andro(アンドロ)

レビュー Hexer Power Grip (ヘキサーパワーグリップ)

説明

 andro (アンドロ)さんの中級者志向のラバー、Hexer Power Grip (ヘキサーパワーグリップ)をレビューします。近いのかなーと思っていたラバーはRigan Spin (ライガンスピン)ですね。同じようなラバーなのかなーと思って試打しました。ちなみに、NUZN (ニューゾーン)、発注しましたよ!(^^)/

 話題のラバーも早く試打したいところですが、今回本ページは、Hexer Power Grip (ヘキサーパワーグリップ)ですね。このラバーは中級者志向の安価、またはコスパの良い高性能ラバーとして発売されました。ヘキサーシリーズ自体は4種類のラバーが発売されています。円安の影響で、今は良コスパとはいいづらいのが辛いですが、使いやすくてしっかり球を持つイメージかなーということで、試してみたくなり、レビューさせていただきます。

公表性能値

 andro (アンドロ)さんの過去の公表性能値を記載させていただきました。直近のパンフレットでは性能値は公表されていなくて、少し寂しいですね。またかなり使いやすいRasanter C45 (ラザンターC45)は公表性能値ではありませんが、他のラバー性能値からの推定性能値を記載してみました。おそらく当たらずとも遠からずかと思います。

硬度SpinSpeedControl
Hexer Power Gripヘキサーパワーグリップ47.511811779
Hexer Gripヘキサーグリップ45.011711383
Rasanter C48ラザンターC4848.012911389
Rasanter C45ラザンターC4545.0128?91?
Rasanter R48ラザンターR4848.012411989
Rasanter R45ラザンターR4545.012311791

 公表性能値を比較するとスピード性能はRasanter R45 (ラザンターR45)と同等ということで、結構弾む印象を受けました。やはりRasanter (ラザンター)シリーズの代名詞Energy Cell (エナジーセル)による回転性能は高くて、Hexer (ヘキサー)シリーズの中で最も硬いHexer Power Grip (ヘキサーパワーグリップ)でも、回転性能は劣るとなると、中級者志向という言葉が分かる気がしました。つまり、相手の回転の影響は受けにくい分、回転性能もやや低いということなのではないかと想像できますね。使いやすいことにもつながるので大事なラバー特性だと思います。

硬度計測定

 続いてお馴染みの硬度計測定です。

公表
硬度
Spin重量
/ g
Shore a
Sheet
Shore a
Sponge
Shore c
Sheet
Shore c
Sponge
Sheet –
Sponge
(a)
Sheet –
Sponge
(c)
Hexer Power Grip47.51185029.026.141.439.62.921.83
Rasanter R45451234930.524.543.137.16.006.00
Rigan Spin40-45 /4730.125.142.840.95.001.92
Rigan40-45 /4427.622.935.531.94.673.58

 Rasanter R45 (ラザンターR45)は技術が一世代先のものであるため、スポンジ側はかなり柔らかく食い込みの良さを利用して、高い回転性能が引き出せるラバーということがわかりますね。特にシート側硬度とスポンジ側の硬度の差が大きいほど、球持ちと食い込みを感じやすくなりますね。一方、本ページでレビューするHexer ower Grip (ヘキサーパワーグリップ)は一世代古い製造技術で作られているためか、全体的に硬めですね。比較で、Yasaka (ヤサカ)さんのRigan Spin (ライガンスピン)とRigan (ライガン)の硬度を比較しています。思ったより、Hexer Power Grip (ヘキサーパワーグリップ)は柔らかく、Rigan Spin (ライガンスピン)の方が硬い結果となりましたね。これは思ったより回転性能重視のラバーではなく、軟テンション系よりのラバーかもしれないですね。

ヘキサーパワグリの貼りと重量

 Virtuoso + OFF (ヴィルトゥーソ+OFF)に貼りました。余談ですが、抗菌仕様など含めて最近のプラボールはさらに硬く、回転がかからなくなり、5枚合板系のラケットでも全然手に響かないなーと久々に使って感じましたね。5枚合板は手に響き過ぎて苦手でしたがこれはありやなーと久々に使って強く感じました。

Hexer Power Grip (ヘキサーパワーグリップ)
・Speed: 117
・Spin: 118
・Control: 79
・Sponge Thickness: 2.1 mm
・Sponge硬度: 47.5°
・5,600 円 + 税
・72 g(切断前) → 50 g (Virtuoso + OFF (ヴィルトゥーソ+OFF)に貼って)

 Virtuoso + OFF (ヴィルトゥーソ+OFF)に貼りました。上板Limba (リンバ)の5枚合板で、このラケットがダメな人は多分いないだろってくらい球持ちを感じられるのに、めちゃめちゃ板がしっかりしてて威力も抜群のラケットです。スピードと飛距離は出しづらいですが、その分オールラウンドに立ち回れるラケットですね~。ではではヘキサーパワグリ

ヘキサーパワグリの3つ特徴

掴んで飛ばせるヨーロッパ系ラバー!

 ラバー硬度は47.5°と最近の高硬度化が進む卓球ラバー界では、ヘキサー系の中でも最も硬いラバーではあるものの、柔らか目で正直フォアで使うには硬さ不足を感じさせるラバーでした。思い切りドライブで回転をかける時も少し沈み込みが甘い感じがあって、どちらかというとRozena (ロゼナ)っぽさがありましたね。その分5枚合板でも十分下がって打点を落として引き込んでも攻撃的に飛ばせるのはヨーロッパ系の軟テンション系を彷彿とさせられました。名前の通り、グリップ感は強いですが、andro (アンドロ)さんらしい軟テンション系ラバーの1枚だと感じました!

扱いやすさ抜群のオールラウンドラバー

 軟らかさがあるため、非常に扱いやすかったです。中級者向けという言葉のとおり、扱いやすさを感じました。例えば、チキータのときも、ゆっくりスイングしたとしても球を持って回転をかけられるので、かなり引き付けて安定して台におさめることができると感じました。個人的にはバックに使いやすいラバーで台上から中陣までこなしやすいと感じました。軟テンションなので、下がって思い切りくい込ませてのドライブで、驚きのあるボールが打ちやすいですが、バックハンドの技量が不足してそこまではできなかったですね。ただこのラバーならそういった新しい技術にも挑戦しやすいと感じました。

パワーグリップという名前通り、扱いやすさと回転とスピードで押すラバー

 実際に使う前はHexer Power Grip (ヘキサーパワーグリップ)というラバーは、Hexer (ヘキサー)シリーズ最硬硬度のラバーということで、回転性能の高いラバーと思い込んでいて軟テンション系ラバーという認識ではありませんでした。名前、使ってみた印象、そしてドイツ製ということを考慮すると、しっかり球を持ちつつ、回転とスピードで押すラバー、Tenergy (テナジー)系のラバーの中では80の立ち位置のラバーであると感じました。回転でもスピードでもどちらでも押していく扱いやすいラバーとして、Tenergy 80FX (テナジー80FX)というラバーもあります。Tenergy 80FX (テナジー80FX)はもう少し回転性能が高い印象で、ラバーももう少し柔らかいラバーになりますね。Hexer Power Grip (ヘキサーパワーグリップ)は硬さがあって回転性能が低い分、相手の回転にも鈍感でラリーを引いて勝負していく方に向いているラバーだと思います。またコスパも良いですね。回転性能が鈍感というのも、一つの特徴でありラリー勝負したい選手には良い選択肢だと思います!

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打
 違和感ありません。

ロングボールやラリーでのドライブ
 思い切り回転をかけてみましたが、ボールは沈むものの、威力は低い気がしました。スピードが出ないのは仕方ないですが組み合わせ的には回転は良いはずだと思っていたので、残念でしたね。

面を開いたドライブ

対下回転に対するループドライブ
 入るけど、質は低いかもです。

対下回転に対するスピードドライブ
 Virtuoso + OFF (ヴィルトゥーソ+OFF)としては、スピードドライブの方が個性が出て良かった気がしました。かなりやりやすいと感じましたね。 

カーブ/シュートドライブ

ブロック

カウンタードライブ

ツッツキ/ストップ

フォアサーブ

バックハンド系

軽打

ロングボールやラリーでのドライブ

対下回転に対するループドライブ

対下回転に対するスピードドライブ

ブロック 

ツッツキ/ストップ

チキータ

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Tenergy 80FXHexer Power GripRasanter V47

スピード
 Dignics 80Hexer Power GripTenergy 80FX

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レビュー Rasanter C45 (ラザンターC45)

説明

 andro (アンドロ)さんの大人気ラバー、Rasanter C45 (ラザンターC45)をレビューします。もしかしたら一般層にとっては、硬いRasanter C53 (ラザンターC53)Rasanter C48 (ラザンターC48)よりも、人気のラバーなのかもしれないですね!柔らかい硬度で、かつ球を持ちやすいシート形状ということでイメージとしてはTenergy 05 FX (テナジー05FX)と同系統のラバーといえるかなーと思います。まだ試打できていませんが、DNA Platinum S (DNAプラチナS)も近いラバーではないかと思いますね。柔らかいラバーとなると、回転量は落ちますが、その分容易に回転をかけられるので、バックに貼ってもスピードドライブやスピードチキータがしやすいことが特徴の1つになってきますよね。またブロックもしやすかったり扱いやすいということも特徴として挙げられると予想されますね。そのあたり確認していきたいと思います。そもそもRasanter (ラザンター)は非常に人気のラバーとなった印象で、You tubeを中心に流行っているイメージですね。2024年春はRasanter (ラザンター)の新商品の発売はないようです。ちなみに最新のハイエンドラバー、Nuzn (ヌーズ?)も英語などのサイトでは掲載されていますね!秋くらいに発売でしょうか、気になります!それではRasanter C45 (ラザンターC45)を確認していきましょう。

Rasanter (ラザンター)シリーズ

 Rasanter C Serieas (ラザンターCシリーズ)はシートの粒形状を変更し、微々粘着系のテイストを加えたラバーになっています。粘着は近年一つの流行ではありますが、中国製粘着などと比べると、Rasanter C Series (ラザンターCシリーズ)は粘着感はほとんどなく、スピン系テンションらしさの方が強いですね。ボールをしっかりカミつきつつ、初速から相手のコートに向けて伸びる感じがあるラバーになってきていると思います。またシートの硬さがしっかりあるため、カウンターもしやすいラバーシリーズになっています。Counter Spin (カウンタースピン)のC Series (Cシリーズ)ですので、時代にあったラバーだと思いますね。

 まずはandro (アンドロ)さん公式HPのRasanter C45 (ラザンターC45)の説明ですね!

カウンタースピンダンパー搭載 高次元の回転力と安定感の両立

 ラザンターC48の高性能はそのままに、エナジー・セル搭載の45度スポンジを合わせることで最高級の球持ちを実現。攻守のバランスや回転量を求めるプレーヤーにオススメ。

https://www.andro.de/ja/rasanter-c45jp

 安定感が売りだということがよくわかりますね。やはり柔らかいラバーを選ぶ一番の理由は安定感を求めるからでしょう。

 ラザンターのVは「Velocity」=速さRは「Rotation」=回転、という意味を持たせてネーミングされています。今回のCは「Counter Spin」=カウンタースピン、というネーミングになります。andro (アンドロ)初の粘着ラバーとして、そしてEnergy・Cell (エナジー・セル)搭載の新ラバーとして発売されたのが、Rasanter C53 (ラザンターC53)Rasanter C48 (ラザンターC48)、そして本ページのRasanter C45 (ラザンターC45)ですね。

性能値

 公表性能値を比較してみましょう。探してみましたが、見つけられませんでした。ボールの変化もあるためか非公表のようですね汗。

SpinSpeedControlSponge Stiffness
Rasanter C531301148753
Rasanter C481291138948
Rasanter C4545
Rasanter R531251188753
Rasanter R481241198948
Rasanter R451231179145
Rasanter R501221208050
Rasanter R471211198547
Rasanter R421191169342
Rasanter R371171129737
Rasanter V471191218847
Rasanter V421161199642
Hexer Power Grip1181177947.5
Hexer Grip1171138345.0
Hexer Power Grip SFX1231099742.5
Hexer Grip SFX1231069940.0
GTT45108999145.0
GTT40108939940.0
Plaxon 5251081168052.5
Plaxon 4501081088945.0
Plaxon 400911059140.0
Plaxon 350108989635.0

 ラザンターCシリーズは他のエナジーセル搭載のラザンターラバーよりも、スピード性能が5ポイント程度下がっています。その分スピン性能は抜群に高くて、Rasanter R53 (ラザンターR53)でもかなり高かったですがR53からさらに5ポイント高くなっています。テナジーシリーズの05的ポジションのイメージだと思うとよさそうですね。硬度から、Rasanter C53 (ラザンターC53)が、Tenergy 05 Hard (テナジー05ハード)Rasanter C48 (ラザンターC48)Tenergy 05 (テナジー05)のようなラバーととらえて良いのではないかと思いますね。もちろん打球感は、やや異なりますが性能は次のようにまとめることができるでしょう。

Rasanter C53Tenergy 05 Hard
Rasanter C48Tenergy 05
Rasanter C45Tenergy 05 FX
Rasanter R53(Tenergy 80 Hard)
Rasanter R48Tenergy 80
Rasanter R45Tenergy 80 FX

 続いて硬度計での硬さの確認になります。

WeightShore aShore aShore cShore cSheet-SpongeSheet-Sponge
gsheetspongesheetspongeshore ashore c
Rasanter C455028.923.240.136.85.83.3
Rasanter C485030.325.340.838.85.02.0
Rasanter R484831.525.339.636.06.23.6
Rasanter C535228.426.142.839.22.33.7
Dignics 054834.331.350.048.22.91.8
Tenergy 054732.226.844.643.35.41.3
Tenergy 05 FX4628.821.437.834.77.33.2

 Rasanter C45 (ラザンターC45)は、想定より重い値となりました。固体差でしょうか。やはり硬度はRasanter C48 (ラザンターC48)と比べて全て柔らかいですね。

C45の貼りと重量

 今回はMa Lin Hard Carbon (馬林ハードカーボン)に貼りました。

Rasanter C45 (ラザンターC45)
 微粘着テンション
・Sponge Thickness:2.0/Ultra Max mm
・Sponge硬度:45°
・7,200円 + 税
・73-4 g (シートなし、切断前) → 50 g (馬林ハードカーボンに貼って)

 シートに粘着は感じませんでした。微微々々粘着という感じでしょうか。最近のドイツ製粘着テンションのようなシートだと思います。重量は、50 gで予想より重いです。やや硬めのシートですが、ボールに吸い付くような感じがあり、扱いこなせれば高い回転性能の得られるシートだと思いますね。

Rasanter C45の3つの特徴

 抜群の扱いやすさと安定感でしたね。やはりバックハンドに持って来いの安定感でラリーが良く続くようなラバーでした。バックハンドで安定感と、プラスαを求めるなら、選択肢の1つとして良いと思います。また近年のトップラバー群は、柔らかい硬度でもストップがやりやすいです。これはシートの進化があるのではないかと思いますね。ツッツキ、ストップが止められるなら柔らかいラバーへ移行するのもありだなーと感じました。

バックに持ってこい!チキータ、ドライブ、ブロックなどなど技術がやりやすい!

 練習などしなくても簡単に合わせやすくて使いやすかったです!スピードドライブの角度は修正要でしたが、その他の技術、入れるチキータやドライブ、ブロックなどは入る角度やスイングの強さの幅が広く、違和感なく使えました。最近プラボールが硬くなって回転や球質で決まりにくくなっているので、思い切ってラリー志向をあげて、こういったラバーを使うのもありだなーと改めて思いました。

ツッツキ、ストップが質高い!

 最近のラバーの素晴らしい点ですね。スピードが出しやすいRasanter V47 (ラザンターV47)は、ストップやツッツキが難しかったです。最近のラバーでもDignics 80 (ディグニクス80)もツッツキはいけますが、ややストップが難しいんですよね。使いやすいと感じた意外なラバーはV>22 Double Extra (V22ダブルエキストラ)Evolution MX-D (エボリューションMX-D)などですね。最近のラバーは弾むのに結構ストップしやすいんですよね。この心はラバーにもよりますが、シートが一番重要だと思います。シートが硬いため、シートだけで打球するようなタッチで止まるんですよね。柔らかいのに、シートの力によって、Rasanter C45 (ラザンターC45)もストップが良かったです。Rasanter C series (ラザンターCシリーズ)はかなりストップがやりやすいので、自分に合った硬度を選ぶことはアリですね!

ラリー力が素晴らしい!

 試合で強烈なスピードドライブを打たれても、柔らかいスポンジで相手のボールを上手につかんで威力を吸収してくれるラバーでした。硬いラバーはかなりシビアなのですが、やはり柔らかいラバーはブロックがしやすいですね。 

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打
 特に変な感じはなかったです。 

ロングボールやラリーでのドライブ
 個人的には柔らかすぎて無理でした。くい込みすぎて板に当たっている感じがあり、くい込ませないで打とうとすると柔らかすぎて酷いとボールが落ちます。こういうことがあるため、柔らかいラバーはやはりフォアにはあわせませんね。

対下回転に対するループドライブ
 柔らかすぎて、回転量はそこまで高くないと思います。

対下回転に対するスピードドライブ
 打ちやすいです。

ブロック
 やりやすかったです。良く止まります。

カウンタードライブ
 ミート系のカウンターの方がやりやすいかもですね。

ストップ
 粘着ラバーまではいかないものの、やりやすさを感じました。止まりまくりです。

ツッツキ
 軟らかいので、切るのはシートだけを意識しないと切りにくく、切れたと思ってもあまり切れていないと思います。

バックハンド系

軽打
 違和感ありませんでした。 

ロングボールやラリーでのドライブ
 馬林ハードカーボンのせいですかね、少し飛距離が出すぎました。馬林ハードカーボンは打感について違和感なく移行できそうだったのですが、使っていくと、オーバーミスが多いんですよね。カーボンがノーマルカーボンで直線的で弧線を描かないのだと思います。上板硬めのインナーカーボンで良いのですが、カーボンらしい直線性が前へ出ていることに慣れないと使いこなせないと感じました。
 C45はその中でも柔らかいので、ゆっくりふってもくい込みでしっかり回転がかかりますね。自分のスイングをしっかり確認しながらスイングできるのは技術確認や打点を確認するとき、制御したいと思うときに非常に良いですね。

対下回転に対するループドライブ
 やりやすかったです。しっかりボールをかみますね。回転量も思ったよりあった気がしました。 

対下回転に対するスピードドライブ
 角度は結構被せた方がいいんですよね。最近分かってきた気がしています。

ブロック 
 やりやすかったです。最強の安定感。

カウンタードライブ
 ミート系の方が良かったです。

ストップ
 良く止まります。いいですね。安定感を求めるならありです!

ツッツキ
 ストップの質が高いのでそちらを良く使った方がいいと思います。

チキータ
 やりやすかったです。スピードも出しやすいですね。

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Tenergy 05Rasanter C45Tenergy 05 FX

スピード
 Dignics 05Rasanter C45Tenergy 05 FX

https://amzn.to/3USjfwU

2023年 andro卓球用具カタログ

元日本代表で激アスリート、大島祐哉選手の新たな門出、andro!

 mizunoさんのラバーの縮小など激震が走って、さらに電撃移籍が起こりました。卓球界では、かなりのアスリートの大島祐哉選手がmizunoからandroへ電撃移籍となりました。大島選手は昨年の全日本社会人選手権で優勝していますし、木下マイスターでずっとプレイする選手ですね。戦績も輝かしく、水谷隼選手のライバル、ドイツの若きエースDimitrij Ovtcharov (オフチャロフ、オリンピックシングルス銅メダル2回、2023年時) 選手に何度か勝利していますし、卓球帝国中国のMa Long (馬龍、オリンピック、世界卓球、ワールドカップでシングルス金メダルの大満貫)選手やXu Xin (許昕、2022年1月時世界ランキング3位と世界最強のペンドラ選手、団体やダブルスでの金メダル多数)選手にセットオールまでくらいついた経験のあるのが大島選手です。その大島選手がandroと契約ということで、用具は売れるのではないかと想像します。

androさんの電子カタログ: 2023SS_Catalog – andro Japan 公式サイトandro Japan 公式サイト

2023年の新商品!

Synteliac ZCO OFF/S (シンテリアックゼットシーオーオフエス)

Synteliac VCI OFF (シンテリアックブイシーアイオフ)

 注目はやはり、Synteliac VCI OFF (シンテリアックVCIオフ)でしょうか。このラケットは大島選手が選んだ一本になりますね。インナーカーボンになります。なお、大島選手はmizunoではFortius FT ver. D RE (フォルティウスFT ver. D RE)というアウターにDual WEB (ポリエステル繊維)をはさんだ7枚合板を使用していました。アウター繊維+7枚合板からインナーカーボンへ変更したということなので、木材よりのインナーなのではないかと予想してます。実際、androと契約しているコーチの方に伺うと、かなり使いやすいということでした。ちなみにその方が使用されているラケットはTreiber FI OFF (トレイバーFI OFF)というインナーにファイバーを入れた板厚のラケットになりますね。Synteliac VCI OFF (シンテリアックVCIオフ)とFortius FT ver. D RE (フォルティウスFT ver. D RE)をスペックで比較すると次のようになると思います。

Composition
構成
Blade thickness
厚さ
Blade Size
ブレード面積
Weight
重量
Synteliac VCI OFF
(シンテリアックVCIオフ)
Inner Voltema Carbon
5+2
5.9 mm158 x 152 mm86 g
Fortius FT ver. D RE
(フォルティウスFT ver. D RE)
Outer Dual Web
7+2
6.1 mm157 x 149 mm90 g

 結構変化していることがわかるかと思います。特に、katsuo000が注目したいのは、厚さとブレード面積ですね。katsuo000は厚さとブレード面積でラケットを選んでおります。厚さは0.2 mm薄くなる一方で、ブレード面積は大きくなるということで、結構な打球感覚の変化ではないかと個人的には思います。ブレード面積は、過去使っていたFortius FT ver D (フォルティウスFT ver. D)とほぼ同じ広めのブレード面積で、本人としては慣れているのかもしれないですね。一方、カーボンの入ったラケットを使わないことが大島選手のこだわりではないかと想像しておりましたが、2023年は新たにインナーカーボンラケットということで挑戦の年となりそうですね。現在、非常に注目しているのですが、同じくらいTIBHAR (ティバー)さんのLIBRA (リーブラ)というインナーラケットも気になっており、迷っております。でも気になっているので、どちらかは買う気がします。その時はレビューしますので、よろしくお願いします!

レビュー Rasanter C48 (ラザンターC48)

説明

 この2022年夏の注目のラバー、andro (アンドロ)のRasanter C48 (ラザンターC48)について、レビューさせていただきます。既にRasanter C53 (ラザンターC53)をレビューさせていただきました。パワーセル搭載のラザンターシリーズはTenergy (テナジー)シリーズなみの高いスピン性能を持つラバーですね。しかも2022年発売のRasanter C (ラザンター カウンタースピン)シリーズは、さらに回転性能が高く、かつカウンタードライブがしやすいラバーになりますね。

 また全国で活躍される関西You tuber「ごぶりんず」さんの大東選手がバック面で使用されているのが、このRasanter C48 (ラザンターC48)になります。これはかなり期待の持てるラバーですね。また同じ硬度のRasanter R48 (ラザンターR48)も、非常に評判の良いラバーで、元卓球王国のゆうさんもTenergy (テナジー)っぽいと言わしめるラバーでした。実際SNSなど拝見していると、使用者が多いのがRasanter R48 (ラザンターR48)ですね。Rasanter C48 (ラザンターC48)とRasanter R48 (ラザンターR48)との比較もしながらレビューしていきたいと思います!

 まずはandro (アンドロ)さん公式HPのRasanter C48 (ラザンターC48)の説明ですね!

高次元の回転力を有したハイバランスラバー

 ラザンターC53の高性能はそのままに、エナジー・セル搭載の中硬度スポンジを組み合わせ、さらなるコントロール性能と安定性を追求した。回転量の多いドライブや台上技術、カウンターのしやすさが際立つ。

https://www.andro.de/ja/rasanter-c48jp

 ラザンターのVは「Velocity」=速さRは「Rotation」=回転、という意味を持たせてネーミングされています。今回のCは「Counter Spin」=カウンタースピン、というネーミングになります。andro (アンドロ)初の粘着ラバーとして、そしてEnergy・Cell (エナジー・セル)搭載の新ラバーとして発売されたのが、Rasanter C53 (ラザンターC53)Rasanter C48 (ラザンターC48)です。

性能値

 公表性能値を比較してみましょう。andro (アンドロ)の公式ページには記載されていませんが、卓球ナビさんに性能値が記載されていましたので、そちらを採用しました。

SpinSpeedControlSponge Stiffness
Rasanter C531301148753
Rasanter C481291138948
Rasanter R531251188753
Rasanter R481241198948
Rasanter R451231179145
Rasanter R501221208050
Rasanter R471211198547
Rasanter R421191169342
Rasanter R371171129737
Rasanter V471191218847
Rasanter V421161199642
Hexer Power Grip1181177947.5
Hexer Grip1171138345.0
Hexer Power Grip SFX1231099742.5
Hexer Grip SFX1231069940.0
GTT45108999145.0
GTT40108939940.0
Plaxon 5251081168052.5
Plaxon 4501081088945.0
Plaxon 400911059140.0
Plaxon 350108989635.0

 ラザンターCシリーズは他のエナジーセル搭載のラザンターラバーよりも、スピード性能が5ポイント程度下がっています。その分スピン性能は抜群に高くて、Rasanter R53 (ラザンターR53)でもかなり高かったですがR53からさらに5ポイント高くなっています。テナジーシリーズの05的ポジションのイメージだと思うとよさそうですね。硬度から、Rasanter C53 (ラザンターC53)が、Tenergy 05 Hard (テナジー05ハード)、本ページのRasanter C48 (ラザンターC48)Tenergy 05 (テナジー05)のようなラバーととらえて良いのではないかと思いますね。もちろん打球感は、やや異なりますが性能は次のようにまとめることができるでしょう。

Rasanter C53Tenergy 05 Hard
Rasanter C48Tenergy 05
Rasanter R53(Tenergy 80 Hard)
Rasanter R48Tenergy 80
Rasanter R45Tenergy 80 FX

 続いて硬度計での硬さの確認になります。

WeightShore aShore aShore cShore cSheet-SpongeSheet-Sponge
gsheetspongesheetspongeshore ashore c
Rasanter C485030.325.340.838.85.02.0
Rasanter R484831.525.339.636.06.23.6
Rasanter C535228.426.142.839.22.33.7
Rasanter R535234.029.947.045.34.11.7
Dignics 054834.331.350.048.22.91.8
Tenergy 054732.226.844.643.35.41.3
Tenergy 05 Hard5035.832.647.746.93.20.8
Dignics 09C5033.431.850.849.11.61.7

 Rasanter C53 (ラザンターC53)は、Rasanter R53 (ラザンターR53)よりも硬度は柔らかい値となりました。一方Rasanter C48 (ラザンターC48)は、Rasanter R48 (ラザンターR48)と比べてshore aでは柔らかく、shore cで硬いという値となりました。shore cは計測部分の面積が広くより平均的な数値をひろっているものと想定しております。ただしshore aの数値はより扱いやすさと密接に相関していると感じております。従って、Rasanter C48 (ラザンターC48)はほぼほぼRasanter R48 (ラザンターR48)と同程度の扱いやすさといえるでしょう。

C48の貼りと重量

 Yasaka (ヤサカ)さんのAlnade Inner (アルネイドインナー)で試打しました。

Rasanter C48 (ラザンターC48)
 微粘着テンション
・Sponge Thickness:2.0/Ultra Max mm
・Speed:113
・Spin:129
・Control:89
・Sponge硬度:48°
・6,900円 + 税
・73 g (シートなし、切断前) → 50 g (アルネイドインナーに貼って)

 予想どおり、シートに粘着は感じませんでした。微微々々粘着という感じでしょうか。最近のドイツ製粘着テンションのようなシートだと思います。重量は、50 gで予想よりやや重いですね。Rasanter C53 (ラザンターC53)でも感じましたが、シートは、TIBHAR (ティバー)さんのEvolution MX-S (エヴォリューションMX-S)Evolution EL-S (エヴォリューションEL-S)などに採用されているシートに似ている感じでした。やや硬めのシートですが、ボールに吸い付くような感じがあり、扱いこなせれば高い回転性能の得られるシートですね。

Rasanter C48の3つの特徴

 予想通り、粘着ラバーという感じは全くありませんでした。やはりバックハンドに持ってい来いの高い性能で、かなり気に入りましたね。ここ1年で、バックハンドに使いたいラバーの中でもランキング5本の指に入ると思います。一方で粘着ラバーとして、癖を求めるとヤヤ違う、となるかもしれません。

バックに持ってこい!Tenergy 05よりの性能でTenergy 05よりも現代的!

 全日本選手権での戸上隼輔選手の優勝もあって、改めてTenergy 05 (テナジー05)のバックでの使用は注目されていると思います。このRasanter C48 (ラザンターC48)は、Tenergy 05 (テナジー05)なみの弧線の強さと回転性能をもちつつ、シートが硬いので相手の回転の影響も受けにくくて、ミートもしやすいラバーでした。このラバーはいいですね。もちろんTenergy 05 (テナジー05)も素晴らしいラバーですが、Tenergy 05 (テナジー05)をより現代的でカウンター性能やミート性能を高めたようなラバーがRasanter C48 (ラザンターC48)だと感じました。これは中級者や一般層のバックハンド用のラバーとして良い選択肢になると思いました。具体的には次のように感じる人にササルのではないかと思います。バックハンドではミートを多用するが、Tenergy 05 (テナジー05)だとやや硬いので、スピードが出せない、かといってTenergy 05 FX (テナジー05FX)だと柔らかすぎるし、Rozena (ロゼナ)やTenergy 80 (テナジー80)、Dignics 80 (ディグニクス80)だと05なみの球持ちを感じられない、と感じている方ですね。特にRozena (ロゼナ)くらいの硬度で、もう少し05によっている、ストップやツッツキが止まったり切れて、ドライブの弧線が強くスピン性能、カウンター性能の高いラバーが欲しいという方には是非試してみてほしいラバーですね。長期使用を考えるレベルでした。バックハンド用のラバーに欲しい性能が現代卓球に適した形で備わったラバーだと思います。終始試打もかなり楽しく実施することができました。チキータやバックハンドドライブもしっかり持ち上がってしっかり沈むので良かったですね。特にチキータは球を持つのでやりやすかったです。

ツッツキ、ストップが質高い!

 最もRasanter C48 (ラザンターC48)で気に入った点は、このツッツキとストップの感覚です。めちゃめちゃ止まりました。粘着シートという感じではないですが、相手のボールに吸い付くような打球感のシートであるため、初めはネットミスが多かったです。慣れるとブチっと切れるし、めちゃめちゃ止まるストップを決めることができました。この性能は試合で勝てる非常に重要な性能だと思います。

もの凄くカウンタードライブがやりやすい!

 これもワンコースで打っていて直感しましたがめちゃめちゃやりやすかったです。ブロックはもちろん、かけ返しもやりやすかったですね。シートが硬いので球を持つという感じではなく、やや弾くような打感になりやすいですが、しっかりヘッドを返せばドライブをかけ返しで返球することができます。ボールのスピードも走るので素晴らしいですね。 

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打
 特に変な感じはなかったです。 

ロングボールやラリーでのドライブ
 いいですね。めちゃめちゃ使いやすいです。ボールを掴むのと、思った通りに相手のコートに沈む感じがありました。その分、Rasanter R48 (ラザンターR48)よりもボールは走りにくいと感じるかもしれませんが、これは好みだと思います。

対下回転に対するループドライブ
 打ちやすいですね。シートがボールをしっかりつかみます。回転量もTenergy 05 (テナジー05)なみですね!素晴らしい。

対下回転に対するスピードドライブ
 ループドライブと同様に打ちやすいです。

ブロック
 やりやすかったです。良く止まります。

カウンタードライブ
 これはかなり良かったです。シートがいいですね。

ストップ
 粘着ラバーのようなやりやすさを感じました。とまりまくりです。

ツッツキ
 弾まないので、非常に切りやすかったです。レシーブはかなり良いと思います。

フォアサーブ
 しっかり切ることができて良かったです。好感触でした!

バックハンド系

軽打
 違和感ありませんでした。 

ロングボールやラリーでのドライブ
 ボールの弧線が強くやりやすかったです。またバックハンドでも十分にくい込ませやすくて、スピードも出しやすくて良かったです。

対下回転に対するループドライブ
 これもやりやすかったです。しっかりボールをかみますね。 

対下回転に対するスピードドライブ
 回転性能が高いので、回転で安定感を持たせるようなスピードドライブがやりやすかったです。インパクトで安定させる感じではないと思いました。

ブロック 
 やりやすかったです。

カウンタードライブ
 シートのおかげで良かったです。

ストップ
 初め、ネットミスが多かったですがビタ止め可能で良かったです!

ツッツキ
 切れます。武器になります。

チキータ
 やりやすかったです。スピードも出しやすいですね。

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Rasanter R53 > Rasanter C48 ≧ Tenergy 05

スピード
 Rasanter R48 ≧ Rasanter C48 ≧ Dignics 09C

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レビュー Rasanter C53 (ラザンターC53)

説明

 この2022年夏の注目のラバー、andro (アンドロ)のRasanter C53 (ラザンターC53)について、レビューさせていただきます。 

 まずはandro (アンドロ)さん公式HPのRasanter C53 (ラザンターC53)の説明ですね!

高次元の回転力とスピードの融合

 相手の球威に負けず、威力や回転を上書きして打球しやすくした最新テクノロジー搭載のトップシートを採用。そこに、高い正確さや安定性を生み出すエナジー・セル搭載の硬いスポンジを組み合わせることで、高次元の回転力と破壊力をもたらす。

https://www.andro.de/ja/rasanter-c53jp

 ラザンターのVは「Velocity」=速さRは「Rotation」=回転、という意味を持たせてネーミングされています。今回のCは「Counter Spin」=カウンタースピン、というネーミングになります。andro (アンドロ)初の粘着ラバーとして、そしてEnergy・Cell (エナジー・セル)搭載の新ラバーとして発売されたのが、Rasanter C53 (ラザンターC53)およびRasanter C48 (ラザンターC48)です。

 既にレビューもあがってきていますね。やっと打てたのでレビューさせていただきます。

性能値

 公表性能値を比較してみましょう。andro (アンドロ)の公式ページには記載されていませんが、卓球ナビさんに性能値が記載されていましたので、そちらを採用しました。

 今回のラザンターシリーズは他のラバーよりもスピード性能が5ポイント程度下がっていますね。その分スピン性能は抜群に高くて、R53でもかなり高かったですがR53からさらに5ポイント高くなっています。テナジーシリーズの05的ポジションのイメージですね。

 続いて硬度計での硬さの確認になります。

 意外や意外、C53はR53よりも硬度としては柔らかい値となりました。ただ、測定した季節の影響などを受けているかもしれません。andro (アンドロ)の濱川選手も、スポンジは同じで、シートが異なるだけ、とおっしゃっていましたので、この差はおそらくシートです。先行して情報開示された際にシートの粒形状は台形になっていたので、シートの硬さをおさえつつ、カウンターもしやすい粒形状なのかもしれません。

 このような台形の粒形状はよく表ソフトラバーで採用されるイメージですが、今回andro (アンドロ)さんが最新のフラグシップラバーに採用してきたのが、個人的には注目ですね!

C53の貼りと重量

 Yasaka (ヤサカ)さんのAlnade Inner (アルネイドインナー)で試打しました。

Rasanter C53 (ラザンターC53)
 微粘着テンション
・Sponge Thickness:2.0/Ultra Max mm
・Speed:114
・Spin:130
・Control:87
・Sponge硬度:53°
・6,900円 + 税
・74-5 g (シートなし、切断前) → 52 g (アルネイドインナーに貼って)

 正直、シートに粘着は感じませんでした。微微々々粘着という感じでしょうか。最近のドイツ製粘着テンションのようなシートだと思います。重量は、52 gで重たいのですが、最近Omega VII China Ying (オメガVIIチャイナ影)を使っているので、そこまで重いとは感じませんでした。

Rasanter C53の初期インプレッション

R53ほどの驚きの荒々しさは感じにくい (感じられないわけではない。)
 正直R53の衝撃というものと比較するとC53は小さい衝撃でした。R53はその回転性能、スピード性能、そのバランスが秀逸で、横回転も入ってボールがうねるように沈むので、まさに荒れ球と表現されるようなボールが打ちやすくて非常に完成度の高いラバーだと思います。これは、スプリングスポンジのような性能のスポンジ技術を開発する過程でたどり着いたエナジー・セルというスポンジによるところが大きいと思います。結果的にスプリングスポンジと類似だが異なるエナジー・セルスポンジで、やや硬めに設計されたことでテナジー80やDignics 80 (ディグニクス80)では再現できない荒々しい癖球とも呼べるボールがR53の一つの特徴だと思います。この荒々しい癖球によって唯一無二感のあるラバーだったのがR53になります。一方でC53では、このような荒々しいボールを打つのにさらなるパワーが必要になった感じがありました。インナーラケットで試打したこともあり、スピード感はかなり大人しくなった印象です。ただR53でもう少し欲しいと感じた球持ちやおさまりやすさは、C53に感じられました。R53が80っぽさなら、C53はまさに05っぽさを強く感じるラバーでもありました。このあたりは好みですが、C53の方が日本人には受けが良いように思います。実際、Simon Gauzy (シモンゴーズィー)選手はR53のままのようですからね。

・粘着らしさは小さい。
 (Dignics 09C (ディグニクス09C)などスピン系テンションから移行しやすいラバー)

・かなりパワーが必要!
 粘着ラバーというよりもスピン系テンションラバーに近いラバーですが、扱いこなすには、かなりのインパクトとパワーが必要だと感じました。R53以上のパワーが必要でしょう。Tenergy 05 Hard (テナジー05ハード)と比べるとやはり自分の力で打ったボールの伸びも少なく感じたので、スピード性能や純粋なボールの伸びはDignics 09C (ディグニクス09C)に近いと思います。従って粘着テンションに分類されるラバーでもあると思います。
 シートの粒形状が台形となっていることもあって、触ると思ったよりも硬度は柔らかめに感じました。Dignics 05 (ディグニクス05)と比べると、インパクトがないとくい込まない、ということもないシート形状で、球持ちは非常に強く感じましたし、Dignics 09C (ディグニクス09C)と比べればミート系のボールはスピードも出しやすいと感じました。ただやはり高い性能を最大限引き出すには、かなりのパワーが必要な印象です。

 今後もっとしっかり試打して、残りのレビューも記載予定です。 (2022/8/7)

Rasanter C53の3つの特徴

今までにない打球感のスピン系テンションラバー
 スポンジだけでなくシートもボールを掴もうとするようなラバー

 Counter Spin Damper (カウンタースピンダンパー)というシートの粒形状をよく見ると台形になっています。台形で、スポンジ側に向かって粒が細くなっているんですね。この粒形状にすることで、Dignics 05 (ディグニクス05)Dignics 09C (ディグニクス09C)Omega VII China Ying (オメガVIIチャイナ影)などの粒が太いスピン系テンションラバーや粘着テンションラバーとはやや異なる打球感だと感じました。Dignics 05 (ディグニクス05)Dignics 09C (ディグニクス09C)などと比べると、C53は思ったよりくい込みが良く、くい込みやすいのに、Dignics 05 (ディグニクス05)Dignics 09C (ディグニクス09C)などのように、球持ちの良さと、ボールがしっかり沈み込むと感じるラバーでした。個人的にはこういったしっかり回転がかかるラバーが大好きですね。
 どのような特徴を求めるか、にもよりますがC53は台形でくい込ませやすい分、やや沈み込みが弱いようにも感じました。Rasanter R53 (ラザンターR53)の方がスピードや勢いもありますし、もっと強回転と球の伸びを求めるのであれば、Dignics 05 (ディグニクス05)Dignics 09C (ディグニクス09C)などの王道的なラバーが良いでしょう。良いところどりがしたいならC53だと思います。
 あとは、くい込みの良さを利用して、中陣~後陣から打点を落としたときのドライブで威力と高い回転量とスピードが得られる気がします。打点を落として相手の台にホーミング弾のようにドライブを打つならこのラバーが良いと思いますね。

弧線があがって下回転打ちがしやすい!

 You tuberのごぶりんずさんも動画でコメントしていますが、Rasanter R53 (ラザンターR53)は上回転の打ち合いに強い分、やや下回転打ちが難しいラバーになっています。特に対下回転スピードドライブが難しくて、しっかりくい込ませつつインパクト時にしっかり回転をかけないとボールが沈まないのでオーバーするかネットミスしやすいんですよね。一方、このC53はかなり弧線を強く描くのとドライブ時にボールがめちゃめちゃ上がるので非常に下回転打ちがしやすいラバーでした。これはラザンターの中で新しい、そして今までにない選択肢になると思います!下回転打ちのためにC53を使うのはありではないでしょうか。

もの凄くカウンタードライブがやりやすい!

 Rasanter R53 (ラザンターR53)は上回転に対するラリーはやりやすかった一方で、シートが柔らかいので、前陣でのカウンターやループドライブに対するカウンタードライブはやや難しいラバーでした。一方C53はとにかくおさまりが良くて、どんな風に振っても入るんじゃないかっていうくらいカウンターがしやすかったです。弧線は上がる一方で飛距離は出にくい感じがありましたので、カウンターがしやすいのだと思います!カウンターがやりやすい形状をもとめた結果がカウンタースピンダンパーなのかもしれません。

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打
 特に変な感じはなかったです。 

ロングボールやラリーでのドライブ
 このラバーが難しいと感じたのは、ハードヒットしたときですね。ハードヒットすると、粒形状のためか、思ったよりもくい込むんですが、その後の球離れが感覚的にはかなり早いです。球離れが早いのでグッと回転をかけることができない、と感じました。逆に人によっては、ハードヒットしたときのボールの伸びや球のスピードを求める人にはささるかもしれません。またシートで打つとテナジー05のようにボールをしっかり持って低くて浅く打ちやすい感じですね。 

面を開いたドライブ
 思ったよりやりにくかったです。これは粒形状のためで、慣れが必要だと思います。 

対下回転に対するループドライブ
 打ちやすいですね。シートがボールをかむからだと思います。R53よりも打ちやすいと思います。 

対下回転に対するスピードドライブ
 ループドライブと同様に打ちやすいです。R53よりも打ちやすいと思います。 

カーブ/シュートドライブ
 R53のようなボールの荒れがなくなったのが残念でした。荒れがでるなら使いたいとも思ったのですが。もしかしたら、上手に使いこなせば荒れるのかもしれません。

 

ブロック

カウンタードライブ
 これはかなり良かったです。おさまりますし、飛距離がいい意味ででないので、相手のコートに入ります。カウンタードライブのために変えるのはありかもです。

ストップ
 粘着ラバーのようなやりやすさは、なくはないですけど、そこまでないと思います。台形の粒形状のためにくい込みがややよいからでしょう。 

ツッツキ

フォアフリック

フォアサーブ
 しっかり切ることができて良かったです。好感触でした!

バックハンド系

軽打 

ロングボールやラリーでのドライブ 

対下回転に対するループドライブ 

対下回転に対するスピードドライブ 

カーブ/シュートドライブ

ブロック 

カウンタードライブ 

ストップ

ツッツキ

チキータ

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量

スピード

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【8/4木20:00-8/11木01:59エントリーでポイント5倍】[送料無料] 卓球 ラバー andro(アンドロ) ラザンター C53
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雑感 2022/7/6 Rasanter C53を貼ってみて~

ラザンターC53を貼って

 今月は、ラザンターCシリーズの月になりそうな予感がしてます。色々あって、さっそく貼ることができました。ラザンターC53になります。

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 ラザンターR53と比較すると、粒形状を変更したラザンターというイメージでしょうか。R53はやはり荒々しいボールが特徴で、その荒々しさのDNAは継承されているのか、どのように継承されているのか、可能な限り早く試打して、このあたりの感触を得たいなーと思ってます。

やっとでました!待ってました!Rasanter C53 & 48

andro初の粘着ラバー C53 / C48

ラインで届いたアンドロさんからのメッセージです!↓

🔴NEW RASANTER!!

「C」=COUNTERSPIN(カウンタースピン)

新たな粒形状に「カウンタースピンダンパー」を搭載した最新トップシート。
そこにラザンターR53・R48と同様のエナジー・セル搭載スポンジを組み合わせた。

究極のカウンタースピンラバー降臨。

ラザンターC53:  https://andro.de/ja/rasanter-c53jp
ラザンターC48:  https://andro.de/ja/rasanter-c48jp

あなたを覚醒させる 6月発売予定

 ついに出ましたね!アンドロさんの初の粘着ラバーのようです!アンドロさんはドイツメーカーの中で最も最初にテナジーに匹敵すると言えるレベルのラバー、R53とR48を発売しました。その後、ドイツメーカーが追うように同じような技術を採用したスピン系テンションラバーを発売しました。他のドイツメーカーは、粘着テンションラバーも次々と発売していましたが、アンドロとcornillueau(コニヨール)は、粘着ラバーの発売はありませんでした。そして、ついにでましたよ、アンドロから粘着ラバーです!アンドロさんのラバーは非常に回転性能の高いラバーが多い印象です。そのアンドロさんから粘着ラバーがでるなら、これは気にならないわけないですね!2022年6月発売ということで、楽しみに待ちましょう!
 アンドロさんと契約しているコートの方に伺いましたところ、まだこれからサンプルが配布されるということで、ラバーもコテコテ粘着ではなく、どちらかというとDignics 09C(ディグニクス09C)のようにスピン系テンションに近いラバーとコメントいただきました。シートも微粘着か微々粘着系のようです。ただR53はシートがやや柔らかいラバーでしたので、少しくい込み過ぎるとも感じるラバーでした。シートをもう少し硬く強くなったことでカウンタードライブも打ちやすくなるのではないかと期待しますね~。これは気になる。

卓球王国の発信

 https://world-tt.com/blog/news/archives/22373

非常に気になりますね。話題沸騰で、来月You tuberさんの試打動画が多く拝見できることでしょう!

レビュー Rasanter R45(ラザンターR45)

説明

 ドイツ製ラバーの中でも抜群の回転性能を感じるスピン系テンションラバーがandro(アンドロ)のRasanter(ラザンター)シリーズになります。初期のラザンターシリーズから非常に回転性能が高くて素晴らしいラバーが多かったと感じていて、Rasanter R47(ラザンターR47)や硬度を落としたRasanter R42(ラザンターR42)は非常に回転性能の高さを感じるラバーでした。R47やRasanter R50(ラザンターR50)は、しっかりくい込ませて打ってあげるとサイドスピンが強く入ってボールが荒々しく相手のコートに入る感じがあるラバーでした。チキータなどはかなりボールが曲げやすいと思います。そして衝撃的だったのが、2019年9月に発売されたRasanter R53(ラザンターR53)です!このR53は率直に、「あ、テナジー05を超えてる!」と感じさせる回転性能、そしてR50を簡単に超える荒々しさ、と個性の強いラバーでした。R47やR50ももちろんいいラバーでしたが、旧ラザンターがかすんでしまうくらい、R53の高い性能には驚きと興奮があったことを覚えています!このR53にはEnergy Cell(エナジーセル)技術という、新しいスポンジ技術が採用されています。その後、同じエナジーセル搭載のラバーが2020年5月にRasanter R48(ラザンターR48)として発売されました。R47よりも硬度が硬いはずなのに、R47よりも抜群に扱いやすくて、「廉価版テナジー」と呼んでも良い高い性能を感じました。この、エナジーセルを搭載した第3の紅(あか)のラザンターRasanter R45(ラザンターR45)を本ページでレビューします。

 R45は、昨年の2021年5月発売のラバーになります。昨年の夏ごろには購入していたのですが、コロナ禍が長びきなかなか試打できず1年以上たってからの試打レビュー記事になってしまいました。タイムリーにレビューを挙げられないのが、katsuo000の弱いところです。

 さてこのR45について、kastuo000はなんとなくですが、R48で相当シートもスポンジも柔らかいものになっていたので、R45ではスポンジ硬度は45°しかないので、シートを硬くするのではないか、となんとく想像しておりました。要はシートの硬い軟テンション系ラバーということですね。シートの硬い軟テンションラバーは、実は既に人気を博している(おそらくヨーロッパで特に人気の)売れセンのカテゴリーのラバーだと思います。katsuo000が確認しているシートの硬い軟テンション系ラバーは、TIBHAR(ティバー)さんのEvolution EL-S(エヴォリューションEL-S)、Joola(ヨーラ)さんのRhyzer Pro 45(ライザープロ45)、XIOM(エクシオン)さんのVega X(ヴェガX)などになります。どのラバーもシートが硬く、上手に扱えば高い回転性能を発揮してくれるラバーですね。それでいてスポンジは柔らかいのでくい込ませやすく初-中級者層向けの非常に扱いやすいラバーといえるでしょう。ただ上級者層になってくると、シートだけでボールをこすったり捉えたりしようとしたときにスリップすることがあるので、好みがわかれるラバーでもあると思います。今回のR45も、硬度計で硬度を計ると明らかにシートが硬く要はシートの硬い軟テンション系のラザンター、というのがR45の立ち位置と言えると思いました。このR45について、androのパンフレットでは次のように紹介しています。

Made For You!

「高次元の回転力と抜群の安定性を兼備。エナジーセル搭載のハイスペックコンフォートラバー」

 エナジーセル搭載ラバー第三弾!扱いやすさと威力のバランスの良さから多くのユーザーに好まれる45度のスポンジ硬度を採用。威力や回転量はそのままにさらなる安定性を実現。驚異のグリップ力と高次元の回転力が様々な技術をサポートし、次のレベルへ導く。エナジーセルの可能性を体感せよ。

https://www.andro.de/ja/rasanter-r45jp

 それでは、R45のスペックについて確認していきましょう。

性能値

 公表性能値を比較してみましょう。

 スピン性能は、R50を超えるというのが、R45の公表性能値です。これは期待が持てますね。続いて硬度計での硬度測定結果になります。

ということで、冒頭でも触れたとおり、R45はシートがめちゃめちゃ硬くて、R48よりも硬い値になりました。(もしかしたら、R48は古いR48を計ったので値が小さくなったのかもしれません。)そして、スポンジ側から図るとかなり柔らかいこともわかります。shore c硬度計におけるシート側とスポンジ側からの硬度差はなんと6と比較したラバーの中で一番大きい値になりました。それくらいシートが硬く、スポンジが柔らかいのがR45だということがわかると思います。

R45の貼りと重量

 赤のR45をTimo Boll Spirit(ティモボルスピリット)にはりました。R53、R48、そしてR45と全ての紅のラザンターに緑色のカラーラバーが発売されました。そちらも気になりますね。反対は銀河の月ブルーになります。

Rasanter R45(ラザンターR45)
 UMテンション(テンゾーバイオスUM)
 Energy Cell(エナジーセル)
 40+ Plastic Ball対応
・Sponge Thickness:1.7 mm、2.0 mm、ULTRAMAX(UM)
・Speed:117
・Spin:123
・Control:91
・Sponge硬度:45°
・6,500円 + 税
・69 g(切断前) → 48 g(ティモボルスピリットに貼って)

 YASAKAののり助さんを使って貼りました。やはりコントロール重視のラバーですので、アウターカーボンにあわせてみたほうが良いと思い、ティボボルスピリットを選んでおります。

Rasanter R45の特徴

R48と同等以上にボールを掴む

 予想どおり、かなり扱いやすいラバーでした。バックハンドメインで使用しましたが、ミスする気がしないくらい容易にドライブをかけやすかったです。またUMということで反発性能も高く、スピードをだしやすかったです。ドライブの最大回転量はやや落ちると感じましたがバツグンの安定感を感じました。このあたりは予想通りでした。

ツッツキやストップが浮きにくい!

 R42でも感じたことですが、ツッツキやストップが浮きにくいと感じやすいのがラザンターのRシリーズの良いところだと思います。回転をかけてボールをコントロールしたわけではないのに、しっかり低くおさまる感じがあってRシリーズは良いと思います。

スピードドライブが打ちやすい!

 くい込みが良いのでカウンター気味に、スピードドライブを狙いにいけるくらい、スピードドライブが打ちやすかったです!この特徴は、EL-Sやライザープロ45にもある特徴で、相手のボールの回転を多少ムシしてミート系スマッシュに近いカウンターがやりやすかったです!
 EL-Sやライザープロ45と比べると、特徴があると感じたのはスピード性能です。これはシートが硬く、スポンジは柔らかくて球持ちはいいものの、シートの粒形状は他のラザンターシリーズと同様に粒はそこまで太くないのだと思います。その結果、スピード性能に特徴を感じたのではないかと思います。球持ちの点で最も球を持てると感じたのは、EL-Sになります。シートがしっかり硬く、スポンジも適度に硬くてミート系が最もやりやすいと感じたのがライザープロ45になります。総じて争うのはEL-Sやライザープロ45、日本ではRozena(ロゼナ)やFastarc C-1(ファスタークC-1)やV>15 Limber(V>15リンバー)などでしょうか。ボリュームゾーンと呼ばれるカテゴリーで戦国時代のゾーンですね。それぞれ扱いやすい、とうたいつつも、特徴があることを感じられました。やはり扱いやすくて日本人好みのラバーはロゼナになると思いますが、スプリングスポンジによる寿命が気になるのであれば、EL-SやR45、ライザープロ45などがオススメになりそうです。

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打
 違和感なし。柔らかいです。

ロングボールやラリーでのドライブ
 柔らかすぎて、ついつい自分の打ち方だとくい込ませすぎてしまいますね。こすろうとすると、あまりに手ごたえがなさ過ぎて、気持ち悪かったです。回転量も小さかったです。普段の硬いラバーで打つドライブでないために、相手は虚を突かれて飛んでこなくてタイミングをずらしてミスしてくれたりしてました。

面を開いたドライブ

対下回転に対するループドライブ
 フォアであれば気にならなかったです。

対下回転に対するスピードドライブ
 打ちやすかったです。くい込みが非常に良いので雑に打っても入ってしまう感じがありました。

カーブ/シュートドライブ

ブロック
 シートが硬いのですが、スポンジが柔らかいので思ったより相手の回転を食らうと感じました。ブロックは捨ててカウンターでも良いと思います。

カウンタードライブ
 カウンターはやりやすかったです。ただ、角度勝負なところもあるので、結構ネットを狙って打つことになると思います。

ストップ/ツッツキ
 止めやすかったです。

フォアフリック

フォアサーブ
 サーブの回転量には少々不安を感じました。

バックハンド系

軽打
 やりやすいです。でも威力も少なそうと感じました。

ロングボールやラリーでのドライブ
 ミート気味のドライブの方が安定すると感じました。R47とかR50にあるようなボールの荒れはほぼないと感じました。なれればラリー戦にはかなり強いラバーだと思います。

対下回転に対するループドライブ
 自分の腕にもよると思いますが、バックは難しかったです。くい込ませつつ、回転をかけて弧線を作ることをイメージして、ボールを落としてあげる必要があると感じました。

対下回転に対するスピードドライブ
 ループドライブ同様、難しかったです。

カーブ/シュートドライブ

ブロック

カウンタードライブ

ストップ/ツッツキ
 良く止まりました。

チキータ
 やりやすかったです。

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Tenergy 05 FX > R45 ≧ Evolution EL-S

スピード
 Tenergy 05 FX > Rhyzer Pro 45 ≧ R45 > Evolution EL-S

https://amzn.to/3IN3Aa6

2022年 andro卓球用具カタログ

androは春の新製品はカラーラバー!

 パンフレットでは新たなラバー発売をほのめかす見開きもありますが、春先の新製品はカラーラバーのみのようですね。ついにエナジーセル搭載のラザンター全てにカラーラバーがそろい、トップ選手から一般層まで、カラーラバーを選べるようになりました。カラーラバーまだ使ったことがないのですが、そのうち使ってみたいところです。

androさんの電子カタログ: https://www.andro.de/ja/online-cataloguejp

2022年の新商品!

Rasanter R53(ラザンターR53)グリーン
Rasanter R45(ラザンターR45)グリーン

 R48に加え、エナジーセル仕様のラザンターR53とR45にもカラーラバーが登場となりました。R53は特に緑で使ってみたいですね!androを象徴する緑は、他のメーカーでは使いにくいと思います。カラーラバー緑は遠くから見ても「androユーザー」を宣伝できることでしょー!

ラバーステップアップマップ

 ラバーの硬度と特徴がわかりやすいですね。こういう図を用意してくれるのは嬉しいし読むのが楽しいですね。

ブレードマップ

 オススメのラケットラバーの組合せに加え、ラケットの関係も分かりやすくまとめられていると思います。このような図は他のメーカーでも是非容易してほしいですね。ファイバー系のトレイバーFOとトレイバーFIが最もハードで、スピードが出る設計というのは知りませんでした。ファイバーでも6.8 mmのブレード厚さはスピードが出しやすいのでしょう。やはり気になるのは、トレイバーCIやゴーズィSLなどの最新ラケットですかね。

Review Rasanter R50

Explanation

andro sells rubber that feels outstanding rotation performance among German-made rubber. For katsuo000, if you can’t use Butterfly’s Tenergy series or Dignics series, you can be sure that you’ll use andro’s signature rubber, the Rasanter series. The reason is that the Lazanta series has high rotational performance! Considering the price, I think it is a very good series. It’s been a long time late today, but we’ll be reviewing the original Rasanter sign, the Rasanter R50!
Speaking of andro, the stylish apparel and the green color of the rubber sponge always give off a unique presence. Players contracted with andro include Simon Gauzy, who has defeated Jun Mizutani at the 2017 Table Tennis World Cup and China’s Xu Xin (Xu Xin, China) at the 2019 World Championship. (Simon Gauzy, France) and Akifumi Hamakawa, who entered the 2019 All Japan Championship as a ranker. Also, in recent years, you have contracted with table tennis club coaches from all over Japan, and the coach who has participated in the All Japan Championship, who is also indebted to katsuo000, has also contracted with andro. I think this area is strategic.

From Rasant to Rasanter

andro was selling the characteristic green sponge rubber Rasant series (Rasant Grip, Rasant Power Grip), Rasant Power Sponge, which was sold as a signboard until 2016. The 6 types of Rasant Power Sponge, Rasant Beat, Rasant Turbo, and Rasant have all been discontinued, and a new lineup called Rasanter has been launched in 2017. The Razanter series is a new flagship rubber that uses the same green sponge as the Razant series. The Lazanta series includes the R series, which has high rotational performance and makes it easy to make arcs, and the V series, which has high rotational performance and high speed performance, and is sold with a number that reflects the hardness of the sponge attached after R or V. In addition, ahead of other German manufacturers, it will be a rubber lineup equipped with a technology called Ultra Max, which has a sponge thickness of 2.3 mm. This technology seems to have been applied to top players before that, and it is a rubber that makes the seat thinner than the current one and makes the sponge thicker by that amount. There is an international rule that the thickness of rubber, including the adhesive layer, should be 4.0 mm or less, so it is necessary to make the sheet thinner in order to make the sponge thicker. It is said that rubber with a thin seat and a thick sponge is easier to get rotation, speed and flight distance, and it is easier to get the performance to receive top players. However, thinning the sheet is prone to manufacturing variations, and it seems that it was not widely available before that. Probably the latest technology could increase productivity, and as a result, it became possible to produce rubber with a thin sheet and thick sponge at a low price, and it seems that it was sold to the general market. This technology is not sold to the general public by Butterfly’s rubber, which sells the Tenergy series, which is the world standard for leading table tennis equipment in Japan and around the world. As of 2020, Butterfly has the thickest sponge, with a sponge thickness of 2.1 mm. In recent years, the number of rubbers made by other German manufacturers or made in Germany with thin sheets and thick sponges, so-called rubber thickness Max, is increasing.
Up to now, 8 types of Razanter have been sold, 6 types for the R series and 2 types for the V series.

Rasanter series

The Razanter series has a naming like the series in which the sponge hardness can be finely selected with the rotating R and the speed V, but when I actually tried it, it was different from my imagination. Apparently, the hardness of the sponge was changed, and the shape of the seat was also changed, so the shot feeling, performance, and easy-to-use technology were different. Furthermore, although the V series is certainly fast, it is not a rubber specialized for speed because it takes a lot of spin tension and rotation. katsuo000 has tried out R53, R48, R50, R47, V47 and R42, and would like to summarize the comparison in the future. I would like to comment here that the grain shape of the R53, R48, and R50 sheets is a little thin and the grain shape feels a little quick to separate from the ball. Compared to Dignics 05 and Tenergy 05, I think that the grain shape of the sheet makes it hard to feel the ball holding. On the other hand, the sheet is soft and the sponge has a good bite, so I think that it is a rubber that feels like holding a ball when it bites into the whole rubber. Initially launched in 2017, there were six types: R50, R47, R42, R37, V47, and V42. Furthermore, in October 2019, the R53 equipped with Energy Cell technology was newly released, and in May 2020, the R48 also equipped with Energy Cell technology was newly released. Currently, andro’s flagship rubber is R53 and R48.

Recently, I think that the R53 and R48 of the red Razanter are the focus of attention in the Lazanta series. We have already created a review, so we hope you will read it as well.

Published performance value

It is a comparison of performance values announced by andro. Is it characteristic that andro adds an item called control in addition to speed and spin? After all, R53 and R48 with energy cells have high performance and you can see that they are the current signboard rubber (as of September 2020)!

The R50 has also been used by Simon Gauzy in the past, and I think the first one I used after signing with andro was the R50. I feel that there are many reviews that this rubber also has speed and flight distance. In fact, it had a German-made rubber feel, not the heavy hardness of adhesive rubber or Omega VII Hyper. To put it simply, the R50 was designed to have the same level of rotational performance as the R47, and I had the impression that the remaining performance was a rubber with speed performance. The Razanter series are not rubbers with different hardness, but are probably developed with their own concepts. I think the R50 is a rubber that seeks speed performance such as meat while maintaining an arch trajectory. It is only clear that R47 and R50 are not related to Tenergy 05 and Tenergy 05 Hard. If you don’t know the Lazanta series at all, you may think that R47, R48, R50, and R53 have different hardness, but it’s not just a difference in hardness! I would like to summarize the above points at the time of this review and the review of R47. Thank you for your cooperation.

R50 paste and weight

Rasanter R50
    UM Tension (Tensor Bios UM)
    For 40+ Plastic Ball
・Sponge Thickness: 1.7 mm, 2.0 mm, ULTRAMAX (2.3 mm)
・Speed: 120
・Spin: 122
・Control: 80
・Sponge stiffenss: 50
・6,200 yen + tax
・72 g (before cut) → 51 g (after cut)

Three features of Rasanter R50

R50 is easier to bite than R47!

The grain shape of the sheet was different between R47 and R50, and R50 seemed to be finer and wider than R47. Therefore, I felt that R50 was easy to bite into the entire rubber. As a result, R50 is easy to use meat technology, and I think it is easy to hit speed drive even if it goes down! However, since the sponge is hard, even if it bites into it, the ball will last for a short time and the ball will come off quickly.
From here, it is arbitrary and prejudiced, but while many rackets of Mr. andro are thick rackets, they do not have special materials such as carbon, so considering that the design of rubber will also speed up. It seems that it was designed. For other Lazanta series, I felt that there was no rubber designed with the concept of maximizing ball holding and rotation performance at the expense of speed performance. As a result, I think that the rubber of the Razanter series has many balanced grain shapes that are close to the grain shape 80 of the butterfly sheet. And I thought that R50 goes well with andro’s racket. Specifically, I thought that R50 is a rubber that goes well with plywood rackets. If you match it with a plywood racket, the hard shot feeling and spiky feeling of R50 will be round and soft, and I think that you can supplement the speed performance that is easy to feel if it is insufficient.
It’s a little digression, but I think the rubber that I felt similar was Q5 or Q3, and the rubber that made Q5 feel softer was R50.

Of course, the rotation performance is high! Equivalent to or better than R47!

R50 felt high rotation performance like R47. The R47 that I tried earlier has very high rotation performance and I felt the rotation performance comparable to Tenergy 05. I felt that the R50 also had high rotational performance, but I felt that it was at the same level as the R47. R47 was a rubber that was very hard and felt the hardness derived from the grain shape like Tenergy 05. Therefore, I felt that it is easy to rotate with a sheet even among German rubber, and it is easy to obtain high rotation performance. On the other hand, R50 feels the hardness of the sponge, but since the sheet is soft in grain shape, it is easy to bite into it, and I think that it is a rubber that bites into the whole rubber and spins. The rotation performance is high for the soft sheet, and I felt that it was easy to draw an arc. I felt that katsuo000 was good for speed drive and meet, and I felt that the speed ball was more stable than I expected. I think it depends on how you use it, but I think that the speed ball with a sense of stability with the minimum rotation and arch line is a feature of the R50 rally. Depending on the user, I think that you can also find a feature by taking advantage of the rotation performance and continuing to hit a heavy drive while dropping the hitting point a little!

Push and stop are good to stop!

It was a rubber that was easy to fly because of the momentum and flight distance, but on the other hand, it was easy to stop and stop. It was difficult to cut it, but I think it is clearer than V47 and easier to stop than R48. I think that very important performance, push, and stop are reasonable performance.

Each technics review

Forehand

Light hit
Because of ULTRAMAX, I didn’t feel the hardness of the light hit.

Drive on long balls and rallies
If anything, speed drive is easy to do. I felt it was easy to play. Maybe the order of the rough balls
Rough R53 > R50 > R47 > R48 > V47 Beautiful
It is an image. R48 is a rubber that is more beautiful than a rough ball because it is very easy to bite into it despite the hardness of the sponge. You may feel that R47 is harder. R53 is the hardest, but R50 also has a similar hardness. Probably the R50 has the most speed drive seat shape among the R47, R50, R48 and R53. Therefore, I think that R50 will be quieter than R53 in terms of roughness.

Drive with open face
The sponge was so hard that I didn’t expect it to hit the racket right away. It was good.

Loop (top spin) drive against back spin
I felt that the ball holding was a little short and it was difficult to control the loop drive.

Speed drive against back spin
On the contrary, I think that this is fine if it is in the foreground. I think it’s easy to do.

Curve / shoot drive
I think R53 is more addictive and bends more. The R50 is easy to bite into, but it is a hard rubber, so I think it is easier to handle it if you use a drive with a little lateral rotation to master it!

Block
I felt that it was quite susceptible to rotation.

Counter drive
If anything, overwrite type counter drive is easy to do.

Stop
I’m glad it was easy to stop the ball.

Push
It was good that this was also low.

Serve
It was good to be able to cut it firmly. It was a rubber that could secure enough rotation amount of my rubber.

Backhand

Light hit
It’s hard, but I was surprised that it went unexpectedly.

Drive on long balls and rallies
It was easy to become a speed drive. I was also told that it didn’t rotate much. On the other hand, if it’s a back, I think it’s an ant. I think you can also aim for a gap with the fore.

Loop (top spin) drive against back spin
It was a little difficult. Sometimes I dropped it due to swing speed and lack of impact.

Block
Since the seat is soft, I think it is easily affected by rotation.

Stop / Push
It was easy to do. It was good that this was also low.

Chiquita
The flight distance was a little too long and over mistakes were conspicuous.

Comparison with other rubbers (personal impressions)

Max spin amount
 R53 > Tenergy 05 Hard > R50 ≧ R47 ≧ R48 > Tenergy 05 ≧ V47

Speed
 V47 > R53 ≧ R50 > R48 > R47 > Tenergy 05 > Tenergy 05 Hard

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