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全日本選手権ランカーの使用用具 2025年 女子

位 選手 年齢
ラケット
フォア
バック

優勝~ベスト4

優勝 早田ひな選手 当時24歳
 ラケット:Hina Hayata H2 (早田ひなH2)、FL
 フォア:Hurricane (キョウヒョウ)、特注
 バック:裏ソフトラバー、特厚

準優勝 張本美和選手 当時16歳
 ラケット:Harimoto Tomokazu Inner Force SALC (張本智和インナーフォースSALC)、FL
 フォア:Dignics 05 (ディグニクス05)2.1 mm
 バック:Dignics 05 (ディグニクス05)、2.1 mm

3位 大藤沙月選手 当時20歳
 ラケット:特殊素材、FL
 フォア:裏ソフト
 バック:裏ソフト

4位 伊藤美誠選手 当時24歳
 ラケット:Mima Ito Carbon (伊藤美誠カーボン)、ST
 フォア:Fastarc G-1 (ファスタークG-1)、特厚
 バック:Moristo SP (モリストSP)、厚

5位~8位

5位 平野美宇選手 当時24歳
 ラケット:Viscaria (ビスカリア)、FL
 フォア:Dignics 09C (ディグニクス09C)、2.1 mm
 バック:Dignics 05 (ディグニクス05)、2.1 mm

6位 山﨑唯愛選手 当時20歳
 ラケット:Viscaria (ビスカリア)、FL
 フォア:Genextion (ジェネクション)、特厚
 バック:Dignics 09C (ディグニクス09C)、2.1 mm

7位 井絢乃選手 当時25歳
 ラケット:Fan Zhendong ALC (樊振東ALC)、FL
 フォア:Dignics 09C (ディグニクス09C)、2.1 mm
 バック:Dignics 09C (ディグニクス09C)、2.1 mm

8位 芝田沙季選手 当時27歳
 ラケット:特殊素材、FL
 フォア:Hurricane III National Rubber Blue Sponge (キョウヒョウ3国狂ブルー)、特厚
 バック:Hurricane 8-80 (キョウヒョウ8-80)、2.1 mm

9位~16位

9位 横井咲桜選手 当時20歳
 ラケット:特殊素材、FL
 フォア:裏ソフト
 バック:裏ソフト

10位 木原美悠選手 当時20歳
 ラケット:Hurricane Long V (キョウヒョウ龍5)、FL
 フォア:Hurricane III (キョウヒョウ3)、2.1 mm
 バック:表ソフト

11位 牛嶋星羅選手 当時27歳
 ラケット:デフプレイセンゾー、ST
 フォア:LDTT、特厚
 バック:Spin Pipes D2 (スピンピップスD2)、1.6 mm

12位 長﨑美柚選手 当時22歳
 ラケット:Inner Force Layer ALC (インナーフォースレイヤーALC)、FL
 フォア:Tenergy 05 Hard (テナジー05ハード)、2.1 mm
 バック:Dignics 05 (ディグニクス05)、2.1 mm

13位 三村優果選手 当時25歳
 ラケット:Accoustic Carbon Inner (アコースティックカーボンインナー)、ST
 フォア:Genextion (ジェネクション)、特厚
 バック:Moristo SP (モリストSP)、厚

14位 田村美佳選手 当時23歳
 ラケット:高島規朗The Legend Series、ST
 フォア:Dignics 05 (ディグニクス05)2.1 mm
 バック:Dignics 05 (ディグニクス05)、2.1 mm

15位 佐藤瞳選手 当時27歳
 ラケット:木材、FL
 フォア:裏ソフト、特厚
 バック:粒高、中

16位 安藤みなみ選手 当時23歳
 ラケット:Quartette VFC (カルテットVFC)、FL
 フォア:V>22 Double Extra (V>22ダブルエキストラ)、Max
 バック:Attack 8 L粒、薄

全日本選手権ランカーの使用用具 2025年 男子

位 選手 年齢
ラケット
フォア
バック

優勝~ベスト4

優勝 松島輝空選手 当時17歳
 ラケット:Fan Zhendong ALC (樊振東ALC)、FL
 フォア:Dignics 09C (ディグニクス09C)、2.1 mm
 バック:Dignics 05 (ディグニクス05)、2.1 mm

準優勝 篠塚大登選手 当時21歳
 ラケット:Timo Boll ALC (ティモボルALC)、FL
 フォア:Dignics 09C (ディグニクス09C)、2.1 mm

 バック:Dignics 09C (ディグニクス09C)、2.1 mm

3位 張本智和選手 当時21歳
 ラケット:Harimoto Tomokazu Inner Force SALC (張本智和インナーフォースSALC)、FL
 フォア:Dignics 05 (ディグニクス05)、2.1 mm
 バック:Dignics 05 (ディグニクス05)、2.1 mm

4位 谷垣佑真選手 当時21歳
 ラケット:Harimoto Tomokazu Inner Force ZLC (張本智和インナーフォースZLC)、FL
 フォア:Tenergy 05 Hard (テナジー05ハード)2.1 mm
 バック:Dignics 80 (ディグニクス80)、2.1 mm

5位~8位

5位 宇田幸矢選手 当時23歳
 ラケット:特注ZLC (Inner ZLC)、FL
 フォア:Dignics 05 (ディグニクス05)、2.1 mm
 バック:Dignics 05 (ディグニクス05)、2.1 mm

6位 曽根翔選手 当時22歳
 ラケット:ZX Gear In (ゼクスギアイン)、FL
 フォア:V>22 Double Extra (V>22ダブルエキストラ)、MAX
 バック:V>22 Double Extra (V>22ダブルエキストラ)、MAX

7位 岡野俊介選手 当時20歳
 ラケット:Harimoto Tomokazu Inner Force ZLC (張本智和インナーフォースZLC)、FL
 フォア:Dignics 05 (ディグニクス05)、2.1 mm
 バック:Dignics 05 (ディグニクス05)、2.1 mm

8位 田中佑汰選手 当時24歳
 ラケット:Dimitrij Ovtcharov Inner Force ALC (オフチャロフインナーフォースALC)、FL
 フォア:Dignics 09C (ディグニクス09C)、2.1 mm
 バック:Dignics 05 (ディグニクス05)、2.1 mm  

9位~16位

9位 松下態大星選手 当時28歳
 ラケット:バタフライ特注ALC (アウターALC)、ペン
 フォア:Dignics 09C (ディグニクス09C)、2.1 mm
 バック:Dignics 05 (ディグニクス05)、2.1 mm  

10位 村松雄斗選手 当時28歳
 ラケット:7枚合板、FL
 フォア:Hybrid MK (ハイブリッドMK)、Max
 バック:My Speedy Soft (マイスピーディーソフト)、1.6 mm

11位 濵田一輝選手 当時21歳
 ラケット:Franziska Innerforce ZLC (フランチスカインナーフォースZLC)、FL
 フォア:Tenergy 05 Hard (テナジー05ハード)2.1 mm
 バック:Dignics 05 (ディグニクス05)、2.1 mm

12位 吉村真晴選手 当時31歳
 ラケット:特注SALC (アウターSALC)
 フォア:Dignics 05 (ディグニクス05)、2.1 mm
 バック:Dignics 05 (ディグニクス05)、2.1 mm

13位 神巧也選手 当時31歳
 ラケット:特注 (ティバー)、FL
 フォア:Hybrid K3 Pro (ハイブリッドK3プロ)、Max
 バック:Hybrid MK Pro (ハイブリッドMKプロ)、Max

14位 有延大夢選手 当時30歳
 ラケット:特注SALC (アウターSALC)、FL
 フォア:Dignics 09C (ディグニクス09C)2.1 mm
 バック:Dignics 09C (ディグニクス09C)2.1 mm

15位 龍崎東寅選手 当時26歳
 ラケット:Wings Plus、FL
 フォア:Dignics 05 (ディグニクス05)、2.1 mm
 バック:Dignics 05 (ディグニクス05)、2.1 mm

16位 松平賢二選手 当時35歳
 ラケット:ZX Gear Out (ゼクスギアアウト)、FL
 フォア:V>22 Double Extra (V>22ダブルエキストラ)、Max
 バック:V>20 Double Extra (V>20ダブルエキストラ)、Max

レビュー Inner Force Layer ALC. S (インナーフォースレイヤーALC. S)_しなりの強いインナーALC!

はじめに

 みんな大好きButterfly (バタフライ)さんのラケットの中でも個人的にはかなり異色なラケットの位置付けと思われるラケットのレビューです。katsuo000は非常に板薄ラケット大好きなので、カタログスペックを見ていてどうしても気になっていて購入に至りました。Inner Force Layer ALC.S (インナーフォースレイヤーALC.S)をレビューします!Butterfly (バタフライ)さんの人気の素材、ALCをもちいていてかなり板薄のInner Force Layer ALC.S (インナーフォースレイヤーALC.S)はどういった設計のラケットなのか取り上げていきたいと思います!

説明

 当時はインナーラケットかつ上板に硬いKoto (コト)材をもちいているラケットを探していました。なかなかないラケット設計でやはり万人受けしないですね。実際のInner Force Layer ALC.S (インナーフォースレイヤーALC.S)は上板Limba (リンバ)になります。上板リンバなのに、かなりの板薄設計のラケットってどんなラケットなの、って思う人も多少いるんじゃないかなーと思い、今回文字にしてみます。

 インナーラケットで国内で存在感の強いモデルはなんといってもHarimoto Tomokazu series (張本智和シリーズ)でしょう。このラケットシリーズは全てインナーラケットになっています。もともとこのHarimoto Tomokazu series (張本智和シリーズ) は張本智和選手が全日本選手権で優勝した後に製作されたシリーズですね。ベースになっているラケットは張本智和選手が使っていた特注のInner Force Layer ALC (インナーフォースレイヤーALC)をベースに製作されています。Inner Force Layer ALC (インナーフォースレイヤーALC)と同じ合板構成で、ブレード面積をレギュラーサイズから広くすることで球持ちと威力を追求したラケットがHarimoto Tomokazu Innerforce ALC (張本智和インナーフォースALC)になります。Inner Force Layer ALC (インナーフォースレイヤーALC)はどのようなラケットか確認してみましょう。最も一般的なアウターALCのViscaria (ビスカリア)、7枚合板SK7 Classic (SK7クラシック)とともに、Inner Force Layer ALC (インナーフォースレイヤーALC)とこのページでレビューするInner Force Layer ALC.S (インナーフォースレイヤーALC.S)ラケット設計を比較してみましょう。

・Inner Force Layer ALC. S (インナーフォースレイヤーALC.S) 5.5 mm / 157 × 150 mm リンバ
・Inner Force Layer ALC (インナーフォースレイヤーALC) 6.0 mm / 157 × 150 mm リンバ
・Viscaria (ビスカリア) 5.8 mm / 157 × 150 mm コト
・SK7 Classic (SK7クラシック) 6.8 mm / 157 × 150 mm リンバ

 比較するとわかる通り、Inner Force Layer ALC.Sはかなり板薄設計のラケットになっていることがわかるかと思います。この結果どのようなラケットとなっているのか触れていきたいと思います!

 板厚は何に影響を与える?

 板厚はラケット設計の中で最も重要な要素です。個人的にはラケット設計において、特殊素材よりもブレード面積よりも、板厚の方が自分にとっては大切ですね。絶対とまではいいませんが、ラケットの芯に厚くぶつけるように打球したときの飛距離は板厚に比例する、これを前提にラケットを確認してください。先ほど挙げたラケットの中で最も薄いラケットがInner Force Layer ALC.S (インナーフォースレイヤーALC.S)になります。例えば、Harimoto Tomokazu Inner Force ALC (張本智和インナーフォースALC)を使っている人が同じラバーを貼ったViscaria (ビスカリア)やInner Force Layer ALC.S (インナーフォースレイヤーALC.S)を使ってみるとぶつけた時 (特にスマッシュなど)の飛距離が意外と出ないと感じると思います。これは板厚が関係しているんですね。飛距離は別としてボールのスピードはアウターALCであるViscaria (ビスカリア)が最も速いボールが打てると感じるでしょう。ただ飛距離はまた別なんですね。飛距離で考えていくと実はかなり飛距離が出てしまうと感じるのはSK7 Classic (SK7クラシック)になります。6.8 mmの板厚ですので、中陣からでもぶつけるように厚くあてることで飛距離が出るのでかなりいいボールが打てると思います。しかもカーボンの入っていない7枚合板ですので、弧線もしっかりあって意外とガンガン入る!ってなると思います。7枚合板 (6.8 mmなど6 mm後半の板厚)とアウターカーボン (5.8 mmなど5 mm後半)の間にInner Force Layer ALC (インナーフォースレイヤーALC) (板厚6 mm、6 mm前半)が位置しますので、Viscari (ビスカリア)などのアウターカーボンと比較しても中陣からぶつける打ち方がしやすいと感じるのがインナーラケットとなると思いますね。ぶつけることでスピードはアウターカーボンと同等以上、インナーカーボンであるため操作性や球持ちは確保、というブレード設計になるのでしょうね。フラット気味に殴り合いのようなラリーをしたいならインナーカーボンか7枚合板などの板厚が厚いラケットの方が好み、という人は一定数いると思います。特にラリーで一発スマッシュを安定していれたいなら板厚が厚い方が安定感持って打てると思います。このように飛距離は板厚で決まってくると思っていただけると良いと思います。最も飛距離が出しやすいのは当然1枚単板の日ペン系のラケットで、このタイプはとにかくぶつけて飛ばせるラケットになってきますね。ペングリップは自然と手首を使うので、綺麗にぶつけるよりも自然と手首もかえって遠心力やしなりも使うことになりますが。なお板厚が厚いラケットのデメリットは回転量の最大値が落ちることにあると思っています。回転量の最大値や鋭い回転量は板薄のラケットの方が得やすくなります。このあたりは好みとして知っておくとともに対戦相手のラケットの種類を把握しておくことでもどんな特徴のボールが来るかの予想が立つと思います。

 板厚の薄いInner Force Layer ALC.S (インナーフォースレイヤーALC.S)はどんなラケット?

 それでは本ページにおけるInner Force Layer ALC.S (インナーフォースレイヤーALC.S)はどんなラケットなのでしょうか。このラケットの名前のSは恐らくSpin (回転)のSで、まさにしなりと回転量の得やすいラケットになっています。個人的な所感は、5枚合板+カーボンという感じでした。5枚合板だと手に響き過ぎてしまって相手の回転の影響が大きすぎるとかブロックが安定しない、でも7枚合板だと板厚が厚すぎて感覚が違う、という人にささると思います。ぶつけるドライブよりも回転を優先した打ち方があったラケットでかなり鋭い回転がかかるラケット設計になっていると思います。レシーブの安定感、チキータ、ループドライブや打点を落としたカーブドライブなどで強烈な回転を得たい方にオススメですね。あとは変化形表や粒高のラバーとあわせても面白い組み合わせになってくると思います。
 苦手はやはり板厚が薄いのでスマッシュやミート系の技術で、相手のボールの影響を受けやすいので手や手首だけでインパクトを出す技術は苦手になりやすいと思います。ラリー志向でオールラウンダーにもオススメできるラケットですね。

Inner Force Layer ALC.S (インナーフォースレイヤーALC.S)

 Inner Force Layer ALC.S (インナーフォースレイヤーALC.S)は、80g前半で軽量でした。板厚も薄いので重い個体は期待できないなーと思っていましたがやはり軽かったです。届く前は上板は硬いKoto (コト)材を期待していましたが、購入して軽く打ってみて、「あ、上板Limba (リンバ)だなー。」と感じました。1hくらい使って、おおよそ木材系主体で少しカーボンを入れたラケットだー、とわかりました。上板コトかつ木材よりラケットは今は廃盤のTimo Boll ZLF (ティモボルZLF)が挙がりますね。このラケットを手にしたことで、Butterfly (バタフライ)さんの販売しているインナー系のラケットは基本的に上板Limba (リンバ)であることがわかったなーと思いました。逆にインナーカーボンかつ上板Koto (コト)を採用したラケットはNittaku (ニッタク)やYasaka (ヤサカ)、Darker (ダーカー)で販売されているってことになりますかね。
 今回Inner Force Layer ALC.S (インナーフォースレイヤーALC.S)にはフォア面にOmega VII China Ying (オメガVIIチャイナ影)、バック面にはスピード系ラバーRakza 9 (ラクザ9)を貼りました。グルーはフォア面バック面ともにはButterfly (バタフライ製)のFree Chack II (フリーチャック2)を使いました。

Inner Force Layer ALC.Sの3つの特徴

かなりしなる木材系からカーボンへの橋渡し的なラケット

 カーボンラケットとは思えないくらいしなりのあるラケットで、しかも上板Limba (リンバ)なのでどんなボールに対しても吸収してインパクトの影響を逃がしてくれる、そんなソフトラケットになっていますね!個人的には5枚合板+ファイバー系ラケットに近いものを感じ、Key Shot (キーショット)などのアウターアリレートファイバーラケットに近い打球感を感じました。相手のボールに押され過ぎず、操作性や回転量やしなりは5枚合板に近い、木材合板系の球の荒れはないものの威力は5枚合板以上というラケット仕様になっていると思います。Inner Force Layer ALC (インナーフォースレイヤーALC)との差別化は板厚でなされていて、球持ちに加え威力よりも安定感が欲しい人にはもってこいのラケットだと思います。オールラウンダーまたは粒やアンチなど変化形ラバーにもあわせられる非常に面白いラケットといえるでしょう。また昨今のButterfly (バタフライ)さんのラバーはDignics 64 (ディグニクス64)ZYRE03 (ザイアー03)などとても弾むので、その弾みでも使いこなしやすいラケットになっていると思います。おそらく上手に選べば最新ラバーを両面貼っても170 g台の軽量ラケットの組み合わせが可能と思います。

ぶつけるように打っても自然と回転がかかるラケット

 上板がLimba (リンバ)と柔らかくて球持ちのあるラケットで、かつ板薄ですのでぶつけるように打つと自然としなり自然と弧線が出るラケットと感じました。この弧線は安定感の源だと思いますね。この弧線の強さが好みであればこのラケットはありだと思います。ぶつける打ち方が抜けない方にもおすすめで弧線を描くので自然とおさまり安定感も出てくるでしょう。ただ威力はカーボンにしては大人しいラケット設計といえます。このあたりは好みでしょうかね。

粘着ラバーとも相性抜群!

 粘着ラバーは木材合板とも相性が良いのは良く言われていますね。このラケットもカーボンが入っているので5枚合板よりも威力が出て、7枚合板よりもオーバーミスを抑えられると思います。飛距離が出づらいので、下がると下から上へスイングするしかないかもしれませんが5枚合板ほど下がった時にやりにくさはないと思いますね。粘着ラバーは重たかったりスイングスピードも速くしたい部分が多いと思います。そのために軽量なInner Force Layer ALC.S (インナーフォースレイヤーALC.S)は良い選択肢になるでしょう。

他ラケットとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Zhang Jike ZLC > Inner Force Layer ALC.S > Reinforce AC

スピード
 Fortius FT ver. D RE > Inner Force Layer ALC.S > Virtuoso OFF+

レビュー An Jaehyun TMX (アン・ジェヒョンTMX)_扱いやすい王道アウター

はじめに

 Jekyll & Hyde C55 (ジキル&ハイドC55)や、Omega VII China Ying (オメガVIIチャイナ影)などのラバーを好んで使っていることもあり、XIOM (エクシオン)さんの用具チェックをよく行っています。XIOM (エクシオン)さんの用具はやはり種類の多いラバーに目がいきやすいと思いますがラケットも面白いものが多いですね。katsuo000が過去注目して使ったラケットはStradivarius (ストラディヴァリウス)Ice Cream AZXi (アイスクリームAZXi)といったラケットです。そして今回セールなどでついつい気になり手に入れたラケットがAn Jaehyun TMX (アン・ジェヒョンTMX)になります!日本の張本智和選手と良きライバルで、XIOM (エクシオン)契約のAn Jaehyun (アン・ジェヒュン)選手モデルのTMXアウターラケットになりますね。割引価格50%も背中を押して購入してしまいました!さてどのようなラケットなのか、レビューしていきたいと思います!

説明

 An Jaehyun (アン・ジェヒュン)選手は過去にはブレードにHurricane Long V (キョウヒョウ龍V)、フォアにHurricane (キョウヒョウ)のブルースポンジを使用しており、レジェンド馬龍選手を意識していることがわかりますね。そんな彼がXIOM (エクシオン)契約となって求めたラケットは、ベースはHurricane Long V (キョウヒョウ龍V)に類似のインナーラケットであるAn Jaehyun TMXi (アン・ジェヒュンTMXi)になりますね。TMXという素材は、XIOM (エクシオン)さんの特殊素材であるAxylium (アクシリウム)とZephylium (ゼフィリウム)とX Carbon (Xカーボン)の3種類の特殊素材を編み込んだ特殊カーボン素材ということです。TMX = TRIMETRIX (トライメトリクス)のことで、3種の特殊繊維を編み込んだ素材ということですね。3種類を編み込むのは難しく革新的、ということなのだそうです。

 ちなみに各素材は、Butterfly (バタフライ)さんの特殊素材とどのように対応するのか現時点のイメージで申し上げると、次のようになります。

 Axylium (アクシリウム): アリレートっぽい?少なくともZylon (ザイロン)ほど硬さは感じない
 Zephilium (ゼフィリウム): こちらもザイロン系ではない。CAF系?

ということで、XIOM (エクシオン)さんのラケットで未だにZylon (ザイロン)系と思しき素材と出会ったことはありません。名前や頭文字から想定すると全然イメージ通りじゃない、となりかねないので気を付けてください!Axylium (アクシリウム)もZephiluim (ゼフィリウム)もカーボンと編み込むことでカーボンの硬さを柔らかくして、しなやかさを与えてくれる素材ですね。どちらかがIzanas (イザナス、超高分子量ポリエチレン)などかもしれません。Aramid carbon (アラミドカーボン)も世の中的にはArylate carbon (アリレートカーボン、ALC)と同じと説明されますが若干異なっていて、Aramid Carbon (アラミドカーボン)の方が硬さを感じると思っています。ということでTMX = TRIMETRIXは、Arylate carbon (アリレートカーボン、ALC)よりもさらに操作性や扱いやすさを高めている繊維といえると思います。ちなみにJoola (ヨーラ)さんにはX3という、PBO-CとAry-Cを編み込んだ特殊素材の記載がありますが、少なくともX3とTMXは全く異なる特殊繊維といえるでしょう。購入する前は板厚も5.7 mmとViscaria (ビスカリア)系ラケットよりも薄いし、TMXってArylate Carbon (アリレートカーボン)よりも弾むイメージと購入しましたが、実際は操作性や扱いやすさと威力のバランスを求めた特殊繊維ということで、確かに打ってみると扱いやすさを感じたラケットでした。実際情報を調べてみても、TMXはアクシリウムのしなやかさ、ゼフィリウムの打球感、そしてカーボンの反発の全てを活かすために木材との相性までこだわって製作されているそうです。

 ブレード設計を確認しましょう。まず確認しなければならないブレードはViscaria (ビスカリア)系の王道アウターALC及びその類似ブレードになりますね。
 Outer ALC
 ・Lin Gaoyuan ALC (林高遠ALC) 5.8 mm / 157 × 150 mm Koto (廃盤)
 ・Zhang Jike ALC (張継科ALC) 5.8 mm / 157 × 150 mm Koto (廃盤)
 ・Timo Boll Spirit (ティモボルスピリット) 5.8 mm / 157 × 150 mm Koto (廃盤)
 katsuo000が所有するアウターALC系の王道ラケットは上記になります。これらはいわゆるViscaria (ビスカリア)と同じブレード構成でグリップだけ異なるラケットになりますね。そしてこの王道アウターALCを模したラケットとしてXIOM (エクシオン)さんから販売されているラケットがStradivarius (ストラディヴァリウス)になりますね!
 ・Stradivarius (ストラディヴァリウス) 5.7 mm / 157 × 150 mm Koto (廃盤)
 このラケットはアウターAramid carbon (アラミドカーボン)になります。若干ALCよりも硬さを感じやすいAramid carbon (アラミドカーボン)を使っているためか、ブレード厚さも0.1 mm薄いんですね。このブレード厚さの0.1 mm薄いという設計はXIOM (エクシオン)さんとしてはどのような考えなのか不明ですが、板厚0.1 mmはめちゃめちゃ大きいので、おそらく考えられた部分ではないかとkatsuo000は想像しますね。

Blade Design (ブレード設計)

 Xiom (エクシオン)さんのAn Jaehyun (アンヒュジュン)シリーズのラケットのブレード設計を確認してみましょう。An Jaehyun (アンヒュジュン)モデルのラケットは2本あり、アウターTMXとインナーTMXの2本になりますね。
 ・An Jaehyun TMXi (アンヒュジュンTMXi): 5.9 mm / 158 × 152 mm Limba
  Catapult: 9.3、Ballgrab: 7.9、Repulsion: 8.3、Precision: 9.1
 ・An Jaehyun TMX (アンヒュジュンTMX): 5.7 mm / 157 × 150 mm Koto
  Catapult: 9.2、Ballgrab: 7.7、Repulsion: 8.4、Precision: 8.9
 An Jaehyun (アンヒュジュン)選手はインナーのAn Jaehyun TMXi (アンヒュジュンTMXi)を使用しているそうです。このインナーラケットは威力を出すために重量も90 g前後と重たく設計されていて、威力が出しやすくなっているそうですね。一方で今回レビューするAn Jaehyun TMX (アンヒュジュンTMX)はアウターカーボンということで打感の硬いラケットでありますが、その分軽量に設計し扱いやすさを挙げた設計ということのようです。個人的には重量の重たいラケットは好みなので重くしてくれてよいのに、と感じつつ、楽しみに試打しました。

An Jaehyun TMX (アンヒュジュンTMX)

 届いたAn Jaehyun TMX (アンジェヒュンTMX)は84 g前後で確かに軽かったですね。個人的には90 gオーバーくらいの重いものが好みです汗。ラバーはメインで使用しているものを貼りました。フォア面にJekyll &Hyde C57.5 (ジキル&ハイドC57.5)を、バック面にDignic 05 (ディグニクス05)を貼りました。グルーはフォア面バック面ともにはButterfly (バタフライ製)のFree Chack II (フリーチャック2)を使いました。

アンジェヒュンTMXの3つの特徴

王道アウターなのに扱いやすい!

 上板Koto (コト)ブレードなのに想定以上に扱いやすいと感じました。当時メインで使用していたブレードはVario+AC (ヴァリオ+AC)で、かなり気に入って使っていました。バックに上板Limba (リンバ)材を使って扱いやすくして使っていたのですが、それでもインナーカーボンラケットよりは硬さを感じていました。Vario+AC (ヴァリオ+AC)はアウターAC側に上板Koto (コト)材をもちいていて王道アウターラケットに近い性能と扱いやすさなのですが、板厚が6.1 mm (公表でも5.9 mm)のラケットでやや板厚の厚さを感じるラケットです。バックは特に癖でプッシュ気味におしてしまうので、質の高いボールを打ちたいと思って力んだ時にオーバーミスが増えていました。そんな中An Jaehyun TMX (アンヒュジュンTMX)を使ってみたら思ったより扱いやすいというのが最初の感想です。なかなかアリよりのありで良かったです。一番違うと感じたのはバックハンドを振ったときのおさまりの良さで、板厚5.7 mmが機能していると感じました。また王道アウターカーボンといえば5.8 mmの7枚合板と感じるような板厚ですが、5.7 mmということで気持ち、5枚合板よりの性能になっていたのも自分が使いやすいと感じたポイントではないかと思います。その分、フォアハンドは少し浅くなっていた気がしますね。少なくとも板厚6.1 mmのVario+AC (ヴァリオ+AC)よりも浅くなっていたと思います。その分、扱いやすさやコースの狙いやすさもあったので、違和感はありませんでした。また打ち比べまでできていませんが、はStradivarius (ストラディヴァリウス)よりも高価なラケットですので、その分質の高さや違和感も感じにくかった印象です。どうしてもStradivarius (ストラディヴァリウス)は安価で弾みの出せる王道アウターブレードで良いのですが、安価な分、質の低さや扱いにくさ、回転のかかりにくさ、など安価感はあると思います。上手に言葉にできなくて申し訳ないですが、特に海外製の安価なラケットは打感に違和感がなくても安価な分のボールの質の低下などが想像以上に全面に出る印象はありますね。An Jaehyun TMX (アンヒュジュンTMX)はバタフライさんやニッタクさんの中上級者向けラケットと遜色のない質の高さがあり使っている人を見かけても何ら違和感を感じないクオリティでした。

バックハンドで回転が良くかかる!

 最近バックハンドの感覚がついてきて、想像以上にかなり良いイメージで打てました。個人的な印象として、Zhang Jike ALC (張継科ALC)Lin Gaoyuan ALC (林高遠ALC)などを初めて打った時よりも扱いやすさを感じました。TMXは衝撃を吸収して響いている感覚があるように感じましたね。TMXという素材はスピード性能もありながら、扱いやすさにもバランスをとったかなり良い印象を持ちました。マイナーで有名ではないのに高価なラケットでもあり、その良さは感じました。普通に使う人がいても違和感感じないくらい良いラケットと思いました。またVario+AC (ヴァリオ+AC)との比較で打ったことも影響してかかなりおさまりの良さを感じました。バックハンドドライブで硬さはあまり感じず、しかもおさまりの良さを感じ、普通にアウターブレードとして使えるじゃんと感じましたね。Zhang Jike ALC (張継科ALC)Lin Gaoyuan ALC (林高遠ALC)で板厚の厚さが厚すぎて使いにくさを感じるのであればAn Jaehyun TMX (アンヒュジュンTMX)はかなり良い選択肢の一つだと思います。少なくとも、アウターALC系と同列か板厚の薄さで一つ良さを感じるラケットとして自分の中では上位に位置するラケットと評価しました。

軽量で操作性もよく振り抜きやすい!

 自分の中ではあまり重要視はしていませんが一般的に軽くて振り抜きやすさを求められるラケット性能だと思います。An Jaehyun TMX (アンヒュジュンTMX)は軽量ながら押されると言う感覚も感じず、それでいて軽いので振り抜きやすさがあり良かったですね!自分はサイドバランサーを使うことで重量調整できましたし、軽いなら足せば良いと割り切れると思いました。最近は回転量よりも高速卓球が重要とされますので、前中陣からの打点の速い連打ができるラケットだと思います!

他ラケットとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Arc Caster Over > An Jaehyun TMX > Zhang Jike ALC

スピード
 Fan Zhendong SALC > An Jaehyun TMX > Arc Caster Over

2022/9/13~9/18 スターツ杯

スターツ杯 2022年世界ユース卓球選手権 日本代表選考会

 インターハイと全中での結果も反映されたもののようです。10代の選手の選考会であり、次世代選手の選考会でもあるといえるでしょう。やはり注目は男子の松島選手と女子の張本選手になってしまいますが、インターハイ覇者の鈴木選手や赤江選手らの活躍も期待されます。

JTTA: https://jtta.or.jp/tour/7842

名  称:スターツ杯 2022年世界ユース卓球選手権大会 日本代表選考会 in 旭市
主  催:公益財団法人日本卓球協会
共  催:旭市、旭市教育委員会
主  管:一般社団法人千葉県卓球連盟、旭市スポーツ協会、旭市卓球協会
特別協賛:スターツコーポレーション株式会社
協  力:コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社、株式会社三英
使 用 球:DHS紅双喜 DJ40++ White
試合方法:男女シングルス  5ゲームマッチ3ゲーム先取
選手16名(8名ずつの2グループに分け総当たりのリーグ戦を行い、各グループの順位ごとに順位決定戦を行う。
組み合わせ、対戦順番については強化本部にて決定し、大会当日会場に掲示します。
代 表 枠:各選考基準の「2022世界ユース卓球選手権大会男女団体日本代表選手選考基準」を参照

出場選手

U-18

U-15

2022/7/18~7/22 WTT Champions European Summer Series 2022 Budapest

WTTチャンピオンズヨーロッパサマーシリーズ!

 先週に引き続きブダベストでWTTです!どうやらFeederとチャンピオンズに分かれているみたいです。チャンピオンズには出れる人出れない人があるようですね。頑張って上位入賞を目指してほしい!

JTTA: https://jtta.or.jp/tour/7161
WTT: https://worldtabletennis.com/eventInfo?eventId=2593

Live: https://www.youtube.com/watch?v=96TzwNIt3Og

日本の出場選手

男子

 ・張本 智和選手(早稲田大学) WR7 
  ブレード:Harimoto Tomokazu Inner Force ALC(張本智和インナーフォースALC)
  フォア:Dignics 05(ディグニクス05)
  バック:Dignics 05(ディグニクス05)

 ・宇田 幸矢選手(明治大学) WR31 → WR26
  ブレード: 特注(ZLカーボンインナー)
  フォア: Dignics 05(ディグニクス05)
  バック: Dignics 80(ディグニクス80)

女子

 ・早田 ひな選手(日本生命) WR6
  ブレード: Hina Hina H2?
  フォア: キョウヒョウ(特注)
  バック: テナジー05

・伊藤 美誠 選手(スターツ) WR5
  ブレード:Mima Ito Carbon(伊藤美誠カーボン)
  フォア:Fastarc G-1(ファスタークG-1)
  バック:Moristo SP(モリストSP)

 ・石川 佳純選手(全農) WR10
  ブレード: 特殊素材シェーク(ビスカリア?)
  フォア: キョウヒョウIII国狂ブルー
  バック: 裏ソフト(テナジー05?)

 ・木原 美悠選手(JOCエリートアカデミー/星槎) WR15
  ブレード: ファイヤーフォールVC
  フォア: V>15エキストラ
  バック: VO>102(2.0 mm)

結果

 張本選手、久々の優勝です!おめでとう!しかもMa Long (馬龍)選手ら中国選手が出場している大会で優勝したことは大きい自信へつながるのではないでしょうか。

男子

優勝
 ・張本 智和選手(早稲田大学) WR7 
  ブレード:Harimoto Tomokazu Inner Force ALC(張本智和インナーフォースALC)
  フォア:Dignics 05(ディグニクス05)
  バック:Dignics 05(ディグニクス05)

Dignics 05 (ディグニクス05)
 Spin:12.00、 Speed:13.50、 スポンジ硬度:40(Butterfly基準)
 katsuo000のレビュー: https://katsuo000.com/review_dignics_05/

https://amzn.to/3yTB8l6
バタフライ ディグニクス05 (06040) 卓球 ラバー(裏ソフト) BUTTERFLY
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更新 Butterfly(バタフライ)Rubbers(ラバー)

ブログ記事の整理と更新に力を入れようと思います!

 記事数も増えてきたので、整理とまとめをもう少し増やしていこうと思います。まずは2年前に作成してちょくちょく更新しているバタフライさんのラバーのページですね。

Butterfly(バタフライ)Rubbers(ラバー):https://katsuo000.com/butterfly-rubbers/

雑感

 雑感という名のブログでもめちゃめちゃ閲覧されているものもあります。ラケットとラバーの組合せとかですね。ここら辺について、もっと記載していきたいなーなんて思ったりもしていますが、まずは各社ベースでまとめページを更新や作成していきますので、よろしくお願いします。

初期レビュー 丁々発止(小川真央選手モデル)

説明

 今回は2本目のWizard株式会社様のラケットをレビューさせていただきます!その名も丁々発止!katsuo000として、ブログを運営してきてこのような機会をいただけるとは夢にも思っておらず、幸せ前回でございます。私情はおいておいて、さっそく丁々発止(小川真央選手モデル)について、説明させていただきます!!!

 丁々発止をググりますと、「激しく議論し合うさま。 また、刀などで激しく音を立てて打ち合うさま。 ▽「丁丁」は続けて打ちたたく擬音。 「発止」は堅い物どうしが打ち当たる擬音。」という意味がヒットしました。4字熟語で、自分はあまり使う機会がなかった言葉ですが、正直4字熟語使おうとする思っているくらい良いラケットでしたね!まずはWizardさんのホームページで、丁々発止の説明について確認してみましょう。

 Wizardさんのホームページ: https://wizard-tt.co.jp/tt_racket/

 合板構成は次のようになります。
丁々発止
・表板  ウォルナット(0.5 mm)
・添え板 アユース(0.6 mm)
・芯材  イチョウ(3.6 mm)
 0.5 + 0.6 + 3.6 + 0.6 + 0.5 =5.9 ± mm

5枚合板=コントロール
弾む木材ラケット=硬くて重い
という印象があるかと思いますが、丁々発止はしなやかでよく飛ぶイチョウを芯材に採用しているので、しなやか × 弾む × 適度な重さ となり、コントロール性能を犠牲にせず弾みと回転性能を確保したバランスの良いラケットです。

 バランス型・万能型というと退屈なイメージもありますが、丁々発止は決して面白くないラケットではありません。“丁々発止”は音を立てて激しく打ち合う様子を示した四字熟語です。卓球の楽しさはラリー戦にこそあるという方にはきっとこのラケットが良いパートナーになるはずです。

開発者からの一言

 イチョウの木はどこにでも生えている街路樹のイメージがありますが、ラケット用途に使うイチョウという意味では、その使途に合う水準の木材自体は少ないです。なぜならば、街路樹として植えられているイチョウは電線などにかからないように一定以上の大きさになるとバッサリと切られ、その結果切られた枝になるはずのところは全て節になります。他の全てのラケットメーカーはイチョウが多く流通してないことから芯材には使いませんが、弊社は多くの銘木市場での直仕入れを行えるので、芯材に使うことが出来ます。

https://wizard-tt.co.jp/tt_racket/#tachyon

 丁々発止(小川真央選手モデル)は、丁々発止よりももう少し硬くて速いタイプのラケットであることがわかると思います。そして、バランスのよいラケットで硬さと速さ、どれもバランス型のラケットであることがわかると思います。正直そこまで期待していなかったのですが、打ってみて非常に気に入りました。

 小川真央選手は、第1回Wizard杯で優勝して、Wizard株式会社さんと契約している選手になりますね。Youtubeでも動画を見ることができますので、気になる方はぜひご覧ください。
小川真央選手のプロモーション動画: https://www.youtube.com/watch?v=IrQkW5JeipA

 今回試打した丁々発止(小川真央選手モデル)丁々発止よりもブレード厚さが厚く、塗装もしたものになるそうです。

 5枚合板ラケットでもここまで重いラケットを使ったことはなく、「え、7枚合板?重くない」と重量を計ったときに感じました。

 ほら200 gですよ、これは重いでしょ。。。使えるのかな~なんて思ってました。ただ球をついてみたりカーテン打ちしてみると、「!?」「思ったよりボール走ってない?」「カーボン入っていないのに、カーボンなみに走ってない?」となりました。

 ラケット重量は93~94 gとヘビー級な値でした。届いた丁々発止(小川真央選手モデル)は5.9 mmと丁々発止とほぼ同じ厚さで、個人的にはかなり好みそうなラケットだと感じました。

丁々発止(小川真央選手モデル)の特徴

本当に木材5枚合板!?インナーかアウターカーボンなみに弾んで飛んでスピードが出る!

 まず打ってみて感じたのが、5枚合板とは思えないくらいの打球感と飛びでした。最近は主にインナーカーボンを使用していますが違和感のないボールが打てている手ごたえを感じました。グルー時代ですが、中国の馬林選手や王励勤選手が5枚合板で結果を出せるのも、こういった非常につまった5枚合板だったのだろうと強く感じましたね。実際、馬林選手のラケットは100 gくらいあったと聞きますし。とにかく詰まった5枚合板のすばらしさを感じました。正直威力やスピードは、地方オープン大会レベルであれば申し分ないと思います。

弾むけど、弧線がものすごい!

 もちろん5枚合板らしさも感じました。それは弧線の強さです。カーボン系ラケットはインナーカーボンでもやはりボールが直線的だったんだなーと改めて感じました。この弧線の強さは、ブレードの厚さが薄いことにも影響しているのではないかと感じましたね。7枚合板のSK7などは6.8 mmとめちゃめちゃブレード厚さが厚く、弾むんですが弧線の弱さや棒球のような印象がどうしてもあったのですが、丁々発止(小川真央選手モデル)では、非常に弧線を描くので使っていて楽しかったです。またバックハンドなんかは弧線を描くのでぶつけるように打つことでむしろちょうどよく相手のコートに入ってくれるようにも感じました。

やはり、5枚合板なので手には響く

 やはり、5枚合板なので、相手のドライブを受けていて少し手に響きすぎるとも感じました。この辺は好みもあると思いますが、自分は響きすぎるとのも感じました。ただラケットそのものは重いので、ブロックが全然難しいというわけでもありませんでした。重ささえ克服できるなら万人にオススメしたいいいラケットだと思います。自分も購入を検討しているところになります。

他ラケットとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Virtuoso AC > 丁々発止(小川真央選手モデル) > Reinforce AC(リーンフォースAC)

スピード
 Reinforce AC(リーンフォースAC) ≧ 丁々発止(小川真央選手モデル) > Virtuoso AC

更新 硬度

硬度計で硬度比較!

 重量に引き続き、硬度についても更新しました。全てのラバーを網羅しているわけではないのが、申し訳ないですが、かなりのデータ数になりますので、参考になれば幸いですね。だいたいこの硬度通りにはなるとは思いますが、やはり個体差もあるので、若干前後するものと思います。
 硬度比較は特に他社メーカーとの比較で意味がありますよね。テナジー05よりも硬いもの、柔らかいもの、を追加しましたので、ご参考ください。

 https://katsuo000.com/rubber_hardness_2022_spring/