雑感 2021/3/22

今月もノミネートしていただきました!

 WRM(ワールドラバーマーケット)さんに2021年3月もレビュワーノミネートしていただきました。嬉しい限りです。 → https://rubber.ocnk.net/news#whatnew_data1650 (リンク切れ)
既に拍手もいくつかいただいていて、本当に歓喜であります。ということで本ブログでも紹介させていただきます。
katsuo000+のTenergy 19(テナジー19)のレビュー
テナジー19:https://rubber.blog.jp/archives/51991175.html
本ブログにおけるテナジー19:https://katsuo000.com/review_tenergy_19/
卓球ナビのテナジー19:https://takkyu-navi.jp/rubber/detail/809

もしもよろしければ、是非レビュワー投票もよろしくお願い申し上げます。もちろん、katsuo000+のレビューではなく、良いと感じたレビューへ投票してくださいね。実際のところ、katsuo000は毎回レビュワーキングに輝くザーシーさんのテナジー19のレビューの方が、比較のたとえが分かりやすいと感じてしまいました。さすがですね。こういった文章を読んでkatsuo000も精進していきたいと思います。
投票は→ https://rubber.ocnk.net/form/116 (リンク切れ)
締め切り〆は2021年3月31日までと10日ほどですのでお早目の方がいいと思います。直感で投票!

テナジー19の使用者は増えているようですね。ブログや卓球情報など拝見していてもテナジー19のレビューや使用している、といったコメントが多い印象ですね。確かに今までになかった、痒いところに手が届くようなラバーで、扱いやすさと威力という二律背反の関係をブレークスルーしたラバーがテナジー19だと思います。まだ試打されていないかたは是非試打してみてください。

雑感 2021/3/20

チキータよりポチリータ~

 4月のセールということもあって結構ポチリータしてしまいました。チキータ下手くそなのでポチリータしまくりです汗。でも使うの楽しみですね~。試打できていない用具だらけですが、もっていることで心が安心する、若干病気かもしれません汗。また重量などなどレビューしていきたいと思っています。ラケットもラバーも新作購入していきまーす。

次の試打はRozena(ロゼナ)

 ロゼナの予定です。でも貼ってみて感じたのが、結構スベル気がする汗。グリップ感が弱いのか腕が悪いのか。。。やっぱり自分はバックに05系のシートが好きなんですよね。安いのは嬉しいけども。まだまだ試打したいラバーとしてはTenergy 25(テナジー25)や、Tenergy 80(テナジー80)、Tenergy 64(テナジー64)などもありますが、一旦Butterfly(バタフライ)さんのラバーを離れて、Evolution(エヴォリューション)とTarget Pro (ターゲットプロ)へ行きたい。週一じゃなかなか試打がすすみませんね~。

全日本選手権ランカーの使用用具 2021年 男子

位 選手 年齢
 Blade(ラケット)
  ブランド ラケット グリップ
 フォア Rubber(ラバー)
 バック ラバー
 シューズ

優勝~ベスト4

優勝 及川瑞基選手 当時23歳
 ラケット: Butterfly(バタフライ) Viscaria(ビスカリア)、FL
 フォア: Dignics 09C(ディグニクス09C)、特厚
 バック: Dignics 05(ディグニクス05)、特厚
 シューズ: バタフライ Rezoline Mach(レゾラインマッハ)
準優勝 森園政崇選手 当時25歳
 ラケット: バタフライ Harimoto Tomokazu Inner Force ALC
      (張本智和インナーフォースALC)、FL
 フォア: Tenergy 05(テナジー05) 特厚
 バック: Fastarc G-1(ファスタークG-1) 特厚
 シューズ: mizuno(ミズノ) Wave Fang Pro(ウエーブファングプロ)
3位 吉田雅己選手 当時26歳
 ラケット: バタフライ ビスカリア、FL
 フォア: ディグニクス09C、特厚
 バック: ディグニクス80、特厚
 シューズ: バタフライ Energy Force XI(エナジーフォースXI) 
4位 田中佑汰選手 当時20歳
 ラケット: バタフライ Harimoto Tomokazu Inner Force Super ZLC
       (張本智和インナーフォースSuper ZLC)、FL
 フォア: ディグニクス05 特厚
 バック: ディグニクス05 特厚
 シューズ: Asics(アシックス) Attack Excounter 2(アタックエクスカウンター2)

5位~8位

5位 丹羽孝希選手 当時26歳
 ラケット: VICTAS(ヴィクタス) Koki Niwa Wood(丹羽孝希ウッド)、FL
 フォア: V>15 Extra(エキストラ)、Max
 バック: Trible Double Extra(トリプルダブルエキストラ)、Max
 シューズ: アシックス Attack Dominate FF(アタックドミネイトFF)
6位 英田理志選手 当時27歳
 ラケット: Yasaka(ヤサカ)特注、ST
 フォア: Rakza Z(ラクザZ)、厚
 バック: Flying Dragon(翔龍)、厚
 シューズ: ミズノ Wave Drive 8(ウエーブドライブ8)
7位 張本智和選手 当時17歳
 ラケット: バタフライ 張本智和インナーフォースALC、FL
 フォア: ディグニクス05、特厚
 バック: テナジー05、特厚
 シューズ: バタフライ Lezoline Rifones(レゾラインリフォネス)
8位 龍崎東寅選手 当時22歳
 ラケット: バタフライ Inner Force Layer ZLC(インナーフォースレイヤー)、FL
 フォア: テナジー05、特厚
 バック: テナジー05、特厚
 シューズ: バタフライ レゾラインリフォネス

9位~16位

9位 大島祐哉選手 当時25歳
 ラケット: ミズノ Fortius FT ver. D(フォルティウスFT ver. D)、FL
 フォア: Q5(キューファイブ)、特厚
 バック: Q5、特厚
 シューズ: ミズノ Wave Drive EL(ウエーブドライブEL)
10位 御内健太郎選手 当時31歳
 ラケット: バタフライ 特注、ST
 フォア: Dignics 80(ディグニクス80)、特厚
 バック: Vertical 20(ヴァーティカル20)、特薄
 シューズ: ミズノ ウエーブドライブEL
11位 曽根翔選手 当時17歳
 ラケット: ヴィクタス ZX-GEAR OUT(ゼクスギア アウト)、FL
 フォア: V>15エキストラ、Max
 バック: V>15エキストラ、Max
 シューズ: アシックス Attack Bladelyte 4(アタックブレイドライト4)
12位 吉村真晴選手 当時27歳
 ラケット: バタフライ 特注、FL
       (ほぼRevoldia CNF(レボルディアCNF)
 フォア: ディグニクス05、特厚
 バック: ディグニクス05、特厚
 シューズ: バタフライ Rezoline Mach(レゾラインマッハ)
13位 小林広夢選手 当時18歳
 ラケット: バタフライ レボルディアCNF、FL
 フォア: ディグニクス05、特厚
 バック: ディグニクス80、特厚
 シューズ: バタフライ レゾラインリフォネス
14位 神巧也選手 当時27歳
 ラケット: ヤサカ Ma Lin Extra Special(馬琳エキストラスペシャル)、FL
 フォア: 翔龍、特厚
 バック: 翔龍、特厚
 シューズ: ミズノ Wave Drive NEO2(ウエーブドライブNEO2)
15位 郡山北斗選手 当時24歳
 ラケット: Nittaku(ニッタク) 特注、FL
       (アウターカーボン?)
 フォア: ファスタークG-1、特厚
 バック: ニッタク特注、特厚
 シューズ: ミズノ ウエーブドライブEL 
16位 吉田海偉選手 当時39歳
 ラケット: バタフライ Kaii Yoshida(吉田海偉)、ペンホルダー
 フォア: Tenergy 64(テナジー64)、特厚
 シューズ: バタフライ レゾラインリフォネス

2021年の傾向についてのkatsuo000の考察

 16名のうち15名がシェークハンド、1名がペンホルダーのため、挙げられているラケットは16本、ラバーは31枚になります。

 アウターカーボン率: 4/16 = 25%
  ALC系:2、Zカーボン:1、カーボン:1
 インナーカーボン率: 4/16 = 25%
  Super ZLC系:1、ZLC系:1、ALC系:2
 木材系(アウター特殊繊維含む)率: 8/16 = 50%
  5枚合板:1、7枚合板系:3(アウターDual Web含む)、カット型ST:2、アウターCNF:2

 ディグニクス+テナジー率: 17/31 = 55%
 ディグニクス率: 12/31 = 39%
  09C: 2/31 = 6%
  05: 7/31 = 23%
  80: 3/31 = 10%
 テナジー率: 5/31 = 16%
  05率: 4/31 = 13%
  64率: 1/31 = 3%
 ドイツ製ラバー: 7/31 = 23%
  V>15エキストラ: 3/31 = 10%
  ファスタークG-1: 2/31 = 6%
  ラクザZ: 1/31 = 3%
 中国製ラバー: 4/31 = 13%
 日本製ラバー(バタフライ除く、Q5): 2/31 = 6%
 ツブダカ: 1/31 = 3%

katsuo000のレビュー

・ディグニクス09C: https://katsuo000.com/review_dignics_09c/
・ディグニクス05: https://katsuo000.com/review_dignics_05/
・テナジー05: https://katsuo000.com/review_tenergy_05/
・ファスタークG-1: https://katsuo000.com/review_fastarc_g-1/
・ディグニクス80: https://katsuo000.com/review_dignics_80/
・V>15エキストラ: https://katsuo000.com/review_v15_extra/
・フォルティウスFT ver. D: https://katsuo000.com/review_fortius_ft_ver_d/
・Q5: https://katsuo000.com/review_q_5/

全日本選手権ランカーの使用用具 2020年 男子

位 選手 年齢
 Blade(ラケット)
  ブランド ラケット グリップ
 フォア Rubber(ラバー)
 バック ラバー
 シューズ

優勝~ベスト4

優勝 宇田幸矢選手 当時18歳
 ラケット: Butterfly(バタフライ)特注ZLC、FL
       (ほぼインナーフォースレイヤーZLC)
 フォア: Dignics 05(ディグニクス05)特厚
 バック: Dignics 80(ディグニクス80)特厚
 シューズ: バタフライ Lezoline Rifones(レゾラインリフォネス)
準優勝 張本智和選手 当時16歳
 ラケット: バタフライ Harimoto Tomokazu Inner Force ALC
      (張本智和インナーフォースALC)、FL
 フォア: ディグニクス05 特厚
 バック: Tenergy 05(テナジー05) 特厚
 シューズ: バタフライ レゾラインリフォネス
3位 戸上隼輔選手 当時18歳
 ラケット: バタフライ Zhang Jike ALC(張継科ALC)、FL
 フォア: Tenergy 05 Hard(テナジー05ハード) 特厚
 バック: テナジー05 特厚
 シューズ: バタフライ レゾラインリフォネス
4位 吉田雅己選手 当時25歳
 ラケット: バタフライ Inner Force ZLC(インナーフォースZLC)、FL
 フォア: テナジー05、特厚
 バック: Tenergy 80(テナジー80)、特厚
 シューズ: バタフライ Energy Force XI(エナジーフォースXI) 

5位~8位

5位 吉村和弘選手 当時23歳
 ラケット: VICTAS(ヴィクタス) 特注、FL
       (おそらくアウターカーボン)
 フォア: テナジー05ハード、特厚
 バック: V>15 Extra(エキストラ)、Max
 シューズ: asics(アシックス) Court Control FF(コートコントロールFF)
6位 神巧也選手 当時26歳
 ラケット: Yasaka(ヤサカ)Ma Lin Extra Special(馬琳エキストラスペシャル)、FL
 フォア: Flying Dragon(翔龍)、特厚
 バック: 翔龍、特厚
 シューズ: mizuno(ミズノ) Wave Drive NEO(ウエーブドライブNEO)
7位 丹羽孝希選手 当時25歳
 ラケット: ヴィクタス Koki Niwa Wood(丹羽孝希ウッド)、FL
 フォア: V>15エキストラ、Max
 バック: V>15エキストラ、Max
 シューズ: アシックス Attack Dominate FF(アタックドミネイトFF)
8位 吉村真晴選手 当時26歳
 ラケット: バタフライ 特注ZLC、FL
       (ほぼInner Force ZLC(インナーフォースZLC))
 フォア: ディグニクス05、特厚
 バック: ディグニクス05、特厚
 シューズ: バタフライ Rezoline Mach(レゾラインマッハ)

9位~16位

9位 大島祐哉選手 当時25歳
 ラケット: ミズノ Fortius FT ver. D(フォルティウスFT ver. D)、FL
 フォア: テナジー05ハード、特厚
 バック: Q5(キューファイブ)、特厚
 シューズ: ミズノ Wave Drive Z(ウエーブドライブZ)
10位 曽根翔選手 当時17歳
 ラケット: ヴィクタス Koki Niwa(丹羽孝希)、FL
 フォア: V>15エキストラ、Max
 バック: V>15エキストラ、Max
 シューズ: アシックス Attack Bladelyte 4(アタックブレイドライト4)
11位 及川瑞基選手 当時22歳
 ラケット: バタフライ 特注ALC、FL
       (ほぼViscaria(ビスカリア))
 フォア: Dignics 09C(ディグニクス09C)、特厚
 バック: ディグニクス05、特厚
 シューズ: バタフライ レゾラインマッハ
12位 吉田海偉選手 当時38歳
 ラケット: バタフライ Kaii Yoshida(吉田海偉)、ペンホルダー
 フォア: Tenergy 64(テナジー64)、特厚
 シューズ: バタフライ レゾラインリフォネス
13位 龍崎東寅選手 当時21歳
 ラケット: バタフライ Inner Force Layer ZLC(インナーフォースレイヤー)、FL
 フォア: テナジー05、特厚
 バック: テナジー05、特厚
 シューズ: バタフライ レゾラインリフォネス
14位 横谷晟選手 当時17歳
 ラケット: バタフライ Petr Korbel(コルベル)、FL
 フォア: ディグニクス05、特厚
 バック: ディグニクス05、特厚
 シューズ: アシックス アタックドミネイトFF
15位 松山祐季選手 当時21歳
 ラケット: バタフライ Inner Force Layer ALC(インナーフォースレイヤーALC)、FL
 フォア: ディグニクス05、特厚
 バック: テナジー05、特厚
 シューズ: バタフライ レゾライン リフォネス 
16位 町飛鳥選手 当時25歳
 ラケット: バタフライ インナーフォースレイヤーALC、FL
 フォア: テナジー05、特厚
 バック: テナジー05、特厚
 シューズ: バタフライ レゾラインリフォネス

2020年の傾向についてのkatsuo000の考察

 16名のうち15名がシェークハンド、1名がペンホルダーのため、挙げられているラケットは16本、ラバーは31枚になります。

 アウターカーボン率: 4/16 = 25%
  ALC系:3(アラミドカーボン1含む)、カーボン:1(もしかしたらアラミドカーボン)
 インナーカーボン率: 7/16 = 44%
  ZLC系:4、ALC系:3
 木材系(アウター特殊繊維含む)率: 5/16 = 31%
  5枚合板:2、7枚合板系:3(アウターDual Web含む)

 ディグニクス+テナジー率: 23/31 = 74%
 ディグニクス率: 10/31 = 32%
  09C: 1/31 = 3%
  05: 8/31 = 25%
  80: 1/31 = 3%
 テナジー率: 13/31 = 42%
  05率: 11/31 = 36%(05ハード3含む)
  80率: 1/31 = 3%
  64率: 1/31 = 3%
 ドイツ製ラバー: 5/31 = 16%
  V>15エキストラ: 5
 中国製ラバー(翔龍): 2/31 = 7%
 日本製ラバー(バタフライ除く、Q5): 1/31 = 3%

katsuo000のレビュー

・ディグニクス05: https://katsuo000.com/review_dignics_05/
・ディグニクス80: https://katsuo000.com/review_dignics_80/
・テナジー05: https://katsuo000.com/review_tenergy_05/
・張継科ALC: https://katsuo000.com/review_zhangjike_alc/
・テナジー05ハード: https://katsuo000.com/review_tenergy_05_hard/
・V>15エキストラ: https://katsuo000.com/review_v15_extra/
・フォルティウスFT ver. D: https://katsuo000.com/review_fortius_ft_ver_d/
・Q5: https://katsuo000.com/review_q_5/
・ディグニクス09C: https://katsuo000.com/review_dignics_09c/

レビュー Tenergy 80 FX(テナジー80FX)

説明

 Butterfly(Tamasu)さんのテナジーシリーズの一つ、Tenergy 80 FX(テナジー80 FX)をレビューさせていただきます。世界標準Tenergy 05(テナジー05)の発売は今をさかのぼること、約13年前、2008年4月になります。有機溶剤による後加工の禁止もあいまって未だに10年以上経過した2021年現在もワールドスタンダードの名前をほしいままにするテナジー05は卓球のことを考えるにあたり、なしでは語れない存在となってしまいました。このテナジーシリーズの特徴を2021年現在改めてkatsuo000なりに考えると次のようになると思います。

テナジーシリーズの特徴
・高い回転性能
・高いスピード性能
・軽い

 テナジーシリーズが上述のような特徴をもつのは、Butterfly独自のスポンジによるところが大きいと思います。テナジーシリーズに採用されているスポンジは、Spring Sponge(スプリングスポンジ)というオレンジ色のスポンジで、そのスポンジの気泡はそれぞれ独立気泡構造となっており、高い性能を示すことができているそうです。このスプリングスポンジは、Butterflyだけの技術で他の競合卓球メーカーと差別化された技術になります。他の競合卓球メーカーは、ラバー製造を基本的には外注しているのに対し、Butterflyは、卓球メーカーであるにもかかわらず、スポンジ製造工場を保有し差別化を図っているわけですね。このスプリングスポンジのためにテナジーは高い性能を出せるわけですが、転売や偽物が出回ったことに加え研究開発費がかかるために、オープン価格化してしまい他のラバーと比べて倍近い値段となっている点も(悪い)特徴といえるでしょう。ただしトップ選手の使用率は高くワールドスタンダードであることは疑いようはありません。
 最もトップ選手の使用率が高く、回転性能の高いテナジー05の他に、トップシートの違いによってスピード性能の高いTenergy 64(テナジー64)、スピンとスピードのバランスのとれたTenegy 80(テナジー80)、カウンターや前陣に強いTenergy 25(テナジー)、先日発売になったパワーのTenergy 19(テナジー19)とシート形状だけで5種類存在します。各シートの説明は以下のようになります。
 No. 051.7 mmの粒間隔が狭い。回転性能が高い。
 No. 252.65 mm粒の高さが低い。台上プレーやカウンターがやりやすい。
 No. 641.7 mmの粒間隔が広い。スピード性能が高い。
 No. 1801.7 mmの粒間隔が中間。回転もスピードもバランスが取れている。
 No. 2191.5 mmの粒間隔が狭い。ボールをよくつかみパワーを出しやすい。
それぞれのトップシートの特徴が反映して先述のように、キーフレーズがあり「回転の05」「バランスの80」「スピードの64」「前陣の25」「パワーの19」と冠されています。

 バタフライは、約13年前、2008年4月にテナジー05を発売後、2008年11月にTenergy 25(テナジー25)を、2009年4月にTenergy 64(テナジー64)を2010年7月にTenergy 05 FX(テナジー05FX)を、2010年11月にTenergy 25 FX(テナジー25FX)を、2011年11月にTenergy 64 FX(テナジー64FX)を、2013年1月にTenergy 80(テナジー80)を、2014年4月にTenergy 80 FX(テナジー80FX)を、2017年4月にRozena(ロゼナ)を、2018年11月にテナジー05をより硬くしたTenergy 05 Hard(テナジー05ハード)を、2019年4月にテナジー超えるラバーとしてDignics 05(ディグニクス05)を発売しました。そしてテナジーからディグニクスへの移行も見えつつあった2021年3月にTenergy 19(テナジー19)が販売となりました。現在までに10種類のテナジーが存在するわけです。それぞれ新商品として販売されてきて、未だにテナジー05が人気なのは完成と信頼の現れでしょう。

 本ページでレビューするテナジー80FXはソフトなスプリングスポンジをあわせた、扱いやすテナジーの一つになります。中級者のバックラバーとして、または初級者のテナジーとして人気のラバーだと思います。

公表性能値

 Butterfly(バタフライ)さんの好評性能値を示します。

 Butterflyにおいて、公表性能値は、FXによりません。競合他社メーカーでは、ソフトなスポンジをあわせたラバーは回転性能が高かったり、はじきやすいのであれば、スピード性能が高かったりするのですが、そういったことはないというButterflyさんの主張といえる公表性能値になります。実際に柔らかいスポンジは使いやすさはあがる一方でMaxの回転量やスピードは出しにくい印象は確かにあります。ただし、しっかりくい込ませれば回転量もスピードも出ると思います。ある意味、柔らかいラバーでMaxの回転量やスピードを出すのは、逆に技術力が必要だったりするようにも感じます。そういう意味でテナジー80FXは高性能かつ扱いやすいラバーといえるでしょう。

やりやすい技術

 Butterflyさんホームページ上には、各テナジーのやりやすい技術についてレーダーチャートが掲載されています。各技術のやりやすさを、モノサシで測り、その数値を下記図にしてみました。項目は
 ・ループドライブのかけやすさ
 ・スピードドライブの打ちやすさ
 ・カウンタードライブのやるやすさ
 ・台上プレーのやりやすさ
 ・ブロックのしやすさ
 ・スマッシュのしやすさ

の6つになります。個人的に重要な項目はループドライブ、スピードドライブ、台上プレー、ブロック、カウンタードライブになります。スマッシュも粘着ラバーでなければ慣れで打てるでしょう。

Butterflyさんのホームページより引用させていただきました。

https://www.butterfly.co.jp/product/tenergy/

 このチャートを見ると、テナジー80FXもテナジー05FX同様に、真ん中に存在していることがわかります。やりにくい技術が少ないことの現れだと思います。コストを考えなければ初心者から中級者までオススメできるラバーといえるでしょう。

おすすめラケット組み合わせ

 メーカー推奨の組み合わせも掲載されるようになりました。こちらも掲載していこうと思います。以下全てButterflyさんホームページより引用させていただきました。まずテナジーFX系を並べてみました。

Butterflyさんのホームページより引用させていただきました!

https://www.butterfly.co.jp/product/tenergy/
Tenergy 05 FX(テナジー05FX)
 ・Timo Boll ZLF(ティモボルZLF)
  安定したプレーを求める選手へ
 ・Inner Force Layer ALC(インナーフォースレイヤーALC)
  多彩な技術の習得に
 ・Maze Advance(メイスアドバンス)
  筋力に自信がない選手に
Tenergy 80 FX(テナジー80FX)
 ・Marcos Freitas ALC(フレイタスALC)
  バランスの取れた広い領域でのプレーに
 ・Timo Boll CAF(ティモボルCAF)
  威力を追求するオールラウンドプレーに
Tenergy 25 FX(テナジー25FX)
 ・Timo Boll ZLC(ティモボルZLC)
  相手のプレーを利用したい選手へ
Tenergy 64 FX(テナジー64FX)
 ・Timo Boll TJ(ティモボルTJ)
  トップを目指すジュニア選手へ
 ・Maze Advance(メイスアドバンス)
  初めてテナジーを使う選手へ

 基本的には、初心者や中級者向けのフレーズが多いように感じました。唯一、テナジー25FXのみがティモボルZLCとの組み合わせが提案されているだけで、基本的には非常に扱いやすいラケットとの組み合わせが多い印象です。個人的には威力よりも扱いやすさ、卓球の楽しさを感じてほしい、というメーカー側の意図を感じます。ただし、初心者でテナジーは家計簿泣かせです。娘がそうしたいというなら協力しますが。。。汗
 もうすぐ4月になり、ステップアップや新しい環境で気持ちを新たにテナジーに挑戦しようと思うのであれば上述のようにテナジーFX系と組み合わせていくことは一つオススメといえるでしょう。

Tenergy 05 Hard(テナジー05ハード)
katsuo000のレビュー↓
  https://katsuo000.com/review_tenergy_05_hard/
 ・Viscaria(ビスカリア)
  オールラウンドなパワープレーに
 ・Inner Force Layer ALC(インナーフォースレイヤーALC)
  回転を重視した前中陣でのプレーに
 ・SK7 Classic(SK7クラシック)
  木材合板ラケットを好むパワーヒッターへ
Tenergy 05(テナジー05)
katsuo000のレビュー↓
  https://katsuo000.com/review_tenergy_05/
 ・Zhang Jike ALC(張継科ALC)
  死角のないオールラウンドプレーに
 ・Harimoto Tomokazu Inner Force ZLC(張本智和インナーフォースZLC)
  打球の回転を重視する攻撃的なプレーに
 ・Inner Force Layer ALC(インナーフォースレイヤーALC)
  打球の回転と安定性を求める選手へ
Tenergy 19(テナジー19)
katsuo000のレビュー↓
  https://katsuo000.com/review_tenergy_19/
 ・Lin Yun-Ju Super ZLC(林昀儒Super ZLC)
  スピードとスピンをともに追求
 ・Inner Force Layer ZLC(インナーフォースレイヤーZLC)
  回転重視のパワフルなプレーを
 ・Timo Boll ALC(ティモボルALC)
  威力を追求するオールラウンドプレーに
Tenergy 80(テナジー80)
 ・Mizutani Jun ZLC(水谷隼ZLC)
  テクニカルなプレーを目指す選手へ
 ・Tiago Apolonia ZLC(アポロニアZLC)
  堅実なプレーを目指す選手へ
 ・Inner Shield Layer ZLF(インナーシールドレイヤーZLF)
  オールラウンドなカットプレーに
Tenergy 25(テナジー25)
 ・Mizutani Jun Super ZLC(水谷隼Super ZLC)
  相手のプレーを利用したい選手へ
 ・Inner Force Layer ALC.S(インナーフォースレイヤーALC.S)
  前陣で回転を駆使する選手へ
Tenergy 64(テナジー64)
 ・Matsudaira Kenta ALC(松平健太ALC)
  前陣でのスピーディーなプレーに
 ・Inner Force Layer ZLF(インナーフォースレイヤーZLF)
  フラットな打法を多用する選手へ
 ・Petr Korbel(コルベル)
  回転をかける感覚を身につけたい選手へ

 テナジー全体でみると、テナジー64は初中級者へ、テナジー25は弾むアウターSuper ZLCとの組み合わせ、テナジー80やテナジー05が中上級者へ、テナジー05ハードやテナジー19が上級者やトップ選手へオススメといった印象です。テナジー25と水谷隼Super ZLCの組み合わせは、2021年に始まった話ではなく、前々からButterflyさんは提案している印象です。結構気になる組み合わせですね。

Tenergy 80 FXの重量と貼り

 テナジー80FXのラバー重量は約45 gでした。テナジー05FX(46 g)より少し軽いですね。全体的に高性能で軽量なラバーが多いのが、Butterflyさんの特徴で、今回もやはり軽くて品質が高いことがわかります。

Tenergy 80 FX(テナジー80FX)
 High Tension(ハイテンション)裏ラバー
・スポンジ厚:厚(1.9 mm)、特厚(2.1 mm)
・スピン:11.25
・スピード:13.25
・Sponge硬度:32
・オープン価格(8,900円 + 税)
・66 g(切断前) → 45 g(林高遠ALCに貼って)

Tenergy 80 FXの3つの特徴

やはりバックハンドに持ってこい!

 柔らかいので、とにかくバックハンドに持って来いでした!やはりシートの粒形状の影響をうけ、テナジー05FXと比較すると、テナジー80FXの方がブロックやミート全般がやりやすいと感じました。もちろん、しっかりスポンジまでくい込ませればドライブもしっかり回転がかかりますが、薄く薄くとらえようとするとたまに滑るようにも感じましたので、バックで厚く当てるのであれば05FXよりも80FXの方がオススメといえるでしょう。

ブロックが入れやすい!

 徳にやりやすい技術としては、ブロックで弾みを利用すれば相手のコートに入れることは何とかできる感じがありました。テナジー80も同じように感じたのですが、相手の回転がかかっていてもナックルでもラケットとラバーの弾みで相手のコートにとにかく入れるのは非常にやりやすいラバーだと思います!面を作って相手コートに入れることを覚えたいのであれば非常に良いラバーだと思いますね。一方で、やはり棒玉にもなりやすいので、試合では多少押すなり回転をかけるなりできるとより良いと思います。

回転よりもスピードが出しやすい!

 05FXと比較するとやはり、回転よりもスピードで押せるラバーだと感じました。ドライブやチキータは回転量よりも、ピッチと直線性とスピードで相手の時間を奪うように使うと80FXが活かせると思います。特にスピード系のチキータは非常にやりやすくて、よかったです。ただし上をとらえるというよりは回転軸をずらすことでやりやすさが出るということです。扱いやすく、ピッチと球のスピードが欲しいのであれば、非常に良い選択肢だと思いました。

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打

ラリーでのドライブ
 回転をかけて飛ばしたときに沈みにくく、少し弱く打って飛距離を抑える必要があると感じました。ディグニクス05では思い切り回転をかけて飛ばせば、安心して回転量でボールが沈むので相手のコートに入ると感じますが、やはり80のシートの形状では少し回転のかかりがあまく、自分のコート側で弧線の頂点が来るようなイメージでドライブすべきと感じました。

面を開いたドライブ

対下回転に対するループドライブ

対下回転に対するスピードドライブ

ブロック

カウンタードライブ

ストップ
 止めやすいです。ただ回転をかけようとすると弾いてしまいました。

ツッツキ
 回転はかけにくいです。入れる分なら非常にやりやすいです。

フリック

サービス
 回転はかからないわけではないですが、少し回転量の最大値に不満を感じました。

バックハンド系

軽打
 軽打からテナジー05と比べると球離れが早いと感じました。シートの粒形状の影響を受けてのことだと思います。 

ラリーでのドライブ
 比較的安定感はありました。しっかりくい込ませることができれば回転もしっかりかかって好印象でした。やはりスピードが出しやすく、バックハンドのパワーを補いやすいと思います。

対下回転に対するループドライブ
 05よりも球離れも早く、シートだけでとらえようとすると少しすべりそうにもなって難しかったです。特にハーフロングのボールのループドライブは難しいと感じました。一方で飛距離のあるボールならしっかり引き込めるので、引き込めれれば簡単に持ち上げられる感じはありました。このあたりはソフトなスポンジの効果だと思います。

対下回転に対するスピードドライブ
 少し角度が難しく、回転で落とし込むというよりは直線に飛ばしてネットを超えさせるイメージでドライブすることになると思います。このあたりは好みだと思いますが、katsuo000はあまり好みではなかったです。

ブロック
 テナジー05FXと比較するとそこまで回転の影響をうけやすいとは思いませんでした。05FXよりもかなりブロックはやりやすいと思います。

カウンタードライブ
 どちらかというとミートの方がやりやすかったです。

ストップ
 やりやすかったです。

ツッツキ
 柔らかい分、はじきやすいので回転は、テナジー05の方がやかけやすいです。

チキータ
 簡単にあがるのでやりやすかったです。スピードも出しやすいのでエースは狙いやすいと思います。

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 テナジー05 FX > テナジー80 FX > Evolution MX-P

スピード
 Evolution MX-P > テナジー80 FX > Fastarc G-1

扱いやすさ
 テナジー05FX > テナジー80 FX > テナジー19

https://amzn.to/2P3Jcvq

全日本選手権ランカーの使用用具 2019年 男子

位 選手 年齢
 Blade(ラケット)
  ブランド ラケット グリップ
 フォア Rubber(ラバー)
 バック ラバー
 シューズ

優勝~ベスト4

優勝 水谷隼選手 当時29歳
 ラケット: Butterfly(バタフライ)Mizutani Jun ZLC(水谷隼ZLC)、ST
 フォア: Dignics 80(ディグニクス80)特厚
 バック: ディグニクス80 特厚
 シューズ: バタフライ Energy Force V(エナジーフォースV)
準優勝 大島祐哉選手 当時24歳
 ラケット: mizuno(ミズノ) Fortius FT ver. D(フォルティウスFT ver. D)、FL
 フォア: Tenergy 05 Hard(テナジー05ハード)特厚
 バック: Tenergy 05(テナジー05) 特厚
 シューズ: ミズノ Wave Drive Z(ウエーブドライブZ)
3位 張本智和選手 当時15歳
 ラケット: バタフライ Harimoto Tomokazu Inner Force ALC
      (張本智和インナーフォースALC)、FL
 フォア: テナジー05 特厚
 バック: テナジー05 特厚
 シューズ: バタフライ Lezoline Rifones(レゾラインリフォネス)
4位 木造勇人選手 当時19歳
 ラケット: バタフライ Tiago Apolonia ZLC(アポリニアZLC)、FL
 フォア: テナジー05、特厚
 バック: テナジー05、特厚
 シューズ: asics(アシックス) Attack Bladelyte3(アタックブレードライト3) 

5位~8位

5位 丹羽孝希選手 当時24歳
 ラケット: VICTAS(ヴィクタス) Koki Niwa Wood(丹羽孝希ウッド)、FL
 フォア: V>15 Extra(エキストラ)、Max
 バック: V>15エキストラ、Max
 シューズ: アシックス Attack Dominate FF(アタックドミネイトFF)
6位 吉村真晴選手 当時25歳
 ラケット: バタフライ 特注ZLC、FL
       (ほぼInner Force ZLC(インナーフォースZLC))
 フォア: テナジー05、特厚
 バック: テナジー05、特厚
 シューズ: バタフライ Lezoline Mach(レゾラインマッハ)
7位 町飛鳥選手 当時24歳
 ラケット: バタフライ Kenta Matsudaira ALC(松平健太ALC)、FL
 フォア: テナジー05、特厚
 バック: テナジー05、特厚
 シューズ: ミズノ Wave Drive 8(ウエーブドライブ8)
8位 田添響選手 当時22歳
 ラケット: ヴィクタス Koki Niwa(丹羽孝希)、FL
 フォア: V>15エキストラ、Max
 バック: V>15エキストラ、Max
 シューズ: アシックス アタックドミネイトFF

9位~16位

9位 龍崎東寅選手 当時20歳
 ラケット: バタフライ Inner Force Layer ZLC(インナーフォースレイヤー)、FL
 フォア: テナジー05、特厚
 バック: テナジー05、特厚
 シューズ: バタフライ レゾラインリフォネス
10位 吉田雅己選手 当時24歳
 ラケット: バタフライ Inner Force ZLC(インナーフォースZLC)、FL
 フォア: テナジー05、特厚
 バック: Tenergy 80(テナジー80)、特厚
 シューズ: Energy Force XI(エナジーフォースXI)
11位 田添健汰選手 当時23歳
 ラケット: Double Happiness Shanghai(紅双喜、DHS)
       Hurricane Long V(キョウヒョウ龍V)、FL
 フォア: Fastarc G-1(ファスタークG-1)、特厚
 バック: ファスタークG-1、特厚
 シューズ: ミズノ ウエーブドライブZ
12位 宇田幸矢選手 当時17歳
 ラケット: バタフライ 特注ALC、FL
        (おそらくアウターALC)
 フォア: テナジー05ハード、特厚
 バック: テナジー05ハード、特厚
 シューズ: バタフライ レゾラインリフォネス
13位 高木和卓選手 当時30歳
 ラケット: バタフライ 特注ZLC、FL
       (おそらくインナーZLC)
 フォア: テナジー05、特厚
 バック: テナジー05、特厚
 シューズ: バタフライ Lezoline Groovy(レゾライングルーヴィー)
14位 上田仁選手 当時27歳
 ラケット: バタフライ インナーフォースZLC、FL
 フォア: テナジー05ハード、特厚
 バック: テナジー05、特厚
 シューズ: バタフライ レゾラインマッハ
15位 濵川明史選手 当時29歳
 ラケット: andro(アンドロ) Treiber Z OFF(トレイバーZオフ)、AN
 フォア: Rasanter R47(ラザンターR47)、Ultra Max
 バック: ラザンターR47、Ultra Max
 シューズ: アシックス Attack Bladelyte4(アタックブレードライト4) 
16位 定松祐輔選手 当時23歳
 ラケット: バタフライ インナーフォースレイヤZLC、FL
 フォア: テナジー05、特厚
 バック: テナジー05、特厚
 シューズ: バタフライ レゾラインリフォネス

2019年の傾向についてのkatsuo000の考察

 16名がシェークハンドのため、挙げられているラケットは16本、ラバーは32枚になります。

 アウターカーボン率: 4/16 = 25%
  ALC系:3(アラミドカーボン1含む)、ZLC:1
 インナーカーボン率: 9/16 = 56%
  ZLC系:7、ALC系:2
 木材系(アウター特殊繊維含む)率: 3/16 = 19%
  5枚合板(アウターPBO繊維):1、7枚合板系:2(アウターDual Web含む)

 ディグニクス+テナジー率: 24/32 = 75%
 ディグニクス率: 2/32 = 6%
 テナジー率: 22/32 = 69%
  05率: 21/32 = 66%(05ハード4含む)
  80率: 1/32 = 3%
 ドイツ製ラバー: 8/32 = 25%
  V>15エキストラ: 4、ファスタークG-1: 2、ラザンターR47: 2

katsuo000のレビュー

・水谷隼ZLC: https://katsuo000.com/review_mizutanijun_zlc/
・ディグニクス80: https://katsuo000.com/review_dignics_80/
・フォルティウスFT ver. D: https://katsuo000.com/review_fortius_ft_ver_d/
・テナジー05ハード: https://katsuo000.com/review_tenergy_05_hard/
・テナジー05: https://katsuo000.com/review_tenergy_05/
・ファスタークG-1: https://katsuo000.com/review_fastarc_g-1/
・V>15エキストラ: https://katsuo000.com/review_v15_extra/
・ラザンターR47: https://katsuo000.com/review_rasanter_r47/

全日本選手権ランカーの使用用具 2018年 男子

順位 選手 年齢
 Blade(ラケット)
  ブランド ラケット グリップ
 フォア Rubber(ラバー)
 バック ラバー

優勝~ベスト4

優勝 張本智和選手 当時14歳
 ラケット: Butterfly(バタフライ)特注ALC、FL
       (ほぼInner Force Layer ALC(インナーフォースレイヤーALC)
 フォア: Tenergy 05(テナジー05)特厚
 バック: Tenergy 05 FX(テナジー05FX)特厚
準優勝 水谷隼選手 当時28歳
 ラケット: バタフライ 特注ALC、ST
 フォア: Tenergy 80(テナジー80)特厚
 バック: テナジー80 特厚
3位 森園政崇選手 当時22歳
 ラケット: 紅双喜(Double Happiness Shanghai、DHS)
       Hurricane Hao(キョウヒョウ王)、FL
 フォア: テナジー05 特厚
 バック: Fastarc G-1(ファスタークG-1)特厚
4位 松平健太選手 当時26歳
 ラケット: バタフライ Kenta Matsudaira ALC(松平健太ALC)、FL
 フォア: テナジー05、特厚
 バック: テナジー05、特厚

5位~8位

5位 渡辺裕介選手 当時21歳
 ラケット: バタフライ Zhang Jike ZLC(張継科ZLC)、FL
 フォア: テナジー05、特厚
 バック: テナジー80、特厚
6位 松平賢二選手 当時28歳
 ラケット: VICTAS(ヴィクタス) Qualtet VFC(カルテットVFC)、FL
 フォア: V>15 Extra(V>15エキストラ)、Max
 バック: V>15エキストラ、Max
7位 大島祐哉選手 当時23歳
 ラケット: mizuno(ミズノ) Fortius FT ver. D(フォルティウスFT ver. D)、FL
 フォア: テナジー05、特厚
 バック: テナジー80、特厚
8位 神巧也選手 当時24歳
 ラケット: Yasaka(ヤサカ) Ma Lin Extra Special(馬琳エキストラスペシャル)、FL
 フォア: Rakza X(ラクザX)、特厚
 バック: ラクザX、特厚

9位~16位

9位 吉田雅己選手 当時23歳
 ラケット: バタフライ Inner Force ZLC(インナーフォースZLC)、FL
 フォア: テナジー05、特厚
 バック: テナジー80、特厚
10位 藤村友也選手 当時23歳
 ラケット: バタフライ Mizutani Jun(水谷隼)、FL
 フォア: テナジー05、特厚
 バック: Tenergy 64(テナジー64)、特厚
11位 田添健汰選手 当時22歳
 ラケット: DHS Hurricane Long V(キョウヒョウ龍V)、FL
 フォア: テナジー05、特厚
 バック: テナジー80、特厚
12位 上村慶哉選手 当時22歳
 ラケット: Nittaku(ニッタク) Ma Long Carbon(馬龍カーボン)、FL
 フォア: テナジー05、特厚
 バック: テナジー05、特厚
13位 龍崎東寅選手 当時19歳
 ラケット: バタフライ Inner Force Layer ZLC(インナーフォースレイヤー)、FL
 フォア: テナジー05、特厚
 バック: テナジー05、特厚
14位 岸川聖也選手 当時30歳
 ラケット: バタフライ 特注ZLF、FL
 フォア: テナジー05、特厚
 バック: テナジー05、特厚
15位 定松祐輔選手 当時22歳
 ラケット: Stiga(スティガ) Intensity Carbon(インテンシティーカーボン)、FL
 フォア: テナジー05、特厚
 バック: テナジー05、特厚
16位 田添響選手 当時21歳
 ラケット: ヴィクタス Koki Niwa(丹羽孝希)、FL
 フォア: V>15エキストラ、Max
 バック: V>15エキストラ、Max

2018年の傾向についてのkatsuo000の考察

 16名がシェークハンドのため、挙げられているラケットは16本、ラバーは32枚になります。

 アウターカーボン率: 7/16 = 44%
  ALC系:3(アラミドカーボン1含む)、ZLC:2、Vカーボン:1、カーボン:1
 インナーカーボン率: 5/16 = 31%
  ALC系:2、ZLC系:2、グラカーボン:1
 木材系(アウター特殊繊維含む)率: 4/16 = 25%
  5枚合板系:2(ZLF含む)、7枚合板系:2(アウターDual Web含む)

 テナジー率: 25/32 = 78%
  05率: 18/32 = 56%(05FX含む)
  80率: 6/32 = 19%
  64率: 1/32 = 3%
 ドイツ製ラバー: 7/32 = 22%
  V>15エキストラ: 4、ラクザX: 2、ファスタークG-1: 1

katsuo000のレビュー

・テナジー05: https://katsuo000.com/review_tenergy_05/
・テナジー05FX: https://katsuo000.com/review_tenergy_05_fx/
・ファスタークG-1: https://katsuo000.com/review_fastarc_g-1/
・張継科ZLC: https://katsuo000.com/review_zhangjike_zlc/
・V>15エキストラ: https://katsuo000.com/review_v15_extra/
・フォルティウスFT ver. D: https://katsuo000.com/review_fortius_ft_ver_d/
・ラクザX: https://katsuo000.com/review_rakza_x/

レビュー Tenergy 05 FX(テナジー05FX)

説明

 Butterfly(Tamasu)さんの看板ラバーの一つ、Tenergy 05 FX(テナジー05 FX)をレビューさせていただきます。まず改めてTenergy(テナジー)について書かせていただきます。世界標準Tenergy 05(テナジー05)の発売は今をさかのぼること、約13年前、2008年4月になります。有機溶剤による後加工の禁止もあいまって未だに10年以上経過した2021年現在もワールドスタンダードの名前をほしいままにするテナジー05は卓球のことを考えるにあたり、なしでは語れない存在となってしまいました。このテナジーシリーズの特徴を2021年現在改めてkatsuo000なりに考えると次のようになると思います。

テナジーシリーズの特徴
・高い回転性能
・高いスピード性能
・軽い

 テナジーシリーズが上述のような特徴をもつのは、Butterfly独自のスポンジによるところが大きいと思います。テナジーシリーズに採用されているスポンジは、Spring Sponge(スプリングスポンジ)というオレンジ色のスポンジで、そのスポンジの気泡はそれぞれ独立気泡構造となっており、高い性能を示すことができているそうです。このスプリングスポンジは、Butterflyだけの技術で他の競合卓球メーカーと差別化された技術になります。他の競合卓球メーカーはラバー製造は基本的には外注しているのに対し、Butterflyは、卓球メーカーであるにもかかわらず、スポンジ製造工場を保有し差別化を図っているわけですね。このスプリングスポンジのためにテナジーは高い性能を出せるわけですが、転売や偽物が出回ったことに加え研究開発費がかかるために、オープン価格化してしまい他のラバーと比べて倍近い値段となっている点も(悪い)特徴といえるでしょう。ただしトップ選手の使用率は高くワールドスタンダードであることは疑いようはありません。
 最もトップ選手の使用率が高く、回転性能の高いテナジー05の他に、トップシートの違いによってスピード性能の高いTenergy 64(テナジー64)、スピンとスピードのバランスのとれたTenegy 80(テナジー80)、カウンターや前陣に強いTenergy 25(テナジー)、先日発売になったパワーのTenergy 19(テナジー19)とシート形状だけで5種類存在します。各シートの説明は以下のようになります。
 No. 051.7 mmの粒間隔が狭い。回転性能が高い。
 No. 252.65 mm粒の高さが低い。台上プレーやカウンターがやりやすい。
 No. 641.7 mmの粒間隔が広い。スピード性能が高い。
 No. 1801.7 mmの粒間隔が中間。回転もスピードもバランスが取れている。
 No. 2191.5 mmの粒間隔が狭い。ボールをよくつかみパワーを出しやすい。
それぞれのトップシートの特徴が反映して先述のように、キーフレーズがあり「回転の05」「バランスの80」「スピードの64」「前陣の25」「パワーの19」と冠されています。

 バタフライは、約13年前、2008年4月にテナジー05を発売後、2008年11月にTenergy 25(テナジー25)を、2009年4月にTenergy 64(テナジー64)を2010年7月にTenergy 05 FX(テナジー05FX)を、2010年11月にTenergy 25 FX(テナジー25FX)を、2011年11月にTenergy 64 FX(テナジー64FX)を、2013年1月にTenergy 80(テナジー80)を、2014年4月にTenergy 80 FX(テナジー80FX)を、2017年4月にRozena(ロゼナ)を、2018年11月にテナジー05をより硬くしたTenergy 05 Hard(テナジー05ハード)を、2019年4月にテナジー超えるラバーとしてDignics 05(ディグニクス05)を発売しました。そしてテナジーからディグニクスへの移行も見えつつあった2021年3月にTenergy 19(テナジー19)が販売となりました。現在までに10種類のテナジーが存在するわけですね。それぞれ新商品として販売士てきて、未だにテナジー05が人気なのは完成と信頼の現れでしょう。

 そして、テナジー05FXは世界標準テナジー05にソフトなスプリングスポンジをあわせた、扱いやすくなった世界標準テナジーといえると思います。中級者のバックラバーとして、初級者の初めてのテナジーとして非常に人気のラバーだと思います。

公表性能値

 Butterfly(バタフライ)さんの好評性能値を示します。

 公表性能値は、FXの有無によりません。競合他社メーカーでは、ソフトなスポンジをあわせたラバーは回転性能が高かったりするのですが、そういったことはないというButterflyさんの主張のようにも感じます。実際に柔らかいスポンジは使いやすさはあがる一方でMaxの回転量やスピードは出しにくい印象ではありますが、出せないわけではないということなのかもしれませんね。そういう意味でテナジー05FXは高性能かつ扱いやすいラバーといえるでしょう。

やりやすい技術

 Butterflyさんホームページ上には、各テナジーのやりやすい技術についてレーダーチャートが掲載されています。各技術のやりやすさを、モノサシで測り、その数値を下記図にしてみました。項目は
 ・ループドライブのかけやすさ
 ・スピードドライブの打ちやすさ
 ・カウンタードライブのやるやすさ
 ・台上プレーのやりやすさ
 ・ブロックのしやすさ
 ・スマッシュのしやすさ

の6つになります。個人的に重要な項目はループドライブ、スピードドライブ、台上プレー、ブロック、カウンタードライブになります。スマッシュも粘着ラバーでなければ慣れで打てるでしょう。

Butterflyさんのホームページより引用させていただきました。

https://www.butterfly.co.jp/product/tenergy/

 このチャートを見ると、本当にテナジー05FXは中心に存在していることがわかります。やりにくい技術が少ないということですね。コストを考えなければ初心者から中級者までオススメできるラバーといえるでしょう。

おすすめラケット組み合わせ

 メーカー推奨の組み合わせも掲載されるようになりました。こちらも掲載していこうと思います。以下全てButterflyさんホームページより引用させていただきました。まずテナジーFX系を並べてみました。

Butterflyさんのホームページより引用させていただきました!

https://www.butterfly.co.jp/product/tenergy/
Tenergy 05 FX(テナジー05FX)
 ・Timo Boll ZLF(ティモボルZLF)
  安定したプレーを求める選手へ
 ・Inner Force Layer ALC(インナーフォースレイヤーALC)
  多彩な技術の習得に
 ・Maze Advance(メイスアドバンス)
  筋力に自信がない選手に
Tenergy 80 FX(テナジー80FX)
 ・Marcos Freitas ALC(フレイタスALC)
  バランスの取れた広い領域でのプレーに
 ・Timo Boll CAF(ティモボルCAF)
  威力を追求するオールラウンドプレーに
Tenergy 25 FX(テナジー25FX)
 ・Timo Boll ZLC(ティモボルZLC)
  相手のプレーを利用したい選手へ
Tenergy 64 FX(テナジー64FX)
 ・Timo Boll TJ(ティモボルTJ)
  トップを目指すジュニア選手へ
 ・Maze Advance(メイスアドバンス)
  初めてテナジーを使う選手へ

 基本的には、初心者や中級者向けのフレーズが多いように感じました。唯一、テナジー25FXのみがティモボルZLCとの組み合わせが提案されているだけで、基本的には非常に扱いやすいラケットとの組み合わせが多い印象です。個人的には威力よりも扱いやすさ、卓球の楽しさを感じてほしい、というメーカー側の意図を感じます。ただし、初心者でテナジーは家計簿泣かせです。娘がそうしたいというなら協力しますが。。。汗
 もうすぐ4月になり、ステップアップや新しい環境で気持ちを新たにテナジーに挑戦しようと思うのであれば上述のようにテナジーFX系と組み合わせていくことは一つオススメといえるでしょう。

Tenergy 05 Hard(テナジー05ハード)
katsuo000のレビュー↓
  https://katsuo000.com/review_tenergy_05_hard/
 ・Viscaria(ビスカリア)
  オールラウンドなパワープレーに
 ・Inner Force Layer ALC(インナーフォースレイヤーALC)
  回転を重視した前中陣でのプレーに
 ・SK7 Classic(SK7クラシック)
  木材合板ラケットを好むパワーヒッターへ
Tenergy 05(テナジー05)
katsuo000のレビュー↓
  https://katsuo000.com/review_tenergy_05/
 ・Zhang Jike ALC(張継科ALC)
  死角のないオールラウンドプレーに
 ・Harimoto Tomokazu Inner Force ZLC(張本智和インナーフォースZLC)
  打球の回転を重視する攻撃的なプレーに
 ・Inner Force Layer ALC(インナーフォースレイヤーALC)
  打球の回転と安定性を求める選手へ
Tenergy 19(テナジー19)
katsuo000のレビュー↓
  https://katsuo000.com/review_tenergy_19/
 ・Lin Yun-Ju Super ZLC(林昀儒Super ZLC)
  スピードとスピンをともに追求
 ・Inner Force Layer ZLC(インナーフォースレイヤーZLC)
  回転重視のパワフルなプレーを
 ・Timo Boll ALC(ティモボルALC)
  威力を追求するオールラウンドプレーに
Tenergy 80(テナジー80)
 ・Mizutani Jun ZLC(水谷隼ZLC)
  テクニカルなプレーを目指す選手へ
 ・Tiago Apolonia ZLC(アポロニアZLC)
  堅実なプレーを目指す選手へ
 ・Inner Shield Layer ZLF(インナーシールドレイヤーZLF)
  オールラウンドなカットプレーに
Tenergy 25(テナジー25)
 ・Mizutani Jun Super ZLC(水谷隼Super ZLC)
  相手のプレーを利用したい選手へ
 ・Inner Force Layer ALC.S(インナーフォースレイヤーALC.S)
  前陣で回転を駆使する選手へ
Tenergy 64(テナジー64)
 ・Matsudaira Kenta ALC(松平健太ALC)
  前陣でのスピーディーなプレーに
 ・Inner Force Layer ZLF(インナーフォースレイヤーZLF)
  フラットな打法を多用する選手へ
 ・Petr Korbel(コルベル)
  回転をかける感覚を身につけたい選手へ

 テナジー全体でみると、テナジー64は初中級者へ、テナジー25は弾むアウターSuper ZLCとの組み合わせ、テナジー80やテナジー05が中上級者へ、テナジー05ハードやテナジー19が上級者やトップ選手へオススメといった印象です。テナジー25と水谷隼Super ZLCの組み合わせは、2021年に始まった話ではなく、前々からButterflyさんは提案している印象です。結構気になる組み合わせですね。

Tenergy 05 FXの重量と貼り

 テナジー05FXのラバー重量は約46 gでした。テナジー05(48 g)よりも軽いですね。全体的に高性能で軽量なラバーが多いのが、Butterflyさんの特徴で、今回もやはり軽くて品質が高いことがわかります。

Tenergy 05 FX(テナジー05FX)
 High Tension(ハイテンション)裏ラバー
・スポンジ厚:厚(1.9 mm)、特厚(2.1 mm)
・スピン:11.5
・スピード:13.0
・Sponge硬度:32
・オープン価格(8,900円 + 税)
・66 g(切断前) → 46 g(林高遠ALCに貼って)

Tenergy 05 FXの3つの特徴

バックハンドに持ってこい!

 柔らかいので、とにかくバックハンドに持って来いでした!3球目のバックハンドスピードドライブが非常に打ちやすかったです!回転でしっかり弧線も描けるので、非常に安心してスイングできると感じました。またインパクト不足になりやすいバックハンドでもしっかり球をもって回転をかけることもできるので中陣や後陣下がっても負けない卓球ができると感じました。

柔らかいのにストップも止まるしカウンターもしやすい!

 ストップもカウンターも非常に良かったです。カウンタードライブがやりやすいのは驚きました。やはりシートの形状による球持ちのおかげだと思います。この性能なら粘る卓球もしやすいと思います!

FXだけで意外と硬い!

 FXということで柔らかさを感じはしますが、シートの形状の影響で思ったより硬さを感じました。扱いやすいのに硬さも感じるので、ドライブも威力が出しやすいのだと思いました。この硬さは現代的な卓球にマッチした性能であると感じました。

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打

ラリーでのドライブ

面を開いたドライブ

対下回転に対するループドライブ

対下回転に対するスピードドライブ

ブロック

カウンタードライブ
 やりやすいです。相手の回転の影響を受ける前に上書きできる感じを感じました。これは高性能ですね。

ストップ
 止めやすいです。ただ回転をかけようとすると弾いてしまいました。

ツッツキ
 テナジー05と比較すると少し回転をかけにくいです。

フリック

サービス

バックハンド系

軽打
 軽打でテナジー05と差をあまり感じませんでした。 

ラリーでのドライブ
 ドライブがやりやすかったです。ボールもそろえやすく、非常に安定感を感じました。威力はそこまで高くないと思います。

対下回転に対するループドライブ
 やりやすかったです。少しすっぽ抜ける感じもあり、回転量もテナジー05と比較すると低いと感じましたが、とにかく持ち上げやすいのでとっさでもドライブできると感じました。

対下回転に対するスピードドライブ
 これはかなり良かったです。インパクトはそこまでいらないし、前陣バックハンドからのスピードドライブって相手は予想しづらいのでかなり得点を取りに行きやすいと感じました。

ブロック
 回転の影響は受けると感じました。特にkatsuo000はバックハンドは硬めのラバーの方がブロックしやすいと感じる方なので、やや難しいと感じました。重いボールに対し影響をもろに受ける印象です。

カウンタードライブ
 どちらかというとミートの方がやりやすかったです。

ストップ
 やりやすかったです。

ツッツキ
 柔らかい分、はじきやすいので回転は、テナジー05の方がやかけやすいです。

チキータ
 簡単にあがるので非常に好感触でした。威力は少ないかもしれませんが前陣で横回転を入れるなどすると相手は嫌だと思います。

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 テナジー80 > テナジー05 FX > Evolution MX-P

スピード
 Evolution MX-P > テナジー05 FX > Fastarc G-1

扱いやすさ
 Rasanter R48 ≧ テナジー05FX > テナジー19

https://amzn.to/3qHp9zO

雑感 2021/3/11

レビューを掲載いただきました!

 Tenergy 19(テナジー19)のレビューを投稿し掲載していただきました。

WRM:  https://rubber.blog.jp/archives/51991175.html
卓球ナビ: https://takkyu-navi.jp/rubber/detail/809

既に、「拍手」や「いいね」を付けてくださっている方がいらっしゃってうれしい限りです。基本的には本ブログで書いていることと大きくは変わりません。それでも読んでいただけると嬉しいですね。もしお時間あれば是非、ご覧になっていただければ幸いです。

雑感 2021/3/8 joolaの新粘着Rhyzen(ライゼン)!

2021年春のjoolaの新作!

 先日卓球ショップでjoola(ヨーラ)さんの新作パンフレットを拝見したら、新商品がありました!メディアであまり注目されていないようですが、Golden Tango(ゴールデンタンゴ)のヨーラさんから、新しいドイツ製粘着テンション系ラバーのようです!その名もRhyzen(ライゼン)!

注目はRhyzen ZGR(ライゼンZGR)ですね!ゴールデンタンゴは中陣からでもスピードのあるボールが打てる一方で少し粘着ラバーらしい癖球らしさの乏しいイメージです。この辺りがどのようになっているのか気になりますね。ティバーさんのエボMX-Dも気になりつつ、やはり春は新作目白押しで、お金がかかってしまいます。それでも楽しい試打ですので、ポチるのでしょー。あとネイミングが少し厨二心をくすぐるところも個人的には好きなヨーラです。幽遊白書を思い出しますね汗

先日フレンドマッチでブログについてお声がけいただきました!

 katsuo000で登録していたこともあり、試合で負けた後にお声がけいただいてしまいました!恥ずかしい限りですが、重量について記載してあることは有益な情報とおっしゃっていただき、動揺しながらも続けていてよかったなーと感じた次第です。試打する人間が下手くそでは、話になりませんので、これからは腕前もしっかり磨いていきたいと感じました。今月もテンション系ラバーを試打していく予定です!