遅すぎた?本場中国ラケットラバー ついにNittakuさんからDouble Happiness Shanghai(DHS)製のHurricane Long 5(キョウヒョウ龍5)やHurricane III National Rubber Blue Sponge(キョウヒョウ3国狂ブルー)が販売されるようになりました。遅すぎた感もある気がしますし、値段も正規品のためかかなり高価格設定になっていますね。こちらキョウヒョウ龍5はインナーALCでほぼ張本智和インナーフォースALCに類似な気がしなくはないのですが、キョウヒョウ3国狂ブルーは已打底なしなんですね。ファインジップで後加工必須の印象です。厚さが4 mmを超えないように気を付けないといけませんね。
アドバイザーに君臨するのは、ペンドラの憧れ、中国の馬琳(Ma Lin)コーチになりますね。もう選手ではなくコーチとさせていただきました。ゆくゆくは監督になるのでしょうか。東京五輪2020大会でもかっこいいマスクをつけて中国ベンチコーチされてましたね。馬琳コーチの名前を冠した合板やカーボンシリーズは未だにヤサカの名作であり、多くの選手が使用していることで有名です。katsuo000も試打しましたが、Ma lin Carbon (馬林カーボン)は抜群の扱いやすさで、カーボンが入っていないように感じるくらいかなり扱いやすい素晴らしいラケットでした。インナーカーボンラケットですが、カーボンの役割はファイバー素材程度で本当にオススメです。
Yasakaさんのラバーはやっぱり、低価格でコスパに優れたラバーが多いことがうれしいですね。気を付けるべきは個体差で、パッケージ状態で重量を測定するなど確認してから購入をオススメします。自分にあった重さ、硬さのラバーを選ばないと、重さ、硬さによっては驚くほど打球感のことなるラバーになるためですね。基本的には重たい≒硬いラバーだと思います。Rakza X (ラクザX)が気に入り、まとめ買いした時に、最も重たい個体は打球感がイメージとは異なり驚いた次第ですね。逆に柔らかい個体を選べばかなり扱いやすいラバーといえると思います。勿論威力を求めて硬めのラバーを選ぶのもありだと思います。そういった個人のマネージメント含めて行うのであればYasakaは抜群にオススメできるラバーだと思います。
Spin:13+、 Speed:12-、 スポンジ硬度:47~52 ラバー重量:51 g 硬度計評価 shore a (sheet):31.5、 shore a (sponge):27.9 shore c (sheet):42.3、 shore c (sponge):40.6 katsuo000のレビュー: https://katsuo000.com/review_rakza_xx/
Rakza Z Extra Hard (ラクザZエキストラハード)
Spin:14+、 Speed:11-、 スポンジ硬度:52~57 ラバー重量:55 g 硬度計評価 shore a (sheet):30.3、 shore a (sponge):30.8 shore c (sheet):46.5、 shore c (sponge):47.8 katsuo000のレビュー: https://katsuo000.com/review_rakza_z_xh/
Spin:14+、 Speed:11-、 スポンジ硬度:47~52 ラバー重量:54 g 硬度計評価 shore a (sheet):29.5、 shore a (sponge):30.6 shore c (sheet):44.6、 shore c (sponge):45.8 katsuo000のレビュー: https://katsuo000.com/review_rakza_z/
Spin:13+、 Speed:11、 スポンジ硬度:45~50 ラバー重量:50 g 硬度計評価 shore a (sheet):27.8、 shore a (sponge):24.7 shore c (sheet):41.3、 shore c (sponge):39.3 katsuo000のレビュー: https://katsuo000.com/review_rakza_x/
Spin:14、 Speed:11、 スポンジ硬度:45~50 ラバー重量:49 g 硬度計評価 shore a (sheet):27.8、 shore a (sponge):27.2 shore c (sheet):40.0、 shore c (sponge):39.0 katsuo000のレビュー: https://katsuo000.com/review_rakza_7/
Spin:14-、 Speed:10、 スポンジ硬度:47~52 ラバー重量:46 g 硬度計評価 shore a (sheet):31.4、 shore a (sponge):32.5 shore c (sheet):47.2、 shore c (sponge):45.7 katsuo000のレビュー:
Rising Dragon(翔龍)
Spin:13+、 Speed:10+、 スポンジ硬度:47~52 ラバー重量:43 g 硬度計評価 shore a (sheet):29.5、 shore a (sponge):28.6 shore c (sheet):42.4、 shore c (sponge):40.6 katsuo000のレビュー: https://katsuo000.com/review_rising_dragon/
ヴェガツアーは、ヴェガシリーズの中で最も高い性能のラバーです。その高い性能はVega X(ヴェガX)やOmega V Tour(オメガ5ツアー)よりも高い公表性能値になります!それでいてスポンジ硬度は、ヴェガXやオメガ5ツアーDFよりも柔らかい45度というのが特筆点になりますね。ツアーと冠されたラバーであり、スピード性能やスピン性能は、Omega VII(オメガ7)に匹敵するレベルといえるでしょう。
Vega X(ヴェガX)やOmega V Tour DF(オメガ5ツアーDF)はシートにほどこされたDYNAMIC FRICTION(ダイナミックフリクション)技術でシートが硬いけどボールをグリップする感じでしたが、ヴェガツアーは、ダイナミックフリクションがありながら、シートも柔らかく、スポンジもくい込みが良いラバーでした。この柔らかさが高い扱いやすさとコントロール性能を生み出していると感じました。それでいて、回転性能はヴェガXやオメガ5ツアーDFと同等以上の回転性能になる点が非常に気に入りました。ヴェガXやオメガ5ツアーDFの方が、弧線は低くスマッシュやスピードドライブの威力やスピードは高くなりやすいラバーではありましたが、主にバックで使用するとヴェガツアーの方が扱いやすさと回転性能に安心感のあるラバーでした!
Vega X(ヴェガX)、Vega Tour(ヴェガツアー)、Omega V Tour DF(オメガ5ツアーDF)、Omega VII Pro(オメガ7プロ)とどのラバーも、総評として好感触でした!そのうち、明確な比較を特集したいと思っています。XIOMシリーズのラバーは、性能はTenergy 80(テナジー80)っぽく、スピンもスピードも偏りなくてバランス型が多く、それでいて打球感はグリップ感があるので安心してスイングできて、それが良いと感じますね。オメガ5ツアーDFが、Omega VII Tour(オメガ7ツアー)と同様に強烈な回転がかかるラバーなら本職使用を考えたのですが、今回は見送りました。かなり悩みましたね。気分やタイミングによっては本職使用していたようにも思います。やめようと感じた点は次の通りです。 ・Vega X(ヴェガX):滑る。この一言に尽きますね。でも回転量も強く最高傑作は本当に納得。 ・Vega Tour(ヴェガツアー):少し柔らかすぎる。柔らかすぎるラバーは自分は好きではない。 ・Omega V Tour DF(オメガ5ツアーDF):かなり良かった!でもエゲツなさ、が少し弱いか。 ・Omega VII Pro(オメガ7プロ):これも良かった!でも少し滑る。回転量も弱いか。 こんな感じです。ただし、コスパは良いのでオメガVツアーDFはそのうちまとめ買いするかもしれませんね。表現が悪いですが無難というか、卒のなさは素晴らしかったです。オメガ7シリーズのようなマッドさはないので扱いやすく、回転もかかって滑らないので、まさにバックにありなラバーだと思いますね。あともう少し回転性能が高かったら良かったです。
韓国の卓球メーカーXIOM(エクシオン)は、コスパの良いVega(ヴェガ)シリーズと、ハイエンドモデルのOmega(オメガ)シリーズの大きく2種類のラバーシリーズが有名です。ラケットも他メーカーにない、Ice Cream(アイスクリーム)などのラケットを販売していますね。ハイエンドラバーシリーズのOmega(オメガ)シリーズは現在V(ファイブ)とVII(セブン)の2シリーズがメインになります。ブラジルのハードヒッター、Hugo Calderano(ウーゴカルデラノ)選手がXIOMと契約し、用具変更後も順調にワールドツアーランキングを一桁まで上げました!カルデラノ選手が使用しているHugo Hyper Axylium(ウーゴハイパーアクシリウム)とOmega VII Tour(オメガ7ツアー)も人気急上昇ですね。また、韓国の鉄壁のブロックとチキータのJeoung Youngsik(鄭栄植)選手もIce Cream AZXi(アイスクリームAZXi)とOmega VII Pro(オメガ7プロ)を使用中になります。
本ページでレビューするOmega V Tour DF(オメガ5ツアーディーエフ)は、Omega V(オメガ5)シリーズのラバーになります。オメガ5シリーズのコンセプトはボールを確実に持つグリップ力、ボールをしっかり持って、強い弧線と回転量に特徴のあるシリーズになるそうです。オメガ5シリーズは全て定価5,200円+税ですが、割引されればヴェガシリーズと同じ3,000円台で購入可能になるラバーです。ハイエンドモデルでありながら非常にコスパの良いシリーズといえるでしょう。オメガ5シリーズはパンフレット上は4種類存在し、今回レビューするツアーDFに加え、Omega V Pro(オメガ5プロ)、柔らかいOmega V Euro DF(オメガ5ユーロDF)、シリーズ最高硬度のOmega V Asia DF(オメガ5アジアDF) が販売されています。DF含め、エクシオンのラバー、その技術について言及してみます。
順番としてオメガ7シリーズを打った後に、オメガ5ツアーDFを試打しましたので、オメガ5ツアーDFの第一印象は非常に使いやすいでした。47.5°の適度な硬度で扱いやすくそれでいて、滑らなくて回転も良くかかるし非常に好感触でした。特にボールのグリップという点では、ヴェガX以上であり非常にループドライブがやりやすいと感じました。それでいて、ミートや上回転に対するスピードドライブはかなり走るので、同じ金額帯であることを考慮するとヴェガXよりもオメガ5ツアーDFの方が本職採用したいラバーでしたね。ヴェガXはオメガ5ツアーDFよりもさらにシートを硬くスポンジが柔らかい感じのラバーなので、回転がかかったときにはオメガ5ツアーDFよりもエグイ回転量が出るのですが、少し滑りやすい(慣れれば苦ではないと思いますが)気がします。おそらくオメガ5ツアーDFはELASTO FUTURAは採用されていないラバーであり、回転量やボールの伸び、威力に少し物足りなさも感じました。スポンジまたはラバー全体の最大限に伸縮する際の力の強さが、オメガ7シリーズ、Omega VII Tour(オメガ7ツアー)やOmega VII Hyper(オメガ7ハイパー)、そしてヴェガXと比較してオメガ5ツアーDFの方が少し弱いように感じました。ただし、滑らないという部分が非常に良くて滑りをむしろ利用できるような卓球ができない自分にはオメガ5ツアーDFがちょうど良いように感じました。