レビュー Evolution EL-S(エヴォリューションEL-S)

説明

 TIBHAR(ティバー)さんの注目ラバー、Evolution EL-S(エヴォリューションEL-S)をレビューさせていただきます。TIBHAR(ティバー)といえば、引退しても僕らの伝説ベラルーシの巨人Vladimir Samsonov(ブラディミル サムソノフ)選手が契約するドイツメーカーになります。あと最近では、元オランダ代表、水谷隼選手のプライベートコーチも経て、You Tubeでティバーを売り込みまくるG.C. Foerster(フォースター)さんや、ルーマニアの美人選手Bernadette Szocs(スッチ)選手もティバー契約の選手ですね。東京オリンピックで張本智和選手をフルセットで粘り勝って存在感を際立たせたスロベニアのDarko Jorgic(ヨルジッチ)選手もティバーの契約選手です!

 そんなティバーさんのラバーの一つ、エヴォリューションEL-Sをレビューします。ハイエンドラバーとして契約選手が多く使用するラバーがEvolution(エヴォリューション)シリーズになります。現在Evolution(エヴォリューション)シリーズは最新最高性能のMX-D、硬度3種×シート2種=6種類とMX-Pの50°を足して全部で8種類のラバーが販売されています。2021年に発売された最新MX-Dは明らかに他のEvolutionシリーズのラバーと一線を画すようなラバーになっています。そちらについてはレビューを挙げていますので、是非そちらをご覧ください。
  Evolution MX-D(エヴォリューションマキシマムダイナミック)のレビュー
   : https://katsuo000.com/review_evolution_mx_d/
 Evolutionシリーズに戻り、硬度の種類3種とは、MX(マキシマム=約47.5°)、EL(エラスティック=約43°)、FX(フレキシブル=約40°)になります。そしてシートの種類2種とは、P(パワー)とS(スピン、微々粘着シート)になります。このページでレビューするのは、硬度が約43°でEL(エラスティック)、つまり中間硬度のスポンジに微々粘着シートを組み合わせたEL-S(エラスティックスピン)のレビューになります。EL-Sはヒットラバーで、TIBHARさんも11年ぶりに雑誌卓球王国にカラー広告を出したそうですね。プラボールが硬くなって、中間硬度のラバーは主にバック側に貼ることが多くなった現在、バック側ラバーに非常に最適なラバーがEL-Sになると思います。TIBHARさんのホームページに掲載されているEL-Sの情報を確認してみましょう。

Evolution EL-S
●最新世代のノンスリップシート
●再度搭載!弾性アップに繋がる気泡の粗いミディアムスポンジ
 長い球持ち、回転量、耐久性に富んだMX-S系のシートに、MX-Sでは搭載されなかった、シリーズ最大の特徴である気泡の粗いスポンジを中間硬度で採用しています。その結果、「ボールが重くなる」というノンスリップラバーの本領をいかんなく発揮してくれます。前中陣において幅広くプレーの質を上げられるラバーが出来ました。EL-Sで”エボリューション”を体感してください。

http://www.tibhar.jp/rubber.htm

 エヴォリューションのMX-PとMX-Sは、硬度が45.7~47.7°と同硬度なのですが、実際に使ってみるとMX-Sの方がシートが硬いためにより硬く感じると思います。これと同様に、EL-PとEL-Sを比較すると硬度がEL-P:42.4~44.4°に対し、EL-S:43.8~45.8°と公表の硬度も硬くなっています。このあたりもドイツ製スピンテンションラバーらしさを感じられると思います。

性能値

 公表性能値を比較してみましょう。

 *Evolution MX-P(エヴォリューションMX-P)とEvolution MX-S(エヴォリューションMX-S)のスピード、スピン性能が同値であるため、同じ場所にプロットされています。EL-Sはなんと、MX-SやMX-Pよりもスピン性能が高いラバーでスピンテンション系ラバーの中ではMX-Dの次にスピン性能が高いラバーになります。これはかなり期待ができるラバーといえるでしょう!続いて硬度計での硬度比較です。

 中間硬度ということでテナジー05はもちろん、MX-P、MX-Sよりもあきらかに柔らかいですね。シートは硬い感じです。今後も触れると思うのですが、このEL-Sは、Joola(ヨーラ)さんのRhyzer Pro 45(ライザープロ45)、Rasanter R45(ラザンターR45)などのラバーにかなり近いと感じました。これらのラバーの共通点はミドル硬度のスポンジで、シートが硬いラバーになりますね。

EL-Sの貼りと重量

 いつものようにZhang Jike ZLC(張継科ZLC)に貼りました。

Evolution EL-S(エヴォリューションEL-S)
 回転系テンション OFF+
・Sponge Thickness:1.7/1.9/2.1 mm
・Speed:123
・Spin:122
・Control:85
・Sponge硬度:43.8-45.8°
・6,000円 + 税
・73 g(切断前) → 49 g(張継科ZLCに貼って)

 中間硬度のラバーのわりには重たいという印象です。

Evolution EL-Sの3つの特徴

シートもスポンジもボールをめちゃめちゃ持つ!

 シートが微々粘着系シートということで、触って粘着を感じるわけではありませんが引き攣れが非常に良いと感じました。またスポンジへのくい込みがとても良いのでラバー全体でもっちりボールを持ってくれると感じるラバーでした。ハードなラバーだとこの球持ちの時間が非常に短いのでドライブを打った時の球離れも早く感じますが、中間硬度のラバーは全体的に球持ちが非常に長いのでその球持ちの時間で相手のタイミングを狂わせることが出来る位ボールの球持ちを感じさせてくれるのがEL-Sでした。また先述の同じような中間硬度かつシートが硬いラバーであるR45やライザープロ45と比較するとEL-Sは、球持ちと弧線の高さに特徴を感じました。R45やライザープロ45は全体的に柔らかさの中にミートのしやすさ弾きの良さがあるのですが、EL-Sが最も球持ちと回転性能を意識したラバーだと感じました。またこれだけの球持ちがあるラバーですので、回転量も抜群に高いと感じました。

バックでもフォアでもオススメできるラバー

 中間硬度のラバーはやはりバック向きというのが一般的だと思います。このEL-Sも例にもれずバックで使うのに非常にオススメしやすいラバーでした。チキータやバックハンドドライブは弱くてゆっくりスイングでも持ち上がり相手コートに入れやすいと感じました。また他の中間硬度で柔らかいラバーの中でもシートのグリップ力が強いのでツッツキが浮きにくいと感じました。この当たりも好感触でした。
 個人的に感じたのが、フォアでも使えるという感覚でした。他のR45やライザープロ45と比べるとEL-Sがやや硬く球持ちが良いこともあってフォアでも十分にオススメできるラバーだと感じました。フォアにオススメできる点というのは、EL-Sは球持ちの良さから得られるサーブの回転量、ドライブのしやすさ、特に打球点を落とした時の弧線の出しやすさがあるからですね。フォアで使っていても非常にイメージ通りにドライブができて良かったです。コースを狙いやすく丁寧でラリー志向な卓球を目指すのにも良いと感じました。

TIBHARのラバーらしく、ミートもイケるし弾みもある!

 回転をかけやすいのに、いざミートや弾き強めに打ってみると、思ったより飛距離が出ると感じました。このあたりはTIBHARらしいと感じましたね。扱いやすいのにミートや弾きはかなり強烈です。ただバタフライのラバーや粘着ラバーではないので、ミート系や弾き気味に打つと回転量が落ちるというのは感じました。おさまらずに飛んで行ってしまう感じがありますね。ただ慣れるとTIBHARの選手のようにノータッチエースを取りまっくたり、カウンターも決めやすいのだと思います。

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打
 特に違和感なかったです。

ロングボールやラリーでのドライブ
 少し柔らかすぎてエネルギーロスを感じました。普段は50°かそれ以上のラバーを使っているので、当然なのかもしれません。ボールが浅く入りやすいですね。中間硬度のラバーを使うときはさらにじっくりボールを引き付けた方がエネルギーロスが減るような気がします。また思い切りドライブをたたき込もうとすると、どうしても回転量の低さを感じました。ただスピードは抜群に出るので引き合いや中陣からのしのぎあいは楽しくなるラバーだと思います。またかなりギリギリまで引き付けることができるし、弧線も作りやすいラバーですので、逆をついたりネット際に落としたり、とドライブで技巧的に攻めることがしやすいラバーかもしれません。

面を開いたドライブ
 くい込み過ぎ、というのが第一印象ですが、シートのグリップ力のおかげか、面を開いてもドライブはしやすかったです。非常に回転量が多くてしっかりボールが沈ませることが出来ると感じました。

対下回転に対するループドライブ
 安心感のある打球感とネット際に落とすループドライブがやりやすいと感じました。インパクトを強くしてもボールが飛び出ないので、かなり質の高いループドライブがやりやすいと感じました。これだけでもマズマズ武器にできると思います。この点がかなり好感触でした。

対下回転に対するスピードドライブ
 個人的にはやりにくいと感じました。自分の打ち方だとスピードを出し過ぎてボールが沈まないんですよね。もう少し面を開いてぶつけながらもしっかり回転をかけるような打ち方をしないと相手のコートに安定して入れられないと感じました。ただこの打ち方だとエネルギーロスも感じると思うので、ぶつけ打ちならEvolutionのMX系の高硬度のスポンジのラバー(MX-P、MX-S、MX-D)の方がいいボールが打てると思います。あとは、ミドル硬度ということでこすり打ちでスピードドライブする方法もあると思います。ただし最大スピードは落ちるかもしれません。

カーブ/シュートドライブ
 ボールを浅くコントロールしやすいので曲げやすいと思います。

ブロック
 これは比較的やりやすかったです。ただし相手の回転の影響も受けやすいとも感じました。このあたりは好みがでそうです。

カウンタードライブ
 少しくい込みが良いので回転をかけかえそうとすると抑え込みにくいかもしれません。ミート系の方がいいかもしれません。

ストップ
 
シートのおかげか止めやすかったです。飛び出しが少ないのは好感触でした。切れなくはないと思います。

ツッツキ
 こちらも浮きにくいですが少し、ボールは軽そうでした。

フォアサーブ
 しっかり切ることができて良かったです。

バックハンド系

軽打
 柔らかいので、ついつい厚く当てて弾いてしまいやすいと思いました。中間硬度のラバーってこういうところが難しいですよね。

ロングボールやラリーでのドライブ
 ディグニクス05やテナジー05と比較すると弧線が出にくいので、下がると難しいと感じました。でも硬いラバーと比べるとスイングスピードは遅くて、弱い力でも簡単にドライブはかかるので安定感と安心感は非常に感じますね。

対下回転に対するループドライブ
 安定感ありました。よかったです。ただし、回転量の最大値は低いかもしれません。これは自分のバックハンドドライブの技量不足かもしれません。個人的には相手のボールをギリギリまで引き付けられるのはバックハンドでは嬉しい点だなと感じました。

対下回転に対するスピードドライブ
 フォア以上に難しいと感じました。ここはさらに腕不足を感じました。

ブロック
 非常にやりやすかったです。ミート系のボールもブロックしやすいですね。

カウンタードライブ
 ライザープロ45でも感じましたがミート気味のカウンターが良かったです。

ストップ
 浮かずやりやすかったです。EvolutionシリーズはSタイプのシートが好みですね。

ツッツキ
 切れなくはないですが最大限切ろうとするとかなり難しい印象でした。カットマンのように打球点を落とした方が切りやすいと思います。

チキータ
 やりやすいです。弱い力で入れやすいですね。威力は低めです。

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Evolution MX-D > Evolution EL-S ≧ Quantum X Pro

回転のかけやすさ
 Tenergy 05FX > Evolution EL-S > Evolution MX-S

スピード
 Quantum X Pro > Evolution EL-S > Tacky rubber (such as Hurricane)

https://amzn.to/3paZiCt

Review DNA Dragon Grip

Explanation

We would like to review the German-made adhesive tension rubber, STIGA’s DNA Dragon Grip, which is a hot topic in the streets. In recent years, the quality of German-made rubber has improved remarkably, and the number of German-made adhesive tensions has increased. I would like to compare them.

DNA will be Stiga’s high-end rubber series. To date, there are three types, all of which are Stiga’s first German-made rubber series. DNA Pro series, DNA Platinum series, and this DNA Dragon Grip. Only the DNA Dragon Grip is an adhesive tension rubber, and the other DNA series are basically spin tension rubbers. Until the release of the DNA series, Stiga sold and handled rubber made in Japan. Such Stiga will release a high-end rubber made in Germany, the first of which will be the DNA Pro series. DNA Pro is a rubber that seems to be the original German spin tension rubber, and it was very similar to the best-selling rubber Fastarc G-1 in Japan. And the second release last year is the DNA Platinum series. This is very popular and has been highly rated by table tennis YouTubers (Goblin’s) and other reviewers. katsuo000 also reviewed DNA Platinum Extra Hard as a good impression rubber.

The DNA Platinum series was a rubber very similar to Butterfly’s Tenergy 05. The grain shape of the sheet is thick and has a characteristic of spin system, and it was a rubber that feels quite good to bite even when combined with the 52.5 ° extra hard sponge (XH). Tenergy 05 is also a rubber that feels good in the hardness, but this DNA Platinum series is also a rubber series that is very good at biting into the indicated hardness, and it is a hard rubber that can be easily bitten, so the amount of rotation It will be terrible. It is a sponge that is not similar to the butterfly spring sponge, but it makes you feel that German technology is evolving. Is the feeling of use about 47 ° with the hardness of the German standard? I feel that it is the closest rubber to Tenergy 05 among the post-tenergy rubbers.

And the DNA Dragon Grip was released in quick succession. Recently, we have entered the era of adhesive rubber group male division, and each company has released adhesive tension. I would like to review what kind of rubber the DNA Dragon Grip is.

I can only tell you how amazing it is, but I would like to touch on the technology. First of all, DNA Platinum and DNA Dragon Grip are said to have adopted technologies such as Longer Trajectory, Direct Power Hit Effect, and Power Sponge Cells. Perhaps a new sponge called the Power Sponge Cell will perform like the Tenergy 05 to show similar performance to the Butterfly Spring Sponge.

・Longer Trajectory
・Direct Power Hit Effect
・Power Sponge Cells

In addition, the DNA Dragon Grip uses a technology called C Touch Tensor. The phrase “C-Touch” is the technology used in the seats of DONIC’s Blue Grip C1 and I imagine it’s probably similar. I quoted the explanation about C Touch Tensor from the STIGA site. ↓

C Touch Tensor

Adhesive top sheets provide exceptional grip and a high level of control on serve and receive. The newly installed sponge was developed based on AI (artificial intelligence) and advice from top players. By digitally analyzing the data, we identified the important characteristics of the material, and made the strong rotation amount and high control performance of the adhesive top sheet coexist with the powerful speed of the new sponge.

https://stigasports.jp/product/dna-%e3%83%89%e3%83%a9%e3%82%b4%e3%83%b3-%e3%82%b0%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%97%e3%80%8855%e3%80%89/

Published performance value

You can clearly see that the DNA Platinum series has improved rotational performance compared to the previous DNA Pro series. And you can see well that the adhesive tension rubber with higher spin performance from the DNA platinum series becomes the DNA dragon grip. Next is a comparison with a hardness tester.

As you can see from this figure, DNA Pro H, DNA Platinum XH, and DNA Dragon Grip are as hard as Tenergy 05. Of course, the German-made rubber STIGA rubber is heavier, and the butterfly rubber is lighter, which is also a characteristic of the result.

Finally, the difference between the hardness on the sheet side and the hardness on the sponge side is plotted. Katsuo000 feels that the larger this value is, the easier it is to handle or bite into the rubber. I have included Tenergy 05 as an index, but you can see that Tenergy 05 is a rubber that is very easy to handle and easy to rotate because it has a good hardness and is very easy to handle. On the other hand, the DNA Dragon Grip seems to have specifications that are conscious of Dignics 09C, and the hardness difference between the seat side and the sponge side is close. The difference between the seat side and the sponge side is smaller than that of Dignics 09C, and I think it is a rubber that is difficult to bite into. However, the value of shore c itself is harder in Dignics 09C, so its influence may be stronger. (For adhesive rubber, the difference in hardness between the sheet side and the sponge side is not a very good index, and I feel that it is easier to understand if you compare purely by hardness. What kind of comparison is good in the future? I would like to think about it.)

DNA Dragon Grip sticking and weight

DNA Dragon Grip
・Speed: 132
・Spin: 146
・Control: 80
・Sponge Thickness: Max (2.3 mm)
・Sponge stiffness: 55.0°
・6,600 yen + tax
・74 g (before cut) → 52 g (after cut)

I pasted it using YASAKA’s Norisuke. After all it is heavy! By the way, I pasted the racket on my favorite WRM 970XX-KLC recently. This racket is an inner Kep1er carbon racket with a 5.7 mm thin plate, a hard upper plate dyeing material, and the lightest among Chinese rackets. The cost performance is very good (5,980 yen + shipping fee for sale), so it is recommended.

By the way, the sheet doesn’t feel very sticky. Recent German adhesive tension rubber does not have the sticky feeling of the sheet like Chinese adhesive rubber. The smell is a little peculiar, but compared to Chinese adhesive rubber, it is a level that even people who do not know table tennis do not mind. If it is not sold as an adhesive tension rubber, it will be difficult to recognize it as an adhesive rubber in the first place. Of course, the performance has the characteristics of adhesive rubber!

3 features of DNA Dragon Grip

Adhesive rubber that bites in with a light force!

As you can see from the results of the hardness comparison, it was a rubber with a very light force, which was hard enough to hit by hand, and it was easy to put out a sticky ball. First of all, regarding the hardness, it was a rubber that bites well and is easy to handle compared to the adhesive rubber made in China. The bite is too good and you may even feel like a spin tension rubber. The sponge is a hard sponge that is even harder than DNA Platinum XH and has fewer bubbles, but I didn’t feel that hard. In the review of Karahashi Takukyu Yoyogi store, it was also reviewed that the DNA Dragon Grip can add vertical rotation with a small force without making a big swing when used in the back, and it can get points. If you want strong rotation even with such a weak force, I think the DNA Dragon Grip is a very good option.

A seat that emphasizes ball holding and rotation rather than Rakza Z

The characteristic of DNA Dragon Grip is that the seat is thick and the grain shape is low and thick, that is, the seat shape is characterized by the rotation performance that is adopted for the spin type tension rubber that emphasizes rotation. The sheet of the DNA Platinum series also had a sheet shape similar to Tenergy 05. On the other hand, the sponge is not as hard as other super-hard adhesive rubbers and feels more biting than I expected. Of course, there are multiple German tension rubbers of the same hardness, such as Omega VII China Guang from XIOM, Blue Grip C2 from DONIC, and VICTAS. Examples include Triple Extra. For this comparison, I mentioned Rakza Z Extra Hard, which has already been tested to some extent and has the same hardness. I hope it can be compared with other adhesive tension rubbers, but I haven’t. The Rakza Z XH is symmetrical compared to the DNA Dragon Grip, and the overall weight of the rubber is heavier than the DNA Dragon Grip, while the sponge has a lot of bubbles and the sheet is rather thin and the sheet is thin and Tenergy 80 (Tenergy 80). It has a shape like a speed tension rubber such as 80) or Tenergy 64. It was an adhesive rubber because it was heavy and hard as a whole, and it was a rubber that was somewhat like a speed tension rubber. The DNA Dragon Grip has a symmetrical design guideline compared to the Rakza Z XH, and I felt a great difference in its rubber design. The DNA Dragon Grip has a seat and grain shape similar to that of a spin-type tension rubber specializing in rotation like Tenergy 05, but the sponge is a sponge that is not too hard. It was a well-balanced rubber like between the adhesive rubber and spin tension, which is perfect when you want more spin performance than DNA Platinum XH.

It’s easy to bite in and handle, but it’s also easy to get rid of habits (misleading by the amount of rotation)!

Although it is not completely comparable to the rubber mentioned above, I think that the DNA Dragon Grip is probably classified as a habit ball (or easy to make mistakes due to the amount of rotation) rubber side even in the hardness of 55 °. I will list the same degree of hardness again.

 ・Omega VII China Guang (XIOM) 55°
 ・Blue Grip C2 (DONIC) 55°
 ・Rakza Z Extra Hard (Yasaka) 52~57°
 ・Triple Extra (VICTAS) 55°
 ・Dignics 09C (Butterfly) 44° (Butterfly standard)
 ・Hybrid K3 (TIBHAR) 53°
 ・Hybrid K1J (TIBHAR) 52.5°
 ・Blue Grip R1 (DONIC) 50°
 ・Rakza Z (Yasaka) 47~52°
 ・Rising Dragon (Yasaka) 47~52°

There are rubbers that I have used and rubbers that I have not used, but among the above, DNA Dragon Grip was a rubber that was easy to get a habit (misleading due to the amount of rotation). For example, even if I drive in a state close to hand-striking without wearing shoes, I felt that the rotation and the way the ball bounces and flies from the table will change. I think that this amount of rotation and habit is the performance you want if you use adhesive rubber! Personally, I felt that it was a rubber that could make mistakes with the amount of rotation more than the Rakza Z XH and the Dignics 09C (of course, the Rakza Z XH is faster than the Rakza Z XH and the Dignics 09C is better if you want ease of handling in addition to speed. I think). Please refer.

Each technology review

Fore hand

Light hit
There was no discomfort with the momentum like tension rubber. At least I don’t think I feel like I don’t fly like a leopard.

Drive on long balls and rallies
I felt it was a little soft. Compared to the spin type tension rubber, there was an impression that the ball enters a little shallower because the arc line is very easy to come out. It grips the ball very well, so it is easy to spin. I personally like the one that is a little harder, but it may be easier to use if you want to speed up. Since the sponge hardness is 55 °, I felt it was soft, but I didn’t lose to the opponent’s ball.

Drive with open face
Even if I opened the surface, it would rotate firmly and sink, so it was very good. This area was just like an adhesive rubber. Also, I felt that the drive would be stable because it would sink by rotation if it was rubbed without opening the surface in the opposite direction due to the shape of the seat.

Top spin (loop) drive against back spin
Since it grips firmly, I was able to hit a drive with abundant rotation. However, it is not a rubber that is hard and does not bounce like a leopard, so I felt a little power loss. I felt that it was shallow and low and easy to control.

Speed drive against back spin
Even if I hit it like rubbing, I was able to hit the speed drive and the impression was good. However, since it is an adhesive rubber, I felt that the ball would run better if I hit it with the surface open. I think that hitting like rubbing will increase from the opponent’s court.

Curve / shoot drive
I felt that the ball would bend well when it was curved or shot because the ball entered shallowly. The course is also easy to aim for.

Block
I felt that it was a little susceptible to rotation. Instead, it was easy to block balls such as smashes.

Counter drive
It was easy to bite in firmly and rotate, and it fits well and it was easy to counter drive. Is it really an adhesive rubber?

Push / stop
I felt that it took some getting used to cutting because the bite was a little too good. Since it is an adhesive rubber, it was very easy to do without popping out.

Serve
It was easy to rotate firmly. However, I felt that it was softer than the Omega VII China shadow and that it popped out a little better.

Back hand

Light hit
After using it in the fore, I tried using it in the back, but as I imagined, I felt it was easy to use in the back. With a sponge hardness of 55 °, the weight is certainly as heavy as 50 g, but I felt that it was easier to handle than Chinese adhesive and could be used in the back without any discomfort.

Drive on long balls and rallies
I felt a sense of stability because I held the ball firmly. I also felt that the ball was a little slow to leave. I also felt that impact was needed to speed up from the middle team.

Top spin (loop) drive against back spin
It was very easy to do. I felt that I could make a loop drive with just the right hardness and a sense of stability. Also, because it grips the ball firmly, I felt that it could be lifted even if the hitting point was dropped.

Speed drive against back spin
I felt that the speed was a little mature because I had a good ball. I also felt this in DNA Platinum. 

Block
I felt that it was easily affected by rotation for its hardness. It wasn’t that difficult.

Counter drive
It was easy to do. I felt the feeling of holding a ball more than Dignics 05, so it was easy to feel that I had a counter drive.

Push / stop
Since it is an adhesive rubber, it will not float. However, since the sponge has a good bite, I felt that it was easy to overshoot if I was not careful about the touch.

Chiquita
It was easy to do. It was easy to rotate!

Comparison with other rubbers (personal impressions)

Spin amount
 Omega VII China Ying > DNA Dragon Grip > Dignics 05

Speed
 Dignics 09C ≧ Rakza Z Extra Hard > Rhyzen ZGR > DNA Dragon Grip > Hurricane NEO III

https://amzn.to/3uIlJ5A
https://amzn.to/3gFuF3i

全日本選手権ランカーの使用用具 2022年 男子

位 選手 年齢
 Blade(ラケット)
  ブランド ラケット グリップ
 フォア Rubber(ラバー)
 バック ラバー
 シューズ

優勝~ベスト4

優勝 戸上隼輔選手 当時20歳
 ラケット: Butterfly(バタフライ) Zhang Jike ALC(張継科ALC)、FL
 フォア: Tenergy 05 Hard(テナジー05ハード)、特厚
 バック: Tenergy 05(テナジー05)、特厚
 シューズ: バタフライ Lezoline Rifones(レゾライン リフォネス)
準優勝 松平健太選手 当時30歳
 ラケット: バタフライ 張継科ALC、FL
 フォア: Dignics 09C(ディグニクス09C)、特厚
 バック: テナジー05、特厚
 シューズ: バタフライ KENTA Limited(KENTAリミテッド)
3位 吉村真晴選手 当時28歳
 ラケット: バタフライ 特注CNF(Revoldia CNF)、FL
 フォア: Dignics 05(ディグニクス05)、特厚
 バック: ディグニクス05、特厚
 シューズ: バタフライ Lezoline Mach(レゾラインマッハ)
4位 丹羽孝希選手 当時27歳
 ラケット: VICTAS(ヴィクタス) Koki Niwa Wood(丹羽孝希ウッド)、FL
 フォア: V>15 Extra(V>15エキストラ)、Max
 バック: V>15エキストラ、Max
 シューズ: ヴィクタス Attack Dominate FF2(アッタクドミネイドFF2)

5位~8位

5位 松下大星選手 当時25歳
 ラケット: バタフライ 反転式ペン特注(張継科ALC特注)
 フォア: ディグニクス05、特厚
 バック: ディグニクス05、特厚
 シューズ: バタフライ Lezoline Gigu(レゾラインギグ)
6位 吉山僚一選手 当時17歳
 ラケット: Yasaka(ヤサカ) Ma Lin Extra Special(馬林エキストラスペシャル)、ST
 フォア: Rakza X(ラクザX)、 特厚
 バック: Rakza 7(ラクザ7)、 特厚
 シューズ: mizuno(ミズノ) Wave Medal Z2(ウェーブメダルZ2)
7位 上田仁選手 当時30歳
 ラケット: バタフライ Inner Force ZLC(インナーフォースZLC)、FL
 フォア: ディグニクス09C 、特厚
 バック: ディグニクス09C、特厚
 シューズ: バタフライ レゾラインマッハ
8位 吉田雅己選手 当時27歳
 ラケット: バタフライ Viscaria(ビスカリア)、FL
 フォア: ディグニクス09C、特厚
 バック: Dignics 80(ディグニクス80)、特厚
 シューズ: バタフライ Energy Force XI(エナジーフォースXI)

9位~16位

9位 神巧也選手 当時28歳
 ラケット: ヤサカ 馬林エキストラスペシャル、FL
 フォア: Rakza Z Extra Hard(ラクザZエキストラハード)、特厚
 バック: ラクザZエキストラハード、特厚
 シューズ: ミズノ Wave Drive NEO 2(ウエーブドライブNEO2)
10位 大島祐哉選手 当時27歳
 ラケット: ミズノ Fortius FT ver. D RE(フォルティウスFT ver. D RE)、FL
 フォア: Q5(キューファイブ)、特厚
 バック: Q5、特厚
 シューズ: ミズノ Wave Drive EL(ウェーブドライブEL)
11位 松島輝空選手 当時14歳
 ラケット: Harimoto Tomokazu Inner Force ALC(張本智和インナーフォースALC)、FL
 フォア: テナジー05ハード、特厚
 バック: ディグニクス05、特厚
 シューズ: バタフライ Rezoline Vilight(レゾラインビライト)
12位 張本智和選手 当時18歳
 ラケット: 張本智和インナーフォースALC、FL
 フォア: ディグニクス05、特厚
 バック: ディグニクス05、特厚
 シューズ: バタフライ レゾラインリフォネス
13位 鈴木選手 当時17歳
 ラケット: DONIC(ドニック) Original Ture Carbon(オリジナルトゥルーカーボン)、FL
 フォア: Blue Storm Z1 Turbo(ブルーストームZ1ターボ)、Max
 バック: Blue Storm PRO(ブルーストームPRO)、Max
 シューズ: ドニック Waldner FLEX3(ワルドナーFLEX3)
14位 谷垣佑真選手 当時18歳
 ラケット: バタフライ ビスカリア、FL
 フォア: ディグニクス05、特厚
 バック: ディグニクス80、特厚
 シューズ: アシックス Attack Dominate FF(アタックドミネイトFF)
15位 英田理志選手 当時28歳
 ラケット: ヤサカ Masamune(正宗)、ST
 フォア: ラクザ7、厚
 バック: Rising Dragon(翔龍)、厚
 シューズ: ミズノ ウェーブドライブEL
16位 吉田海斗選手 当時22歳
 ラケット: バタフライ Apolonia ZLC(アポロニアZLC)、FL
 フォア: テナジー05ハード、特厚
 バック: テナジー05ハード、特厚
 シューズ: バタフライ レゾラインマッハ

2020年の傾向についてのkatsuo000の考察

 16名のうち15名がシェークハンド、1名が反転式ペンホルダーで、挙げられているラケットは16本、ラバーは32枚になります。ラケットの分母は16、ラバーの分母は32になります。

 アウターカーボン率: 7/16 = 43.75%
  ALC(アラミドカーボン含む):6、CNF:1
 インナーカーボン率: 4/16 = 25.00%
  ZLC系:2、ALC系:2
 木材系(アウター特殊繊維含む)率: 5/16 = 31.25%
  3枚合板:1、7枚合板系:3、7枚合板+アウター特殊繊維:1

 ディグニクス率: 14/32 = 43.75%
  09C率: 4/32 = 12.50%
  05率: 8/32 = 25.00%
  80率: 2/32 = 6.25%
 テナジー率: 6/32 = 18.75%
  05ハード率: 4/32 = 12.50%
  05率: 2/32 = 6.25%
 ドイツ製ラバー: 9/32 = 28.13%
  V>15エキストラ: 2/32 = 6.25%
  ラクザ: 5/32 = 15.63%
  ブルーストーム: 2/32 = 6.25%
 中国製粘着ラバー: 1/32 = 3.13%
 日本製ラバー: 2/32 = 6.25%

katsuo000のレビュー

・張継科ALC: https://katsuo000.com/review_zhangjike_alc/
・テナジー05ハード: https://katsuo000.com/review_tenergy_05_hard/
・テナジー05: https://katsuo000.com/review_tenergy_05/
・ディグニクス09C: https://katsuo000.com/review_dignics_09c/
・レボルディアCNF: https://katsuo000.com/review_revoldia_cnf/
・ディグニクス05: https://katsuo000.com/review_dignics_05/
・V>15エキストラ: https://katsuo000.com/review_v15_extra/
・ラクザX: https://katsuo000.com/review_rakza_x/
・ラクザ7: https://katsuo000.com/review_rakza_7/
・ディグニクス80: https://katsuo000.com/review_dignics_80/
・Q5: https://katsuo000.com/review_q_5/
・ブルーストームZ1ターボ: https://katsuo000.com/review_bluestorm_z1_turbo/
・翔龍: https://katsuo000.com/review_rising_dragon/

2022/3/5~3/6 LION CUP TOP32

ライオンカップ開催!

 例年ではジャパントップ12などのタイトルでしたが今年はなんとトップ32ということで、出場枠を増やしての開催のようです。コロナ禍が長く続く中、卓球協会やそのスポンサー、Tリーグ関係者の皆様が頑張ってくれたようですね!とても楽しみな大会です!今回の試合はなんと、選考会でもあるようですね。願わくは、全員コロナの影響で棄権などなく、公平公正な試合で全て勝敗を決してほしいです。

・開催場所は東京都アリーナ立川立飛。
・優勝者は2022年世界選手権成都大会(団体戦)とアジア競技大会シングルス代表権獲得。
・ベスト8進出でアジア競技大会国内選考会(4/9~4/10赤羽体育館)への出場権獲得。
・2024年パリオリンピック選考第1回大会(選考ポイントを付与)。

卓球協会における大会ページ:
   https://jtta.or.jp/news/5505
   https://jtta.or.jp/tour/5462
Nittakuの大会ページ: https://www.nittaku.com/nittaku-news/topics/post-3305
バタフライの大会ページ:
   https://www.butterfly.co.jp/takurepo/topics/detail/020547.html
   https://www.butterfly.co.jp/takurepo/topics/detail/020548.html
卓球王国の情報: https://world-tt.com/blog/news/archives/19945

男子出場予定選手
 ・張本 智和選手(木下グループ)
  ブレード: 張本智和インナーフォースALC
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05

 ・丹羽 孝希選手(スヴェンソンホールディングス)
  ブレード: 丹羽孝希ウッド
  フォア: V>15エキストラ
  バック: V>15エキストラ(ブルー)

 ・宇田 幸矢選手(明治大学)
  ブレード: 特注(ZLカーボンインナー)
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス80

 ・森園 政崇選手(BOBSON)
  ブレード: 張本智和インナーフォースALC
  フォア: テナジー05
  バック: ファスタークG-1

 ・戸上 隼輔選手(明治大学)
  ブレード: 張継科ALC
  フォア: テナジー05ハード
  バック: テナジー05

 ・木造 勇人選手(愛知工業大)
  ブレード: ビスカリア
  フォア: キョウヒョウIIIブルースポンジ
  バック: テナジー05

 ・及川 瑞基選手(木下グループ)
  ブレード: ビスカリアスーパーALC
  フォア: ディグニクス09C
  バック: ディグニクス05

 ・篠塚 大登選手(愛工大名電高)
  ブレード: 張継科ALC
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05

 ・田中 佑汰選手(愛知工業大)
  ブレード: インナーフォースレイヤーALC
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05

 ・松島 輝空選手(星槎中)
  ブレード: 張本智和インナーフォースALC
  フォア: テナジー05ハード
  バック: ディグニクス05

 ・神 巧也選手(T.T彩たま)
  ブレード: 馬琳エキストラスペシャル
  フォア: ラクザZエキストラハード
  バック: ラクザZエキストラハード

 ・吉田 海斗選手(専修大)
  ブレード: アポロニアZLC
  フォア: テナジー05ハード
  バック: テナジー05ハード

 ・鈴木 颯選手(愛工大名電高)
  ブレード: オリジナルトゥルーカーボン
  フォア: ブルーストームZ1ターボ
  バック: ブルーストームプロ

 ・英田 理志選手(愛媛県競技力向上対策本部)
  ブレード: 正宗
  フォア: ラクザ7
  バック: 翔龍

 ・松下 大星選手(クローバー歯科カスピッズ)
  ブレード: 張継科ALC?反転式
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05

 ・吉村 真晴選手(愛知ダイハツ)
  ブレード: レボルディアCNF
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05

 ・吉山 僚一選手(愛工大名電高)
  ブレード: 馬琳エキストラスペシャル
  フォア: ラクザX
  バック: ラクザ7

 ・上田 仁選手(T.T彩たま)
  ブレード: インナーフォースZLC
  フォア: ディグニクス09C
  バック: ディグニクス09C

 ・谷垣 佑真選手(愛工大名電高)
  ブレード: ビスカリア
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス80

 ・三木 隼選手(野田学園高)
  ブレード: ビスカリア
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05

 ・川上 流星選手(新発田ジュニア)
  ブレード: レボルディアCNF
  フォア: ディグニクス09C
  バック: ディグニクス80

 ・吉山 和希選手(愛工大名電中)
  ブレード: 特注(スーパーALCインナー)
  フォア: ディグニクス05
  バック: テナジー05

 ・村松 雄斗選手(東京アート)
  ブレード: 松下浩二オフェンシブ?
  フォア: ?
  バック: スペクトルS1

 ・吉村 和弘選手(岡山リベッツ)
  ブレード: リアム・ピッチフォード
  フォア: V>15エキストラ
  バック: V>15エキストラ

 ・曽根 翔選手(愛知工業大)
  ブレード: ZX-GEAR OUT
  フォア: V>15エキストラ
  バック: V>15エキストラ

 ・濵田 一輝選手(愛工大名電高)
  ブレード: 張継科ZLC
  フォア: テナジー05?
  バック: ディグニクス05?

 ・龍崎 東寅選手(三井住友海上火災保険㈱)
 ・有延 大夢選手(琉球アスティーダ)
  ブレード: 特注(アリレートカーボンシェーク)
  フォア: テナジー05ハード
  バック: ディグニクス05

 ・高橋 航太朗選手(実践学園高)
  ブレード: フォルティウスFT ver. D RE
  フォア: Q5
  バック: Q5

 ・高見 真己選手(愛知工業大)
 ・横谷 晟選手(愛知工業大)
  ブレード: コルベル?
  フォア: ディグニクス05
  バック: ?

 ・坂井 雄飛選手(愛工大名電中)
  ブレード: ビスカリア
  フォア: ディグニクス05
  バック: テナジー05

女子出場予定選手
 ・伊藤 美誠選手(スターツ)
  ブレード: 伊藤美誠カーボン
  フォア: ファスタークG-1
  バック: モリストSP

 ・石川 佳純選手(全農)
  ブレード: 特殊素材シェーク(ビスカリア?)
  フォア: キョウヒョウIII国狂ブルー
  バック: 裏ソフト(テナジー05?)

 ・平野 美宇選手(日本生命)
  ブレード: ビスカリア
  フォア: テナジー05ハード
  バック: テナジー05

 ・早田 ひな選手(日本生命)
  ブレード: 特注(特殊素材系?)
  フォア: キョウヒョウIII国狂ブルー
  バック: 裏ソフト(テナジー05?)

 ・芝田 沙季選手(ミキハウス)
  ブレード: キョウヒョウ龍5
  フォア: キョウヒョウIII国狂ブルー
  バック: キョウヒョウ特注(紅双喜、特注)

 ・橋本 帆乃香選手(ミキハウス)
  ブレード: 剛力男子
  フォア: キョウヒョウIII国狂ブルー
  バック: 粒高(薄)(ドナックル?)

 ・木原 美悠選手(JOCエリートアカデミー/星槎)
  ブレード: ファイヤーフォールVC
  フォア: V>15エキストラ
  バック: VO>102(2.0 mm)

 ・長﨑 美柚選手(日本生命)
  ブレード: インナーフォースレイヤーALC
  フォア: テナジー05
  バック: ディグニクス05

 ・安藤 みなみ選手(TOP名古屋)
  ブレード: ZX-GEAR IN
  フォア: テナジー05
  バック: アタック8L粒

 ・佐藤 瞳選手(ミキハウス)
  ブレード: 剛力男子
  フォア: キョウヒョウIII国狂ブルー
  バック: 粒高(薄)

 ・大藤 沙月選手(四天王寺高)
  ブレード: 張本智和インナーフォースALC
  フォア: キョウヒョウIII国狂ブルー
  バック: ディグニクス05

 ・加藤 美優選手(日本ペイントマレッツ)
  ブレード: インナーフォースレイヤーZLC
  フォア: テナジー80
  バック: テナジー80

 ・南波 侑里香選手(日本ペイントマレッツ)
  ブレード: フォルティウスFT
  フォア: Q5
  バック: ブースターSA(厚)

 ・野村 萌選手(デンソー)
  ブレード: フィールZX III
  フォア: オメガVIIプロ
  バック: VO>101(2.0 mm)

 ・森 さくら選手(日本生命)
  ブレード: インナーフォースレイヤーALC
  フォア: テナジー05ハード
  バック: テナジー05

 ・木村 光歩選手(中国電力)
  ブレード: アコースティック
  フォア: ハモンドZ2
  バック: モリストSP(中)

 ・張本 美和選手(木下アカデミー)
  ブレード: 張本智和インナーフォースALC
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05

 ・面手 凛選手(山陽学園中)
  ブレード: インナーフォースレイヤーZLC
  フォア: ファスタークG-1
  バック: ファスタークG-1(厚)

 ・由本 楓羽選手(香ヶ丘リベルテ高)
  ブレード: インナーフォースレイヤーALC
  フォア: ディグニクス09C
  バック: テナジー05

 ・横井 咲桜選手(四天王寺高)
 
 ブレード: キョウヒョウ龍5
  フォア: テナジー05?
  バック: ファスタークG-1?

 ・香取 悠珠子選手(卓桜会栃木卓球センター)
  ブレード: カーボネード45
  フォア: DNAプラチナM
  バック: DNAプラチナM

 ・青木 咲智選手(ミキハウスJSC)

 ・黒野 葵衣選手(早稲田大)
  ブレード: 剛力スーパーカット?
  フォア:
  バック:

 ・平 真由香選手(昭和電工マテリアルズ)
  ブレード: クリッパーウッド?
  フォア: Q3?
  バック: Q3?

 ・菅澤 柚花里選手(四天王寺高)
  ブレード: アコースティックカーボン?
  フォア: ファスタークG-1?
  バック: ファスタークC-1?

 ・枝廣 愛選手(就実高)

 ・木村 香純選手(専修大)
  ブレード: インナーフォースレイヤーZLC
  フォア: テナジー05
  バック: テナジー80

 ・岡田 琴菜選手(愛知工業大)

 ・中田 玲奈選手(筑波大)

 ・篠原 夢空選手(貝塚第二中)
  ブレード: アコースティック?
  フォア: ファスタークG-1?
  バック: ファスタークG-1?

 ・鈴木 李茄選手(昭和電工マテリアルズ)
  ブレード: インナーフォースレイヤーALC
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05

 ・小塩 遥菜選手(JOCエリートアカデミー/星槎)
  ブレード: 松下浩二
  フォア: V>15エキストラ
  バック: カールP1V

結果

 日本は女子ダブルスで、若手の木原選手長﨑選手ペアが優勝しました。おめでとうございます!

男子優勝

 ・張本 智和選手(木下グループ)
  ブレード: 張本智和インナーフォースALC
  フォア: ディグニクス05
  バック: ディグニクス05

女子優勝

・早田 ひな選手(日本生命)
  ブレード: 特注(特殊素材系?)
  フォア: キョウヒョウIII国狂ブルー
  バック: 裏ソフト(テナジー05?)

2022年 ヤサカ卓球用具カタログ

2022年も最新カタログはヤサカさんが一番でした!

 卓球ショップや町中のスポーツショップへ行って、メーカーカタログを集める趣味を持つkatsuo000です。2022年も最も早く手に入れたカタログはヤサカさんでした!既にホームページでも確認できますね。今後はショップに足を運ばなくてもネットで確認する時代になるとは思いますが、紙媒体で手に入れることができたほうが個人的には見やすくて、腰をすえたじっくり読めるので助かります。ただ増えてきたらやはり電子媒体で保存するのかな。

YASAKAさんの電子カタログ: https://www.yasakajp.com/wp-content/uploads/yasaka2022.pdf

2022年の新商品!

 やはり気になるのは、新商品になりますね!

MASAMUNE(正宗)

 TT彩たまの英田理志選手の使用モデルとして2022年3月発売のラケットが正宗になります。こちらは最近数が減っている木曾桧3枚合板になりますね。板厚はなんと7.2 mmととても厚い仕様になっています。このラケットは球持ちもありつつ弾ませたいときに弾ませることのできそうなラケットだと思いますね。英田選手の人気にあわせて売れそうな1本です!

https://amzn.to/3CG4ovS

TENACITY WOOD(テナシティウッド)

 「高い守備力とコントロール性能を持つ守備型5枚合板ラケット」というフレーズで、新たにカットマンやペンイボ用のラケットとして発売されるのが5枚合板ラケットのテナシティウッドになりますね。板厚は5.2 mmと薄く、まさに守備型という印象のラケットになります。既に販売されているSWEDEN GUARDIAN(スウェーデンガーディアン)は板厚5.8 mmでもう少し反発力と飛距離が出やすいラケットになっているようで、差別化が図られていますね。

https://amzn.to/3I9jICC

レビュー NEXXUS XT PRO 50

説明

 今年1発目にレビューした、Gewo(ゲオ)NEXXUS EL Pro 53(ネクサスELプロ53)に引き続き、本ページではNEXXUS XT Pro 50(ネクサルXTプロ50)をレビューします。こちらのラバーは今や卓人で知らない人がいないのではないかと思われる卓球ネットショップ、WRMさんで購入できるラバーになります。katsuo000もGewoについてはWRMさんを通じて知った方です。ラバーの種類が多くて安価というのが特徴でしょうか。卓球ナビさんでもレビューが挙がっていますので参考にしていくと良いと思います。GEWOはドイツの卓球用具メーカーで、有名な契約選手はナイジェリアのQuadri Akinade Aruna(クアドリ・アルナ)選手になりますね。アルナ選手はGEWOと契約する前は、joola(ヨーラ)の契約選手でそのころからヒノキ系合板のラケットを使ってパワフルで豪快なラリーを展開する選手でした。アルナ選手の目立った戦績は、リオオリンピックでドイツの皇帝ティモ・ボル(Timo Boll)選手に勝利してベスト8に、昨年の世界卓球2021ヒューストンでもベスト8と、大きな大会で挙げていることがわかると思います。ちなみに、最近では皇帝ティモ・ボル選手もPrimorac Carbon(プリモラッツカーボン)というヒノキ系カーボンラケットを使用するようになりました。時代の変化を感じますね。

 アルナ選手が使用するラバーは先日レビューしたNEXXUS EL PRO53(ネクサスELプロ53)になりますが、双璧としてGewoが扱うのが、本ページでレビューするNEXXUS XT PRO 50(ネクサスXTプロ50)になります。自分も基本的にWRMさんが発信してくれた情報程度にしか理解しておりません。「GEWO」をググりますと、WRMのサイトと、英語のサイトがヒットするのではないでしょうか。GEWOの用具について簡単に確認していきたいと思います。

 まず、GEWOの最新の裏ソフトラバーは「CODEXX」シリーズと「NEXXUS」シリーズになります。「CODEXX」シリーズは最近流行りのドイツ製粘着テンションであり「NEXXUS」シリーズがスピン系テンションラバーになりますね。CODEXXシリーズは今後試打予定ですので、そちらで確認するとして、本ページではNEXXUSシリーズについて確認していきます。

NEXXUS(ネクサス)シリーズ

 英語の情報を拝見しますと、色々と書かれていますが、「NEXXUS」のEL系がスピン重視、XT系がスピード重視のラバーシリーズになるようです。

 性能表になります。表からわかることは、どのラバーを使っても高いスピン性能が得られる、悪くいうとどのラバーも大差がない、といったところでしょうか。実際、同時期に試打した、NEXXUS EL Pro 53 Hard(ネクサスELプロ53ハード)とNexxus XT Pro 50 Hard(ネクサスXTプロ50ハード)を比較しても、正直大きな差を感じらせませんでした。ネット上の情報を拝見して確かにELは回転に、XTはスピードに特徴があったなー、と後日試打の記憶から感じたくらいです。

 ちなみにWRMさんで手に入るのは、「Nexxus」のELシリーズとXTシリーズ、および粘着ラバーの「Codexx」シリーズで、「SuperSelect」はまだ扱っていないようです。最新のSuperSelectシリーズはカラーラバー自由化後の商品で緑も扱っており、こちらも気になった次第ですね。

 それでは硬度計での比較になります。

 Shore cの硬度を比較してみましょう。Nexxus XT Pro 50(ネクサスXTプロ50)はTenergy 05(テナジー05)よりも重くて柔らかいことがわかると思います。このことから、ネクサスXTプロ50は硬度の割にくい込みが良く、シートの粒形状は、粒細め、粒間隔広めの、いわゆるスピード性能に特徴のあるラバーだと言えそうなことが想像できますね。重量はテナジー05よりも重く、ディグニクス09Cと同等となる点も要チェックです。

 次にshore aのシート側、スポンジ側の硬さの差になります。shore aのシート側からとスポンジ側からの硬度差を確認すると、ディグニクス05と同等となりました。この値が小さいほどスピン系テンションラバーでは扱いが難しくなる傾向を確認していますが、そもそもshore cの比較でテナジー05よりも柔らかい結果を得ていますので、扱いにくさは感じにくいといえるでしょう。実際、手で触ってみるとネクサスXTプロ50ハードは、全体的に柔らかく感じました。ドイツ製のスピンテンションラバーにあるようなシートの強い(ないし厚い)ラバーではなく、日本製のスピンテンションに近いと感じました。もちろんラバー全体の張りやテンションはやや弱いのですが、その部分はラバーの貼り方で補える可能性もあるので、全体的に日本ぽくしたドイツ製テンションラバーに感じました。

NEXXUS XT Pro 50の貼りと重量

NEXXUS XT Pro 50 Hard(ネクサスXTプロ50ハード)
・Speed: 132
・Spin: 121
・Control: 85
・Sponge Thickness: 2.1 mm, maXXimum
・Sponge stiffness: 50°
・4,200 円 + 税
・74 g (切断前) → 50 g(ヴィルトゥオーソACに貼って)

 YASAKAののり助さんを使って貼りました。ネクサスELプロ53ハード同様に想定より軽いと感じましたね。50°のハードラバーですが50 gと想定外に軽いと感じました。

NEXXUS XT Pro 50 Hardの3つ特徴

扱いやすい!適当に振っても相手の台におさまる!

 相手の回転がわからなくても、ある程度打感と弾みのイメージで適当にふるだけで相手のコートへおさまりよく返球できると感じました。チキータ、カウンタードライブ、カウンターブロックなど結構決まって気持ちよかったです!元WRMの下川さんもこの無意識感について言及していたと思いますが、相手の台に意識しなくても容易に入れることができる感じをかなり感じました。ラリータイプの選手はこういったラバーがハマるのではないかと思います!とにかく非常に扱いやすかったです。チキータ、カウンタードライブと、難しい技術を難なくこなせるラバーでした。長く使っても、この適当にスイングして適当に入る感じが継続できるのであれば練習時間を割けない選手にはかなり魅力的なラバーではないかと思います。さらにこの扱いやすさと安さ(4,200円+税)ですので、人によってはかなり魅力的だと思います。

弧線が低くてスピード感がある!

 Nexxus EL Pro 53は回転量を得やすくて、ループドライブで相手をふかせることが容易でしたが、こちらのNexxus XT Pro 50はボールのスピード感を感じました。弧線が低くて、相手の時間を奪えているのか、よく角っていたことが印象的でした。ボール自身に怖さはあまりなかったと思います。この扱いやすさと台へのおさまり、そして相手の時間を奪える、とややチート感すら感じました。練習量が不足している人には扱いやすさも含めてこちらのNexxus XT Pro 50をおすすめします。ループドライブなどをあまりやらないバックに貼って、相手のボールをいなしつつ、フォアで決める、という戦型にはまるのではないかと感じました。

相手の回転の影響を受けにくい

 Nexxus EL Pro 53と比較すると相手の回転に対しより鈍感になっていると感じました。回転に対し鈍感ということはラリー志向の選手にはかなり魅力的なラバーだと思います。それでいて、中陣からのドライブはしっかりスピードが出るので相手にプレッシャーもかけることのできるラバーでもありました。アルナ選手がどのような考えで使用しているかわかりませんが、GEWOのラバーは明らかにラリー志向だと思います。扱いやすさという点でYASAKAのRakza(ラクザ)シリーズも非常に扱いやすいラバーがラインナップしている印象がありますが、ラクザシリーズ以上に扱いやすくてラリー志向というのがGEWOのラバーの特徴であり良い点だと思いました!

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打
 特に違和感ありません。結構弾むと感じました。また弧線が直線的で沈みにくいとも感じました。 

ロングボールやラリーでのドライブ
 やはり柔らかさを感じ、くい込み過ぎて板に当たると感じました。また弧線が低くてボールが想像以上に伸びるので、打球点を落としにくいとも感じました。自分ももうアラフォーなので動けないのもあるのですが、打球点は落とせるなら落とせるラバーが好みです。そういう意味ではこのNexxus XT Pro 50はスピード重視のラバーといえるでしょう。

面を開いたドライブ
 打てなくはないですが、思ったよりボールが沈まないかもしれません。オーバーが目立ちました。 

対下回転に対するループドライブ
 できなくはなくて、むしろしっかりできました。ただし、回転量は低そうでした。 

対下回転に対するスピードドライブ
 くい込みがいいので、打球点を落とさず打てればかなり良かったですね。この辺りはさすがスピード重視タイプです。

ブロック
 やりやすかったです。相手の回転の影響を受けにくいのでやりやすかったです。絶妙なシートのくい込みとスポンジの硬さなのだと思います。

カウンタードライブ
 やりやすかったです。どちらかというとミート系のカウンターに近かったですが結構決まって驚きました。

ツッツキ
 少し浮く印象がありました。

フォアサーブ
 切れますが、少し回転量に不安を感じました。

バックハンド系

軽打
 結構弾むと感じました。ラバー全体として柔らかいからだと思います。またボールが思ったよりも飛距離が出ると感じました。

ロングボールやラリーでのドライブ
 前陣から中陣で〇で、後陣からだと打点を落とすのでどうしてもスピードは出しにくいと感じました。回転でボールが沈む感じではないので、イメージとしては、相手のコートの浅いところに落とすイメージで打った方がいいと感じました。

対下回転に対するループドライブ
 しっかり打てれば打てますがやや威力は低いと感じました。威力重視のラバーではないので仕方ないと思います。

対下回転に対するスピードドライブ
 打ちやすかったです。マッドなラバーではなく軽快に打てるラバーなので一発は決めやすいと思います。ただし触れば簡単に入るような軽いボールだと思います。 

ブロック
 やりやすかったです。ただなぜ入ったのかわからない、とも感じました。この無意識感が良いと感じました。

カウンタードライブ
 やりやすかったです。どちらかというとボールの弾道にあわせてミートした方が良いと思います。

ツッツキ
 少し浮きやすく、切りにくかったです。このあたりが許容できるかが、ポイントかもしれません。 

チキータ
 やりやすかったです。相手のサーブの種類や回転がわからなくても簡単に入ってしまう感じがあって良かったです。こういうラバーもありだと感じました。

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Nexxus EL Pro 53 Hard > Nexxus XT Pro 50 >Bryce Highspeed

スピード
 Bryce Highspeed > Nexxus XT Pro 50 > Nexxus EL Pro 53 Hard

Review Rasanter R50

Explanation

andro sells rubber that feels outstanding rotation performance among German-made rubber. For katsuo000, if you can’t use Butterfly’s Tenergy series or Dignics series, you can be sure that you’ll use andro’s signature rubber, the Rasanter series. The reason is that the Lazanta series has high rotational performance! Considering the price, I think it is a very good series. It’s been a long time late today, but we’ll be reviewing the original Rasanter sign, the Rasanter R50!
Speaking of andro, the stylish apparel and the green color of the rubber sponge always give off a unique presence. Players contracted with andro include Simon Gauzy, who has defeated Jun Mizutani at the 2017 Table Tennis World Cup and China’s Xu Xin (Xu Xin, China) at the 2019 World Championship. (Simon Gauzy, France) and Akifumi Hamakawa, who entered the 2019 All Japan Championship as a ranker. Also, in recent years, you have contracted with table tennis club coaches from all over Japan, and the coach who has participated in the All Japan Championship, who is also indebted to katsuo000, has also contracted with andro. I think this area is strategic.

From Rasant to Rasanter

andro was selling the characteristic green sponge rubber Rasant series (Rasant Grip, Rasant Power Grip), Rasant Power Sponge, which was sold as a signboard until 2016. The 6 types of Rasant Power Sponge, Rasant Beat, Rasant Turbo, and Rasant have all been discontinued, and a new lineup called Rasanter has been launched in 2017. The Razanter series is a new flagship rubber that uses the same green sponge as the Razant series. The Lazanta series includes the R series, which has high rotational performance and makes it easy to make arcs, and the V series, which has high rotational performance and high speed performance, and is sold with a number that reflects the hardness of the sponge attached after R or V. In addition, ahead of other German manufacturers, it will be a rubber lineup equipped with a technology called Ultra Max, which has a sponge thickness of 2.3 mm. This technology seems to have been applied to top players before that, and it is a rubber that makes the seat thinner than the current one and makes the sponge thicker by that amount. There is an international rule that the thickness of rubber, including the adhesive layer, should be 4.0 mm or less, so it is necessary to make the sheet thinner in order to make the sponge thicker. It is said that rubber with a thin seat and a thick sponge is easier to get rotation, speed and flight distance, and it is easier to get the performance to receive top players. However, thinning the sheet is prone to manufacturing variations, and it seems that it was not widely available before that. Probably the latest technology could increase productivity, and as a result, it became possible to produce rubber with a thin sheet and thick sponge at a low price, and it seems that it was sold to the general market. This technology is not sold to the general public by Butterfly’s rubber, which sells the Tenergy series, which is the world standard for leading table tennis equipment in Japan and around the world. As of 2020, Butterfly has the thickest sponge, with a sponge thickness of 2.1 mm. In recent years, the number of rubbers made by other German manufacturers or made in Germany with thin sheets and thick sponges, so-called rubber thickness Max, is increasing.
Up to now, 8 types of Razanter have been sold, 6 types for the R series and 2 types for the V series.

Rasanter series

The Razanter series has a naming like the series in which the sponge hardness can be finely selected with the rotating R and the speed V, but when I actually tried it, it was different from my imagination. Apparently, the hardness of the sponge was changed, and the shape of the seat was also changed, so the shot feeling, performance, and easy-to-use technology were different. Furthermore, although the V series is certainly fast, it is not a rubber specialized for speed because it takes a lot of spin tension and rotation. katsuo000 has tried out R53, R48, R50, R47, V47 and R42, and would like to summarize the comparison in the future. I would like to comment here that the grain shape of the R53, R48, and R50 sheets is a little thin and the grain shape feels a little quick to separate from the ball. Compared to Dignics 05 and Tenergy 05, I think that the grain shape of the sheet makes it hard to feel the ball holding. On the other hand, the sheet is soft and the sponge has a good bite, so I think that it is a rubber that feels like holding a ball when it bites into the whole rubber. Initially launched in 2017, there were six types: R50, R47, R42, R37, V47, and V42. Furthermore, in October 2019, the R53 equipped with Energy Cell technology was newly released, and in May 2020, the R48 also equipped with Energy Cell technology was newly released. Currently, andro’s flagship rubber is R53 and R48.

Recently, I think that the R53 and R48 of the red Razanter are the focus of attention in the Lazanta series. We have already created a review, so we hope you will read it as well.

Published performance value

It is a comparison of performance values announced by andro. Is it characteristic that andro adds an item called control in addition to speed and spin? After all, R53 and R48 with energy cells have high performance and you can see that they are the current signboard rubber (as of September 2020)!

The R50 has also been used by Simon Gauzy in the past, and I think the first one I used after signing with andro was the R50. I feel that there are many reviews that this rubber also has speed and flight distance. In fact, it had a German-made rubber feel, not the heavy hardness of adhesive rubber or Omega VII Hyper. To put it simply, the R50 was designed to have the same level of rotational performance as the R47, and I had the impression that the remaining performance was a rubber with speed performance. The Razanter series are not rubbers with different hardness, but are probably developed with their own concepts. I think the R50 is a rubber that seeks speed performance such as meat while maintaining an arch trajectory. It is only clear that R47 and R50 are not related to Tenergy 05 and Tenergy 05 Hard. If you don’t know the Lazanta series at all, you may think that R47, R48, R50, and R53 have different hardness, but it’s not just a difference in hardness! I would like to summarize the above points at the time of this review and the review of R47. Thank you for your cooperation.

R50 paste and weight

Rasanter R50
    UM Tension (Tensor Bios UM)
    For 40+ Plastic Ball
・Sponge Thickness: 1.7 mm, 2.0 mm, ULTRAMAX (2.3 mm)
・Speed: 120
・Spin: 122
・Control: 80
・Sponge stiffenss: 50
・6,200 yen + tax
・72 g (before cut) → 51 g (after cut)

Three features of Rasanter R50

R50 is easier to bite than R47!

The grain shape of the sheet was different between R47 and R50, and R50 seemed to be finer and wider than R47. Therefore, I felt that R50 was easy to bite into the entire rubber. As a result, R50 is easy to use meat technology, and I think it is easy to hit speed drive even if it goes down! However, since the sponge is hard, even if it bites into it, the ball will last for a short time and the ball will come off quickly.
From here, it is arbitrary and prejudiced, but while many rackets of Mr. andro are thick rackets, they do not have special materials such as carbon, so considering that the design of rubber will also speed up. It seems that it was designed. For other Lazanta series, I felt that there was no rubber designed with the concept of maximizing ball holding and rotation performance at the expense of speed performance. As a result, I think that the rubber of the Razanter series has many balanced grain shapes that are close to the grain shape 80 of the butterfly sheet. And I thought that R50 goes well with andro’s racket. Specifically, I thought that R50 is a rubber that goes well with plywood rackets. If you match it with a plywood racket, the hard shot feeling and spiky feeling of R50 will be round and soft, and I think that you can supplement the speed performance that is easy to feel if it is insufficient.
It’s a little digression, but I think the rubber that I felt similar was Q5 or Q3, and the rubber that made Q5 feel softer was R50.

Of course, the rotation performance is high! Equivalent to or better than R47!

R50 felt high rotation performance like R47. The R47 that I tried earlier has very high rotation performance and I felt the rotation performance comparable to Tenergy 05. I felt that the R50 also had high rotational performance, but I felt that it was at the same level as the R47. R47 was a rubber that was very hard and felt the hardness derived from the grain shape like Tenergy 05. Therefore, I felt that it is easy to rotate with a sheet even among German rubber, and it is easy to obtain high rotation performance. On the other hand, R50 feels the hardness of the sponge, but since the sheet is soft in grain shape, it is easy to bite into it, and I think that it is a rubber that bites into the whole rubber and spins. The rotation performance is high for the soft sheet, and I felt that it was easy to draw an arc. I felt that katsuo000 was good for speed drive and meet, and I felt that the speed ball was more stable than I expected. I think it depends on how you use it, but I think that the speed ball with a sense of stability with the minimum rotation and arch line is a feature of the R50 rally. Depending on the user, I think that you can also find a feature by taking advantage of the rotation performance and continuing to hit a heavy drive while dropping the hitting point a little!

Push and stop are good to stop!

It was a rubber that was easy to fly because of the momentum and flight distance, but on the other hand, it was easy to stop and stop. It was difficult to cut it, but I think it is clearer than V47 and easier to stop than R48. I think that very important performance, push, and stop are reasonable performance.

Each technics review

Forehand

Light hit
Because of ULTRAMAX, I didn’t feel the hardness of the light hit.

Drive on long balls and rallies
If anything, speed drive is easy to do. I felt it was easy to play. Maybe the order of the rough balls
Rough R53 > R50 > R47 > R48 > V47 Beautiful
It is an image. R48 is a rubber that is more beautiful than a rough ball because it is very easy to bite into it despite the hardness of the sponge. You may feel that R47 is harder. R53 is the hardest, but R50 also has a similar hardness. Probably the R50 has the most speed drive seat shape among the R47, R50, R48 and R53. Therefore, I think that R50 will be quieter than R53 in terms of roughness.

Drive with open face
The sponge was so hard that I didn’t expect it to hit the racket right away. It was good.

Loop (top spin) drive against back spin
I felt that the ball holding was a little short and it was difficult to control the loop drive.

Speed drive against back spin
On the contrary, I think that this is fine if it is in the foreground. I think it’s easy to do.

Curve / shoot drive
I think R53 is more addictive and bends more. The R50 is easy to bite into, but it is a hard rubber, so I think it is easier to handle it if you use a drive with a little lateral rotation to master it!

Block
I felt that it was quite susceptible to rotation.

Counter drive
If anything, overwrite type counter drive is easy to do.

Stop
I’m glad it was easy to stop the ball.

Push
It was good that this was also low.

Serve
It was good to be able to cut it firmly. It was a rubber that could secure enough rotation amount of my rubber.

Backhand

Light hit
It’s hard, but I was surprised that it went unexpectedly.

Drive on long balls and rallies
It was easy to become a speed drive. I was also told that it didn’t rotate much. On the other hand, if it’s a back, I think it’s an ant. I think you can also aim for a gap with the fore.

Loop (top spin) drive against back spin
It was a little difficult. Sometimes I dropped it due to swing speed and lack of impact.

Block
Since the seat is soft, I think it is easily affected by rotation.

Stop / Push
It was easy to do. It was good that this was also low.

Chiquita
The flight distance was a little too long and over mistakes were conspicuous.

Comparison with other rubbers (personal impressions)

Max spin amount
 R53 > Tenergy 05 Hard > R50 ≧ R47 ≧ R48 > Tenergy 05 ≧ V47

Speed
 V47 > R53 ≧ R50 > R48 > R47 > Tenergy 05 > Tenergy 05 Hard

https://amzn.to/3n2Sggg

Review Rasanter V47

Explanation

Among the rubber made in Germany, the Rasanter series of andro feels outstanding rotation performance. andro always has a unique presence with stylish apparel and rubber colors. I think andro has clearly become more prominent in Japan in recent years. The reasons for this include Simon Gauzy (Simon Gauzy, France), who has defeated Jun Mizutani at the 2017 Table Tennis World Cup and Xu Xin (Xu Xin, China) at the 2019 World Championship. , I think there is a fact that the equipment used by Akifumi Hamakawa, who entered the 2019 All Japan Championship as a ranker, is andro.

Frome Rasant to Rasanter

andro was selling the characteristic green sponge rubber Rasant series (Rasant Grip, Rasant Power Grip), Rasant Power Sponge, which was sold as a signboard until 2016. The 6 types of Rasant Power Sponge, Rasant Beat, Rasant Turbo, and Rasant have all been discontinued, and a new lineup called Rasanter has been launched in 2017. The Lazanta series is a new flagship rubber that uses the same green sponge as the Razant series. The Razanter series has the R series, which has high rotational performance and makes it easy to make arcs, and the V series, which has high speed performance in addition to rotational performance. I am. In addition, ahead of other German manufacturers, it will be a rubber lineup equipped with a technology called Ultra Max, which has a sponge thickness of 2.3 mm. This technology seems to have been applied to top players before that, and it is a rubber that makes the seat thinner than the current one and makes the sponge thicker by that amount. There is an international rule that the thickness of rubber, including the adhesive layer, should be 4.0 mm or less, so it is necessary to make the sheet thinner in order to make the sponge thicker. It is said that rubber with a thin seat and a thick sponge is easier to get rotation, speed and flight distance, and it is easier to get the performance to receive top players. However, thinning the sheet is prone to manufacturing variations, and it seems that it was not widely available before that. Probably the latest technology could increase productivity, and as a result, it became possible to produce rubber with a thin sheet and thick sponge at a low price, and it seems that it was sold to the general market. This technology does not seem to be in the rubber of Butterfly, which sells the world standard Tenergy series, which leads table tennis equipment in Japan and the world, and even though Butterfly is still extra thick, the sponge thickness is 2.1 mm. It remains. In recent years, other German manufacturers are increasing the number of rubber sheets with thin sheets and thick sponges.
To date, eight types of Razanter have been sold, six for the R series and two for the V series.

Rasanter series

The Razanter series has a naming like the series in which the sponge hardness can be finely selected with the rotating R and the speed V, but when I actually tried it, it was different from my imagination. Apparently, the hardness of the sponge was changed, and the shape of the seat was also changed, so the shot feeling, performance, and easy-to-use technology were different. Furthermore, although the V series is certainly fast, it is not a rubber specialized for speed because it takes a lot of spin tension and rotation. katsuo000 has tried out R53, R48, R50, R47, V47 and R42, and would like to summarize the comparison in the future. I would like to comment here that the grain shape of the R53, R48, and R50 sheets is a little thin and the grain shape feels a little quick to separate from the ball. Compared to Dignics 05 and Tenergy 05, I think that the grain shape of the sheet makes it hard to feel the ball holding. On the other hand, the sheet is soft and the sponge has a good bite, so I think that it is a rubber that feels like holding a ball when it bites into the whole rubber.
Initially launched in 2017, there were 6 types: R50, R47, R42, R37, V47, V42. Furthermore, in October 2019, the R53 equipped with Energy Cell technology was newly released, and in May 2020, the R48 also equipped with Energy Cell technology was newly released. Currently, andro’s flagship rubber is R53 and R48.
Recently, I think that the R53 and R48 of the red Lazanta are the focus of attention in the Razanter series. We have already created a review, so we hope you will read it as well.

Published performance value

andro’s published performance value comparison. Is it characteristic that andro adds an item called control in addition to speed and spin? After all, R53 and R48 with energy cells have high performance and will be a hot rubber!

Take a look at the R53 reviews and you’ll be faster! However, in terms of published performance values, V47 is supposed to be faster. I have already tried R53, R48, R50, R47, V47, so I can understand it, so I will comment. I think V47 is faster than R53 in simple speed. I think V47 is faster than you can feel because it has a very straight trajectory. In particular, the V47’s midfield drive has the impression that it is quite fast. On the other hand, the R53 draws an arch line very strongly, so it gives the impression that the ball is slower than it feels. I think V47 is numerically faster for the ball to reach the opponent’s platform. I think this is largely due to the straight trajectory. The fastest rubber in the Razanter series, I think it’s the V47!

V47 sticking and weight

I had cut 70 g before cutting, but it was heavier than I expected. In fact, I think it’s a speed rubber that takes a lot of rotation.

Rasanter V47
     UM Tension (Tensor Bios UM)
    For 40+ Plastic Ball
・Sponge Thickness: 1.7 mm, 2.0 mm, ULTRAMAX (UM)
・Speed: 121
・Spin: 119
・Control: 88
・Sponge stiffenss: 47°
・6,200 yen + tax
・69 g (before cut)  → 48 g (after cut)

Three features of Rasanter V47

Tension rubber that takes advantage of speed tension and spin tension

Like a spin type tension rubber, it has more grip and rotation performance than I expected, so the serve and loop drive were of higher quality than I imagined! To be honest, I didn’t think that the rotation performance was so high! I think that the rotation performance is probably as good as Tenergy 80 and Tenergy 05 FX! Still, in the rally of the upper rotation, the speed drive which is quite close to the meat became stable! I think the first feature of V47 is that it is a rubber that has both speed performance and spin performance! As for the image of katsuo000, it was very nice to use it by rotating it rather than punching it because speed was added to the sense of stability.

No.1 speed performance and straight trajectory in Rasanter!

As mentioned in the explanation, V47 has higher speed performance than R53 and R48 using the latest energy cell technology! Even in terms of published performance values, V47 is supposed to have higher speed performance. In fact, the V47 has a very straight trajectory, so I felt that a smash-like speed drive would bang. I think it’s pretty aggressive.

It bites well, and although it is a spin type tension, it is easy to do half volley, connection, and block!

Since it bites well, it was easy to block the meat-type balls and connect the half-volley-type balls. If you use meat more than a drive, I think it’s pretty easy to handle!
This rubber was a little damaged by the name, and I felt that it would be better to use it thinking that it was a spin tension rather than a speed rubber, because it would make the best use of its performance. I would like to recommend it to those who are using Tenergy 05 and are looking for a rubber that has good cost performance and wants speed without reducing the amount of rotation too much.

Each technics review

Forehand

Light hit
I don’t feel the hardness so much. I think R47 with the same hardness feels harder.

Drive on long balls and rallies
The drive that left it to the speed performance rather than the amount of rotation was a good feeling. It is possible to drive at a high speed so that you can aim for no touch. I think this speed performance is comparable to the Omega VII series.

Drive with open face
The bite was good, so it felt pretty good in the foreground. The drive was easy to hit with little force.

Loop (top spin) drive against back spin
I feel that the arch line is a little low, but the fore has enough grip and high quality loop drive was possible enough.

Speed drive against back spin
Speed drive Against back spin was more difficult than I expected. It seems that it is a rubber that is easily affected by rotation because it bites well, so I think it is necessary to hit it firmly with your body.

Curve / shoot drive
Since the arch line is low, I didn’t have the impression that it would bend much.

Block
It’s soft, so it was pretty easy to block against meat balls. On the other hand, the block for the loop drive is a little susceptible to rotation, so I felt that it was necessary to use technology to squeeze or overwrite the rotation.

Counter drive
It was a good feeling to catch it in the ascending period without dropping the hitting point and drive like a meat. When I try to overwrite it, I get the impression that the flight distance is too long.

Stop
The stop bites in quite well, so I had to catch it only with the seat.

Push
Like the stop, push was easy to float.

Fore flick
Because it is soft, I can hold the ball, so I felt it was easy to hit at an angle.

Serve
Amount of spin was not so high. Although, the speed was enough to fast.

Backhand

Light hit
I think it’s a little stiff when used in the backhand.

Drive on long balls and rallies
I was impressed with the speed system, not the rotation system.

Loop (top spin) drive against back spin
It bites in more than I expected, so I felt that I could do a loop drive of the minimum quality.

Speed drive against back spin
On the contrary, speed drive was quite difficult. I think the impact is insufficient.

Curve / shoot drive
I didn’t have the impression that it was straight and curved.

Block
It was easy to block against meat balls. It was difficult to block against a loop drive.

Counter drive
I felt it was easier to counter than R48. Counter meet was also easy to do.

Stop
Like the forestop, it was easy to float.

Push
This was also easy to float.

Chiquita
We have a fairly aggressive and speedy Chiquita.

Comparison with other rubbers (personal impressions)

Max spin amount
 R53 > Tenergy 05 ≧ V47 > Tenergy 64

Speed
 Tenergy 64 > V47 > R53 > Tenergy 05

Review Rasanter R42

Explanation

Among the rubber made in Germany, the Rasanter series of andro feels outstanding rotation performance. After all rotation performance is a very important item for me, and that is why I wanted to understand the difference between the Lazanta series. This is because I felt the difference in grain shape when using it with R53, R48, R50, R47, and V47. It seems that R53 and R48 have the same grain shape, but R47 and R50 have different grain shapes, and I felt that they were rubbers with very different impressions. Then I was wondering what kind of rubber R42 is. I would like to emphasize that this Razanter series is not just a minor change rubber with a different hardness!
andro always has a unique presence with stylish apparel and rubber colors. I think andro has clearly become more prominent in Japan in recent years. The reasons for this include Simon Gauzy (Simon Gauzy, France), who has defeated Jun Mizutani at the 2017 Table Tennis World Cup and Xu Xin (Xu Xin, China) at the 2019 World Championship. , I think there is a fact that the equipment used by Akifumi Hamakawa, who entered the 2019 All Japan Championship as a ranker, is andro.

Published performance value

The R42 actually has the same spin performance as the V47. As mentioned in the review of V47, V47 is not a rubber specialized for speed performance, but it has a certain level of spin performance (Tenergy 80?), And then the speed performance of Razanter Series 1. It will be a high balance rubber with. For katsuo000, I think Tenergy 80 and Dignics 80 will be a rubber that balances spin performance and speed performance, especially the ease of hitting meat, with softness, but V47 is the hardness of the sponge. While giving spin performance, it is an image of a rubber specializing in speed drive rather than meat by biting into the seat. I don’t think there is a similar rubber in Butterfly rubber. Mr. Butterfly sells many rackets with higher speed performance than other companies, so it may be an image of supplementing speed with rackets. Compared to Butterfly, andro’s racket has many thick blades as a whole, and the lineup is a little small, so even though it is said that it is a rubber with high speed performance so that it can be combined with andro’s racket. Imagine that you are selling a rubber that has speed performance in high spin performance.

In other words, R42 has the same spin performance as V47, so you can see that the spin performance is not low at all. As for the standing position of R42, it may be said that it is a rubber like Tenergy 05FX. However, unlike the Tenergy 05FX, the Lazanta series has an Ultra MAX (UM) specification with a thin sheet and a thick sponge. I would like to review what kind of rubber this UM specification R42 is.

R42 sticking and weight


Rasanter R42
    UMテンション (Tensor Bios UM)
    For 40+ Prastic Ball
・Sponge Thickness: 1.7 mm, 2.0 mm, ULTRAMAX (UM)
・Speed: 116
・Spin: 119
・Control: 93
・Sponge stiffness: 42°
・6,200 yen + tax
・66 g (before cut) → 47 g (after cut)

Is it heavier than I expected? It’s soft to the touch!

Three features of Rasanter R42

Overwhelming ease of handling! Easy speed drive to straight!

The ease of handling was perfect. It was really easy to use! I think the power of the drive itself is low, but I didn’t feel like making a mistake anyway. I felt this was the number one advantage! Anyway, if you want to reduce mistakes, I think it’s a good rubber!
Personally, I felt the depth of the rubber when the ball was bitten by Ultramax (UM). I hit it hard because I had a deep pocket, and even if the ball bite into the rubber, it was hard to reach the racket, and the feeling that I could drive instead of meat was a very good feeling. It may be the number one advantage of UM!

Surprisingly stop / push is low!

Next, I would like to make a special mention of how easy it is to stop and stop. I felt it was hard to float! I didn’t feel the amount of rotation, but it was low and low, and the point that I could stop was a soft rubber, but it felt very good. Although the V47 has high spin performance, I felt that it was a little easier to float, so I thought that the R42 would also float, but on the contrary, I was surprised that the R42 fits well.

Easy to block with medium hardness!

Naturally, it’s a soft rubber, so the block fits nicely. Especially for meat type balls, it was very easy to do because it was insensitive to the ball.

Each technics review

Forehand

Light hit
I felt it was extremely soft.

Drive on long balls and rallies
You may feel some energy loss. It’s that soft.

Drive with open face
It’s easy to do because it bites into it. I felt that it was a little meaty, but I felt that even if it bites sharply, it will rotate firmly due to the strength of the rubber.

Loop (top spin) drive against back spin
I didn’t feel like making a mistake, but on the other hand it may be a little less powerful. However, the open competition may be enough.

Speed drive against back spin
It was very easy to hit. It may be a cheat for intermediate players and open games. It is quite easy to divide the course and you may be able to play with it at speed.

Curve / shoot drive
I felt the amount of rotation was a little weak, but when I made it bite firmly by the inquiry of the drive, I felt a reasonable amount of rotation.

Block
It’s easy to become a baseball, but it was easy to do.

Counter drive
Since there is a core, the counter drive is also affected by rotation, but it is not impossible.

Stop
It was easier to settle than V47!

Push
Like the stop, it fits better than the V47!

Backhand

Light hit
It was easy to do.

Drive on long balls and rallies
It’s easy to do at all. It was easy to get a little meaty.

Loop (top spin) drive against back spin
It’s easy to do, but it’s soft, so I think that the amount of rotation will increase if you let it bite into the sponge a little rather than using a sheet. It may be difficult to control it shallowly and low.

Speed drive against back spin
It was harder than I expected. I may not be able to master it in the back yet.

Block
It was as easy to do as the fore!

Counter drive
It may be a little difficult because it is easily affected by rotation.

Stop / push
The fit is good! It was a very good feeling.

Chiquita
It was very easy to do because the ball is easy to draw an arc. After all it is easy to feel the ease of over-missing, so please be careful only there.

Comparison with other rubbers (personal impressions)

Max spin amount
 R53 > R48 ≧ Tenergy 05 > R42

Speed
 R53 > R42 ≧ Tenergy 05

https://amzn.to/2ZWsbFM

レビュー Golden Tango(ゴールデンタンゴ)

説明

 Joola(ヨーラ)さんのGolden Tango(ゴールデンタンゴ)のレビューになります。Joolaさんは2021年に粘着テンションラバー、Rhyzen ZGR (ライゼンZGR)を発売していて、既に試打レビュー済みなので、本レビューでは、ライゼンZGRと比較しながらゴールデンタンゴをレビューしていきたいと思います。ライゼンZGRは最新の粘着テンションラバーで2021年春-夏発売のラバーでした。ライゼンZGRはスピン系テンションラバーのような弾みとスピードを持ちながら球持ちもしっかりあって、かつカウンタードライブなどの技術でおさまりの良い粘着テンションラバーで非常に好感触のラバーでした。実は、その好感触のライゼンシリーズ以前から粘着ラバーをヨーラは取り扱い販売していました。ヨーラの粘着と言えばTango(タンゴ)シリーズが有名だったそうです。本ページでは、そんなタンゴシリーズの中からGolden Tango(ゴールデンタンゴ)を試打レビューさせていただきます!
 ちなみに、懸賞で当たったDynaryz ZGR(ダイナライズZGR)という2021年冬発売の最新ラバーも試打予定です。ダイナライズZGRについてはレビュー時に詳細を記載しますが、katsuo000の認識がずれていました。Dynaryz(ダイナライズ)シリーズはDynaryz AGR(ダイナライズ)を試打レビュー済みで、同じシリーズでかつ粘着テンションラバーという情報だけを聞いていたので、ライゼンZGRよりもさらにスピン系テンションよりのラバーがダイナライズZGRかな、と想像しておりました。実際のところは、どうやらダイナライズZGRは57.5度のハードスポンジ搭載で、Omega VII China Ying(オメガVIIチャイナ影)やBlue Grip C1(ブルーグリップC1)に近い方向性のラバーではないかと思います(ラバーを貼った後の重量が方向性を暗に物語ってました笑)。現在オメガVIIチャイナ影を愛用するkatsuo000はダイナライズZGRの試打が楽しみですね。ちなみにダイナライズシリーズは、おそらく今後ヨーラさんの看板ラバーシリーズになると思われます。ヨーラのパンフレットでは、硬度はハード+~ミディアムといった形容詞表現でわかりにくいですがWRMさんでは、硬度が数字で記載されていてわかりやすいですね。以下のようになりますのでご参考ください。
 Dynaryz ZGR(ダイナライズZGR): 57.5度
 Dynaryz AGR(ダイナライズAGR): 50.0度
 Dynaryz ACC(ダイナライズACC): 47.5度
 Dynaryz CMD(ダイナライズCMD): 42.5度
 Golden Tango(ゴールデンタンゴ): 54.0度
 Golden Tango PS(ゴールデンタンゴPS): 50.0度

ライゼンZGRのスポンジの硬度情報はないのですが、自前の硬度計で測定して確認予定です。試打の体感硬度的にはライゼンZGRはくい込みを結構感じましたので、50.0~55.0度位に位置し、ダイナライズZGRがヨーラのラバーの中でも最高硬度になると思います。
 WRMさんはダイナライズシリーズを全て取り扱うことにしたようです。WRMさんが取り扱うラバーは扱いやすさ、性能の高さ、コスパ、などから総合的に選んでいる印象で、万人にオススメしやすいラバーが多いです。ハイエンドラバーシリーズのダイナライズシリーズを取り扱うことは意外でしたが、WRMさんとしてはダイナライズシリーズを性能面とコスパの点で高く評価したのではないかと想像しますね。ちなみに、ダイナライズAGRはテナジー80のようなラバーでこれまたかなり好感触でした。

 だいぶ余談ばかりになってしまいました。ゴールデンタンゴに戻ります。ゴールデンタンゴは卓球王国さんやWRMさんでも取り上げられていたラバーで、粘着らしさがありながら弾むラバー、という位置づけで間違いないと思います。まずは、パンフレットからゴールデンタンゴの紹介文は以下になります。

ヨーラ ゴールデン タンゴ

 ヨーラのレジェンドラバー「タンゴ」の名前を継承した「ゴールデン タンゴ」は、粘着性トップシートと54度テンションスポンジの組合せで、中国製ラバーに代表される様な粘着性ラバーの良さを最大限に活かしたヨーラ最新の粘着テンションラバーです。 

2021年ヨーラのパンフレットから

 ドイツ硬度基準で54度となると、最近は60度のラバーも発売されているのでそこまで硬くないイメージになりますでしょうか。もちろん発売された当時はかなりハードなスポンジのイメージになったと思いますね。ちなみに試打予定はありませんが、Golden Tango PS(ゴールデンタンゴPS)というスポンジ硬度を少し柔らかくしたラバーもあります。ゴールデンタンゴPSは、スポンジ硬度50度のPower Sponge(パワースポンジ、PS)を採用したスピード性能の高い粘着テンションラバーになります。

 卓球王国のゆうさんのゴールデンタンゴに関するレビューページを見つけましたので紹介させていただきます。
  卓球王国ゆうセレクション: https://world-tt.com/ps_pr/012/
当時、ドイツ製粘着テンションラバーはVICTAS(ヴィクタス)のVS>401およびVS>402 Double Extra(VS>402 ダブルエキストラ)ぐらいしかない時代だったそうです。今やドイツ製粘着テンションは戦国時代のようになっていますけどね。粘着ラバーとしての評価はトップクラスに弾み、打ち方に関わらず回転がかかり、使いこなすまでにそこまで時間を要さない、という評価をされていました。是非ご参考ください。

 今年ついに引退を発表された日野自動車の岩崎栄光さんは、粘着ラバーで日本リーグで活躍していた選手になります。卓球王国の企画で岩崎さんがゴールデンタンゴおよびゴールデンタンゴPSについて試打レビューされていますので、その情報を引用させていただきます。

岩崎栄光選手のゴールデンタンゴのレビュー

クセ球とスピードの融合
 スピード重視のスポンジと粘着トップシートの相性が良い。かなりハードなスポンジだが、強いインパクトで打った時のスピード感は抜群。ヨーラが誇る粘着革命。

 「硬くて少し重いので上級者用だと思いますが、性能は素晴らしいですね。これだけ硬くて粘着があるとボールが浅くなりがちですが、かなり飛距離も出てすごいと思いました。軽く打つだけだとネットミスが怖いですが、しっかり打てると強ドライブ、ループドライブともに質が高く、ストップの質もかなり良かったです。球の重みも相当ありました。ラバーが硬いので、使い手は選ぶと思います。コントロールが少し難しいので台に入れることに集中する必要があるでしょう。そうするとボールが深かったり、浅かったり、球質がばらつくので、結果的にいやらしさに繋がると思います。

翔龍(Rising Dragon)との比較(試打当時の岩崎栄光選手は翔龍を使用)
 スピード: +2
 強ドライブのスピン: +2
 ループドライブのスピン: +2
 カウンタードライブ: +1
 ツッツキ&ストップの質: +2
 コントロール(扱いやすさ): +1
 球の重み: -2
 重量約50 g(157 × 150 mmのラケットにMAXを貼った時の目安)

卓球王国より

岩崎栄光選手のゴールデンタンゴPSのレビュー

使いやすくなった『ゴータン』
 「ゴールデンタンゴ」と同じトップシートにスピン系テンションスポンジを合わせた。柔らかく使いやすく調整されている。

 かなり柔らかくて食い込みが良いので、打たれるボールは優しい。そのため粘着らしさは少なく、テンション系に近いと思いました。このラバーもテンション系の打ち方のほうがボールが伸びると思います。テンションユーザーの船本さんの方が良いボールが出ていましたね。『翔龍』に比べて使いやすいのは確実ですが、特別なスピードもスピンも出しやすいわけではなくて、クセ球も少ないと思いました。粘着らしさを出したいならノーマルな『ゴールデンタンゴ』のほうが合っています。相手もあまり嫌がってはくれませんでした。

翔龍(Rising Dragon)との比較(試打当時の岩崎栄光選手は翔龍を使用)
 スピード: 0
 強ドライブのスピン: -1
 ループドライブのスピン: -2
 カウンタードライブ: 0
 ツッツキ&ストップの質: -1
 コントロール(扱いやすさ): -1
 球の重み: +1
 重量約50 g(157 × 150 mmのラケットにMAXを貼った時の目安)

卓球王国より

 ということで、ゴールデンタンゴはクセも出せるにのにスピードも出せるラバーとして紹介されていることがよくわかると思います。上級者向けという言葉がありますので、自分では扱いきれない可能性はおいておいて試打させていただきました。

性能値

 公表性能値を比較してみましょう。

 ゴールデンタンゴはカテゴリーではプロフェッショナルに位置するラバーになります。価格は5,800円 + 税になります。割引されて4~5,000円くらいになりますでしょうか。性能が高ければ非常にコスパの良いラバーといえますね。ゴールデンタンゴはライゼンZGRのスピードを落として、同等の回転性能という位置になります。

 硬度計比較になります。数値としては、ゴールデンタンゴはライゼンZGRよりも硬い結果となりました。バタフライラバーと比較するとTenergy 05(テナジー05)よりも硬くて、ディグニクス系よりは柔らかいというのがゴールデンタンゴの硬さになります。
 また今回異例レベルで特徴的な値は、シート側の硬さとスポンジ側の硬さの差です。スピン系テンション、特にドイツ製のスピン系テンションラバーはシートが厚くてシート側が硬い傾向にあります。最近のラバーでいうとDignics 05(ディグニクス05)やEvolution MX-D(エボリューションMX-D)などはシートが硬いです。ゴールデンタンゴは明らかにシート側が柔らかく、スポンジ側が硬いラバーでした!ここまでシートが柔らかいと相手の回転の影響は受けるものの、球持ちが良く硬さの割に扱いやすいことが想像できますね。実際触ってみるとシート側がかなり柔らかく、実測の硬度以上に扱いやすさを感じるラバーだと感じました。

ゴールデンタンゴの貼りと重量

 今回はインナーカーボンラケットのRein Force AC(リーンフォースAC)に貼りました。パッケージは旧パッケージになります。

 最近、ヨーラさんはパッケージを新調しました。ゴールデンタンゴはこんな感じです。新↓

旧パッケージの裏側です。

↑ゴールデンタンゴ(旧パッケージ)には、粘着ラバー保護シートが入ってました。保護シートは粘着性はなくホコリがつくことを防ぐ程度のものになります。ないよりは絶対にあった方がいいもので、普段スピン系テンションばかり使用している人で準備を忘れていても助かる仕様ですね。(新パッケージの場合ついているのか不明ですので、よろしくお願いします。)

 シートの曇り具合が粘着ラバーらしいですね。ライゼンZGRと比較するとゴールデンタンゴの方が昔ながらの粘着、中国製粘着ラバーに近い外観だと思いました。特にシートの粘着ですが、ライゼンZGRはほとんど粘着感がないのに対し、ゴールデンタンゴはまずまずの粘着を感じました。

Golden Tango(ゴールデンタンゴ)
 粘着テンション
 Made in Germany
・Sponge Thickness: 2.0 mm、Max
・Speed:7.0
・Spin:11.0
・Category:Professional
・Sponge硬度:Hard
・5,800円 + 税
・72 g(切断前) → 51 g(リーンフォースACに貼って)

 ヨーラは、新パッケージになってから粒形状についての情報も示してくれるようになりました。ダイナライズやライゼンにはそれぞれ最新のシートやスポンジが採用されていて、凄い感じになっています。一方、ゴールデンタンゴのシートやスポンジについて特別な説明や名前はないようです。ライゼン、ダイナライズ、ゴールデンタンゴの粒形状は以下のようになりますね。
 Rhyzen ZGR: 粒太さ 1.5 mm、粒間隔 0.8 mm、粒高さ 0.7 mm
 Dynaryz AGR: 粒太さ 1.7 mm、粒間隔 0.6 mm、粒高さ 0.9 mm
 Golden Tango: 粒太さ 1.7 mm、粒間隔 0.6 mm、粒高さ 0.9 mm
シートの粒は、粒が太いほど、粒間隔が狭いほど、粒高さが低いほど、回転性能が高く粘着っぽくなります。ゴールデンタンゴはダイナライズと同じ粒形状で粒はヨーララバーの中では最も標準的な粒形状のようです。粒間隔も狭いですが、その分粒高さが、高い設計になっていて、くい込みや球持ち、扱いやすさを付与しているといえるでしょう。

Golden Tangoの3つの特徴

シートが柔らかくて、バックでも使えるくらい扱いやすい!

 やはりシートの柔らかさからバックハンドでも十分に使える位、球持ちと回転量が得やすいと感じました。絶妙なシートとスポンジの硬さで、シートは柔らかいですが、その分スポンジはハードなので回転をしっかりかけることができました。粘着ラバーですので、スピン系テンションラバー以上に回転に特徴は欲しいところだと思います。ゴールデンタンゴの回転量はテナジー05以上だと思いました。安定感のチキータやバックハンドドライブが打ちやすかったです!
 これならスピン系テンションラバーユーザーが試しに粘着を使いたいと思ってもスムーズに移行できそうだと思いました。

まさにスピードと粘着の融合!

 ライゼンZGRは50~55°くらいで、同タイプラバーは例えばRakza Z(ラクザZ)、DNA Dragon Grip(DNAドラゴングリップ)、Omega VII China Guang(オメガVIIチャイナ光)、Blue Grip C2(ブルーグリップC2)、Hybrid K1J(ハイブリッドK1J)などでしょうか。どのラバーも粘着ラバーとスピン系テンションラバーの中間的な位置として開発されたようなラバーで、スピード性能をそこまで落とさないようにしつつ、スピン系テンションラバーよりも高いスピン性能を持たせたようなラバーだと思います。これらのラバーと同様にゴールデンタンゴはまさにスピードと粘着の融合といえるでしょう。岩崎さんのレビューにもあるように、このゴールデンタンゴはスピードと粘着の融合というのが非常にあうと思いました。当時、回転性能でテナジー05を上回るようなラバーは少なく、それでいてテンションなみのスピードも出せて、台上は止まる。まさに粘着とスピードの融合という表現があうと思いました。
 ライゼンZGRと異なる点は、まさに打球感の部分でしょうか。打球感はゴールデンタンゴの方がシートが柔らかい分、柔らかいと感じると思います。バックハンドで使うならゴールデンタンゴの方がブロックで変に落ちることもなくて使いやすいのではないかと思います。その分、シートだけで打つ技術ではゴールデンタンゴの方が滑ったり、慣れが必要かもしれません。また硬く感じる分、ボールの揃いにくさはライゼンZGRの方があるようにも感じましたね。揃いにくさを癖球というなら、癖球らしさはライゼンZGRの方が上だと思いました。

1つの粘着テンションの選択肢。シートが柔らかいラバーが好きならゴールデンタンゴはあり!

 ゴールデンタンゴはスポンジ硬度54°、ライゼンZGRは50~55°くらいで先ほども挙げているように類似のラバーは多数あります。これらのラバーの中でもゴールデンタンゴは非常にシートが柔らかいラバーと言えると思います。シートが柔らかい粘着ラバーが好み、と感じるならこのゴールデンタンゴは魅力的だと思います。個人的にはシートが柔らかいと、扱いやすい、ブロックがしやすい、回転をかけやすい、チキータや台上ドライブがやりやすいというメリットがある一方で、相手の回転の影響を受けやすい、回転のMax値を出すのにパワーが必要、などなどのデメリットが挙げられると思います。これらの特徴を把握して購入することをオススメします。Nittaku(ニッタク)製のキョウヒョウ3などを使用していてもっとスピードが欲しい、中陣での打ち合いにスピードが欲しいと思うならゴールデンタンゴはありではないでしょうか。

各技術レビュー

フォアハンド

軽打
 違和感はありませんでした。

ロングボールやラリーでのドライブ
 少しパワーロスを感じました。くい込みが良すぎるんでしょうね。普段使うラバーよりももっとボールを引き付けてあげる必要があると感じました。またここまで食い込みが良いと多分ラケットは木材系ではなく1本芯の通ったようなラケット、ファイバーなりカーボンなりインナーでも良いので入っているラケットの方が威力が出しやすいと思います。

面を開いたドライブ
 粘着ラバーらしく面を開いた方が威力が出ると感じました。くい込みもあるので打ちやすいですね。粘着ラバーの打ち方を覚えるという意味でも良いラバーかもしれません。

対下回転に対するループドライブ
 結構飛び出す印象です。ここはキョウヒョウのようなコテコテ粘着ラバーの方が低くて浅いいいループドライブが打ちやすいと思います。

対下回転に対するスピードドライブ
 めちゃめちゃ打ちやすいですね。ゴールデンタンゴの一つの特徴だと思います。是非3球目や4球目を狙い打ってください。

カーブ/シュートドライブ
 スピードが乗る分、やや曲がりは弱いと感じました。

ブロック
 やりやすかったです。相手の回転の乗ったドライブ、重いボールは、その威力を受けやすいですが、しっかり腰を落としてブロックしてあげることで入れやすいと思います。

カウンタードライブ
 良かったです。くい込みが良いことを想定してしっかり寝かせる必要がありますが、スポンジが硬い分以外とおさまりと沈み込みが良かったです。

ストップ
 当然ですがやりやすかったです。個人的にはもっと止まってほしいところでしたが十分合格点でした。

ツッツキ
 きれますね。もっと上板の硬いラケットとあわせることで切りやすくなるのではないかと感じました。

フォアフリック
 少し難しかったです。ラケットラバーに対し、どこまで厚く当ててどこまでくい込ませて弾くかイメージしながらなれる必要はあると思いました。

サーブ
 もちろん切れていました。少しくい込むので飛び出しが良いと感じました。

バックハンド系

軽打
 バックの方が好感触でした。小さい力で回転がかけやすいかったです。

ロングボールやラリーでのドライブ
 ボールの伸びを感じました。ハードな粘着テンションラバー、スピンアートと比べるとボールの伸びや弾みはゴールデンタンゴの方が良いですね!ラリーでも打球点を落としてドライブがしやすくて良かったし、安心して振り切れる感じがありました。

対下回転に対するループドライブ
 良かったです。ボールをグリップしていることを強く感じました。また相手がふかすようなドライブがしやすかったです。

対下回転に対するスピードドライブ
 回転で沈む感じがあり、スピードドライブがしやすかったです。この点で、バックで使うのはありだと感じました。

ブロック
 違和感ありませんでした。シートがくい込むからだと思います。少し回転の影響は受けやすいと感じました。

ストップ
 良く止まりました。

ツッツキ
 粘着ラバーなので切れますね。良いですね。

チキータ
 やりやすかったです。回転系のチキータが特にいいですね。一発威力の高いスピード系チキータは難しいと思います。

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Dignics 09C > Golden Tango > Tenergy 05

スピード
 Rhyzen ZGR > Golden Tango > Hurricane III

https://amzn.to/3gJwY5D