レビュー Evolution MX-P(エヴォリューションMX-P)

説明

 Evolutionシリーズはドイツの卓球用具メーカーTIBHAR(ティバー)のトップ選手用のラバーシリーズになります。スポンジ硬度で3種類、シートの種類で2種類で、スポンジ硬度3種×シート2種で6種類のEvolutionシリーズが存在します。スポンジ硬度が最も柔らかいFlexible(フレキシブル、FX)、中間高度のElastic(エラスティック、EL)、ハードなMaximum(マキシマム、MX)と、パワー系のシート(P)およびスピン系の微粘着シート(S)ですね。今回レビューするEvolution MX-P(エヴォリューション マキシマムパワー)はトップ選手も多く使用している、ティバーのフラグシップラバーのようなラバーになります。

 Evolution MX-Pはティバーと契約する多くのトップ選手が使用するラバーで、以下のような選手が使用しています。

・Vladimir Samsonov(ブラディミル サムソノフ)選手(ベラルーシ)
・Paul Drinkhall(ポール ドリンコール)選手(イングランド)
・田添響選手

 ベラルーシのサムソノフ選手といえば、現在44歳で、なお現役で活躍するヨーロッパの「巨人」ですね。40代で今なお現役で非常に安定感のあるバックハンドと長身の強烈なフォアハンドドライブが特徴で、プレースタイルはブロックとカウンターを軸にしたスタイルになります。過去に世界ランキング1位を何度も経験していて、ヨーロッパ大会では未だに上位入賞する実力を有します。
 またドリンコール選手はイングランドNo.2の若手の選手で、レシーブチキータと中陣からのフォアハンドドライブやカウンタードライブが特徴の選手です。世界団体などで日本チームはイングランドのドリンコール選手に苦しめられたりしていますね。
 このようにヨーロッパのトップ選手がTIBHARと契約して第一線で活躍しています。TIBHARはドイツのメーカーで、日本では少し知名度は低いですが、ヨーロッパにおいては選手を支える確かな存在感のあるメーカーと言えるでしょう。

性能値

 公表性能値を比較してみましょう。

 *非常にわかりにくくて申し訳ありません。Evolution MX-P(エヴォリューションMX-P)とEvolution MX-S(エヴォリューションMX-S)のスピード、スピン性能が同値であるため、同じ場所にプロットされています。

 性能からわかるようにスピード性能が高いことがわかりますね。サイトによっては「10+」のような表現を使っているものもありますが、三桁の数値で評価されているものを採用しました。やはりスポンジ硬度を反映させるとラバーの性能はどのあたりに相当するのかわかる気がしました。ドイツの表記ではスポンジ硬度が柔らかいと食い込みが良いので回転がかかると考えて数値を記載していることが多いので、メーカー内での比較においても注意が必要なように思います。

MX-Pの貼りと重量

 いつものようにZhang Jike ZLC(張継科ZLC)に貼りました。

 余談ですがスポンジの色が、Dignics(ディグニクス)シリーズに似てますね。横から見るとラバー名を見ないと違いがわかりません。

Evolution MX-P(エヴォリューションMX-P)
 回転系テンション OFF+
・Sponge Thickness:1.7/1.9/2.1 mm
・Speed:125
・Spin:120
・Control:80
・Sponge硬度:45.7-47.7°
・6,000円 + 税
・71 g(切断前) → 48 g(張継科ZLCに貼って)

 過去、ラケットブレード面積の広いラケットに貼った時は50 gくらいあったように覚えていて、思ったより軽くて意外でした。標準的な重量で、もしかしたら軽い個体を手にしたのかもしれません。MX-PにはMX-P 50°という、ハードタイプも発売になりましたので、重くて硬いものが使いたいのであればMX-P 50°を使えば良いですね。

Evolution MX-Pの3つの特徴

1. 球持ち&打球感がテナジー05に酷似!

 対下回転ドライブやラリーでのドライブ時に球持ちを感じやすく、まさに打球感は Tenergy 05(テナジー05)!と感じるものでした。非常に扱いやすく、好みと感じる人が多いと思います。また回転もかけやすく、打球時の手応えと回転量もリンクしていると感じました。もちろん、回転量も健在で、しっかり回転がかかると思います。

2. 弾きやミートもやりやすく、まさにバック向けラバー!

 テナジー05との最大の相違点は、弾きやすさだと感じました。Evolution MX-P 50°も同様に弾きやすいと感じました。やはりMX-PのスポンジはテナジーのSpring Sponge(スプリングスポンジ)ではないので、厚く当てた時に差異が生じると感じます。厚く当てた時、ラケット板に到達しやすいと感じたのがMX-Pになります。従ってミートを多用するバックに使うと好感触だと感じました。テナジー05の難しいところは、ミートがしづらい点だと思いますが、MX-Pならミートもしやすく両方を上手に使いこなしたいのであればMX-Pをオススメします。

3. シートが硬め!回転の影響を受けにくく寿命も長い!

 テナジー05に似ているMX-Pですが、シートがやや硬めと感じました。従って、テナジー05よりも回転の影響を受けにくく、またテナジーシリーズで頭を悩まされる寿命もMX-Pは長いと感じました。テナジー05に似つつ、テナジー05よりもメリットと言える部分だと言えると思います。

各技術レビュー

フォアハンド

軽打
 テナジー05のようなオートで回転がかかるような性能はないと思いました

ロングボールやラリーでのドライブ
 食い込ませた時に結構、板に当たりやすいと感じました。嫌いではありませんが、ややスピードドライブの回転量不足を感じてしまいました。

面を開いたドライブ
 食い込んでしっかりボールを包み込む感じはあるので、ある程度回転がかかっていると感じました。

対下回転に対するループドライブ
 非常にやりやすいと感じました。特にボールの高さ、と深さを制御しやすいと感じたのは好感触でした。また回転量もテナジー05ほどではないと思いますがかかっていると感じました。

対下回転に対するスピードドライブ
 スピードドライブ自体は入ると感じましたが、やや回転量不足を感じました。

カーブ/シュートドライブ
 回転がかかるのでしっかり曲がります。少し弧線は低いと思います。

ブロック
 やりやすかったです。好きな打球感でした。少し硬いので苦手な人は苦手だと思います。

カウンタードライブ
 これもやりやすかったです。上昇期に捉えるカウンタードライブは難しめでしたが、しっかり自分で弧線を作る時はコントロールしやすいと感じました。

ストップ
 思ったより止まって好感触でした。

ツッツキ
 これも低いです。ただしあまりキレていないかもしれません。

フォアフリック

フォアサーブ
 回転量のあるサーブが出せます。

バックハンド系

軽打
 そこまで硬いとは感じませんでした。

ロングボールやラリーでのドライブ
 スピードドライブ気味にドライブしても安定して入る感じがありました。

対下回転に対するループドライブ 
 これもやりやすかったです。回転量はそこまでないと感じましたがなかなか安定感があって良かったです。

対下回転に対するスピードドライブ
 これも結構やりやすかったです。食い込みが良いからだと思います。

カーブ/シュートドライブ

ブロック
 止めやすかったです。

カウンタードライブ
 ほとんど試せませんでしたが、1球目で入りましたのでやりにくいことはないです。

ストップ
 これも止まります。

ツッツキ
 低くコントロールしやすいです。

チキータ
 やりやすかったです。ボールを持つので、しっかり回転をかけて次球の強打を防ぎやすかったです。

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Tenergy 05 > Evolution MX-P > Tenergy 05 FX

スピード
  Tenerg 80 ≧ Evolution MX-P > Tenergy 05

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レビュー Rasanter V47(ラザンターV47)

説明

 ドイツ製ラバーの中でも抜群の回転性能を感じるのがandro(アンドロ)のRasanter(ラザンター)シリーズになります。androさんは常にスタイリッシュなアパレルとラバーの色で異色の存在感を放つ存在ですね。アンドロは近年明らかに日本でも存在感が際立ってきていると思います。その要因として2017年卓球ワールドカップで水谷隼選手に勝利したり、2019年世界選手権で中国のXu Xin選手(許昕選手、中国)に勝利しているSimon Gauzy選手(シモン ゴーズィ選手、フランス)や、2019年全日本選手権にランカー入りした濱川明史選手の使用用具がアンドロであるという事実があると思います。

RasantからRasanterへ

 アンドロさんは2016年まで、看板として販売していた特徴的な緑色のスポンジのラバーRasant(ラザント)シリーズ(Rasant Grip(ラザントグリップ)、Rasant Power Grip(ラザントパワーグリップ)、Rasant Power Sponge(ラザントパワースポンジ)、Rasant Beat(ラザントビート)、Rasant Turbo(ラザントターボ)、Rasant(ラザント)の6種類)を全て廃盤とし、新たにRasanter(ラザンター)というラインナップを2017年から販売開始しました。ラザントシリーズと同じく緑色のスポンジを採用した新たなフラグシップラバーであるラザンターシリーズ。ラザンターシリーズは回転性能が高く、弧線を作りやすいRシリーズと回転性能に加え、スピード性能も高いVシリーズが存在し、スポンジ硬度が反映した数字をRまたはVの後につけられた名前で販売されています。また他のドイツメーカーに先んじて、Ultra Max(ウルトラマックス)という、スポンジ厚さ2.3 mmとする技術を搭載したラバーラインナップになります。この技術というのは、それ以前ではトップ選手用に適用された技術のようで、シートを現行よりも、さらに薄くしてその分、スポンジを厚くする、といったラバーになります。ラバーは接着層を含めて厚さが4.0 mm以内という国際ルールが存在しますので、スポンジを厚くするためにはシートを薄くする必要があるわけです。シートが薄く、スポンジが厚いラバーの方が、回転とスピードと飛距離が出しやすく、トップ選手受けする性能が出しやすいと言われているそうです。しかしシートを薄くするというのは製造バラ付きが生じやすくそれ以前ではあまり出回っていなかったようです。おそらく最新技術で生産性を上げることができ、結果低価格でシートが薄くスポンジの厚いラバーを生産できるようになり、一般市場へ販売するようになったものと思われます。この技術は日本や世界の卓球用具を牽引し世界標準となるTenergy(テナジー)シリーズを販売するButterfly(バタフライ)さんのラバーにはないようで、バタフライさんはいまだに特厚でもスポンジ厚さは2.1 mmのままとなっています。近年他のドイツメーカーでもシートが薄くスポンジの厚いラバーが増えてきていますね。
 ラザンターは現在までに8種類のラザンターが販売れており、Rシリーズが6種類、Vシリーズが2種類になります。

Rasanterシリーズ

 ラザンターシリーズは、回転系のRとスピード系のVでスポンジ硬度が細かく選べるシリーズのようなネイミングとなっていますが、実際に試打すると想像と異なりました。どうやらスポンジ硬度を変えるともに、シート形状も変更していて打球感や性能、やりやすい技術は異なりました。さらにVシリーズは確かにスピードは速いですがかなりスピン系テンションで回転もかなりかかるので、決してスピード特化のラバーという訳でもありませんでした。katsuo000はR53、R48、R50、R47、V47、R42を試打しており、それらの比較を今後まとめていきたいと考えております。ここでコメントさせていただくことは、R53、R48、R50のシートの粒形状はやや細めで少し球離れの速いと感じる粒形状でした。Dignics 05(ディグニクス05)やTenergy 05(テナジー05)と比較すると球持ちを感じにくいシートの粒形状になると思います。一方で、シートは柔らかく、スポンジも食い込みがかなり良いので、ラバー全体で食い込ませると球持ちを感じるラバーだと思います。
 2017年に販売開始した当初は、R50、R47、R42、R37、V47、V42の6種類でした。さらに2019年10月にEnergy Cell(エナジーセル)技術搭載のR53、2020年5月に同じくエナジーセル技術搭載のR48を新発売しました。現在アンドロさんのフラグシップ的ラバーがR53とR48になりますね。

 ラザンターシリーズで最近注目は、紅(あか)のラザンターのR53とR48だと思います。既にレビューは作成済みですので、あわせてご覧いただけると幸いです。

公表性能値比較

 アンドロさん公表性能値比較になります。アンドロさんはスピードとスピンに加え、コントロールという項目を加えているのが特徴でしょうか。やはりエナジーセル採用のR53とR48は高い性能となっていて注目のラバーになりますね!

 R53のレビューを拝見すると、スピードが出る!というものが多いのですが公表性能値上ではV47の方が、スピードが出ることになっています。既にR53、R48、R50、R47、V47を試打したので分かりますのでコメントしておきますね。R53よりV47の方が単純なスピードは速いと思います。V47の方がとても直線弾道になるため体感以上に速いと思いますね。特にV47の中陣ドライブはかなりのスピードが出る印象です。一方で、R53は弧線を非常に強く描くので、その分体感よりもボールが遅くなる印象です。ボールが相手の台に到達するまでの時間は数値上はV47の方が速いと思います。これは直線弾道によるところが大きいと思います。ラザンターシリーズ中、最速のラバー、それがV47と言えると思いますね!

V47の貼りと重量

 いつものようにZhang Jike ZLC(張継科ZLC)に貼りました。

 切る前で70 gをきっていましたが、貼ると思ったより重かったです。実際、どちらかというと回転もしっかりかかるスピード系ラバーだと思いますね。

Rasanter V47(ラザンターV47)
 UMテンション(テンゾーバイオスUM)
 40+ Plastic Ball対応
・Sponge Thickness:1.7 mm、2.0 mm、ULTRAMAX(UM)
・Speed:121
・Spin:119
・Control:88
・Sponge硬度:47°
・6,200円 + 税
・69 g(切断前) → 48 g(張継科ZLCに貼って)

Rasanter V47の3つの特徴

1. スピード系テンションとスピン系テンションの良いところ取りなテンションラバー

 スピン系テンションラバーらしく、思ったより球を持つグリップ力と回転性能があるため、サーブ、ループドライブは想像以上に質が高かったです!正直こんなに回転性能が高いとは思いませんでした回転性能はおそらく、Tenergy 80(テナジー80)やTenergy 05 FX(テナジー05FX)なみにあると思います!それでいて、上回転のラリーでは、かなりミートに近いスピードドライブがド安定しました!V47はスピード性能とスピン性能を両立するラバーだということが1つ目の特徴だと思います!katsuo000のイメージとしては、打ち抜くというよりも回転をかけて安定させようとして使う方が安定感の中にスピードが追加されてとても好感触でした。

2. Rasanter中No.1のスピード性能と直線弾道!

 説明でも触れましたが、V47は最新のエナジーセル技術をもちいたR53やR48よりも高いスピード性能を有します!公表性能値上でもV47の方がスピード性能は高いことになっています。実際、V47は非常に直線弾道ですので、スマッシュのようなスピードのドライブがバンバン入ると感じました。かなり攻撃的だと思います。

3. 食い込みが良く、スピン系テンションなのにハーフボレーやつなぎ、ブロックがやりやすい!

 食い込みが良いので、咄嗟のミート系のボールに対するブロック、ハーフボレー系のつなぎ、がやりやすかったです。ドライブよりもミートを多用するのであれば、かなり扱いやすいと思います!
 このラバーは名前で少し損していてスピード系ラバーではなくスピン系テンションだと思って使った方が性能を活かせて、良いと感じました。テナジー05を使っていて、コスパが良くて回転量をあまり落とさずにスピードが欲しいラバーを探している方にオススメしたいです。

各技術レビュー

フォアハンド

軽打
 硬さはそこまで感じません。同じ硬度のR47の方がより硬いと感じると思います。

ロングボールやラリーでのドライブ
 回転量よりもスピード性能に任せたドライブが好感触でした。ノータッチが狙えるくらいの速いスピードドライブが可能です。このスピード性能は、Omega VII(オメガ7)シリーズに匹敵するスピード性能だと思います。

面を開いたドライブ
 食い込みが良いのでフォアではかなり好感触でした。少ない力で容易にドライブが打てました。

対下回転に対するループドライブ
 少し弧線が低いと感じますが、フォアなら十分なグリップ力があり、質の高いループドライブは十分可能でした。

対下回転に対するスピードドライブ
 対下回転スピードドライブは、思ったより難しかったです。食い込みが良い分、回転の影響を受けやすいラバーでもあるようで、しっかり体で打つ必要があると思います。

カーブ/シュートドライブ
 弧線が低いので、あまり曲がる印象はありませんでした。

ブロック
 柔らかいので、ミート系のボールに対するブロックはかなりやりやすかったです。逆にループドライブに対するブロックは少し回転の影響を受けやすいので回転をいなすなり、上書きするなり、技術が必要だと感じました。

カウンタードライブ
 打球点を落とさずに上昇期に捉えてミート気味にドライブするのが好感触でした。上書きしようとすると飛距離が出過ぎる印象です。

ストップ
 ストップは食い込みがかなり良いので、シートだけで捉えるようにしないとかなり浮きました。

ツッツキ
 ストップ同様で、ツッツキも浮きやすかったです。

フォアフリック
 柔らかい分、球を持てるので、角度打ちしやすいと感じました。

バックハンド系

軽打
 バックハンドで使うとなると少し硬めだと思います。

ロングボールやラリーでのドライブ
 回転系ではなくスピード系がやはり好印象でした。

対下回転に対するループドライブ
 思ったより食い込むので、最低限の質のループドライブができると感じました。

対下回転に対するスピードドライブ
 逆にスピードドライブはかなり難しかったです。インパクト不足だと思います。

カーブ/シュートドライブ
 直線的で曲がる印象はありませんでした。

ブロック
 ミート系のボールに対するブロックはやりやすかったです。ループドライブに対するブロックは難しかったですね。

カウンタードライブ
 R48よりもカウンターしやすいと感じました。カウンターミートもやりやすかったです。

ストップ
 フォアストップ同様、浮きやすかったです。

ツッツキ
 こちらも同様に浮きやすかったです。

チキータ
 かなり攻撃的でスピードのあるチキータができました。

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 R53 > Tenergy 05 ≧ V47 > Tenergy 64

スピード
 Tenergy 64 > V47 > R53 > Tenergy 05

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雑感2020/08/24

ぶつけながら回転をかけるスピードドライブの感覚ついて

 よく様々な動画でドライブ技術の感覚について言及されてます。その中で特に難しい感覚の一つが、スピードドライブの打球感覚だと思います。自分も何が正解か、わかっていない部分もあります。しかしながら最近気にしているポイントとしてぶつけた時にラケットの板に到達しやすいかしにくいか、という点を気にしていますね。これはラバーの評価でも重要な項目で、意外と良いとされるドイツ製ラバーでも簡単に食い込みすぎて板に到達してしまうラバーが結構ありますね。

 一方で、 Tenergy(テナジー)やNittaku(ニッタク)製ではなく紅双嬉(Double Happiness Shanghai、DHS)製のHurricane(キョウヒョウ)は、思い切りぶつけても、板に当たる感じがあまりありません。なんでスピードドライブを打った時にドライブの回転量も確保できるラバーが世界的に有名なラバーたちだと感じつつあります。Evolution MX-PやQシリーズは簡単にラケット板に当たる感じがありましたね。

 個人的には悪くはなくて、バックなどはミートもしたいのでぶつけた時にラケットに到達しやすくても良いと思います。ただしフォアに求めるラバーはどんなにぶつけてもラケットに到達しない感覚ですね。なお、次に試打する Target Pro GT-X51などはかなりぶつけてもラケットに当たらなくて好感触でした。試打が楽しみです。

レビュー Blue Fire JP01 Turbo

説明

 DONIC(ドニック)は、日本では少々マイナーなメーカーですが、スウェーデンの天才Jan-Ove Waldner(ヤン=オベ・ワルドナー)選手Jorgen Persson(ヨルゲン・パーソン)選手、また昨年まではDimitrij Ovtcharov(ディミトリオフチャロフ)選手が契約していたメーカーになります。オフチャロフ選手は水谷隼選手の親友でありライバルとされる選手ですね!最近では、関西のYou Tuber「ごぶりんず」さんにも取り上げられ高い注目を浴びているメーカーではないかと想像します。なお、ごぶりんずさんのオススメはブルーストームZ1ターボのようです。

 ブルーという名前のついたDONICのラバーは多数あり、現在20種類あります。

・Blue Grip(粘着ラバー) 2種
・Blue Storm(ブルーストーム) 5種
・Blue Fire(ブルーファイヤ) 9種
・Acuda Blue(アクーダブルー) 4種

卓球王国のゆうさんも複数の種類があるため、概説する動画を挙げています。

 今回試打したブルーファイヤは回転系のラバーになります。なおスピード系のラバーがブルーストーム安定感のあるラバーがアクーダブルーになるそうですね。すでにBlue Storm Z1 Turbo(ブルーストームZ1ターボ)の試打レビューを挙げさせていただきました。

https://katsuo000.com/review_blue-storm_z1-turbo/

 またBlue Fire M1 Turbo(ブルーファイヤM1ターボ)のレビューはこちらです。

https://katsuo000.com/blue-fire_m1-turbo/

 ブルーのラバーラストはBlue FIre JP01 Turbo(ブルーファイヤJP01ターボ)になります。ずいぶん前に購入して少し使ってTSPの粘着シートを貼ってとっておいたラバーになりますね。食い込みが良くて非常に扱いやすいラバーの印象でしたが、今回改めて自分のメインラケットに貼って試打しましたのでよろしくお願いします。

性能値

 公表性能値を比較してみましょう。

 公表の性能上、JP01ターボは最もスピードが出ないことが分かりますね。スピードが出ないとなると、回転系のラバーではないかと想像しますね。DONICさんの説明は以下のとおりです。

もっと引き出す“ブルー“のチカラ。
 DONICの技術を結集した最先端のFDラバー、『ブルーファイヤJP01』をパワーアップ。攻撃時の回転力に定評のある『ブルーファイヤJP』のトップシートを改良し、スピードとスピンというラバーの二大要素を極限まで引き上げた、別格の『ブルーファイヤJP01ターボ』が完成。
 打球時にスイングの伝達エネルギーロスを抑え、スピード+スピンを球の威力に重みを加えたパワーボールをプレーヤーに授けます。高いグリップ力を持つトップシートなので、手で“持つ“安心感を損なうことなく、思う存分に攻撃し続けることが可能です。

 この説明から、どのようなラバーかは分かりにくいと思います。実際ブルファイJP01ターボは、弧線が最も高い回転系のラバーでした。

JP01ターボの貼りと重量

 いつものようにZhang Jike ZLC(張継科ZLC)に貼りました。申し訳ないですが、ラバーは一度他のラケットに貼ったものを再利用させていただいております。

Blue Fire JP01 Turbo(ブルーファイヤJP01ターボ)
・Sponge Thickness:1.8 mm、2.0 mm、MAX+
・Speed: 10+
・Spin:10+++
・Control:6+
・Sponge硬度:47.5°
・オープンプライス (5,000円前後)
・48 g(張継科ZLCに貼って)

 スポンジ硬度も硬すぎず、幅広い選手が使えそうなラバーでした。

Blue Fire JP01 Turboの3つの特徴

1. ブルーの中で最も高い弧線!

 ブルーラバーの中でとにかく弧線が高かったです!弧線が高すぎて飛距離もかなり出ると感じました。従ってかなりボールが深く入ると思います。この弧線の高さは、JP → Tenergy 05(テナジー05)を意識したものと感じさせてくれましたね。XIOM(エクシオン)のVega Japan(ヴェガジャパン)も弧線が高いと思いますが、ブルーファイヤJP01も弧線の高さを感じさせてくれました

2. ブルーの中で最も対下回転ドライブがやりやすい!

 弧線が高いので、とにかく対下回転ドライブがやりやすかったです。ミスする感じがしませんでしたね。バックハンドドライブでもかなりやりやすかったです。またしっかり食い込ませてスイングスピードも速いとしっかりとした回転もかかっていました。扱いやすくてフォアにもバックにももってこいと感じましたね。

3. 回転系のラバーなのに回転の影響は受けにくい!

 回転系のラバーはどうしても相手の回転の影響も受けやすいものですが、このブルーファイヤJP01ターボは、シートに芯があるためか、想像以上に回転の影響を受けなかったです!ブルーファイヤM1ターボに似ていましたね。ブロックがやりやすいのはもちろん、カウンタードライブもかなりやりやすかったです!かなり好感触でしたね!Tenergy(テナジー)系ラバーは回転性能は高いですが、少し回転の影響を受けやすい部分があります。近年katsuo000が探している、求めている性能として、回転性能が高くて回転の影響を受けないラバーです。同じような特徴のあるDignics(ディグニクス)と同類の評価ができると思いました!ただし、ディグニクスと比較してしまうと回転量、スピード性能は明らかに低かったです。

各技術レビュー

フォアハンド

軽打
 柔らかいと感じました。威力よりも安定感がありましたね。

ロングボールやラリーでのドライブ
 Tenergy 05 FX(テナジー05FX)のようにそこま威力はないけど、とにかく連打がしやすかったです。

面を開いたドライブ
 食い込ませるとラケット板に当たるのを感じました。ここはテナジー05の方がやりやすい思います。

対下回転に対するループドライブ
 とにかくやりやすかったです!食い込みがいいのでチョリドラは少し威力不足を感じました。それでもかなりやりやすいですね。

対下回転に対するスピードドライブ
 食い込みがいいのでやりやすかったですね。オーバーミスしやすいので弧線を意識した方が良いと思います。

カーブ/シュートドライブ
 回転量はあるので、まずまず思い通りに曲がります。

ブロック
 やりやすかったですね!意外だったのですが、回転系のラバーなのに回転の影響を受けにくくやりやすかったです。

カウンタードライブ
 これも回転の影響を受けにくいためやりやすいと感じました!

ストップ
 切るのは難しかったです。浮きやすさもありました。

ツッツキ
 ツッツキもオーバーミスが結構ありました。やりにくくはなかったです。

フォアフリック

フォアサーブ
 サーブは重いとは感じませんでした。どちらかと言えば球足の長いサーブで相手の時間を奪有ことがやりやすいと思います。

バックハンド系

軽打
 バックにちょうど良い硬さでした。

ロングボールやラリーでのドライブ
 スピードを出そうと厚く当てると、オーバーミスしやすかったです。しっかり回転をかけると深いドライブがやりやすかったです。

対下回転に対するループドライブ
 これもやりやすかったです。また威力があるわけではなかったですが、ミスする感じもなくて好印象でした。

対下回転に対するスピードドライブ
 そこそこ練習したらできそうでした。

カーブ/シュートドライブ
 回転量があるのである程度曲がってました。

ブロック
 やりやすかったですね!

カウンタードライブ
 バックでは普段カウンタードライブはほとんどできませんが、このラバーならカウンタードライブを覚えられそうな感じでした。

ストップ
 ちょっと浮きやすかったです。

ツッツキ
 切れないです。

チキータ
 弧線が高いのでチキータはかなりやりやすかったです。

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Blue FIre M1 Turbo > Blue Fire JP01 Turbo > Blue Storm Z1 Turbo

スピード
 Blue Fire M1 Turbo > Tenergy 05 Hard > Blue Fire JP01 Turbo

https://amzn.to/3hl1X6x

レビュー Blue Fire M1 Turbo

説明

 DONIC(ドニック)は、日本では少々マイナーなメーカーですが、スウェーデンの天才Jan-Ove Waldner(ヤン=オベ・ワルドナー)選手Jorgen Persson(ヨルゲン・パーソン)選手、また昨年まではDimitrij Ovtcharov(ディミトリオフチャロフ)選手が契約していたメーカーになります。オフチャロフ選手は水谷隼選手の親友でありライバルとされる選手ですね!最近では、関西のYou Tuber「ごぶりんず」さんにも取り上げられ高い注目を浴びているメーカーではないかと想像します。なお、ごぶりんずさんのオススメはブルーストームZ1ターボのようです。

 ブルーという名前のついたDONICのラバーは多数あり、現在20種類あります。

・Blue Grip(粘着ラバー) 2種
・Blue Storm(ブルーストーム) 5種
・Blue Fire(ブルーファイヤ) 9種
・Acuda Blue(アクーダブルー) 4種

卓球王国のゆうさんも複数の種類があるため、概説する動画を挙げています。

 今回試打したブルーファイヤは回転系のラバーになります。なおスピード系のラバーがブルーストーム安定感のあるラバーがアクーダブルーになるそうですね。すでにBlue Storm Z1 Turbo(ブルーストームZ1ターボ)の試打レビューを挙げさせていただきましたが、katsuo000がブルーのラバーの中で最も気に入ったラバーがこのBlue Fire M1 Turbo(ブルーファイヤM1ターボ)になります!それでは早速レビューを開始します。

https://katsuo000.com/review_blue-storm_z1-turbo/

性能値

 公表性能値を比較してみましょう。

 公表の性能からは正直、ブルーファイヤM1ターボを使おう、ということにはならないようにも思います。回転性能ならBlue Grip(ブルーグリップ)の方が上ですし、スピード性能はブルーストームの方が上になりますからね。なお、メーカーの説明では以下のように書かれています。

革新のDONIC。“ブルー“だから抜ける。
 50度のハードスポンジを採用した「ブルーファイヤM1ターボ」は、スマッシュや一撃のパワードライブを得点源とする攻撃選手の威力を更に増幅させ、相手の壁を突き破るラバーです。一撃必殺のパワーヒッターへ送る、最高のブルーファイヤです。

 この説明を読んでなんとなくハードで回転性能によったスピン系テンションラバーではないかと想像することができました。実際ブルファイM1ターボは、ブルーファイヤJP01ターボやブルーストームZ1ターボよりも重量が重く、非常にハードなラバーでした。他メーカーのラバーで近いものを挙げるとTenergy 05 Hard(テナジー05ハード)、Rhyzer Pro 50(ライザープロ50)、Evolution MX-P(エヴォリューションMX-P)、Omega VII Pro(オメガ7プロ)などがあげられると思います。

M1ターボの貼りと重量

 いつものようにZhang Jike ZLC(張継科ZLC)に貼りました。

Blue Fire M1 Turbo(ブルーファイヤM1ターボ)
・Sponge Thickness:1.8 mm、2.0 mm、MAX+
・Speed: 10++
・Spin:10+++
・Control:6
・Sponge硬度:50°
・オープンプライス (5,000円前後)
・73 g(切断前) → 53 g(張継科ZLCに貼って)

 重たいですね。他のブルーファイヤJP01ターボやブルーストームZ1ターボと比較してもこの時点で圧倒的に重たいです。JP01ターボもブルストZ1ターボも50 gを下回るような重量でした。

Blue Fire M1 Turboの3つの特徴

 正直ブルーストームZ1ターボと同じ回転性能には感じませんでした!圧倒的にブルーファイヤM1ターボの方が回転量の多いボールが打てました!

1. ブルーの中で最も硬くて回転性能の高いラバー!ドライブの重さもブルー中No.1!

 サーブ、ツッツキ、ドライブ、チキータと回転系の技術はしっかり球を持つことができて、回転がかかってイメージ通りの弧線で安定感と威力があってとても好感触でした!katsuo000が、ハードで回転のよくかかるスピン系テンションラバーが好みであるというのもありますが、かなりブルーファイヤM1ターボは非常に好感触でしたね。似ていると思うラバーはテナジー05ハードライザープロ50Evolution MX-P 50°(エヴォリューションMX-P 50°)、などだと思います。またブルーファイヤM1ターボのドライブの重さはヘビー級でした!例えばブルーストームZ1ターボのループドライブは弧線は低かったですが、少し浮くとカウンターを食らいやすかったですが、ブルーファイヤMターボは回転量によってカウンターのオーバーミスをかなり誘うことができましたね。

2. 硬いのにバックでも十分使える扱いやすさ!

 DONICさんのブルーの名前の入ったラバーは全体的に変な癖がなく非常に扱いやすいラバーでした。よってバックで使ったときも好感触で、しかも質の高いループドライブやスピード系のチキータなどが容易でした。暑さの影響や、個人差もあると思いますが、DONICのラバーの1つの特徴として癖が少なくて扱いやすさが良いため、好感触だったと感じました。ブルーファイヤM1ターボではスポンジ硬度が硬い、もっと回転よりスピードが欲しい!というのであれば、柔らかいブルーファイヤM1やM2、弧線が高いブルーファイヤJP01がオススメですし、ブルーストームZ1なら球離れも速くスピードのあるドライブが打ちやすくて安定すると思います。

3. 回転の影響も受けにくい!カウンターパワードライブもいける!?

 回転系のラバーはどうしても相手の回転の影響も受けやすいものですが、このブルーファイヤM1ターボはスポンジが硬いことと、シートに芯があるためか、想像以上に回転の影響を受けなかったです!ブロックがやりやすいのはもちろん、カウンタードライブもかなりやりやすかったです!かなり好感触でしたね!Tenergy(テナジー)系ラバーは回転性能は高いですが、少し回転の影響を受けやすい部分があります。近年katsuo000が探している、求めている性能として、回転性能が高くて回転の影響を受けないラバーです。同じような特徴のあるDignics(ディグニクス)と同類の評価ができると思いました!ただし、ディグニクスと比較してしまうと気持ち回転量、スピード性能は低いようにも感じました。それでもkatsuo000にとってはテナジー以上に試合で使いたいラバーでした!

各技術レビュー

フォアハンド

軽打
 スポンジの硬さを感じます。柔らかすぎるラバーは苦手なので個人的には良いと感じる打球感でした。

ロングボールやラリーでのドライブ
 非常に打ちやすかったです。しっかりボールをグリップできて打ちやすかったですね。05系のボールをよく持つシートだと思います。

面を開いたドライブ
 少しラケット板に速く当たると感じました。同じように感じたのが、Evolution MX-P(エヴォリューションMX-P)ですね。モンスターラバー、テナジーはラケットの板に当たると感じる感覚は少ないかほとんどありませんね。面を開いたドライブやぶつけながら回転をかけるドライブでは、テナジーは非常に高性能だと感じます。

対下回転に対するループドライブ
 スポンジが硬いので、シートだけで捉えるチョリドラがやりやすくて、まさにトップスピンループドライブがやりやすかったですね。これは武器になるやつです!

対下回転に対するスピードドライブ
 ループドライブがやりやすい分、少しスピードドライブは難しかったです。食い込ませた時に、感覚より早くラケット板に到達する感じがあって弾いてしまって回転量が思ったより出ないんですよね。慣れれば打てるとは思いますが、修正が必要と感じました。

カーブ/シュートドライブ
 回転量はあるので、まずまず思い通りに曲がります。

ブロック
 やりやすかったですね!意外だったのですが、回転系のラバーなのに回転の影響を受けにくくやりやすかったです。

カウンタードライブ
 これも回転の影響を受けにくいためやりやすいと感じました!

ストップ
 切るのは少し難しかったです、十分低く質の高いストップができました。

ツッツキ
 ツッツキも低くおさまりやすかったです。

フォアフリック

フォアサーブ
 重いサーブができて好感触でした。ただラバーが劣化してきたら軽くなりそうでもありました。

バックハンド系

軽打
 少しバックには硬めの打球感です。

ロングボールやラリーでのドライブ
 思ったよりやりやすかったです。球離れが早くなくて球持ちが良いからだと思います。回転をしっかりかけることができるので非常に安定するからやりやすいのだと思います。

対下回転に対するループドライブ 
 これもやりやすかったです。また回転量の豊富な得点の狙えるループドライブになっていたと思います。

対下回転に対するスピードドライブ
 逆にこれはかなり難しかったです。練習が必要ですね。

カーブ/シュートドライブ
 回転量があるのである程度曲がってました。

ブロック
 やりやすかったですね!

カウンタードライブ
 バックでは普段カウンタードライブはほとんどできませんが、このラバーならトライしようと感じました。実際システム練習の時に狙って1、2球入って驚きましたね!

ストップ
 最低限の低さで入れることができて好印象でした。夏の暑い季節で食い込みが良いと思うのですが低くおさめやすいのは良いと感じましたね。

ツッツキ
 切るのは難しめでしたがテナジー05ハードのように低くて短いツッツキがやりやすかったです。

チキータ
 スピードチキータ、横回転系チキータ、どちらもイメージ通りのチキータがやりやすかったですね!回転がしっかりかかるので安定感がありました。

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Tenergy 05 Hard > Blue FIre M1 Turbo > Blue Fire JP01 Turbo > Blue Storm Z1 Turbo

スピード
 Blue Storm Z1 Turbo > Tenergy 80 > Blue Fire M1 Turbo > Tenergy 05 Hard

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レビュー Blue Storm Z1 Turbo(ブルーストームZ1ターボ)

説明

 DONIC(ドニック)は、日本では少々マイナーなメーカーですが、スウェーデンの天才Jan-Ove Waldner(ヤン=オベ・ワルドナー)選手Jorgen Persson(ヨルゲン・パーソン)選手、また昨年まではDimitrij Ovtcharov(ディミトリオフチャロフ)選手が契約していたメーカーになります。オフチャロフ選手は水谷隼選手の親友でありライバルとされる選手ですね!最近では、関西のYou Tuber「ごぶりんず」さんにも取り上げられ高い注目を浴びているメーカーではないかと想像します。なおごぶりんずさんのオススメはこのブルーストームZ1ターボのようです。

 ブルーという名前のついたDONICのラバーは多数あり、現在20種類あります。

・Blue Grip(粘着ラバー) 2種
・Blue Storm(ブルーストーム) 5種
・Blue Fire(ブルーファイヤ) 9種
・Acuda Blue(アクーダブルー) 4種

卓球王国のゆうさんも複数の種類があるため、概説する動画を挙げています。

 今回試打したブルーストームはスピード系のラバーになります。なお回転系のラバーがブルーファイヤ安定感のあるラバーがアクーダブルーになるそうですね。

性能値

 公表性能値を比較してみましょう。

 DONIC(ドニック)さん公表の性能において、+1つを0.25、-を0.1と換算して図を作成してみました。さすが、Z1ターボは最新のラバーですのでスピンもスピードもDONICのラバーの中でも粘着ラバーを除くと最高の性能となりますね。これは期待が持てますね!基本的にはターボがついたラバーはどれも同等の回転性能を持ち、スピードが速いのがブルーストーム系の特徴と言えそうです。

Z1ターボの貼りと重量

Blue  Storm Z1 Turbo(ブルーストームZ1ターボ)
・Sponge Thickness:1.8 mm、2.0 mm、MAX+
・Speed: 11
・Spin:  10+++
・Control: 6-
・Sponge硬度:50°
・オープンプライス (5,000円前後)
・73 g(切断前) → 50 g(張継科ZLCに貼って)

Blue Storm Z1 Turboの3つの特徴

1. 上回転のラリーにおいて、振り遅れても落ちない!

 一番感じたブルーストームZ1ターボの特徴は、上回転のラリー時に振り遅れたとしても全く落ちないことです。よって最低限のドライブをかけることができるので、非常に安定してラリーすることが可能でした。スポンジ硬度はドイツ基準で50°ですが、非常に食い込みがよく中間硬度くらいに感じましたね。上回転ラリー時に、受け身で反応が遅れても、盛り返せるくらいの対応能力の高さがラバーの力によって得られると思います!

2. 弧線の低さとスピードはブルーラバーNo. 1!

 ブルストZ1ターボの弧線の低さ、球離れの速さ、直線性の高さは他のブルー系ラバーと比較してもダントツで高かったです!1つ目の特徴、ふり遅れても落ちないくらい食い込みの良いラバーですので、非常に安定感があるドライブが打てて、それでいて、そのドライブが弧線が低くて球離れが速くて、直線性が高いということは、これはバック主戦型をイメージしたバック用ラバーと言えると思いますね!非常にスピードが出しやすく、入れることを意識するだけで気づけばラリーで相手を圧倒したり、相手を後手後手に回すことができるラバーでした!

3. シートが硬めで回転の影響を受けづらい!

 ブルーファイヤでも感じたことで、シートが硬めなので思ったより回転の影響を受けづらく非常に好感触でした!回転の影響を受けにくいので、ブロックやカウンタードライブがかなりやりやすかったです。おそらく、硬めのシートなのですが、厚さはMax+でシートの厚さは薄く、食い込みやすいけど芯のあるシートなのではないかと想像します。相手も取りやすいボールになっている感じもありましたが安定感があって扱いやすくてラリー志向なラバーでした。

各技術レビュー

フォアハンド

軽打
 硬さを感じませんでした。ボールは弧線を描いていますが、非常に低いと感じました。

ロングボールやラリーでのドライブ
 下がってドライブを打とうとすると、少し弧線の低さを強く感じました。下がった場合は少しネットの上へ打ってあげないと落ちる感じです。回転量でボールが沈むという感じもなく、単純に弧線が低いのだと感じました。
 またドライブが全然かかっていないと受けていただいた方にも教えていただきました。逆に取りにくいというコメントもいただきました。ある意味ドライブ回転がかかりにくいのかもしれません。フォアとバックで、粘着ラバーや回転のよくかかるスピン系テンションラバーと組み合わせることで、ドライブの回転量の差を狙った相乗効果を期待できるかもしれません。

面を開いたドライブ
 弧線が低いので、巻き込むようなカーブドライブだとボールが浅く入りやすく必然的に面を開いてぶつけ気味にドライブすることが多かった印象です。面を開いたから回転量が増えるとか粘着特有のぶつけながら擦るとかがやりやすいという感じはありませんでした。

対下回転に対するループドライブ
 結構難しかったです。弧線が低いから思ったよりネットミスが多くなりやすい印象でした。

対下回転に対するスピードドライブ
 これも弧線が低いので気持ち上へ持ち上げる必要を感じました。

カーブ/シュートドライブ
 あまりカーブ/シュートしない印象でした。自分の力量不足かもしれませんが回転量は少し弱いと感じました。

ブロック
 ブロックはやりやすかったです。回転の影響も受けにくく、ドライブからミート系のナックルボールまで取りやすかったですね。

カウンタードライブ
 フォアだと少し球離れが速く感じて難しさも感じましたが、概ねやりやすかったです。

ストップ
 結構浮きました。また回転量も少ないと思います。

ツッツキ
 ただし、スピードのあるツッツキはやりやすかったです。

フォアフリック
 これはやりやすかったですね。回転をかけるよりも角度打ちに近い方がやりやすかったです。

バックハンド系

軽打
 本当に50°?って感じるくらい柔らかく感じました。

ロングボールやラリーでのドライブ
 やりやすかったです。低いなりにもちゃんと弧線を描くので安定感もありました。

対下回転に対するループドライブ 
 少し難しかったです。弧線が低過ぎて非常にネットミスが多かったです。

対下回転に対するスピードドライブ
 浮いたボールならやりやすいのですが、自分の技量でバックでは難しかったです。

カーブ/シュートドライブ
 横をとらえたドライブはできるのですが、ほとんど曲がらなかったです。

ブロック
 やりやすかったです。回転の影響が少ない上にしっかり食い込むのでかなりやりやすい方だと思います。

カウンタードライブ
 バックハミート気味にカウンターしてしまうので、やりやすかったです。ただし打球点を落とすと難しいと想像します。

ストップ
 フォアほどではないですが浮きやすかったです。

ツッツキ
 低くすることはできませすが切るのはかなり難しいと感じました。

チキータ
 思ったより速いチキータがやりやすかったです。縦の強下回転は難しかったです。

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Blue Fire M1 Turbo > Tenergy 05 > Blue Fire JP01 Turbo > Blue Storm Z1 Turbo

 性能表で、Blue Fire M1 Turboと同じ回転量のラバーとは感じ難かったです。Blue Fireの方が圧倒的に回転がかかると思います。

スピード
 Dignics 64 > Tenergy 64 > Blue Storm Z1 Turbo > Tenergy 80

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雑談2020/08/18 打てばわかるというのはテナジーっぽいてこと?

Quantum X PROについて

 卓球YouTuberで有名なわったさんが試打してました、THIBAR(ティバー)のQuantum X Pro(クァンタムエックスプロ)、感想の一つに、andro(アンドロ)さんのRasanter R48(ラザンターR48)に似ているというものがありました。

 katsuo000的には予想通りで、多分想像に近いラバーな気がしています。打球感は軽微異なりますが、下記のラバーは柔らかいのに回転がしっかりかかって扱いやすくて良いラバーで、テナジーに似ているといえるラバーではないかと想像します。

andro
・Rasanter R48(ラザンターR48)

Joola
・Dynaryze AGR(ダイナライズAGR)
・Dynaryze ACC(ダイナライズACC)

 THIBAR
・Quantum X Pro(クァンタムエックスプロ)

 あくまで個人のイメージなので、軽微な差はあると思いますがkatsuo000にとってはかなり類似ラバーと感じると思います。テナジー類似のラバーがドイツ製ラバーで販売され始めたということだと思います。技術は日進月歩ですね!

雑感2020/08/17 Qシリーズ良い!

Qシリーズは好みなラバーっぽい!

 MIZUNO(ミズノ)さんのQシリーズラバー、触ってみています。ぶっちゃけかなりの好印象!個人差のある部分ですが、Tenergy(テナジー)よりもよりマッドでヘビーな打球感、ぶっちゃけ粘着ラバーにかなり近い打球感のラバーです。Q3ですら、フォアで使ってもいいと感じました!Omega VII(オメガ7)がスピードタイプのスピン系テンションのわりにかなりマッドなラバーでした。オメガ7はバランスが良くて安定感の中でスピードがあるのですが、スピードタイプのラバーなので癖があまり感じません。そんなもんかなーなんて思っていましたが、オメガ7チャイナの粘着には期待しています。ただレビューを散見する限りはオメガ7チャイナもスピード系の方向性はあるようです。早く使ってみたい。一方、よくよく探すとQシリーズは癖球もあるみたいです。ありそうなのはQ4とQ5。すでに使ってみたQ3でもフォアで使える打球感でした!またレビューやイメージ的にはQ4の方がマッドなラバーのようなのですが、ラバーを貼った重量でみると、なんとQ5は50gオーバーに対し、Q4はギリギリの49gでした。じっくり打たないともしかしたら違いを感じられないのではないかと少し不安になってもいます。粒形状の確認もしっかりしようと思ってますね。

 ただこのQシリーズなのですが、一点難点として臭い!ゴム系のイカ臭さがあります。多分硫黄系の化合物の臭いで加硫というか架橋というか、専門的にはそういった処理をしていると想像しています。この臭さはQ3、Q4、Q5全部臭いがするので気をつけてください。

 

レビュー Rasanter R48(ラザンターR48)

説明

 ドイツ製ラバーの中でも抜群の回転性能を感じるのがandro(アンドロ)のRasanter(ラザンター)シリーズになりますが、その新作ラバーが2020年5月に販売されました。Rasanter R48(ラザンターR48)ですね。このラバーは紅(あか)のラザンターで、Energy Cell(エナジーセル)技術を採用したスポンジをあわせていて、他のラザンターと一線を画します。同類のラバーはRasanter R53(ラザンターR53)で、R53は回転性能、荒れた癖球のようなドライブ、などなど非常に高性能で、世界標準のTenergy 05(テナジー05)を上回るラバーとkatsuo000は絶賛中になります。当然R48にも高い期待を持って購入させていただきました。すでにR47というラバーがあるわけで、今更R48?と感じる人も多いようです。実際R47を使ったことのある友人も、R48を話題に出してもあまり興味を持っていませんでした。卓球王国情報ですが、ラザンターシリーズよりも、過去のラザントシリーズの方を優れるとする声もあるようです。また卓球王国ではR53以上に推していて、「R48がラザンターの顔になる!」と謳っています!少なくともただの硬度のみ変わったマイナーチェンジのラバーではないということは強調させていただきます!

 このR48は現在日本でのandroの宣伝や広報活動をされている濱川明史選手がフォア・バック両面に使用しているそうです。ちなみにR53はフランスのSimon Gauzy(シモン・ゴージィ)選手がフォア・バックに使用しているようですね。最新の高性能ラバーを全日本選手権ランカーやトップ選手が使うというのは、確かな宣伝効果が期待できると思います。

 androのR48の宣伝ワードは「回転力と加速力の進化。エナジー・セル搭載の、スーパーモンスターギア」になります。モンスターラバーはおそらくテナジー05ですので、意識して、テナジーを超える意味をこめてスーパーをつけたのではないかと想像します。

性能値

 公表性能値を比較してみましょう。

 実はスピード性能はV47が最も高いんですね。近年の流行は硬いプラボール化に伴う回転性能低下を補う高いスピン性能のラバーです。従って、スピード性能よりもスピン性能の高いラバーが赤のラザンターR48とR53の特徴ですね。実際、R53の試打でも感じましたが、R53は非常にドライブがうねってR53らしさの癖球的なドライブが打てるラバーですが、弧線を強く描くので、スピードは確かに直線的で球離れも速いV47の方が速いと思います。R48はR53を使いやすくしたラバーということですが、使いやすいのにスピン性能はR50よりも上であるのは非常に興味深いですね。実際に回転がどの程度かかるのか期待しながら試打させていただきました。

R48の貼りと重量

 いつものようにButerfly(バタフライ)のZhang Jike ZLC(張継科ZLC)にRasanter R48をはりました。

 赤のR48をはりました。反対はDignics 05(ディグニクス05)になりますね。

Rasanter R48(ラザンターR48)
 UMテンション(テンゾーバイオスUM)
 Energy Cell(エナジーセル)
 40+ Plastic Ball対応
・Sponge Thickness:1.7 mm、2.0 mm、ULTRAMAX(UM)
・Speed:119
・Spin:124
・Control:80
・Sponge硬度:48°
・6,500円 + 税
・70 g(切断前) → 48 g(張継科ZLCに貼って)

Rasanter R48の3つの特徴

 扱いやすいラバーでした!バックにR42を使用されている全日本経験者の方がバックに使用できるくらい扱いやすいとおっしゃっておりましたね。体感的にはR42まではいかないものの45°くらいのスポンジに感じるのですが、良い意味でコントロールが良いのに高い回転性能がありました。

1. 球持ち&打球感はテナジー80、回転量は05以上!

 打球感はどちらかというと、グリップ力の強い05系の太め粒形状ではなく、どちらかというと80のように球離れが若干速い粒形状のラバーでした。少し球持ちを感じにくいラバーであるのに、、その回転性能に驚きました!非常に高い回転性能でした!イメージで申し上げると、R42の扱いやすさで回転性能はテナジー05級でした!かなり高い回転性能だと思います!これは凄いですね!テナジーを使う理由は正直ないかもしれません。

2. バックでもめちゃめちゃ扱いやすい!フォアでも満足するバランス型!

 扱いやすいので、バックでも十分使えます。無理な体制でも全然バックドライブが打てましたね。回転性能も高いので勝手に安定して相手のコートに入りました。非常に好感触でした。またフォアで使ってもサーブの回転量やドライブの回転量に不満は感じませんでしたね。扱いやすいのに回転性能が高いということは、ある意味チートです。近年のラバーは扱いやすいけど、ボールが軽くなるとか回転が弱くなるということがありましたが、R48は良い意味で矛盾した性能を有していると思います!

3. 球離れが速く、R53よりスピードを求めるならR48!

 どちらかと言えば、テナジー80に近いシートの粒形状でしたので球離れは結構速くその分スピードのあるボールが打ちやすかったです!つまりR53のスピード性能に不満を感じるならR48がオススメになりますね。非常に気持ちの良い高い音でスピード系のドライブが打ちやすかったです。

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打
 柔らかさを感じました。正直柔らかすぎるとも感じました。

ロングボールやラリーでのドライブ
 ボールの軌道はR53に近いものを感じましたが、ボールのうねりはなくなり非常に綺麗なボールが出やすいと感じました。

面を開いたドライブ
 打ちやすかったです。これはR53でも感じました。より食い込が良いので、面を開いてぶつけるように打っても球持ちを感じやすかったです。

対下回転に対するループドライブ
 少し球持ちを感じづらいので質を高くループドライブすることは少しやりにくいと感じました。

対下回転に対するスピードドライブ
 非常に打ちやすかったです。中級者やオープン戦ならチートかもしれませんね。

カーブ/シュートドライブ
 R53でもカーブドライブが良かったですが、R48も少し横回転を入れた方が味が出ると感じました。しかしながらR53と比べると癖球ドライブというよりは、綺麗なボール、例えるならまさにテナジーのようなドライブになりやすいと感じました。

ブロック
 少し回転の影響を受けやすいと感じました。スマッシュ系のブロックはやりやすかったです。

カウンタードライブ
 打球点が早すぎると難しくなるので、少し待って頂点前後で打球し、回転を上書きする方がカウンタードライブは安定しました。

ストップ
 V47と比べるとおさまりやすかったですが、切るのは難しかったです。

ツッツキ
 ストップと同じく、食い込みが良すぎて切ることが難しいと感じました。

フォアフリック

バックハンド系

軽打
 やりやすかったです。

ロングボールやラリーでのドライブ
 食い込ませてもチョリる感じでもやりやすかったです。

対下回転に対するループドライブ 
 

対下回転に対するスピードドライブ
 打ちやすかったです。いい音で打てました。

カーブ/シュートドライブ

ブロック

カウンタードライブ
 回転の影響を受けやすいと感じました。

ストップ

ツッツキ

チキータ
 ボールが弧線を描きやすいのでとてもやりやすかったです。UMだと少しオーバーミスしやすいのでそこだけ気をつけた方がいいかもしれません。

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Dignics 05 > Tenergy 05 Hard > R53 > R48 ≧ Tenergy 05

スピード
 DIgnics 05 > R48 > R53 > Tenergy 05 > Tenergy 05 Hard

食い込ませたときの弧線の出しやすさ(ボールの沈み込みやすさ)
 R53 ≧ R48 > Tenergy 05 > Dignics 05

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雑感2020/08/15 睡眠不足対策

寝不足は卓球の質を下げます!

 久々に卓球ができました!ゆうに10日ぶり。楽しかったです。ただ体調は万全ではなく、お盆休みのおかげでだいぶ睡眠をしていて、昨日、卓球王国のスクラップが楽しくなりすぎてついつい夜更かしをしてしまいました。結果だいぶ寝不足気味でして、はっきり言って動きが悪かったです。過去も同じような経験がありますね汗。そこで、寝不足について少し触れさせていただきます!

寝不足対策1 前日 > 前々日の睡眠時間

 学生時代にテストの時の経験の話になります!テスト前日の睡眠時間は非常に重要なのですが、テスト前々日から準備ははじめるべきという話になります。2つのパターンを比較しますね。

 まずはパターン1の場合
 朝6時に起きて登校するルーティン
 テスト前々日は午前3時まで勉強した。 → 前々日の睡眠時間3時間
 テスト前日は午前2時まで勉強した。  → 前日の睡眠時間4時間

 まずはパターン2の場合
 朝6時に起きて登校するルーティン
 テスト前々日は午前2時まで勉強した。 → 前々日の睡眠時間4時間
 テスト前日は午前3時まで勉強した。  → 前日の睡眠時間3時間 

 どちらのパターンにおいてもテスト前々日および前日の睡眠時間の合計は同じです。しかしながら経験則ですがテスト当日、どちらのパターンが寝不足を感じないのか、というと(個人差もあるかもしれませんが)テスト当日のパフォーマンスが良いのはパターン1になります!公式にすると、見出しの通りになりますね。

前日の睡眠時間 > 前々日の睡眠時間

 これをオススメします。ちなみに昨日の睡眠時間は一昨日の睡眠時間よりも少なかったです。

寝不足対策2 カフェインを取って仮眠を!

 第二の対策は、古典的ですがカフェインの入った飲み物を飲んで仮眠をとることですね。カフェインの入ったコーヒーや紅茶などを飲んで、軽く昼寝をしましょう。すると、疲れが取れたように感じる可能性があります。こうすることで、擬似的に睡眠不足を解消できるでしょう〜。仮眠時間は30分未満でも効果があると思います。騙されたと思って試してみてください!

カフェインを取って昼寝しましょ〜!

寝不足対策3 寝不足は気持ち次第!

 2つ目の対策は根性論になってしまうのですが。。。寝不足は気持ちでどうにかなる!というものです。1つ目の話でもわかるようにトータルの睡眠時間は同じでも感じる寝不足感は異なります。根性でどうにかならないくらい寝不足な時もありますが。。。ある程度睡眠時間を確保していれば気持ちで寝不足をクリアできると思います。もしどうしても身体が動かないのであれば、マラソンランナーのように動き回ることでランナーズハイのような状態に近づけつつ、ストレス対策になるとされる鼻呼吸をする、なども良いかもしれません。(試したことないのでわかりません。あしからず。)

最後に

 寝不足で卓球をするのはオススメしません。しっかり寝て万全の体調で卓球をしましょう!