雑感 2021/1/1

今年の卓球はコロナに負けないで!

 2021年がはじまりました。今年こそは卓球がコロナに負けないでほしいですね。昨年は世界的にも敗戦というか、なかなかNewsに乏しい1年になってしまいましたからね。少なくとも、インターハイや全中はやってほしい。学生にとってとても重要な大会ですからね。

日本卓球メーカーは老舗ばかり?

 Butterfly(バタフライ)さんが、70周年記念モデル販売すること、話題になっていますね。TSPとVICTASの統合も話題です。ニッタクもリズーカーボンが話題となっていました。ざっくり各社の創立何周年なのか、確認してみました(wikipedia参照です)。

 Butterfly(tamas): 70 周年(1950年創業)
 ミズノ(Mizuno): 114 周年(1906年創業)
 日本卓球(Nittaku): 100周年(1920年創業)
 VICTAS(ビクタス): 90周年(1931年創業)
 YASAKA(ヤサカ): 73周年(1947年創業)

ミズノが一番古いんですね。そして、今やナンバーワンをけん引するバタフライさんが一番若いんですね。これは意外でした。10年後を予想することも難しい、変化の激しい時代、この先50年100年と、各卓球メーカーは元気でいてほしいと切に願います。

今年もよろしくお願い申し上げます!

今年もkatsuo000ブログをどうぞ、よろしくお願い申し上げます。

雑感 2020/12/30

ラクザXの個体差

 最近はバックラバーにラクザXを使用しています。良いラバーなのですが、最近強く個体差を感じてしまいました。パッケージを開ける前におけるラクザXの重量を計り、その中でも最も重いものを選んではりました。

↓軽くて扱いやすいと感じたラクザX

↓少々硬くて扱いにくさを感じたラクザX

 パッケージで約2g、ラバーそのものではほとんど重さはかわりませんでしたが、個体差を感じたのは事実です。なんの偏見もなく素直に感じた直観なので、もしかしたら、自分の体調の影響もあったかもしれません。ラクザXの硬くて少し扱いにくさを感じた方については、威力は高い気はするのですが、少々硬くて気持ちディグニクス05に似ているようなシートの硬さを感じています。バックはもう少し安心感を求めてライガンスピンにするか、それか背伸びをしてディグニクス05にするか迷っていますね。ぶっちゃけ、同じような打感を感じるならディグニクス05の方が慣れた時にはプラスなんですよね、何よりツッツキがかつっと切れますし。デメリットはコストと、フォアもバックも似たような打球になりやすいこと。このあたりが難しいですね。年末年始に悩んでいこうと思います。

雑感 2020/12/29

アウターALC系ラケットの違い

 アウターALC系ラケットが最近とても気になっています。近年また増えているんですよね。まとめてみました。

〇Butterfly(バタフライ)
 ・VISCARIA(ビスカリア): 5.8 mm、5+2 Outer Arylate Carbon (ALC)
 ・Timo Boll ALC(ティモボルALC): 5.8 mm、5+2 Outer ALC
 ・Zhang Jike ALC(張継科ALC): 5.8 mm、5+2 Outer ALC
 ・Lin Gaoyuang ALC(林高遠ALC): 5.8 mm、5+2 Outer ALC
 ・Matsudaira Kenta ALC(松平健太ALC): 5.8 mm、5+2 Outer ALC

〇Nittaku(ニッタク)
 ・Flyatt Carbon Pro(フライアットカーボンプロ): 5.8 mm、5+2 Outer Aramid Carbon (ADC)
 ・Tornado King Speed(トルネードキングスピード): 5.7 mm、5+2 Outer ADC

〇VICTAS(ヴィクタス)
 ・Liam Pitchford(リアムピッチフォード): 5.9 mm、5+2 Outer Z Carbon
 ・ZX-Gear Out(ゼクスギアアウト): 5.9 mm、5+2 Outer Z Carbon

〇Yasaka(ヤサカ)
 ・Alnado(アルネイド): 5.8 mm、5+2 Outer ADC

〇DONIC(ドニック)
 ・Original Ture Carbon(オリジナルトゥルーカーボン): 5.5 mm、5+2 Outer ADC

〇Joola(ヨーラ)
 ・Vyzaryz Freeze(ヴァイザリズフリーズ): 5.9 mm、5+2 Outer ALC

〇STIGA(スティガ)
 ・Dynasty Carbon(ダイナスティカーボン): 5.9 mm、5+2 Outer
 ・Carbonado 45(カーボネード45): 5.8 mm、5+2 Outer Carbon

〇TIBHAR(ティバー)
 ・Samsonov Limited Edition 25(サムソノフ25周年記念モデル): 5.8 mm, 5+2 Outer ADC

〇XIOM(エクシオン)
 ・36.5 ALX: 5.7 mm、5+2 Axylium Carbon(AXC)
 ・Stradivarius(ストラディバリウス): 5.7 mm、5+2 Outer ADC

 多いですよね。それぞれ、微妙にちがうんですよね。なお、選択した基準は、6.0 mm未満のブレード厚さで、かつトップ選手が粘着ラバーとあわせているらしいラケットも含めてピックアップしています。なので、androさんのTREIVER CO OFF/S(トレイバーシーオーオフ)のように6 mm以上のブレード厚のものはKVL(ケブラー)カーボン(アラミドの1種ケブラー繊維のカーボンなので、ADC)は除外した一方で、スティガのダイナスティカーボンやカーボネードが入ってきています。2020年発売のヨーラさんのヴァイザリスフリーズは上板リンバかつブレード厚さが5.9 mmとFreitas ALC(フレイタスALC)より若干薄いので気になったりしています。あと、ヴィクタスさんのZカーボンも、ザイロン系のカーボンのような名前ですが、ゼクシオンという繊維は液晶性アリレートという繊維のようですので、おそらくALCとザイロンカーボン(ZLC)の間くらいの硬さではないかと想像はしています。多いよね。全部比較したいけど、さすがに妻に怒られそう。。。

ストラディバリウスの打球感

 明らかにZhang Jike ZLC(張継科ZLC)と比べるとストラディバリウスはやわらかい打球感のラケットになりました。ただし、柔らかすぎて回転をかけ切れずに飛ばしてしまうときもある気がするので、もう少しぶつけつつ回転をかけられるようになれる必要性も感じつつありますね。ただ、圧倒的にボールコントロールはしやすくなったので、ラリー重視になれる気はします。完全に移行するか、悩んだりしていますね。

雑感 2020/12/28

TSPの粘着保護シート問題

 やはり、TSPの粘着保護シートは、全く同じものは廃盤のようですね。先日、卓球ショップで聞いてみたのですが、入ってこないし在庫がないことを確認いただきました汗。おそらく、今までもある程度の数が出ていたと思われますので、代替品はVICTASさんから販売されると信じたいのですが、今後どうなるのか、注目ですね。とりあえずショップで残っている粘着保護シート、購入させていただきました苦笑。

バック側のラバーでまた迷い。。。

 XIOM(エクシオン)さんのStradivarius(ストラディバリウス)使ってみました。非常に安定感が出て良かったのですが、少し扱い慣れ不足と、バック側ラバー問題を抱えそうな感じです。試しに好感触だったFastarc G-1(ファスタークG-1)をバックに使ってみたのですが、やはりドイツラバーらしさがあって、一度くい込ませてから回転をかけないとボールがドライブ回転で沈みにくいと感じました。それならRakza X(ラクザX)の方がいいかな、と思ってそちらを今後試そうかなと感じたりしています。木材合板やアウター特殊繊維ラケットほどではないですけど、バックで球持ちを感じやすくなったので、バックに安心感は感じられるようになったのですが、それでもイメージ通りのボールが打ちやすそうなラバーはラクザXか、背伸びするとDignics 05(ディグニクス05)になりますね。柔らかさをさらに求めるならRasanter R48(ラザンターR48)もありかなとは思うのですが、悩みますね。夏場はラクザX、冬はラザンターR48っていうのはありかもしれませんね。試打もしていかないといけないので、難しいです。

 今年はあと1回卓球ができる予定なので、感謝をしつつ楽しんできたいと思います!

レビュー Virtuoso+(ヴィルトーソ+)

説明

 Virtuoso+(ヴィルトゥオーソ+)は、ハンガリーのハンドメイド=手作り卓球工房OSP(オーエスピー)より販売されているラケットの1つになります。WRM(ワールドラバーマーケット)さんのYou Tubeで知り、そのままWRM経由で購入しました。
 Virtuoso+は5枚合板ラケットになりますね。木材系ラケットはそこまで長く使ったことがなかったのですが、当時は粘着ラバーを使っており、何気ない興味で購入しました。5枚合板で有名なラケットは、Butterfly(バタフライ)さんのPetr Korbel(コルベル)が有名でしょう。また最近では新規参入してくれた総合スポーツメーカーmizuno(ミズノ)さんの5枚合板も注目されています。2020年発売のAltius ST 5(アルティウスST5)や、日本リーガーの軽部隆介選手の使用するFortius FT 5(フォルティウスFT5)などが人気だと思います。それらのラケットを公表性能値で簡単に比較するのであれば、最も重要な要素は板厚と重量でしょう。木材合板系ラケットは上板にどのようなラケットを使用するかで打球感が大きく変化するので、非常に重要だと思いますが、なかなか上板の情報は得られないので今回は割愛します。

 Virtuoso+: 5.75 ± 0.05 mm / 88 g
 Petr Korbel: 5.90 mm / 94 g
 Altius ST5: 5.9 mm / 77 g
 Fortius FT5: 6.6 mm / 85 g

となります。Virtuoso+はどちらかといえば、コルベルに近いラケットと考えて良いでしょう。バタフライさんはどのように品質を維持しているかわかりませんが、平均重量94 gはさすがですね。
 一般的に木材合板系ラケットでは、重たいラケット、密度の高いラケットの方が良いと言われています。重いラケットの方が威力や飛距離が出やすいためです。日本式単板ペンラケット製造技術には、木材を圧着させて密度を上げるような技術もあると聞いたことがありますね。トップ選手も使用するといわれるコルベルは、重い重量のものを揃えているという点でさすがバタフライさんですね。
 一方、フォローしますと、アルティウスST5は初中級者をターゲットとしたラケットであり、またmizuno(ミズノ)さんの評価の高いラバー、Qシリーズは全体的に重量の重いものが多いことも考慮され、あえて軽いラケット設計となっています。またフォルティウスFT5は、もともとあった7枚合板ラケットFortius FT(フォルティウスFT)をベースにしていると思われますので、板厚の厚い設計となっていますね。

性能表

 OSPのホームページより数値を確認して作成しました。

 katsuo000が気にするのはスピード性能、スピン性能、板厚ですね。

 当然といえば当然ですが、板厚はスピード性能と相関があって、スピン性能と板厚は逆相関しますね。個人的にはカーボンや特殊素材ありのラケットは画期的なもので、板厚を薄くしながらスピード性能を高くすることが可能なまさに万能ラケットを可能とする発明だと思います。

 今回レビューするVirtuoso+はスピード性能はやや低く、OSPにおけるオーソドックスな5枚合板というラケットになりますね。

Virtuoso+の特徴

バックハンド技術は弾くようにうっても回転がよくかかる!

 一発で気に入ったのがバックハンドになります!とにかくバックハンド技術が安定しました。非常に回転がかけやすく、バック対バックなどでは、多少弾き気味に打ってもボールが安定しました。この性能は非常に好感が持てましたね。バックハンド系技術はどうしても打てる範囲が狭くなってしまうと思うのですが、バックサイドに切れたボールやバックミドルのボールでもしっかり回転をかけて安定させられる安心感があるのは、試合でも安心につながると思います。プラボールになってボールも随分遅くなりましたので、ブロッキングゲームも可能とできる高い性能だと思いました。

回転がとにかくかけやすい!

 合板系ラケットですので、当然と言えば当然ですが、とにかく回転をかけやすいです!ラケットにしなやかさとタフさがあるため、打球音はポコポコした感じですが、硬めの回転性能の高いラバーを貼っていても球持ちを感じやすく、ラバーのポテンシャルを高く発揮してくれますね!他にも5枚合板のラケットはもっていますが、ボールが軽くなりやすかったり、柔らかすぎて回転がかからなかったりすることもあります。Virtuoso+は重量もしっかりとあって、回転量と威力のあるボールが打ちやすく、また相手のボールに対しても攻撃的に回転で上書きを狙える素晴らしさがありました。非常に高い弧線を描くラケットでした。

硬いラバーと相性が良い!

 katsuo000はVirtuoso+に、粘着ラバーや硬いラバーをあわせていました。というのはVirtuoso+はラバーのポテンシャルを出しやすく、かつ柔軟さを持つラケットですので、軟テンション系ラバーはおそらく、回転性能を逆に落としてしまうようにも感じました。あわせたラバーはTenergy 05 Hard(テナジー05ハード)やDignics 05(ディグニクス05)、Hurricane NEO III Blue Sponge(キョウヒョウNEO3ブルースポンジ)などになりますね。スピード性能がやはり少し低いので、スピン系テンションラバーとあわせた方が万人受けすると思います。 

おすすめのラバー組み合わせ(あくまでも個人の感想)

フォアラバー

Dignics 05(ディグニクス05)

Tenergy 05 Hard(テナジー05ハード)

Rasanter R53(ラザンターR53)

Q5(キューファイブ)

バックラバー

Omega VII Tour(オメガ7ツアー)

Tenergy 05(テナジー05)

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打

ロングボールやラリーでのドライブ

面を開いたドライブ

対下回転に対するループドライブ

対下回転に対するスピードドライブ

カーブ/シュートドライブ

ブロック

カウンタードライブ

ストップ

ツッツキ

フォアフリック

バックハンド系

軽打

ロングボールやラリーでのドライブ

対下回転に対するループドライブ 

対下回転に対するスピードドライブ

カーブ/シュートドライブ

ブロック

カウンタードライブ

ストップ

ツッツキ

チキータ

他ラケットとの比較(あくまでも個人の感想)

回転

回転のかけやすさ

スピード

飛距離

雑感 2020/12/24

娘と久々に卓球!

 娘が先日「卓球ポンしよー!」と言ってくれました。最近はなんと、ラケットを握って持ち続けることができるようになったので、ラケットを狙ってボールを飛ばしてあげてはね返すことができるようになりました。はね返ったボールを見て喜んでいます。そんな娘にほっこりさせられますね。癒しです笑。

OSPラケットの新製品が気になりましたが、上板が違う。

 WRM(ワールドラバーマーケット)さんで種々ラバーやラケットを購入してきました。WRMさんの信条なのだと思うのですが、WRMさんの他で販売していない用具はとにかく扱いやすいものが多いです。過去、ハンガリーのラケット工房、OSPのVirtuoso+(ヴィルトゥーソ+)やUltimate Carbon(ウルティメイトカーボン)などを購入したことがあります。これらのラケットは非常に球持ちを感じるラケットで極めて好感触なラケット群だと思いますね。現在レビューを作成しようとしています。
 katsuo000はWRMさんの販促記事よりも、OSPの英語のホームページを足しげく訪れたりしています。OSPのホームページには各ラケットの性能表が記載されていてとても参考になりますね。そんなOSPですが、最近、アラミドカーボンラケットの販売を開始したみたいなんですよね!しかもついにアウターAramid Carbon(アラミドカーボン)のラケットも登場、販売されるようになったみたいです!インナーアラミドカーボンのVirtuoso AC(ヴィルトゥーソAC)と、アウターアラミドカーボンのMartin AC(マーティンAC)ですね!
 自分が気になっているのはやはりアウターのマーティンACですね。板厚は、VISCARIA(ビスカリア)やZhang Jike ALC(張継科ALC)と同じ、5.80 mmですよ!ささりますね!気になるのは上板ですが、Martin(マーティン)というラケットベースのようなので、写真などからおそらくリンバ(Limba)ではないかと想像します。ということは打球感的には、Freitas ALC(フレイタスALC)系のラケットのようですね。ただし板厚はフレイタスALCより薄いです。うーん、Koto(コト)材なら、英語のメールで発注を考えるのですが、今回は見送りしてます。
 ちなみにヴィルトゥーソACは、インナーアラミドカーボンですが、板厚はかなり薄く、5.65 mmですね。Harimoto Tomokazu Inner Force ALC(張本智一インナーフォース)は6.00 mmですので、かなり薄いと思いますね。板薄なので、飛距離は出にくくて扱いやすいと想像しています。気になるといえば気になりますね。一般ユーザーには圧倒的に、OSPのラケットの方が評価は高いと思います。中級者から上級者になっていくと、威力不足を感じるかもしれませんね。

Butterflyの70周年記念ラケット

 「努力 Effort」というラケットが販売のようですね。上板に木曾檜ということで、個人的に感じたのは「あ、昔の1枚単板ヒノキラケットユーザー狙い、お金を持ったシニア世代がターゲット?」です。アウターアリレートカーボンということで、昔のGaraydia ALC(ガレィディアALC)に近い打球感だとは思いますが、ガレィディアシリーズは3枚+特殊素材2枚で板厚が6.9 mmというぶっ飛び系ラケットですので、板厚が薄くなって5枚合板になって、現代的なラケットに近づいているとは思いますね。Koto(コト)材は詰まっていて硬く感じやすいですが、バタフライさんのラインナップでは、基本的にはコト材で、フレイタスALCだけがリンバということで、今回の「努力」は第3の選択肢となるのか、外野から拝見させていただくことになると思います。多分、木曽檜は高価ですので、好評となって商品化されたとしても、価格は18,000円+税よりも確実に高くなるのではないかなーと思いますが、球持ちが重要視される時代で、さらにYou Tubeなどでバズる時代ですので注目です。というのも、Nittaku(ニッタク)さんのリズーカーボン(Risoud Carbon)もTwitterなどで話題になりましたからね。

 ということで、雑感でした。

雑感 2020/12/22

Quantum X Proはやはり

 TIBHAR(ティバー)さんのQuantum X Pro(クァンタムエックスプロ)貼ってみました~!

 打球感は、思ったより硬かったです。感覚的にはEvolution MX-P(エヴォリューションMX-P)よりで、ラバーの個体差によっては、Quantum X Proの方が硬いと感じるかもと思いました。TIBHAR(ティバー)さんのラバーは、非常に打球感が良くて、Evolution MX-Pは、本ブログでもButterfly(バタフライ)さんのTenergy 05(テナジー05)に近いとレビューしてきました。Evolution MX-Pの打球感はかなりテナジー05に近く、回転性能はテナジー05に劣るもののミートや弾きやすさ、扱いやすさなどトータルバランスでは、より万人受けする性能を持つラバーだと思います。Quantum X Proのイメージとしては、MX-Pをより扱いやすく、かつコスパも良くしたイメージとなりそうですが、試打でそのあたりを確認していきたいなーと思いますね。MX-Pは定価6,000円でしたが、MX-Pと遜色なければ、5,500円のQuantum X Proはコスパ◎となりますからね!

5Q VIPも貼りました~

 TIBHAR(ティバー)さんのラバーが続きます。5Q VIPですね。5Q VIPは非常にグリップ力のあるラバーという認識で良いように思います。硬度はやや柔らかい部類の45°ですね。QuantumやMX-Pと比較したら確かに柔らかいラバーでした。こちらのラバーも試打していきたいと思います!こちらのラバーの方がより扱いやすいラバーな気がしますね。何よりEvolution(エヴォリューション)シリーズよりも高価なラバーですので、その性能には期待したいですね~。

雑感 2020/12/20

発注~

 Zhang Jike ALC(張継科ALC)を発注しちゃいました。初めはYASAKA(ヤサカ)のALNADO(アルネイド) とか、Nittaku(ニッタク)のFlyatto Carbon Pro(フライアットカーボンプロ)などなど、Stradivarius(ストラディヴァリウス)と同じく、安価なアウターAramid Carbon(アラミドカーボン)タイプを考えていたのですが、やはり王道を通ってからかな、と思い、発注しました。
 季節的に2020年のベストギアオブザイヤーが発表される時期で、今年はシェークハンドラケット部門で、Lin Gaoyuan ALC(林高遠ALC)がグランプリを獲得しました。もちろん裏ソフトラバーではDignics 09C(ディグニクス09C)がグランプリでした。実際、Lin Gaoyuan(林高遠、中国)選手も、バックにディグニクス09Cを使用していますので、現在注目の高い用具ですよね。Butterfly(バタフライ)のArylate Carbon(アリレートカーボン、ALC)系ラケットは、張継科ALC以外に、VISCARIA(ビスカリア)、Timo Boll ALC(ティモボルALC)、Matsudaira Kenta ALC(松平健太ALC)と多いですよね。自分が欲しいと思えるのは、林高遠ALCとビスカリアと張継科ALCの3本ですかね。使っていませんので確かなことはいえませんが、ティモボルALCやティモボルスピリットよりも、粘着ラバーとの相性が良さそうと想像するのが、欲しい3本ですね。なんだかんだ、そこは通らないといけないのかなと思いつつ。。。それよりも、他メーカーの類似ラケットを試したいとは思いますが、悩みますね~。

 ちなみにストラディヴァリウスはかなりいいですね!最近カーテン打ちは専らストラディヴァリウスで行っていますが、Zhang Jike ZLC(張継科ZLC)と比べても非常にボールを持つのを感じますね。過去にALC系ラケットを使ったイメージからは想像できないくらい球を持って弧線を描いてくれると感じますね。早く使いたいです。

レビュー Timo Boll Spirit(ティモボルスピリット)(廃盤)

説明

 ドイツの皇帝、Timo Boll(ティモ・ボル)選手は、現在39歳でいまだに現役としてドイツ代表であり、ヨーロッパの代表であり、日本トップ選手のライバルとして君臨するスーパー選手です。2019年時でも、日本の森園選手や水谷選手が惜敗することからも、その高い実力は明らかでしょう。本ページでレビューするラケットは、katsuo000が学生の時に購入したメインラケットであり、皇帝ボル様が愛用したTimo Boll Spirit(ティモボルスピリット)になりますね!現在では、ティモボルスピリットの継承ラケット、Timo Boll ALC(ティモボルALC)が極めて有名だと思います。ボル選手も現在はティモボルALCを使用しており、数本のティモボルALC使い回しているそうですね。
 ティモボルスピリットは、古くはVISCARIA(ビスカリア)というラケットをベースにボル選手用にチューンしたラケットがティモボルスピリットだそうです。このビスカリアはkatsuo000が述べなくてもご存知の方も多いと思いますが、下記にまとめさせていただきます。

VISCARIA(ビスカリア)
 ○初のArylate Carbon(アリレートカーボン、ALC)採用ラケット。
 ○Timo Boll(ティモ・ボル)選手が使用。
  その後、張継科(Zhang Jike、中国)選手を中心に多くのトップ中国選手が使用。
  世界中のバタフライ契約するトップ選手が多数使用。
 ○バタフライのスピン系テンションラバーとも、中国製の粘着ラバーともあわせられるハイバランス。
 ○あまりの高い人気のために、廃盤後2019年に価格倍以上になって再販。
 ・5+2 Outer ALC
 ・ブレード厚:5.8 mm
 ・平均重量:86 g
 ・反発特性:11.8
 ・振動特性:10.3
 ・定価:27,500円 + 税(2019年4月再販価格、1993年販売時10,000円 + 税)

 当時は有機溶剤が当たり前の時代であり、またヒノキ+アウターカーボン系の厚ラケットも多くのトップ選手が使用し活躍した時代です。ボル選手もビスカリアに、さらなる攻撃的な威力を求めたようですね。グリップ部分を空洞化して先端重心設計のラケットとして販売されたラケットが、本ページでレビューするTimo Boll Spirit(ティモボルスピリット)になります。ティモボルスピリットは今では廃盤ですが、その後継ラケット、ティモボルALC(ティモボルALC)が神ヒットラケットとして販売されています。卓球王国6月号別冊「卓球グッズ2017」において、ティモボルALCについて特集されていましたので、ティモボルALCに関して、いくつか引用させていただきます。

『ティモボルALC』の特徴
  「アリレート カーボン」は振動減衰性(打球時のラケットの振動数を減らす効果)の高い「アリレート」と高反発な「カーボン」を編み込んだもので、反発特性と振動特性のバランスに優れたバタフライ独自の素材。この「アリレート カーボン」が『ティモボルALC』の弾みと回転性能のバランスの良さを生み出している。攻撃力と守備力を両立し、前陣から中陣での安定感のあるプレーを目指す選手向きのラケット。

ボル自身が語る『ティモボルALC』
 「自分の感覚どおりのプレーができるラケット」『ティモボルALC』は期待したとおりの打球が出せ、自分の感覚どおりのプレーができるラケットです。もっとドライブのスピードが出るラケットもありますが、そうしたラケットではコントロールが難しかったり、やりやすい技術が偏ったりしてしまううえ、使う選手には高いレベルが求められます。その点、『ティモボルALC』は私にとって最もバランスのとれた性能で、どんな技術でも高いレベルでプレーできますね。

『ティモボルALC』から見える黄金レシピ
衝撃吸収性素材×カーボン
 衝撃吸収性に優れる”柔”の特殊素材 弾みは弱め
  ×
 弾みを向上させる”剛”の「カーボン」 球離れが早く、回転がかけにくい
  ↓
 ”柔”×”剛”のバランス型特殊素材 双方の長所が融合し弱点を解消!



6 mm以下に収まる、やや薄めの板厚設計
 バランス型特殊素材とはいえ、木材ラケットやインナー特殊素材に比べれば、反発力が強く回転はかけにくい。特殊素材の性能を最大限に保ちつつ、扱いやすくするために板厚を薄く設計し、ラケットにしなりを持たせている。しなりがあるぶん、ボールをつかむ感覚があり、回転がかけやすくなる。『ティモボルALC』も5.8 mmと薄めに設計されており、回転のかけやすさが特長だ。


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現代のアウター特殊素材ラケットの黄金レシピ!

 このようにティモボルALCは大ヒットラケットだということがわかりますね。もちろん個体差はありますが、概ねティモボルALC≒ティモボルスピリットと思って良いと思います。

性能表

 現在、日本のButterfly(バタフライ)公式サイトでは、ティモボルスピリットは廃盤となってしまっています。そこで、ヨーロッパの卓球ネット販売ショップ、Megaspin.netさんより、ラケット性能表を引用させていただきました。

 類似のラケットと一緒に性能表を載せています。ご存じの方も多いと思いますが、Lin Gaoyuan ALC(林高遠ALC)、Matsudaira Kenta ALC(松平健太ALC)、Timo Boll ALC(ティモボルALC)、Timo Boll Spirit(ティモボルスピリット)、VISCARIA(ビスカリア)、Zhang Jike ALC(張継科ALC)はブレード構成はほぼ同じラケットになります。そして、平均重量、グリップサイズ、グリップ形状(角型、丸型など)、グリップ内部空洞か否か、などの点がおそらく異なると思います。ネット上ではButterfly(バタフライ)さんのラケットは金太郎あめ商法と揶揄されるのを散見しますが、重心位置やグリップ形状が異なると、やりやすい技術が異なってくることをkatsuo000は感じます。このやりやすい技術は個人差があって定量化も難しく、トップ選手モデルとしてブランド化しつつ、差別化しているのではないかと想像します。そのあたりの詳細情報も是非開示してほしいと感じます。ティモボルスピリットはグリップ部分が半空洞、ティモボルALCはグリップ部分が空洞、という情報を聞いたことがあります。実際に確かめていませんが、平均重量で最も軽いラケットがティモボルALCであることからも、その通りなのではないかと思います。

 ティモボルスピルット、省略すると「ティモボスピ」は一世を風靡しました。「ティモスピ」が人気を博した時代に、katsuo000も高校生となり、調子に乗って「ティモスピ」を使うことにしました(苦笑)。ちなみに「ティモスピ」を使用する前は、BISIDE(バイサイド)という、Butterfly(バタフライ)のArylate(アリレート)をアウターに配したブレード厚の薄いラケットを使っていました。高校生になって、力も付くと勝手に思い込み、さらなるパワードライブが打ちたかったのだと思いますね(苦笑)。当時、自分はティモボルスピリットを完全に使いこなすことができていませんでした汗。コト材とカーボンの打球感がどうしても硬いと感じていました。特に10代のkatsuo000はバックハンド技術がかなり低く、難しいと感じていました。30代に入って、Zhang Jike ZLC(張継科ZLC)と比較した性能をレビューさせていただきます。

ティモボルスピリットの3つの特徴

先端重心の高い攻撃力!

 先端重心にする設計は、ブレード面積を広くするかグリップを軽くするか、の2通りがあると思います。ティモボルスピリットは、説明のところでも触れましたが、後者のグリップを半空洞化して軽量化しているために先端重心を感じやすいラケットになりますね。そのため遠心力を活かした攻撃的なボールが出しやすいラケットになっています。

アウターALC+コト材の球持ちと弧線!

 張継科ZLCや水谷隼ZLCと比べると明らかに球持ちを感じるラケットでした!学生時代の先入観からALCは硬いものだと思っていましたが、久々に使ってみると明らかに柔らかいと感じました。また、板厚 5.8 mmという厚さは非常にバランスが良く、フォアの強打やスピードドライブが打ちやすいと感じました。飛距離が出しやすいんですよね。ただ技術力がまだまだ未熟なバックハンドではややオーバーミスが多く、回転量でボールを下降させることができていないんだなーと感じましたね。
 もちろん、アウターZylon Carbon(ザイロンカーボン、ZLC)系ラケットと比較すると弧線を強く感じました。ZLC系ラケットはやはり非常に直線的ですね。ティモボルスピリットも弧線を強く感じました。

半空洞によって軽くて振りぬきやすい!

 ラケット内部が空洞ですので、軽く非常に振りぬきやすいラケットになっています。スピン系テンションを使いこなそうと思ったときにこの軽さは一つのメリットだと思います。現行のティモボルALCも軽いラケットですので、軽さも一つの特徴と言えるでしょう。

おすすめのラバー組み合わせ

 グリップ内部が空洞ということで、中国製の粘着ラバーよりは、スピン系テンションラバーの方があわせやすいラケットだと思います。粘着ラバーは重いのでグリップ空洞化による先端重心だとさらにラケットが重く感じやすくコントロールが難しくなると思いますね。スピン系テンション、Tenergy(テナジー)やDignics(ディグニクス)といったラバーと相性が良いでしょう。

フォアラバー

Tenergy 05 Hard(テナジー05ハード) / Tenergy 05(テナジー05)

 

Dignics 05(ディグニクス05)

バックラバー

Tenergy 05 FX(テナジー05FX)

Rozena(ロゼナ)

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打
 

ロングボールやラリーでのドライブ
 

面を開いたドライブ
 

対下回転に対するループドライブ
 

対下回転に対するスピードドライブ
 

スマッシュ
 

カーブ/シュートドライブ
 

ブロック
 

カウンタードライブ
 

ストップ
 

ツッツキ

フォアフリック
 

サーブ
 

バックハンド系

軽打
 

ロングボールやラリーでのドライブ
 

対下回転に対するループドライブ 

対下回転に対するスピードドライブ

ミート(スマッシュ)

ブロック

ツッツキ

チキータ

他ラケットとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Fortius FT > Timo Boll Spirit > 水谷隼ZLC

スピード
 Zhang Jike ZLC(張継科ZLC) > Timo Boll Spirit > Fortius FT

飛距離
 水谷隼ZLC > Timo Boll Spirit > 張継科ZLC

雑感 2020/12/17

久々に娘と卓球

 最近、卓球は嫌だとも言っていたのですが、寝たくないことも相まって久々にラケットを持ってくれました!楽しそうにしてくれてうれしい次第でしたね。ほっこり。癒されますね。5分もできませんでしたが、この積み重ねを頑張りたいです。

ラケット変えてみようかな

 カーテン打ちをして比べてみると、Zhang Jike ZLC(張継科ZLC)よりもStradivarius(ストラディヴァリウス)の方が回転がかかっている気がしているように感じつつあります。バック面のラバーもはっきりしてきたので、改めて今の用具からラケットを変更していこうと感じていますね。やはり王道といわれるVISCARIA(ビスカリア)タイプのラケットを打ち比べていきたいですね。発注だ~!