Venus II Blue Sponge (金星IIブルースポンジ)を確認すると、木星と比較して、値そのものは低いのですが、shore aおよびshore cのシートとスポンジの差が小さい値になっていますね。実際、触ってみるとシートがかなり硬めで、まるで、Evolution MX-S (エボリューションMX-S)のようにシートがかなり硬い仕様になっていました。この粘着ラバーなのにシートを硬めにするというのは斬新だと思いました。というのも、粘着ラバーの王道は、シート柔らかめでスポンジよりも柔らかいことが常です。もちろん、このVenus II Blue Sponge (金星IIブルースポンジ)も例にもれず粘着ラバーらしく、シートよりもスポンジが硬い設計になっているのですが、その中でもシートの硬さを感じ、弾きやすさがアップしたようなラバーに仕上がっていました。これはどちらかというとディグニクスらしさをもった粘着といえるのかもしれません。ただ重量・硬さでみると、Dignics 09C (ディグニクス09C)に似ているようにも見えますが、くい込みやすさの点で、あきらかにDignics 09C (ディグニクス09C)の方が扱いやすいラバーになっています。
かなり硬いですね!ラバー全体にかなりコシがあり、シートが硬く感じました。これは回転めちゃかかると一発でわかりました。ただ、つかいこなせれば、という但し書きがつきそうな感じでもありました。それくらいくい込まない打球感ですね。Omega VII China Ying (オメガVIIチャイナ影)もかなり硬いラバーではありますが、くい込みがかなり良いので、その分飛び出しもかなり良いです。金星IIブルースポンジも、同じようにシートが硬い分、くい込ませるために思い切りぶつけるように打つ方がくい込ませやすいラバーでした。近いのは、Fastarc G-1 (ファスタークG-1)などでしょうか。一度しっかりくい込ませるようにして、打つことでラバーの味が出るラバーだと思います。つまり、粘着ラバーとドイツ製ラバーを足して2で割ったようなラバーだと思いました。回転量がかけにくいと感じる人もいると思いますが、このあたりは慣れが必要かもしれません。
打球感がマッド!
粘着ラバーらしく、非常にマッドな打球感でした。マッドなラバーはドライブの球質が整いにくく、ボールが良い意味で荒れるので、受ける側はやりにくいと思いますね!非常に特徴的なマッドさだと思いました。そういえば、Jupiter II Blue Sponge 39° (木星IIブルースポンジ39°)もまずまずマッドな打球感でしたので、方向性は類似しているのかもしれません。 球質はエネルギーロスは若干感じつつ、エネルギーを込めれるならかなりいいボールが行くイメージです。このエネルギーを込められるかポイントで、マッドな打球感で他のスピン系テンションラバーと比較すると、打感の気持ち良さが半減するかもしれません。似たようなマッドさはHurricane NEO3 (キョウヒョウNEO3)などにも感じられますね。この点が好みの人はもろにはまるかもしれません。
サーブ、レシーブがやりやすい!
やはり粘着ラバーですので、サーブレシーブがやりやすかったです。スピン系テンションラバーよりも台上などで強みが出しやすいのが粘着ラバーですので、当然といえば当然かもしれません。マッドさがあるので、やはりパワーがないとスピードボールが打てない一方で、手堅く台上からのバリエーションが増やせそうな、粘着らしさを十二分に感じました。 ハードな粘着ラバーは、ぶつけて打つことでいいボールがいきますが、その時にパワーというかスイングスピードを要する感じがあります。ただめちゃめちゃハードなラバーというわけでもないので、スピードの出しやすいラバーだと思いました。硬さがどちらかというと、ドイツ製ラバーっぽい方向性で、直線性のあるスピードドライブがしやすいと思います。粘着ラバーの中でも個人的にはスピードが出しやすいと言えるのではないかと思います。ただ弧線を描きにくいので個人的には選択肢から外れると思います。ドイツ製ラバーっぽいVenus II Blue Sponge (金星IIブルースポンジ)の硬さは、同じYINHE (銀河)のApollo 5 (アポロ5)にも似たようなテイストを感じたように思います。硬くていいボールが打てるのですが、弧線が弱いのが個人的には苦手です。思ったより弧線を描かなくて、ネットミスが出るんですよね。Hurricane NEO3 (キョウヒョウNEO3)やOmega VII China Ying (オメガVIIチャイナ影)の方が弧線が強いので、個人的には好みで中陣の打ち合いに安心感を感じるんですよね。
中国の総合スポーツメーカーDouble Happiness Shanghai (DHS、紅双喜)のラバーで、中国代表の選手はほぼ皆DHS製のラバーを使用していますね。中国卓球を語る上で今や避けては通れない粘着ラバーの代表的な存在がHurricane (キョウヒョウ)になります。DHSが販売する粘着ラバーは2種類あって、もう1種類はSky Line (天極)になります。天極は主に中国選手ではペンホルダードライブ主戦型の選手が使用しているようですね。ペンホルダーは遠心力を使ってシェイクハンドよりも回転量の多いボールが打てるため、天極は弾みの強いラバーになっているそうですね。現在の現役の選手ではXu Xin (許昕)選手が天極を使用していると言われます。一方、主に中国選手でシェイクハンドドライブ主戦型の選手がキョウヒョウを使用するようです。キョウヒョウと冠されるラバーはいくつか存在し、かなり紛らわしいのですが、基本的には非常にマッドな打球感で、これぞ粘着ラバーという感じのラバーです。katsuo000のレビューでは、現在までに省狂NEO3ブルースポンジをレビューしており、人気の記事となっております。改めてキョウヒョウの種類について、説明させていただきます。
Nittaku製Hurricane (キョウヒョウ)
中国トップ選手はDHS製を使用していますが、日本ではNittaku (ニッタク)もキョウヒョウという名前のラバーを販売しています。同じ名前ですが、基本的には別物だと考えてください。唯一2021年ごろ発売のキョウヒョウ3国狂ブルー (Hurricane III National Rubber Blue Sponge)は、DHS製のいわゆる中国トップ選手も使用するラバーと同じ品質のラバーになりますね。Nittaku製のキョウヒョウは中国製の粘着シートに日本製のやや柔らかめのスポンジを組み合わせたものが主流で、扱いやすい分やや回転量や癖球が出にくいラバーとなっています。初中級者で導入として使用するのは非常にオススメのラバーになるでしょう。
2020年時点でNittaku製キョウヒョウは、以下のラインナップとなっていました。 ・Nittaku Hurricane II(ニッタク キョウヒョウ2) ・Nittaku Hurricane III(ニッタク キョウヒョウ3) ・Hurricane Pro II(キョウヒョウプロ2) ・Hurricane Pro III(キョウヒョウプロ3) ・Hurricane NEO III(キョウヒョネオ3) ・Hurricane Pro III Turbo Orange(キョウヒョウプロ3ターボオレンジ) ・Hurricane Pro II Turbo Blue(キョウヒョウプロ3ターボブルー) 計7種類ですね。
Hurricane III National Rubber Blue Sponge キョウヒョウIII国狂ブルー
15.00
14.75
42.5
Hurricane Pro III Turbo Blue キョウヒョウプロIIIターボブルー
15.00
14.75
50.0
Hurricane Pro III Turbo Orange キョウヒョウプロIIIターボオレンジ
15.00
14.75
45.0
Hurricane Pro III キュウヒョウプロIII
15.00
10.25
42.5
Hurricane Pro II キョウヒョウプロII
15.50
10.00
42.5
Hurricane NEO III キョウヒョウNEO III
15.00
11.25
42.5
Nittaku Hurricane III ニッタクキョウヒョウIII
14.50
10.25
37.5
Nittaku Hurricane II ニッタクキョウヒョウII
15.00
9.75
37.5
↓Hurricane Pro III Turbo(キョウヒョウ プロ3ターボ)シリーズ(Hurricane Pro III Turbo Blue (キョウヒョウプロ3ターボブルー)とHurricane Pro III Turbo Orange(キョウヒョウプロ3ターボオレンジ))は同じスピードとスピン性能になります。
中国の総合スポーツメーカーDouble Happiness Shanghai (DHS、紅双喜)のラバーで、中国代表の選手はほぼ皆DHS製のラバーを使用していますね。中国卓球を語る上で今や避けては通れない粘着ラバーの代表的な存在がHurricane (キョウヒョウ)になります。DHSが販売する粘着ラバーは2種類あって、もう1種類はSky Line (天極)になります。天極は主に中国選手ではペンホルダードライブ主戦型の選手が使用しているようですね。ペンホルダーは遠心力を使ってシェイクハンドよりも回転量の多いボールが打てるため、天極は弾みの強いラバーになっているそうですね。現在の現役の選手ではXu Xin (許昕)選手が天極を使用していると言われます。一方、主に中国選手でシェイクハンドドライブ主戦型の選手がキョウヒョウを使用するようです。キョウヒョウと冠されるラバーはいくつか存在し、かなり紛らわしいのですが、基本的には非常にマッドな打球感で、これぞ粘着ラバーという感じのラバーです。katsuo000のレビューでは、現在までに省狂NEO3ブルースポンジをレビューしており、人気の記事となっております。改めてキョウヒョウの種類について、説明させていただきます。
Nittaku製Hurricane (キョウヒョウ)
中国トップ選手はDHS製を使用していますが、日本ではNittaku (ニッタク)もキョウヒョウという名前のラバーを販売しています。同じ名前ですが、基本的には別物だと考えてください。唯一2021年ごろ発売のキョウヒョウ3国狂ブルー (Hurricane III National Rubber Blue Sponge)は、DHS製のいわゆる中国トップ選手も使用するラバーと同じ品質のラバーになりますね。Nittaku製のキョウヒョウは中国製の粘着シートに日本製のやや柔らかめのスポンジを組み合わせたものが主流で、扱いやすい分やや回転量や癖球が出にくいラバーとなっています。初中級者で導入として使用するのは非常にオススメのラバーになるでしょう。
2020年時点でNittaku製キョウヒョウは、以下のラインナップとなっていました。 ・Nittaku Hurricane II(ニッタク キョウヒョウ2) ・Nittaku Hurricane III(ニッタク キョウヒョウ3) ・Hurricane Pro II(キョウヒョウプロ2) ・Hurricane Pro III(キョウヒョウプロ3) ・Hurricane NEO III(キョウヒョネオ3) ・Hurricane Pro III Turbo Orange(キョウヒョウプロ3ターボオレンジ) ・Hurricane Pro II Turbo Blue(キョウヒョウプロ3ターボブルー) 計7種類ですね。
Hurricane III National Rubber Blue Sponge キョウヒョウIII国狂ブルー
15.00
14.75
42.5
Hurricane Pro III Turbo Blue キョウヒョウプロIIIターボブルー
15.00
14.75
50.0
Hurricane Pro III Turbo Orange キョウヒョウプロIIIターボオレンジ
15.00
14.75
45.0
Hurricane Pro III キュウヒョウプロIII
15.00
10.25
42.5
Hurricane Pro II キョウヒョウプロII
15.50
10.00
42.5
Hurricane NEO III キョウヒョウNEO III
15.00
11.25
42.5
Nittaku Hurricane III ニッタクキョウヒョウIII
14.50
10.25
37.5
Nittaku Hurricane II ニッタクキョウヒョウII
15.00
9.75
37.5
↓Hurricane Pro III Turbo(キョウヒョウ プロ3ターボ)シリーズ(Hurricane Pro III Turbo Blue (キョウヒョウプロ3ターボブルー)とHurricane Pro III Turbo Orange(キョウヒョウプロ3ターボオレンジ))は同じスピードとスピン性能になります。
Hurricane NEO III (キョウヒョウNEO3)
・Sponge Thickness:2.10/2.15/2.20 mm
・Sponge硬度:41.0°
・63 g(切断前) → 51 g (Fine ZipでZhang Jike ALC (張継科ALC)に貼って)
Fine Zipで貼ると重いですね!この重量が良いと感じるかは人によると思います。
普狂NEOIII 2.20 mm 41°の3つの特徴
バチッ!という音なのに、全然ボールが走らない!それくらい弾まない!
このラバー、打球感が本当にマッドです。これぞド粘着!この感覚、身体が良く動くときには、フルパワーで打ちに行っても全然でおさまって相手は非常に嫌そうにブロックするのが楽しくなりますね。このあたりが好みが分かれるラバーだと思います。下がった時もループドライブを打つように下から持ち上げる打ち方がメインになりやすいですが、安定感は抜群です。下がるとZhang Jike ALC (張継科ALC)に貼っていてもやはり、打ち抜くのはかなり難しいと思いました。ただ、どんなボールでもチョリチョリ打てるので、ラリー志向の選手には持ってこいのラバーだと思います! 逆に打ち抜きたい人にはかなりストレスになるかもしれません。それくらい弾まないです。Fine Zipを試してみましたがやはり厳しいなーと感じました。また省チーム用Hurricane NEO III Blue Spone(キョウヒョウNEO3ブルースポンジ)と比較すると、やはりスピードドライブが打ちにくいですね。くい込みにくい分、省チーム用Hurricane NEO III Blue Spone(キョウヒョウNEO3ブルースポンジ)よりも多分にエネルギーが必要な癖に走らないです。普狂NEO3を使うなら、スピードで打ち抜くのはよほどの練習量とパワーが必要だと思います。
Yasaka (ヤサカ)さんの2020年発売の最新粘着テンションラバー、Rakza Z (ラクザZ)をレビューします。既にRakza Z Extra Hard (ラクザZエキストラハード)はレビューさせていただいてます。また2023年春にはRakza XX (ラクザXX)が発売予定ということで、楽しみですね!そんな中ですが、春になる前に改めて、Rakza Z (ラクザZ)について、説明・レビューさせていただきます。
Rakza(ラクザ)シリーズは非常に実績のあるシリーズで、古くは神選手が、全日本学生選手権優勝時にRakza 7 (ラクザ7)を、全日本選手権準優勝時にRakza X (ラクザX)を、使用されています。また、近年ではスマッシュを多用する異質なプレイヤーで明治大学の手塚崚馬選手が全中優勝時にラクザXを、愛工大名電の吉山僚一選手が2022年全日本ジュニア優勝時にRakza X (ラクザX)とRakza 7 (ラクザ7)を使用しています。決してマイナーなラバーではなく、トップ選手でも十分に結果が出せるラバーシリーズです!
細かくラクザシリーズを説明していくと、4種類のラクザラバーが存在し、それぞれ細かく異なります。Rakza Z (ラクザZ)には、Rakza Z (ラクザZ)とRakza Z Extra Hard (ラクザZエキストラハード)の2種類が存在します。Rakza X (ラクザX)は、Non Slip Sheet(ノンスリップシート、NSS)技術が採用されていて、他のラクザと一線を画す、高いグリップ力を持つそうです。性能値で見た場合には回転量はRakza Z (ラクザZ)の次にRakza 7 (ラクザ7)の方が高い値になっていますね。そしてシリーズ最速となるのがRakza 9 (ラクザ9)になります。またスポンジが柔らかいソフトはRakza X (ラクザX)とRakza 7 (ラクザ7)の2種で販売されています。このように細かい部分で異なる部分を有しながらも非常に人気の高いラバーシリーズがラクザシリーズということになりますね。 今回レビューするラクザZは、硬さもマイルドな粘着テンションラバーになります。そこで、今回はアウターALCへ貼って扱えるのかを確認していきたいと思います。
Rakza Z (ラクザZ)はRakza Z Extra Hard (ラクザZエキストラハード)と同様、重量はかなり重いですね。また大きく分類すると、ディグニクス系よりもテナジー05に近い硬さという結果になりました。ただしRakza Z (ラクザZ)はスプリングスポンジをもちいたラバーではないので、上の図や数値以上にRakza Z (ラクザZ)の方が硬いと感じるでしょう。 また細かい話にはなりますが、特徴的と感じた点は、shore aのシート側とスポンジ側の差で、要はシート側の方が柔らかく、スポンジ側の方が硬いのがラクザZということです。ディグニクス系ラバーは、シート側が硬く、スポンジ側が柔らかいということが踏襲されていますが、ラクザZや中国製のキョウヒョウはスポンジが硬くシートが柔らかいという傾向があります。このような設計のラバーというのはあまり多くはないですね。シートがあまり柔らかいと、球持ちが良い分、相手の回転の影響は受けやすくなります。この辺りは好みがわかれるところでしょう。
・かなりテンションよりの粘着ラバー 少なくともRising Dragon (翔龍)よりも弾むと感じました。Rising Dragon (翔龍)は個体差が激しいので、重い個体と比べたわけではないですが、軽い個体と比べると、Rakza Z (ラクザZ)の方がボールのスピードや回転量は上だと感じました。一方で、ディグニクス09Cなどと比較するとRakza Z (ラクザZ)の方が重いので、どうしてもパワーやスイングスピードがないといいボールがいかない感じがしました。
このRakza Z (ラクザZ)は、粘着ラバーの中でもかなりスピードを出しやすいラバーでした。あくまでも粘着テンションラバーの中で、というのがポイントです。かなりテンションラバーよりの性能ですが、その中でも弧線の強さと球持ちを感じやすく、扱いやすいラバーでした。個人的にはバックハンドで使うことで、安定感のある球持ちと回転量を維持しつつスピードも出せて非常に好感触でした。アウターカーボンにあわせていたこともあると思いますが、キョウヒョウなどの純粘着ラバーと比べると、スピード、特に初速が非常に速く、好感触でした。それでいてしっかり球持ちと回転量が得られ、ラリー志向の卓球に非常にあったラバーだと感じました。
癖は出ない分、扱いやすい!攻撃的で弧線も強い!
扱いやすいと感じたのは特にフリーでの下回転打ちで、ループドライブがかなり安心してふれました。それくらいしっかり回転をかけてドライブできると感じました。フォアよりもやはりバックハンドで安定感を感じましたので、自分が使うならやはりバックだと思います。TT彩たまの五十嵐選手も、バックハンドにこのRakza Z (ラクザZ)を使用されていたと思いますので、アリと言えばありなのだと思います。チキータも球持ちがいいので、かなり引き込んでからでも安定して打てるのはいいなーと思いました。威力というよりは初速の速さで相手の虚をつくようなチキータが狙えると思います。
リクエストもいただいていたXIOM (エクシオン)さんのOmega VII Tour i 50 (オメガVIIツアーi50)をレビューさせていただきます!トップ仕様で、エクシオンのラバーの中でも最も高価、最も性能の高いラバーになりますね。同類のラバーは、Omega VII Tour i 48 (オメガVIIツアーi48)、Jekyll & Hyde Z52.5 (ジキル&ハイドZ52.5)だと思われます。Jekyll & Hyde Z52.5 (ジキル&ハイドZ52.5)は購入済みで今年中にはレビューしたいなーと思っておりますのでその際に比較したいと考えております。それでは、Omega VII Tour i 50 (オメガVIIツアーi50)の説明になります。
Omega VII Tour i 50 (オメガVIIツアーi50) オメガVIIツアーiとは? 完全ハンドメイドによる特別仕様のプレミアムラバー。これまでトップ・オブ・トップのプロフェッショナルにのみ提供されていた門外不出の超希少品をリリース。圧倒的なパフォーマンスと感動的なフィーリングは、既存のラバーすべてを凌駕する。 完全オリジナルの特級スポンジ 最大の特徴は、オメガVII ツアー i専用のスペシャルスポンジ。素材の原料を一から見直して研究を繰り返し、熟練したラバー職人が長年の経験と繊細な感覚をもとに弾力性や気泡の大きさなどをコントロール。究極の球持ちと反発力を兼備した特級品となっている。 トップシートにも職人技を トップシートの構造や素材は通常盤と共通ながら、ゴム原料の配合から加硫、カッティングまでに至る製造工程を量産ラインから分離。1枚1枚が職人の手仕事によって丁寧に練り込まれ、精密に焼き上げられている。その仕上がりは超高品質で極上の性能を誇る。 48度&50度一一柔か剛か 今回リリースするのは、実際に使用するトップ選手からの評判がすこぶる良い48度と50度のスポンジを搭載した2バージョン。48度ではディープなつかみと驚異的なボールの伸び、50度では激烈な回転量と圧倒的な球速が手に入る。スタイルによって選択しよう。 突き抜けた価格に見合う性能 常識的に考えて、この価格をラバー1枚に投資できるプレーヤーが多くないことはわかっている。しかし、オメガVII ツアー iの製作にかかる手間暇、唯一無二の打球感、勝利を約束する高性能には値段以上の価値がある。選ばれし者の世界へ、意を決して踏み込もう。
https://xiom.jp/?pid=157086344
エクシオンさんの説明は誇張表現が凄いですね。でもこれを読むとラバーを使うときにとても楽しみになると思います。説明は、Omega VII Tour i 48 (オメガVIIツアーi48)と同じもので共通になっています。まープロ仕様を強調してますね。原産国はドイツですので、他のOmegaやVegaのラバー同様に、基本的には同じ工場で製造されているということのようです。
Omega VII Tour i 50 (オメガVIIツアーi50)は高い性能を持つことが良くわかると思います。唯一Omega VII China Ying (オメガVIIチャイナ影)と比較すると、Omega VII Tour i 50 (オメガVIIツアーi50)は回転性能で劣ることになっていますが、その分、Omega VII China Ying (オメガVIIチャイナ影)はスピード性能は、Omega VII Tour i 50 (オメガVIIツアーi50)の足元にも及ばないという数値になっていますので、やはりOmega VII Tour i 50 (オメガVIIツアーi50)はエクシオンのラバーの中でもトップオブトップのラバーだということがわかりますね。続いて、硬度比較になります。
このラバー、凄いポテンシャルのラバーですね。やはりOmega VII Tour (オメガVIIツアー)とテイストやマッドな打球感は似ていると感じましたが、上手にボールを捉えたときの威力やエネルギー効率はレベチで、Omega VII Tour i50の方が上でした。ボールの走り方、回転量、伸び、重量など、まさにトップオブトップの超高性能のラバーだと感じました。
マッドな打球感なのに、スピード性能も回転性能も超一級品!
もの凄いラバーですね。まずものすごく弾みます。例えると、有機系溶剤を使ったときのような弾みを感じました(もちろん一度も使っておりません)。打感はややマッドなのですが、スポンジとシートの戻りが綺麗にそろっているような、そんな品質の高さを感じました。この打球感は驚きましたね。ドライブを打ってみるとボールがうねるとともに、もの凄いボールの伸びを感じました。粘着ラバーで弧線の強いラバーを使っていることもあってか、このOmega VII Tour i50(オメガVIIツアーi50)は制御が難しくて、扱いきれないと感じました。このポテンシャルの高さは尋常じゃないですね。とにかく、今まで様々なハイエンドラバーを試打してきましたが、3本の指に容易に入るエネルギー効率のラバーでした。 ものすごさは、まだあって、普通スピードが出せるラバーというのは、あまりハードにぶつけるとスポンジやシートの粒がつぶれたり倒れたりしすぎて、ラケットにダイレクトにあたるような打感となって弾いてしまい、回転をかけにくくなってしまうことがよくあります。打感がマッドなこのOmega VII Tour i 50(オメガVIIツアーi50)は、ものすごい容易にスピードドライブが打てるのに、思い切りドライブを打っても、ちゃんと回転がかかりスピードドライブも打てる素晴らしいラバーだと感じました。この性能はもの凄いですね。このラバーは、明らかにTenergy 05 (テナジー05)を超えていて、Dignics 05 (ディグニクス05)級かそれ以上のラバーと言えるでしょう。
ボールの弧線は低く、スピードドライブはかなり伸びる!
Omega VII China Ying (オメガVIIチャイナ影)と比べると、弧線は明らかに低いですね。Dignics 05 (ディグニクス05)もかなり弧線の高いラバーなので、この弧線の低さは、このラバーの特徴だと思います。非常に弧線が低いので、スピードドライブが非常に直線的に感じ、相手にプレッシャーを与えることが可能だと思います。それでいて、ドライブの回転量もマニュアルですが、最大値は青天井のような感じで、最大限しっかりかけることができるラバーなので、驚異的だと思います。これ以上ないスペックでこれ以上を作ることが難しいといえるようなラバーだと思います。