メーカー

レビュー Glayzer 09C (グレイザー09C)

説明

 今年のバタフライさんの大本命商品、Glayzer 09C (グレイザー09C)をレビューします。Rozena (ロゼナ)が発売後、常に売れ筋ラバー上位にくい込んでいるように、Glayzer (グレイザー)およびGlayzer 09C (グレイザー09C)も上位にくい込んでくることが大いに予想されますね。もう、小-中学生でも手に入るようなラバーといえると思いますので、このラバーで幅広い層の選手が卓球するようになったとしてもおかしくないと思います。他メーカーは戦々恐々としているのかもしれませんね。

『ディグニクス』の魅力をそのままに。そして、その魅力を
より多くのプレーヤーに体験してもらえるように。

その性能で、可能性を引き出せ
 スプリングスポンジXを搭載。ディグニクスシリーズの技術を用いて開発したシートを採用。そして、手に入れやすい価格設定。目指すプレーに応じて選べる2種類のラインナップ。
 あなたの可能性を引き出せる性能に、今、手は届く。さぁ、その手応えを、実感しよう。

粘着力と弾みを両立するハイパフォーマンスラバー
 グレーの「スプリングスポンジX」を採用した『グレイザー09C』。高いハイテンション効果を持つ粘着性シートと、スポンジ硬度42に設計された「スプリングスポンジX」の組合せが、回転量の豊富な威力ある打球と台上技術のやりやすさを高いレベルで両立しつつ、安定した弧線を描いた打球を可能にします。粘着性ハイテンションラバー特有の回転重視のドライブや鋭い前陣カウンターが打てる喜びを、より幅広いレベルの選手に提供します。

ディグニクスシリーズよりも軟らかいスプリングスポンジXを採用し、使いやすさが向上
 グレイザーシリーズに採用した「スプリング スポンジX」は、ディグニクス シリーズで採用したスポンジをベースに開発したものです。『グレイザー09C』は42°に設定。『グレイザー09C』と『ディグニクス09C』をそれぞれ比較すると、2度軟らかくなっています。

ディグニクス09Cと同じ技術を用いて開発したシート
 高いテンションをかけるとシートの粘着力が低下しやすく、粘着性ラバーの特性が発揮されにくい傾向にあります。この難題をバタフライ独自の配合技術で解決しました。高いテンション効果と粘着性ラバーの特長を両立したシートが『グレイザー09C』の重要な要素となっています。

“粘着性らしさ”をもたらすツブ形状
 厚めのベースと、細めで低いツブが特徴である開発コードNo.209の形状を採用。強い回転をかけつつも、相手のネット際に短くコントロールするストップなど、粘着性ラバーの特性を生かしたプレーを引き出します。

https://www.butterfly.co.jp/catalog/ または https://www.butterfly.co.jp/product/glayzer/

 ということで、Glayzer 09C (グレイザー09C)の魅力は、特設サイトを読めば非常にわかりやすいのではないかと思います。バタフライさんは看板ラバーや看板製品については、特設サイトを作成してくれますので、情報も得やすいと思いますね。続いて、硬度計比較、重量比較へ移ります。

硬度計比較

Weightshore ashore ashore cshore cshore ashore c
gsheet sidesponge sheetsponge sidesheet-spongesheet-sponge
Dignics 09C5033.431.850.849.11.581.67
Dignics 054834.331.350.048.22.921.83
Tenergy 054732.226.844.643.35.421.25
Glayzer 09C4826.323.340.736.73.084.00
Rozena4831.425.942.438.85.503.67

 Glayzer 09C (グレイザー09C)を確認すると、なんとRozena (ロゼナ)よりも軟らかい結果となりました汗。どれも室温で測定していますので季節の影響を受けているのかもしれないですね。一方でshore aのsheet-spongeの値はRozena (ロゼナ)よりも低い結果となっており、Rozena (ロゼナ)よりもくい込ませにくいことが予想されますね。また特筆したい点として、Dignics 09C (ディグニクス09C)と比較すると48 gということで粘着テンションラバーとしてかなり軽いラバーといえるでしょう。またDignics 09C (ディグニクス09C)は扱いやすいラバーでしたが、50 gと重たいラバーでもありましたので、Glayzer 09C (グレイザー09C)は高い回転性能を有しながら、48 gと軽くて扱いやすいラバーとなっていることが予想できますね。

Glayzer 09Cの貼りと重量

 Glayzer 09C (グレイザー09C)が粘着テンションということで、Zhang Jike ALC (張継科ALC)に貼りました。

Glayzer 09C (グレイザー09C)
・Sponge Thickness:厚 (1.9)、特厚 (2.1) mm
・Sponge硬度:42°
・Spin:87
・Speed:75
・弧線:95
・5,500円 + 税
・48 g (Zhang Jike ALC (張継科ALC)に貼って)

 粘着はあるもののDignics 09C (ディグニクス09C)の微々粘着同様、Glayzer 09C (グレイザー09C)も微々粘着ラバーでした。バタフライ品質は高いことで有名ですよね。高いスピン性能と弧線の高さを有していながら48 gと相当軽いことが今回わかりました。この軽さは他社メーカーにとっては脅威になるのではないかと想像します。

グレイザー09Cの3つの特徴

良い意味でDignics 09C (ディグニクス09C)の廉価版!バックに最適!

 重量を計測した段階で感じましたが、良い意味でDignics 09C (ディグニクス09C)の廉価版というのがフレーズとして浮かびました。Dignics 09C (ディグニクス09C)はテンションと粘着のいいところどりをしたラバーで、悪く言うと中途半端らしさもあるラバーでもあります。フォアで使ったときに回転量でいやらしさを与えられるといいですが、Hurricane (キョウヒョウ)シリーズのラバーのように癖があるわけでもなく、むしろバタフライ品質で、打ち方によっては球がそろいやすいという点もあります。粘着とテンションの良さをバックに求めようとと思ってもDignics 09C (ディグニクス09C)は重量が50 gで打球感もややマッド、契約選手の中には吉村真晴選手や篠塚大登選手、及川瑞基選手のようにバック側に使用する選手も増えていますが、やはり一般層でこれをバックハンドに使うのはかなり難しいラバーになると思います。ならば、やはりGlayzer 09C (グレイザー09C)が良いといえるでしょう。打球感はDignics 09C (ディグニクス09C)よりも軽快で、バックハンドにちょうど良いラバーに仕上がっていると思いました。またDignics 09C (ディグニクス09C)をバックハンドで使用して最大限ラバーのポテンシャルを引き出せるほどハードにドライブなどが打てるか、というと相当難しいイメージですね。

回転量は十分!ただしDignics 09C (ディグニクス09C)より弱いか

 回転量は予想通り高いものでした!ただし、イメージとして回転のキレ、最大値はDignics 05 (ディグニクス05)Dignics 09C (ディグニクス09C)の方が重いと感じました。その分、Glayzer 09C (グレイザー09C)の方が回転をかけやすく、扱いやすく、自分のイメージ通りに回転をかけやすいと感じました。逆にいえば、Dignics 05 (ディグニクス05)Dignics 09C (ディグニクス09C)では、扱いが難しかったり、イメージした回転量と異なることがあると感じますね。これはおそらく、自分の力量もあると思いますが、やはりDignics 05 (ディグニクス05)Dignics 09C (ディグニクス09C)の方がハードなラバーであるためにコントロールが難しいということだと思います。

Rozena (ロゼナ)よりもカウンタードライブがやりやすい!

 感覚的な話かもしれませんが、廉価版ラバーの中でカウンタードライブが最もやりやすいと感じました。弧線がめちゃめちゃ強いのですが、この弧線の強さはディグニクスシリーズにもあったので、ディグニクスシリーズのようにスイングすれば入るというイメージですね。Dignics 09C (ディグニクス09C)も弧線が強すぎてオーバーミスしそうになるラバーで、同じようにGlayzer 09C (グレイザー09C)も非常に弧線が強くオーバーミスしそうになるようなラバーでした。つまり打点を落とすことができ、より前方向へスイングできるラバーだといえるでしょう。この弧線の強さがディグニクスシリーズやGlyazer 09C (グレイザー09C)の特徴ともいえるでしょう。

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打

ロングボールやラリーでのドライブ
 ラバーで回転をかけて、アウターのラケットで飛ばすイメージですね。木材系やインナーでは少々スピードを出すことは難しいなーと思いました。特に中陣で打ち合いではそれが顕著だと思います。

面を開いたドライブ
 打ちやすいですね。粘着ラバーらしいと思いました。

対下回転に対するループドライブ
 高い回転量を感じした。 

対下回転に対するスピードドライブ
 ぶつけるように打つことで結構簡単にスピードドライブが打てました。ぶつけても弧線を描くんですよね。しっかりボールが沈むので素晴らしいです。

カーブ/シュートドライブ
 

ブロック
 ボールをもちやすいので非常に安定すると思います。一方で、やや相手の回転の影響も受けやすいと感じました。

カウンタードライブ
 はじめはオーバーミスが頻発するかもしれません。なれると前にスイングできていボールが走ると思います。 

ストップ
 止まりますね。 

ツッツキ
 切りやすいです。ただ、ディグニクスシリーズ全般、はじきやすいので薄くとらえる感覚が必要だと思います。 

フォアフリック

フォアサーブ
 十分切れます。 

バックハンド系

軽打
 バックで使った印象として、マッド感がないです。これはいい!アウターカーボンを使うならバックはこのGlayzer 09C (グレイザー09C)を使いたいですね! 

ロングボールやラリーでのドライブ
 中陣からのボールも非常にいいです。アウターカーボンなのでスピードが出しやすいですね。 

対下回転に対するループドライブ
 ループドライブもやりやすいですが、やや軽い気がしました。 

対下回転に対するスピードドライブ 

カーブ/シュートドライブ

ブロック
 違和感なくブロックできました。このあたりは粘着らしさを感じませんでした。 

カウンタードライブ

ストップ
 よくとまりました。

ツッツキ
 きれますね。好みの切れ方です。

チキータ
 やりやすかったです。ほぼ前にスイングして入るイメージです。

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Dignics 09C (ディグニクス09C)Glayzer 09C (グレイザー09C) > Rozena (ロゼナ)

スピード
 Dignics 05 (ディグニクス05)Glayzer 09C (グレイザー09C) > Hurricane NEO 3

https://amzn.to/43hur96

2023年 TIBHAR卓球用具カタログ

存在感がマシマシのブランド、TIBHAR!

 松平健太選手の電撃移籍により、存在感がマシマシのブランドがTIBHARですね。松平健太選手、田添響選手、神巧也選手、と有名選手と契約していますね。また海外では、スロベニアのDarko Jorgic (ダルコ・ヨルジッチ)選手、フランスのAlexis Lebrun (アレクシス・ルブラン)選手とFelix Lebrun (フェリックス・ルブラン)選手 (ルブラン兄弟)と有名選手と契約していますね。2023年もその存在感は全開のようですね。注目はラバーに加え、新商品のラケットになりますね!

TIBHARさんの電子カタログ: TIBHAR CATALOG 2023 (sanei-net.co.jp)

2023年の新商品!

MK Carbon (MKカーボン)

 松平健太選手と共同開発した新ブレードが登場。一般的なカーボンよりも厚くて柔らかい設計のクリプトカーボンは、威力を持ちながらも安定感が抜群。特にブロックとカウンター精度が高く、「打たれた時に強い」ラケットになっている。松平健太選手の感覚を繊細に伝え、彼のブロッキングゲームを支える。だそうです。アウターカーボンで、板厚は5.8 mmと標準的ですね。クリプトカーボンはALCと比較するともっと球持ちを感じやすいラケットのようで、ALCでも十分球持ちを感じやすい素材でしたがさらに感じやすいということで、性能の高い素材のようです。その分気になるのは球質がどのようになるのかが気になるところですね。

MK 7 (MKセブン)

 安定重視の7枚合板ということです。板厚7 mmということで、最近の7枚合板の中では厚めですね。

Libra (リブラ)

異次元の攻守のバランス / インナーハイブリッドZACという新提案
 ハイブリッドZCとハイブリッドACをかけ合わせたような性能を持つ新素材「ハイブリッドZAC」をインナーに搭載。リブラ (てんびん座)の名にふさわしく、攻守のバランスの良さが際立ち、柔らかくて芯のある打球感が特徴だ。打球のコントロールが容易で、回転をかけた時には深いアーチを描いて台に収まってくれる。だそうです。個人的には、上板にリンバなのか、それともコトなのか、どっちを使っているのか気になっているラケットです。既に試打動画がYou tubeにあげられていて、硬めのインナーカーボンということなので気になっています。ハイブリッドZCもハイブリッドACも使ったことがないので、本当にわからないんですよね汗。ただ、ハイブリッドZCインサイドとハイブリッドACインサイドの間というラケットであることは性能表からわかりますね。ということは、上板はリンバの可能性が高いかな、と想像しています。約20,000円なんで、高価ラケットで買うか悩む一本です。

2023年 XIOM卓球用具カタログ

Vega (ヴェガ)のエクシオンに新しい顔、Jekyll&Hyde (ジキル&ハイド)!

 XIOMといえば、コスパ最強のテンション系ラバーVega (ヴェガ)が有名ですね!特に、Vega Europe (ヴェガヨーロッパ)は多くのジュニア選手やレディース選手が一度は手にするラバーとなっているのではないかと思います。そのVega (ヴェガ)シリーズから、ハイエンドラバーであるOmega (オメガ)シリーズへとツナグ、中級者用ラバーとして、Jekyll&Hyde (ジキル&ハイド)シリーズが2022年に発売されました。このシリーズがまた非常に人気をはくしているそうです。XIOMさんはとにかくラバーの種類であらゆる選手のニーズに応える方向へ商品を展開している点が非常にユーザー側にたった戦略で好感が持てるのではないかと思います。一般的には、商品数は少なくして、できるだけ多くのユーザーへ普及し買ってもらえる方が、企業側の管理が楽となりコストも削減できるのですが、そのような戦略を取らないのだから素敵ですね。個人的にはラバー種類がめちゃめちゃ多いのは、XIOMに加え、DONICが挙げられると思いますね。

2023年の新商品!

An Jaehyun TMX (アンジェヒョンTMX)

 アン・ジェヒョン選手が使用するラケットはAn Jaehyun TMXi (アン・ジェヒョンTMXi)というインナーカーボンラケットになります。このラケットはHurricane Long V (キョウヒョウ龍5)を模したラケットらしく、板厚5.9 mmで、ブレードサイズも158 × 152 mmと公表値はほぼ一緒ですね。新発売のAn Jaehyun TMX (アン・ジェヒョンTMX)はアウターカーボンですね。ブレードサイズは157 × 150 mmということで、近いラケットはFan Zhendong ALC (樊振東ALC)になりますね。ただ板厚は5.7 mmとやや薄いラケットになりますね。個人的にはAn Jaehyun TMXi (アン・ジェヒョンTMXi)になりますが、アウターラケットとして一つ注目でしょう。

Paltida (パルティーダ)

 エントリーモデルとして、定価5,500円+税という非常に手に取りやすいラケットとして発売されたのが、Paltida (パルティーダ)になります。6.3 mmという板厚ですので、まずまず弾むと想像します。同じ価格のMizutani Jun Major (水谷隼メジャー)と比較すると、大人しい中で、回転をかけたり、台におさまりやすい、ラリータイプが、Mizutani Jun Major (水谷隼メジャー)、より攻撃的で一発の威力を求めたい人にはPaltida (パルティーダ)をオススメしますね。

2023年 STIGA卓球用具カタログ

ラケットのSTIGA!

 STIGAといえば、やはりラケットですね!高級木材ラケットを多く扱う老舗のイメージが強いSTIGAですが、良い意味で新たな挑戦、Cyber Shape (サイバーシェイプ)シリーズを発売し、その今までの型にはまらない形状に賛否がありつつも受け入れられている状況です。

STIGAさんの電子カタログ: スティガ製品カタログ – STIGA Japan (stigasports.jp)

2023年の新商品!

Cyber Shape Wood (サイパーシェイプウッド)

 サイバーシェイプカーボンの木材ラケットバージョンですね。板厚は6.0 mmと5枚合板ラケットでは薄い方だといえると思いますが、その分ブレード面積は大きいため、張本シリーズのような方向性のラケットではないかと想像します。このラケット形状は会場でも目立つので、今後増えていくとかなり良い宣伝になると思いますね。

Cyber Shape Carbon CWT (サイパーシェイプカーボンCWT)

 サイバーシェイプカーボンと基本は同じで、グリップの部分で、重量調整が可能になったモデルですね。やや高いですがこれから買うならこれですね!

Cyber Shape Wood CWT (サイパーシェイプウッドCWT)

 サイバーシェイプカーボンの木材ラケットバージョンの重量調整バージョンになります。こういった選手それぞれで調整できる部分があると愛着がわきますので、長く使うことがわかっているのであれば、アリだと思います!

2023年 DONIC卓球用具カタログ

2022年インターハイ3冠王の鈴木颯選手のDONIC!

 DONICといえば、長く天才Jan-Ove Waldner (ヤン-オベ ワルドナー)選手でしたが、2022年は新星として、鈴木颯選手が表紙を飾りました!鈴木颯選手は、ずっとDONICのラバーとラケットを使用していて、3冠のときに使用していたのは、Original True Carbon (オリジナルトゥルーカーボン)に両面Blue Storm Z1 Turbo (ブルーストームZ1ターボ)になりますね。やや古いラバーではありますが、そのラバーの良さを活かすような快速のパワードライブとラリー力を示したのだと思います。今後も活躍が期待される新星の若手選手がDONICという老舗メーカーの日本のカタログの表紙を飾るのはとても嬉しいことですね!

DONICさんの電子カタログ: https://www.donic.jp/home/download.php?pg=DownLoad

2023年の新商品!

Blue Star A1 (ブルースターA1)

 このラバー、名前はスターとさわやかですが、粘着テンションラバーになります。卓球王国のPick Up Product (ピックアッププロダクト)でもしっかり取り上げられており、注目の用具です!もう既にkatsuo000は購入済みでどこかで早く試打したいラバーの1枚ですね。貼って触ってみた印象は、Dignics 09C (ディグニクス09C)をもう少し重くして、その分、癖を出しやすくしたようなラバーでした。スピードや中陣からのドライブの失速の程度がDignics 09C (ディグニクス09C)と比較してどうなのかが気になるラバーですね。

2023年 andro卓球用具カタログ

元日本代表で激アスリート、大島祐哉選手の新たな門出、andro!

 mizunoさんのラバーの縮小など激震が走って、さらに電撃移籍が起こりました。卓球界では、かなりのアスリートの大島祐哉選手がmizunoからandroへ電撃移籍となりました。大島選手は昨年の全日本社会人選手権で優勝していますし、木下マイスターでずっとプレイする選手ですね。戦績も輝かしく、水谷隼選手のライバル、ドイツの若きエースDimitrij Ovtcharov (オフチャロフ、オリンピックシングルス銅メダル2回、2023年時) 選手に何度か勝利していますし、卓球帝国中国のMa Long (馬龍、オリンピック、世界卓球、ワールドカップでシングルス金メダルの大満貫)選手やXu Xin (許昕、2022年1月時世界ランキング3位と世界最強のペンドラ選手、団体やダブルスでの金メダル多数)選手にセットオールまでくらいついた経験のあるのが大島選手です。その大島選手がandroと契約ということで、用具は売れるのではないかと想像します。

androさんの電子カタログ: 2023SS_Catalog – andro Japan 公式サイトandro Japan 公式サイト

2023年の新商品!

Synteliac ZCO OFF/S (シンテリアックゼットシーオーオフエス)

Synteliac VCI OFF (シンテリアックブイシーアイオフ)

 注目はやはり、Synteliac VCI OFF (シンテリアックVCIオフ)でしょうか。このラケットは大島選手が選んだ一本になりますね。インナーカーボンになります。なお、大島選手はmizunoではFortius FT ver. D RE (フォルティウスFT ver. D RE)というアウターにDual WEB (ポリエステル繊維)をはさんだ7枚合板を使用していました。アウター繊維+7枚合板からインナーカーボンへ変更したということなので、木材よりのインナーなのではないかと予想してます。実際、androと契約しているコーチの方に伺うと、かなり使いやすいということでした。ちなみにその方が使用されているラケットはTreiber FI OFF (トレイバーFI OFF)というインナーにファイバーを入れた板厚のラケットになりますね。Synteliac VCI OFF (シンテリアックVCIオフ)とFortius FT ver. D RE (フォルティウスFT ver. D RE)をスペックで比較すると次のようになると思います。

Composition
構成
Blade thickness
厚さ
Blade Size
ブレード面積
Weight
重量
Synteliac VCI OFF
(シンテリアックVCIオフ)
Inner Voltema Carbon
5+2
5.9 mm158 x 152 mm86 g
Fortius FT ver. D RE
(フォルティウスFT ver. D RE)
Outer Dual Web
7+2
6.1 mm157 x 149 mm90 g

 結構変化していることがわかるかと思います。特に、katsuo000が注目したいのは、厚さとブレード面積ですね。katsuo000は厚さとブレード面積でラケットを選んでおります。厚さは0.2 mm薄くなる一方で、ブレード面積は大きくなるということで、結構な打球感覚の変化ではないかと個人的には思います。ブレード面積は、過去使っていたFortius FT ver D (フォルティウスFT ver. D)とほぼ同じ広めのブレード面積で、本人としては慣れているのかもしれないですね。一方、カーボンの入ったラケットを使わないことが大島選手のこだわりではないかと想像しておりましたが、2023年は新たにインナーカーボンラケットということで挑戦の年となりそうですね。現在、非常に注目しているのですが、同じくらいTIBHAR (ティバー)さんのLIBRA (リーブラ)というインナーラケットも気になっており、迷っております。でも気になっているので、どちらかは買う気がします。その時はレビューしますので、よろしくお願いします!

2023年 Yasaka卓球用具カタログ

マークVのYasaka!

Yasakaさんの電子カタログ: https://www.yasakajp.com/wp-content/uploads/yasaka2023.pdf

2023年の新商品!

Rakza XX (ラクザXX)

シリーズ最高峰の攻撃力
 ラクザXXは従来よりも気泡が大きく変形しやすい新スポンジを採用。これにより従来よりもハードなスポンジでありながらも打球時にはボールをしっかりと食い込ませることが出来るため、安定して高い威力のボールを生み出すことが出来る。このスポンジとテンションを最大限にかけた高いグリップ力を持つトップシートを組み合わせることで強烈なスピンとスピードを兼ね備えた、打ち合いで負けないトップ選手のためのラバーです。

2023年 VICTAS卓球用具カタログ

元日本代表、丹羽孝希選手のVICTAS!

VICTASさんの電子カタログ: https://www.victas.com/ja_jp/info/related_news/corporate/important_news/2022fwcatalogue-2

2023年の新商品!

Koki Niwa ZC (丹羽孝希ZC)

Koji Matsushita ZC (松下浩二ZC)

 Zカーボンをもちいたトップ選手モデルのラケットが発売となりました。使用したことないのですが、Zカーボンは、バタフライさんのZLC (ザイロンカーボン)よりはアラミドカーボンに近い素材のようですね。

2023年 Nittaku卓球用具カタログ

日本一売れているラバーG-1のNittaku!

 未だに日本一売れているラバー、Fastarc G-1 (ファスタークG-1)です。ただ、円安の影響を受け、ついに値上がりしてしまいましたね。この影響か、直近3ヶ月の卓球王国掲載の裏ラバー売れ筋1位はRozena (ロゼナ)がランクインしています。G-1は今年一年は勝負の年になりそうですね。

Nittakuさんの電子カタログ: https://www.nittaku.com/products/catalog/

2023年の新商品!

IRODORI series (彩シリーズ)

GYO-EN (暁炎)

SO-TEN (蒼天)

 ぶっちゃけ、かなり欲しいなーと思ってます。欲しいのはSO-TEN (蒼天)の方ですね。欲しい理由は、①現在メインはTornado King Power (トルネードキングパワー) (廃盤)であること、②Tornado King Power (トルネードキングパワー)と同じメーカーで、インナーカーボン板薄系のラケットであること、の2点ですね。正直改めて王道インナーを試していきたいと思っていて、
 ・Harimoto Tomokazu Inner Force ALC (張本智和インナーフォースALC)
 ・Hina Hayata H2 (早田ひなH2)
 ・ZX-Gear IN (ゼクスギアイン)
 ・SO-TEN (蒼天)
 ・Synteliac VCI OFF (シンテリアックVCIオフ)
 ・Limba Inner (リンバインナー)
 ・Virtuoso AC (ヴィルトーソAC)
 ・Tornado King Power (トルネードキングパワー)
あたりが気になっています。まー正直自分レベルだと、差は軽微な気がしていて、ブレード面積の違いの方が影響大きいかなーなんて思ってますね。Tornado King Power (トルネードキングパワー)のみ上板が硬い、ということと、2021年のNittakuカタログにおいて、Tornado King Power (トルネードキングパワー)はインナーといいつつ、かなり弾むラバーにカテゴライズされていて、もっと安定感の出るラケットがあるのであれば、やはりそちらの方がいいのかな~などと考えたり考えなかったりしている状況です。あとはブレード厚さの違いをどこまで意識するかですね。ブレード厚さが厚い方が飛距離と威力は出しやすいですが、個人的には安定感が落ちる印象です。
 Limba Inner (リンバインナー) = Virtuoso AC (ヴィルトーソAC) 5.6 mm <
  SO-TEN (蒼天) 5.7 mm < Hina Hayata H2 (早田ひなH2) 5.8 mm <
  ZX-Gear IN (ゼクスギアイン) = Synteliac VCI OFF (シンテリアックVCIオフ) 5.9 mm <
  Harimoto Tomokazu Inner Force ALC (張本智和インナーフォースALC)
となりますね。多分、Virtuoso AC (ヴィルトーソAC)、SO-TEN (蒼天)、Hina Hayata H2 (早田ひなH2)あたりのブレード面積の広いラケットを今後試してみたいと思っています。少々余談が長くなりましたが、それくらいNittakuのラケットに興味が向いておりますね~。

Nittaku (ニッタク)さんのラバーも更新しましたので、よろしくお願いします。
 →: https://katsuo000.com/nittaku-rubbers/