Butterfly(バタフライ)

Butterfly(バタフライ)Blades(ラケット)

はじめに

 2021年2月現在のButterfly(バタフライ)のラケット用具の公表性能値まとめになります。katsuo000が思うバタフライのラケットの特徴は、特殊素材とネーミングだと思います。ラケットの名前を見れば、どのような特殊素材を使用しているのかわかりやすくなっています。どの製品も他社と比較して個体差が少なく、性能や質が高い分、高価になりがちですがハズレをひきにくいと思ってます。
 2010年ごろまで、有機溶剤の後加工の禁止を受けて弾む素材開発が進んだように思います。代表的なラケットがPrimorac Carbon(プリモラッツカーボン)やGaraydia(ガレイディア)シリーズのような、上板ヒノキでアウター特殊素材、中心に桐という木材3+特殊素材2の構成の板厚ラケットでしょう。弾み、軽さ、球持ちを持ったラケットだと思います。その後、Inner Force(Layer)(インナーフォース(レイヤー))シリーズという明確にインナーラケットとわかるラケットシリーズが全盛となります。特殊素材の位置がどの位置にあるのか、非常にわかりやすく今ではメインとなった印象です。他社メーカーの方が先にインナーラケットを販売していたようですが、バタフライさんのマーケティングと戦略勝ちでインナーラケットはバタフライの専売特許のようなイメージが出来上がったように思います。逆にガレイディアシリーズは、今や廃盤に至りました。卓球の進化に伴い、バタフライも変化(あるいは進化?)してきたと言えるでしょう。ガレイディアシリーズを廃盤にして、新たに2020年4月に販売されたラケットは張本智和モデルのインナーラケットでした。インナーラケットの種類を拡充したと言えるでしょう。これはおそらく、今後流行る用具は「まず球持ちがしっかりあって、球持ちがある中で弾むラケット」と予想しての動きではないかと想像します。

Outer Blades(アウターラケット)

Cellulose Nanofiber (CNF)セルロースナノファイバー

CNF Outer(CNFアウター)
・Revoldia CNF(レボルディアCNF)
 ブレード厚:5.7 mm  平均重量:88 g  CNF Outer (5+2)

 2020年4月販売の最新の特殊素材になります。katsuo000はまだ使用経験がありませんが、他者レビューを拝見しますと、木材の球持ちと特殊素材のスピードと弾みが得られるようです。トップ選手では吉村真晴選手が、ブレードにレボルディアCNFでグリップが異なる、いわゆる特注ラケットを使用している模様ですね。会場やボールにもよると思いますが、アウターカーボンと比較すると少しボールが遅い印象もありますが、木材ラケットと比較するとスイートスポットも広く、威力のあるブレードではないかと思いますね。

Super Zylon Carbon (SZLC)スーパーザイロンカーボン

SZLC Outer(SZLCアウター)
・Mizutani Jun SuperZLC(水谷隼SZLC)
 ブレード厚:5.8 mm  平均重量:91 g  SZLC Outer (5+2)
・Zhang Jike Super ZLC(張継科SZLC)
 ブレード厚:5.6 mm  平均重量:91 g  SZLC Outer (5+2)
・Lin Yun Ju Super ZLC(林昀儒SZLC)
 ブレード厚:5.6 mm  平均重量:84 g  SZLC Outer (5+2)

 特殊素材の中で最上位の硬さと弾みを有するものになります。まとめていて気付きましたが、林昀儒SZLCの平均重量はかなり軽く、同じブレードの張継科SZLCと比較しても5 g以上軽いですね。グリップがティモボルモデルのように空洞だったりするのかもしれないなーと思った次第です。SZLCラケットは基本的に重量の重いものが多い中で軽いシリーズが出たのは嬉しいですね。

Zylon Carbon (ZLC)ザイロンカーボン

ZLC Outer(ZLCアウター)
・Timo Boll ZLC(ティモボルZLC)
 ブレード厚:5.5 mm  平均重量:86 g  ZLC Outer (5+2)
・Zhang Jike ZLC(張継科ZLC)
 ブレード厚:5.5 mm  平均重量:88 g  ZLC Outer (5+2)
 https://katsuo000.com/review_zhangjike_zlc/
・Mizutani Jun ZLC(水谷隼ZLC)
 ブレード厚:5.7 mm  平均重量:87 g  ZLC Outer (5+2)
 https://katsuo000.com/review_mizutanijun_zlc/

 ZLCアウターは少し人気が落ちてきているのかもしれません。トップ選手で使用する人が少なく、水谷隼選手の水谷隼ZLCが挙げられる程度でしょうか。特徴的な直線弾道は攻撃的ですが、その分回転をかけにくく球持ちも感じにくいラケットでもあると思います。katsuo000のレビューは主には張継科ZLCで試打したものになります(現在、王道のアウターALCへ移行中)。

Arylate Carbon (ALC)アリレートカーボン

ALC Outer(ALCアウター)
・Viscaria(ビスカリア)
 ブレード厚:5.8 mm  平均重量:86 g  ALC Outer (5+2)
・Timo Boll ALC(ティモボルALC)
 ブレード厚:5.8 mm  平均重量:86 g  ALC Outer (5+2)
・Zhang Jike ALC(張継科ALC)
 ブレード厚:5.8 mm  平均重量:88 g  ALC Outer (5+2)
 https://katsuo000.com/review_zhangjike_alc/
・Kenta Matsudaira ALC(松平健太ALC)
 ブレード厚:5.8 mm  平均重量:85 g  ALC Outer (5+2)
・Lin Gaoyuan ALC(林高遠ALC)
 ブレード厚:5.8 mm  平均重量:88 g  ALC Outer (5+2)

・Timo Boll Spirit(ティモボルスピリット)
 ブレード厚:5.8 mm  平均重量: g  ALC Outer (5+2)
 https://katsuo000.com/review_timoboll_spirit/
・Freitas ALC(フレイタスALC)
 ブレード厚:5.8 mm  平均重量: 87 g  ALC Outer (5+2)

 主流であり、初登場から現在に至るまで多くの選手が使用する王道の特殊素材になります。特にアウターALCはとても人気の高いラケットで、とてもバランスが取れていてトップ選手から中級者まで広く好まれるラケットです。バタフライさんにおいてグリップ形状や重心位置、ラケット重量などは異なるけど反発と振動が同じ数値のラケットが5本存在しています。人気が高いことがわかります。また他メーカーでも類似のラケットを精力的に販売しており、新たなラケット分類の1つとして確立しつつあると思います。

Zylon Fiber (ZLF)ザイロンファイバー

ZLF Outer(ZLFアウター)
・Timo Boll ZLF(ティモボルZLF)
 ブレード厚:5.4 mm  平均重量:83 g  ZLF Outer (5+2)

 ザイロンファイバーはカーボンを編み込んでいない繊維素材のみの特殊素材になります。カーボンが入っていない分スピードは劣るものの、扱いやすさやスイートスポットの拡張に加え、回転性能の高いラケットになると思います。過去にkatsuo000はアウターArylate(アリレート、カーボンなし)のラケットを使用していた経験がありますが、それに類似していると想像します。現在では、アウターアリレートラケットは廃盤となってしまいましたが、それを継承する形でZLFアウターラケットが位置していると考えます。

Tamca5000(T5000)

T5000 Outer(T5000アウター)
・Zhang Jike T5000(張継科T5000)
 ブレード厚:5.6 mm  平均重量:90 g  T5000 Outer (5+2)
・SK Carbon(SKカーボン)
 ブレード厚:5.2 mm  平均重量:77 g  T5000 Outer (3+2)
・Timo Boll TJ(ティモボルTJ)
 ブレード厚:5.2 mm  平均重量:70 g  T5000 Outer (3+2)

 Tamca5000はいわゆるカーボンで、とても硬くて軽い素材になります。カチカチで扱いにくさはあるものの、使いこなした時のスピードや威力         は魅力的です。

Inner Blades(インナーラケット)

Super Zylon Carbon (SZLC)スーパーザイロンカーボン

SZLC Inner(SZLCインナー)
・Harimoto Tomokazu Super ZLC(張本智和SZLC)
 ブレード厚:6.2 mm  平均重量:88 g  SZLC Inner (5+2)

 特殊素材の中で最上位の硬さと弾みを有するSZLCのインナーラケット第1号になります。ブレード厚さも7枚合板級に厚く、かなり攻撃的なラケットになっていると想像します。

Zylon Carbon (ZLC)ザイロンカーボン

ZLC Inner(ZLCインナー)
・Franziska Inner Force ZLC(フランチスカ インナーフォースZLC)
 ブレード厚:5.7 mm  平均重量:88 g  ZLC Inner (5+2)
・Harimoto Tomokazu Inner Force ZLC(張本智和インナーフォースZLC)
 ブレード厚:5.7 mm  平均重量:84 g  ZLC Inner (5+2)
・Tiago Apolonia ZLC(アポロニアZLC)
 ブレード厚:5.7 mm  平均重量:90 g  ZLC Inner (5+2)
・Inner Force Layer ZLC(インナーフォースレイヤーZLC)
 ブレード厚:5.7 mm  平均重量:89 g  ZLC Inner (5+2)

 ZLCインナーは、ZLCアウターとは逆に人気が出てきており、契約選手モデルのラケットも含め4種類のラケットが販売されています。この春に新発売のフランチスカ インナーフォースZLCはシックなデザインで人気が出そうな気がします。黄色のインナーフォースレイヤーZLCをよく拝見しましたが、今後は赤や青など種々のインナーZLCの人気が増していきそうですね。インナーラケットでは球持ちがある分、威力不足を感じやすい、それを補うためにALCよりも硬いZLCを採用したZLCインナーラケットは今やバタフライの看板ラケットの1種で、アウターALCと並んで非常に人気があるとともに、新たなラケットカテゴリーとして確立しつつあると思います!

Arylate Carbon (ALC)アリレートカーボン

ALC Inner(ALCインナー)
・Dimitrij Ovtcharov Inner Force ALC(オフチャロフ インナーフォースALC)
 ブレード厚:6.2 mm  平均重量:91 g  ALC Inner (5+2)
・Harimoto Tomokazu Inner Force ALC(張本智和インナーフォースALC)
 ブレード厚:6.0 mm  平均重量:88 g  ALC Inner (5+2)
・Inner Force Layer ALC(インナーフォースレイヤーALC)
 ブレード厚:6.0 mm  平均重量:89 g  ALC Inner (5+2)
・Inner Force Layer ALC.S(インナーフォースレイヤーALC.S)
 ブレード厚:5.5 mm  平均重量:88 g  ALC Inner (5+2)

 インナーALCシリーズも拡充されつつありますね。2021年春発売のオフチャロフインナーフォースALCはインナーフォースレイヤーALCの板厚を厚くし、より攻撃的になったラケットではないかと想像します。逆に板厚の薄い、インナーフォースレイヤーALC.Sは回転性能に特化したラケットで、オールラウンダー向けと考えることができると思います。

Zylon Fiber (ZLF)ザイロンファイバー

ZLF Inner(ZLFインナー)
・Ai Pro ZLF(福原愛プロZLF)
 ブレード厚:5.8 mm  平均重量:85 g  ZLF Inner (5+2)
・Inner Force Layer ZLF(インナーフォースレイヤーZLF)
 ブレード厚:5.3 mm  平均重量:87 g  ZLF Inner (5+2)

 カーボンが入っていない分スピードは劣るものの、扱いやすさやスイートスポットの拡張、回転性能の高いラケットで、初心者にもおすすめのラケットになりますね。やはり特殊素材が入っている分、ラケットは強く、木材ラケットよりも丈夫だと思います。幼少期から始めるのであれば長く使えるのでオススメのラケットになりますね。

Five Play Woods(5枚合板)

・Xstar V(エクスターV)
・Timo Boll J(ティモボルJ)
・Petr Korbel(コルベル)
・Maze Performance(メイスパフォーマンス)
・Maze Advance(メイスアドバンス)
・TB5 α

 バタフライの5枚合板は、入門用のラケットやハイエンドモデルまで揃っています。特に入門用は他社と同等以下の値段まで安くしている点は嬉しいですね。初心者の段階から卓球メーカートップのラケットを使っってみることは良い経験になると思います。バタフライでは、5枚合板 ≒ V or 5でVか5のついたラケットが多いですね。またハッドロウシリーズが廃盤となってしまいました。バタフライとしては木材ラケットは入門モデルを残して、高級合板ラケットを減らす一方で、特殊素材有するラケットをメインとしたいようですね。

Seven Play Woods(7枚合板)

・SK7 Classic(SK7クラシック)

Control Assist Fiber(CAF)

・Timo Boll CAF(ティモボルCAF)

Defensive(守備用)

・Inner Shield Layer ZLF(インナーシールドレイヤーZLF)
・Hadraw Shield(ハッドロウシールド)
・ダイオードV(ダイオードV)

公表性能値比較

ブレード厚 vs 反発 (特殊素材)

 katsuo000はブレード厚さをかなり重要視しております。ブレードの厚さによってどのようなラケットか想像しやすいイメージですね。

引用させていただきました。

https://www.butterfly.co.jp/

Butterfly (バタフライ) Rubbers (ラバー)

 2023年4月現在のButterfly (バタフライ)のラバー用具の公表性能値まとめになります。やはり卓球用具で世界をリードするバタフライさんのラバーラインナップは気になりますね!

Dignics (ディグニクス) シリーズ

Dignics 09C (ディグニクス09C)

 Spin:96、Speed:79、弧線:96 (新基準)
 Spin:13.00、 Speed:13.00 (旧基準)
 スポンジ硬度:44(Butterfly基準)、 粘着性ハイテンション裏ラバー
 ラバー重量:50 g
 硬度計評価 shore a (sheet):33.4、 shore a (sponge):31.8
       shore c (sheet):50.8、 shore c (sponge):49.1
       shore a (sheet) – shore a (sponge) = 1.6
 katsuo000のレビュー: https://katsuo000.com/review_dignics_09c/

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 2019年のラバーの台風の目となり、2020年、そして2022年現在も圧倒的な存在感を示すディグニクスシリーズ。2020年4月に登場したディグニクス09Cは、2021年1月の男子全日本選手権優勝者(及川瑞基選手)のギアとなりました。この実績だけでも凄いラバーだということがよくわかります。ディグニクス09Cはバタフライの本気の粘着ラバーとして販売されました。既に中国の樊振東(Fan Zhendong)選手林高遠(Lin Gaoyuan)選手、中華台北の林昀儒(Lin Yun-Ju)選手、ドイツのTimo Boll(ティモボル)選手や水谷隼選手のライバルDimitrij Ovtcharov(オフチャロフ)選手、と有名トップ選手が使っています。今後どのような一流選手が使用していくのか注目ですね。

Dignics 05 (ディグニクス05)

 Spin:85、Speed:86、弧線:88 (新基準)
 Spin:12.00、 Speed:13.50 (旧基準)、
 スポンジ硬度:40(Butterfly基準)、ハイテンション裏ラバー
 ラバー重量:48 g
 硬度計評価 shore a (sheet):34.3、 shore a (sponge):31.3
       shore c (sheet):50.0、 shore c (sponge):48.2
       shore a (sheet) – shore a (sponge) = 3.0
 katsuo000のレビュー: https://katsuo000.com/review_dignics_05/

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 モンスターラバーを超えたモンスターラバー、ディグニクス05ですね。張本智和選手吉村真晴選手宇田幸矢選手、と全日本選手権優勝経験者が使用する王者のラバーといえるでしょう。海外ではドイツのオフチャロフ選手Franziska Patrick(フランチスカ)選手が使用しています。このラバーは扱いにくさもあるジャジャ馬ラバーと表現させてもらってます。あうと抜群の性能とエグさを有するラバーだと思います。カウンター性能とスピード、回転量、どれをとっても一級品ですね。最近では、田中佑汰選手戸上隼輔選手中華台北の林昀儒選手と、このラバーで中国トップ選手に勝ち星をあげていますね。キョウヒョウに対抗するラバーといっても良いのかもしれません。個人的には非常に魅力的なラバーだと思います!

Dignics 80 (ディグニクス80)

 Spin:82、Speed:88、弧線:86 (新基準)
 Spin:11.75、 Speed:13.75 (旧基準)
 スポンジ硬度:40(Butterfly基準)、ハイテンション裏ラバー
 ラバー重量:48 g
 硬度計評価 shore a (sheet):33.1、 shore a (sponge):29.5
       shore c (sheet):48.6、 shore c (sponge):47.7
       shore a (sheet) – shore a (sponge) = 3.6
 katsuo000のレビュー: https://katsuo000.com/review_dignics_80/

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 77011D65-84B8-4B76-8670-3966560453F4-scaled-e1589720612513-1024x1010.jpeg

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 引退表明したキング水谷隼選手や、コーチ兼選手の吉田雅己選手大矢英俊選手が使用してます。バックに使う選手が多い印象です。ラバーの引きつれの感覚はTenergy 05 (テナジー05)にも通じるものがあり、回転量もエグイですね。ディグニクスの中で、最も扱いやすいといえるかもしれません。初めてのディグニクスには是非ディグニクス80をオススメします。

Dignics 64 (ディグニクス64)

 Spin:79、Speed:90、弧線:84 (新基準)
 Spin:11.00、 Speed:14.00 (旧基準)
 スポンジ硬度:40(Butterfly基準)、ハイテンション裏ラバー
 ラバー重量:45 g
 硬度計評価 shore a (sheet):32.3、 shore a (sponge):28.4
       shore c (sheet):48.0、 shore c (sponge):46.7
       shore a (sheet) – shore a (sponge) = 3.9
 katsuo000のレビュー: https://katsuo000.com/review_dignics_64/

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 使いこなせればスピードドライブが安定して打てること間違いなしのラバーです。このラバーを使ってラリー戦をすると目立つこと間違いなしですね!ダイナミックで低い弧線が台に吸い込まれるように相手のコートに入ると思います!

Glayzer (グレイザー)

Glayzer (グレイザー)

 Spin:73、 Speed:81、弧線:82 (新基準)
 スポンジ硬度:38(Butterfly基準)、ハイテンション裏ラバー
 ラバー重量: 46 g
 硬度計評価 shore a (sheet):30.0、 shore a (sponge):21.0
       shore c (sheet):41.2、 shore c (sponge):35.8
       shore a (sheet) – shore a (sponge) = 9.00
 katsuo000のレビュー: https://katsuo000.com/review_glayzer/

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 Dignic (ディグニクス)シリーズは硬く、かつ最もボールを掴んで回転をかけるDignics 05 (ディグニクス05)はかなり扱いにくさが目立つラバー、ということで、Dignics (ディグニクス)らしさを有して、かつTenergy 05 (テナジー05)に近いくい込みと球持ちを持つラバーの位置だと思います。この値段でかなりの高性能で、スピン系テンションラバーで迷ってコスパを求めるなら、両面Glayzer (グレイザー)かフォアGlayzer (グレイザー)バックRozena (ロゼナ)で十分だと思います。木材系かファイバー系のラケットを選べば20,000円以内で十分高性能で軽量なラケットになるでしょう。他社ラバーを選ぶ理由は重さ、かな~。

Glayzer 09C (グレイザー09C)

 Spin:87、 Speed:75、弧線:95 (新基準)
 スポンジ硬度:42(Butterfly基準)、粘着性ハイテンション裏ラバー
 ラバー重量:48 g
 硬度計評価 shore a (sheet):26.3、 shore a (sponge):23.3
       shore c (sheet):40.7、 shore c (sponge):36.7
       shore a (sheet) – shore a (sponge) = 3.0
 katsuo000のレビュー: https://katsuo000.com/review_glayzer_09c/

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 2023年に発売されたディグニクスの廉価版、グレイザーシリーズの1枚ですね。ディグニクス09Cの廉価版、グレイザー09Cです。Dignics 09C (ディグニクス09C)よりも軟らかく、Dignics 05 (ディグニクス05)よりも、弧線が強いので、ラリー重視やパワータイプの選手にオススメのラバーになりますね!

Tenergy (テナジー)

Tenergy 19 (テナジー19)

 Spin:75、Speed:84、弧線:78 (新基準)
 Spin:11.70、 Speed:13.20 (旧基準)
 スポンジ硬度:36(Butterfly基準)、ハイテンション裏ラバー
 ラバー重量:47 g
 硬度計評価 shore a (sheet):32.1、 shore a (sponge):25.8
       shore c (sheet):41.6、 shore c (sponge):40.9
       shore a (sheet) – shore a (sponge) = 6.3
 katsuo000のレビュー: https://katsuo000.com/review_tenergy_19/

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 Dignics (ディグニクス)シリーズ発売後に発売されたTenergy (テナジー)の一つの選択肢。個人的には柔らかさも感じるため、バックハンド向きのラバーだと思います。

Tenergy 05 Hard (テナジー05ハード)

 Spin:96、Speed:82、弧線:92 (新基準)
 Spin:11.50、 Speed:13.00 (旧基準)
 スポンジ硬度:43(Butterfly基準)、ハイテンション裏ラバー
 ラバー重量:50 g
 硬度計評価 shore a (sheet):35.8、 shore a (sponge):32.6
       shore c (sheet):47.7、 shore c (sponge):46.9
       shore a (sheet) – shore a (sponge) = 3.2
 katsuo000のレビュー: https://katsuo000.com/review_tenergy_05_hard/

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 戸上隼輔選手の元相棒、Tenergy 05 Hard (テナジー05ハード)ですね。katsuo000もこのラバーが大好きでかなり気に入っていた時期がありました。シートの劣化が少なくてディグニクスくらい寿命が長いなら是非フォアで使いたいラバーですね。スピードも出るし、テナジーらしくしっかりボールを掴めるので良いです。海外のトップ選手では中華台北の天才林昀儒選手がフォアで使用しています!パワーのある選手がフォアで使用して、中陣からでも伸びのあるボールを打ちたいという要望に応えられるようなラバーだと思います。驚きなことに、変動もありますがAmazonだとTenergy 05 Hard (テナジー05ハード)は6,200円くらいで購入できてしまうので、他社ラバーの方が高い可能性もありますね汗。

Tenergy 05 (テナジー05)

 Spin:76、Speed:83、弧線:79 (新基準)
 Spin:11.50、 Speed:13.00 (旧基準)
 スポンジ硬度:36(Butterfly基準)、ハイテンション裏ラバー
 ラバー重量:47 g
 硬度計評価 shore a (sheet):32.2、 shore a (sponge):26.8
       shore c (sheet):44.6、 shore c (sponge):43.3
       shore a (sheet) – shore a (sponge) = 5.4
 katsuo000のレビュー: https://katsuo000.com/review_tenergy_05/

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 モンスターラバー。世界標準。未だに世界の1つのモノサシであり、基準として存在するモンスターラバーですね。トップ選手の中にも未だに使用し続ける選手が多く、信頼された高性能さがよくわかると思います。

Tenergy 05 FX (テナジー05FX)

 Spin:64、Speed:81、弧線:65 (新基準)
 Spin:11.50、 Speed:13.00 (旧基準)
 スポンジ硬度:32(Butterfly基準)、ハイテンション裏ラバー
 ラバー重量:46 g
 硬度計評価 shore a (sheet):28.8、 shore a (sponge):21.4
       shore c (sheet):37.8、 shore c (sponge):34.7
       shore a (sheet) – shore a (sponge) = 7.4
 katsuo000のレビュー: https://katsuo000.com/review_tenergy_05_fx/

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Tenergy 80 (テナジー80)

 Spin:73、Speed:85、弧線:77 (新基準)
 Spin:11.25、 Speed:13.25 (旧基準)
 スポンジ硬度:36(Butterfly基準)、ハイテンション裏ラバー
 ラバー重量: g
 硬度計評価 shore a (sheet):、 shore a (sponge):
       shore c (sheet):、 shore c (sponge):
       shore a (sheet) – shore a (sponge) =
 katsuo000のレビュー:

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Tenergy 80 FX (テナジー80FX)

 Spin:61、Speed:83、弧線:63 (新基準)
 Spin:11.25、 Speed:13.25 (旧基準)
 スポンジ硬度:32(Butterfly基準)、ハイテンション裏ラバー
 ラバー重量:45 g
 硬度計評価 shore a (sheet):27.5、 shore a (sponge):20.7
       shore c (sheet):34.5、 shore c (sponge):30.8
       shore a (sheet) – shore a (sponge) = 6.8
 katsuo000のレビュー: https://katsuo000.com/review_tenergy_80_fx/

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Tenergy 64 (テナジー64)

 Spin:70、Speed:87、弧線:75 (新基準)
 Spin:10.50、 Speed:13.50 (旧基準)
 スポンジ硬度:36(Butterfly基準)、ハイテンション裏ラバー
 ラバー重量: g
 硬度計評価 shore a (sheet):、 shore a (sponge):
       shore c (sheet):、 shore c (sponge):
       shore a (sheet) – shore a (sponge) =
 katsuo000のレビュー:

Tenergy 64 FX (テナジー64FX)

 Spin:58、Speed:85、弧線:61 (新基準)
 
Spin:10.50、 Speed:13.50 (旧基準)
 スポンジ硬度:32(Butterfly基準)、ハイテンション裏ラバー
 ラバー重量: g
 硬度計評価 shore a (sheet):、 shore a (sponge):
       shore c (sheet):、 shore c (sponge):
       shore a (sheet) – shore a (sponge) =
 katsuo000のレビュー:

Tenergy 25 (テナジー25)

 Spin:76、Speed:64、弧線:86 (新基準)
 Spin:11.00、 Speed:13.25 (旧基準)
 スポンジ硬度:36(Butterfly基準)、ハイテンション裏ラバー
 ラバー重量: 49 g
 硬度計評価 shore a (sheet):31.6、 shore a (sponge):25.3
       shore c (sheet):42.8、 shore c (sponge):38.5
       shore a (sheet) – shore a (sponge) = 6.3
 katsuo000のレビュー: https://katsuo000.com/review_tenergy_25/

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 Tenergy (テナジー)シリーズの中でもかなりの個性派、Tenergy 25 (テナジー25)ですね。このラバーは硬く粘着ラバーに近いラバーなんですが、中陣に下がったり少し距離をとると、ボールは伸びづらくなるようなラバー設計になっています。ただ個性的なボールが飛んでくるため、やや取りにくいのも事実ですね。

Tenergy 25 FX (テナジー25FX)

 Spin:64、Speed:62、弧線:72 (新基準)
 Spin:11.00、 Speed:13.25 (旧基準)
 スポンジ硬度:32(Butterfly基準)、ハイテンション裏ラバー
 ラバー重量: g
 硬度計評価 shore a (sheet):、 shore a (sponge):
       shore c (sheet):、 shore c (sponge):
       shore a (sheet) – shore a (sponge) =
 katsuo000のレビュー:

 プロ選手が使用するラバーとしてワールドスタンダードであり続けるラバー、テナジーシリーズ。ディグニクスが登場してもなお、強い存在感を示し続けるラバーになります。2021年3月に新たなシートの粒形状でテナジーシリーズのニューフェイス、Tenergy 19 (テナジー19)が発売されました。19の粒形状が今後他のラバーで採用されることはあるのか、注目と考えます。例えばDinigc 19 (ディグニクス19)とか!?

その他

Rozena (ロゼナ)

 Spin:70、Speed:83、弧線:75 (新基準)
 Spin:10.80、 Speed:13.00 (新基準)
 スポンジ硬度:35(Butterfly基準)、ハイテンション裏ラバー
 ラバー重量:48 g
 硬度計評価 shore a (sheet):31.4、 shore a (sponge):25.9
       shore c (sheet):42.4、 shore c (sponge):38.8
       shore a (sheet) – shore a (sponge) = 5.5
 katsuo000のレビュー: https://katsuo000.com/review_rozena/

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 Tenergy (テナジー)の廉価版。ただし、粒形状は80なので、球持ちはやや弱くて飛びやすいイメージがあります。ただし、定価5,000円台で技術によってはディグニクスなみの回転量が得られるラバーは脅威だと思います。

Spin Art (スピンアート)(廃盤)

 Spin:11.50、 Speed:11.75、 スポンジ硬度:48(Butterfly基準)
 ラバー重量: g
 硬度計評価 shore a (sheet):、 shore a (sponge):
       shore c (sheet):、 shore c (sponge):
       shore a (sheet) – shore a (sponge) =
 katsuo000のレビュー: https://katsuo000.com/review_spinart/

 廃盤ラバーではありますが、使っていました。良いラバーでしたが、やや硬くて弾まないですかね。エグイ回転量が得られて、個人的には好みでした。廃盤ラバーは公式では使えませんのでお気を付けください。

Bryce Highspeed (ブライスハイスピード)

 Spin:54、Speed:92、弧線:46 (新基準)
 Spin:10.30、 Speed:14.50 (旧基準)
 スポンジ硬度:35(Butterfly基準)、ハイテンション裏ラバー
 ラバー重量: g
 硬度計評価 shore a (sheet):、 shore a (sponge):
       shore c (sheet):、 shore c (sponge):
       shore a (sheet) – shore a (sponge) =
 katsuo000のレビュー:

Roundell Hard (ラウンデルハード)

 Spin:49、Speed:78、弧線:62 (新基準)
 Spin:10.20、 Speed:12.80 (旧基準)
 スポンジ硬度:40(Butterfly基準)、ハイテンション裏ラバー

Roundell (ラウンデル)

 Spin:43、Speed:77、弧線:58 (新基準)
 Spin:10.20、 Speed:12.80 (旧基準)
 スポンジ硬度:35(Butterfly基準)、ハイテンション裏ラバー

Roundell Soft (ラウンデルソフト)

 Spin:37、Speed:76、弧線:54 (新基準)
 Spin:10.20、 Speed:12.80 (旧基準)
 スポンジ硬度:33(Butterfly基準)、ハイテンション裏ラバー

・Sriver (スレイバー)
 Spin:23、Speed:38、弧線:23 (新基準)
 Spin:8.00、 Speed:10.00 (旧基準)
 スポンジ硬度:38(Butterfly基準)、裏ラバー

・Sriver EL (スレイバーEL)
 Spin:19、Speed:38、弧線:19 (新基準)
 Spin:8.00、 Speed:10.00 (旧基準)
 スポンジ硬度:35(Butterfly基準)、裏ラバー

・Sriver FX (スレイバーFX)
 Spin:15、Speed:38、弧線:15 (新基準)
 Spin:8.00、 Speed:10.00 (旧基準)
 スポンジ硬度:33(Butterfly基準)、裏ラバー

・Tackiness Drive (タキネスドライブ)
 Spin:15、Speed:33、弧線:15 (新基準)
 Spin:9.00、 Speed:8.50 (旧基準)
 スポンジ硬度:38(Butterfly基準)、粘着性裏ラバー

・Tackiness Chop II (タキネスチョップ2)
 Spin:30、Speed:16、弧線:41 (新基準)
 Spin:10.00、 Speed:7.50 (旧基準)
 スポンジ硬度:41(Butterfly基準)、粘着性裏ラバー

・Tackiness Chop (タキネスチョップ)
 Spin:16、Speed:16、弧線:27 (新基準)
 Spin:10.00、 Speed:6.50 (旧基準)
 スポンジ硬度:32(Butterfly基準)、粘着性ラバー

・Flextra (フレクストラ)
 Spin:10、Speed:29、弧線:15 (新基準)
 Spin:8.75、 Speed:8.25 (旧基準)
 スポンジ硬度:32(Butterfly基準)、裏ラバー

 良心的な価格のRozena (ロゼナ)や尖った性能のBryce Highspeed (ブライスハイスピード)など、他のメーカーとはやはり違うと思わせるラインナップになります。次に廃盤の可能性が高そうなラバーはやはり、Bryce Highspeed (ブライスハイスピード)かな?

公表性能値比較

新基準

旧基準