2023年 Yasaka卓球用具カタログ

マークVのYasaka!

Yasakaさんの電子カタログ: https://www.yasakajp.com/wp-content/uploads/yasaka2023.pdf

2023年の新商品!

Rakza XX (ラクザXX)

シリーズ最高峰の攻撃力
 ラクザXXは従来よりも気泡が大きく変形しやすい新スポンジを採用。これにより従来よりもハードなスポンジでありながらも打球時にはボールをしっかりと食い込ませることが出来るため、安定して高い威力のボールを生み出すことが出来る。このスポンジとテンションを最大限にかけた高いグリップ力を持つトップシートを組み合わせることで強烈なスピンとスピードを兼ね備えた、打ち合いで負けないトップ選手のためのラバーです。

2023年 VICTAS卓球用具カタログ

元日本代表、丹羽孝希選手のVICTAS!

VICTASさんの電子カタログ: https://www.victas.com/ja_jp/info/related_news/corporate/important_news/2022fwcatalogue-2

2023年の新商品!

Koki Niwa ZC (丹羽孝希ZC)

Koji Matsushita ZC (松下浩二ZC)

 Zカーボンをもちいたトップ選手モデルのラケットが発売となりました。使用したことないのですが、Zカーボンは、バタフライさんのZLC (ザイロンカーボン)よりはアラミドカーボンに近い素材のようですね。

2023年 Nittaku卓球用具カタログ

日本一売れているラバーG-1のNittaku!

 未だに日本一売れているラバー、Fastarc G-1 (ファスタークG-1)です。ただ、円安の影響を受け、ついに値上がりしてしまいましたね。この影響か、直近3ヶ月の卓球王国掲載の裏ラバー売れ筋1位はRozena (ロゼナ)がランクインしています。G-1は今年一年は勝負の年になりそうですね。

Nittakuさんの電子カタログ: https://www.nittaku.com/products/catalog/

2023年の新商品!

IRODORI series (彩シリーズ)

GYO-EN (暁炎)

SO-TEN (蒼天)

 ぶっちゃけ、かなり欲しいなーと思ってます。欲しいのはSO-TEN (蒼天)の方ですね。欲しい理由は、①現在メインはTornado King Power (トルネードキングパワー) (廃盤)であること、②Tornado King Power (トルネードキングパワー)と同じメーカーで、インナーカーボン板薄系のラケットであること、の2点ですね。正直改めて王道インナーを試していきたいと思っていて、
 ・Harimoto Tomokazu Inner Force ALC (張本智和インナーフォースALC)
 ・Hina Hayata H2 (早田ひなH2)
 ・ZX-Gear IN (ゼクスギアイン)
 ・SO-TEN (蒼天)
 ・Synteliac VCI OFF (シンテリアックVCIオフ)
 ・Limba Inner (リンバインナー)
 ・Virtuoso AC (ヴィルトーソAC)
 ・Tornado King Power (トルネードキングパワー)
あたりが気になっています。まー正直自分レベルだと、差は軽微な気がしていて、ブレード面積の違いの方が影響大きいかなーなんて思ってますね。Tornado King Power (トルネードキングパワー)のみ上板が硬い、ということと、2021年のNittakuカタログにおいて、Tornado King Power (トルネードキングパワー)はインナーといいつつ、かなり弾むラバーにカテゴライズされていて、もっと安定感の出るラケットがあるのであれば、やはりそちらの方がいいのかな~などと考えたり考えなかったりしている状況です。あとはブレード厚さの違いをどこまで意識するかですね。ブレード厚さが厚い方が飛距離と威力は出しやすいですが、個人的には安定感が落ちる印象です。
 Limba Inner (リンバインナー) = Virtuoso AC (ヴィルトーソAC) 5.6 mm <
  SO-TEN (蒼天) 5.7 mm < Hina Hayata H2 (早田ひなH2) 5.8 mm <
  ZX-Gear IN (ゼクスギアイン) = Synteliac VCI OFF (シンテリアックVCIオフ) 5.9 mm <
  Harimoto Tomokazu Inner Force ALC (張本智和インナーフォースALC)
となりますね。多分、Virtuoso AC (ヴィルトーソAC)、SO-TEN (蒼天)、Hina Hayata H2 (早田ひなH2)あたりのブレード面積の広いラケットを今後試してみたいと思っています。少々余談が長くなりましたが、それくらいNittakuのラケットに興味が向いておりますね~。

Nittaku (ニッタク)さんのラバーも更新しましたので、よろしくお願いします。
 →: https://katsuo000.com/nittaku-rubbers/

2023年 MIZUNO卓球用具カタログ

衝撃のQ3~Q5の廃盤と大島選手の移籍!

 2022年には、mizunoの卓球における存在感について言及したのに、2023年春、衝撃が走りました。なんと、長年契約していた大島祐哉選手が、androと契約する激震が走りました。そして、大島選手が使用していたトップ選手用のハイエンドラバーQ5 (キューファイブ)が、なんとメーカー在庫限りで、量産終了という話題です。年末年始の段階でも、Q5 (キューファイブ)の廃盤の話題が、TwitterなどのSNSで出回っていましたが、本当に残念です。

Q Quality (キュークオリティ)、Q1 (キューワン)については廃盤ではないようですが、Q5 (キューファイブ)、Q4 (キューフォー)、Q3 (キュースリー)については、残念ながら廃盤となりました。

 MIZUNOの存在感がシューズ以外で顕在化してきたところでしたが、残念ながらまたシューズのMIZUNOに戻るのではないかと思います。特にパリオリンピック大本命の女子トップ、早田ひな選手、伊藤美誠選手、平野美宇選手のシューズはMIZUNOということでほぼ確実にMIZUNOシューズはパリオリンピックで活躍することでしょう。

MIZUNOさんの電子カタログ: https://jpn.mizuno.com/mizuno_catalog/flashbook/2023_tabletennis/book/#target/page_no=1

MIZUNOの卓球ラバーページも更新しておりますので、よろしくお願いします。
 →: https://katsuo000.com/mizuno-rubbers/

2023年 Butterfly卓球用具カタログ

2023年のButterfly(バタフライ)

 今年のバタフライさんのパンフレットは、大本命のGlayzer (グレイサー)およびGlayzer 09C (グレイザー)になりますね!Rozena (ロゼナ)が発売後、常に売れ筋ラバー上位にくい込んでいるように、Glayzer (グレイザー)およびGlayzer 09C (グレイザー09C)も上位にくい込んできそうなラバーです。売れ筋ランキングの変動があるのか気になるところですね!

Butterflyさんの電子カタログ: https://www.butterfly.co.jp/catalog/

2023年の新商品!

Glayzer (グレイザー)

『ディグニクス』の魅力をそのままに。そして、その魅力を
より多くのプレーヤーに体験してもらえるように。

その性能で、可能性を引き出せ
 スプリングスポンジXを搭載。ディグニクスシリーズの技術を用いて開発したシートを採用。そして、手に入れやすい価格設定。目指すプレーに応じて選べる2種類のラインナップ。
 あなたの可能性を引き出せる性能に、今、手は届く。さぁ、その手応えを、実感しよう。

https://www.butterfly.co.jp/catalog/

威力と安定した弧線を両立するハイパフォーマンスラバー
 グレーの「スプリングスポンジX」を採用した『グレイザー』。球持ちがよく、表面の摩擦耐久性が高いシートと、スポンジ硬度38に設計された「スプリングスポンジX」の組合せは、打球に回転による威力をもたらすとともに、安定した弧線を描く打球を可能にします。回転を重視したパワフルな両ハンドドライブやカウンターが打てる喜びを、より幅広いレベルの選手に提供します。

ハイテンション裏ラバー
Made In Japan
Spin:73、Speed:81、弧線:82、スポンジ硬度:38

https://amzn.to/3GMMQSn

Glayzer 09C (グレイザー09C)

『ディグニクス』の魅力をそのままに。そして、その魅力を
より多くのプレーヤーに体験してもらえるように。

その性能で、可能性を引き出せ
 スプリングスポンジXを搭載。ディグニクスシリーズの技術を用いて開発したシートを採用。そして、手に入れやすい価格設定。目指すプレーに応じて選べる2種類のラインナップ。
 あなたの可能性を引き出せる性能に、今、手は届く。さぁ、その手応えを、実感しよう。

https://www.butterfly.co.jp/catalog/

粘着力と弾みを両立するハイパフォーマンスラバー
 グレーの「スプリングスポンジX」を採用した『グレイザー09C』。高いハイテンション効果を持つ粘着性シートと、スポンジ硬度42に設計された「スプリングスポンジX」の組合せが、回転量の豊富な威力ある打球と台上技術のやりやすさを高いレベルで両立しつつ、安定した弧線を描いた打球を可能にします。粘着性ハイテンションラバー特有の回転重視のドライブや鋭い前陣カウンターが打てる喜びを、より幅広いレベルの選手に提供します。

粘着性ハイテンション裏ラバー
Made In Japan
Spin:87、Speed:75、弧線:95、スポンジ硬度:42

https://amzn.to/41uWz7v

Mizutani Jun Major (水谷隼メジャー)

レジェンド・水谷隼がプロデュース
裏ラバー『ロゼナ』との組み合わせがお勧めの入門用ラケット

”『水谷隼メジャー』を監修したのは、「卓球を始める方に、卓球を楽しみながら早く上達して、卓球のさらなる楽しさを体験してほしい」と考えていたからです。その根底にあるのは「卓球をもっとメジャーにしたい」という熱い思いです。長年抱いてきたこの思いは、ラケットの名前にも表れています。”

”入門用のラケットとして重視した性能は、「スイング方向にボールが飛ぶ」「ボールが落ちにくい」「卓球台に収まりやすい」というものです。ネットミスを防ぐにはラケットを起こし、オーバーミスを防ぐにはラケットをかぶせるといったラケット角度の調整が必要です。
 しかし、初心者にとって、この二種類のラケット角度の調整は容易ではありません。そこで、ラケットをかぶせる調整のみで済むようにするために、「ボールが落ちにくい」性能を目指しました。

”『ロゼナ』は、このラケットに組み合わせるラバーとしてお勧めです。できれば最初から『ロゼナ』を使ってほしいですね。「回転をかけやすい」「微妙なラケット角度やスイング方向の誤差を補い、プレーに安定感を生み出す」など、初心者の上達を後押しできるラバーだからです。
 この組み合わせは、使いやすさを重視して弾みを抑えながらも、中陣でのドライブの引き合いもできるような弾みを持つ用具となっています。皆さんの上達を楽しみにしています!”

https://www.butterfly.co.jp/catalog/

水谷隼氏監修の入門用ラケット
 「卓球を楽しんでもらえるように、上達を後押ししたい」という思いで、水谷隼氏が監修。打球がスイング方向へ飛びやすく、卓球台へ収まりやすいことを重視して設計しました。裏ラバー『ロゼナ』と組み合わせれば、水谷氏が推奨する入門用の用具となります。

レビュー Venus 2 Blue Sponge(金星IIブルースポンジ)

説明

 WRMさんが取り扱う中国メーカーの銀河 (YINHE)のラバー、Venus II Blue Sponge (金星IIブルースポンジ)をレビューさせていただきます。
 katsuo000は中国メーカーにそこまで詳しくないのですが、銀河 (YINHE)はコスパが良くて面白いラバー、なかなか使えるラバーが多い印象です。基本的には粘着ラバーなので、寿命もそこそこ長く一部の卓人御用達のラバーではないでしょうか。今まで試打してきた銀河 (YINHE)の用具は
Blades (ラケット)
PRO-13S (プロ-13S)
970XX-KLC
Venes V-14 (金星V-14)
Rubber (ラバー)
Moon Blue Sponge (月ブルースポンジ)
Jupiter II Blue Sponge 39° (木星IIブルースポンジ39°)
とラケット3本、ラバーは2枚になりますね。

 WRMさんで取り扱いはないですがPRO-13S (プロ-13S)はアウターとインナーを融合させたラケットであり、970XX-KLCは上板硬めのインナーになりますね。Moon Blue Sponge (月ブルースポンジ)Joola (ヨーラ)さんのGolden Tango (ゴールデンタンゴ)に似つつも、さらに使いやすくしたようなラバーでした。Jupiter II Blue Sponge 39° (木星IIブルースポンジ39°)は、DHSの省狂NEOIIIブルースポンジの廉価版のようなラバーでした。このJupiter II Blue Sponge 39° (木星IIブルースポンジ39°)は、WRMの看板選手こと、ぐっちぃ選手の愛用ラバーでした。その愛用のJupiter II Blue Sponge 39° (木星IIブルースポンジ39°)から、変更したのが、このページでレビューするVenes II Blue Sponge (金星IIブルースポンジ)になるそうです。それでは、Venes II Blue Sponge (金星IIブルースポンジ)のWRMの説明を確認してみましょう。

新しい本格派粘着が誕生ぐっちぃ5年ぶりの本職変更
サーブ・ツッツキが爆切れ/ループのチョリが遅い/ラリーは弾み・そして硬め

 木星2ブルーの超ヒットから早5年。ついに木星2ブルーより回転がかかり、さらに弾み、そして硬い。特徴を聞くだけでワクワクしてくる本格派粘着ラバーが完成しました。5年ぶりにぐっちぃの本職粘着ラバーが変わりました。金星ブルーの初期サンプルが届いたのが、ちょうど1年前のこと。そこから、何度も何度もメーカー側と調整を繰り返し、木星2ブルーの性能を越えぐっちぃが本職で使える新しい粘着が完成しました!とにかく凄い性能です。ぐっちぃとガネから紹介動画が届いています。まずはこちらをご覧ください。

 ぐっちぃが今求めている粘着ラバーの理想型がコレです。練習時間が豊富なら、しっかり動く練習をして・身体を使って打てるし練習量に比例して反応も速いので弾まない粘着でもなんとかなっていたのですが、、、。新型コロナの影響で、ラケットを握る時間が激減。練習は、週に何度かの技術動画の撮影のみ。WRM的には外部での活動を完全にストップしていたので、いろいろ衰えています。(^^;ただ、そこは卓球用具開発に携わっている卓球ショップという強みを活かし練習不足は用具に求める性能でカバー。きっと手数で勝負の練習不足の人はラリーの入り口は早くなりすぎず台との距離を取った中陣の展開ではしっかり弾んでくれて楽に引き合いできるラバーぐっちぃと同じ性能を求めている方も多いと思います。ただ、前陣でサーブやツッツキは擦ると遅く長短の変化がつけやすいのに中陣ではしっかり弾むというのは矛盾する性能なので、実現が難しかったんです。金星ブルーの製造メーカー銀河はコロナの影響で国内向け・海外向けの卓球用品の売上が激減、その間製品開発にかなり力を入れていました。そして、ちょうど新開発の超粘着シートとぐっちぃが求めているラバー性能にぴったりマッチして今までの本格派粘着になかった新しい性能のラバー開発に成功しました。

https://rubber.ocnk.net/product/3523


 硬いラバーみたいですね。やはり威力を上げるには、硬くする必要があると思います。どのように硬くしているのか、楽しみながら試打しました。

硬度計比較

Weightshore ashore ashore cshore cshore ashore c
gsheet sidesponge sheetsponge sidesheet-spongesheet-sponge
Dignics 09C5033.431.850.849.11.61.7
Dignics 054834.331.350.048.22.91.8
Tenergy 054732.226.844.643.35.41.3
Venus II Blue Sponge5032.635.551.451.0-2.90.4
Jupiter II Blue Sponge5232.838.351.751.7-5.60.0
Moon Blue Sponge5130.934.449.650.3-3.5-0.8

 Venus II Blue Sponge (金星IIブルースポンジ)を確認すると、木星と比較して、値そのものは低いのですが、shore aおよびshore cのシートとスポンジの差が小さい値になっていますね。実際、触ってみるとシートがかなり硬めで、まるで、Evolution MX-S (エボリューションMX-S)のようにシートがかなり硬い仕様になっていました。この粘着ラバーなのにシートを硬めにするというのは斬新だと思いました。というのも、粘着ラバーの王道は、シート柔らかめでスポンジよりも柔らかいことが常です。もちろん、このVenus II Blue Sponge (金星IIブルースポンジ)も例にもれず粘着ラバーらしく、シートよりもスポンジが硬い設計になっているのですが、その中でもシートの硬さを感じ、弾きやすさがアップしたようなラバーに仕上がっていました。これはどちらかというとディグニクスらしさをもった粘着といえるのかもしれません。ただ重量・硬さでみると、Dignics 09C (ディグニクス09C)に似ているようにも見えますが、くい込みやすさの点で、あきらかにDignics 09C (ディグニクス09C)の方が扱いやすいラバーになっています。

Venus II Blue Spongeの貼りと重量

 Zhang Jike ZLC(張継科ZLC)に貼りました。

Venus II Blue Sponge (金星IIブルースポンジ)
・Sponge Thickness:2.2 mm
・Sponge硬度:39°
・3,480円 + 税
・50 g(Zhang Jike ZLC(張継科ZLC)に貼って)

 粘着は強めで、強粘着と言えるでしょう。重たいですね。また打球感がマッドで硬いです。これは使いこなせるとものすごい奴だと思います。

金星IIブルースポンジの3つの特徴

粘着ラバーとドイツ製ラバーを足して2で割ったようなラバー

 かなり硬いですね!ラバー全体にかなりコシがあり、シートが硬く感じました。これは回転めちゃかかると一発でわかりました。ただ、つかいこなせれば、という但し書きがつきそうな感じでもありました。それくらいくい込まない打球感ですね。Omega VII China Ying (オメガVIIチャイナ影)もかなり硬いラバーではありますが、くい込みがかなり良いので、その分飛び出しもかなり良いです。金星IIブルースポンジも、同じようにシートが硬い分、くい込ませるために思い切りぶつけるように打つ方がくい込ませやすいラバーでした。近いのは、Fastarc G-1 (ファスタークG-1)などでしょうか。一度しっかりくい込ませるようにして、打つことでラバーの味が出るラバーだと思います。つまり、粘着ラバーとドイツ製ラバーを足して2で割ったようなラバーだと思いました。回転量がかけにくいと感じる人もいると思いますが、このあたりは慣れが必要かもしれません。

打球感がマッド!

 粘着ラバーらしく、非常にマッドな打球感でした。マッドなラバーはドライブの球質が整いにくく、ボールが良い意味で荒れるので、受ける側はやりにくいと思いますね!非常に特徴的なマッドさだと思いました。そういえば、Jupiter II Blue Sponge 39° (木星IIブルースポンジ39°)もまずまずマッドな打球感でしたので、方向性は類似しているのかもしれません。
 球質はエネルギーロスは若干感じつつ、エネルギーを込めれるならかなりいいボールが行くイメージです。このエネルギーを込められるかポイントで、マッドな打球感で他のスピン系テンションラバーと比較すると、打感の気持ち良さが半減するかもしれません。似たようなマッドさはHurricane NEO3 (キョウヒョウNEO3)などにも感じられますね。この点が好みの人はもろにはまるかもしれません。

サーブ、レシーブがやりやすい!

 やはり粘着ラバーですので、サーブレシーブがやりやすかったです。スピン系テンションラバーよりも台上などで強みが出しやすいのが粘着ラバーですので、当然といえば当然かもしれません。マッドさがあるので、やはりパワーがないとスピードボールが打てない一方で、手堅く台上からのバリエーションが増やせそうな、粘着らしさを十二分に感じました。
 ハードな粘着ラバーは、ぶつけて打つことでいいボールがいきますが、その時にパワーというかスイングスピードを要する感じがあります。ただめちゃめちゃハードなラバーというわけでもないので、スピードの出しやすいラバーだと思いました。硬さがどちらかというと、ドイツ製ラバーっぽい方向性で、直線性のあるスピードドライブがしやすいと思います。粘着ラバーの中でも個人的にはスピードが出しやすいと言えるのではないかと思います。ただ弧線を描きにくいので個人的には選択肢から外れると思います。ドイツ製ラバーっぽいVenus II Blue Sponge (金星IIブルースポンジ)の硬さは、同じYINHE (銀河)のApollo 5 (アポロ5)にも似たようなテイストを感じたように思います。硬くていいボールが打てるのですが、弧線が弱いのが個人的には苦手です。思ったより弧線を描かなくて、ネットミスが出るんですよね。Hurricane NEO3 (キョウヒョウNEO3)Omega VII China Ying (オメガVIIチャイナ影)の方が弧線が強いので、個人的には好みで中陣の打ち合いに安心感を感じるんですよね。

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打
 特に違和感なかったです。

ロングボールやラリーでのドライブ
 バタフライのラバーと比較すると球質はそろっていないと思いますが、硬い粘着ラバーのわりに、癖は出にくいかもしれません。そのかわりスピードは出しやすいと思います。
 

面を開いたドライブ
 面は思い切り開いた方がいいボールが打てると思います。ただ面を開く打ち方は、小回りが利きにくいイメージもあるので、使い分けが重要だと思います。 

対下回転に対するループドライブ
 いいループドライブが打てると思います。ボールを吸収させにくいので、本当に表面だけで打つようにこする必要はありますが、それが出来たときの質は最高のループドライブだと思います。 

対下回転に対するスピードドライブ
 結構ぶつけにいかないと難しいと思います。切れてないボールは打てると思いますが、切れた下回転を打つ時は回転の影響を受けにくいので、面をしっかり開いて身体で回転をしっかりかけるようにしないと安定感をかけるかもしれません。

カーブ/シュートドライブ
 

ブロック
 個人的にはブロックはやりにくいと思いました。硬すぎて落ちやすいと感じました。逆に粘着ラバーの割に相手のドライブに押されにくいと思います。

カウンタードライブ
 

ストップ
 

ツッツキ
 

フォアフリック

フォアサーブ
 

バックハンド系

軽打
 

ロングボールやラリーでのドライブ
 

対下回転に対するループドライブ
 

対下回転に対するスピードドライブ
 

カーブ/シュートドライブ

ブロック
 

カウンタードライブ
 

ストップ
 

ツッツキ
 

チキータ

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Omega VII China Ying >金星2ブルースポンジ ≧ 月ブルー

スピード
 Omega VII China Ying >金星2ブルースポンジ ≧ 月ブルー

レビュー Venus V-14 (金星14)

説明

 WRMさんで販売している銀河のラケット、Venus V-14 (金星14)をレビューします。WRMさんの説明を確認してみましょう。↓
 https://rubber.ocnk.net/product/2542

具体的には書かれていませんが、要はビスカリア (Viscaria)やZhang Jike ALC (張継科ALC)、Timo Boll ALC (ティモボルALC)など現代卓球で最も人気のあるアウターカーボンシリーズと類似のラケットになりますね。このラケットは、WRMさんの販売価格で、5,500円+税と、非常に安価なラケットとなています。本当にZhang Jike ALC (張継科ALC)、Timo Boll ALC (ティモボルALC)などと同じ性能であればかなりコスパの良いラケットになりますね。そのあたりを言及していくようなレビューになります。

 過去にも安価なラケットとして、XIOM (エクシオン)さんのStradivarius (ストラディヴァリウス)をレビューしています。正直な感想として、安価なラケットは、少し使うには良いこともあるのですが、使い込むほどホンバのラケットと違いを感じてしまう、というところがありました。従って個人的にはあまりオススメしないですね。また日本メーカーのYasaka (ヤサカ)さんのReinforce AC (リーンフォース)などはバラツキは多いものの、まだ良いと思いますが、海外メーカーの類似ラケットは、よくよく考えて購入した方が良いと思います。何にしても購入は自己責任でお願いします。

金星14

 フォアにHurricane NEO II (キョウヒョウNEOII)を、バックにはSieger PK50 (ズィーガーPK50)を貼りました。アウターラケットですのでやはり粘着ラバーを貼りたいですよね。ラケット重量は90 gとまずまず標準かやや重いくらいとなりました。

金星14の3つの特徴

思ったよりも扱いやすい!?

 アウターカーボンというとやはり扱いにくさを感じることが多いイメージではないでしょうか。実際、アウターを使う人は年々減っている印象です。普段自分もインナーカーボンを使っていますが、インナーからアウターのこの金星14を使用した印象としては思ったよりも扱いやすいでした。これはなぜなのか、具体的な理由はわかりませんが、打球感がかなりポコポコしていてそこまで高い音が鳴らないんですよね。Zhang Jike ALC (張継科ALC)はもっと高い音が鳴ってバチって感じなのですが、この金星14はポコポコとかわいい音が鳴りました。正直、トップ選手やガチ勢にはオススメできませんが、なんちゃってで触るにはかなりオススメなラケットだと思いました。
 もちろん、威力、特にスピードはアウターカーボンのそれで違和感なく威力が出せる仕様だと思います。ただ、ポコポコと木材よりの打球感だけが違和感であり、いい意味では球持ちを与え、悪い意味では、回転量が弱いボールがいっているような気がしましたね。

やはり粘着ラバーとあう!

 中国製のラケットですので、やはり粘着ラバーとあうと思いました。変に滑ることもなく両面の粘着ラバーを扱うことができました。上板はやや柔らかいようにも感じたのでもしかしたら、リンバかもしれませんね。

中国ラケットの弱点か!?安価ラケットは若干回転量が弱い?

 過去も銀河の970XX-KLCという上板硬めで軽量ラケットをガチ使用していました。上板が硬く、上板が硬いラケットは良く回転がかかるイメージがあったので、使用を継続していました。ただ試合に出るにつれて回転量が弱いと感じるようになりましたね。練習する相手だけでなく、試合でもループドライブが効かないと感じたときが増えたため、安価で素晴らしいのですが、970XX-KLCは卒業しました。もちろん、腕の問題もあるかもしれまんしあたり外れもあったのかもしれません。ただ、中国メーカーの安価ラケットは全般的に打感は非常に良くてコスパの良さを感じる一方で回転量が弱い印象があります。この辺りはよくよく考えて購入を検討ください。

おすすめのラバー組み合わせ(あくまでも個人の感想)

・粘着ラバー

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打
 

ロングボールやラリーでのドライブ

 

面を開いたドライブ
 

対下回転に対するループドライブ
 

対下回転に対するスピードドライブ
 

カーブ/シュートドライブ
 

ブロック
 

カウンタードライブ
 

ストップ
 

ツッツキ
 

フォアフリック
 

バックハンド系

軽打
 

ロングボールやラリーでのドライブ

対下回転に対するループドライブ 
 

対下回転に対するスピードドライブ
 

カーブ/シュートドライブ
 

ブロック
 

カウンタードライブ
 

ストップ

ツッツキ
 

チキータ
 

他ラケットとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Tornado King Power > 金星14 > Mizutani Jun Super ZLC

スピード
 Zhang Jike ZLC ≧ 金星14 ≧ Virtuoso OFF+

レビュー Sieger PK50 (ズィーガーPK50)

説明

 Nittaku (ニッタク)さんの微粘着ラバー、Sieger PK50 (ズィーガーPK50)をレビューします!Nittaku (ニッタク)といえば、あの日本一売れているラバー、Fastarc G-1 (ファスタークG-1)が思い浮かびますよね。スピン系テンションラバーの代表格であるFastarc G-1 (ファスタークG-1)。ただFastarc G-1 (ファスタークG-1)は2010年発売とやや古いラバーになります。またNittaku (ニッタク)さんは中国卓球の代表ラバー、Hurricane (キョウヒョウ)を扱うメーカーでもあり、本格派粘着ラバーも取り揃えています。一方で、スピン系テンションラバー (Fastarc G-1 (ファスタークG-1))と本格派ド粘着ラバー (Hurricane (キョウヒョウ))の間を取り持つようなラバーの取り扱いがありませんでした。間を取り持つようなラバー、球持ちの強いスピン系テンションラバーとして、ドイツ製微粘着ラバーとして、Sieger PK50 (ズィーガーPK50)が発売されました。Nittaku (ニッタク)さんの2023年パンフレットから、Sieger PK50 (ズィーガーPK50)の説明文を引用させていただきます。

弧線が高いから自信が持てる!

 体勢が崩れたり遅れたりしても、攻めきれる強さ!その秘密は高いスピン性能を持つ「Sタッチシート」&”つかんで飛ばす”「PK50スポンジ」。4球目までにラリーが終わる確率は約60%と言われ、その間の勝負を決める技を磨くことは勝つための絶対条件!切って攻めるツッツキが、圧倒的な武器になる!+チキータも味方にして、ラリー戦を制する勝利者は君だ!

Nittaku 2023年春パンフレットより

 、Fastarc G-1 (ファスタークG-1)も、グリップ力が強くて多くのトップ選手が使うラバーですが、ドイツ製ラバーのためか、シートが厚くて硬い分、チップしやすいというイメージがある人もいるかもしれません。スポンジ厚さMaxが発売されて、チップはしにくくなりましたが、落とすというのはいいイメージはありません。そのイメージを払拭するような宣伝広告になりますね。評判も悪くないようで、非常に期待の試打になりました。

性能値

 公表性能値を比較してみましょう。

SpinSpeedSponge硬度Price
Hammond Z2
ハモンドZ2
13.0016.0040.06,800 + tax
Fastarc G-1
ファスタークG-1
12.5015.0037.56,800 + tax
Fastarc P-1
ファスタークP-1
12.2515.5037.56,800 + tax
Sieger PK50
ズィーガーPK50
12.7514.7540.05,500 + tax
Hurricane III National Rubber Blue Sponge
キョウヒョウ国狂ブルー
15.0014.7542.518,000 + tax
Hurricane Pro III Turbo Blue
キョウヒョウプロ3ターボブルー
15.0014.7550.06,600 + tax
Hurricane Pro III Turbo Orange
キョウヒョウプロ3ターボオレンジ
15.0014.7545.06,300 + tax

 Fastarc G-1 (ファスタークG-1)からもっと回転がかかるようにしたラバーはSieger PK50 (ズィーガーPK50)であることがわかりますね。また2023年の価格改定に伴い、日本一売れているラバーFastarc G-1 (ファスタークG-1)が、税込み価格7,480円のHammond Z2 (ハモンドZ2)と同じ値段となりました。一方で、Sieger PK50 (ズィーガーPK50)も価格はあがりましたが、1,430円 (税込み価格で)安い6,050円でFastarc G-1 (ファスタークG-1と比べるとコスパの良いラバーに感じると思います。2023年の市場の動向も楽しみですね。続いて、硬度計で計った硬さを比較してみましょう。

Weightshore ashore ashore cshore cshore ashore c
gsheet sidesponge sheetsponge sidesheet-spongesheet-sponge
Sieger PK505226.429.241.943.6-2.8-1.7
Dignics 09C5033.431.850.849.11.61.7
Dignics 054834.331.350.048.22.91.8
Tenergy 054732.226.844.643.35.41.3
Hammond Z24932.230.643.242.21.61.0
Fastarc G-1 Max4928.926.442.339.82.52.6

 Hammonde Z2 (ハモンドZ2)Fastarc G-1 (ファスタークG-1)と比べると、Sieger PK50 (ズィーガーPK50)は微粘着ラバーではありますが、やや重いことがよくわかります。またドイツ基準で50°のPKスポンジは、そこまで硬さを感じるわけではなかったです。むしろ、シートがやや柔らかくスポンジが硬いHurricane (キョウヒョウ)に近いスポンジ設計になっているため、むしろ慣れれば扱いやすいラバーでもあるといえるでしょう。さすが、Hurricane (キョウヒョウ)を扱うNittaku (ニッタク)さんといえるでしょう。

Sieger PK50の貼りと重量

 今回Sieger PK50 (ズィーガーPK50)は、WRMさんで購入した銀河のVenus V-14 (金星V-14)に貼りました。

Sieger PK50 (ズィーガーPK50)
 Sタッチシート / PK50スポンジ
・Sponge Thickness:中/厚/特厚 mm
・Speed:14.75
・Spin:12.75
・Sponge硬度:40.0° (ドイツ基準50°)
・5,500円 + 税
・73 g(切断前) → 52 g (Venus V-14 (金星V-14)に貼って)

 貼りあがり重量は52 gとやや重いラバーとなりました。シートの粘着感は弱く、まさに微粘着シートだと感じました。

Sieger PK50の3つの特徴

粘着ラバーというよりはスピン系テンションに限りなく近い!球持ちが良いラバーが好きならG-1よりも使いやすい!?

 Sieger PK50 (ズィーガーPK50)は、かなりスピン系テンションラバーに近い性能でした!Hammonde Z2 (ハモンドZ2)Fastarc G-1 (ファスタークG-1)と比べると、そこまで硬さを感じにくいラバーで、中級者向けのラバーと言えるかもしれません。シートもHammonde Z2 (ハモンドZ2)Fastarc G-1 (ファスタークG-1)と比べて柔らかいため、簡単にくい込み回転をかけやすいですね!イメージとしては、Joola (ヨーラ)さんのGolden Tango (ゴールデンタンゴ)に近いイメージで、Golden Tango (ゴールデンタンゴ)をもっとスピン系テンションラバーらしくしたようなラバーだと感じました。

シートがやわらかいのでとにかく球持ちが抜群!

 さきほども触れましたが、シートが柔らかいラバーですので、球離れが遅い分、非常に扱いやすいと感じるラバーだと思います。こういったラバーは個人的にはバックハンドでツッツキ、チキータ、ドライブするのに向いているラバーだと感じますね。ただバックハンドで使おうと思うと52 gですのでやや重いと感じるかもしれません。また粘着ラバーではなくスピン系テンションだと思ってフォアで使うのもアリだと思います。強く打った時に粘着ラバーらしい癖球が出ることもあり、フォアで使っても味の出る面白いラバーだと思います!

もちろん台上の操作性も高く、バックハンドでも使える!

 微粘着ラバーですので、台上はしっかり止まり、チキータも球持ちがいいため、引きつけたいだけ引きつけてコースをついたり、スピードを出したりすることがしやすいと思います。サーブもしっかり切れるのに、速いロングサーブも出せて操作性も抜群です。バランスの良いラバーという点でも非常にオススメしやすいラバーだと思います。

各技術レビュー

フォアハンド系

軽打
 特に違和感なかったです。

ロングボールやラリーでのドライブ
 全然違和感なく使えました。Omega VII China Ying (オメガVIIチャイナ影)と比べるとやはりスピード性能が高く、回転性能や粘着ラバーらしい癖球は出にくいと感じました。しっかり身体を入れると回転量の多いドライブも可能です。

対下回転に対するループドライブ
 球持ちがいいのでループドライブはかなりやりやすかったです。Rigan Spin (ライガンスピン)よりも回転量の多いドライブが打ちやすいと感じました。こういうラバーは好みです。

対下回転に対するスピードドライブ
 意外とやわらかいので、スピードドライブも打ちやすいです!

カーブ/シュートドライブ

ブロック
 やりにくさはありませんでした。

カウンタードライブ
 球を持つのでやりやすいですが、相手の回転の影響も受けるので、しっかり見極めは重要だと思います。

ストップ
 やりやすかったです。当たり前に止まりました。

ツッツキ

フォアサーブ
 良く切れますし、サーブの球足も速くて良かったです。

バックハンド系

軽打
 やや重たいと感じつつも、違和感はありませんんでした。

ロングボールやラリーでのドライブ
 キョウヒョウなどと比較すると中陣からのドライブがやりやすかったですし、スピードも出しやすかったです。

対下回転に対するループドライブ
 シートの柔らかさで球持ちを感じるラバーですので、バックハンドでもやりやすかったです。

対下回転に対するスピードドライブ

カーブ/シュートドライブ

ブロック
 非常にやりやすかったです。回転に負けない硬さを感じました。

ストップ
 やりやすかったです。

ツッツキ
 切りやすかったです。

チキータ
 球を持つので、ネットにひっかけることは少ないと思います。飛距離が出にくいラバーですので、台上のチキータや台上ドライブ、フリックはかなりやりやすいと思います。

他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

回転量
 Dignics 05 > Sieger PK50 ≧ Fastarc G-1

スピード
 Fastarc G-1 > Sieger PK50 > Dignics 09C

https://amzn.to/3JKXL0H

全日本選手権ランカーの使用用具 2023年 女子

位 選手 年齢
 Blade(ラケット)
 フォア Rubber(ラバー)
 バック
 シューズ

優勝~ベスト4

優勝 早田ひな選手 当時22歳
 ラケット: ニッタク Hina Hayata H2、FL
 フォア: Hurricane III National Rubber Blue Sponge(キョウヒョウ3国狂ブルー)、特厚
 バック: 裏ソフト
 シューズ: ミズノ Wave Medal RISE(ウエーブメダルライズ) 
準優勝 木原美悠選手 当時18歳
 ラケット: VICTAS Fire Fall VC(ファイヤーフォールVC)、FL
 フォア: V>15 Extra(V>15エキストラ)、 MAX
 バック: VO>102、 2.0 mm
 シューズ: Asics(アシックス) COURT CONTROL FF(コートコントロールFF)
3位 横井咲桜選手 当時18歳
 ラケット: バタフライ Harimoto Tomokazu Inner Force SUPER ZLC
       張本智和インナーフォースSUPER ZLC、FL
 フォア: Dignics 09C(ディグニクス09C)、特厚
 バック: Dignics 05(ディグニクス05)、特厚
 シューズ: ニッタク ムービングエース
4位 石川佳純選手 当時29歳
 ラケット: 特殊素材シェーク、FL
 フォア: Hurricane III National Rubber Blue Sponge(キョウヒョウ3国狂ブルー)、特厚
 バック: 裏ソフト
 シューズ: Asics(アシックス) 特注

5位~8位

5位 出雲美空選手 当時21歳
 ラケット: ニッタク 剛力(FL)
 フォア: Tenergy 05(テナジー05)、特厚
 バック: ピンプルスライド、中
 シューズ: ミズノ Wave Drive 8(ウェーブドライブ8)
6位 佐藤瞳選手 当時25歳
 ラケット: ニッタク Goriki Super Cut(剛力スーパーカット)、FL
 フォア: Hurricane NEO III、特厚(紅双喜)
 バック: DO Knuckle(ドナックル)、極薄
 シューズ: ニッタク ムービングエース
7位 鈴木李茄選手 当時28歳
 ラケット: バタフライ Inner Force Layer ALC(インナーフォースレイヤーALC)、FL
 フォア: Dignics 05(ディグニクス05)、特厚
 バック: Dignics 05(ディグニクス05)、特厚
 シューズ: バタフライ Lezoline Rifones(レゾライン リフォネス)
8位 平野美宇選手 当時22歳
 ラケット: バタフライ Viscaria(ビスカリア)、FL
 フォア: Tenergy 05 Hard(テナジー05ハード)、特厚
 バック: Tenergy 05(テナジー05)、特厚
 シューズ: ミズノ ウエーブメダル6

9位~16位

9位 長﨑美柚選手 当時20歳
 ラケット: バタフライ Inner Force Layer ALC(インナーフォースレイヤーALC)、FL
 フォア: Dignics 05(ディグニクス05)、特厚
 バック: Dignics 05(ディグニクス05)、特厚
 シューズ: ミズノ ウエーブメダル6
10位 加藤美優選手 当時23歳
 ラケット: バタフライ Inner Force Layer ZLC(インナーフォースレイヤーZLC)、FL
 フォア: Tenergy 19(テナジー19)、特厚
 バック: Tenergy 80(テナジー80)、特厚
 シューズ: バタフライ Rezoline Gigu(レゾラインギグ)
11位 大藤沙月選手 当時18歳
 ラケット: バタフライ Harimoto Tomokazu Inner Force ALC(張本智和インナーフォースALC)、FL
 フォア: Dignics 09C(ディグニクス09C)、特厚
 バック: Hurricane III National Rubber Blue Sponge(キョウヒョウ3国狂ブルー)、特厚
 シューズ: アシックス HYPERSURV 2(ハイパーサーブ2)
12位 張本美和選手 当時14歳
 ラケット: バタフライ Harimoto Tomokazu Inner Force ALC(張本智和インナーフォースALC)、FL
 フォア: Dignics 05(ディグニクス05)、特厚
 バック: Dignics 05(ディグニクス05)、特厚
 シューズ: バタフライ Lezoline Rifones(レゾライン リフォネス)
13位 伊藤美誠選手 当時22歳
 ラケット: Nittaku(ニッタク) Mima Ito Caron(伊藤美誠カーボン)、ST
 フォア: Fastarc G-1(ファスタークG-1)、特厚
 バック: Moristo SP(モリストSP)、厚
 シューズ: mizuno(ミズノ) Wave Medal SP4(ウエーブメダルSP4)
14位 皆川優香選手 当時21歳
 ラケット: バタフライ バタフライ Harimoto Tomokazu Inner Force ALC(張本智和インナーフォースALC)、FL
 フォア: Tenergy 05(テナジー05)、特厚
 バック: Tenergy 05(テナジー05)、特厚
 シューズ: バタフライ Lezoline Rifones(レゾライン リフォネス)
15位 橋本帆乃香選手 当時24歳
 ラケット: ニッタク Goriki Danshi(剛力男子)、FL
 フォア: Hurricane III National Rubber Blue Sponge(キョウヒョウ3国狂ブルー)、特厚
 バック: DO Knuckle(ドナックル)、極薄
 シューズ: ミズノ ウエーブメダル6
16位 安藤みなみ選手 当時25歳
 ラケット: VICTAS SWAT(スワット)、FL
 フォア: V>22 Double Extra(V>22 ダブルエキストラ)、Max
 バック: アタック8L粒、中
 シューズ: ミズノ Wave Medal RISE(ウエーブメダルライズ) 

2023年の傾向についてのkatsuo000の考察

 16名全員がシェークハンド、挙げられているラケットは16本、ラバーは32枚になります。ラケットの分母は16、ラバーの分母は32になります。

 アウターカーボン率: 3/16 = 18.75%
  ?:1、ALC:1、カーボン:1
 インナーカーボン率: 9/16 = 56.25%
  PKC:1、Vカーボン:1、SUPER ZLC:1、ALC:5、ZLC:1
 木材率: 4/16 = 25.00%

 ディグニクス率: 9/32 = 28.13%
  09C率: 2/32 = 6.25%
  05率: 7/32 = 21.88%
 テナジー率: 7/32 = 21.88%
  05ハード率: 1/32 = 3.13%
  05率: 4/32 = 12.5%
  80率: 1/32 =3.13%
  19率: 1/32 = 3.13%
 ドイツ製ラバー: 3/32 = 9.38%
  V>15 エキストラ: 1/32 = 3.13
  V>22 ダブルエキストラ: 1/32 = 3.13%
  G-1: 1/32 = 3.13%
 中国製粘着ラバー: 5/32 = 15.63%
 イボ: 6/32 = 18.75%
 不明: 2/32 = 6.25%