材シェーク(ビスカリア?)
  フォア: キョウヒョウIII国狂ブルー
  バック: 裏ソフト(テナジー05?)

 ・平野 美宇選手(日本生命) WR15
  ブレード: ビスカリア
  フォア: テナジー05ハード
  バック: テナジー05

 ・早田 ひな選手(日本生命) WR6
  ブレード: 特注(特殊素材系?)
  フォア: キョウヒョウIII国狂ブルー
  バック: 裏ソフト(テナジー05?)

 ・佐藤 瞳選手(ミキハウス) WR22
  ブレード: 剛力男子
  フォア: キョウヒョウIII国狂ブルー
  バック: 粒高(薄)

 ・加藤 美優選手(日本ペイントマレッツ) WR40
  ブレード: インナーフォースレイヤーZLC
  フォア: テナジー80
  バック: テナジー80

男子出場選手(ランキング上位)

 ・Fan Zhendong(樊振東)選手 WR1
  ブレード: ALC特注
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: ディグニクス09C

 ・Ma Long(馬龍)選手 WR2
  ブレード: キョウヒョウ龍5
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: キョウヒョウNEOIII

 ・Hugo Calderano(ウーゴカルデラノ)選手 WR3
  ブレード: ウーゴハイパーアクリシウム(HAL)
  フォア: オメガVIIツアーi
  バック: オメガVIIツアーi

 ・Liang Jingkun(梁靖崑)選手 WR5
  ブレード: ALC系アウター?
  フォア: キョウヒョウNEOIII?
  バック: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ?

 ・Lin Yun-Ju(林昀儒)選手 WR7
  ブレード: 林昀儒SZLC
  フォア: ディグニクス09C
  バック: ディグニクス09C

 ・Timo Boll(ティモボル)選手 WR8
  ブレード: プリモラッツカーボン
  フォア: ディグニクス09C
  バック: ディグニクス09C

 ・Xu Xin(許 昕)選手 WR9
  ブレード: ダイナスティカーボン
  フォア: 天極ブルースポンジ
  バック: キョウヒョウ?

さらに、林高遠選手、アルナ選手、ダルコヨルジッチ選手、モーレゴート選手、ピッチフォード選手、フランチスカ選手などなど素晴らしいメンバーが参加予定のようですね。是非日本の選手は彼らに勝って上位へくい込んでほしいです!

女子出場選手(ランキング上位8名)

 ・Sun Yingsha(孫穎莎)選手 WR1
  ブレード: キョウヒョウ龍5?
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: キョウヒョウ?

 ・Chen Meng(陳夢)選手 WR2
  ブレード: カーボネード45
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: キョウヒョウNEOIII

 ・Wang Manyu(王曼昱)選手 WR4
  ブレード: 林高遠ALC?
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: ディグニクス05?

 ・Wang Yidi(王芸迪)選手 WR5
  ブレード: キョウヒョウ龍5
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: テナジー05ハード?

 ・Doo Hoi Kem(杜凱琹)選手 WR7
  ブレード: ダイナスティカーボン?
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: ディグニクス09C?

男子ダブルス

 日本からは若手の宇田選手と戸上選手が出場予定です!

 ・宇田 幸矢選手(明治大学) WR48
  ブレード: 特注(ZLカーボンインナー)
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス80
 ・戸上 隼輔選手(明治大学) WR73
  ブレード: 張継科ALC
  フォア: テナジー05ハード
  バック: テナジー05

女子ダブルス

 女子も全日本クィーンの伊藤選手と早田選手が出場予定です!

 ・伊藤 美誠選手(スターツ) WR3
  ブレード: 伊藤美誠カーボン
  フォア: ファスタークG-1
  バック: モリストSP
 ・早田 ひな選手(日本生命) WR6
  ブレード: 特注(特殊素材系?)
  フォア: キョウヒョウIII国狂ブルー
  バック: 裏ソフト(テナジー05?)

ミックスダブルス

 もちろんミックスも全日本トップペアです!

 ・張本 智和選手(木下グループ) WR4
  ブレード: 張本智和インナーフォースALC
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05
 ・早田 ひな選手(日本生命) WR6
  ブレード: 特注(特殊素材系?)
  フォア: キョウヒョウIII国狂ブルー
  バック: 裏ソフト(テナジー05?)

結果

男子優勝

 ・Fan Zhendong(樊振東)選手 WR1
  ブレード: ALC特注
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: ディグニクス09C

女子優勝

 ・Chen Meng(陳夢)選手 WR2
  ブレード: カーボネード45
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: キョウヒョウNEOIII

男子ダブルス

・Fan Zhendong(樊振東)選手 WR1
  ブレード: ALC特注
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: ディグニクス09C
・Wang Chuqin(王楚欽)選手
  ブレード: Viscaria(ビスカリア)
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: キョウヒョウNEOIII

女子ダブルス

 ・Sun Yingsha(孫穎莎)選手 WR1
  ブレード: キョウヒョウ龍5?
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: キョウヒョウ?
 ・Wang Manyu(王曼昱)選手 WR4
  ブレード: 林高遠ALC?
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: ディグニクス05?

ミックスダブルス

Wang Chuqin(王楚欽)選手
  ブレード: Viscaria(ビスカリア)
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: キョウヒョウNEOIII
 ・Sun Yingsha(孫穎莎)選手 WR1
  ブレード: キョウヒョウ龍5?
  フォア: キョウヒョウNEOIIIブルースポンジ
  バック: キョウヒョウ?

2022年 MIZUNO卓球用具カタログ

存在感が強くなってきたMIZUNO!

 自分が卓球をはじめたときはMIZUNOというブランドの存在感は卓球用具の中では皆無でした。そんな過去からは想像できないくらいMIZUNOの存在感が卓球界で強くなってきたと思います。総合スポーツメーカー、MIZUNOが卓球へ参入してきたことは、他の卓球メーカーからはシェアを取られるというマイナスの影響があると思いますが、卓人側からすると卓球が現代的に変化する1つの起爆剤の働きがあったのではないかと想像しています。その現代化を促す起爆剤効果は卓球をテレビやメディアなどでより配信しやすくし、卓人を増やす効果を少なからず示したと想像しています。

 MIZUNOの存在感はまずなんといってもシューズです。MIZUNOのシューズは機能性、デザイン性、コスパと3つが揃っていて、若い世代を中心に圧倒的なシェアを得ている状況であり、その状況は盤石だと思われます。特にシェア率が高いのが女子で2022年ベスト16に入った選手のうち12人がミズノのシューズを履いている状況は、まさに日本におけるシューズの「標準」としての地位を獲得しているといえるでしょう。逆に男子は、Butterfly(バタフライ)との契約をしている選手が多いためにシューズもバタフライというケースが多いだけのように見え、一般層はMIZUNOユーザーが多いと感じます。

 MIZUNOの存在感がシューズ以外で顕在化してきたのは、日本代表として、そしてTリーガーとして活躍し、全日本選手権でも上位にくい込む実力を持つ大島祐哉選手がラケットラバーを全てMIZUNO製にしたことが影響していると思います。そして大島選手に引き続き多くのトップ選手がMIZUNOと契約してMIZUNOの用具で結果を残し、シューズ以外でも存在感を放ち始めましたね。こういった市場の取り方、というのは会社員をしている自分も参考になるなーなどと感心してしまうほどです。性能はもちろん、スタイリッシュでかっこいいMIZUNO用具は今後さらに増えていくと想像します。

MIZUNOさんの電子カタログ:
  https://www.mizuno.jp/mizuno_catalog/flashbook/2022_tabletennis/book/

2022年の新商品!

 すでにMIZUNOの新製品は発売され既に好評ですね。一応確認していきましょう。

Q Quality(キュークオリティー)

 Q5よりも回転性能が高くかつコスパ、耐久性が良く、スポンジ硬度も柔らかくした、まさに万人受けを目指した大本命ラバーがQQになりますね。元卓球王国のゆうさんもさっそくレビューされていました。ドイツ製ラバーの方向ではなく、バタフライ製ラバーの方向に似ていてい、テナジーとディグニクスの間と表現されるラバーのようです。テナジー以上で価格が5,300円 + 税というのは非常にコスパが良いと言えるでしょう。自分も既に購入はしているのですが、試打は少々先の予定です。

https://amzn.to/3IunFCW

Q1(キューワン)

 キューの名前を冠していますが、Q1はGFシリーズの上位互換的なラバーのようで、GFシリーズの中で最も硬度の硬いGF Pro(GFプロ)と比べるとスピン性能は劣る位置づけのようです。キューシリーズへのエントリーモデルのようですね。バタフライでいうところのRozena(ロゼナ)を意識したラバーといえるでしょうか。ロゼナはスピン性能も抜群に高いので性能面で受けるかというと厳しいかもしれませんが、MIZUNO用具で揃えたいと思うと良い選択肢になるかもしれません。

https://amzn.to/3IpNsfi

アルティウスシリーズ

Altius Inner(アルティウスインナー)

 アラミドカーボンはバタフライさんでいうところの、ALC系のカーボンになりますね。それをインナー位置にはさみ、ブレード厚さ5.6 mm、表面材からアラミドカーボンまで1.4 mmというのがアルティウスインナーですね。5.6 mmはかなり薄いインナーカーボンになります。バタフライさんのHarimoto Tomokazu InnerForce ALC(張本智和インナーフォースALC)はブレード厚さ6.0 mmでInner Force Layer ALC(インナーフォースレイヤーALC)と同じブレード厚さになります。6.0 mmと比べるとかなり薄いのがアルティウスインナーとなりますね。これだけ薄いとかなりしなるので、スピン系テンションラバーを貼っていてもかなり扱いやすいと感じるラケットだと思います。

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Altius Combo(アルティウスコンボ)

 インナーカーボンになりますが、表面材からアラミドカーボンまでの距離が1.2 mmでブレード厚さも5.8 mmと厚く、アルティウスインナーよりもアルティウスコンボの方が芯材が厚くなったラケットがアルティウスコンボになります。アウターの弾みとインナーのつかみ、といういいところどりをさらに顕在化したラケットのようで、他のブランドと差別化されるラケットのようですね。個人的にも購入するならこのアルティウスコンボが気になりますね。5.8 mmという絶妙なブレード厚さのALC系インナーラケットはバタフライにはないので気になる一本ですね。

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Altius Outer(アルティウスアウター)

 アウターにアラミドカーボンを搭載した、要はバタフライのViscaria(ビスカリア)を意識したラケットですね。ブレード厚さは5.8 mmであり、まさに王道レシピのラケットになりますね。価格はビスカリアよりも安いので個体差は激しいかもしれませんんがコスパは良いといえるでしょう。

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レビュー Evolution EL-S(エヴォリューションEL-S)

説明

 TIBHAR(ティバー)さんの注目ラバー、Evolution EL-S(エヴォリューションEL-S)をレビューさせていただきます。TIBHAR(ティバー)といえば、引退しても僕らの伝説ベラルーシの巨人Vladimir Samsonov(ブラディミル サムソノフ)選手が契約するドイツメーカーになります。あと最近では、元オランダ代表、水谷隼選手のプライベートコーチも経て、You Tubeでティバーを売り込みまくるG.C. Foerster(フォースター)さんや、ルーマニアの美人選手Bernadette Szocs(スッチ)選手もティバー契約の選手ですね。東京オリンピックで張本智和選手をフルセットで粘り勝って存在感を際立たせたスロベニアのDarko Jorgic(ヨルジッチ)選手もティバーの契約選手です!

 そんなティバーさんのラバーの一つ、エヴォリューションEL-Sをレビューします。ハイエンドラバーとして契約選手が多く使用するラバーがEvolution(エヴォリューション)シリーズになります。現在Evolution(エヴォリューション)シリーズは最新最高性能のMX-D、硬度3種×シート2種=6種類とMX-Pの50°を足して全部で8種類のラバーが販売されています。2021年に発売された最新MX-Dは明らかに他のEvolutionシリーズのラバーと一線を画すようなラバーになっています。そちらについてはレビューを挙げていますので、是非そちらをご覧ください。
  Evolution MX-D(エヴォリューションマキシマムダイナミック)のレビュー
   : https://katsuo000.com/review_evolution_mx_d/
 Evolutionシリーズに戻り、硬度の種類3種とは、MX(マキシマム=約47.5°)、EL(エラスティック=約43°)、FX(フレキシブル=約40°)になります。そしてシートの種類2種とは、P(パワー)とS(スピン、微々粘着シート)になります。このページでレビューするのは、硬度が約43°でEL(エラスティック)、つまり中間硬度のスポンジに微々粘着シートを組み合わせたEL-S(エラスティックスピン)のレビューになります。EL-Sはヒットラバーで、TIBHARさんも11年ぶりに雑誌卓球王国にカラー広告を出したそうですね。プラボールが硬くなって、中間硬度のラバーは主にバック側に貼ることが多くなった現在、バック側ラバーに非常に最適なラバーがEL-Sになると思います。TIBHARさんのホームページに掲載されているEL-Sの情報を確認してみましょう。

Evolution EL-S
●最新世代のノンスリップシート
●再度搭載!弾性アップに繋がる気泡の粗いミディアムスポンジ
 長い球持ち、回転量、耐久性に富んだMX-S系のシートに、MX-Sでは搭載されなかった、シリーズ最大の特徴である気泡の粗いスポンジを中間硬度で採用しています。その結果、「ボールが重くなる」というノンスリップラバーの本領をいかんなく発揮してくれます。前中陣において幅広くプレーの質を上げられるラバーが出来ました。EL-Sで”エボリューション”を体感してください。

http://www.tibhar.jp/rubber.htm

 エヴォリューションのMX-PとMX-Sは、硬度が45.7~47.7°と同硬度なのですが、実際に使ってみるとMX-Sの方がシートが硬いためにより硬く感じると思います。これと同様に、EL-PとEL-Sを比較すると硬度がEL-P:42.4~44.4°に対し、EL-S:43.8~45.8°と公表の硬度も硬くなっています。このあたりもドイツ製スピンテンションラバーらしさを感じられると思います。

性能値

 公表性能値を比較してみましょう。

 *Evolution MX-P(エヴォリューションMX-P)とEvolution MX-S(エヴォリューションMX-S)のスピード、スピン性能が同値であるため、同じ場所にプロットされています。EL-Sはなんと、MX-SやMX-Pよりもスピン性能が高いラバーでスピンテンション系ラバーの中ではMX-Dの次にスピン性能が高いラバーになります。これはかなり期待ができるラバーといえるでしょう!続いて硬度計での硬度比較です。

 中間硬度ということでテナジー05はもちろん、MX-P、MX-Sよりもあきらかに柔らかいですね。シートは硬い感じです。今後も触れると思うのですが、このEL-Sは、Joola(ヨーラ)さんのRhyzer Pro 45(ライザープロ45)、Rasanter R45(ラザンターR45)などのラバーにかなり近いと感じました。これらのラバーの共通点はミドル硬度のスポンジで、シートが硬いラバーになりますね。

EL-Sの貼りと重量

 いつものようにZhang Jike ZLC(張継科ZLC)に貼りました。

Evolution EL-S(エヴォリューションEL-S)
 回転系テンション OFF+
・Sponge Thickness:1.7/1.9/2.1 mm
・Speed:123
・Spin:122
・Control:85
・Sponge硬度:43.8-45.8°
・6,000円 + 税
・73 g(切断前) → 49 g(張継科ZLCに貼って)

 中間硬度のラバーのわりには重たいという印象です。

Evolution EL-Sの3つの特徴

シートもスポンジもボールをめちゃめちゃ持つ!

 シートが微々粘着系シートということで、触って粘着を感じるわけではありませんが引き攣れが非常に良いと感じました。またスポンジへのくい込みがとても良いのでラバー全体でもっちりボールを持ってくれると感じるラバーでした。ハードなラバーだとこの球持ちの時間が非常に短いのでドライブを打った時の球離れも早く感じますが、中間硬度のラバーは全体的に球持ちが非常に長いのでその球持ちの時間で相手のタイミングを狂わせることが出来る位ボールの球持ちを感じさせてくれるのがEL-Sでした。また先述の同じような中間硬度かつシートが硬いラバーであるR45やライザープロ45と比較するとEL-Sは、球持ちと弧線の高さに特徴を感じました。R45やライザープロ45は全体的に柔らかさの中にミートのしやすさ弾きの良さがあるのですが、EL-Sが最も球持ちと回転性能を意識したラバーだと感じました。またこれだけの球持ちがあるラバーですので、回転量も抜群に高いと感じました。

バックでもフォアでもオススメできるラバー

 中間硬度のラバーはやはりバック向きというのが一般的だと思います。このEL-Sも例にもれずバックで使うのに非常にオススメしやすいラバーでした。チキータやバックハンドドライブは弱くてゆっくりスイングでも持ち上がり相手コートに入れやすいと感じました。また他の中間硬度で柔らかいラバーの中でもシートのグリップ力が強いのでツッツキが浮きにくいと感じました。この当たりも好感触でした。
 個人的に感じたのが、フォアでも使えるという感覚でした。他のR45やライザープロ45と比べるとEL-Sがやや硬く球持ちが良いこともあってフォアでも十分にオススメできるラバーだと感じました。フォアにオススメできる点というのは、EL-Sは球持ちの良さから得られるサーブの回転量、ドライブのしやすさ、特に打球点を落とした時の弧線の出しやすさがあるからですね。フォアで使っていても非常にイメージ通りにドライブができて良かったです。コースを狙いやすく丁寧でラリー志向な卓球を目指すのにも良いと感じました。

TIBHARのラバーらしく、ミートもイケるし弾みもある!

 回転をかけやすいのに、いざミートや弾き強めに打ってみると、思ったより飛距離が出ると感じました。このあたりはTIBHARらしいと感じましたね。扱いやすいのにミートや弾きはかなり強烈です。ただバタフライのラバーや粘着ラバーではないので、ミート系や弾き気味に打つと回転量が落ちるというのは感じました。おさまらずに飛んで行ってしまう感じがありますね。ただ慣れるとTIBHARの選手のようにノータッチエースを取りまっくたり、カウンターも決めやすいのだと思います。

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打
 特に違和感なかったです。

ロングボールやラリーでのドライブ
 少し柔らかすぎてエネルギーロスを感じました。普段は50°かそれ以上のラバーを使っているので、当然なのかもしれません。ボールが浅く入りやすいですね。中間硬度のラバーを使うときはさらにじっくりボールを引き付けた方がエネルギーロスが減るような気がします。また思い切りドライブをたたき込もうとすると、どうしても回転量の低さを感じました。ただスピードは抜群に出るので引き合いや中陣からのしのぎあいは楽しくなるラバーだと思います。またかなりギリギリまで引き付けることができるし、弧線も作りやすいラバーですので、逆をついたりネット際に落としたり、とドライブで技巧的に攻めることがしやすいラバーかもしれません。

面を開いたドライブ
 くい込み過ぎ、というのが第一印象ですが、シートのグリップ力のおかげか、面を開いてもドライブはしやすかったです。非常に回転量が多くてしっかりボールが沈ませることが出来ると感じました。

対下回転に対するループドライブ
 安心感のある打球感とネット際に落とすループドライブがやりやすいと感じました。インパクトを強くしてもボールが飛び出ないので、かなり質の高いループドライブがやりやすいと感じました。これだけでもマズマズ武器にできると思います。この点がかなり好感触でした。

対下回転に対するスピードドライブ
 個人的にはやりにくいと感じました。自分の打ち方だとスピードを出し過ぎてボールが沈まないんですよね。もう少し面を開いてぶつけながらもしっかり回転をかけるような打ち方をしないと相手のコートに安定して入れられないと感じました。ただこの打ち方だとエネルギーロスも感じると思うので、ぶつけ打ちならEvolutionのMX系の高硬度のスポンジのラバー(MX-P、MX-S、MX-D)の方がいいボールが打てると思います。あとは、ミドル硬度ということでこすり打ちでスピードドライブする方法もあると思います。ただし最大スピードは落ちるかもしれません。

カーブ/シュートドライブ
 ボールを浅くコントロールしやすいので曲げやすいと思います。

ブロック
 これは比較的やりやすかったです。ただし相手の回転の影響も受けやすいとも感じました。このあたりは好みがでそうです。

カウンタードライブ
 少しくい込みが良いので回転をかけかえそうとすると抑え込みにくいかもしれません。ミート系の方がいいかもしれません。

ストップ
 
シートのおかげか止めやすかったです。飛び出しが少ないのは好感触でした。切れなくはないと思います。

ツッツキ
 こちらも浮きにくいですが少し、ボールは軽そうでした。

フォアサーブ
 しっかり切ることができて良かったです。

バックハンド系

軽打
 柔らかいので、ついつい厚く当てて弾いてしまいやすいと思いました。中間硬度のラバーってこういうところが難しいですよね。

ロングボールやラリーでのドライブ
 ディグニクス05やテナジー05と比較すると弧線が出にくいので、下がると難しいと感じました。でも硬いラバーと比べるとスイングスピードは遅くて、弱い力でも簡単にドライブはかかるので安定感と安心感は非常に感じますね。

対下回転に対するループドライブ
 安定感ありました。よかったです。ただし、回転量の最大値は低いかもしれません。これは自分のバックハンドドライブの技量不足かもしれません。個人的には相手のボールをギリギリまで引き付けられるのはバックハンドでは嬉しい点だなと感じました。

対下回転に対するスピードドライブ
 フォア以上に難しいと感じました。ここはさらに腕不足を感じました。

ブロック
 非常にやりやすかったです。ミート系のボールもブロックしやすいですね。

カウンタードライブ
 ライザープロ45でも感じましたがミート気味のカウンターが良かったです。

ストップ
 浮かずやりやすかったです。EvolutionシリーズはSタイプのシートが好みですね。

ツッツキ
 切れなくはないですが最大限切ろうとするとかなり難しい印象でした。カットマンのように打球点を落とした方が切りやすいと思います。

チキータ
 やりやすいです。弱い力で入れやすいですね。威力は低めです。

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Evolution MX-D > Evolution EL-S ≧ Quantum X Pro

回転のかけやすさ
 Tenergy 05FX > Evolution EL-S > Evolution MX-S

スピード
 Quantum X Pro > Evolution EL-S > Tacky rubber (such as Hurricane)

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Review DNA Dragon Grip

Explanation

We would like to review the German-made adhesive tension rubber, STIGA’s DNA Dragon Grip, which is a hot topic in the streets. In recent years, the quality of German-made rubber has improved remarkably, and the number of German-made adhesive tensions has increased. I would like to compare them.

DNA will be Stiga’s high-end rubber series. To date, there are three types, all of which are Stiga’s first German-made rubber series. DNA Pro series, DNA Platinum series, and this DNA Dragon Grip. Only the DNA Dragon Grip is an adhesive tension rubber, and the other DNA series are basically spin tension rubbers. Until the release of the DNA series, Stiga sold and handled rubber made in Japan. Such Stiga will release a high-end rubber made in Germany, the first of which will be the DNA Pro series. DNA Pro is a rubber that seems to be the original German spin tension rubber, and it was very similar to the best-selling rubber Fastarc G-1 in Japan. And the second release last year is the DNA Platinum series. This is very popular and has been highly rated by table tennis YouTubers (Goblin’s) and other reviewers. katsuo000 also reviewed DNA Platinum Extra Hard as a good impression rubber.

The DNA Platinum series was a rubber very similar to Butterfly’s Tenergy 05. The grain shape of the sheet is thick and has a characteristic of spin system, and it was a rubber that feels quite good to bite even when combined with the 52.5 ° extra hard sponge (XH). Tenergy 05 is also a rubber that feels good in the hardness, but this DNA Platinum series is also a rubber series that is very good at biting into the indicated hardness, and it is a hard rubber that can be easily bitten, so the amount of rotation It will be terrible. It is a sponge that is not similar to the butterfly spring sponge, but it makes you feel that German technology is evolving. Is the feeling of use about 47 ° with the hardness of the German standard? I feel that it is the closest rubber to Tenergy 05 among the post-tenergy rubbers.

And the DNA Dragon Grip was released in quick succession. Recently, we have entered the era of adhesive rubber group male division, and each company has released adhesive tension. I would like to review what kind of rubber the DNA Dragon Grip is.

I can only tell you how amazing it is, but I would like to touch on the technology. First of all, DNA Platinum and DNA Dragon Grip are said to have adopted technologies such as Longer Trajectory, Direct Power Hit Effect, and Power Sponge Cells. Perhaps a new sponge called the Power Sponge Cell will perform like the Tenergy 05 to show similar performance to the Butterfly Spring Sponge.

・Longer Trajectory
・Direct Power Hit Effect
・Power Sponge Cells

In addition, the DNA Dragon Grip uses a technology called C Touch Tensor. The phrase “C-Touch” is the technology used in the seats of DONIC’s Blue Grip C1 and I imagine it’s probably similar. I quoted the explanation about C Touch Tensor from the STIGA site. ↓

C Touch Tensor

Adhesive top sheets provide exceptional grip and a high level of control on serve and receive. The newly installed sponge was developed based on AI (artificial intelligence) and advice from top players. By digitally analyzing the data, we identified the important characteristics of the material, and made the strong rotation amount and high control performance of the adhesive top sheet coexist with the powerful speed of the new sponge.

https://stigasports.jp/product/dna-%e3%83%89%e3%83%a9%e3%82%b4%e3%83%b3-%e3%82%b0%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%97%e3%80%8855%e3%80%89/

Published performance value

You can clearly see that the DNA Platinum series has improved rotational performance compared to the previous DNA Pro series. And you can see well that the adhesive tension rubber with higher spin performance from the DNA platinum series becomes the DNA dragon grip. Next is a comparison with a hardness tester.

As you can see from this figure, DNA Pro H, DNA Platinum XH, and DNA Dragon Grip are as hard as Tenergy 05. Of course, the German-made rubber STIGA rubber is heavier, and the butterfly rubber is lighter, which is also a characteristic of the result.

Finally, the difference between the hardness on the sheet side and the hardness on the sponge side is plotted. Katsuo000 feels that the larger this value is, the easier it is to handle or bite into the rubber. I have included Tenergy 05 as an index, but you can see that Tenergy 05 is a rubber that is very easy to handle and easy to rotate because it has a good hardness and is very easy to handle. On the other hand, the DNA Dragon Grip seems to have specifications that are conscious of Dignics 09C, and the hardness difference between the seat side and the sponge side is close. The difference between the seat side and the sponge side is smaller than that of Dignics 09C, and I think it is a rubber that is difficult to bite into. However, the value of shore c itself is harder in Dignics 09C, so its influence may be stronger. (For adhesive rubber, the difference in hardness between the sheet side and the sponge side is not a very good index, and I feel that it is easier to understand if you compare purely by hardness. What kind of comparison is good in the future? I would like to think about it.)

DNA Dragon Grip sticking and weight

DNA Dragon Grip
・Speed: 132
・Spin: 146
・Control: 80
・Sponge Thickness: Max (2.3 mm)
・Sponge stiffness: 55.0°
・6,600 yen + tax
・74 g (before cut) → 52 g (after cut)

I pasted it using YASAKA’s Norisuke. After all it is heavy! By the way, I pasted the racket on my favorite WRM 970XX-KLC recently. This racket is an inner Kep1er carbon racket with a 5.7 mm thin plate, a hard upper plate dyeing material, and the lightest among Chinese rackets. The cost performance is very good (5,980 yen + shipping fee for sale), so it is recommended.

By the way, the sheet doesn’t feel very sticky. Recent German adhesive tension rubber does not have the sticky feeling of the sheet like Chinese adhesive rubber. The smell is a little peculiar, but compared to Chinese adhesive rubber, it is a level that even people who do not know table tennis do not mind. If it is not sold as an adhesive tension rubber, it will be difficult to recognize it as an adhesive rubber in the first place. Of course, the performance has the characteristics of adhesive rubber!

3 features of DNA Dragon Grip

Adhesive rubber that bites in with a light force!

As you can see from the results of the hardness comparison, it was a rubber with a very light force, which was hard enough to hit by hand, and it was easy to put out a sticky ball. First of all, regarding the hardness, it was a rubber that bites well and is easy to handle compared to the adhesive rubber made in China. The bite is too good and you may even feel like a spin tension rubber. The sponge is a hard sponge that is even harder than DNA Platinum XH and has fewer bubbles, but I didn’t feel that hard. In the review of Karahashi Takukyu Yoyogi store, it was also reviewed that the DNA Dragon Grip can add vertical rotation with a small force without making a big swing when used in the back, and it can get points. If you want strong rotation even with such a weak force, I think the DNA Dragon Grip is a very good option.

A seat that emphasizes ball holding and rotation rather than Rakza Z

The characteristic of DNA Dragon Grip is that the seat is thick and the grain shape is low and thick, that is, the seat shape is characterized by the rotation performance that is adopted for the spin type tension rubber that emphasizes rotation. The sheet of the DNA Platinum series also had a sheet shape similar to Tenergy 05. On the other hand, the sponge is not as hard as other super-hard adhesive rubbers and feels more biting than I expected. Of course, there are multiple German tension rubbers of the same hardness, such as Omega VII China Guang from XIOM, Blue Grip C2 from DONIC, and VICTAS. Examples include Triple Extra. For this comparison, I mentioned Rakza Z Extra Hard, which has already been tested to some extent and has the same hardness. I hope it can be compared with other adhesive tension rubbers, but I haven’t. The Rakza Z XH is symmetrical compared to the DNA Dragon Grip, and the overall weight of the rubber is heavier than the DNA Dragon Grip, while the sponge has a lot of bubbles and the sheet is rather thin and the sheet is thin and Tenergy 80 (Tenergy 80). It has a shape like a speed tension rubber such as 80) or Tenergy 64. It was an adhesive rubber because it was heavy and hard as a whole, and it was a rubber that was somewhat like a speed tension rubber. The DNA Dragon Grip has a symmetrical design guideline compared to the Rakza Z XH, and I felt a great difference in its rubber design. The DNA Dragon Grip has a seat and grain shape similar to that of a spin-type tension rubber specializing in rotation like Tenergy 05, but the sponge is a sponge that is not too hard. It was a well-balanced rubber like between the adhesive rubber and spin tension, which is perfect when you want more spin performance than DNA Platinum XH.

It’s easy to bite in and handle, but it’s also easy to get rid of habits (misleading by the amount of rotation)!

Although it is not completely comparable to the rubber mentioned above, I think that the DNA Dragon Grip is probably classified as a habit ball (or easy to make mistakes due to the amount of rotation) rubber side even in the hardness of 55 °. I will list the same degree of hardness again.

 ・Omega VII China Guang (XIOM) 55°
 ・Blue Grip C2 (DONIC) 55°
 ・Rakza Z Extra Hard (Yasaka) 52~57°
 ・Triple Extra (VICTAS) 55°
 ・Dignics 09C (Butterfly) 44° (Butterfly standard)
 ・Hybrid K3 (TIBHAR) 53°
 ・Hybrid K1J (TIBHAR) 52.5°
 ・Blue Grip R1 (DONIC) 50°
 ・Rakza Z (Yasaka) 47~52°
 ・Rising Dragon (Yasaka) 47~52°

There are rubbers that I have used and rubbers that I have not used, but among the above, DNA Dragon Grip was a rubber that was easy to get a habit (misleading due to the amount of rotation). For example, even if I drive in a state close to hand-striking without wearing shoes, I felt that the rotation and the way the ball bounces and flies from the table will change. I think that this amount of rotation and habit is the performance you want if you use adhesive rubber! Personally, I felt that it was a rubber that could make mistakes with the amount of rotation more than the Rakza Z XH and the Dignics 09C (of course, the Rakza Z XH is faster than the Rakza Z XH and the Dignics 09C is better if you want ease of handling in addition to speed. I think). Please refer.

Each technology review

Fore hand

Light hit
There was no discomfort with the momentum like tension rubber. At least I don’t think I feel like I don’t fly like a leopard.

Drive on long balls and rallies
I felt it was a little soft. Compared to the spin type tension rubber, there was an impression that the ball enters a little shallower because the arc line is very easy to come out. It grips the ball very well, so it is easy to spin. I personally like the one that is a little harder, but it may be easier to use if you want to speed up. Since the sponge hardness is 55 °, I felt it was soft, but I didn’t lose to the opponent’s ball.

Drive with open face
Even if I opened the surface, it would rotate firmly and sink, so it was very good. This area was just like an adhesive rubber. Also, I felt that the drive would be stable because it would sink by rotation if it was rubbed without opening the surface in the opposite direction due to the shape of the seat.

Top spin (loop) drive against back spin
Since it grips firmly, I was able to hit a drive with abundant rotation. However, it is not a rubber that is hard and does not bounce like a leopard, so I felt a little power loss. I felt that it was shallow and low and easy to control.

Speed drive against back spin
Even if I hit it like rubbing, I was able to hit the speed drive and the impression was good. However, since it is an adhesive rubber, I felt that the ball would run better if I hit it with the surface open. I think that hitting like rubbing will increase from the opponent’s court.

Curve / shoot drive
I felt that the ball would bend well when it was curved or shot because the ball entered shallowly. The course is also easy to aim for.

Block
I felt that it was a little susceptible to rotation. Instead, it was easy to block balls such as smashes.

Counter drive
It was easy to bite in firmly and rotate, and it fits well and it was easy to counter drive. Is it really an adhesive rubber?

Push / stop
I felt that it took some getting used to cutting because the bite was a little too good. Since it is an adhesive rubber, it was very easy to do without popping out.

Serve
It was easy to rotate firmly. However, I felt that it was softer than the Omega VII China shadow and that it popped out a little better.

Back hand

Light hit
After using it in the fore, I tried using it in the back, but as I imagined, I felt it was easy to use in the back. With a sponge hardness of 55 °, the weight is certainly as heavy as 50 g, but I felt that it was easier to handle than Chinese adhesive and could be used in the back without any discomfort.

Drive on long balls and rallies
I felt a sense of stability because I held the ball firmly. I also felt that the ball was a little slow to leave. I also felt that impact was needed to speed up from the middle team.

Top spin (loop) drive against back spin
It was very easy to do. I felt that I could make a loop drive with just the right hardness and a sense of stability. Also, because it grips the ball firmly, I felt that it could be lifted even if the hitting point was dropped.

Speed drive against back spin
I felt that the speed was a little mature because I had a good ball. I also felt this in DNA Platinum. 

Block
I felt that it was easily affected by rotation for its hardness. It wasn’t that difficult.

Counter drive
It was easy to do. I felt the feeling of holding a ball more than Dignics 05, so it was easy to feel that I had a counter drive.

Push / stop
Since it is an adhesive rubber, it will not float. However, since the sponge has a good bite, I felt that it was easy to overshoot if I was not careful about the touch.

Chiquita
It was easy to do. It was easy to rotate!

Comparison with other rubbers (personal impressions)

Spin amount
 Omega VII China Ying > DNA Dragon Grip > Dignics 05

Speed
 Dignics 09C ≧ Rakza Z Extra Hard > Rhyzen ZGR > DNA Dragon Grip > Hurricane NEO III

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全日本選手権ランカーの使用用具 2022年 男子

位 選手 年齢
 Blade(ラケット)
  ブランド ラケット グリップ
 フォア Rubber(ラバー)
 バック ラバー
 シューズ

優勝~ベスト4

優勝 戸上隼輔選手 当時20歳
 ラケット: Butterfly(バタフライ) Zhang Jike ALC(張継科ALC)、FL
 フォア: Tenergy 05 Hard(テナジー05ハード)、特厚
 バック: Tenergy 05(テナジー05)、特厚
 シューズ: バタフライ Lezoline Rifones(レゾライン リフォネス)
準優勝 松平健太選手 当時30歳
 ラケット: バタフライ 張継科ALC、FL
 フォア: Dignics 09C(ディグニクス09C)、特厚
 バック: テナジー05、特厚
 シューズ: バタフライ KENTA Limited(KENTAリミテッド)
3位 吉村真晴選手 当時28歳
 ラケット: バタフライ 特注CNF(Revoldia CNF)、FL
 フォア: Dignics 05(ディグニクス05)、特厚
 バック: ディグニクス05、特厚
 シューズ: バタフライ Lezoline Mach(レゾラインマッハ)
4位 丹羽孝希選手 当時27歳
 ラケット: VICTAS(ヴィクタス) Koki Niwa Wood(丹羽孝希ウッド)、FL
 フォア: V>15 Extra(V>15エキストラ)、Max
 バック: V>15エキストラ、Max
 シューズ: ヴィクタス Attack Dominate FF2(アッタクドミネイドFF2)

5位~8位

5位 松下大星選手 当時25歳
 ラケット: バタフライ 反転式ペン特注(張継科ALC特注)
 フォア: ディグニクス05、特厚
 バック: ディグニクス05、特厚
 シューズ: バタフライ Lezoline Gigu(レゾラインギグ)
6位 吉山僚一選手 当時17歳
 ラケット: Yasaka(ヤサカ) Ma Lin Extra Special(馬林エキストラスペシャル)、ST
 フォア: Rakza X(ラクザX)、 特厚
 バック: Rakza 7(ラクザ7)、 特厚
 シューズ: mizuno(ミズノ) Wave Medal Z2(ウェーブメダルZ2)
7位 上田仁選手 当時30歳
 ラケット: バタフライ Inner Force ZLC(インナーフォースZLC)、FL
 フォア: ディグニクス09C 、特厚
 バック: ディグニクス09C、特厚
 シューズ: バタフライ レゾラインマッハ
8位 吉田雅己選手 当時27歳
 ラケット: バタフライ Viscaria(ビスカリア)、FL
 フォア: ディグニクス09C、特厚
 バック: Dignics 80(ディグニクス80)、特厚
 シューズ: バタフライ Energy Force XI(エナジーフォースXI)

9位~16位

9位 神巧也選手 当時28歳
 ラケット: ヤサカ 馬林エキストラスペシャル、FL
 フォア: Rakza Z Extra Hard(ラクザZエキストラハード)、特厚
 バック: ラクザZエキストラハード、特厚
 シューズ: ミズノ Wave Drive NEO 2(ウエーブドライブNEO2)
10位 大島祐哉選手 当時27歳
 ラケット: ミズノ Fortius FT ver. D RE(フォルティウスFT ver. D RE)、FL
 フォア: Q5(キューファイブ)、特厚
 バック: Q5、特厚
 シューズ: ミズノ Wave Drive EL(ウェーブドライブEL)
11位 松島輝空選手 当時14歳
 ラケット: Harimoto Tomokazu Inner Force ALC(張本智和インナーフォースALC)、FL
 フォア: テナジー05ハード、特厚
 バック: ディグニクス05、特厚
 シューズ: バタフライ Rezoline Vilight(レゾラインビライト)
12位 張本智和選手 当時18歳
 ラケット: 張本智和インナーフォースALC、FL
 フォア: ディグニクス05、特厚
 バック: ディグニクス05、特厚
 シューズ: バタフライ レゾラインリフォネス
13位 鈴木選手 当時17歳
 ラケット: DONIC(ドニック) Original Ture Carbon(オリジナルトゥルーカーボン)、FL
 フォア: Blue Storm Z1 Turbo(ブルーストームZ1ターボ)、Max
 バック: Blue Storm PRO(ブルーストームPRO)、Max
 シューズ: ドニック Waldner FLEX3(ワルドナーFLEX3)
14位 谷垣佑真選手 当時18歳
 ラケット: バタフライ ビスカリア、FL
 フォア: ディグニクス05、特厚
 バック: ディグニクス80、特厚
 シューズ: アシックス Attack Dominate FF(アタックドミネイトFF)
15位 英田理志選手 当時28歳
 ラケット: ヤサカ Masamune(正宗)、ST
 フォア: ラクザ7、厚
 バック: Rising Dragon(翔龍)、厚
 シューズ: ミズノ ウェーブドライブEL
16位 吉田海斗選手 当時22歳
 ラケット: バタフライ Apolonia ZLC(アポロニアZLC)、FL
 フォア: テナジー05ハード、特厚
 バック: テナジー05ハード、特厚
 シューズ: バタフライ レゾラインマッハ

2020年の傾向についてのkatsuo000の考察

 16名のうち15名がシェークハンド、1名が反転式ペンホルダーで、挙げられているラケットは16本、ラバーは32枚になります。ラケットの分母は16、ラバーの分母は32になります。

 アウターカーボン率: 7/16 = 43.75%
  ALC(アラミドカーボン含む):6、CNF:1
 インナーカーボン率: 4/16 = 25.00%
  ZLC系:2、ALC系:2
 木材系(アウター特殊繊維含む)率: 5/16 = 31.25%
  3枚合板:1、7枚合板系:3、7枚合板+アウター特殊繊維:1

 ディグニクス率: 14/32 = 43.75%
  09C率: 4/32 = 12.50%
  05率: 8/32 = 25.00%
  80率: 2/32 = 6.25%
 テナジー率: 6/32 = 18.75%
  05ハード率: 4/32 = 12.50%
  05率: 2/32 = 6.25%
 ドイツ製ラバー: 9/32 = 28.13%
  V>15エキストラ: 2/32 = 6.25%
  ラクザ: 5/32 = 15.63%
  ブルーストーム: 2/32 = 6.25%
 中国製粘着ラバー: 1/32 = 3.13%
 日本製ラバー: 2/32 = 6.25%

katsuo000のレビュー

・張継科ALC: https://katsuo000.com/review_zhangjike_alc/
・テナジー05ハード: https://katsuo000.com/review_tenergy_05_hard/
・テナジー05: https://katsuo000.com/review_tenergy_05/
・ディグニクス09C: https://katsuo000.com/review_dignics_09c/
・レボルディアCNF: https://katsuo000.com/review_revoldia_cnf/
・ディグニクス05: https://katsuo000.com/review_dignics_05/
・V>15エキストラ: https://katsuo000.com/review_v15_extra/
・ラクザX: https://katsuo000.com/review_rakza_x/
・ラクザ7: https://katsuo000.com/review_rakza_7/
・ディグニクス80: https://katsuo000.com/review_dignics_80/
・Q5: https://katsuo000.com/review_q_5/
・ブルーストームZ1ターボ: https://katsuo000.com/review_bluestorm_z1_turbo/
・翔龍: https://katsuo000.com/review_rising_dragon/

2022/3/5~3/6 LION CUP TOP32

ライオンカップ開催!

 例年ではジャパントップ12などのタイトルでしたが今年はなんとトップ32ということで、出場枠を増やしての開催のようです。コロナ禍が長く続く中、卓球協会やそのスポンサー、Tリーグ関係者の皆様が頑張ってくれたようですね!とても楽しみな大会です!今回の試合はなんと、選考会でもあるようですね。願わくは、全員コロナの影響で棄権などなく、公平公正な試合で全て勝敗を決してほしいです。

・開催場所は東京都アリーナ立川立飛。
・優勝者は2022年世界選手権成都大会(団体戦)とアジア競技大会シングルス代表権獲得。
・ベスト8進出でアジア競技大会国内選考会(4/9~4/10赤羽体育館)への出場権獲得。
・2024年パリオリンピック選考第1回大会(選考ポイントを付与)。

卓球協会における大会ページ:
   https://jtta.or.jp/news/5505
   https://jtta.or.jp/tour/5462
Nittakuの大会ページ: https://www.nittaku.com/nittaku-news/topics/post-3305
バタフライの大会ページ:
   https://www.butterfly.co.jp/takurepo/topics/detail/020547.html
   https://www.butterfly.co.jp/takurepo/topics/detail/020548.html
卓球王国の情報: https://world-tt.com/blog/news/archives/19945

男子出場予定選手
 ・張本 智和選手(木下グループ)
  ブレード: 張本智和インナーフォースALC
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05

 ・丹羽 孝希選手(スヴェンソンホールディングス)
  ブレード: 丹羽孝希ウッド
  フォア: V>15エキストラ
  バック: V>15エキストラ(ブルー)

 ・宇田 幸矢選手(明治大学)
  ブレード: 特注(ZLカーボンインナー)
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス80

 ・森園 政崇選手(BOBSON)
  ブレード: 張本智和インナーフォースALC
  フォア: テナジー05
  バック: ファスタークG-1

 ・戸上 隼輔選手(明治大学)
  ブレード: 張継科ALC
  フォア: テナジー05ハード
  バック: テナジー05

 ・木造 勇人選手(愛知工業大)
  ブレード: ビスカリア
  フォア: キョウヒョウIIIブルースポンジ
  バック: テナジー05

 ・及川 瑞基選手(木下グループ)
  ブレード: ビスカリアスーパーALC
  フォア: ディグニクス09C
  バック: ディグニクス05

 ・篠塚 大登選手(愛工大名電高)
  ブレード: 張継科ALC
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05

 ・田中 佑汰選手(愛知工業大)
  ブレード: インナーフォースレイヤーALC
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05

 ・松島 輝空選手(星槎中)
  ブレード: 張本智和インナーフォースALC
  フォア: テナジー05ハード
  バック: ディグニクス05

 ・神 巧也選手(T.T彩たま)
  ブレード: 馬琳エキストラスペシャル
  フォア: ラクザZエキストラハード
  バック: ラクザZエキストラハード

 ・吉田 海斗選手(専修大)
  ブレード: アポロニアZLC
  フォア: テナジー05ハード
  バック: テナジー05ハード

 ・鈴木 颯選手(愛工大名電高)
  ブレード: オリジナルトゥルーカーボン
  フォア: ブルーストームZ1ターボ
  バック: ブルーストームプロ

 ・英田 理志選手(愛媛県競技力向上対策本部)
  ブレード: 正宗
  フォア: ラクザ7
  バック: 翔龍

 ・松下 大星選手(クローバー歯科カスピッズ)
  ブレード: 張継科ALC?反転式
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05

 ・吉村 真晴選手(愛知ダイハツ)
  ブレード: レボルディアCNF
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05

 ・吉山 僚一選手(愛工大名電高)
  ブレード: 馬琳エキストラスペシャル
  フォア: ラクザX
  バック: ラクザ7

 ・上田 仁選手(T.T彩たま)
  ブレード: インナーフォースZLC
  フォア: ディグニクス09C
  バック: ディグニクス09C

 ・谷垣 佑真選手(愛工大名電高)
  ブレード: ビスカリア
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス80

 ・三木 隼選手(野田学園高)
  ブレード: ビスカリア
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05

 ・川上 流星選手(新発田ジュニア)
  ブレード: レボルディアCNF
  フォア: ディグニクス09C
  バック: ディグニクス80

 ・吉山 和希選手(愛工大名電中)
  ブレード: 特注(スーパーALCインナー)
  フォア: ディグニクス05
  バック: テナジー05

 ・村松 雄斗選手(東京アート)
  ブレード: 松下浩二オフェンシブ?
  フォア: ?
  バック: スペクトルS1

 ・吉村 和弘選手(岡山リベッツ)
  ブレード: リアム・ピッチフォード
  フォア: V>15エキストラ
  バック: V>15エキストラ

 ・曽根 翔選手(愛知工業大)
  ブレード: ZX-GEAR OUT
  フォア: V>15エキストラ
  バック: V>15エキストラ

 ・濵田 一輝選手(愛工大名電高)
  ブレード: 張継科ZLC
  フォア: テナジー05?
  バック: ディグニクス05?

 ・龍崎 東寅選手(三井住友海上火災保険㈱)
 ・有延 大夢選手(琉球アスティーダ)
  ブレード: 特注(アリレートカーボンシェーク)
  フォア: テナジー05ハード
  バック: ディグニクス05

 ・高橋 航太朗選手(実践学園高)
  ブレード: フォルティウスFT ver. D RE
  フォア: Q5
  バック: Q5

 ・高見 真己選手(愛知工業大)
 ・横谷 晟選手(愛知工業大)
  ブレード: コルベル?
  フォア: ディグニクス05
  バック: ?

 ・坂井 雄飛選手(愛工大名電中)
  ブレード: ビスカリア
  フォア: ディグニクス05
  バック: テナジー05

女子出場予定選手
 ・伊藤 美誠選手(スターツ)
  ブレード: 伊藤美誠カーボン
  フォア: ファスタークG-1
  バック: モリストSP

 ・石川 佳純選手(全農)
  ブレード: 特殊素材シェーク(ビスカリア?)
  フォア: キョウヒョウIII国狂ブルー
  バック: 裏ソフト(テナジー05?)

 ・平野 美宇選手(日本生命)
  ブレード: ビスカリア
  フォア: テナジー05ハード
  バック: テナジー05

 ・早田 ひな選手(日本生命)
  ブレード: 特注(特殊素材系?)
  フォア: キョウヒョウIII国狂ブルー
  バック: 裏ソフト(テナジー05?)

 ・芝田 沙季選手(ミキハウス)
  ブレード: キョウヒョウ龍5
  フォア: キョウヒョウIII国狂ブルー
  バック: キョウヒョウ特注(紅双喜、特注)

 ・橋本 帆乃香選手(ミキハウス)
  ブレード: 剛力男子
  フォア: キョウヒョウIII国狂ブルー
  バック: 粒高(薄)(ドナックル?)

 ・木原 美悠選手(JOCエリートアカデミー/星槎)
  ブレード: ファイヤーフォールVC
  フォア: V>15エキストラ
  バック: VO>102(2.0 mm)

 ・長﨑 美柚選手(日本生命)
  ブレード: インナーフォースレイヤーALC
  フォア: テナジー05
  バック: ディグニクス05

 ・安藤 みなみ選手(TOP名古屋)
  ブレード: ZX-GEAR IN
  フォア: テナジー05
  バック: アタック8L粒

 ・佐藤 瞳選手(ミキハウス)
  ブレード: 剛力男子
  フォア: キョウヒョウIII国狂ブルー
  バック: 粒高(薄)

 ・大藤 沙月選手(四天王寺高)
  ブレード: 張本智和インナーフォースALC
  フォア: キョウヒョウIII国狂ブルー
  バック: ディグニクス05

 ・加藤 美優選手(日本ペイントマレッツ)
  ブレード: インナーフォースレイヤーZLC
  フォア: テナジー80
  バック: テナジー80

 ・南波 侑里香選手(日本ペイントマレッツ)
  ブレード: フォルティウスFT
  フォア: Q5
  バック: ブースターSA(厚)

 ・野村 萌選手(デンソー)
  ブレード: フィールZX III
  フォア: オメガVIIプロ
  バック: VO>101(2.0 mm)

 ・森 さくら選手(日本生命)
  ブレード: インナーフォースレイヤーALC
  フォア: テナジー05ハード
  バック: テナジー05

 ・木村 光歩選手(中国電力)
  ブレード: アコースティック
  フォア: ハモンドZ2
  バック: モリストSP(中)

 ・張本 美和選手(木下アカデミー)
  ブレード: 張本智和インナーフォースALC
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05

 ・面手 凛選手(山陽学園中)
  ブレード: インナーフォースレイヤーZLC
  フォア: ファスタークG-1
  バック: ファスタークG-1(厚)

 ・由本 楓羽選手(香ヶ丘リベルテ高)
  ブレード: インナーフォースレイヤーALC
  フォア: ディグニクス09C
  バック: テナジー05

 ・横井 咲桜選手(四天王寺高)
 
 ブレード: キョウヒョウ龍5
  フォア: テナジー05?
  バック: ファスタークG-1?

 ・香取 悠珠子選手(卓桜会栃木卓球センター)
  ブレード: カーボネード45
  フォア: DNAプラチナM
  バック: DNAプラチナM

 ・青木 咲智選手(ミキハウスJSC)

 ・黒野 葵衣選手(早稲田大)
  ブレード: 剛力スーパーカット?
  フォア:
  バック:

 ・平 真由香選手(昭和電工マテリアルズ)
  ブレード: クリッパーウッド?
  フォア: Q3?
  バック: Q3?

 ・菅澤 柚花里選手(四天王寺高)
  ブレード: アコースティックカーボン?
  フォア: ファスタークG-1?
  バック: ファスタークC-1?

 ・枝廣 愛選手(就実高)

 ・木村 香純選手(専修大)
  ブレード: インナーフォースレイヤーZLC
  フォア: テナジー05
  バック: テナジー80

 ・岡田 琴菜選手(愛知工業大)

 ・中田 玲奈選手(筑波大)

 ・篠原 夢空選手(貝塚第二中)
  ブレード: アコースティック?
  フォア: ファスタークG-1?
  バック: ファスタークG-1?

 ・鈴木 李茄選手(昭和電工マテリアルズ)
  ブレード: インナーフォースレイヤーALC
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05

 ・小塩 遥菜選手(JOCエリートアカデミー/星槎)
  ブレード: 松下浩二
  フォア: V>15エキストラ
  バック: カールP1V

結果

 日本は女子ダブルスで、若手の木原選手長﨑選手ペアが優勝しました。おめでとうございます!

男子優勝

 ・張本 智和選手(木下グループ)
  ブレード: 張本智和インナーフォースALC
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05

女子優勝

・早田 ひな選手(日本生命)
  ブレード: 特注(特殊素材系?)
  フォア: キョウヒョウIII国狂ブルー
  バック: 裏ソフト(テナジー05?)

2022年 ヤサカ卓球用具カタログ

2022年も最新カタログはヤサカさんが一番でした!

 卓球ショップや町中のスポーツショップへ行って、メーカーカタログを集める趣味を持つkatsuo000です。2022年も最も早く手に入れたカタログはヤサカさんでした!既にホームページでも確認できますね。今後はショップに足を運ばなくてもネットで確認する時代になるとは思いますが、紙媒体で手に入れることができたほうが個人的には見やすくて、腰をすえたじっくり読めるので助かります。ただ増えてきたらやはり電子媒体で保存するのかな。

YASAKAさんの電子カタログ: https://www.yasakajp.com/wp-content/uploads/yasaka2022.pdf

2022年の新商品!

 やはり気になるのは、新商品になりますね!

MASAMUNE(正宗)

 TT彩たまの英田理志選手の使用モデルとして2022年3月発売のラケットが正宗になります。こちらは最近数が減っている木曾桧3枚合板になりますね。板厚はなんと7.2 mmととても厚い仕様になっています。このラケットは球持ちもありつつ弾ませたいときに弾ませることのできそうなラケットだと思いますね。英田選手の人気にあわせて売れそうな1本です!

https://amzn.to/3CG4ovS

TENACITY WOOD(テナシティウッド)

 「高い守備力とコントロール性能を持つ守備型5枚合板ラケット」というフレーズで、新たにカットマンやペンイボ用のラケットとして発売されるのが5枚合板ラケットのテナシティウッドになりますね。板厚は5.2 mmと薄く、まさに守備型という印象のラケットになります。既に販売されているSWEDEN GUARDIAN(スウェーデンガーディアン)は板厚5.8 mmでもう少し反発力と飛距離が出やすいラケットになっているようで、差別化が図られていますね。

https://amzn.to/3I9jICC

レビュー NEXXUS XT PRO 50

説明

 今年1発目にレビューした、Gewo(ゲオ)NEXXUS EL Pro 53(ネクサスELプロ53)に引き続き、本ページではNEXXUS XT Pro 50(ネクサルXTプロ50)をレビューします。こちらのラバーは今や卓人で知らない人がいないのではないかと思われる卓球ネットショップ、WRMさんで購入できるラバーになります。katsuo000もGewoについてはWRMさんを通じて知った方です。ラバーの種類が多くて安価というのが特徴でしょうか。卓球ナビさんでもレビューが挙がっていますので参考にしていくと良いと思います。GEWOはドイツの卓球用具メーカーで、有名な契約選手はナイジェリアのQuadri Akinade Aruna(クアドリ・アルナ)選手になりますね。アルナ選手はGEWOと契約する前は、joola(ヨーラ)の契約選手でそのころからヒノキ系合板のラケットを使ってパワフルで豪快なラリーを展開する選手でした。アルナ選手の目立った戦績は、リオオリンピックでドイツの皇帝ティモ・ボル(Timo Boll)選手に勝利してベスト8に、昨年の世界卓球2021ヒューストンでもベスト8と、大きな大会で挙げていることがわかると思います。ちなみに、最近では皇帝ティモ・ボル選手もPrimorac Carbon(プリモラッツカーボン)というヒノキ系カーボンラケットを使用するようになりました。時代の変化を感じますね。

 アルナ選手が使用するラバーは先日レビューしたNEXXUS EL PRO53(ネクサスELプロ53)になりますが、双璧としてGewoが扱うのが、本ページでレビューするNEXXUS XT PRO 50(ネクサスXTプロ50)になります。自分も基本的にWRMさんが発信してくれた情報程度にしか理解しておりません。「GEWO」をググりますと、WRMのサイトと、英語のサイトがヒットするのではないでしょうか。GEWOの用具について簡単に確認していきたいと思います。

 まず、GEWOの最新の裏ソフトラバーは「CODEXX」シリーズと「NEXXUS」シリーズになります。「CODEXX」シリーズは最近流行りのドイツ製粘着テンションであり「NEXXUS」シリーズがスピン系テンションラバーになりますね。CODEXXシリーズは今後試打予定ですので、そちらで確認するとして、本ページではNEXXUSシリーズについて確認していきます。

NEXXUS(ネクサス)シリーズ

 英語の情報を拝見しますと、色々と書かれていますが、「NEXXUS」のEL系がスピン重視、XT系がスピード重視のラバーシリーズになるようです。

 性能表になります。表からわかることは、どのラバーを使っても高いスピン性能が得られる、悪くいうとどのラバーも大差がない、といったところでしょうか。実際、同時期に試打した、NEXXUS EL Pro 53 Hard(ネクサスELプロ53ハード)とNexxus XT Pro 50 Hard(ネクサスXTプロ50ハード)を比較しても、正直大きな差を感じらせませんでした。ネット上の情報を拝見して確かにELは回転に、XTはスピードに特徴があったなー、と後日試打の記憶から感じたくらいです。

 ちなみにWRMさんで手に入るのは、「Nexxus」のELシリーズとXTシリーズ、および粘着ラバーの「Codexx」シリーズで、「SuperSelect」はまだ扱っていないようです。最新のSuperSelectシリーズはカラーラバー自由化後の商品で緑も扱っており、こちらも気になった次第ですね。

 それでは硬度計での比較になります。

 Shore cの硬度を比較してみましょう。Nexxus XT Pro 50(ネクサスXTプロ50)はTenergy 05(テナジー05)よりも重くて柔らかいことがわかると思います。このことから、ネクサスXTプロ50は硬度の割にくい込みが良く、シートの粒形状は、粒細め、粒間隔広めの、いわゆるスピード性能に特徴のあるラバーだと言えそうなことが想像できますね。重量はテナジー05よりも重く、ディグニクス09Cと同等となる点も要チェックです。

 次にshore aのシート側、スポンジ側の硬さの差になります。shore aのシート側からとスポンジ側からの硬度差を確認すると、ディグニクス05と同等となりました。この値が小さいほどスピン系テンションラバーでは扱いが難しくなる傾向を確認していますが、そもそもshore cの比較でテナジー05よりも柔らかい結果を得ていますので、扱いにくさは感じにくいといえるでしょう。実際、手で触ってみるとネクサスXTプロ50ハードは、全体的に柔らかく感じました。ドイツ製のスピンテンションラバーにあるようなシートの強い(ないし厚い)ラバーではなく、日本製のスピンテンションに近いと感じました。もちろんラバー全体の張りやテンションはやや弱いのですが、その部分はラバーの貼り方で補える可能性もあるので、全体的に日本ぽくしたドイツ製テンションラバーに感じました。

NEXXUS XT Pro 50の貼りと重量

NEXXUS XT Pro 50 Hard(ネクサスXTプロ50ハード)
・Speed: 132
・Spin: 121
・Control: 85
・Sponge Thickness: 2.1 mm, maXXimum
・Sponge stiffness: 50°
・4,200 円 + 税
・74 g (切断前) → 50 g(ヴィルトゥオーソACに貼って)

 YASAKAののり助さんを使って貼りました。ネクサスELプロ53ハード同様に想定より軽いと感じましたね。50°のハードラバーですが50 gと想定外に軽いと感じました。

NEXXUS XT Pro 50 Hardの3つ特徴

扱いやすい!適当に振っても相手の台におさまる!

 相手の回転がわからなくても、ある程度打感と弾みのイメージで適当にふるだけで相手のコートへおさまりよく返球できると感じました。チキータ、カウンタードライブ、カウンターブロックなど結構決まって気持ちよかったです!元WRMの下川さんもこの無意識感について言及していたと思いますが、相手の台に意識しなくても容易に入れることができる感じをかなり感じました。ラリータイプの選手はこういったラバーがハマるのではないかと思います!とにかく非常に扱いやすかったです。チキータ、カウンタードライブと、難しい技術を難なくこなせるラバーでした。長く使っても、この適当にスイングして適当に入る感じが継続できるのであれば練習時間を割けない選手にはかなり魅力的なラバーではないかと思います。さらにこの扱いやすさと安さ(4,200円+税)ですので、人によってはかなり魅力的だと思います。

弧線が低くてスピード感がある!

 Nexxus EL Pro 53は回転量を得やすくて、ループドライブで相手をふかせることが容易でしたが、こちらのNexxus XT Pro 50はボールのスピード感を感じました。弧線が低くて、相手の時間を奪えているのか、よく角っていたことが印象的でした。ボール自身に怖さはあまりなかったと思います。この扱いやすさと台へのおさまり、そして相手の時間を奪える、とややチート感すら感じました。練習量が不足している人には扱いやすさも含めてこちらのNexxus XT Pro 50をおすすめします。ループドライブなどをあまりやらないバックに貼って、相手のボールをいなしつつ、フォアで決める、という戦型にはまるのではないかと感じました。

相手の回転の影響を受けにくい

 Nexxus EL Pro 53と比較すると相手の回転に対しより鈍感になっていると感じました。回転に対し鈍感ということはラリー志向の選手にはかなり魅力的なラバーだと思います。それでいて、中陣からのドライブはしっかりスピードが出るので相手にプレッシャーもかけることのできるラバーでもありました。アルナ選手がどのような考えで使用しているかわかりませんが、GEWOのラバーは明らかにラリー志向だと思います。扱いやすさという点でYASAKAのRakza(ラクザ)シリーズも非常に扱いやすいラバーがラインナップしている印象がありますが、ラクザシリーズ以上に扱いやすくてラリー志向というのがGEWOのラバーの特徴であり良い点だと思いました!

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打
 特に違和感ありません。結構弾むと感じました。また弧線が直線的で沈みにくいとも感じました。 

ロングボールやラリーでのドライブ
 やはり柔らかさを感じ、くい込み過ぎて板に当たると感じました。また弧線が低くてボールが想像以上に伸びるので、打球点を落としにくいとも感じました。自分ももうアラフォーなので動けないのもあるのですが、打球点は落とせるなら落とせるラバーが好みです。そういう意味ではこのNexxus XT Pro 50はスピード重視のラバーといえるでしょう。

面を開いたドライブ
 打てなくはないですが、思ったよりボールが沈まないかもしれません。オーバーが目立ちました。 

対下回転に対するループドライブ
 できなくはなくて、むしろしっかりできました。ただし、回転量は低そうでした。 

対下回転に対するスピードドライブ
 くい込みがいいので、打球点を落とさず打てればかなり良かったですね。この辺りはさすがスピード重視タイプです。

ブロック
 やりやすかったです。相手の回転の影響を受けにくいのでやりやすかったです。絶妙なシートのくい込みとスポンジの硬さなのだと思います。

カウンタードライブ
 やりやすかったです。どちらかというとミート系のカウンターに近かったですが結構決まって驚きました。

ツッツキ
 少し浮く印象がありました。

フォアサーブ
 切れますが、少し回転量に不安を感じました。

バックハンド系

軽打
 結構弾むと感じました。ラバー全体として柔らかいからだと思います。またボールが思ったよりも飛距離が出ると感じました。

ロングボールやラリーでのドライブ
 前陣から中陣で〇で、後陣からだと打点を落とすのでどうしてもスピードは出しにくいと感じました。回転でボールが沈む感じではないので、イメージとしては、相手のコートの浅いところに落とすイメージで打った方がいいと感じました。

対下回転に対するループドライブ
 しっかり打てれば打てますがやや威力は低いと感じました。威力重視のラバーではないので仕方ないと思います。

対下回転に対するスピードドライブ
 打ちやすかったです。マッドなラバーではなく軽快に打てるラバーなので一発は決めやすいと思います。ただし触れば簡単に入るような軽いボールだと思います。 

ブロック
 やりやすかったです。ただなぜ入ったのかわからない、とも感じました。この無意識感が良いと感じました。

カウンタードライブ
 やりやすかったです。どちらかというとボールの弾道にあわせてミートした方が良いと思います。

ツッツキ
 少し浮きやすく、切りにくかったです。このあたりが許容できるかが、ポイントかもしれません。 

チキータ
 やりやすかったです。相手のサーブの種類や回転がわからなくても簡単に入ってしまう感じがあって良かったです。こういうラバーもありだと感じました。

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Nexxus EL Pro 53 Hard > Nexxus XT Pro 50 >Bryce Highspeed

スピード
 Bryce Highspeed > Nexxus XT Pro 50 > Nexxus EL Pro 53 Hard

Review Rasanter R50

Explanation

andro sells rubber that feels outstanding rotation performance among German-made rubber. For katsuo000, if you can’t use Butterfly’s Tenergy series or Dignics series, you can be sure that you’ll use andro’s signature rubber, the Rasanter series. The reason is that the Lazanta series has high rotational performance! Considering the price, I think it is a very good series. It’s been a long time late today, but we’ll be reviewing the original Rasanter sign, the Rasanter R50!
Speaking of andro, the stylish apparel and the green color of the rubber sponge always give off a unique presence. Players contracted with andro include Simon Gauzy, who has defeated Jun Mizutani at the 2017 Table Tennis World Cup and China’s Xu Xin (Xu Xin, China) at the 2019 World Championship. (Simon Gauzy, France) and Akifumi Hamakawa, who entered the 2019 All Japan Championship as a ranker. Also, in recent years, you have contracted with table tennis club coaches from all over Japan, and the coach who has participated in the All Japan Championship, who is also indebted to katsuo000, has also contracted with andro. I think this area is strategic.

From Rasant to Rasanter

andro was selling the characteristic green sponge rubber Rasant series (Rasant Grip, Rasant Power Grip), Rasant Power Sponge, which was sold as a signboard until 2016. The 6 types of Rasant Power Sponge, Rasant Beat, Rasant Turbo, and Rasant have all been discontinued, and a new lineup called Rasanter has been launched in 2017. The Razanter series is a new flagship rubber that uses the same green sponge as the Razant series. The Lazanta series includes the R series, which has high rotational performance and makes it easy to make arcs, and the V series, which has high rotational performance and high speed performance, and is sold with a number that reflects the hardness of the sponge attached after R or V. In addition, ahead of other German manufacturers, it will be a rubber lineup equipped with a technology called Ultra Max, which has a sponge thickness of 2.3 mm. This technology seems to have been applied to top players before that, and it is a rubber that makes the seat thinner than the current one and makes the sponge thicker by that amount. There is an international rule that the thickness of rubber, including the adhesive layer, should be 4.0 mm or less, so it is necessary to make the sheet thinner in order to make the sponge thicker. It is said that rubber with a thin seat and a thick sponge is easier to get rotation, speed and flight distance, and it is easier to get the performance to receive top players. However, thinning the sheet is prone to manufacturing variations, and it seems that it was not widely available before that. Probably the latest technology could increase productivity, and as a result, it became possible to produce rubber with a thin sheet and thick sponge at a low price, and it seems that it was sold to the general market. This technology is not sold to the general public by Butterfly’s rubber, which sells the Tenergy series, which is the world standard for leading table tennis equipment in Japan and around the world. As of 2020, Butterfly has the thickest sponge, with a sponge thickness of 2.1 mm. In recent years, the number of rubbers made by other German manufacturers or made in Germany with thin sheets and thick sponges, so-called rubber thickness Max, is increasing.
Up to now, 8 types of Razanter have been sold, 6 types for the R series and 2 types for the V series.

Rasanter series

The Razanter series has a naming like the series in which the sponge hardness can be finely selected with the rotating R and the speed V, but when I actually tried it, it was different from my imagination. Apparently, the hardness of the sponge was changed, and the shape of the seat was also changed, so the shot feeling, performance, and easy-to-use technology were different. Furthermore, although the V series is certainly fast, it is not a rubber specialized for speed because it takes a lot of spin tension and rotation. katsuo000 has tried out R53, R48, R50, R47, V47 and R42, and would like to summarize the comparison in the future. I would like to comment here that the grain shape of the R53, R48, and R50 sheets is a little thin and the grain shape feels a little quick to separate from the ball. Compared to Dignics 05 and Tenergy 05, I think that the grain shape of the sheet makes it hard to feel the ball holding. On the other hand, the sheet is soft and the sponge has a good bite, so I think that it is a rubber that feels like holding a ball when it bites into the whole rubber. Initially launched in 2017, there were six types: R50, R47, R42, R37, V47, and V42. Furthermore, in October 2019, the R53 equipped with Energy Cell technology was newly released, and in May 2020, the R48 also equipped with Energy Cell technology was newly released. Currently, andro’s flagship rubber is R53 and R48.

Recently, I think that the R53 and R48 of the red Razanter are the focus of attention in the Lazanta series. We have already created a review, so we hope you will read it as well.

Published performance value

It is a comparison of performance values announced by andro. Is it characteristic that andro adds an item called control in addition to speed and spin? After all, R53 and R48 with energy cells have high performance and you can see that they are the current signboard rubber (as of September 2020)!

The R50 has also been used by Simon Gauzy in the past, and I think the first one I used after signing with andro was the R50. I feel that there are many reviews that this rubber also has speed and flight distance. In fact, it had a German-made rubber feel, not the heavy hardness of adhesive rubber or Omega VII Hyper. To put it simply, the R50 was designed to have the same level of rotational performance as the R47, and I had the impression that the remaining performance was a rubber with speed performance. The Razanter series are not rubbers with different hardness, but are probably developed with their own concepts. I think the R50 is a rubber that seeks speed performance such as meat while maintaining an arch trajectory. It is only clear that R47 and R50 are not related to Tenergy 05 and Tenergy 05 Hard. If you don’t know the Lazanta series at all, you may think that R47, R48, R50, and R53 have different hardness, but it’s not just a difference in hardness! I would like to summarize the above points at the time of this review and the review of R47. Thank you for your cooperation.

R50 paste and weight

Rasanter R50
    UM Tension (Tensor Bios UM)
    For 40+ Plastic Ball
・Sponge Thickness: 1.7 mm, 2.0 mm, ULTRAMAX (2.3 mm)
・Speed: 120
・Spin: 122
・Control: 80
・Sponge stiffenss: 50
・6,200 yen + tax
・72 g (before cut) → 51 g (after cut)

Three features of Rasanter R50

R50 is easier to bite than R47!

The grain shape of the sheet was different between R47 and R50, and R50 seemed to be finer and wider than R47. Therefore, I felt that R50 was easy to bite into the entire rubber. As a result, R50 is easy to use meat technology, and I think it is easy to hit speed drive even if it goes down! However, since the sponge is hard, even if it bites into it, the ball will last for a short time and the ball will come off quickly.
From here, it is arbitrary and prejudiced, but while many rackets of Mr. andro are thick rackets, they do not have special materials such as carbon, so considering that the design of rubber will also speed up. It seems that it was designed. For other Lazanta series, I felt that there was no rubber designed with the concept of maximizing ball holding and rotation performance at the expense of speed performance. As a result, I think that the rubber of the Razanter series has many balanced grain shapes that are close to the grain shape 80 of the butterfly sheet. And I thought that R50 goes well with andro’s racket. Specifically, I thought that R50 is a rubber that goes well with plywood rackets. If you match it with a plywood racket, the hard shot feeling and spiky feeling of R50 will be round and soft, and I think that you can supplement the speed performance that is easy to feel if it is insufficient.
It’s a little digression, but I think the rubber that I felt similar was Q5 or Q3, and the rubber that made Q5 feel softer was R50.

Of course, the rotation performance is high! Equivalent to or better than R47!

R50 felt high rotation performance like R47. The R47 that I tried earlier has very high rotation performance and I felt the rotation performance comparable to Tenergy 05. I felt that the R50 also had high rotational performance, but I felt that it was at the same level as the R47. R47 was a rubber that was very hard and felt the hardness derived from the grain shape like Tenergy 05. Therefore, I felt that it is easy to rotate with a sheet even among German rubber, and it is easy to obtain high rotation performance. On the other hand, R50 feels the hardness of the sponge, but since the sheet is soft in grain shape, it is easy to bite into it, and I think that it is a rubber that bites into the whole rubber and spins. The rotation performance is high for the soft sheet, and I felt that it was easy to draw an arc. I felt that katsuo000 was good for speed drive and meet, and I felt that the speed ball was more stable than I expected. I think it depends on how you use it, but I think that the speed ball with a sense of stability with the minimum rotation and arch line is a feature of the R50 rally. Depending on the user, I think that you can also find a feature by taking advantage of the rotation performance and continuing to hit a heavy drive while dropping the hitting point a little!

Push and stop are good to stop!

It was a rubber that was easy to fly because of the momentum and flight distance, but on the other hand, it was easy to stop and stop. It was difficult to cut it, but I think it is clearer than V47 and easier to stop than R48. I think that very important performance, push, and stop are reasonable performance.

Each technics review

Forehand

Light hit
Because of ULTRAMAX, I didn’t feel the hardness of the light hit.

Drive on long balls and rallies
If anything, speed drive is easy to do. I felt it was easy to play. Maybe the order of the rough balls
Rough R53 > R50 > R47 > R48 > V47 Beautiful
It is an image. R48 is a rubber that is more beautiful than a rough ball because it is very easy to bite into it despite the hardness of the sponge. You may feel that R47 is harder. R53 is the hardest, but R50 also has a similar hardness. Probably the R50 has the most speed drive seat shape among the R47, R50, R48 and R53. Therefore, I think that R50 will be quieter than R53 in terms of roughness.

Drive with open face
The sponge was so hard that I didn’t expect it to hit the racket right away. It was good.

Loop (top spin) drive against back spin
I felt that the ball holding was a little short and it was difficult to control the loop drive.

Speed drive against back spin
On the contrary, I think that this is fine if it is in the foreground. I think it’s easy to do.

Curve / shoot drive
I think R53 is more addictive and bends more. The R50 is easy to bite into, but it is a hard rubber, so I think it is easier to handle it if you use a drive with a little lateral rotation to master it!

Block
I felt that it was quite susceptible to rotation.

Counter drive
If anything, overwrite type counter drive is easy to do.

Stop
I’m glad it was easy to stop the ball.

Push
It was good that this was also low.

Serve
It was good to be able to cut it firmly. It was a rubber that could secure enough rotation amount of my rubber.

Backhand

Light hit
It’s hard, but I was surprised that it went unexpectedly.

Drive on long balls and rallies
It was easy to become a speed drive. I was also told that it didn’t rotate much. On the other hand, if it’s a back, I think it’s an ant. I think you can also aim for a gap with the fore.

Loop (top spin) drive against back spin
It was a little difficult. Sometimes I dropped it due to swing speed and lack of impact.

Block
Since the seat is soft, I think it is easily affected by rotation.

Stop / Push
It was easy to do. It was good that this was also low.

Chiquita
The flight distance was a little too long and over mistakes were conspicuous.

Comparison with other rubbers (personal impressions)

Max spin amount
 R53 > Tenergy 05 Hard > R50 ≧ R47 ≧ R48 > Tenergy 05 ≧ V47

Speed
 V47 > R53 ≧ R50 > R48 > R47 > Tenergy 05 > Tenergy 05 Hard

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