XIOM(エクシオン)のハイエンドラバーシリーズ、Omega VII(オメガ7)シリーズは初めにOmega VII Pro(オメガ7プロ)、Omega VII Euro(オメガ7ヨーロ)、Omega VII Asia(オメガ7アジア)、Omega VII Tour(オメガ7ツアー)の4種類が販売されました。やや重量は重いのですが、直線的でスピーディーなボールが出やすいのに回転によって安定すると感じたのがオメガ7シリーズの印象です。また初中級者をターゲットとしたVega(ヴェガ)シリーズのネイミングと同じようにネイミングしているので特徴も想像しやすくなっています。ヴェガシリーズでも共通の、やや柔らかいスポンジを採用しているヨーロ、トップ層が好みのスポンジ硬度を採用しているプロ、やや硬めのスポンジを採用しているアジア、そして世界最高峰のワールドツアーでも見劣りしない性能のハードスポンジを採用しているツアー、と明確に伝えたいラバーの立ち位置をオメガ7でも踏襲しています。 そんなエクシオンのラバーで、初めてHyper(ハイパー)という名前を冠したラバーがこのOmega VII Hyper(オメガ7ハイパー)になります。このオメガ7ハイパーは中国の粘着ラバーのような、硬さと球威を有しながら、圧倒的に扱いやすいラバーと謳われています。世界を席巻する中国ラバーを参考に開発されたラバー。要は粘着ラバーのようなスピン系テンションラバーということでしょう。実際、開けてみるとシートは普通のスピン系テンションのシートですが、スポンジが抜群に硬く、気泡もかなり小さい、まさに粘着ラバーに採用していそうなスポンジのラバーでした。
↓Hurricane Pro III Turbo(キョウヒョウ プロ3ターボ)シリーズ(Hurricane Pro III Turbo Blue (キョウヒョウプロ3ターボブルー)とHurricane Pro III Turbo Orange(キョウヒョウプロ3ターボオレンジ))は同じスピードとスピン性能になります。
あるサイトで、Ma Long(馬龍)選手やFan Zhendong(樊振東)選手のキョウヒョウNEO3と同じ仕様のラバーとして販売しているものも見つけました。 ・国チーム用Hurricane NEO III Blue Sponge (キョウヒョウNEO3ブルースポンジ)、黒、42°、2.10 mm ・国チーム用Hurricane NEO III (キョウヒョウNEO3)、赤、37°、2.10 mm ・国チーム用Hurricane NEO III Blue Sponge (キョウヒョウNEO3ブルースポンジ)、黒、41.5°、2.10 mm スポンジ厚さが2.10 mmということで、おそらくさらなる加工をしているものと思われます。値段は15,000円くらいです汗。
Spring Sponge X(スプリングスポンジX)とDignics(ディグニクス)シリーズのシート
Spring Sponge X(スプリングスポンジX)は、テナジーシリーズに採用されているSpring SPonge(スプリングスポンジ)の進化版だと思います。スプリングスポンジが独立気泡のスポンジで他のラバーメーカーでは製造できないもののようです。そのスプリングスポンジの独立気泡を、独立を維持したままより細かくしたものがスプリングスポンジXらしいです。結果、スプリングスポンジよりもスプリングスポンジXの方が、14%変形しやすくなり、反発力は3%向上しているそうです。 テナジーシリーズのスプリングスポンジといえば、オレンジ色のスポンジが特徴的ですが、ディグニクスシリーズのスプリングスポンジXは真紅と言える赤色が特徴で、一眼でディグニクスシリーズとわかります。
スポーツメーカーの大手、mizuno(ミズノ)が販売する標準的なパワフル系7枚合板ラケット、Fortius FT (フォルティウスFT)のレビューになります。FTはFine Touchの略になりますね。察しの言い方はわかるかもしれませんが、ミズノは過去にFortius(フォルティウス)というラケットも販売してましたがフォルティウスは廃盤となりました。過去の情報を拝見する限りどうやらフォルティウスFTよりも硬質でスピードの出るラケットだったようです。そのフォルティウスよりも、より打球感を良くしたラケットがフォルティウスFTということでしょう。 木材構成は心材がAyous(アユーズ)、Hinoki(ヒノキ)2枚、アユーズ2枚、Limba(リンバ)2枚の計7枚という構成になります。オール木材ですので、メーカー公表値(重量92 g、板厚6.4 mm)よりも重い/軽い、厚い/薄いなどの個体差が結構ありますので、インターネット販売なら重量や板厚指定、できるのであれば卓球ショップで板厚や重量を確認してから購入した方が良いでしょう。各社の7枚合板ラケットの比較表を今後作ってみたいと思ってます。本稿で強調させていただくことは、一般男子選手でもずしりと重いと感じる本格的なパワフル系7枚合板ラケットで、定価7,600円というまずまずのリーズナブルなラケットだということです。 現在はサブラケットですが、本職ラケットとしても使用してました。ラケットスペック重量:93 g (届いた時は89-90 gくらいでした。汗や水分、そして接着剤を吸ってだいぶ重くなってしまいました。)板厚:6.5 mm (公称値6.4 mm)で少々個体差を受けておりますね汗。ラバーなしで球をつくと意外に高い音がなります。弾みもまずまずです。結構良いラケットなんですよね。扱いやすくて、威力やパワーも出て、回転もかかって、と非常にバランスの取れた7枚合板ラケットになります。
こちらも相性良かったです。硬いのと硬いので、とても打球感がはっきりしますので、好みはわかれると思いますがフォアなら好感触でした。同じように、硬めのハイエンドラバー、andro(アンドロ)さんのRasanter R53(ラザンターR53)などのラザンターシリーズやJoola(ヨーラ)のRhyzer Pro 50(ライザープロ50)とも相性が良いと感じました。
軽打 過去にHurricane NEO III Blue Sponge(省チーム用キョウヒョウNEO3ブルースポンジ)を使用しておりましたが、キョウヒョウNEO3ブルスポと比べると明らかにスピン系テンションのような弾みでした。キョウヒョウNEO3ブルスポは、ブルースポンジがノーマルキョウヒョウNEO3のオレンジスポンジよりも柔らかくて、食い込みやすいのですが、それでも軽打では全然弾みません。キョウヒョウはとにかく当てるだけだと、スポンジが厚とか中みたいに飛ばないんですよね。スピンアートもキョウヒョウと同じように、軽打はそこまで弾まないです。スピンアートをイメージしていたので、ディグニクス09Cは当てるだけだと粘着っぽくなく結構弾みました。これは驚きでしたね。また食い込みがとても良くて、テナジー05ハードよりもスポンジ硬度が硬いとは感じなかったです。打つ前、貼りたてで球をついてみたときにも感じましたが、ディグニクス09Cはかなりスピン系テンションラバーに近い粘着性テンションラバーだと思います。球つきのときの弾みから、ディグニクス05と同等のスピードが得られるのではないかと期待してしまいました。
ストップ 確かに止めやすいです。ただ回転をかけようとすると思ったより弾いてしまうので、難しく感じました。ただ硬いラバー、例えばテナジー05ハードやXIOM(エクシオン)のOmega VII Tour(オメガ7ツアー)やOmega VII Hyper(オメガ7ハイパー)、andro(アンドロ)のRasanter R53(ラザンターR53)でも、スポンジの硬さでやりやすいので、ディグニクス09Cの粘着シートだからストップがやりやすいという感じは受けませんでした。おそらくオメガ7ハイパーもシートは食い込みやすくてスポンジは硬いラバーだと思うのですが、ディグニクス09Cの方がより食い込みやすいと思います。また、ディグニクス05でストップに慣れると、切れたストップがピタッと出せるようになるので、ディグニクス09Cを使う必要性は、ストップに関しては感じませんでした。 また印象として、食い込みが良いので、アップ系のショートサーブは浮かしてしまうことが多いように感じました。実際、ディグニクス09Cに変えた選手にはアップ系ショートサーブが今まで以上に効くようになった印象があります。
Spring Sponge X(スプリングスポンジX)とDignics(ディグニクス)シリーズのシート
Spring Sponge X(スプリングスポンジX)は、テナジーシリーズに採用されているSpring SPonge(スプリングスポンジ)の進化版だと思います。スプリングスポンジが独立気泡のスポンジで他のラバーメーカーでは製造できないもののようです。そのスプリングスポンジの独立気泡を、独立を維持したままより細かくしたものがスプリングスポンジXらしいです。結果、スプリングスポンジよりもスプリングスポンジXの方が、14%変形しやすくなり、反発力は3%向上しているそうです。 テナジーシリーズのスプリングスポンジといえば、オレンジ色のスポンジが特徴的ですが、ディグニクスシリーズのスプリングスポンジXは真紅と言える赤色が特徴で、一眼でディグニクスシリーズとわかります。