考察

Chat GPT × 卓球 について!

はじめに

 話題のAIを活用した卓球というものについて、徒然とかかせていただきます。自分自身、仕事でAIを活用しており、疑問や確認したいことがあればAIで壁打ち (質疑応答をして、自分の考えや答えの方向性を確認すること)をよくおこなっています。壁打ち (質疑応答をして、自分の考えや答えの方向性を確認すること)をおこなっていて、AI活用の仕事での良い点は、とても専門性の高い内容の計算や〇×の判断、議論や質問のポイント、回答案やスケジュール案まで、少なくとも大きく外れない80点の回答を用意してくれるのが素晴らしいですね。もちろん起死回生の一発逆転案とかは無理ですし、ドラマチックなこととかはなかなかできないと思います。それでも考える方向性を決める上で非常にAI活用は良いツールです。
 そんなことをしていると、最近卓球についても質問をするようになりました。卓球でどんな使い方があるのか紹介するとともに、案外なめちゃいけない役に立つと感じること、まだまだと思うことなどを紹介していきたいと思います!多分、あと1年くらいしたら若い世代の人たちが当たり前に使っているんじゃないかと思う内容ではありますが、参考になると嬉しいです!それではさっそくChat GPT×卓球のメリットデメリットを紹介します!

メリット 用具を元にした戦術の相談!

 いきなり革新的な部分の紹介です。自分自身のこれは確か、と感じる感覚や用具、悩みに対し結構妥当な回答や戦術的アドバイスがもらえます。自分の場合を例にして色々と参考にしてもらえると嬉しいです。

Q (katsuo000):試合の心理的な感覚として、中陣か後陣からでも盛り返せる感じがあるのですが、相手に打点早く前陣で処理されると厳しいのでこちらから相手の時間と余裕を奪うために後陣から中陣へ、中陣から前陣へ出ようとして、相手を追い込んだ最後の1球でミスしてしまうことがあります。張継科ZLC (Zhang Jike ZLC)は前に出で打点を早くするよりも、打点を焦らずに少し打点を落とした方が良いですか?

回答 (Chat GPT):
結論から:張継科ZLCは「前で急いで当てる」より、
“半歩待って(頂点〜頂点後)擦って落とす”方が勝率が上がります。
特に「最後の1球」でのミスは、前陣に出た瞬間に前打点+直線ベクトルになりやすいのが主因です。

なぜ”少し落とす”方が安定するか

・ZLCは球離れが速い → 前打点で押し気味になるとオーバーしやすい
・薄板のしなり戻りを使うには頂点〜頂点後が最適 → 回転が乗って落ちる
・前に出る場面ほど心拍・スイングが速くなり、角度誤差が増幅される

早い打点で行ってよい“例外条件”

※この3つがそろう時だけ前で仕留める

 ・高い・浅い(ネット上10–20cm/自陣浅め)
 ・回転が薄い/読める(相手の戻りが遅い、球質が軽い)
 ・面を被せて上+前に擦れる姿勢が作れている
 上記以外(深い球、回転強い、体勢が整わない)は**半歩待って“上に擦る”**が正解。

具体的な打ち分け指針(意思決定のミニツリー)

 ・相手の返球が深い or 速い? → YES頂点後で“上+前5〜10°”の強回転
 ・浅い・高い? → YES → 前で被せてスピードフィニッシュ
 ・読み切れない?姿勢が高い? → 半歩待つ(腰を落として溜め→擦り)

などなど。。。

 上記の回答いかがでしょうか?使用している用具を意識していくと、使用している用具でどんな技術がやりやすい、やりにくい、のか考察できるようになると感じました。自分自身、張継科ZLC (Zhang Jike ZLC)が好きだけど、張継科ZLC (Zhang Jike ZLC)の苦手をよく理解していない、ということは結構あったなーと感じます。少なくとも張継科ZLC (Zhang Jike ZLC)は前陣よりも中陣よりのオールラウンド向けラケットであり、前陣で勝負したいならアウターALC系かあるいはインナーALC系の方が板厚が厚くなることで、しなりは減るけど球持ちがよくなってやりやすくなる、と思います。同じ意味では板厚のある7枚合板系のラケットの方が前陣は良いかもしれませんね。ただ下がると威力不足は目立つでしょうし、また自分自身の得意技もあるのでそのバランスを考慮できるようになると思います。少なくとも張継科ZLC (Zhang Jike ZLC)を使うことを決め、上記の壁打ちをした後はサーブレシーブ以外は中陣を意識したポジショニングをするようになりましたし、その方が打ち込まれても安定できていると感じます。今まではどの用具でもこういうことをしないと、という動きをしていましたが今はこういう技術は苦手でこういうことは得意なのだからここで勝負していこう、という戦術や戦略の選択ができるようになったと思います。用具マニアでもあるので、自分の感覚を上手に言語化してくれている部分もあって納得できるのかもしれませんがAIの回答には驚きです。

デメリット 用具情報の誤答!

 逆に注意喚起していきたいこととして、用具情報の誤答です。特にトップ選手が使用している用具やこのラケットにはどんな用具があうの?という質問に対しては、世の中の通り一辺倒な回答が多くここに寄り添った回答が得られにくい気がします。これは情報源がいくつもあるとともに、最も妥当そうな回答を選ぶためではないかと思いますね。どの情報が正しいか、よりもより多くの情報があるものが正しそうだ、ということで回答してきている気がしました。よく間違っている情報としては板厚の情報であったり、インナーラケットであるのにアウターラケットと返してきたり、キョウヒョウはラバーにもラケットにも使われる名前であるため混同した回答が出てくるときもあります。Chat GPTの場合、Thinkingモードを選ぶことで誤答率は減るとは思いますが、怪しい回答が出てくる可能性はゼロではありませんし、数年前の情報を引用してくることも少なくないので、気をつけて用具情報を引用した方が良いでしょう。自分自身が用具マニアであるからこそ間違えに気が付きやすいということもあるのかもしれません。完全に全て正しいと思って使うのではなく、あくまでもAIはツールといえるのがこの辺りの事実からだと思います。

Q (katsuo000): Fan Zhendong SALC (樊振東SALC)を使ってみて、バックハンドドライブの球持ちの改善を感じました。しかしながらフォアの感覚が難しくて、張継科ZLC (Zhang Jike ZLC)へ戻そうと感じています。でも張継科ZLC (Zhang Jike ZLC)は少しバックが難しくなる想定です。張継科ZLC (Zhang Jike ZLC)でバックハンドを安定させるにはどうしたら良いのでしょうか

A (Chat GPT):良い気づきですね
FZD SALC はインナー系なのでバックハンドの「球持ち」が出やすく、一方でフォアでは「しっかり食い込ませないと抜けない」感覚が出やすいラケットです。逆に張継科ZLC (Zhang Jike ZLC)はアウターなので、フォアの強打が楽ですがバックでは「球持ちが短くてシビア」になるのが典型的です。

上記のように明らかな誤答を出してくることも全然あります。このあたりは気を付けてください。最後は結局自己責任でもありますね。

最後に

 今回は雑感として、Chat GPT × 卓球を紹介しました。実は卓球日記もChat GPTで書くようになってきました。また試合結果の反省を記載すると、技術ではなくメンタルではないか、とか色々と回答してくれるので新しい視点や考えを言語にしていためのツールとしてChat GPT、AIは非常に優れていると感じます。多分、今回の紹介は一例であり、今後活用例は確実に増えていく、あるいはコーチやメンターがChat GPTです、という世代も出てくるのかもしれません。もちろん経験も大切だとは思いますがやはり80点は出せるのがAIのスゴイところで、少なくとも一般のレベルであれば十分に通じるレベルがAIのレベル感ではないかとも思いました。是非ぜひご参考いただければ、そして活用方法を色々と探したり教えてくれたら嬉しいです。より活発にAI×卓球していきましょ!

考察 Zhang Jike ZLC (張継科ZLC)の打球感:王道ビスカリア系ブレードからインナーカーボンラケットとの徹底比較

はじめに

 ここ最近、自分の打球感覚に変化があり、以前ほどラバーの違いを敏感に感じ取れなくなってきました。その中で改めて感じたのは、「自分にはアウターZLC系のラケットが最もしっくりくる」という確信です。この記事では、これまで使ってきたラケットやラバーとの比較を通じて、現在使用中のZhang Jike ZLC (張継科ZLC)の魅力や、それに至るまでの試行錯誤についてまとめていきます。

現在の使用用具と選定理由

本職用具
 Blade: Zhang Jike ZLC (張継科ZLC)
 Fore:  Jekyll & Hyde C55 (ジキル&ハイドC55)
 Back:  Dignics 05 (ディグニクス05)

 この組み合わせを選んだ最大の理由は、「低く、質の高いループドライブを安定して打てること」にあります。Zhang Jike ZLC (張継科ZLC)は硬質でありながら板厚が5.5 mmと薄く、飛距離が出過ぎない点が大きな魅力です。特に自分のように、対上回転でも下回転と似た角度でドライブするプレースタイルにおいては、回転を強くかけてもオーバーミスしにくい特性が非常に合っています!
 アウターZLCらしくスピード性能も申し分なく、「入れるだけのボール」でも鋭さが出るため、シンプルな回転作業の繰り返しでもラリーに優位性を持てる感覚があります。

Zhang Jike ZLC (張継科ZLC)の使用感と特長

  • 安定性の高いドライブ:擦る打ち方が合いやすく、弧線が低くまとまる!
  • レシーブ性能:ツッツキも切れて、チキータにも回転が乗せやすい!
  • 中陣対応力:異質選手からオーソドックスまで、中陣ラリーで繋ぎと強打のバランスが取りやすい。
  • 難点:レシーブの難しさ、相手の強打に対する守備の面。

これらの点から、「決定力と安定感のバランス」を高水準で実現しているラケットだと感じています。現在は廃盤品となってしまいましたが、後継モデルであるFan Zhendong ZLC (樊振東ZLC)の再評価を求めたいところです。

王道ビスカリア系ALCブレードとの比較

 Zhang Jike ALC (張継科ALC)Lin Gaoyuan ALC (林高遠ALC)などの「王道ビスカリア系ALCブレード」は、確かに使いやすく、何より多くの実績のあるラケットですが、個人的には物足りなさを感じました。

  • ミート寄りでないと威力が出ない
  • 回転重視で薄く当てるとミスが出やすい
  • 中陣での決定打にやや力不足を感じる

重量がある個体 (Lin Gaoyuan ALC (林高遠ALC)、91 g)は好感触でしたが、それでもやや「守備的寄り」のラケットという印象です。対してZhang Jike ZLC (張継科ZLC)は、より攻撃的で、“回転で押し込む”卓球にマッチすると再確認しました。

Vario+ ACとの比較と選別理由

 Vario+ AC (ヴァリオ+AC)は、板厚6.1 mmというやや厚めのブレードで、王道ビスカリア系(板厚5.8 mm)と比べて0.3 mm厚いのが特徴です。7枚合板ほどではありませんが、飛距離が出やすく、オーバーミスも起きやすい傾向がありました。

特筆すべきは、片面に上板コト材+アウターアラミドカーボン系構成、もう片面に上板リンバ+インナーアラミドカーボン系構成を採用した、極めてユニークなハイブリッド設計です。フォア面には威力、バック面には球持ちと操作性を求める選手にとって、攻撃的で実戦的な性能を両立した魅力あるラケットだと感じました。
 特に、バックハンドの感覚を養ううえでは非常に優れたラケットで、自分にとっても技術向上の一助となりました。ただし、強く回転をかけたときのオーバーミスや、ドライブの“沈み”の不足が徐々に気になるようになり、結果的に使用を控えるようになりました。
 良いラケットであることは間違いありませんが、使用するにはより繊細な打球コントロールと技術が求められる印象です。

インナーラケットへの挑戦と限界

 過去数年間、バックハンド改善を目的としてインナー系にも数多く挑戦してきました。
使用してきた代表的なラケット:
 ・Reinforce AC (リーンフォースAC) 板厚 6.0 mm
  ≒ Harimoto Tomokazu Innerforce ALC (張本智和インナーフォースALC) 板厚6.0 mm
  = Inner Force Layer ALC (インナーフォースレイヤーALC) 板厚6.0 mm
 ・Alnade Inner (アルネイドインナー) (Reinforce AC (リーンフォースAC)よりも弾みをおさえる5.8 mm)
 ・Virtuoso AC (ヴィルトゥーソAC) 高威力で高品質 板厚5.7 mm
 ・Ice Cream iAZX (アイスクリームiAZX) フォア面とバック面で特殊素材の異なる
 ・上板コト材系のインナーカーボンラケット
  Tornado King Power (トルネードキングパワー)
  Ma Lin Carbon (馬林カーボン) (YASAKAの名作)
  Liberta Glorious (リベルタグロリアス) (上板コト材ではないものの硬質な上板)
  Ma Lin Hard Carbon (馬林ハードカーボン)
  Maple S Inner (メイプルSインナー) (打感はコト材ほど硬くないけど回転のかかる良ブレード)
   今はArc Caster Inner (アークキャスターインナー)

 インナー×リンバ材系の特徴として、球持ちの良さ=安定感は高いものの、強打や決定打の質が落ちやすく、引きつけ→インパクトの操作が難しく感じる場面が多くありました。特に薄く当てるドライブが主体の自分にとっては、「持ちすぎて飛ばない」「打ち切るには筋力や踏み込みが必要」といった印象です。
 インナー×コト材系のMa Lin Carbon (馬林カーボン)Liberta Glorious (リベルタグロリアス)Tornado King Power (トルネードキングパワー)といったブレードも試しましたが、インナー特有の打球時の安定感と引き換えに、攻撃時の鋭さが損なわれる感覚は拭えませんでした。やはり、アウターZLC × コト材 × 薄板という構成が、今の自分には最適だと感じています。

 今最も注目しているインナーラケットは前中陣でも使えるだろうHarimoto Tomokazu Innerforce Super ALC (張本智和インナーフォースSALC)ですね。今後の選択肢としてはありえるのかなーと思います。使ってみた印象としては、回転をかけにくいというのが一番感じましたが、その分下がっても押し返せるラケットで、バックハンドでも得点しやすい威力を出せると感じました。回転のかけやすさと威力が担保できるならHarimoto Tomokazu Innerforce Super ALC (張本智和インナーフォースSALC)もかなり良いラケットだと思いますね。

今後の候補:Revoldia CNF(レボルディアCNF)とFan Zhendong Super ALC (樊振東SALC)

現在気になっているのは以下の2本です。

 Revoldia CNF(レボルディアCNF)
 ・カーボン非使用で芯の硬さがなく、弧線が自然に出る
 ・板厚5.7 mmで回転安定性が高く、細かいラリーが得意
 ・ただし、芯がない分、強打の感覚はぼやけやすいかも。ラリー重視の一本。

 Fan Zhendong Super ALC (樊振東SALC) (アウターSALC)
 ・安定感+決定力を両立できる可能性あることを期待
 ・張継科ALCよりもパワーは確実に得られるはず、あとはループドライブの質

特にRevoldia CNF(レボルディアCNF)は、ラリーの安定感を高めつつ弧線のあるドライブを打ちたい方には魅力的だと感じます。

まとめ

打球感の変化とともに、多くの用具を試してきましたが、現時点での結論は次の通りです。

  • 自分にはアウターZLC系=Zhang Jike ZLC (張継科ZLC)がベストマッチ
  • 王道ビスカリア系ALCブレードはやや守備寄りに感じる
  • インナー系は高い攻撃技術力と鍛錬と筋力が必要で、安定重視ラリー向き
  • 攻撃的な卓球を支える用具=アウターZLC × 薄板 × コト材 = Zhang Jike ZLC (張継科ZLC)

これからも用具探求は続けていきますが、同じような悩みを持つ方の参考になれば幸いです。

内部リンク紹介

Zhang Jike ZLC (張継科ZLC)ってどんなラケットか、紹介、レビューZhang Jike ZLC (張継科ZLC)

Jekyll & Hyde C55 (ジキル&ハイドC55)の使用感と比較: Jekyll & Hyde C55 (ジキル&ハイドC55)
Dignics 05 (ディグニクス05)の使用感と比較:Dignics 05 (ディグニクス05)

王道ビスカリア系ALCブレード:
 Zhang Jike ALC (張継科ALC)
 Lin Gaoyuan ALC (林高遠ALC)
 Timo Boll Spirit (ティボルスピリット)
 Stradivarius (ストラディバリウス)

Hurricane (キョウヒョウ)の素晴らしさ

 Hurricane (キョウヒョウ)、たくさんの種類がある中、このページでお話させていただくHurricane (キョウヒョウ)はDouble Happiness Shanghai (紅双嬉、DHS)製のHurricane (キョウヒョウ)にフォーカスして記述させていただきます。最近、Hurricane (キョウヒョウ)の良さを再認識したり、語りたいなーと思うことがあったので、このような記事を書きたいと思いました。それではDHS製Hurricane (キョウヒョウ)について語らせていただきます。

中国トップの長年の相棒!そして王道チャイラバ!

 中国トップ選手が長年変わらぬ信頼を向けるラバー、それがHurricane (キョウヒョウ)ですね。男子シングルスで世界選手権三連覇、ワールドカップ2回優勝、オリンピック2回優勝、のMa Long (馬龍、中国)選手は、フォアバック両面にHurricane (キョウヒョウ)を使っています。そしてMa Long (馬龍、中国)選手がフォアバック両面にHurricane (キョウヒョウ)を選んで以降、若手選手含めて、中国選手は両面Hurricane (キョウヒョウ)の選手ばかりになりました。なぜそこまで長く愛用されるのか。何故、未だにトップ選手が愛用するのか、は正直、katsuo000ごときにはわかりません (汗)。高い信頼と実績が、選手たちの信頼を勝ち取っているのでしょう。

 日本のトップ選手では驚くほど、Hurricane (キョウヒョウ)の使用者を確認することができません。最近では日本大学の加山選手が両面Hurricane (キョウヒョウ)を使っているそうですが、2024年全日本選手権ランカーに名前を刻んだ選手の中でHurricane (キョウヒョウ)を使っている選手は、おそらく女子の早田選手のみだと思われます。このことと、過去に水谷隼さんが後加工に対する批判をしたこと、の2点をあわせると、おそらく中国トップ選手は後加工をしていること、そして後加工をしないとトップでは通用しないということが予想されます。過去には木下グループの大島祐哉選手も使うことを検討した時があったようなのですが、残念ながら継続には至らず、そのまま使うのではやはりスピードが足りないようですね。

 本記事では、一般卓人が使うレベルの話であり、そのレベルなら後加工なくても十分使えること、そして、後加工を推進したりする記事ではないことをあらかじめ申し上げます。

 今までにkatsuo000がレビューさせていただいたHurricane (キョウヒョウ)は以下のとおりです。
Hurricane NEO III Blue Sponge (省チーム用キョウヒョウNEO3ブルースポンジ)
Hurricane NEO II (普狂NEO2、40°、2.2 mm)
Hurricane NEO III (普狂NEO3、41°、2.2 mm)

Hurricane = 高い回転性能と弾まないラバー

 Hurricane (キョウヒョウ)の特徴といえば、とにかくまずは高い回転性能、そして弾まないことですね。スピードだけであれば、日本製ラバーの方が高いものはいくつもあります。中国という国では日本製ラバー、スピン系テンションラバーの世界標準であるTenergy 05 (テナジー05)でもスピード系のラバーと表現されるそうです。確かに確かに卓球という競技は、スピードや飛距離を競うのではなく、相手のコートにボールをおさめなくちゃいけない協議で、そういう意味ではスピードや飛距離を出すことは重要ではないですね。Hurricane (キョウヒョウ)はとにかく高い回転性能、そして弾まないことが特徴のスペシャルラバーだと思います。
 中国トップ選手は後加工しているのでしょうが、イメージとしては高い回転性能にスピードを補う意味で後加工をしているのでしょう。DHS製の粘着ラバーではペン型の選手用にSky Line (天極)という粘着ラバーもあります。このSky Line (天極)はHurricane (キョウヒョウ)よりも弾むとされるラバーで、ペン型はシェイクハンド型よりも手首と回旋運動を効かせることができるため回転を強くかけられ、従ってSky Line (天極)のように弾む粘着ラバーを使うということですね。中国トップのシェイク型選手は必ずHurricane (キョウヒョウ)を使用します。これはやはりスピードではなく回転が重要だからでしょう。

 Hurricane (キョウヒョウ)の特徴の1つとして、シートがスポンジよりも軟らかいことがあります。こういったシートの柔らかさを特徴とするラバーは、粘着ラバーではみられるものの最近のスピン系テンションラバーでは少ない特徴になりますね。シートが柔らかいと球持ちは硬度以上に良くなります!この球を持つ、という特徴は現代卓球ではどんどん重要になってきていると思いますが、Hurricane (キョウヒョウ)は20年以上前からその特徴をもって生まれてきたラバーになるわけですね。シートが柔らかい分、スポンジを極めて硬い仕様にすることで、高い回転性能と球持ちを具備したラバーになりますね。

 近年のプラボールへの移行、そして、プラボールがさらに硬くなり、またNittaku (ニッタク)製の抗菌クリーンボールのようなボールへと移行してきた結果、ボールの回転量はどんどん減って、一般層でもかなりラリーが続くようになったと感じています。ラバーの回転性能の改善よりもボールの硬質化と変化の方がやや早い気がしていますね。余談ですが、回転をかけるドライブ型よりも影響が大きいのは異質型かもしれません。異質型はさらに変化が得られずなかなか勝ちにくい環境になったのではないかと感じます。個人的に伊藤美誠選手がなかなか勝てていない理由の一つに、ボールの変化があると感じますね。
 ボールの変化は、トップ選手はもちろん、一般層にも強く影響していると感じます。その一つがループドライブの質ですね。ボールが硬く抗菌加工される前では、ループドライブは回転量さえあれば、カウンターを受けることはあまりなかったと感じます。一方ボールが硬く抗菌加工された後は、高いループドライブもカウンターを受けまくるようになったと感じています。Timo Boll (ティモボル)選手のプレイのようにループドライブはネットスレスレで浅く打たないといけなくなりました。低く浅くループドライブできないとたちまちループドライブもカモにされてしまいますね。低く浅いループドライブを最も打ちやすいラバーの一つがHurricane (キョウヒョウ)でしょう。この理由は回転性能が高くて、弾まないからですね。
 ループドライブ以上に一般レベルで使用していて嬉しいことは、レシーブになります。チキータやループドライブも良いですが、それ以上にツッツキがよく切れるので、多少浮いてもツッツキで得点が取れるんですよね。弾まないので思い切り切っても収まるところも助かります。Hurricane (キョウヒョウ)は本当に回転で点数を稼げるラバーだと思います。そして弾まないからこそ、最近使っていて感じるのが、ブロックの安定感ですね。ブロックのときにかけ返せてアクティブブロックすると相手の3球目ドライブなどがある程度安定して返せることに最近気づきました。あの安定感は、ブロックを一つの戦術に盛り込めると感じる素晴らしさだと思います。カウンター性能も重要ですが、それ以上にブロックが安定させられる、Hurricane (キョウヒョウ)には、そう感じさせる性能があり、盾として使えるラバーだと思います。ツッツキ、そしてブロック。この2つを備えるラバー、それがHurricane (キョウヒョウ)でしょう。

どのグルーで貼るべきか

 中国のナショナルチームが公式に使用するグルーはNittaku (ニッタク)製のFine Zip (ファインジップ)になりますね。このこともあって、Fine Zip (ファインジップ)の特用500 mlを購入して何度かHurricane (キョウヒョウ)を貼ったことがあります。Fine Zip (ファインジップ)はトロトロ系あるいはネバネバ系のグルーで、他のグルーと比べても厚くなりやすく、簡単に重くなるグルーですね。何度かこのグルーを使ってHurricane (キョウヒョウ)や他のラバーを貼ったことがありますが、Fine Zip (ファインジップ)の特徴は厚い層を作ってラケット全体を重くでき弾みを与えてくれる一方で、回転性能が落ちる印象があります。Fine Zip (ファインジップ)を使うことで、Hurricane (キョウヒョウ)の弾みを補うためにFine Zip (ファインジップ)を使うのはありかもしれません。ただし、複数回塗るとかなり重くなるので、このあたりは自己責任での対応をお願いしたいです。
 個人的にHurricane (キョウヒョウ)を貼る上でオススメのグルーはFree Chack II (フリーチャック2)になりますね。トロサラ系のグルーで安定して最低限のグルーの量で接着でき、かつラバーの高い回転性能を損なわないグルーになります。Free Chack II (フリーチャック2)ならほとんどHurricane (キョウヒョウ)の重量を重くせずにしっかり接着することができるでしょう。

一度は使ってみたいラバー!Hurricane (キョウヒョウ)

 日本だけでなく世界中が中国卓球を注目し、その中心にはHurricane (キョウヒョウ)という特徴あるラバーが長い時間君臨しています。やはり卓人なら一度は手にしたくなるラバーでしょう。このラバーを一度でも手にしてみるなら、今回の記事が参考になるのではと思います。どうぞご参考ください。

Dignics 05 (ディグニクス05)の難しさと魅力とは

最先端にして新「世界標準」!

 日本トップ選手が選ぶDignics 05 (ディグニクス05)について、結構使い込みましたので改めて深堀するような記事を書きたいと思い立ちました。今や、張本智和選手、戸上隼輔選手、中国選手を脅かす中華台北の林昀儒 (Lin Yun-Ju)選手と現日本男子のトップ選手から世界トップ選手までが使用するラバーであり、Tenergy 05 (テナジー05)の「世界標準」から新たな新「世界標準」と呼ばれるべきラバー、それがDignics 05 (ディグニクス05)ではないかと思います。トップ選手が使用することから、ラバーの性能は折り紙付きであることは明らかですが、一般卓人にとっては、扱いが難しいことでも結構有名なラバーではないかと思います。なぜ難しいのか、を表現するのは容易ではないですが、katsuo000が感じたことについて、綴らせていただければと思います。

Dignics 05はミート系の技術は向いていない

 まずDignics 05 (ディグニクス05)を使うときに気をつけるべきポイントは、ミート系の技術に向いたラバーではないことです。もちろんセンスのある方は関係ないのかもしれませんが、少なくともミート系で使おうとするとボールが暴れる、とkatsuo000は感じました。フォアで使っていたとき、あまりにも弾むのでミート気味に使って中陣から強打しようとしたことは何度かありますが感覚のあるフォアでも安定しませんでした。ドライブのときよりもボールの飛距離が出すぎてオーバーミスすることが多く、オーバーを意識して低く打つとネットに直撃しました。ディグニクス系のラバーはとにかくボールの弾みが尋常ではなくて、まさに「グルーしたような」レベルの弾みを示してくれます。しかしながら、その分扱いが本当に難しいと思いますね。ただ弾むだけであれば感覚があればある程度感覚でおさめられるかもしれませんが、昨今流行りの板薄のラケットを使うとラケットがしなるので、ボールのスピードや回転にも左右されやすくて、余計にミートには向かないなーと感じました。これが木材系の板厚ラケットやカーボン入りの板厚ラケットであると、ミートの感覚も変わってくると思いますが、板薄ラケットにあわせるとミートは神業的なレベルに至っているように思います。そしてミートで使うならもっと別の選択肢もあるようにも思いますね。相手の回転の影響を受けにくいラバーの方がミートには適していてやりやすいと感じるでしょう。例えばDignics 64 (ディグニクス64)などがやはり直線的でミート打ちには期待が持てると思います。このラバーでミートをするのはやはり個人の感想ではありますが、ロビングに対するスマッシュを除いて、ラバーの良さを引き出しにくい結果になると思います。

Dignics 05の打球感は球持ちを感じにくい?

 打球感覚についてがやはりトップ選手でも使用する人と使用しない人を分ける部分ではないかと想像している部分になりますね。正直初めて使うときは、球を持つくらいしっかりくい込ませようとしても、くい込ませる分弾みも強くなりやすいので「球を持つ」前に飛び出してしまうような打球感で球持ちを感じづらいと思います。この球持ちを感じにくいという点がトップ選手の人には難しいと感じさせるのではないかと勝手に想像している部分ですね。一方で無二のラバーでもあり、使いこなせるのであれば中国選手にも必殺のラバーになるようで、それを体現しているといえるのが張本選手や林昀儒 (Lin Yun-Ju)選手だと思います。

Dignics 05は回転をかけドライブするためのラバー

 では、Dignics 05 (ディグニクス05)はどのような技術にもってこいなのか、それはやはり回転をかける技術で非常に優れた性能を示すラバーだと思います。ただし、これも上手な人が使って初めて使いこなせるラバーだと思います。フォアで使っていたときも使い方を掴むために相当打ち込みんで、回転をかけることでスピードドライブが安定すると感じたときに初めて良いと感じました。そのドライブのためには相当なインパクトと準備が必要で大きなラリーなら魅力的ですが、レシーブや台上ではやはり難しさの方が目立つとも感じました。練習のやりこみでもちろん使いこなせるかと思いますが、やはりレシーブはオーバーミスが目立ちとにかく悩まされましたね。難しい要因はとにかく弾むことで、弾むのでボールが引き込めるときは上書きでなんとかおさまりが良いのですが、台上のボールになると引き込みにくくて上書きが難しくなる印象です。ツッツキやストップ、チキータなどの技術含めて小手先ではなく、少なくとも体幹を使って身体で打つようなイメージで初めて安定感が得られるようなラバーだと思いますね。レシーブなどは特に小手先で打とうとしてしまう部分が自分にはあり、また身体を使いすぎると角度を間違えるとオーバーが増えてしまい、ということで難しいと感じました。良いときは本当に良いのですが、良いボールとして相手コートに入るときとミスするときが紙一重のような状態で、やはり練習でいい状態を維持しないといけないと感じさせられました。

Dignics 05は唯一無二のドライブが打てるラバー

 もちろんめちゃめちゃ良いときはとことん良くて、フォアドライブ、バックドライブやチキータ、ツッツキ、ストップもかなり回転がかかって、卓球の質が一段あがるような素晴らしいラバーだと思います。特に前・中陣からネットスレスレのスピードドライブがガンガン打てて、めちゃめちゃ安定する、そんなイメージがあります。良いときはとことん良いラバーであるのは間違いないです。特にエグいのがブロックやかけ返し、カウンターなどで、感覚がついてくるようになるとかなりやりやすいと感じると思います。感覚にもよりますがブロック系は、やはりあまりミート気味に当てると落ちやすく、しっかりボールを持つような、ナチュラルに回転をかけるような打ち方が安定感が出るのですが、その感覚を得るまでにkatsuo000はかなり時間がかかったと思います。ブロックに回ってもやり返せる、ある意味盾でもあり矛にもなる、後の先を狙える最強無二のラバーではないかと思います。相手のドライブに対してもボールを持つことでかけ返し系のブロックやカウンターもやりやすくて安定すると感じると思います。このあたりもまさにドライブや回転をかけることに非常に適したラバーであることを感じさせるラバーだと思いますね。使いこなした時のラリーの安心感やエグさは無二のラバーであり、そのパフォーマンスは中国選手も恐怖するレベルなのだと個人的には思います。

Dignics 05をオススメする選手はどんな選手か?

 使いこなせるかどうかのポイントの最後の部分は、非常識なまでにラケット角度を寝かして、ラバーを信じて?あるいは感覚を信じて?ドライブ回転をかけに行けるかどうか、にかかっているような気がします。チキータに行くときなども相当寝かせるイメージです。katsuo000の言葉で申し上げると、どこまでラバーを信じられるか、「絶対落ちるでしょ?」って角度で打って入ってしまうのがDignics 05 (ディグニクス05)というラバーだと思います。

 個人的にオススメする選手は、長くこのラバーと付き合おう、と思える選手だとkatsuo000は思います。やはり非常識なボールが入るようなラバーなのでその感覚、センスをすぐにつかめる天才的な方は別でしょうが、基本的には慣れて扱えるようになるまで、相当の時間を要すると思います。若手であればやはり練習時間を確保できる選手になると思いますし、ハマると良いですがハマるまでに時間がかかってしまうと大きな大会でコケる原因にもなるかもしれませんので、相当な覚悟を持って挑戦した方が良いと思います。一般の選手では返球がやはり速くなるので両ハンド選手にオススメしたくて、回り込みを多用する選手には中・後陣のラリーが得意かどうかが一つの分岐点ではないかと思います。練習量が確保できる人であるなら、今のボールが何故入ったのかわからなくても気にしなくて、こうすれば入るということを掴んだらあまり色々考えずに練習のように試合で打てる人には向いているのかもしれません。練習量を確保できないのであれば、今のボールが何故入ったのか、その理由をとにかく追求して、その感覚を掴むところまで付き合いできるかどうか、分岐点になるかと思います。是非使うのであれば覚悟と根気を持って付き合うようにしてほしい、そんなラバーになると思います。

 魅了されるような唯一無二の性能を持つが、「暴れ馬」と称されるような扱いにくさがあり、火傷や大けがをする人も出てしまう、男の浪漫のような魅力をもったラバー、それがDignics 05 (ディグニクス05)だと思います。新「世界標準」であり、「唯一無二」であり、扱う人によっては「暴れ馬」とも称されてしまうようなラバー、Dignics 05 (ディグニクス05)。katsuo000から最後に手に取る方には「是非楽しんで、そして卓球という魅力にまた魅了されて。」という言葉を贈りたいです。

2023年版 球持ちの良いスピン系テンションラバーランキングトップ5!

回転性能 ≠ 球持ちの良いラバー!

 最近強く感じることは、ラバー性能が格段に上がっていること、そして、シートの硬いラバーが増えたことです!このシートの硬さというのが、現代卓球において、非常に重要になってきているようにkatsuo000は感じております。シートは硬すぎず柔らかすぎず、まさにバランスが要求されます。硬すぎるとインパクトを強くしないとくい込まないので、思ったような回転がかからなかったりします。逆に柔らかすぎると、最大の回転量はやや下がるし、相手の回転の影響も強く受けるようになります。このようにシートはラバーのキーマテリアルとなってきました。また昨今の卓球用具では、ラケットへラバーをあわせるのではなく、ラバーを選んでラバーにあうラケットを選ぶという考え方も増えてきました。それくらいラバーが主役となりつつあるということです。
 そこで本ページでは、改めて球持ちに特化したラバーについて、独断と偏見でランキングしていきたいと思います。基本的には、スポンジよりもシートの方が柔らかいラバーが球持ち抜群といえると考えています。実はそういったラバーは、Hurricane NEO III Blue Sponge (省チーム用キョウヒョウNEO3ブルースポンジ)などの粘着ラバーに多いです!ただしこのページではあくまでも、スピン系テンションラバーにこだわって取り上げていきたいと思います。回転性能ではなく球持ちの良いラバーたちを、初めに各社のブランドから1枚選びつつ、最後にトップ5を示させていただきます。それでは確認していきましょう!

Butterfly (バタフライ)

Tenergy 05 series (テナジー05シリーズ)

・Tenergy 05 (テナジー05)
・Tenergy 05 Hard (テナジー05ハード)
・Tenergy 05 FX (テナジー05FX)

 このラバーはやはりシリーズでランクインだと考えました。やはり球持ちを議論する上で世界標準、Tenergy 05 (テナジー05)シリーズは外せませんよね。硬度も、HardからFXまであってレベルや技量にあわせて選ぶことができますね。抜群の球持ちと回転量、そしてバランスの取れた弾み、と今だ世界標準のテナジー05シリーズは、一度は通るラバーとなっているかもしれません。ラバーが多いと言っても、このラバーは一度は試すラバーになってしまったといっても過言ではないくらい、最も標準的なラバーになりますね。

VICTAS (ヴィクタス)

V>20 Double Extra (V>20ダブルエキストラ)

 VICTASさんからは最新ラバーの1つ、V>20 Double Extra (V>20ダブルエキストラ)を挙げます。このラバーは非常に球持ちが良いラバーになっていますね。スプリングスポンジのように硬度のわりに食い込ませやすいスポンジを搭載し、バックハンドでも使いやすいラバーになっています。しっかりボールを掴むのに、シートがやや曇り系で硬く、VICTASラバーらしいカウンターのやりやすさのあるラバーに仕上がってますね。やや寿命が短いようですが、キャンペーンなどで5,000円台で購入可能なラバーというのも良い点ですね。正直フォアもバックも迷ったらこのラバーを使うというのはアリだと思いますね!

Nittaku (ニッタク)

Fastarc G-1 Max (ファスタークG-1マックス)

 やはりこのラバーも外せません!日本一売れているラバー、G-1です。個人的にはスポンジ厚さが一番厚いMaxが一番ボールを持ちやすいと感じました。特厚でも、食い込みが良すぎてラケットの芯に当たっている感じが強く感じたんですよね。シートは粒太目の球持ちを強く感じるものなので、このラバーで感じない人はいないはず、という感じです。しっかりボールが沈んでくれるので思い切り振ることができますし、初期のドイツ製ラバーということで、ボールの回転量が結構変化が出るため、慣れないと取りにくいと思います。一方でG-1使用者側はドイツ製ラバーらしくなれるとあまり相手の回転の影響は受けにくいという試合に勝ちやすさを持ったラバーになっていますね。自分が使うならフォアだと思いますが、未だに売れている名ラバーだと思います。

Yasaka (ヤサカ)

Rigan Spin (ライガンスピン)

 Yasaka (ヤサカ)さんからは、Rakza (ラクザ)シリーズのラバーではなく中級者用のRigan Spin (ライガンスピン)を挙げさせていただきます。人によってはRakza X (ラクザX)Rakza XX (ラクザXX)を推す人もいらっしゃると思います。katsuo000もかなり迷いました。Rakza X (ラクザX)はフォアで使えば非常に球を持てるのですが、Non Slip Sheet (NSS)はやや硬く、またドイツ製ラバーらしさもあって硬いラバーなので、バックやインパクトが弱い人にとっては難しいラバーではないかと思います。Rakza XX (ラクザXX)はスポンジが最新のものとなってくい込みも良くなってかなり球持ちを感じやすくなって良いラバーなのですが、シートが若干Rakza X (ラクザX)よりで硬くドイツ製らしさもあって今回は見送りました。コスパ、抜群の球持ち、ハイエンドラバーに負けない回転量と、3拍子揃うRigan Spin (ライガンスピン)をここは選ばせていただきました。このラバーは個人的にはかなり推してます。ただし寿命はやや短いので、しっかりラバーケア (粘着シートなどで酸素との接触をなるべくなくすようにする、埃をさけるなど)をすることをオススメします。NittakuのシートよりもButterflyさんのシートがオススメですかね。やや重たいラバーではありますが、Rigan Spin (ライガンスピン)を是非ぜひ試してみてほしいです!

andro (アンドロ)

Rasanter R53 (ラザンターR53)

 andro (アンドロ)さんからは、Rasanter R53 (ラザンターR53)を選ばせていただきました。Rasanter C53 (ラザンターC53)などはかなりスピン系テンションラバーに近いといえば近いのですが、Cのシートは一応微粘着シートということで外しています。R53は食い込みがめちゃめちゃ良くて非常に球持ちを感じるラバーになっています。それでいて、他のラバーにはない、「荒れ」たドライブが打てるラバーでもあります。個人的にはフォアに使ってこそ活きるラバーではないかと思いますが、かなり強烈なラバーでありオススメですね。個人的にはC53よりも個性的で木材系のラバーにもバッチリあう、なかなかないラバーだと思います。C53は強烈な弧線は出しやすいですが、あまりボールが荒れなかったのが残念といえば残念でした。andro (アンドロ)はやはりR53だと思います!

DONIC (ドニック)

Blue Storm Pro (ブルーストームPRO)

 DONIC (ドニック)さんも近年、かなり万人受けする球持ちの良いラバーが増えました。Blue Star A1 (ブルースターA1)は高いですが、かなりいい粘着ラバーでしたし、今後のラバーもかなり注目しています。そんなDONIC (ドニック)さんから選んだラバーは、Blue Storm Pro (ブルーストームPRO)になりますね。このラバーはかなりいいラバーですね。Rasanter R53 (ラザンターR53)をよりTenergy 05 (テナジー05)に近くして、軽くして扱いやすくしたイメージのラバーですね。非常に回転量豊富なドライブとボールの伸びがあるラバーです。隠れた良いラバーですので、興味あれば是非手に取ってほしいラバーですね。

cornilleau (コニヨール)

Target PRO XD-52.5 (ターゲットPRO XD-52.5)

 このラバーもややマイナーなラバーですが、かなりいいラバーですね。ドイツの新スポンジ発売後すぐに発売されたラバーで、高いですが、丁度良い食い込ませやすさと回転量でした。気になる人は是非ぜひ使ってほしいですね。回転量を求めつつ前にスイングしたい人にオススメしたいラバーになっています!

Joola (ヨーラ)

Dynaryz AGR (ダイナライズAGR)

 やや古いラバーになりますが、Joola (ヨーラ)さんからは、Dynaryz AGR (ダイナライズAGR)を挙げさせていただきます。やや食い込みが強く弾みのあるラバーではありますが、球持ちは抜群にあるラバーですね。

STIGA (スティガ)

DNA Platinum XH (DNAプラチナXH)

 このラバーもシリーズで紹介できるならシリーズで紹介しても良いくらい、球持ち抜群の良いラバーだと思いますね。STIGA (スティガ)さんからはDNA Platinum XH (DNAプラチナXH)を挙げさせていただきます。このラバーは、もうドイツ製Tenergy 05 (テナジー05)といえるくらい、Tenergy 05 (テナジー05)に近いラバーです。じゃっかん、DNAプラチナXHの方が重かったりしますが、価格が高い分性能も折り紙付きの素晴らしいラバーですね。

TIBHAR (ティバー)

Evolution MX-P (エボリューションMX-P)

 古いラバーではありますが、未だに使用者の多いラバー、TIBHAR (ティバー)からEvolution MX-P (エボリューションMX-P)を挙げさせていただきます。このラバーは、ドイツの新技術が出来上がる前にTenergy 05 (テナジー05)を目指して作ったラバーではないかと思います。非常に打球感が気持ちいいラバーですね。しっかりボールを持ちます。やや古い分、やや回転量が弱いと感じましたが、今でも十分使えるラバーだと思いますね。

XIOM (エクシオン)

Vega Tour (ヴェガツアー)

 XIOM (エクシオン)からは、Vega Tour (ヴェガツアー)を挙げます。食い込みが良く、45°の中間硬度ともいえるスポンジに、柔らかめのシートを合わせつつも、ツアーを冠するだけあって非常に高性能なラバーになっています。ボールを持ちすぎるのと柔らかいため、オーバーミスが増えやすいラバーではありますが、球持ちは抜群に感じること、この上ないラバーだと思います。

球持ちランキング

 それでは、katsuo00の独断と偏見のつまった、球持ちランキングは以下のとおりになります!参考になるかわかりませんが、楽しんでいただければ幸いです!

5位: Rigan Spin (ライガンスピン)

4位: V>20 Double Extra (V>20ダブルエキストラ)

3位: Blue Storm Pro (ブルーストームPRO)

2位: Tenergy 05 series (テナジー05シリーズ)

・Tenergy 05 (テナジー05)
・Tenergy 05 Hard (テナジー05ハード)
・Tenergy 05 FX (テナジー05FX)

1位: DNA Platinum XH (DNAプラチナXH)

 1位は最新のDNA Platinum XH (DNAプラチナXH)としました。もう、正直Tenergy 05 (テナジー05)シリーズと同率1位だと思いますが、やはり進化も大切、ということでDNA Platinum XH (DNAプラチナXH)を1位にしました。いいラバーが増えたのはいいのですが、ドイツ製ラバーは高くなってしまいました。個人的には、V>20やライガンスピンがオススメラバーになりますね~。

流行のドイツ製ラバー比較 ~スピード~

 ランキング形式での評価ページは、閲覧いただけることが多いですね。もう少し増やしていきたいと思います!ドイツ製ラバーは、スピード特化のテンションラバーはほぼないです。どのラバーも高い回転性能を持たせつつ、スピードに特徴があるようなラバーが多い印象です。Butterfly (バタフライ)さんのBryce Highspeed (ブライスハイスピード)のようなラバーはほぼないと思います。従ってスピード性能の高いラバーだからといって、回転がかからないということは全くありません。粘着ラバーや粘着テンションラバーにも注目が集まっていますが、スピードで圧倒するのも一つの勝ち方だと思いますね。

現代はドイツ製ラバー (ESN社)だらけ!

 ドイツ製ラバーというのは、ほぼラバー製造メーカーであるESNという会社が製造しています。andro (アンドロ)、DONIC (ドニック)、Joola (ヨーラ)、STIGA (スティガ)、TIBHAR (ティバー)、XIOM (エクシオン)と挙げ出したらキリがないくらい、ESN社はラバーを製造しているそうです。おそらく、VICTAS (ヴィクタス)やYasaka (ヤサカ)、Nittaku (ニッタク)のラバーも製造していると思われます。日本では、ほぼほぼESN vs Tamasu (タマス) (Butterfly)という図式になってきているのだと思いますね。世界的には中国のDHS (Double Happiness Shanghai、紅双嬉)が、本場中国で君臨していますし、他の中国製ラバーも質が上がってきているので、今後新たに台頭してきそうなのは、中国のマイナーブランドかもしれません。ただ、世界的には、試合会場でみるラバーの大半はドイツ製ラバー ≒ ESN社ラバーであるといえるでしょう。

・ESN社の求人情報 (卓球王国): https://world-tt.com/blog/news/archives/25622
・ESN社のホームページ: https://www.esn-tt.de/en/home

 ではでは、そのドイツ製ラバーについて、最新トレンドのラバーを回転、スピード、コントロール、総合の観点で独断と偏見でランキングしてみたいと思います。なお今回の考察では、粘着ラバーは外して、スピン系テンションラバーで考察していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

勝手にエントリー ~各ブランドの最新ラバー~

 まず、各ブランドの最新ラバーを勝手にエントリーしました。

・andro (アンドロ):
  Rasanter R53 (ラザンターR53)
  Rasanter R48 (ラザンターR48)
  Rasanter C53 (ラザンターC53)
  Rasanter C48 (ラザンターC48)
・DONIC (ドニック):
  Blue Storm PRO (ブルーストームPRO)
・Joola (ヨーラ):
  Dynaryz AGR (ダイナライズAGR)
・cornilleau (コニヨール):
  Target Pro XD-52.5 (ターゲットプロXD52.5)
・STIGA (スティガ):
  DNA Platinum XH (DNAプラチナXH)
・TIBHAR (ティバー):
  Evolution MX-D (エボリューションMX-D)
  Quantum X Pro (クァンタムXプロ)
・Victas (ヴィクタス):
  V>20 Double Extra (V>20ダブルエキストラ)
  V>22 Double Extra (V>22ダブルエキストラ)
・XIOM (エクシオン):
  Vega X (ヴェガX)
  Jekyll & Hyde H52.5 (ジキル&ハイド H52.5)
  Jekyll & Hyde V52.5 (ジキル&ハイド V52.5)
  Jekyll & Hyde Z52.5 (ジキル&ハイド Z52.5)

 まだ内部リンクのないラバーは試打できておりません。試打出来たら更新していきたいと思います。

スピード

1位 TIBHAR (ティバー): Evolution MX-D (エボリューションMX-D)

 回転量ではDNA Platinum XH (DNAプラチナXH)でした。スピード部門は、ダントツでMX-Dですね!このMX-Dの凄いところは、スピン系テンションラバーらしさをもちながらスピード性能が高いことで、強調したい点としてスピードの出るラバーなのに、台上がしっかりおさまり浮きにくい点にあると思います。むしろ台上は攻めの姿勢で回転をしっかりかけたり、スピードツッツキができるようなラバーですね。これは硬めのシートにスポンジ硬度も51.5°とハードなためだと思います。やや扱いにくさはありますがその性能はまさにドイツ製Dignics 05 (ディグニクス05)だと思います。しっかり回転をかけると強い回転がかかり、Tenergy 05 (テナジー05)なみにかかります。それでいて明らかにTenergy 05 (テナジー05)よりも走ります。これぞスピン系テンションンラバーといえる一枚だと思いますね。特に上回転ラリーに強いラバーでカウンター性能も高く、その性能はまさにDignics 05 (ディグニクス05)に近いラバーだと思います。Dignics 05 (ディグニクス05)なみの性能となれば、コスパ最高ですが、ややDignics 05 (ディグニクス05)の方が回転性能は高いと思います。ドイツ製ラバーの中でもオススメのラバーの1枚です!

2位 Joola (ヨーラ): Dynaryz AGR (ダイナライズAGR)

 続いてランクインしたラバーは、Joola (ヨーラ)さんのDynaryz AGR (ダイナライズAGR)です。このダイナライズAGRは、知名度が低いラバーですが、高性能なラバーでTenergy 05 (テナジー05)なみの回転性能をもちながら、攻撃的なドライブがガンガン打てるラバーになっています。少し台上が浮きにくい印象はありましたが、ラリーに強いポストテナジーラバーの1枚だと思います。やや高いですが性能は高い1枚です!

3位 DONIC (ドニック): Blue Storm PRO (ブルーストームPRO)

 第3位はドニックさんのBlue Storm PRO (ブルーストームPRO)です。このラバーもめちゃめちゃ回転かかります。個人的には、かなりいいラバーで、インハイ王者の鈴木颯選手が使用するBlue Storm Z1 Turbo (ブルーストームZ1ターボ)よりも好みなラバーです。Z1ターボは弾力のあるもちもちラバーでハードヒットして回転がかかるやや古いドイツ製ラバーらしさのあるラバーになります。弧線が低くカウンターしやすい一方でどうしても回転性能が低い点がきになりました。ブルーストームPROはブルーストーム系のラバーの中でも抜群の高い回転性能を持つラバーで、非常に良いラバーでした。硬度もそこまで硬いと感じるラバーではないので、非常にオススメです。テナジーらしさがあり、まさに最近流行のドイツ製テンションラバーらしいラバーだと思います。ドニックというラバーで他人とは違いを出したい方にオススメですね!

4位 andro (アンドロ): Rasanter R53 (ラザンターR53)

5位 XIOM (エクシオン): Vega X (ヴェガX)

流行のドイツ製ラバー比較 ~回転量~

現代はドイツ製ラバー (ESN社)だらけ!

 ドイツ製ラバーというのは、ほぼラバー製造メーカーであるESNという会社が製造しています。andro (アンドロ)、DONIC (ドニック)、Joola (ヨーラ)、STIGA (スティガ)、TIBHAR (ティバー)、XIOM (エクシオン)と挙げ出したらキリがないくらい、ESN社はラバーを製造しているそうです。おそらく、VICTAS (ヴィクタス)やYasaka (ヤサカ)、Nittaku (ニッタク)のラバーも製造していると思われます。日本では、ほぼほぼESN vs Tamasu (タマス) (Butterfly)という図式になってきているのだと思いますね。世界的には中国のDHS (Double Happiness Shanghai、紅双嬉)が、本場中国で君臨していますし、他の中国製ラバーも質が上がってきているので、今後新たに台頭してきそうなのは、中国のマイナーブランドかもしれません。ただ、世界的には、試合会場でみるラバーの大半はドイツ製ラバー ≒ ESN社ラバーであるといえるでしょう。

・ESN社の求人情報 (卓球王国): https://world-tt.com/blog/news/archives/25622
・ESN社のホームページ: https://www.esn-tt.de/en/home

 ではでは、そのドイツ製ラバーについて、最新トレンドのラバーを回転、スピード、コントロール、総合の観点で独断と偏見でランキングしてみたいと思います。なお今回の考察では、粘着ラバーは外して、スピン系テンションラバーで考察していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

勝手にエントリー ~各ブランドの最新ラバー~

 まず、各ブランドの最新ラバーを勝手にエントリーしました。

・andro (アンドロ):
  Rasanter R53 (ラザンターR53)
  Rasanter R48 (ラザンターR48)
  Rasanter C53 (ラザンターC53)
  Rasanter C48 (ラザンターC48)
・DONIC (ドニック):
  Blue Storm PRO (ブルーストームPRO)
・Joola (ヨーラ):
  Dynaryz AGR (ダイナライズAGR)
・cornilleau (コニヨール):
  Target Pro XD-52.5 (ターゲットプロXD52.5)
・STIGA (スティガ):
  DNA Platinum XH (DNAプラチナXH)
・TIBHAR (ティバー):
  Evolution MX-D (エボリューションMX-D)
  Quantum X Pro (クァンタムXプロ)
・Victas (ヴィクタス):
  V>20 Double Extra (V>20ダブルエキストラ)
  V>22 Double Extra (V>22ダブルエキストラ)
・XIOM (エクシオン):
  Vega X (ヴェガX)
  Jekyll & Hyde H52.5 (ジキル&ハイド H52.5)
  Jekyll & Hyde V52.5 (ジキル&ハイド V52.5)
  Jekyll & Hyde Z52.5 (ジキル&ハイド Z52.5)

 まだ内部リンクのないラバーは試打できておりません。試打出来たら更新していきたいと思います。

回転量

1位 STIGA (スティガ): DNA Platinum XH (DNAプラチナXH)

 回転量はこのラバーだと思います!DNAプラチナXH!このラバーは大人しさはあるからこそ、ドライブの回転量としっかり相手のコートに入ってくれるという安心感の高いラバーだと思います!テナジー05派の方へ、やや重いですが類似の打球感と寿命の点で長いのは、こちらのDNAプラチナXHをオススメしたいと思います。05ハードのハードなスプリングスポンジから放たれるドライブの威力と回転量と比較してしまうと、DNAプラチナXHはスピード系のラバーのように感じるかもしれませんし、少し物足りなくなるかもしれません。もうポストテナジーラバーは、テナジーと並んだといえるでしょう!まずドイツ製ラバーを手に取るなら、このDNAプラチナシリーズのラバーで少し硬度硬めを選ぶことをオススメしますね!

2位 andro (アンドロ): Rasanter C53 (ラザンターC53)

 最新ラバー、C53がランクインです。このラバー、話題性がありましたね。自分自身の印象としては、2位にランクインです。明らかにR53のラバーよりもシートが硬くて素材も変わっているように感じました。粒形状が台形であるために、思ったよりもくい込んで思ったよりも硬いラバーと感じました。一応微粘着で発売されていますが、katsuo000は勝手にスピン系テンションに入れてしまってます、というのは、粘着テンションラバーのように力いっぱい振ってもおさまるラバーというよりも、Maxスピードで打つとおさまらない、と感じたためですね。台形の粒形状のために、やや慣れが必要なラバーになっていると思います。個人的には台形の粒形状のために、回転性能もスピード性能も中途半端になっているようにも思いました。ただこの台形の粒形状のために無二なラバーにもなっていると思います。ディグニクスのような扱いにくさはあるものの、ディグニクスよりもおさまるラバー、それがC53だと思います。回転性能はもちろん折り紙つきで、ループドライブ主戦の人にとってはR53よりも好みなラバーだと思います!

3位 cornilleau (コニヨール): Target Pro XD-52.5 (ターゲットプロXD52.5)

 回転量というよりもバランスの良いラバーとしてランクインしていると思われるのが、コニヨールのターゲットプロXD52.5になります。このラバーは使っている人が少ないですけど、めちゃめちゃ良かったです。一時期、元卓球王国のゆうさんが、このラバーの硬度を下げたターゲットプロXD-47.5を裏面に使用されていたみたいですが、やはりいいんですよね。このターゲットの新シリーズは非常に良くて、R53をより日本人好みにしたようなラバーがターゲットプロXD52.5というイメージです。つまりボールをつかむんですね。しっかり掴んで、放してくれる印象です。XD-47.5はやや大人しいですが、XD52.5は他のハイエンドラバーと全く遜色ないです。知名度であまり使われていないですが、このラバーを使っている人はわかっているなー!(上から目線ですみません m(_ _)m)と思いますね!回転量が想像以上にかかっているという意味で高い回転性能を持っていると思いました。扱いやすさもあるラバーなので、DNAプラチナXHC53が難しいならこちらのラバーをオススメしますね!

4位 andro (アンドロ): Rasanter R53 (ラザンターR53)

5位 DONIC (ドニック): Blue Storm PRO (ブルーストームPRO)

6位 Joola (ヨーラ): Dynaryz AGR (ダイナライズAGR)

2022/5月 ラバーレビューのPVランキング

ブログの醍醐味!PV数でラバーを評価!

1位: Dignics 09C(ディグニクス09C)

2位: DNA Platinum XH(DNAプラチナXH)

3位: Hurricane NEO III Blue Sponge(省チーム用キョウヒョウNEO3ブルースポンジ)

4位: Vega X(ヴェガX)

5位: Fastarc G-1(ファスタークG-1)

6位: Tenergy 19(テナジー19)

7位: Q5(キューファイブ)

8位: Rasanter R48(ラザンターR48)

9位: Dignics 80(ディグニクス80)

10位: Evolution MX-P(エボリューションMX-P)

11位: Rakza X(ラクザX)

12位: Evolution MX-D(エボリューションMX-D)

となっています。この順位、気づくと結構変化しているので、驚きます。記録を兼ねて記載させていただきました。MX-Dが12位ですが、今年一年で伸びそうな気がしています。一方で09Cと省チーム用のキョウヒョウの人気は高いという印象ですね。今後どのように変化するのか、楽しみです。

卓球王国 2022年6月号 -その3-

松平健太のゼロストップ Vol.2 からの考察

 5月号に続き、技術特集で、松平健太選手の台上技術が取り上げられています。5月号では、所属のTT彩たまのユニフォームでしたが、6月号では契約したてのTIBHAR(ティバー)ユニフォームになっており、複数日で撮影されたのではないかと思われます。

 今回初の技術特集について、katsuo000は記事として取りあげたいと思いました。考察ポイントは回転へ準ずるか反するか、になります。

 松平健太選手は、言わずも知れたトップ選手であり、キング水谷隼選手がいなければ日本卓球界をトップで牽引していても何ら違和感のない選手だと思います。水谷選手という驚異的な天才がいたから松平健太選手がかすんでしまいますが、やはり松平健太選手も天才と言われた選手です。水谷選手に世界卓球で勝利した張本選手も、2018年のブルガリアOPで松平健太選手に辛酸をなめています。そんな松平健太選手の技術はまさに教科書と言っても良いと思うのです。

 そんな松平健太選手の台上ストップ技術について、特集されていました。特に違和感なく拝読させていただきました。よくよく読み返していて、気になったのはトップ選手のストップは基本的には相手の回転に反する(相手の回転に逆らう)角度でラケットを出して相手の回転を抑え込む、ということです。katsuo000が指導を受けたものと同じものだと感じました。従って例えば、右利きの順回転系の横上回転サーブに対しては、相手の回転を受けるとボールは右へ飛んでしまうので、ラケット角度はフォア側を向けるようにしてとらえるということです。この捉え方をすると相手の回転の影響をもろに受けやすいですが、それ以上の角度でしっかりボールを制御してあげるわけですね。この当たりの角度が試合で出せるのが、まさにトップ選手なのだと思います。自分は試合では横はわかっても下の強い横なのか、上の強い横回転なのか、判断に迷うときは往々にしてあります。こういったサーブに対しても的確に判断して横下回転ならこの角度、横上回転ならこの角度、と考えてストップできるのですから、トップ選手は凄いなーと思います。自分は下ならストップまたはツッツキにいきますが、横上とわかったんらストップではなく、フリック気味に払ってしまいますね。結構ストップをするのはリスキーなイメージです。しかも回転に逆らう面で角度を出すので、角度次第でミスやチャンスボールになりやすいのも、この返球方法だと思ってしまいます。ただ、ストップという技術は基本的には相手の回転に対し逆らうようなラケットの出し方で角度を調整するのが正しい、というのがkatsuo000の理解ですね。

 katsuo000は回転に順ずる角度の出し方、もレシーブの1手段として悪くない、場合によっては効果的という認識です。そのメリットの一つとしては、ボールの反発が少なく浮きにくい、相手が取り慣れていないこともある、といった点が挙げられると思います。回転に順ずるというのは、上回転のボールをカットするとか、右利き順横回転に対して、同じ回転をかけるように返球する、などですね。ただしトップ選手がストップにおいて、回転に順ずる面を出さないのは、恐らくコントロールがしづらいといった点があるのではないか、というのが今回の松平健太選手の台上ストップから、考察した点でした。特にトップ選手のストップは打球点が非常に早く相手の時間を奪う点もあるため、その打球点でストップを決めるには、やはり回転に対して反する角度で相手の回転を抑え込むのが良いのでしょう。Y.Y Link(ワイワイリンク)の横山選手/コーチもストップの動画を多くYou tubeなどで挙げてますが、やはり回転に反する面を出しますよね。上回転系のボールにはラケット角度をやはり立てて、切り落とすようにストップしています。やはりストップは回転に反する角度で行うものなのでしょう。

 全日本選手権を経験しているコーチにも伺ったことがありますが、相手の回転に対し順ずるボールが打ちにくいかどうかでいうと、全然嫌ではなく、打ち込めるとおっしゃっておりました。むしろ飛んでこないことが多いので、その時に打ちにくいと感じる程度だそうです。自分は一般の試合で、普段なれていない回転に順ずる返球で試合を崩された経験があったので、聞いてみた次第でしたが、トップ選手はそんなことはないようですね。おそらく、トップ選手は、どんな回転のボールでも自分の回転にして相手のコートに入れる打ち方を理解しているので、回転のことにそこまで捕らわれることはないのかもしれません。むしろ回転を意識しすぎて返球が遅くなるほうが致命的なのかもしれませんね。

Comparison of high-end rubber from each manufacturer Weight edition

Compare side by side!

This time it will be the rubber weight. It seems that you have seen it a lot, and it will be one of the popular pages of this blog. Rubber is a rubber product, and it is said that individual differences occur even with rubber of the same thickness and color. It does not take the mean or standard deviation. I’m not sure because it’s just a note of the weight of the rubber that katsuo000 purchased. Even if there are individual differences, I think that it will be a certain index, so I would appreciate it if you could refer to it. m (_ _) m

By Brand

The standard high-end rubber from each manufacturer basically weighs around 48 g. Except for the front soft rubber, if the back soft rubber is lighter than 48 g, it will be easier to feel the rotation performance and energy loss. The heavier the rubber, the harder it is and the more likely it is to get a mad shot feeling! It doesn’t mean that it should be heavy, but I would like to comment on the rubber that attracts attention in each weight range, and the rubber that is easy to handle for its weight and has high performance!