ブルーのラバーラストはBlue FIre JP01 Turbo(ブルーファイヤJP01ターボ)になります。ずいぶん前に購入して少し使ってTSPの粘着シートを貼ってとっておいたラバーになりますね。食い込みが良くて非常に扱いやすいラバーの印象でしたが、今回改めて自分のメインラケットに貼って試打しましたのでよろしくお願いします。
この説明を読んでなんとなくハードで回転性能によったスピン系テンションラバーではないかと想像することができました。実際ブルファイM1ターボは、ブルーファイヤJP01ターボやブルーストームZ1ターボよりも重量が重く、非常にハードなラバーでした。他メーカーのラバーで近いものを挙げるとTenergy 05 Hard(テナジー05ハード)、Rhyzer Pro 50(ライザープロ50)、Evolution MX-P(エヴォリューションMX-P)、Omega VII Pro(オメガ7プロ)などがあげられると思います。
M1ターボの貼りと重量
いつものようにZhang Jike ZLC(張継科ZLC)に貼りました。
Blue Fire M1 Turbo(ブルーファイヤM1ターボ)
・Sponge Thickness:1.8 mm、2.0 mm、MAX+
・Speed: 10++
・Spin:10+++
・Control:6
・Sponge硬度:50°
・オープンプライス (5,000円前後)
・73 g(切断前) → 53 g(張継科ZLCに貼って)
Rasanter R48(ラザンターR48) の比較
・Spin: 05 Hard > R48 ≧ 05
・Speed: 05 ≧ R48 > 05 Hard
・球持ち打球感: 持つ 05 > R48 ≧ 05 Hard
3. Blue Fire M1 Turbo(ブルーファイヤM1ターボ)
Blue Fire M1 Turbo(ブルーファイヤM1ターボ)
・FD3 Tension(FD3テンション)
・Spin:10+++
・Speed:10++
・Sponge硬度:50(ドイツ基準)
・スポンジ厚さ:MAX(2.2 mm)、2.0 mm、1.8 mm
・原産国:ドイツ
・5,660円 + 税
・カット後 約52 g
Blue Fire M1 Turbo(ブルーファイヤM1ターボ) の比較
・Spin: 05 Hard > M1 Turbo ≧ 05
・Speed: 05 > M1 Turbo> 05 Hard
・球持ち打球感: 持つ 05 > M1 Turbo ≧ 05 Hard
4. Blue Fire JP01 Turbo(ブルーファイヤJP01ターボ)
Blue Fire JP01 Turbo(ブルーファイヤJP01ターボ)
・FD3 Tension(FD3テンション)
・Spin:10+++
・Speed:10+
・Sponge硬度:47.5(ドイツ基準)
・スポンジ厚さ:MAX(2.2 mm)、2.0 mm、1.8 mm
・原産国:ドイツ
・5,849円 + 税
・カット後 約48 g
XIOM(エクシオン)のフラグシップラバー、Omega VII Tour(オメガ7ツアー)のレビューになります。エクシオンは韓国メーカーですが、日本でも確かな存在感があります。特に一般ユーザーにとって、一度は見たことのあるラバーとしてVega(ヴェガ)シリーズのラバーは馴染みがあるのではないでしょうか。Vega Euro(ヴェガヨーロ)、Vega Japan(ヴェガジャパン)、Vega Asia(ヴェガアジア)あたりは初中級者にとってのスピン系テンションへの導入ラバーとして愛用されている印象ですね。近年はプラボール対応であるVega Euro DF(ヴェガヨーロDF)やVega Asia DF(ヴェガアジアDF)などのDynamic Friction(ダイナミックフリクション、滑りが起こりにくいシート)を採用したラバーも人気ですね。ヴェガシリーズは初中級者向けのラバーですが、上位モデルとされるラバーがOmega(オメガ)シリーズになります。オメガシリーズは2020年現在では主に、Omega V(オメガ5)シリーズとOmega VII(オメガ7)シリーズが手に入れやすいと思います。今回レビューするOmega VII Tour(オメガ7ツアー)はエクシオンのラバーの中で、スピード性能、回転性能、ともにトップの数値を持つラバーとなっていますね。トップ選手も使用しており、世界ランキング一桁のHugo Calderano(ウーゴ・カルデラノ、ブラジル)選手やJeoung Young-sik(鄭栄植、チェンヨンシク、韓国)選手が使用しているようです。
Omegaシリーズの性能比較
オメガシリーズの公表性能値をまとめました。
オメガ7ツアーが販売後、さらにOmega VII Hyper(オメガ7ハイパー)、そして2020年に一躍注目を集めたOmega VII China(オメガ7チャイナ)の光(Guang)と影(Ying)もあわせて載せています。オメガ7ハイパーとオメガ7チャイナを除けば、オメガ7ツアーが回転性能もスピード性能も高いことが分かりますね。少なくともスピード性能はオメガシリーズ最速となります。また、オメガ7ハイパーはシートは粘着性ではありませんが、粘着ラバーを意識していますし、オメガ7チャイナは完全に粘着性ラバーになります。つまりオメガ7ツアーはオメガシリーズの中でもスピン系テンションラバーの最高峰と捉えることができると思います。