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レビュー Dynaryz ZGR(ダイナライズZGR)

説明

 Joola(ヨーラ)さんのDynaryz ZGR(ダイナライズZGR)のレビューになります。このダイナライズZGRは、実は卓球王国さんの懸賞で当選して手に入れさせていただきました。嬉しい限りですね。ヨーラさんはややマイナーなブランドのイメージがありますが、取り扱う用具は一級品が多い印象がkatsuo000にはありますね。一級品が多いことを示唆する結果として、Joolaさんの用具はよく卓球王国さんでもピックアップされていることが多い印象です。そしてそんなJoolaさんのラバーといえば、rhyzm(リズム)とかRhyzer(ライザー)、Tango(タンゴ)など、サウンド感のあるラバーシリーズが多いのが特徴ですね。Rhyzer(ライザー)シリーズはRhyzer Pro 50(ライザープロ50)Rhyzer Pro 45(ライザープロ45)を試打していて、回転性能はそこそこに初期のポストテナジーらしいグリップ力に富むラバーでした。そして近年リリースされている、ハイエンドラバーシリーズとしてプレミアムに分類されるラバーシリーズがダイナライズシリーズになります。ダイナライズは2020年にDynaryz AGR(ダイナライズAGR)とDynaryz ACC(ダイナライズACC)の2種類が発売され、2021年冬にさらにDynaryz CMD(ダインライズCMD)と本ページのダイナライズZGRが発売となりました。フラグシップ的なラバーとして発売されたダイナライズAGRは、既に試打させていただきました。ダイナライズAGRは、当時ポストテナジーラバーの中では、Rasanter R53(ラザンターR53)の次に発売された世界標準Tenergy 05(テナジー05)と同等以上と言える高い回転性能を持ったラバーだったと記憶しています。ラザンターR53はテナジーレベルの高い回転性能に特徴的な荒れを持つ素晴らしいラバーでしたが、ダイナライズAGRはテナジーのような打球感と弾みを持っていて、もうテナジーじゃなくてもいいじゃん、と感じました。こんな回転性能の高いドイツ製ラバーがあるんだなーと当時テンションが高くなったことを覚えていますね。ヨーラさんのラバーは隠れたいいラバーが多いという印象がついたダイナライズAGRの試打の後、2021年に発売となった粘着テンションラバー、Rhyzen ZGR (ライゼンZGR)、強粘着で弾む粘着テンションの先駆け的なGolden Tango(ゴールデンタンゴ)もレビューさせていただき、粘着の良さもかなり実感しました。本レビューではライゼンZGRと比較しながらダイナライズZGRをレビューしていきたいと思います。
 ライゼンZGRは粘着テンションラバースピン系テンションラバーのような弾みとスピードを持ちながら球持ちもしっかりあって、かつカウンタードライブなどの技術でおさまりの良いラバーで非常に好感触のラバーでした。そして幸運なことに、卓球王国の懸賞で当たったのが今回のダイナライズZGRも粘着テンションラバーになります。ダイナライズZGRはドイツ基準で57.5度のハードスポンジ搭載で、ドイツ基準の硬度60度Omega VII China Ying(オメガVIIチャイナ影)Blue Grip C1(ブルーグリップC1)に近い方向性のラバーになります。(ラバーを貼って重量を計測して驚きの値だったので、確信しました笑)。現在オメガVIIチャイナ影を愛用するkatsuo000は、類似のラバーであるダイナライズZGRの試打が楽しみでした。ヨーラのパンフレットでは、硬度はハード+~ミディアムといった形容詞表現ですがWRMさんも扱うようになり、硬度も具体的な数字で記載されているので、わかりやすいのではないでしょうか。以下のようになりますのでご参考ください。
 Dynaryz ZGR(ダイナライズZGR): 57.5度
 Dynaryz AGR(ダイナライズAGR): 50.0度
 Dynaryz ACC(ダイナライズACC): 47.5度
 Dynaryz CMD(ダイナライズCMD): 42.5度
 Rhyzen ZGR(ライゼンZGR): 55.0度

同じZGRでも、ライゼンZGRよりもダイナライズZGRの方が硬く、ヨーラのラバーの中でも最高硬度になるラバーがダイナライズZGRとなります。
 WRMさんはダイナライズシリーズを全て取り扱うことにしたようです。WRMさんが取り扱うラバーは扱いやすさ、性能の高さ、コスパ、などから総合的に選んでいる印象で、万人にオススメしやすいラバーが多いです。ハイエンドラバーシリーズでやや高価なダイナライズシリーズ(定価7,600円 + 税)を取り扱うことは意外でしたが、WRMさんとしてはダイナライズシリーズを性能面とコスパの点で高く評価したのではないかと想像します。このラバーは廉価版テナジーの位置という認識をkatsuo000はしており、テナジーよりも寿命は長いので、テナジーを買うよりはコスパ良だと思います。

 まずは、パンフレットからダイナライズZGRの紹介文を確認しましょう。

ヨーラ ダイナライズZGR

 ダイナライズZGRは、回転性能に富む、微粘着性のトップシート(ハイパートラクションサーフェイス)とテンション系ラバーに採用されている反発力に富むスポンジ(ハイパーバウンススポンジ57.5°)の組み合わせで、ヨーロッパとアジアラバーの長所を融合した最新ラバーです。微粘着性ラバー独特のドライブ時の安定した弧線はもちろん、弾み過ぎないので、台上でのコントロール性もアップしております。台から離れた時も扱いやすさも一段とアップし、よりテンション系寄りの特性に仕上がっています。

2021年秋チラシから

 最近は60°のラバーも発売されてはいますが、ドイツ硬度基準で57.5°は、今までになかなかないレベルの硬いラバーだと思います。

性能値

 公表性能値を比較したいのですが、ダイナライズZGRの性能値は確認できませんでした。今後手に入れば更新したいと思います。2021年4月のものを掲載しておきます。

 DynaryzはJoolaのラバーのカテゴリーではプレミアムという最上位に位置するラバーで、価格も最も高い7,600円 + 税になります。割引されて5,500円くらいになりますでしょうか。かなり高いですね。続いて、重量と硬度になります。

 ダイナライズZGRは重量級のラバーである一方で硬さはディグニクスほどではなくて、テナジー05よりやや硬いラバーという位置でした。イメージ的にはテナジー05ハードのような位置と考えるとしっくりくるように思います。

Dynaryz ZGRの貼りと重量

Dynaryz ZGR(ダイナライズZGR)
 微粘着 × テンション
・Sponge Thickness:2.0/Max mm
・Sponge硬度:57.5°
・7,600円 + 税
・79 g(切断前) → 58 g

 Nittaku製のFine Zip(ファインジップ)を使って貼ったということも影響し、まさかの58 gでした。この重さには驚きでした。シートはパンフレットなどにもあるように微粘着シートとなっていますが、実際は微々粘着くらいしかなく、ほぼテンションラバーのような表面になります。貼ったラケットは銀河の970XXX-KLCになりますね。

Dynaryz ZGRの3つの特徴

粘着系ではなく、あくまでもスピン系テンションラバー!

 まず、とにかく弾むラバーでした。スポンジも気泡がしっかり見えるので、テンション系ラバー用のスポンジと言えると思います。ですので、類似硬度のブルーグリップC1とかオメガVIIチャイナ影と比べると明らかにテンション系ラバーだと感じました。弾むしミート打ちもかなりやりやすく、粘着ラバーらしさは、皆無といってもいいかもしれません。また粘着ラバーらしさはライゼンZGRの方があったかもしれません。これらの違いを生んでいる要因は、やはりスポンジだと思われますね。
 従って、粘着ラバーでオメガVIIチャイナ影よりも扱いやすそうだから、購入する、という人にはあわないかもしれません。イメージとしては、Tenergy 05 Hard(テナジー05ハード)は高いし寿命も短いし、少し弾くことが難しいから、という用具沼の中で行き着くようなラバーではないかと感じました。

ラバーがとにかく硬いので、台上はおさまる!

 容易に想像はできましたが、台上のおさまりはかなり良かったです。この現象はスピン系テンションラバーでも硬度の硬いラザンターR53テナジー05ハードなどでみられる特徴で、ラバーが硬いのでくい込まず、そのために台上が止めやすいという現象が発生します。粘着ラバーのように吸い付くような感覚ではなく、硬くてくい込まなくなったことによる感覚に近かったですね。普段使うオメガVIIチャイナ影よりもくい込むので個人的には切りにくいと感じました。

57.5°の硬度で快音で最速のラバー

 ここまで硬いラバーなのに、ミート性能がいいのか、弾き気味のドライブや、スマッシュ、ミート時の音が非常に気持ち良い高い快音でした。ダイナライズAGRでも感じましたが、非常にカチンと高い音がなります。この高い快音が好きな方はバチっとあうと思いますね。やはりDignic 80(ディグニクス80)とかDignics 64(ディグニクス64)テナジー05ハードなどの性能を維持しつつ、回転性能を高めたい、もっと硬い方が好き、重いラバーが欲しいと感じる選手に向けたラバーだと思います。

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打
 粘着感は皆無です。人によっては重いと感じるかもしれません。

ロングボールやラリーでのドライブ
 ぶつけ気味に打つとものすごいスピードですね。ただし、ボールの重さ、で比較するとめちゃめちゃ軽いという風に受けた人には言われました。自分の技量不足かもしれませんが、弾き気味にドライブを打つと、想像以上に弾いてしまっているのかもしれません。このあたりは使い込むことでドライブの重さも出るのかもしれません。粘着ラバーではなく、あくまでりDignic 80(ディグニクス80)とかDignics 64(ディグニクス64)テナジー05ハードなどから、さらなる重量を求めるラバーではないかと思います。パワーヒッター御用達ラバーではないかと思いますね。

面を開いたドライブ
 ボールが思ったより沈まないという印象でした。そもそもスピードドライブが打ちやすいラバーですので、面を開くとミート気味になりすぎて逆に制御が難しくなった印象です。やはり面を開いてドライブした方が味が出ると感じるラバーは粘着ラバー系で、オメガVIIチャイナ影なんかは、ドライブの打ち方でもかなり回転量やボールがかわる印象ですが、ダイナライズZGRは面を開くメリットはなくはないですが、ドライブの球質にあまり差は感じませんでした。自分の打ち方であわせると良いラバーだと思います。

対下回転に対するループドライブ
 硬いので、やりやすいです。ただくい込みの良さもあるので、少し飛び出しが良くて浅くて低いドライブを打つのは、できなくはないけど使い込んで慣れる必要ありだと感じました。

対下回転に対するスピードドライブ
 普段使うオメガVIIチャイナ影よりも、ややミスが目立ちました。これは完全に慣れだと思います。打ち方が粘着ラバー的な打ち方ではなく、スピン系テンションラバーにあわせたインパクトで、持って行くようなイメージでドライブをする必要があると感じました。というのは、オメガVIIチャイナ影よりもボールが走る分、相手のコートで沈まないんですよね。回転で沈める、というよりも一番高い打球点をインパクトを信じて打ちに行くべきラバーと感じました。

カーブ/シュートドライブ
 思ったより曲がらないと思います。弧線は出ますが、弧線以上にスピードに特徴があるので、そちらを求めた方がいいと思います。

ブロック
 ラバーが硬いので相手の回転を受けやすいということはなかったです。

カウンタードライブ
 ミート気味にブロックかカウンターができるラバーだと思います。

ストップ
 ラバーの硬さで止まります。十分合格点の性能だと思います。

ツッツキ
 こちらも十分合格だと思います。早いツッツキ、切るツッツキを使い分けられそうな、自在感もあると思います。

フォアサーブ
 ロングサーブの切れとスピードがバツグンでした。下回転からの卓球よりもロングサーブを多用するならありだと思います。

バックハンド系

軽打
 硬いのですが、弾くと非常に気持ちいいので、個人的にはバックもありだと感じました。ただし、重量は重いです。

ロングボールやラリーでのドライブ
 少し重いですが、ボールも持つし、パワー不足を補うような感じもありました。打球点があえば、中陣からでもパワフルで快速のドライブが打ちやすかったです。ただ、重いかな。

チキータ
 ボールを持つので思ったよりやりやすかったです。この感じなら試していないのですが、下回転に対するループドライブやスピードドライブもやりやすいと思います。

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Hurricane(キョウヒョウ)系 ≧ Dignics 09C ≧ Dynaryz ZGR > Rhyzen ZGR

スピード
 Dignics 05 > Dynaryz ZGR > Rhyzen ZGR > Dignics 09C > Hurricane(キョウヒョウ)系

https://amzn.to/3nhH7d1

ついに出た!このタイミング

Hina Hayata H2 発売!

 今や、全日本の新女王、早田ひな選手の選手モデルラケットが、契約しているNittakuさんから発売になります!伊藤美誠選手のMima Ito Carbon(伊藤美誠カーボン)に続き、早田選手モデルラケットはHina Hayata H2というネーミングのラケットのようですね!

 Nittaku: https://www.nittaku.com/products/rackets/post-154

 手ごたえを感じやすいソフトな打球感で、繊細なボールタッチが可能なブレードに、弾性率の高いケブラー®とカーボンを組み合わせた新素材「PKC」をインナーに搭載。木材の良さを活かしながら、爆発力を秘めたラケットに仕上がりました。こだわり抜いた大きめのブレード形状は、回転と安定感を生み出すしなりを最大限に引き出します。しなやかさにパワーを秘めた、早田ひなのためのラケットです。

https://www.nittaku.com/products/rackets/post-154

 注目点は3つで、インナーラケットであること、特殊素材はPKC、ブレード面積が広い、の3点ですね。

 インナータイプということで、最近はやりのラケットタイプになりますね。自分もインナーカーボンを最近好んで使っているので、少し気になります。早田選手はフォアにはキョウヒョウを使っているはずです。キョウヒョウは癖球は出やすい分、ボールのスピードが落ちるので、アウターALC系かインナーカーボンにあわせるのが最近のトレンドだと思います。インナーカーボンを選ぶ当たりは、威力よりもコントロールを重視したように感じますね。

 そして2つ目のPKCですね。こちらの特殊素材は初めて登場だと思いますが、Nittakuのカーボンの中で、今まで最もスピードが出る素材だったケプラーカーボンよりもさらにスピードの出る特殊素材なのがPKCだそうです。次のような説明が確認できます。

PKC
 高モジュラスのケブラー®を使用し、ケブラー®カーボン素材全体の硬化設計を調整することで反発力が高く、パワーの出しやすいラケットを実現します。

ケプラーカーボン
 ケブラー®のマイルドな打球感とカーボンを組み合わせました。高反発でスピード性能がありながらも、スイートエリアの広いラケットを実現します。

https://www.nittaku.com/wp-content/uploads/2022/06/0ab4c9ca8b955ff5e5053eba2a06e1f0.pdf

 3つ目がブレード面積ですね。ブレード面積が大きく、158 × 152 mmということで、張本智和選手モデルの『張本智和インナーフォース』シリーズと同じブレード面積になりますね。ブレード面積が広いことのメリットはとにかく威力が出しやすい点です。身体の大きい選手にはメリットの多いラケットになると思いますね。一方でブレード面積が広いことのデメリットは、ラバーの量もレギュラーサイズ(157 × 150 mm)よりも多くなる分、どうしても重くなること、意外と些細な点ですが、切り返しなどが遅くなること、などが挙げられます。馬龍選手のキョウヒョウ龍5もブレード面積が広くて、類似の設計になっていることから、わかるようにパワータイプの選手にオススメなラケットのようですね。

 +アルファのポイントですが、ブレード厚さ5.8 mmと、インナー系のラケットのわりには、薄い設計になっているのも特徴的ですね。インナーで5.8 mmはやや薄いです。ZLCインナーは5.7 mmですが、アラミド系のカーボンということで、どちらかというとALCに近いはずなので、それで5.8 mmはやはり薄いといえるでしょう。個人的にはリーンフォースACやインナーフォースレイヤーALCの6.0 mmは弾み過ぎると感じるので、5.8 mmの薄さは面白いと感じました。女子選手の方が、大きなラリーではなく前陣から中陣までの戦いになるために、弾みよりもおさまりの良さを意識したのかもしれませんね。

 やはり女子選手を中心に売れそうなラケットだと思います。発売は2022/7/7です。予約殺到かな。

レビュー Blue Storm PRO(ブルーストームPRO)

説明

・Blue Grip(粘着ラバー) 5種
・Blue Storm(ブルーストーム) 7種
・Blue Fire(ブルーファイヤ) 9種
・Acuda Blue(アクーダブルー) 4種

 ブルーのラバーはいくつあるのか、というと25種類になりますね!その中でもDONIC(ドニック)の2022年の1月に発信された新ラバー、Blue Storm PRO(ブルーストームPRO)をレビューします。DONICのラバーといえば、ブルーとつくラバーが多いですね。スピン性能の高いブルーファイヤシリーズ、スピード性能や低弾道で直線的なブルーストームシリーズ、粘着テンション系で扱いやすさとさらなる回転性能と癖も出るブルーグリップシリーズとラインナップが多いのも特徴です。これは選手の技量にあわせて細かく細かく硬度やシートを変更できるメリットをもたらしてくれるものだと思いますね。2022年のパンフレットではブルーファイヤJPシリーズは掲載されていませんんが、日本のDONICホームページでは掲載されていますね。廃盤になるかもしれませんが現状は取り扱いがあるみたいです。メーカーとしては在庫を多く扱うことになって企業的には費用がかさむ戦略だと思いますが、どのシリーズも硬度やスポンジ厚さを多くラインナップするDONICのスタンスは、ユーザーファーストなメーカーだと思います。そんなDONICさんの最新作で、大注目のラバー、ブルーストームPROについて確認してみましょう。まずは既に配信されているものを取り上げますね。

 ブルーストームPROは発売当初から卓球王国さんや、ゆうさんの動画で情報が発信されています。JOCエリートアカデミーから中央大学へ進学して大学で活躍、現在は日本リーグへ参戦している浅津碧利選手のレビュー動画も配信されています。

 卓球ナビ: https://takkyu-navi.jp/you/article/3852

 用具レビューで非常に質の高い動画を配信していて、個人的には大好きな唐橋卓球代々木店の動画もオススメです。非常にわかりやすいですし、動画の最後に他ラバーとのスピンとスピードで比較してくれるので、性能のイメージがしやすいですね。

 唐橋卓球代々木店: https://www.youtube.com/watch?v=_1YKrjFFcT4

 昨今ドイツ製ラバーの性能はかなりあがってきていて、進化型テナジーラバーとして、テナジーと同等かそれ以上の高い性能を持っているのではないかと期待しています。今回のブルーストームPROもおそらく同一の技術が採用されていて、テナジーに匹敵する高い回転性能を有するようですね。

 DONICの契約選手で今年のインターハイ優勝三冠候補の一人である愛工大名電の鈴木選手も一時期ブルーストームPROを使用していたようですが、現在はBlue Storm Z1 Turbo(ブルーストームZ1ターボ)に戻されていますね。一時期ブルーグリップ系のラバーも使用していたようなのですが、ラバーに頼った癖ではなく、技術で繰り出す癖球を求めてブルーストームZ1ターボを使用されているそうです。

 DONICさんのホームページやパンフレットの情報は以下になります。

プロフェッショナル仕様のセレクトバージョン。

 トップシートを新たにし、ボールのタッチ感覚とレスポンス、そしてスピンを大幅に向上しました。ボールの飛び出しも並外れた、ダイナミックラバー。

https://www.donic.jp/

 また、『卓球グッズ2022』掲載の鈴木選手のコメントは以下になります。

2022年の全日本ではバックに『ブルーストームPRO』を使用していました。個人的には打球感が柔らかめで食い込みも良く、スピードよりも回転重視のラバーという印象です。フォアは『ブルーストームZ1ターボ』を使っていますが、『PRO』の方が軽く打っても回転がかかり、ブロックなどで相手のボールを利用しやすかった。フォアでも『PRO』を試しましたが、ぼくの感覚や打ち方では少しコントロールが難しく感じました。自分のスイングで強い回転を出せるのが『Z1ターボ』、意識しなくてもナチュラルに回転をかけられるのが『PRO』というイメージですね。前陣でプレーする選手や、自分から回転をかけていくのが苦手な選手に『PRO』は合っていると思います。

『卓球グッズ2022』より

 本ブログでは、ブルーストームPROをレビューしつつ、ブルーストームZ1ターボと比較してみようと思います。

性能値

 公表性能値を比較してみましょう。

 DONICさんのラバー公表値はあまり参考にしづらいのが、デフォルトですね。一応バランスがとれているのは最新のブルーストームPROであることがわかりますが、スピード性能はもしかしたら、ブルーストームZ1ターボの方が上、というイメージもありますので、やはりやや参考にしにくいです。続いてkatsuo000の硬度計比較になります。

 硬度比較をするとラバーの特徴が出ると感じます。katsuo000が所有しているDONICさんのラバーの中では、ブルーファイヤM1ターボよりも軽くなっていてブルーストームZ1ターボとほぼ同等の重さになりました。Z1ターボはくい込みが非常に良くて柔らかいと感じるラバーでしたが、PROはもう少し硬くなっていますね。だいたいテナジー05と同じくらいの硬さになると思います。 前評判にあるように、テナジー05と同等のスピン性能であるならPROは、かなり期待が持てるラバーだと思いますね。

ブルーストームPROの貼りと重量

 最近はインナーということで、YASAKA(ヤサカ)さんのReinforce AC(リーンフォースAC)に貼りました。

 個人的には硬すぎず、軽すぎず、幅広い選手が使えそうなラバーでした。

Blue Storm PRO(ブルーストームPRO)
・Sponge Thickness:2.0 mm、MAX
・Speed: 11+
・Spin:11
・Control:5+
・Sponge硬度:50.0°
・7,800円 + 税
・72 → 50 g(リーンフォースAC)

Blue Storm PROの3つの特徴

高い回転性能!これは素晴らしい!

 今までのブルーラバーの中でも抜群の回転性能を感じました。回転性能の高いブルーラバーはBlue Fire M1 Turbo(ブルーファイヤM1ターボ)やBlue Grip C1(ブルーグリップC1)などですが、圧倒的に異なるのは、くい込みの良さです。他のラバーがスポンジの硬さで回転をかけるのに対し、ブルーストームPROは、スポンジのくい込みの良さでボールをグリップしつつ強い引き攣れで回転をかけていることが非常に感じやすいラバーでした。強い回転性能は良いラバーの条件だと思いますので、非常にオススメです。

回転性能が高いのに、弾道が低い!

 このブルーストームPROの面白いところは、回転性能が高いのに、弾道が低い点になります!80や64系の粒形状に近い、弾道の低いボールが出ますね!ブルーストームZ1ターボも同じような低弾道の弧線で攻撃的でしたが、ブルーストームPROはさらに回転性能も高くて、今までにない特徴のあるラバーだと感じました!攻撃的なのに回転性能が高いというのは面白いラバーだと思いますね。ディグニクス64やディグニクス80も攻撃的かつ高い回転性能を示しますが、シートが硬いのでやや回転をかけることが難しいラバーでもあると思います。このブルーストームPROはどちらかというと、テナジー05の回転性能を持ったテナジー64のようなラバー、と表現できるように感じました。あるいは似ていると感じるのはテナジー19でしょうか。もちろんブルーストームの名を冠しているので、テナジー19よりももっと攻撃的なのがPROだと思います。

粘着ほどではないけど、台上もやりやすい!

 回転性能が高いので、やはり台上はやりやすいですね!もちろん、粘着ラバーほどの止めやすさはありませんが、回転をかけてボールを止めることが出来ている感じがありました。ブルーストームZ1ターボはシートは硬いのですが、やや浮きやすいとも感じたので、台上のやりやすさを求めてPROを使うこともアリと感じましたね。値段はやや高いですが、非常にオススメできるラバーだと思います!

各技術レビュー

フォアハンド

軽打
 50°のラバーですが、その硬さを感じませんでした。

ロングボールやラリーでのドライブ
 回転をかけたいと思ったときにかけられるし、スピードでおしたいというときも低弾道でスピードによるプレッシャーをかけられるドライブが打てて非常に良かったです。この緩急がまさにブルーストームZ1ターボとの違いでもあるかもしれません。ブルーストームPROならドライブの回転量で揺さぶって、チャンスボールを射抜くということが非常にやりやすいと思います!

対下回転に対するループドライブ
 これだけ攻撃的なドライブが打てるのに、かなり満足のいくループドライブが打てました。これは評価が高いですね!

対下回転に対するスピードドライブ
 ボールの重さは下がるかもあしれませんが、いいボールが打てました。スピンテンション系ラバーらしい伸びを感じられて良かったです。

カーブ/シュートドライブ
 回転性能が高いので、思い切り横をとるとかなり曲がります。今までのスピード性能の高いラバーと比較しても特徴的なカーブやシュートのドライブが打てるでしょう。

ブロック
 ブルーストームZ1ターボと比較すると、ラバー全体が柔らかいと感じるのはPROの方になります。従って相手の回転の影響はやや受けやすいのがPROになります。ただし、弧線が低いので思ったよりもネットミスが多かったですね。回転をかけてブロックも安定させたいならPROの方がオススメです!

カウンタードライブ
 思ったより弧線が低いので、意外とカウンタードライブがやりやすかったです!これは意外でした!

ストップ
 十分にとめることが出来ると思います。

ツッツキ
 深いツッツキで攻撃的に攻める事が可能だと感じました。

フォアサーブ
 回転性能が高いので満足のいくサーブが出せました!

バックハンド系

軽打
 十分に柔らかく感じるのでバックでも使えると感じました。

ロングボールやラリーでのドライブ
 非常に良いですね。くい込みが良いので安心して懐まで待てるし振り遅れてもグリップ力でコースを狙えると感じました。

対下回転に対するループドライブ
 やりやすかったし、回転性能も十分でした!

対下回転に対するスピードドライブ
 くい込みがいいのでやりやすいですね!ディグニクスがなかったら使いたい!

ブロック
 思ったよりネットミスが多いのが意外でした。粒形状の影響かもしれません。

ストップ / ツッツキ
 Z1ターボよりもやりやすかったです。

チキータ
 くい込みがいいので、かなりギリギリまでボールを待ってからチキータに行ける感じがありました。これはくい込みの良さにおかげですね。

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 ディグニクス05 > Q5 ≧ DNAプラチナXH ≧ ターゲットプロXD-52.5 ≧ ラザンターR53 > ブルーストームPRO > G-1 max > ラザンターR48 ≧ エボリューションMX-D > テナジー05

スピード
 ディグニクス05 ≧ エボリューションMX-D > ブルーストームPRO >ラザンターR53 ≧ Q5 ≧ ラザンターR48 > ターゲットプロXD-52.5 > DNAプラチナXH > G-1 Max

レビュー Fastarc G-1 Max(ファスタークG-1 マックス)

説明

 日本で最も売れているラバー。それはButterfly(バタフライ)さんのモンスターラバー、Tenergy(テナジー)シリーズでもなく、モンスターラバーを超えるDignics(ディグニクス)でもありません。日本一売れているラバー、それはNittaku(ニッタク)のFastarc G-1(ファスタークG-1)になります!

 2021年に、このファスタークG-1のスポンジ厚がMaxのラバーが販売されました。今回はその、MaxのG-1のレビューになります。既に有名関西YouTuber、ごぶりんずさんでも、MAXについては好評という動画を投稿されています。特に比較試打は注目ですね。

ごぶりんずTV 特厚と比較: https://m.youtube.com/watch?v=xgE1J5pYHFY

ごぶりんずTV MAX試打: https://m.youtube.com/watch?v=3gaRzUszFng

 katsuo000の言葉で、G-1の特厚とMAXがどのように違うのか触れていきたいと思います!

何故Fastarc G-1は日本一売れているのか!?

 MAXと特厚の違いに入る前に、このG-1というラバーがなぜ日本一売れているのか、改めて書いていきたいと思います。理由は主に3つある、というのが、卓球王国などの評価になりますね。3つの理由は以下になります。
   1. プラボールの導入
   2. テナジーシリーズの値上げ(オープン価格化)
   3. トップ選手の使用

1. プラボールの導入
 プラボールの導入となり、ボールが硬くなりました。ボールが38 mmから40 mmへ変更した際も回転が、かかりにくくなりましたが、さらに回転がかからなくなりましたね。このセルボールからプラボールへの変更を受けて硬くて回転のかかるラバーの評価が上がりました。ファスタークG-1は硬くて回転のかかるラバーですので、まさにプラボールにフィットしたラバーと言えるでしょう。プラボール導入によってファスタークG-1の評価が上がったと言えるでしょう。

2. テナジーシリーズの値上げ(オープン価格化)
 モンスターラバー、テナジーシリーズがオープン価格となりました。これは実質の値上げに相当します。オープン価格化の前までは、卓球ショップでは定価の2〜3割の割引という恩恵を受けることができて、5,000円前後でした。しかしながらバタフライさんはオープン価格化し、現在ではテナジーは7,000円以上する高価なラバーとなってしまいました。改めて使用者を選ぶラバーとなってしまっています。この影響を受けて、ポストテナジーを探訪する選手が増えたようですね。確かにラバー1枚に10,000円もかかるとなると、流石に多くの卓人のお財布には厳しいと感じられたようですね。ファスタークG-1は定価6,000円+税と価格設定もこれまた丁度良い価格設定だったのかもしれません。この価格から、卓球ショップでは店舗割引を受けられるので、実質5,000円を切る値段で購入できるでしょう!ただし、2022年に入り、円安の影響をもろに受けて、ドイツ製ラバーであるG-1も300円値上がりして、6,300円+税になってしまいました。この影響がどのように出るのか楽しみですね。実際値上がりに対し不満の声も聴きますからね。

3. トップ選手の使用
 そして、最後にトップ選手の使用実績ですね。なんといっても日本女子代表の石川佳純選手、伊藤美誠選手でしょう。また、男子でも森園政祟選手も、チキータのためにバックにファスタークG-1を使用しています。このように男女どちらのトップ選手も使用実績があることは非常に大きな宣伝効果があると言えるでしょう。現在は石川佳純選手は使用していない模様ですが、伊藤美誠選手はフォア側に使用しています!(SNSなどの噂では、伊藤美誠選手は現在50°のファスタークG-1を使っているという話もありますが、何にせよファスタークG-1を使用されています)。伊藤美誠選手が使用しているという事実が非常に大きな宣伝効果と信頼となって、多くの卓人が使用したい、使用しよう、と考えるに至っているのは事実でしょう。

Fastarc(ファスターク)シリーズ

 ファスタークG-1およびそれ以外のFastarc(ファスターク)シリーズの由来などについて触れさせていただきます。ニッタクさんによると、ファスタークの名前は、英語のFast(速さ)とArc(弧線)をくっつけた造語ということです!なかなかのネーミングだと思います。さらにファスタークG-1のGはGrip(グリップ)のGということらしく、「シートでグリップして弧を描く」ラバーだそうです。

 ファスタークシリーズの中でも最も回転性能の高いラバーがファスタークG-1になります。なぜ回転性能が高いのかというと、シートの粒形状が太くて狭いからになりますね。粒形状は打球感にも強く影響するので重要です。モンスターラバーのテナジー05も粒形状は太くて狭いため、G-1とテナジー05で、打球感に類似点があると言えるでしょう。(もちろん、かなり別物のラバーではありますが。)
 他のファスタークシリーズを確認してみましょう。スポンジ硬度がG-1と同じでスピードタイプのシートの粒形状であるFastarc P-1(ファスタークP-1)、スポンジ硬度は柔らかくて、G-1と同タイプのシートの粒形状であるFastarc C-1(ファスタークC-1)、スポンジ硬度が柔らかくて、スピードタイプのシートの粒形状であるFastarc S-1(ファスタークS-1)が販売されています。テナジーシリーズほど種類は多くありませんが、パンフレット上はイメージしやすい説明になっていることからもポストテナジーとして手に取りやすいものになっていると言えるでしょう。またテナジーシリーズと異なり、ファスタークシリーズは種類によって値段も異なり、G-1とP-1が最も高く、スポンジ硬度の柔らかいC-1とS-1は安い値段設定になっていることも嬉しいですね。G-1が硬すぎると感じたのであれば、C-1へ変更するのもありと言えるでしょう。

  以下ホームページより引用

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スピンドライブ重視!
シートでグリップして弧を描く、強烈なスピン!
どんな位置からでも打ち抜ける威力、強いドライブに打ち負けない強靭さが魅力!
その実力は世界のトップが証明し続ける!
2021年7月1日にスポンジ厚「MAX」が新登場!
ファスタークとは?
Fast(速さ)とArc(弧)を描くボール軌道を開発コンセプトとした、トップ選手が勝つために選ぶギアです。

テンションスピンシート
 グリップ感覚に優れたゴム成分と粒形状で、抜群の威力を実現した「テンションスピンシート」。硬く粒が詰まったシートは打ち合いで押し負けず、ボールにパワーが伝わります。

ストロングスポンジ
 ハードな打球感でありながらボールをしっかり捉えて押し出し、ボールに更なる威力を生み出すスポンジです。

◆ファスタークシリーズ 性能比較
 G-1・・・シートでグリップして弧を描く!強いドライブに打ち負けない強靭さが魅力!
 P-1・・・スピードドライブ重視!ボールを薄く捉えても、ノンスリップ感は抜群!
 C-1・・・バランスラリー重視!安定した台上プレーからのカウンターや両ハンドドライブ!
 S-1・・・スピードスマッシュ重視!前中陣でのミート打ちやブロックからのスピードドライブ!

《卓球王国》異例のロングセラー「ファスタークG-1」の秘密に迫る!
《vol.1》第1回目「ファスタークの基本性能」
《vol.2》第2回目「異色のロングセラー」
《vol.3》第3回目「偶然?必然?」
《vol.4》第4回目ロングセラーを記録している「ファスタークG-1」の秘密に迫る!

【動画配信中】
「伊藤美誠選手【すべては勝利のために】」
「森薗政崇選手【ファスタークG-1への想い】」
「【厚さ選びに迷わない】田添健汰が打つファスタークG-1! 【特厚とMAX】」
「ファスタークG-1ブラインド試打in神奈川大学卓球部」

【選手のコメント】
◆伊藤美誠(スターツ)
 回転がかかる時とかからない時があります。いい意味でイレギュラーするのです。世界で戦う時もそうですが、私のカウンターに対してネットに落とすことが多く、クセ球が出るのだと感じています。そこがいいですね。

◆石川佳純(全農)
 私は発売当初(2010年11月)から、ファスタークG-1を使っています。ファスタークG-1は、スピードが出るし、しっかりとボールを持ってくれるシートなので、コントロールしやすいと思います。また回転がかけやすく、台上処理がすごくやりやすく非常に満足しています。ファスタークG-1が一番満足できるラバーだと思います。

◆森薗政崇(BOBSON)
 僕の打ち方にもよると思うのですが、スピードが出て弧線を描きながらもやや直線的な弾道になり、相手のコートに突き刺さるボールを受けた相手からもやりづらいとよく言われます。ファスタークG-1は、前陣でプレーする僕のスタイルに合っているラバーだと思います。(2021年全日本選手権シングルス準優勝)僕はバック面にファスタークG-1を中学から使い続けている。このラバーはとてもグリップ力が強く、僕の武器であるチキータのやりやすさと威力において、勝るラバーはほかにないと感じている。チキータが強みであると思い込んでいたため、それに固執しすぎていた。全日本前にバックのブロックとカウンターミートを強化したが、安定性と威力が出せることに驚いた。G-1がぼくのリクエストにしっかり応えてくれた。もっともっと強くなりたい。何度かほかのラバーを試したこともあるが、そのたびにG-1の良さを再確認する。僕はこれからもG-1と共に戦い続けます。

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https://www.nittaku.com/products/rubbers/post-3

性能値

 まず、Nittakuさんの2022年の一覧表になります。

 ニッタクさんは、中国製のシートを採用したHurricane(キョウヒョウ)シリーズも販売しており、近年話題となっているHurricane Pro III Turbo(キョウヒョウプロ3ターボ)シリーズの2枚やその他のキョウヒョウシリーズの回転性能は際立って高いものになっています。ファスタークG-1よりも、今年新発売のハモンドZ2、スピード性能の点だけであればFastarc P-1(ファスタークP-1)や2020年のパンフレットからは消えてしまったAlhelg(アルヘルグ)といったラバーの方が高いです。バランスと信頼のあるラバーが、ファスタークG−1のニッタクのラバーの中での立ち位置と言えるでしょう。あるいはスピン系テンションラバーの中で最も回転性能の高いラバーといえば良いでしょうか。

硬度比較

G-1 Max 49 g
 shore cシート側: 42.3°  shore cスポンジ側: 39.8°

G-1 特厚 48 g
 shore cシート側: 43.3°  shore cスポンジ側: 41.0°

テナジー05 47 g
 shore cシート側: 44.6°  shore cスポンジ側: 43.3°

ディグニクス05 48 g
 shore cシート側: 50.0°  shore cスポンジ側: 48.2°

 特厚と比較すると、Maxの方がスポンジが厚くなってシートが薄くなったのか、かなりくい込みやすくなった印象ですね。ややG-1そのものは、やや古いラバーでもあるので、ディグニクスよりもテナジーに近い数値になっていると思います。

ファスタークG-1マックスの貼りと重量

 Rein Force AC(リーンフォースAC)に貼りました。

Fastarc G-1(ファスタークG−1)Max(マックス)
 Tension Spin Sheet(テンションスピンシート)
 Strong Sponge(ストロングスポンジ)
・Speed:15.00
・Spin:12.50
・Sponge Thickness: 中(1.7 mm)、厚(1.9 mm)、特厚(2.1mm)、Max(マックス)
・Sponge硬度:37.5(ドイツ基準47.5)
・6,000円 + 税
・69 g(切断前) → 49 g(張継科ZLCに貼って)

Fastarc G-1マックスの3つの特徴

特厚よりも扱いやすくなった!とりあえずグリップして回転かけたいならコレ!

 このG-1 Maxは特厚と比べると抜群に扱いやすいと感じました。くい込みが良いのと、ラケット芯に至りにくいのが良かったです。特厚は思い切りくい込ませようとすると、容易に芯の硬い部分に当たってしまい、回転量と重さを出しにくい感じがありました。まさに、スポンジ厚さを薄くしたときあるあるな感じでした。この感じがなくなっただけ、といえばそれまでですが、そういった部分がなくなったのは非常にストレスがなくなった気がしました。飛距離も出しやすくなり、ドライブもかなりのびのび打てると感じました。ただ特厚の時と比較して、感覚的には、ボールの揃いやすさが、Maxは増えた気がしました。それでもシートの硬いラバーと同じように、回転がかかるときはしっかりかかるし、スピードドライブを打つと、重くて、回転量は減ったりと、回転の幅が出やすいと感じました。シートがやはり硬いためでしょう。この癖球とも呼べるボールのばらつきは、試合で相手がG-1を使用してきた際には注意しないといけない部分だと改めて感じましたね。

シートが硬いので、ブロックがとても安定する!

  またシートが硬いラバーなので、ブロックやカウンターがめちゃめちゃやりやすいですね。中級者以上の方へ、迷ったらこのラバーをススめることのできるラバーだと思います。盾として使いやすいラバーだと思います。ディグニクスはシートが硬いですが弾むし弧線が非常識に上へ上がるラバーです。威力は物足りないかもしれませんが、その分、ブロックのおさまりや制御がしやすいG-1は改めていいラバーだと感じました。

バックドライブもチキータもど安定!

 今回久々に使いましたがバックドライブやチキータはめちゃめちゃ入れやすいと感じました。ボールをグリップしている時間をしっかり感じられて、ボールを上書きするように打てるのは、安心した返球に繋がるのでいいと思います。森園選手が使う理由も納得しました!

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打
 特に違和感なかったです。Maxになって、かなりくい込みが良くなって扱いやすくなった印象です。

ロングボールやラリーでのドライブ
 特厚のときは、下がれば下がるほど、ボールの伸びが少ないと感じました。下がるとどうしても弾き気味にドライブになり、飛距離も出づらく使いにくいと感じました。Maxでは、そういったストレスがなくなった印象です。下がってもスポンジが厚いので、エネルギーロスを感じず相手のコートの深いところにしっかり届く感じがありました。早くこれを使いたかった。また特厚はスポンジが薄いので球離れもまずまず早いと感じましたが、Maxはスポンジが厚くなって非常に球持ちを感じやすくなりました。G-1はテナジー05っぽさ、粘着ラバーぽさ、グリップ感があるラバーなので、シートだけで捉えて回転だけを思い切りかけるドライブでも良いドライブがしやすいと感じました。

面を開いたドライブ
 これも打ちやすいですね!非常に好感触でした。スピードドライブで回転量も乗せるのが結構難しかったですが、安定しやすかったので非常に好感触でしたね!

対下回転に対するループドライブ
 テナジー05よりも売れている一つの理由が対下回転ドライブだと思います。やりやすいですね。非常に強烈な回転のドライブができると感じましたね。良いラバーだと思います。回転量でいうとテナジー05やディグニクス05に匹敵するレベルだと思います。Maxになってシートの硬さも相まってテナジー05よりもG-1の方が回転量の最大値は上かもしれません。

対下回転に対するスピードドライブ
  回転量は落ちると思いますが、非常に打ちやすかったです。これは不思議な感じでしたね。テナジーの方がスイングスピードとか角度がシビアなイメージです。自分はスピードドライブで回転をかけることが下手くそなためだと思いますね。

カーブ/シュートドライブ
 これは思ったより曲がらなかったですね。回転量の幅を感じました。横回転はアンドロのラバーの方が好印象ですね。

ブロック
  ボールをグリップできるしシートは硬いし、ということで非常にやりやすかったです。特にスピードドライブに対するブロックはかなりやりやすかったですね!このやりやすさは最高です。

カウンタードライブ
 シートが硬いのでカウンターもしやすいですね。MX-PやR53の方がくい込む分、カウンタードライブがやりにくいと感じましたが、G-1は回転量がやや落ちる分、やりやすかったです。

ストップ / ツッツキ
 グリップするので、非常に止めやすかったです。良いですね!ただ、気を抜くと軽くなりそうでしたね。

フォアサーブ
 しっかり切ることができて良かったです。かなり好感触でした!

バックハンド系

軽打
 こちらも違和感なくて良かったですね!特厚よりもMaxになって球持ちがさらに良くなったのもあると思います。もっと早く出してほしかったというのも感じました。R53は良いラバーでしたがシートの粒形状の違いでどうしても球離れを感じやすく、慣れが必要と感じました。しかしながらG-1は、粒は太く粒と粒の間も狭い粒形状ですので、打球時ボールをしっかりグリップしてから離すようなイメージで打てるので安定感もあって好きですね。良いです!この感じはDNAプラチナXHに似ていると思いますが、DNAプラチナはややシートのくい込みが良かったのと、重量が重いという点があります。G-1は軽くて安いのでその点は明らかにDNAプラチナよりも良いと思います。

ロングボールやラリーでのドライブ
  こちらも非常にやりやすかったです。特厚では弾いてしまいやすかったですが、スポンジの厚いMaxでは、そういったことはなかったですね。返球自体が非常にやりやすいと感じました。ただ特厚の時の方が癖球が出やすかった気がバックハンドでも感じました

対下回転に対するループドライブ
 ボールをグリップするので、イメージ通りのボールが打ちやすかったです。やりやすくて楽しかったです。回転量は並かもしれません。この当たりは古いラバーなので仕方ないかもしれませんね。

対下回転に対するスピードドライブ
 弾きやすいラバーでもあるので、こちらもテナジー05よりもやりやすかったですね!ディグニクス05もスピードが出しやすく最近はかなり入るようになりましたが、多分ディグニクス05よりも扱いやすいぶん、G-1の方がスイングスピードが遅くても入る気がしますね!

カーブ/シュートドライブ

ブロック
 ドイツ製ラバーのボールはブロックしやすいのですが、ディグニクス09Cなどのループドライブは回転をモロに受けて、オーバーミスが多かったです。この辺りは慣れも必要かなと感じましたね。シートが負けている感じではないので、慣れたらいけると思います。

カウンタードライブ
 自分はテナジー05よりもやりやすいと感じました。シートが強いからかなと感じます。

ストップ / ツッツキ
 これも良かったです!止まりますね!切れますね!良いです!しっかりグリップするので弾いて浮くこともなくて好きな打球感でした!

チキータ
  ボールを持つのでやりやすかったです。

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 ディグニクス05 > Q5 ≧ DNAプラチナXH ≧ ターゲットプロXD-52.5 ≧ ラザンターR53 >G-1 max > ラザンターR48 ≧ エボリューションMX-D > テナジー05

スピード
 ディグニクス05 ≧ エボリューションMX-D > ラザンターR53 ≧ Q5 ≧ ラザンターR48 > ターゲットプロXD-52.5 > DNAプラチナXH > G-1 Max

https://amzn.to/3GSpqJP

やっとでました!待ってました!Rasanter C53 & 48

andro初の粘着ラバー C53 / C48

ラインで届いたアンドロさんからのメッセージです!↓

🔴NEW RASANTER!!

「C」=COUNTERSPIN(カウンタースピン)

新たな粒形状に「カウンタースピンダンパー」を搭載した最新トップシート。
そこにラザンターR53・R48と同様のエナジー・セル搭載スポンジを組み合わせた。

究極のカウンタースピンラバー降臨。

ラザンターC53:  https://andro.de/ja/rasanter-c53jp
ラザンターC48:  https://andro.de/ja/rasanter-c48jp

あなたを覚醒させる 6月発売予定

 ついに出ましたね!アンドロさんの初の粘着ラバーのようです!アンドロさんはドイツメーカーの中で最も最初にテナジーに匹敵すると言えるレベルのラバー、R53とR48を発売しました。その後、ドイツメーカーが追うように同じような技術を採用したスピン系テンションラバーを発売しました。他のドイツメーカーは、粘着テンションラバーも次々と発売していましたが、アンドロとcornillueau(コニヨール)は、粘着ラバーの発売はありませんでした。そして、ついにでましたよ、アンドロから粘着ラバーです!アンドロさんのラバーは非常に回転性能の高いラバーが多い印象です。そのアンドロさんから粘着ラバーがでるなら、これは気にならないわけないですね!2022年6月発売ということで、楽しみに待ちましょう!
 アンドロさんと契約しているコートの方に伺いましたところ、まだこれからサンプルが配布されるということで、ラバーもコテコテ粘着ではなく、どちらかというとDignics 09C(ディグニクス09C)のようにスピン系テンションに近いラバーとコメントいただきました。シートも微粘着か微々粘着系のようです。ただR53はシートがやや柔らかいラバーでしたので、少しくい込み過ぎるとも感じるラバーでした。シートをもう少し硬く強くなったことでカウンタードライブも打ちやすくなるのではないかと期待しますね~。これは気になる。

卓球王国の発信

 https://world-tt.com/blog/news/archives/22373

非常に気になりますね。話題沸騰で、来月You tuberさんの試打動画が多く拝見できることでしょう!

Review Tenergy 80 FX

Explanation

We would like to review Tenergy 80 FX, one of Butterfly (Tamasu)’s tenergy series. The release of the world standard Tenergy 05 dates back to now, about 13 years ago, in April 2008. Tenergy 05, which still wants the name of the world standard even after more than 10 years have passed due to the prohibition of post-processing with organic solvents, has become an existence that can not be talked about without it when thinking about table tennis. .. Considering the features of this Tenergy series as katsuo000 as of 2021, I think it will be as follows.

Features of the Tenergy series
・High rotation performance
・High speed performance
・Light

I think that the characteristics of the Tenergy series as described above are largely due to Butterfly’s unique sponge. The sponge used in the Tenergy series is an orange sponge called Spring Sponge, and the bubbles in the sponge have a closed cell structure, and it seems that they are able to show high performance. This spring sponge is a technology that differentiates it from other competing table tennis makers with only Butterfly technology. While other competing table tennis makers basically outsource rubber manufacturing, Butterfly, despite being a table tennis maker, owns a sponge manufacturing factory and is trying to differentiate itself. Because of this spring sponge, Tenergy can produce high performance, but due to the fact that it costs research and development in addition to resale and counterfeiting, it has become an open price and it is almost double the price compared to other rubbers. It can be said that it is also a (bad) feature. However, there is no doubt that the usage rate of top players is high and it is the world standard.

In addition to Tenergy 05, which has the highest usage rate of the top players and high rotation performance, Tenergy 64, which has high speed performance due to the difference in the top seat, Tenegy 80, which has a good balance of spin and speed, There are 5 types of seats, including the Tenergy 25 (Tenergy), which is strong against counters and fronts, and the Power Tenergy 19, which was released the other day. The explanation of each sheet is as follows.

No. 25: The grain height of 2.65 mm is low. Easy to play on the table and counter.
No. 64: 1.7 mm wide grain spacing. High speed performance.
No. 180: The grain spacing of 1.7 mm is in the middle. The rotation and speed are well balanced.
No. 219: 1.5 mm grain spacing is narrow. It is easy to grab the ball well and put out power.
As mentioned above, the characteristics of each top sheet are reflected, and there are key phrases such as “Rotation 05”, “Balance 80”, “Speed 64”, “Front 25”, and “Power 19”. It is crowned.

About 13 years ago, after launching Tenergy 05 in April 2008, Butterfly launched Tenergy 25 in November 2008, Tenergy 64 in April 2009, and Tenergy in July 2010. 05 FX, Tenergy 25 FX in November 2010, Tenergy 64 FX in November 2011, Tenergy 80 (Tenergy 80) in January 2013, 2014 Tenergy 80 FX in April 2017, Rozena in April 2017, Tenergy 05 Hard, which is a harder version of Tenergy 05 in November 2018, in April 2019. Dignics 05 has been released as a rubber that exceeds Tenergy. And in March 2021, when the transition from Tenergy to Dignics was beginning to appear, Tenergy 19 was put on the market. To date, there are 10 types of Tenergy. Each has been sold as a new product, and the fact that Tenergy 05 is still popular is a sign of completion and trust.

The Tenergy 80FX reviewed on this page is one of the easy-to-use tenergy with a soft spring sponge. I think it is a popular rubber as a back rubber for intermediate users or as a tenergy for beginners.

Published performance value

In Butterfly, the published performance value does not depend on FX. At competitors’ manufacturers, rubber with a soft sponge has high rotation performance, and if it is easy to repel, it has high speed performance, but Butterfly’s claim that this is not the case is the published performance value. Become. Actually, the soft sponge is easier to use, but there is certainly an impression that it is difficult to get the maximum rotation amount and speed. However, I think that the amount of rotation and speed will increase if it is firmly inserted. In a sense, it seems that technical skills are required to increase the amount of rotation and speed of Max with soft rubber. In that sense, the Tenergy 80FX is a high-performance and easy-to-use rubber.

Easy-to-use technology

On Butterfly’s homepage, radar charts are posted on the technologies that are easy to do for each Tenergy. I measured the ease of doing each technique with a measure, and tried to show the numerical values in the figure below. Items
・ Ease of loop drive
・ Ease of hitting speed drive
・ Ease of counter drive
・ Easy to play on the table
・ Ease of blocking
・ Ease of smashing
It will be six. Personally important items are loop drive, speed drive, bench play, block and counter drive. If the smash is not adhesive rubber, you will be accustomed to hitting it.

I quoted from Butterfly’s homepage.

https://www.butterfly.co.jp/product/tenergy/

If you look at this chart, you can see that the Tenergy 80FX is in the middle as well as the Tenergy 05FX. I think this is a manifestation of the fact that there are few difficult techniques. It can be said that it is a rubber that can be recommended from beginners to intermediates if you do not consider the cost.

Recommended racket combination

Combinations recommended by the manufacturer are also posted. I will also post this. All of the following are quoted from Butterfly’s homepage. First, I tried arranging the Tenergy FX system.

I quoted from Butterfly’s homepage!

https://www.butterfly.co.jp/product/tenergy/
Tenergy 05 FX
 ・Timo Boll ZLF: For players seeking stable play
 ・Inner Force Layer ALC: For learning various techniques
 ・Maze Advance: For players who are not confident in their strength
Tenergy 80 FX
 ・Marcos Freitas ALC: For playing in a well-balanced and wide area
 ・Timo Boll CAF: For all-round play in pursuit of power
Tenergy 25 FX
 ・Timo Boll ZLC: To players who want to use the opponent's play
Tenergy 64 FX
 ・Timo Boll TJ: To junior players aiming for the top
 ・Maze Advance: To players who use Tenergy for the first time

Basically, I felt that there were many phrases for beginners and intermediate users. Only the Tenergy 25FX has been proposed to be combined with the Timo Boll ZLC, and basically it seems that there are many combinations with a racket that is very easy to handle. Personally, I feel the intention of the manufacturer to feel the ease of handling and the fun of table tennis rather than the power. However, as a beginner, Tenergy makes the household account book cry. If my daughter wants to do that, I’ll cooperate.
It’s almost April, and if you want to step up or take on the challenge of Tenergy in a new environment, it is recommended to combine it with the Tenergy FX system as described above.

Tenergy 05 Hard
katsuo000's Review↓
  https://katsuo000.com/review_tenergy_05_hard/
 ・Viscaria: For all-round power play
 ・Inner Force Layer ALC: For playing in the front middle team with an emphasis on rotation
 ・SK7 Classic: To power hitters who prefer wood plywood rackets
Tenergy 05
katsuo000's Review↓
  https://katsuo000.com/review_tenergy_05/
 ・Zhang Jike ALC: For all-round play without blind spots
 ・Harimoto Tomokazu Inner Force ZLC: For aggressive play that emphasizes the rotation of the hit ball
 ・Inner Force Layer ALC: For players who want the rotation and stability of the hit ball
Tenergy 19
katsuo000's Review↓
  https://katsuo000.com/review_tenergy_19/
 ・Lin Yun-Ju Super ZLC: Pursuing both speed and spin
 ・Inner Force Layer ZLC: Powerful play with an emphasis on rotation
 ・Timo Boll ALC: For all-round play in pursuit of power
Tenergy 80
 ・Mizutani Jun ZLC: For players aiming for technical play
 ・Tiago Apolonia ZLC: To players aiming for solid play
 ・Inner Shield Layer ZLF: For all-round cut play
Tenergy 25
 ・Mizutani Jun Super ZLC: To players who want to use the opponent's play
 ・Inner Force Layer ALC.S: To the players who make full use of rotation in the front team
Tenergy 64
 ・Matsudaira Kenta ALC: For speedy play in the front team
 ・Inner Force Layer ZLF: For players who make heavy use of flat striking methods
 ・Petr Korbel: For players who want to acquire the feeling of spinning

Looking at Tenergy as a whole, Tenergy 64 is recommended for beginners and intermediates, Tenergy 25 is recommended for intermediate and advanced players in combination with the bouncing outer Super ZLC, and Tenergy 05 Hard and Tenergy 19 are recommended for advanced players and top players. It is an impression. The combination of Tenergy 25 and Jun Mizutani Super ZLC is not a story that started in 2021, but it is an impression that Butterfly has been proposing for a long time. It’s a pretty interesting combination.

Tenergy 80 FX Weight and Paste

The rubber weight of the Tenergy 80FX was about 45 g. It’s a little lighter than Tenergy 05FX (46 g). Butterfly’s characteristic is that there are many high-performance and lightweight rubbers as a whole, and you can see that this time as well, it is light and of high quality.

Tenergy 80 FX
 High Tension rubber
・Sponge thickness:thicke (1.9 mm), extra thicke (2.1 mm)
・Spin:11.25
・Speed:13.25
・Sponge stiffness:32
・8,900 yen + tax
・66 g (before cut) → 45 g (after cut)

Three features of Tenergy 80 FX

After all bring it to the backhand!

It’s soft, so I brought it to my backhand anyway! After all, due to the influence of the grain shape of the sheet, I felt that the Tenergy 80FX was easier to block and meet in general than the Tenergy 05FX. Of course, if you insert it firmly into the sponge, the drive will rotate firmly, but I felt that it sometimes slipped when trying to catch it thinly, so if you hit it thickly with the back, 80FX is recommended rather than 05FX. Probably.

Easy to put blocks!

As a technique that is easy to do with virtue, I felt that if I used the momentum in the block, I could manage to put it on the opponent’s court. I felt the same with Tenergy 80, but I think it’s very easy to put it on the opponent’s court with the momentum of the racket and rubber even if the opponent is spinning or knuckle! I think it’s a very good rubber if you want to learn to make a face and put it on the opponent’s court. On the other hand, it also tends to be a stick ball, so I think it would be better if you could push or rotate it a little in the game.

It’s easier to get speed than rotation!

Compared to 05FX, I felt that it was a rubber that could be pushed at a speed rather than rotation. I think that 80FX can be used when driving and chiquita are used to take away the opponent’s time with pitch, straightness and speed rather than the amount of rotation. Especially the speed type Chiquita was very easy to do and it was good. However, rather than catching the top, it is easier to do by shifting the axis of rotation. I thought it was a very good option if I wanted to be easy to handle and pitch and ball speed.

Each technical review

Fore hand

Rally drive
I felt that it was difficult to sink when flying with rotation, and it was necessary to hit a little weakly to reduce the flight distance. In Dignix 05, if you fly with a lot of rotation, you can feel at ease that the ball will sink with the amount of rotation, so you will feel that you will enter the opponent’s court, but after all the shape of the 80 sheet takes a little rotation, and the arc line on your own court side I felt that I should drive with the image that the top of.

Stop
It’s easy to stop. I just played it when I tried to rotate it.

Push
It is difficult to rotate. It is very easy to put in.

Serve
It’s not that it doesn’t take rotation, but I was a little dissatisfied with the maximum amount of rotation.

バックハンド系

Light hit
I felt that the ball was released faster than the Tenergy 05 from a light hit. I think it was influenced by the grain shape of the sheet.

Rally drive
There was a relatively stable feeling. If I could bite it in firmly, it would take a good impression that it would rotate well. After all it is easy to speed up and I think it is easy to supplement the power of the backhand.

Top spin (loop) drive against back spin
The ball was released earlier than 05, and it was difficult to catch it with just the seat because it seemed to slip a little. In particular, I found it difficult to loop drive a half-long ball. On the other hand, if the ball has a long flight distance, it can be pulled in firmly, so if it can be pulled in, it feels like it can be easily lifted. I think this is the effect of a soft sponge.

Speed drive against back spin
The angle is a little difficult, so I think that you will drive with the image of flying straight and crossing the net rather than dropping it by rotation. I think I like this area, but I didn’t like katsuo000 very much.

Block
I didn’t think it was so susceptible to rotation compared to Tenergy 05FX. I think it’s much easier to block than 05FX.

Counter drive
If anything, meat was easier to do.

Stop & Push
It was easy to do. Because it is soft, it is easy to repel, so it is easier to rotate with Tenergy 05.

Chiquita
It was easy to do because it was easy to get up. I think it’s easy to aim for an ace because it’s easy to speed up.

Comparison with other rubbers (personal impressions)

Spin amount
 Tenergy 05 FX > Tenergy 80 FX > Evolution MX-P

Speed
 Evolution MX-P > Tenergy 80 FX > Fastarc G-1

Ease of handling
 Tenergy 05FX > Tenergy 80 FX > Tenergy 19

https://amzn.to/2P3Jcvq

レビュー Ultimate Carbon(アルティメイトカーボン)(廃盤)

説明

 Ultimate Carbon(アルティメイトカーボン)は、ハンガリーのハンドメイド=手作り卓球工房OSP(オーエスピー)より販売されているラケットの1つになります。2022年現在OSPでも取り扱いが終わってしまい、廃盤のラケットになってしまいました。もしかしたら、WRM経由で購入できるかもしれませんが、OSPでも取り扱い終了してしまっているようなので、なかなか難しいかもしれません。こちらのページでは廃盤した製品としてレビューさせていただきます。
 OSPでは現在、Ultimate II(アルティメイトII)およびUltimate II+(アルティメイトII+)が販売されていて、これらは7枚合板ラケットになっています。Ultimate Carbon(アルティメイトカーボン)の合板構成は木材6+センターとインナー位置にカーボン3枚の9枚になります。センターカーボン構成のラケットかつインナーカーボンで、カーボン3枚ですが、球持ちは抜群にあるラケットです。しなりの中に芯がしっかりしているラケット、といえばよいでしょうか。個人的には7枚合板のようなパワフルさを持ちつつ、5.7 mmとブレード厚さがめちゃ薄いラケットがUltimate Carbon(アルティメイトカーボン)になりますね。キーワードは次の3つになります。
・OSP Blades
・インナーカーボン(Inner Carbon)/ センターカーボン(Center Carbon)
・上板リンバ

OSP Blades

 OSPはハンガリーの卓球ラケットのハンドメイド工房になります。
ホームページ: https://ospblades.com/
実際にオーダーメイドをお願いしたことがないのですが、ホームページの情報からオーダーメイドすると、下記のように様々な仕様のラケットをお願いすることができるようです。

ラケットモデル(種類)

 OSPのラケットの特徴は、弾み過ぎず強い球持ちのあるラケットです。トップ選手にとっては弾みの弱さや爽快感の低さを感じるかもしれませんが、中級者以上の層にささる高い安定感とラリー志向のラケットが多いと思います。球持ちがあるけどボールが軽くなったり威力不足になるラケットや、もっと弾むラケット、スピードのでるラケットは他メーカーでも扱いがあると思いますが、ここまで球持ちと安定感のあってボールの重さや威力を感じるラケットを販売するラケットメーカーは少ないと思いますね。注目のラケットを以下に挙げます。

Martin AC(マーティンAC)
 アラミドカーボンアウター仕様のラケットです。最新のラインアップで、まだWRMで取り扱いはありませんが、今後WRMで取り扱い販売されるのでしょうか?。アウターカーボン、板厚5.8 mm、上板リンバのラケットになります。非常にスタンダードなブレードの厚さですが上板Limba(リンバ)なので、張継科ALCや林高遠ALCよりも柔らかくて球持ちを感じるはずです。打球感が近そうなラケットはフレイタスALCになりますが、フレイタスALCはブレード厚さが6.0 mで、マーティンACの方が薄いので飛距離も抑えられておさまりが良いと思います。水谷隼ZLCシリーズも上板がリンバなので、打球感は似ているかもしれません。

Martin Pro(マーティンプロ)
 7枚合板なのに珍しい板厚6.0 mm、上板リンバのラケットです。上板リンバは、例えばミズノのフォルティウスFTが挙げられるますが、板厚6.0 mmはフォルティウスFT Reの6.1 mmよりも薄いですね。7枚合板の力強さと、飛距離が抑えられたラケットではないかと想像します。

Virtuoso AC(ヴィルトーソAC)
 このラケットは、自分をインナーカーボンに導いてくれたラケットですね。ブレード厚さが5.7 mmと薄く、最近流行の張本智和インナーフォースALCよりも薄いので飛びすぎということは少なくて非常におさまりが良いです。そして上板リンバで抜群に球を持ちます。バックハンドでもかなり持つのでオススメのラケットです。WRMさんではブレード面積やや広めの158 × 150 mmが販売されています。バックハンド主戦を目指すなら海外サイトで157 × 150 mmのレギュラーサイズ(OSPではスモールサイズ)を購入した方がいいかもしれません。非常にオススメの一本です。

Virtuoso+(ヴィルトーソ+)
 5枚合板で板厚5.8 mm、上板リンバのラケットです。非常に球持ちを感じるオーソドックスなラケットです。5枚合板なのに、しっかりとした重量があって好印象でした。5枚合板のラケットは、同じ値段のラケットでも、個体を選別して選ばないと軽い個体と重い個体とではかなり異なるラケットになっめしまいます。5枚合板はやはり中級者以上では重いラケットの方が威力と扱いやすいさを両立できると思います。そういう意味でヴィルトーソ+は重かったので非常に好印象でした。

Vario AC+(ヴァリオAC+)
 最新のOSPラケットで、片面は上板コト材にアラミドカーボンアウター、もう片面は上板リンバにインナーアラミドカーボンという、男心をくすぐる一本ですね。片方は攻撃的に、もう片方は球持ちを重視するという構成になっています。合板構成も芯材から非対称となるラケットはあまり一般的ではなく中途半端になりやすいと言われますが、一般層でフォアもバックも同じレベルでスイングできるレベルの人は少ないわけで、こういったラケットの需要は少なからずあるのではないかと想像します。自分が持っているラケットではPro-13Sという中国製のラケットが近いと思いますが染色剤を上板に使用していてやや硬めのイメージです。OSP製のVario AC+の方が球持ちを抜群に感じられるのではないかと想像します。

グリップ

OSPの特徴として、全てのラケットについて、グリップ形状を6種類から選ぶことができます。
 フレア(FL)
 ラウンドストレート(丸ストレート、R-ST)
 スクエアストレート(角ストレート、S-ST)
 コニック(Co)
 アナトミック(AN)
 中国式ペンホルダー
最近はフレアが主流ですが、ストレートでも2種類から選べるのは嬉しいですね。どのグリップも手に吸い付くようなグリップでオススメです。

ヘッドサイズ(ブレード面積)

 OSPでは、ヘッドサイズ(ブレード面積)もオーダーできるようですね。katsuo000はそこまでヘッドサイズ(ブレード面積)にこだわりはないのですが、S、M、Lから選べるようです。ブレード面積が広いとラバーのサイズも必然的に広くなるので、その分ラケットが重くなる印象がありますね。

インナーカーボン / センターカーボン

 このUltimate Carbon(アルティメイトカーボン)はInner Carbon(インナーカーボン)ラケットになります。インナーカーボンは現在の卓球界では主流のラケットカテゴリーです。カーボンの威力はやや落ちますが、木材ラケットと類似の高い球持ちと、強振したときのカーボンらしい威力が前に出るラケットです。インナーカーボンは個人的には避けていたのですが、近年自分のバックハンド技術の低さに、球持ちのよいラケットをどんどん探求して、ついにインナーカーボンに行きつきました。今はインナーカーボンで落ち着いた感があります。

 さらにUltimate Carbon(アルティメイトカーボン)は、センターである芯材にもカーボンを使用したラケットになります。最近では、Rally Ace(ラリーエース)さんというメーカーでもセンターカーボンのラケットを扱われるようになりました。センターのみにカーボンを挟むとほぼ木材合板系のラケット性能の中で厚く当てた時に芯を感じられるラケットになるそうです。今回のアルティメイトカーボンでは、インナー位置と芯材にカーボンを使用しています。板厚5.7 mmという薄さの中でしなりを抑えてパワーを出しやすくしている、その役割の一役を担っているのがセンターの芯材のカーボンではないかと思います。最近のトレンドはブレード厚さが非常に薄いラケットです。ただ薄すぎるラケットはしなり過ぎて、厚く当てた時ですらしなってしまって逆にパワーロスしてしまうような感覚を感じることがあります。これらしなり過ぎのラケットに、しっかりと芯を通すのがセンターカーボンの役割だと思います。今回のアルティメイトカーボンでもしなり過ぎを抑えるために芯材にカーボンを使用したのではないかと思います。

上板リンバ

 OSP製のラケットは、上板に上質なリンバを使用している製品が多いと感じます。このリンバというのは非常に打球感のいい木材で、katsuo000もかなり好みの上板です。バタフライさんではインナーカーボンラケットの全ての上板にリンバを使用しているのではないかと思います。リンバを使うことでボールをしっかり持てて、かつミートやスピードも出しやすいラケットになるイメージです。インナーカーボンと上板リンバの組合せは、昨今の卓球のトレンドの王道的な構成で、抜群の相性とラケットの球持ちを実現した組み合わせだと思います。OSPはWRMが取り扱いを始めるころから、リンバ仕様のラケットを多く取り扱っていて、リンバの扱いに長けるイメージがありますね。非常に個人的な見解ですが、今回のアルティメイトカーボンに限らず、是非一度はOSPの上板リンバのラケットを使ってみていただき、OSPの扱うリンバの素晴らしさを感じてほしいなーと思いますね。それくらい一球打つだけで手に吸い付くような球持ちを感じられるのが、OSPの上板リンバのラケットです。

性能表

 OSPのホームページより数値を確認して作成しました。ただしこの表は新しいものでUltimate Carbon(アルティメイトカーボン)は入っていません。従って今回のレビューではあまり参考になりません。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: OSP_table.png

Ultimate Carbonの特徴

バツグンの球持ちとパワー!

 まず一番強く感じたのがパワフルさです。これはVirtuoso AC(ヴィルトーソAC)でも感じられなかった部分で、インナーカーボンとはまた違う、パワフルさを感じました。これは合板構成が9枚と枚数が多いことに加え、おそらく芯材にカーボンを使用することで、しなりを抑えた結果ではないかと思います。7枚合板のような相手のボールに負けないパワーを感じることができて非常に良かったです!インナーカーボンラケットよりも7枚合板系のラケットを選ぶ人は、このパワフルさで7枚を選ぶのではないか、と感じました。このパワーを遺憾なく発揮しやすいのは、やはりフォアハンド主戦で回り込みを多用する選手にオススメになりますね。逆にバックハンドはラケットの重量やブレード面積の広さからも、やや振り抜きにくいと思います。あとはWRMのやっすんさんのようにバックハンドに表を貼る選手にもめちゃめちゃオススメの一本と言えるでしょう。アウターカーボンは弾み過ぎるけど、それに準ずる威力とスピードが欲しい、木材感のあるラケットでないと表を使いこなせない、という人にめちゃめちゃ刺さるラケットだと思います。

90 g台の重量で板薄なのに全然おされない!

 ブレード厚さ5.7 mmの薄さで、9枚の木材とカーボンの構成、その重さは90 g以上ということで、かなりしなりのあるラケットのはずなのに、全然おされませんでした。9枚構成で接着剤を塗る層が増えることで、7枚合板に近い性能になったのかもしれません。Virtuoso+(ヴィルトーソ+)は抜群の球持ちでしたが、かなり手に響く感じがあって相手のボールの影響を非常に受けすぎる印象でした。7枚合板からヴィルトーソ+のような5枚合板へ移行すると、響きすぎることによるブロックの不安定を感じるのではないかと思います。5枚合板が難しいのはこの部分だと思います。当然ですが、アルティメイトカーボンはインナーカーボンで5枚合板と比べればもちろん押されません。特徴的にアルティメイトカーボンはインナーカーボンの中でも抜群に押されないラケットだと感じました。このラケットならむしろ表と合わせてもいいところどりをするんじゃないかと思います。それくらいラケットが7枚合板らしさもあわせもったラケットがアルティメイトカーボンでした。

OSP製のラケットの中でもかなり弾むラケット!

 5.7 mmというブレード厚さからは想像できないほど、ボールが深くて弾みを感じることができました。ただ弾むので、その分、回転性能は他のOSP製ラケットと比べると落ちる印象ではありました。でもブレード厚さ5.7 mmなので抜群の台へのおさまりを与えてくれるレベルだと思います。OSPは弾むに関しては大人しめのラケットが多い中で威力も出せるブレードだったと思います。廃盤?は正直惜しいです。また同じようなコンセプトのラケットは正直他メーカーでも見当たらないのも残念で惜しいと感じる気持ちを強めていると思います。メルカリや一部の市場ではまだみかけるラケットかもしれませんので、見かけた際には保管状況や値段にもよりますが、レア度の高いラケットであるので購入を検討してほしい一本になります。

他ラケットとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Virtuoso AC > Ultimate Carbon > Reinforce AC

スピード
 Revoldia CNF > Ultimate Carbon > Virtuoso AC

飛距離
 Revoldia CNF > Ultimate Carbon > Virtuoso AC

2022年 TIBHAR卓球用具カタログ

TIBHAR

 TIBHAR(ティバー)さんは、今本当に熱いメーカーですね!昨年はヨルジッチ選手が張本選手に勝利し、今年は全日本選手権準優勝の松平健太選手が契約しました!卓球You tuberのわったさんやユージくんとも契約して、かなり注目のメーカーだと思います。katsuo000ブログでもTIBHARさんの用具レビューは伸びやすいです!新商品のハイビリッドK3も大注目ですね。既に貼っているので速くレビューしたいです!

TIBHARさんの電子カタログ: http://www.tibhar.jp/TIBHAR_2022catalog.pdf

2022年の新商品!

Hybrid K3(ハイブリッドK3)

「ヨルジッチ選手仕様のハイブリッドな粘着性テンション。驚きの回転力とスピードを実現した高性能ラバー」

 2021年世界選手権ヒューストン大会で競合を次々と倒して上位に進出したダルコ・ヨルジッチ選手。彼がフォア面に使用するのは粘着テンションの決定版と言われる「ハイブリッドK3」。「下回転のボールを打つ時や相手のボールをカウンターする時、このラバーは安定感があり、僕に自信を与えてくれる。」スポンジ硬度53度で強烈な摩擦力を備えている。

 既にラバーに貼ってみたのですが、ハイブリッドK1J同様に、割とテンションよりの粘着テンションラバーと感じています。ディグニクス09CやラクザZ系に近いラバーだと予想しながらの試打になると思います。早く試打したいです!

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Darko Jorgic(ヨルジッチ)

 ダイニーマはアリレート系やアラミド系に近い柔らかい素材だそうです。試打してみないとわかりませんが、インナーALCに近いのではないかと想像します。

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Fortino Pro DC Inside(フォーティノプロDCインサイド)

 ダイニーマ素材は、TIBHARさんのオリジナルな素材なので、上のヨルジッチモデルラケットよりも個人的にはこちらの方が使ってみたいです。ただブレード厚さ6.2 mmは少し厚いと感じますね。ドイツ製のラケットってやはり厚いものが多いですよね。ここは好みが分かれるところだと思います。 

アパレル

 アパレルに、わったさんやユージ君がいるのが、非常に好印象でした。androに加えTIBHARさんも日本での存在感が今後高まりそうですね!

レビュー Alnade Inner(アルネイドインナー)

説明

 YASAKA(ヤサカ)の人気ラケット、Alnade Inner(アルネイドインナー)をレビューさせていただきます。このラケットは、もともとは特注ラケットだったそうですね。ヤサカさんは特殊素材入りのラケットはあまり扱っておらず扱っていても、Butterfly(バタフライ)さんの売れ筋と言えるラケットに似たラケットをヤサカの値段で販売しているような感じです。そしてヤサカのAlnade(アルネイド)は、バタフライでいうところの売れ筋商品Viscaria(ビスカリア)やTimo Boll ALC(ティモボルALC)と類似のラケットとして販売されているラケットになるでしょう。この青いグリップのアルネイドは、やはりアウターポリアラミド(PA)カーボンで、ビスカリアなどに使用されるアリレートカーボン(ALC)に近い打球感と弾みがあります。この青のアルネイドは、ブレード厚さもビスカリアなどと同じで、値段は定価12,000円+税と安く、非常に売れ筋商品だと思います。
 ただ最近のトレンドは、アウターカーボンではなく、インナーカーボンですよね。バタフライでも張本智和モデルのインナーで特殊素材をALC、ザイロンカーボン(ZLC)、スーパーZLC(スーパーZLC)にしたものが販売されています。このようにインナーカーボンラケットでボールをしっかり掴み、どんな技術もソツなくこなすのがトレンドですよね。本ページでレビューするアルネイドインナーは文字通り、アルネイドのインナーバージョンなので、このようなインナーラケットが人気であるというトレンドから生まれたといえるでしょう。このグリップが赤いアルネイドインナーは卓球ナビでもレビュー数が多く、また卓球You tuber「ごぶりんず」さんのヤンマさんも使用していたラケットということで、話題性の高いラケットであるともいえるでしょう。

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レビューポイント

 個人的に気になる点として、以下3つが挙げられると思います。
  ① 同じヤサカのReinforce AC(リーンフォースAC)との違い。
  ② 他のインナーカーボンラケットとの違い。
  ③ 上板(表面板)に何を使っているのか。

この3点について可能な範囲で言及していきたいと思います。リーンフォースACはインナーカーボンラケットシリーズであるリーンフォースシリーズの中で、カーボンにPAカーボンを使用したラケットになります。リーンフォースシリーズは、販売価格9,000円 + 税と10,000円を切る値段と、今トレンドのインナーカーボンラケットということで、これまた人気のラケットシリーズです。その中でも明らかに今流行りのラケットを意識したといえるのがリーンフォースACになります。

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アルネイドインナーの特徴

リーンフォースACよりもおさまりが良い!

 リーンフォースACと比較すると打球感はほぼほぼ同じで、おさまりが良いというのがアルネイドインナーの違い・特徴だと感じました。これはブレード厚さがアルネイドインナーが5.8 mmに対し、リーンフォースACはHarimoto Tomokazu Inner Force ALC(張本智和インナーフォースALC)などと同じ、6.0 mmになります。結構飛距離が出るのがリーンフォースACの特徴で中陣からの打ち合いでも一般レベルなら十分に弾むのがリーンフォースACだと思います。実際アウターカーボンからリーンフォースACへ変えた際、そこまで違和感なく中陣で打ち合えると感じました。もちろん、中-後陣からの一発の速さは劣るところもありますが、飛距離は木材系ラケットと比べると十分出るので、十分ラリー勝負できると思います。
 アルネイドインナーは、打球感はほぼほぼリーンフォースACと同じように感じましたが、台上や前陣でのおさまりの良さがバツグンでした。これはやはりブレード厚さがリーンフォースACよりも薄いからでしょう。また6 mmを切るブレード厚さのため、リーンフォースACよりも明らかにしなりも感じられて回転もかけやすかいと感じました。このしなりは好みが分かれる部分かもしれませんが、自分はおさまりの良さと回転のかけやすさを強く感じたので好印象でした。陣からの威力、特にスピードはやはりさらに劣ると感じましたが、木材ラケットほど劣るわけではありませんので、この部分は、個人的には気にならない人の方が多いと思いました。

 リーンフォースACはスピン系テンションラバーだけではなくて、最近トレンドの粘着テンションともあわせやすく、また粘着テンションラバーの飛距離やスピードを補いやすいと思います。一方でアルネイドインナーは、おさまりが非常によいので、スピン系テンションラバー、最近多い硬度50°以上のハードなラバーとも相性抜群と感じました。リーンフォースACとアルネイドインナーの差は軽微ですが絶妙で、使い込むほど違いを感じるのではないかと思います。

振り抜きやすい!

 アルネイドインナーは、アルネイドと同様にブレード面積はレギュラーである157 × 150 mmになります。張本智和シリーズやNittaku(ニッタク)から販売された馬龍選手モデルのキョウヒョウ龍5はブレード面積がやや広い158 × 152 mmや158 × 150 mmになります。アルネイドインナーはレギュラーと呼ばれるブレード面積で、しかも平均ラケット重量も85 gと平均的なので、中学生やレディースでも非常に振り抜きやすいのが一つの特徴だと思います。これは個人的にも良い点だと思いました。どうしてもインナーラケットや木材ラケットで威力を出そうとするとラケット重量は重くなりがちですが、このアルネイドインナーは軽量かつしなりも強いので非常に振りやすいラケットでした。
 もちろん、軽量で振り抜きやすくてしなるラケットなので、その特徴はそのまま、相手のボールの影響を受けやすいとか、相手のボールに押されやすいという点であることも触れておきます。やはりブロックなどで少し気を遣う必要があるのがアルネイドインナーですね。相手の強度も全部カウンターや強打しにいくなら、アルネイドインナーの方がやりやすいかもしれません。

上板(表面板)はリンバ?

 正直、アルネイドのインナーバージョンということで、試打するまでは上板にコト材を使っているのではないかと思って購入しました。実際の試打では、全くコト材の硬さを感じなかったので、おそらく上板はリンバではないかと思います。上板にコト材を使っているラケットはニッタクさんのTornado King Power(トルネードキングパワー)になります。このトルネードキングパワーと比較するとアルネイドインナーは明らかに打球感が柔らかく安心感があったのでリンバだと確信してしまいました。
 トルネードキングパワーはインナーラケットであるにもかかわらず、アウターカーボンラケットのようなキレと威力のボールが打てる非常に優秀なラケットですね。上板にコトをもちいていて、打球感もかなり硬く、回転性能の高いラバーや粘着ラバーと相性がバツグンです。一方で最近のスピン系テンションラバーを使いこなすのはやや難しいとも感じました。廃盤ですが、まだ手に入るかもしれませんので、気になる方は是非検討してみてください。

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各技術レビュー

 試打時の組合せは、フォアにOmega VII China Ying(オメガVIIチャイナ影)、バックにDignics (ディグニクス05)になります。

フォアハンド系

軽打
 ボールを掴みますね。非常に回転をかけやすく、ボールを吸い付く感じもあって扱いにくいとは微塵も感じませんでした。弧線がやや高いと感じました。

ロングボールやラリーでのドライブ
 一発で打ち抜ける感じではなく、回転量で勝負しやすいと感じました。ボールはやはり弧線が強く想像以上に山なりになっていたと思います。

バックハンド系

軽打
 球をもって打ちやすいと感じました。ふり遅れはないのですが押されると感じましたね。

ブロック
 相手の回転の影響をうけやすく、また古いラバーを使ったためか、結構滑りました。

他ラケットとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 リーンフォースAC > アルネイドインナー > 水谷隼ZLC

スピード
 張継科ALC > アルネイドインナー > Virtuoso+

Review Rakza Z Extra Hard

Explanation

Review Rakza Z Extra Hard. This rubber is YASAKA’s high-end rubber for a long time, and it will be an adhesive tension rubber! At the timing when Butterfly released the latest adhesive tension rubber, Dignics 09C, in 2020, this Rakza Z was released so that Yasaka would also chase after it. There are two types of hardness, Rakza Z, which is about 50 °, and Rakza Z extra hard, which is one or two of the hardest rubbers in Yasaka. This page reviews Rakza Z Extra Hard. The user of this rubber will be Fumiya Igarashi, who joined TT Saitama after graduating from Waseda University, and recently Takuya Jin, a signboard player of Yasaka. It seems that You Tuber and Goblin’s Yanma are also using it.

Speaking of Yasaka’s contract players, Takuya Kami, who won second place in the All Japan Championship in 2014, Mattias Falck (Sweden), who won second place in the 2019 World Championship, and Ma Lin, who won the World Cup four times as an advisor and won the Athens Olympics. (Marin, China) The players are famous. There are also many contract players from Waseda University, including Fumiya Igarashi, who won the Kanto Student Championship, Asuka Sasao, who won the Junior Division of the All Japan Championship, and Yuko Kato, who won the second place in the Kanto Student Championship. In addition, there are many sharp contract players with Aida Satoshi who is active until TT Saitama with a different back cut man. God is a player who continues to use Rakza 7, Rakza X, Rising Dragon (Shoryu), Rakza Z extra hard and Yasaka’s high-end rubber in order, including when he was a student. Not only top players but also amateur players use Rakza 7, Rakza X, and Shoryu, and I think they are very famous rubbers. Rakza Z is likely to spread in no time.

The Rakza series is a very proven series, and in the olden days, the god player mentioned earlier used Rakza 7 when he won the All Japan Student Championship and Rakza X when he won the All Japan Championship runner-up. Also, in recent years, Meiji University’s Tezuka Kouma, who is a heterogeneous player who makes heavy use of smash, used Rakuza X when he won the championship, and Yoshiyama Ryoichi of Aiko Daimeiden used Rakza X and Rakza 7 when he won the 2022 All Japan Junior Championship. I am. It is not a minor rubber, but a rubber series that even top players can get enough results!

Rakza series

The Rakza series is YASAKA’s signature tension rubber series. All Rakza rubbers are Hybrid Energy type rubbers, which are “combined with the high grip and spin performance of high elasticity and high friction rubber, the high repulsion of tension rubber and the refreshing shot feeling”.

Similar to Butterfly’s Tenergy and Dignics series, the image of the hitting trajectory is posted on the YASAKA homepage and pamphlets. The rubber with the highest arc is the Rakza Z, which was sold in the spring of 2020. This is followed by Rakza X, Rakza 7 and Rakza 9. I think you can think of it as follows when it is compatible with the Dignics series.
Rakza Z ⇄ Dignics 09C
Rakza X ⇄ Dignics 05
Rakza 7 ⇄ Dignics 80
Rakza 9 ⇄ Dignics 64
The Rakza Z, which will be released in the spring of 2020, is an adhesive rubber, and it will be in the same classification as the Dignics 09C released at the same timing. Is this a coincidence, isn’t it?

If you explain the Rakza series in detail, there are four types of Rakza rubber, each of which is different in detail. There are two types of Rakza Z, Rakza Z and Rakza Z Extra Hard. Rakza X uses Non Slip Sheet (NSS) technology and is said to have a high grip that sets it apart from other Rakza. In terms of performance values, the amount of rotation is higher for Rakza 7 next to Rakza Z. And the fastest in the series is Rakza 9. Soft sponge is sold in two types, Rakza X and Rakza 7. The rubber series, which is very popular even though it has different parts in such small parts, is the Rakza series.
The Rakza Z EH to be reviewed this time is a Dignics 09C type rubber among the butterfly rubbers, so I would like to confirm the performance of the Rakza Z EH as an adhesive tension rubber.

Performance of Rakza Z Extra Hard

Coincidentally, when the performance values are quantified and compared, the Rakza Z EH is in the same position as the Rakza 7 software. Of course, reflecting the hardness, it can be said that Rakza Z EH is the rubber with the highest spin value. On the other hand, although it is faster than Shoryu, you can see that Rakza Z EH is faster than Rakza 7 and Rakza X. This area can be said to be a characteristic of adhesive rubber.

The Rakza Z Extra Hard is quite heavy, but the hardness is as hard as Tenergy 05 (from the result of the shore c sheet). However, YASAKA’s rubber does not have a good hardness, so it is Rakza Z Extra Hard that feels as hard as Dignics 09C.
Also, the characteristic is the difference between the seat side and the sponge side of shore a. In short, you can see that the seat side is softer and the sponge side is harder is Rakza Z. It seems that the theory is that the seat side of rubber called Dignics 09C and spin type tension rubber is hard and the sponge side is soft, but the sponge is hard and the sheet is soft for Rakza Z and Chinese leopard. It may be a feature. The soft seat gives the impression that the quality of the loop drive is easy to improve, so you can expect the goodness of the loop drive from the Rakza Z Extra Hard!

Rakza Z Extra Hard Sticking and Weight

It’s a little confusing, but the Rakza Z Extra Hard sponge is a sponge with a lot of air bubbles. The amount of bubbles is like a spin tension rubber. (The black sponge is Omega VII China Ying.) Bubbles can be confirmed in Dignics 09C, but the bubbles are quite fine. Also, Hurricane is a sponge with almost no bubbles. I felt that this area was likely to appear as a difference in rubber.

The pasted racket will be Hurricane 301. It’s an inner racket. After all, the adhesive tension made in Germany bounces as a whole, so I think that inner carbon is the best if you want to taste it. Or if it’s Rakza Z Extra Hard, is it wood plywood like Yasaka’s contract player? I highly recommend the 7-plywood Ma Lin Extra Special.
Also, the adhesive feeling is stronger than that of Dignics 09C and the adhesive tension rubber made in Germany. I felt that it was the same as Shoryu, or a little weaker than Rakza Z Extra Hard. While the Dignics 09C and recent German-made adhesive tension sheets do not seem to be adhesive at all, I was happy as an adhesive user to feel the strong adhesiveness of Rakza Z Extra Hard.

Rakza Z Extra Hard
"Equipped with a hard sponge for more powerful attacks"
    By combining an adhesive top sheet with excellent rotational power of Rakza Z with a harder sponge, it is possible to create higher power. Even when hitting a ball with a strong impact, it accurately conveys to the ball without losing energy. It is a rubber for hard hitters that can perform power play that satisfies top players.
 Hybrid Energy
・Speed:11-
・Spin:14+
・Sponge Thickness: Extra thick
・Sponge stiffness:52〜57°
・5,500 yen + tax
・77 g (before cut) → 55 g (after cut)

Features of Rakza Z Extra Hard

Good adhesiveness and good tension! And Rakza Z Extra Hard is easy to handle!

Although the weight of Rakza Z Extra Hard is heavy, I felt that it was easy to handle because it was a rubber that added the good points of adhesive rubber and the good points of spin type tension rubber! Like an adhesive rubber, the front team felt that it was easy to rotate and overwrite. I felt that overwriting push and stop could be easily made high quality, and loop drive was easy to make low rather than the amount of rotation, and I felt that this was also high quality. On the other hand, the feeling of running from the middle team was quite strong, and I did not feel the deceleration as in the adhesive rubber. It was an adhesive tension rubber that put together the good points of adhesive and spin tension rubber.
Also, as a feature, there are many bubbles in the sponge and the hardness is around 55 °, so it is easier to handle than the recent 60 ° class adhesive tension rubber (Blue Grip C1 (Blue Grip C1), Omega VII China shadow, etc.). Was outstanding. I felt that the pointer of this rubber was not to compete with Chinese-made adhesive rubber such as leopard, but rather to try to get the best of adhesive rubber and tension rubber. Among them, I think that it is a rubber that makes the sponge hardness harder and makes it easier for the goodness of the adhesive rubber to come out. I think it’s a differentiated rubber in a very good way.

The sponge is hard and easy to counter drive!

The sheet is a softer rubber, but since the sponge hardness is hard in the first place, I felt that it was not easily affected by the amount of rotation of the other party. Also, although the bite is good, the flight distance is not so easy to get out, so I felt that it was very easy to counter drive. I think this rubber is a good point. It may depend on my skill, but it is Rhyzen ZGR that I felt that the counter drive fits well with the same hardness. I felt that the Rhyzen ZGR was less sticky and could be hit with an image close to spin tension, but in both cases the counter drive was a fairly easy rubber. Personally, I felt that Rakza Z Extra Hard would be better for the fore, and Rhyzen ZGR would be better for the back. I think that the counter drive fits well if Shoryu can do the same, but the Shoryu I purchased is a fairly light individual and easy to use, but I got the impression that the rubber itself seems to be defeated by the hard plastic ball. rice field. I think the Rakza Z Extra Hard is more suitable for the current plastic ball.

If you bite it firmly, you can hit a heavy drive that seems to be an adhesive rubber!

Although it will be a comparison with the Rhyzen ZGR, the Rakza Z Extra Hard was a rubber that you can feel that a very sticky ball is coming out when you hit the drive with all one’s might. I felt this part was very good. On the other hand, the Rhyzen ZGR seemed to be able to produce a ball that seems to be an adhesive rubber, but the shot feeling was similar to that of a spin-type tension rubber, so I felt that there was a strong gap between the shot feeling and the image of the ball. I feel that my tastes are different around here. In any case, I felt that I could hit a heavy drive like an adhesive rubber only after biting it quite strongly, so it is recommended to use Rakza Z Extra Hard in the foreground.

Review Each Technics

Forehand

Light hit
There is no discomfort.

Drive on long balls and rallies
It will bounce. I don’t think it feels strange to switch from spin tension rubber. However, it is also a heavy rubber, so you may need to be careful about that. The Hurricane 301 is also a heavy racket, but I felt it was easy to handle, so I felt the ease of handling the Rakza Z Extra Hard.

Drive with open face
As with Rakza Z Extra Hard and other adhesive tension rubbers, it is better to open the surface and hit it before spinning the ball. Even if you don’t open the surface to that extent, Rakza Z can be used like a spin-type tension rubber. I think it’s a good point that the ball goes.

Top spin (loop) drive against back spin
This was good. I felt that it was easy to control even if the hitting point was lowered or attracted because the bite was good. The amount of rotation may be lower by that amount.

Speed drive against back spin
It was easy to do. Perhaps it was easier to get speed than other adhesive tension rubbers and I felt that it had a feeling of running.

Curve / shoot drice
I felt that the way of turning was a little weak because of the speed.

Block
It was easy to do. I felt that I could hold the ball because the entire rubber had a good bite.

Counter drive
It was a rubber that was easy to counter. Above all, I like how it fits nicely.

Stop / push
I felt it would stop firmly. It was good to be able to cut it firmly.

Serve
It was a good impression that I was able to rotate it firmly. You can cut it! It’s a little easy to bounce, so I was worried about that, but once I got used to it, I felt that I could produce a well-cut serve.

Backhand

Light hit
It’s a little hard.

Drive on long balls and rallies
It’s not bad, but it’s a little difficult. I felt that it was difficult to reach the full potential of rubber with my own skill. Of course, since it is a rubber with a ball, it may not be impossible to handle it, but I strongly felt that I lacked skill.

Stop / push
It was easy to stop. It was easy to cut. Because the sheet is sticky, I felt it was easier to cut than the Rhyzen ZGR.

Comparison with other rubbers (personal impressions)

Spin amount
 Dignics 09C > Rakza Z Extra Hrd > Tenergy 05

Speed
 Dignics 05 > Rakza Z Extra Hard > DNA Dragon Grip

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