DNAと冠するラバーシリーズは、現在までに3種類あります。DNA Pro(DNAプロ)シリーズ、DNA Platinum Series (DNAプラチナシリーズ)、DNA Dragon Grip (DNAドラゴングリップ)になりますね。2024年春、このDNAシリーズに新しいラバーが加わりました。その名もDNA Hybrid Series (DNAハイブリッドシリーズ)ですね!この新しいDNA Hybrid Series (DNAハイブリッドシリーズ)はDNA Platinum Series (DNAプラチナシリーズ)とDNA Dragon Grip (DNAドラゴングリップ)の間をとったようなラバーのようですね。ではメーカーの説明を確認してみましょう。
DNA Hybrid XH (DNAハイブリッドエキストラハード) :驚異的な回転と最高のスピードを求める選手に (2024年2月16日販売)
コンセプトから、尖がったというより使いやすくてスピードも回転量もいいところどり、悪く言うと中途半端で回転量もスピードもあいのこ、というイメージですね。またHybrid (ハイブリッド)という名前からXIOM (エクシオン)のVega Hybrid Series (ヴェガハイブリッドシリーズ)も同じような製造ラインで作られているのでは、などと想像してしまったりしてしまいました。この手のコンセプトはあまり好みではないので、期待値はあまり高くなく、試打に入りました。ちなみにVega Pro Hybrid (ヴェガプロハイブリッド)も試打予定です!
普段使いのOmeg VII China Ying (オメガVIIチャイナ影)と比較しても、高い回転量は顕在でとても好印象でした。このレベルの回転量が得られないとなかなか使いたい、とはならないですね。また遜色なく使える感じがあって、意外でした。やはりDNA Hybrid XH (DNA Hybridエキストラハード)は粘着ラバーといえば粘着ラバーなのでしょう。またやはりOmeg VII China Ying (オメガVIIチャイナ影)と比較するとスピードはDNA Hybrid XH (DNA Hybridエキストラハード)の方が速かったと感じました。回転の話に戻りますが、katsuo000はループドライブを多用します。DNA Hybrid XH (DNA Hybridエキストラハード)は違和感なくしっかりおさまり、しかも回転量で相手がふかすレベルでしたね。自分にとってラバー選択の上で重要な要素であるループドライブの質を十分保ちつつ、スピードも出せるということで非常に気に入りましたね。普通にメインラバーで使えると感じました。Omeg VII China Ying (オメガVIIチャイナ影)は重いラバーでとてもとんがってますので、一般受けするのはむしろ、DNA Hybrid XH (DNA Hybridエキストラハード)だと思います。ただ昨今のいわゆるスピン系テンション、Dignics 05 (ディグニクス05)などと比較するとスピードの威圧感は若干抑え気味といえるでしょう。この辺りは好みが分かれるかもしれませんね。
後ろに下がった時のスピードは抜群!
Omeg VII China Ying (オメガVIIチャイナ影)は良いラバーでかなり気に入っているのですが、下がって打ち合ってしまうとややスピード不足を感じやすく、身体をしっかり使って打ち込む必要があります。特に中陣での打ち合いではこれを良く感じますね。多分、Omeg VII China Ying (オメガVIIチャイナ影)は中陣からなら、パワー勝負と玄人らしい回転量やカーブ、シュートを駆使する方が味が出ます。とにかく打ち込んでいくような勝負をするならやはりスピン系テンションらしさの割合が多いDNA Hybrid XH (DNA Hybridエキストラハード)の方が手数+スピードでつめられると感じますね。このあたりは相手の力量のブロックの好みにもよると思いますので、どちらが優れるかというのも甲乙つけがたいです。ただ粘着感を持ちつつ、スピードで打ち抜きたいと思うのであれば、DNA Hybrid XH (DNA Hybridエキストラハード)が良いでしょう。こういった気づきを与えてくれたのは素晴らしいラバーだと感じました。
扱いやすさは想像以上!テンションも粘着も選べないときはありな選択!
扱いやすさが抜群で驚きました!この扱いやすさは、Jekyll & Hyde (ジキル&ハイド)シリーズに通じる扱いやすさと角度コントロールの緩さを感じましたね。最近のドイツラバーはカチコチ系からこういった許容性という特徴をもつラバーが増えてきている印象です。この許容性はV>20 Double Extra (V>20ダブルエキストラ)などのラバー群が挙げられるでしょうか。入れたいときに修正の必要なく入ってくれるラバーは試打していても自分がうまくなったような錯覚を生むので気持ちいいですね。現在めちゃめちゃ楽しみにしている、Hugo Calderano (ウーゴ カルデラノ)選手も使用するというJekyll & Hyde C55 (ジキル&ハイドC55)がそろそろ発売だと思いますので、そちらとも比較しながらメインラバーを考えていきたいですね。 余談ですが、Jekyll & Hyde C55 (ジキル&ハイドC55)が発売されると、XIOM (エクシオン)のラバーの中で回転性能が最も高いラバーがJekyll & Hyde C55 (ジキル&ハイドC55)になるみたいです。Omega VIII (オメガVIII)シリーズが発売になり、Omega VIII China (オメガVIIIチャイナ)もおそらく同時のタイミングで発売になるみたいで、Omega VIII China (オメガVIIIチャイナ)の方がスピード性能が高いラバーとなっているみたいですね。Jekyll & Hyde (ジキル&ハイド)シリーズはかなり扱いやすいラバーでもありましたし、Jekyll & Hyde C55 (ジキル&ハイドC55)にはかなり期待を持っています。ドイツ製ラバーの最新ラバーが個性的な方向へ行くのか、扱いやすい方向へ行くのか楽しみですね。
ロングボールやラリーでのドライブ ボールは走ると感じました。特に下がった時のボールの走り方が気持ち良かったですね。Omeg VII China Ying (オメガVIIチャイナ影)も別に遅いラバーではないのですが、やはりボールの伸びがなくて、下がると取りやすいボールになる感じはあります。一方DNA Hybrid XH (DNA Hybridエキストラハード)は下がっても抜けるくらいのスピードは出せる感じがありました。もちろん、Virtuoso AC (ヴィルトーソAC)はインナーで薄いのにめちゃめちゃ弾むので、そのおかげもあると感じました。
このラバー、微粘着ではありませんよ。
カタログにもそんなことかいてありません。
NHさん、ご指摘どうもありがとうございます!
katsuo000としては、ドイツ製であることと、粘着として販売されているラバーと同じ白いシートが貼ってあったので粘着ととらえました。
確かに使用感はほぼほぼスピン系テンションラバーであって粘着ラバーといってしまっては齟齬があったかもしれません。
ご返答申し上げます。